rioshimanの日記
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| 2005年02月23日(水) |
ギリシア旅行スケッチ修正 |
'04ギリシア旅行日記に掲載していましたスケッチの中、一番大きなスケッチブックを開いて描いた絵の中央に折畳み線が入っていましたが、不評でしたのでその線を全部パソコンで取り除きました。
このスケッチブックは飛行機持ち込みのカバンに入る最大の大きさF6版を開き、左右合わせて一面12号にして(横660mm×縦420mm)描ける大変便利なもの、価格もとてもリーズナブルで前回の旅行から愛用しています。
実際に現場で描いたものをそのまま見てもらいたい気持ちがありましたので、カメラ撮影したものに修正を加えず載せていましたが、初めて見る方には目障りに写るかも知れませんね。画面は線を消してスッキリとしました。
これからの旅行にはどういう画材をどういう方法で持って行こうかと(大きなスーツケースも用意して)今も色々と検討しているところです。
'04ギリシア旅行マップ
先日、ギリシア関係のホームページを見ていたら「ギリシア悲劇」公演のところに SPAC(静岡県舞台芸術センター)公演予告で私の故郷都市でも2月20日(日)14:00から「リア王」が公演されることを知って少しならず心に留めていた。そしてその公演日は偶然にも私が帰郷している期間内に当たっていた。
私はいつも帰郷する時、羽田空港から約1時間10分で高知空港まで飛び、その場でレンタカーを借りて凡そ1時間半西方向に走って自宅に到着する。空港近くに姉宅があり、そこから高速道路に乗るまでに今回は回り道をして偶然にもその公演会場になる県立美術館の前を通った。
県立美術館の名前だけはこれまで時々目にしていたが、実際にその建物をこの目で見たのは一昨日に帰郷した、この時が初めてだった。 美術館は私が予想もしていなかった本格的にとても力を入れた素晴らしい建物だった。私がこの都市で高校生時代を過ごした日本のバブル前期にはとてもイメージが結びつかないような立派な様相で、一種の驚きのようなものを感じた。最近は町のあちこちに高層建築物がたくさん目にするようになって随分と変化して来たと感じているが、昔ながらの建物もそのままに取り残されているのもよく見かける。やはりこの町も今日不況の影響をまともに受けて苦労していることを耳にしている。
帰郷3日目に時間に余裕が出来たので、この公演を見に行くことにする。施設全体を見てみたい気持ちもあった。
この会場、県立美術館ホールは能舞台も備えている本格的なもの。座席400ぐらい。
ホールには高速道路を使って開演1時間半ぐらい前に着いた。だが公演ポスターには「チケット売切れ」の表示。まだドアは閉められたままなので一先ず美術館の方に足を運んで常設展や美術図書館などを見に行く。この様な公演は満員の場合でも、自分の今までの経験で、1割ぐらいの人は風邪などの理由でキャンセルする人があり当日に来た人も入れることが多いので、何とかなるだろうと思いもう一度ここに戻って入場を待つことにする。
開場時間の13:30に入口に行ってみると、キャンセル待ちの先客がすでに3名列んでいた。受付の人は開演寸前にならないとどうなるか分からないと説明していたが、後ろにはいつの間にかキャンセル待ちの人が10人ぐらいになっていた。 14:00になり入場OKが出てチケット購入をして会場に入ってみると、後から入った人も十分に座れた。開演はそれから5分後だった。
出演者はさすがプロの役者さんたち、眼光鋭く迫力あるもの。だが主人公の「リア王」には格段の存在感が必然的に求められるのだが、他の役者さんたちとそれ程差がなく感じられたのは残念なことだった。
シェイクスピア原作のこの劇のあらすじは凡そ掴んでいたが、鈴木忠志演出による此れ等役者さんたちによる同劇は今までにどこかで見ていた記憶があった。特にこの劇は手に持った書物中の物語だと笑い飛ばす看護婦役の男性はとても印象的で顔を覚えていた。記憶を辿ると、どうもNHK教育テレビかNHK.BSで以前に放送されたものを見たらしい。それ以外には考えられない。
だが実際に会場に出かけて見る劇は迫力が直にこちらに伝わって来て、また違った新しい感覚が味わえてファンには堪らないものがあるだろう。印象が暗いのが私には少し抵抗があるのだが。
次の機会には是非「ギリシア悲劇」を見てみたい。
| 2005年02月16日(水) |
ギリシアの郵便物事情 |
2月1日付けでアテネで買った壷が3ヶ月もかかってこちらに到着したというのを書きましたが、同様なことが書かれているのをギリシア仲間のブログに見つけました。私が紹介するよりもずっと面白く描かれているので下に記しておきます。興味ある人はご覧あれ。
これらは只今話題沸騰中のライブドアのブログを使用しています。
「ギリシアの郵便事情」
