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| 2005年08月26日(金) | チャリンコを買う |
大きな台風通過後の今日、気分転換に自転車を買おうと思った。今度の台風はこの都市の真上を通過したニュースが流れ、その通過後の今日は少し蒸し暑いが気分は爽快そのものだった。
自転車はずっと前から欲しいと思っていて目先だけは動いていた。
お盆前、あるホームセンターの店頭で折りたたみ式20インチ・緑色の目ぼしいものを見つけた。自家用車に載せて持ち帰れるし、もしこの店がクレジットカードを扱っている店であったなら恐らく買って帰っただろう。だが必要な２万円近い現金をその場には持ち合わせていなかった。
今日、自宅から歩いて20分ぐらいの中央公園の側にある絵画教室で人物を描いた後、近くにあるパルコに寄道をし自転車を見てみようと思った。無印良品の店である。以前からここの自転車デザインはシンプルだが素直に心に入ってくるものがあった。店頭にあった20インチの一番構造の簡単なものを早速に購入、カゴなどをくっつけてもらい、今度はそれに乗って帰って来る。教室に行くまでの約20分間、ゆっくりタイプの私はモデルさんがポーズをとる間際に到着することも多く、一時でも早く到着したい気持を抱えての歩行は心中あせるばかりで、その度に自転車があればと思って来たのだった。
自転車に乗るのは子供の頃から何十年振りだろう。10kgぐらいの絵具箱をバックパックに背負い、大きなキャンバスを脇に抱えての初乗りはバランスを取るのに大変だった。いつもは使わない太ももの一部にとても大きな力が加わるなど昔の感覚が戻ってくる。体のあちこちに痛みを感じ出した。
部屋で一眠りした後、夜には懐中電灯を付けて街に繰り出してみた。今まで車や徒歩で廻っていた街が新しい衣服を付けて現れたみたい。きっと街との新しい付き合い、新しい発見に出会えるだろう。
| 2005年08月18日(木) | 横浜桜木町 |
岐阜を10時に出発。３時頃横浜に着く。目的の東横イン桜木町にはチェックイン予定の４時より１時間早く着いたが入室OK。専用駐車場は工事中のため近くの駐車場タワーに入庫。支配人から寸志だと言って駐車料の差額を封筒で渡される。
横浜に寄った理由は夕方6時半から始まる毎週通っている絵画教室に顔を出すためである。今日は新しいモデル初日なので何としても参加したかった。車の駐車のことを考えたとき、以前に泊まる予定が寸前で中止になった経緯のあるこのホテルに泊まろうと思った。横浜みなとみらいの最寄り駅で、絵画教室のあるJR横浜駅までは一駅5分で行ける。
旅の疲れを洗い流し、車のトランクに積んであった絵画道具を引っ提げてゆっくりとホテルを出る。サラリーマンや観光客が多いためか桜木町駅前にはレストランや食堂のたぐいも多い。定食屋らしきに入って行くと外人カップルが上手に箸を使って丼物をおいしそうに食べていた。私もほっけ定食を注文、料理はしゃれた皿に載せられて出て来た。
教室の友人達とは２週間振りの対面。いつもの打ち解けた雰囲気が流れる。友人の何人かには私の実母が亡くなったことを話した。その一人から泊まっているホテルに慰め言葉が携帯にかかってきて驚く。
東横イン桜木町がもう少し静かな場所に立地していればもっといいのだが、すぐ近くに横浜を象徴する高層建築群が顔を並べ、後側には昔から有名な繁華街・馬車道なども隣接していて贅沢は言えない。
| 2005年08月17日(水) | 徳島県立近代美術館 |
高知県西部の自宅を朝10時に出発。何処にも寄らず余裕をもって高速道路を走る。今日はともかく一時も早く今晩の宿泊地・岐阜まで走って到着し、ホテルに落ち着きたいと思っていた。数年前に徳島道（徳島県を東西に貫通）が完成し、淡路島を通り抜け、明石大橋で瀬戸内海を渡って本州に出るルートはとても便利になっていた。
数週間前のNHK新日曜美術館で「黒田清輝展」が徳島県立近代美術館で開催されるという予告を見てカレンダーを調べてみると、丁度私が帰郷する期間にあたっていることが分かり、チャンスがあればそれを見に寄ってみようと思っていた。
徳島で一旦帰路コースを外れ、南に位置する美術館に向かう。高速道路出口でもらった地図を見ながら走るが、少し近道をしようと思ったため迷子になってなってしまった。画廊を兼ねた喫茶店に入り美術館の場所を尋ねる。一度訪れればすぐにでも分かる場所も最初はなかなか見つけられない。大きな川の向こう側にやっと目ぼしいそれらしい建物が見えた。
高知の場合もそうだが、地方都市である徳島でも都市計画により公園が整備され、とても立派な文化施設が張り合うように建っている。
展覧会の内容よりも、このような文化施設が立派に機能している様子を見て感動を覚えてしまった。
この日、高速道路は全行程の半分ぐらいの岐阜羽島で降り、予約していた東横イン名鉄岐阜に向かったのだが、高速道路位置とホテルのあるJR岐阜駅前がこんなにも離れていたことに地図上では気付かず、随分と長距離を走ることになった。
東横イン・ホテルチェーンは私が海外旅行をする時に停泊しているホテルレベルとほぼ同じぐらいで、２年前にJR新大阪中央口でお世話になって以来、会員になって快く利用させて頂いている。