rioshimanの日記
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2006年02月13日(月) 退院

午後、無事に退院。

血糖値の他に何処にも病気は見つからなかった。とりあえず安心。

仕事が待っていてくれるということが、こんなにも嬉しいものか。


2006年02月11日(土) 入院生活(6) 堂本尚郎展

病院を抜け出して世田谷美術館に堂本尚郎展を観に行く。
堂本尚郎は若い頃パリでも活躍し、センスある画家で昔からのファンだった。
しかし最近ではあまり表に名前が出て来ない。今はどうしているのかなと気にもなっていた。
先日NHK新日曜美術館か何かの記事でいま世田谷美術館で開催中であるのが分り、何としても行きたかった。
期日は昨年の12月17日から明日の2月12日まで。
この開催最終日までには退院できるのではと希望を持っていたのだが、担当医の意思により退院は月曜夕方と聞かされた。それで外出許可をもらって東京に出て行く。

世田谷美術館は渋谷から地下鉄・田園都市線5つ目駅「用賀」で下車し、徒歩約17分。

前回この美術館を訪れたのは「岡田謙三展」だったから今から10年、いやもっと前かも知れない。
駅前はすっかり様変わりしていた。都市計画により象徴的な高層ビルや新しい建物、レストランも揃い近代的な街になっていた。美術館のある砧公園までの路には小石が埋め込まれとても歩きやすく周りの景観にも気配りが見られた。が残念なことに一つ一つの作り物はとってつけた寄り集まりの感がする。



世田谷美術館は大きな砧公園の一角に居を構えている。公園には駐車場も整い多くの市民が家族連れでのんびりと余暇を楽しんでいた。

堂本尚郎がここ美術館で展覧会が行われるのは彼が世田谷区に住んでいるからだと分った。
だが彼のその後の創作活動は若かりし頃の名声の余韻を楽しんでいるというようなもので、新しい創造という私がある部分で期待していたようなものは存在しなかった。彼も70才をとうに超している。いいおじいさんになった。


2006年02月07日(火) 入院生活(5)

今朝起きるとうっすらと雪。昨夜から天気予報で今夜から明日にかけて雪が降るだろうと予測していたが、実際に白く積もった様子をみると嬉しくなるものがある。北国ではあれほどの被害が出ているというのに悪いと思う。

昨夜血糖値が急に87mg/dlと一桁に下がってしまって慌ててしまった。すぐに看護婦さんにそのことを知らせに行く。しかし部屋に帰って資料を調べてみると食事前の血糖値の正常範囲は70〜110mg/dl、何もびっくりすることはない。正常になっただけだ。しかし打っているインスリンの液量にあきらかに関係しそう。

やはり注射液量を半分にして下さいという連絡があった。このような場合には通例そうすることになっているらしい。担当医師や栄養指導担当の話で、血糖値が下がってくると段々にインスリンの量を減らし、今週中には注射を打たなくてもよくなって退院の段取りになると聞かされていた。その第一兆候が現れ喜ぶべきことなのだ。


2006年02月03日(金) 入院生活(3) iPod購入

昨夜、ヨドバシカメラ横浜店でiPodを買う。この店はJR横浜駅西口側に大々的にオープンして間もない。絵画教室からも3分ぐらいで行ける。

この日どうしても手に入れたかったので授業中に買いに行った。今日本当は仕事のちらし校正予定だったのだが、入院していることを理由に断っていたので、病院内で仕事をするためにはどうしてもiPotoをこの日購入して病室に持って行きたかった。
デスクトップ機に内蔵しているデーターを病室に持って行くノートブックに移し替えるための記憶装置なので携帯MO機でも良かったのだが、MO一枚の記憶容量は今のところ1.4メガ。それに比べiPodは安い方でも30メガの容量がある。それに音楽が聴け、写真やビデオも楽しめるなど他の用途も多いので少し高価なのだが良い機会なので買うことにした。赤い革製のカバーも付けて。音楽を聴くためにだけだったら恐らく購入はしなかっただろう。