藤原新也氏が紹介している映画「サンサーラ」ロードショーを見るため、恵比寿の東京都写真美術館に足を運ぶ。主題が世界の放浪旅であり、出演者ヴァイオリニスト/イヴリー・ギトリスやピアニスト/マルタ・アルゲリッチがどのように映画内で使われているのか等、何となく私の探究心をくすぐるものがあった。監督自身がサウンドトラックを手がけ、ジャズ界の演奏家が競演しているというのも映画が面白いのではないかという臭いを感じた。
監督はまだ30代の新人、自らパーカッション、チェロ、サンプリングの全てを手がけ、ジャズ、クラシック、ヒップホップなどジャンルを超えたオリジナルティ溢れる音楽が次々に展開されて行き、とても気持ちが良い。画像も決して固定されたものではなく変幻無限に自由に流れてゆく。まことに実験的な画面だ。私も見ていて少しからず考えさせられ可能性の刺激を受けた。だが決して一般受けする作品ではない。
映画が終わって外に出ると、気持ち良い疲労が残っているのを感じた。
この場所、恵比寿ガーデンプレイスはあるビール会社の敷地だったが、数年前に地区改造をしてからは日本でも最も垢抜けた地域となった。歩いていても本当にすばらしい気持ちになる。アベックなども他あらぬ気持ちで行動出来るようだ。
この辺りだと大崎駅や品川駅周辺も、まことに立派になった。
| 2005年02月07日(月) |
04ギリシア旅行地図作成 |
昨年のギリシア旅行で訪れた島々(10ヵ所)の場所と、その間を移動した日や滞在した日程を図にしてみました。データ容量を小さくするため、ややボケていますが何とか読めるようです。
'04ギリシア旅行マップ
昨日まで仕事や行事などで忙しい気分で日々過ごしていましたが、また少しずつ日常を記して行きます。
| 2005年02月01日(火) |
アテネで買った壷が届く |
今朝、昨年のギリシア旅行でアテネで購入した壷5点が荷物郵便で届いた。半分諦めかけていた荷物だった。 購入したのは昨年10月28日。あまりにもこちらに届くのが遅いので、もしかしたらこれは詐欺か事故に遇ったのではないか困ったものだ、こういう時はクレジット・カードでもしも買っていればこのように問題が起こった時には店名も書類もコンピュータに入っているので後で処理するのも簡単だが、この時には現金で買ったので失敗したなぁと反省もしていた。そしてギリシア観光局に相談を持って行くべきか否か…と考えていたところだった。この間3ヶ月余り。何がなんでも。
荷物に同封されてきた書類の内容を調べてみる、いったい何日にアテネから発送されたのかと。
はたして、向こうから発送された日は………。
発送日を見ると……何と05年1月24日となっているではないか。今日からたった8日前である。10月28日から1月24日、凡そこの3ヶ月間近く、その間いったい何をしていたのだろう郵便局は。それとも?陶芸屋は品物が店から出て行ってしまうので同製品の焼き増していたのか?。どちらにしてもとても信じられないことだ。
今でも、ギリシアから出したハガキが一ヶ月後に日本に届いたというのも聞いている。私がギリシアから出したハガキ等もはたして着いているのだろうか、確認してみなくっちゃぁ!。
これらの壷を買ったのはアテネで唯一ケーブルカーのある「リカヴィトスの丘」への登口駅、その真ん前にある陶芸屋さんである。そこは年老いたお爺さんとお婆さんが二人で経営していた。
商品を説明してお客さんに勧めるのはもっぱら奥さんの役目、ご主人は陶器に絵を描く職人で今までこんなに賞をもらったんだ、と記事になった新聞や雑誌をこちらに見せながら絵の素晴らしさを強調して説明、次々にその絵が描かれた商品を持ち出してきて見せる。 だが残念ながらそれらの絵は線も弱く価格ほどに良いとは感じられない。私は実用性のある壷を最初に4点選んで買い、そして頭上の棚にあった形の素晴らしい形の壷を見つけて一点追加した。全部で3万円ぐらいだっただろうか。奥さんは1点100ユーロぐらいのご主人の作品が売れないのをとても残念がっていたが。
品物を買った時、日本まで航空便で何日ぐらい掛かるだろうかと訊くと「7,8週間」という答えが帰ってきた。エッ、あまりにも時間がかかり過ぎる、ざっと計算してみてそれじゃあ今年中には届かないかも知れないと思ったのでもう一度尋ねてみた。「7,8日じゃぁないですか?」「いや、7,8週間だ」
私は航空便で送るという返事を確認していたので、まさかそんなにかからないだろう、なにかの間違いだろう、と安心していた。
サントリーニ島でその3日前に買った5つの皿はこの日記にも記したように既に11月10日に到着している。
今日到着したパッケージは内容物を色々点検したのだろう、そのような痕跡があちこちに見られた。海外に送る小包は係員の前でパッケージを開き検査を受けるということも聞いている。
それにしても……。
品物を購入した時の喜びはもうとっくに薄くなっている事に気付く。
これらを眺めていると贈呈用のほか、油絵用筆立てに使えそうだ。
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