rioshimanの日記
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今日の地震は私が今まで体験したものの中でも最大の方になるだろう。
最初にグラっとした時、まだ小さいが明らかに縦揺れだったので、知識上これは相当に大きな地震になるのではないかと直感した。その通り、次に来た揺れは凄いものだった。体が数十センチ数度にわたって浮き上がった感があった。まわりの書棚本は飛び出すか否かの限界、本箱の中でジャンプしていた。それに続く後揺れが1分間ぐらいはあっただろうか。いつもは何とかなるとめったに慌てない私なのだが、今回ばかりは少なからず恐怖感を味わった。
丁度、新宿のヨドバシカメラと絵画材料の地球堂に調査と買い物のために出かけようと身支度をしていたところだった。昼には出かける予定だったが、インターネットで調べものをしたり写真の整理をしているうちにこの地震が起こった。4時半ぐらいだった。すぐテレビ画面上に地震のテロップ文字が流れ始めた。震源は千葉県北西部で震度5強。相撲番組も面白くなって来ている。もしかしたら出掛けてなくて良かったかも知れないと感じ始めた。
そのうち画面に交通規制の情報が加わった。東京を中心に電車や高速道路があちこちストップ。私の乗る新宿までの電車は全部駄目だ。相撲を見ながら横目で電車情報を見ていたが、この私の乗ってゆく総武・中央線は夜遅く最後まで規制が残った。新宿駅の混乱ぶりがテレビ画面に映し出されている。
新宿には明日行くことにした。
| 2005年07月21日(木) |
パソコン・モニター故障 |
一ヶ月ほど前、仕事用にと23インチのMac純正モニターを購入した。使ってみると広い画面に色んなものが入れられとても快適。でもその内にそれが当然のことのように思えてくるので慣れとは恐ろしいものだ。
だが一週間ぐらい前からこのモニターの作動が不規則になり、ついに反応しなくなって使えなくなってしまった。いろいろ自分なりに調べてみるが原因が分らない。 かと思えば、ある朝起きて使ってみると何の異常もないように当たり前のように動く。でも今は全く駄目。秋葉原にまた持って行かなくてはならないかと考えている。
幸いにもメールなどはノートブックがあるので大丈夫だが、写真などを使う仕事関係は全く駄目で不自由。Windows機の方で使っている15インチのアナログ・モニターを一時期借りなくてはならない。
仮の安いモニターの購入をとも思い調べてみると19インチのものが4万円台と驚くほど価格が下がっている。メーカー間競争の激しさがその理由だろう。これではそれら企業の利益が少なくなるのも仕方がない。
| 2005年07月05日(火) |
ウィーン公園の J.シュトラウス像(続) |
写真を左右反転させて眺めていると、ふと右下の花壇土台に何かが書かれているのに 気付く。

その部分を拡大してみると、

ドイツ語だ!。そしてこのままで文字は問題なくはっきりと読める。
やはり「右手で弓を持って弾く」像の方が正しかったのだ。
それにしても市販の写真が間違っているとは。危ないところだった。

これがいつもの見慣れた像の正しい姿だ。やっとスッキリした気持ちになった。
後記;先日友人宅でこのブロンズ像が金ぴかに塗られている写真を見て又ビックリ。 撮影日をみると1998年。友人がウィーンに行った時に撮影したものだ。 ヨハン・シュトラウス生誕何年かの記念時に全身をそうしたのだろうか。
| 2005年07月04日(月) |
ウィーン公園の J.シュトラウス像 |
毎年制作しているウィーン・フィル室内楽団演奏会のポスター。今回ウィーンの雰囲気を出すのに最後にたどりついた方法は、ウィーン私立公園内の正面に建つ J.シュトラウス像をバックに取り入れること。
最初はヨーロッパ調の模様などの資料を探し回り、使えそうなものをバックに組入れて眺めていたのだがどうにもシックリと来ない。
そこで数年前に購入していた外国都市シリーズ、ドイツ・オーストリア版CD-ROM(価格13,000円)から、今回の演奏曲目に含まれる作曲家ヨハン・シュトラウス2世の例の有名な銅像を入れることにした。
早速、演奏者たちの顔写真との合成写真。シュトラウスの像を画面の左右にあちこち配置しながら模索、なんとか校正までたどりつき先週音楽ホール宛メールに画像添付送信をして今日やっと校正OKの返事があった。

ポスター、チラシを印刷会社に発注するのは明朝だ。細かいところを修正しながらパソコンの前でゆっくりと仕上がった原稿画面を眺めていて、ふとあることに気付いた。
このヨハン・シュトラウスの像はヴァイオリンを左手で弾いているが彼は左利きなのだろうか? よく道具には左利き用という特殊なものがあるが楽器ではあまりそういうことは聞いたことがない。 ヴァイオリンやピアノでは演奏上どちらが利き手でもそんなに問題ではないはずだ。ギターなどではどうだ。 ちょっと調べてみなくてはならない。
そこで音楽仲間ホームページ掲示板に疑問点を書込んで、知っている人がいるかどうか呼びかけてみようか? その方法も良いが、先ずは友達に電話を掛けてみることだ。
一人目はご主人が出て来て本人は留守。ことづけをする。
二人目は在宅。「私もウィーンに行って、その銅像を見たけど右手で弾いていたように思うんだけど」 そうだ、私も20年ほど前にウィーンに行って写真を撮って来たんだっけ。しかしその写真は今どこにいったのかとても見つけ出せない。 「きっと写真は裏焼きされて、左右反対になっているんですよ」 しかし世の中にはいろんな例外というのも実在するしなぁ。
そうしているうちに音楽之友社「音楽史大図鑑」内にシュトラウスが右手に弓を持って演奏している写真が出て来た。でもこちらの方が間違っている可能性もあるし、まだ信用出来ない。
夜になって昼間留守だった友人から電話が掛かってきた。 「ふ〜ん、あまり聞かないけど左指をドアなどで挟んで怪我をした人が弓を左に持ち替えて弾いている、というのは聞いたことあるけど」
どちらにしても「左手に弓を持ち演奏する可能性は限りなく薄い」と感じてきた。
ところが真夜中になってどちらが正しいか、その決定的な証拠を見つけることになる。
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