しかし昨夜は病院に持って行く品物の用意などをしていたら時間が経ってしまい、iPodの説明書をMacホームページから取出しプリントアウト(65ページ)するだけがやっとだった。

iPodの利便さを真に知ることになるのは、次に外泊で帰宅した土・日曜の自宅で。


2006年02月02日(木) 入院生活(2) プリンター・インク

パソコン・プリンターのインクはとても高価だ。メーカーはプリンターの器械をとても安く販売して使用者を取り込み、インク販売の方で利ざやを稼ぐと聞くが本当にその通りだ。プリンター・インクカートリッジは一色1,000円近くするが、キャノンBJ9000では6色必要で、そのインクは2,3回のプリントでアッという間に使ってしまう。
私の持っている一番大きなプリンター、HP300のインクは一色5,000円ぐらい。これもプリントしていて見る見るなくなってしまう。パソコン・プリンターでの印刷では用紙よりインク代の方が高価だということを一般の使用者はあまり気が付いていない。これがメーカーの狙い目だろう。

この事にプリンターを使い始めてすぐに気が付き、インク代を安くあげるにはどうしたら良いだろうと探し始めた。そして昨日新聞に掲載された「インク詰め替え品」にも目がいったが、それ以上にリーザブルな「詰め替えインク」だけを販売しているのが分り、この方を先ず購入した。
だがこれを最初に購入した時には大変だった。インクを詰め替える作業をうまくするのには大変なテクニックを必要とし、しかも作業中に手がインクだらけになる。女性にはとても受ず、売れるしろものではないと思った。
ところが年々思考し改良が加えられ、今ではその時の1/3ぐらいの容易さで作業をすることが出来るようになっている。これは正規のインクカートリッジを購入するよりも1/4〜1/5ぐらいの費用でインク交換が出来る。私はこちらのインクを大量に購入し費用の恩恵を受けている。とてもありがたいことだ。

今日は午後から病院の許可を得て、楽しみの横浜絵画教室に出かける。
教室では仲間が興味を持って迎えてくれたが、その後自宅に帰って、明朝7時半までに病院に帰るまでに準備しなくてはならない用事がたくさんあって、睡眠時間をひどく削られてしまった。
だが朝にはちゃんと1時間前に目が覚め病院の約束時間には滑り込みセーフ。まず安心。


2006年02月01日(水) 入院生活(1)

今日は雨らしい。今朝起きて今日も曇りだなと思っていた。ところが目をこらすとベランダの端にどうも水滴らしいものが落ちている。病室の見晴らしの良い窓際からは大きな灰色の曇空しか見えないのだ。

今日は初めてインシュリンの注射をした。飲み薬だけでは血糖値は横ばいを保ち下がらないのだ。
朝食前の測定時に185あった血糖値はインシュリン注射後の昼食時前には112と完全に下降した。やはり効果テキメん。

インシュリン注射器は目的によって2種類使用しているが、この分野の研究も長いのだろう、注射器のデザインもメーカーによって様々、工夫が重ねられている。直線的でスマートなものから曲線を使ったもの。これも売上げ競争で少しでも他社をリードする手段。こうなると少しでも使い勝手の良いものをと優れた製品が生まれる。


朝10時頃にRI科から外来予定者が一人キャンセルになったので金曜日予定だった血管スキャンを、今日のはより精密な検査だがやらないかと勧誘に係がやってきた。担当医からも相談してみてはと言われているとのこと。私の心臓は全然大丈夫と思っているのでそんな精密にしなくてもと思ったのだがせっかくのこのチャンス、やってもらうことにした。
これが大変。脚漕ぎペダルに段々と重量をかけて限界まで疲れさせ、その際の心電図を描かせる。そして注射をして心臓の血管のどこかに詰まりがないかと精密なレントゲン・スキャンをする。
昼食後にまた注射を打ち、午前中に運動後にしたものと同じ内容のスキャンを落ち着いたところで再び。一日がかりの検査だ。

今日、隣のベッドにいた若者が退院した。3日間同部屋だったのだが帰るとき全然挨拶なし。最近の若者はこうなのかとちょっと残念だった。

院内売店で日経新聞を買う。
[キャノン逆転勝訴、インク詰め替え品「特許を侵害」]の見出しに目がゆく。
以前から気になっていた。私が現在使用しているプリンターの一つはキャノンBJ9000、3年程前に購入した。


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