rioshimanの日記
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2004年04月25日(日) 展覧会

明日から展覧会に出品するというのにこの夜12時になろうとする今でもまだ絵に手を付けていない。
昨日は佐々木豊先生が是非と薦めてくれる開光一の展覧会を夕方時間を気にしながら京橋の椿ギャラリーに見に行った。
先生から頂いた地図のコピーには画廊の名前が椿近代画廊となっていたが、早速ノートパソコンで調べたら、その名の画廊は新宿にあって、京橋のほうはギャラリー椿となっていた。それをめがけて東京駅から歩く。八重洲ブックストアの側を通りすぎ、高速道路の下をガイドにして目的の画廊を目指す。
その画廊はすぐには分からなかったが、そのあたりを2,3回往復してどうやらそれらしい会場を探し出した。内部は改装したのかモダンな作りとなっていた。
プロというものは必ず自分のこれだというアッピールを作品に持っている。そしてここだという精密な神経性も。
この画家は絵全体はおおまかだが色彩、顔面、手の先の表情など自信を持って描いている。
先生が現在最も作品の売れている画家だと言っていたが、昨年日動画廊で見た時には驚きを持って見、画集も購入したのだが今年はそれほど刺激を感じなかった。テクニック的なことはうまくなり絵も締まってきているが。
白、黄土、セピア、赤などの色はとても個性的。内容の常識的なものより、より奇抜で官能をくすぐるものの方が先に売れている理由もよく分かる。

展覧会に出す絵も昼間、高知にいかなる手段で帰るかと合わせて色々と考えた。そして一番自信を持って発表したい1点だけ作品を出そうと思う。横浜では私の友人は殆ど来ないし、それも一つの手だと思う。


2004年04月24日(土) エア・マック

昨夜買ってきたエア・マックは昨日に引き続き朝起きてラジオ語学講座の放送をバックに聞きながら手探りで設置する。
解説書を見ても別にソフトをパソコンに組み込むようなことも載っていない。ただ機器を設置するだけなのに狭いスペースにどう嵌め込むかが問題になってしまう。その電話線が出てくる近くの電源にはテレビ、ヤフーのモデム、携帯電話のバッテリー充電器など、タコ足どころかその倍ぐらいのコードがからまっている。その中に先ず押し込めて試験操作を体験し、見た目の体裁をととのえるのはそれからだ。
頭を悩ましながら配線をすると、2・3回試行錯誤を繰り返したが、こんなのいつものことだと思いながら頑張るとうまく行った。やれやれ。一番楽なテーブルで、楽な姿勢で、テレビなど聞き流しながらこうして日記を書けるのは昨日も書いたがラクチン、ラクチン。

それにしても今日は明後日から始まる展覧会の絵を描くのもそうだが、東京に行って先日池袋西武で買ったジャケットを取りにも行かなくてはならない。こんな大変な時間のない時になんでや。


2004年04月23日(金) ノートパソコン購入

以前から田舎に帰った時、パソコンがなくメール等もチェック出来ないので落ち着かなかったが、この21日にマックから新PowerBookがリーズナブルな価格になって発表されたので以前から欲しいと思っていた機種だったこともあって思わず何のためらいもなく買ってしまった。
デザイン的にはソニーの何機種かもとても格好良く好きであったが、やはりマックは使い慣れていることもあって、こちらは仕事に使うのにも好都合、それに洗練されたデザイン、全然嫌みはなく満足できた。
昨日ヨドバシにインターネットで注文、今日お昼にヤマト宅急便で配達されてきた。
そして製品に少し触れているうちにやはり関連機材がいくらか必要なことが分かり、夕方には駅前のヨドバシに買いに行く。
AirMac Extreme。すぐに必要かどうか、それに少し高価なので迷ったが購入。部屋のどこででもパソコンが使えるという便利さを一旦味わうと、成るほどそれはそれでとても心身に快感であるのが分かる。
こういうことにはまり込んだら他のことも忘れてふけるのが自分の性格。今日も音楽会プログラム制作の仕事を追い込まなくてはならなかったのだが、それは後回しにしてどうなってしまうのだろう。
今もこうしてノートブックをセットして日記を書いている。この便利さにはとてもやみつきになりそうだ。


2004年04月22日(木) このかた

このかた、なかなか日記を書けないでいる。
普段は書きたいものを探すのにちょっと苦労をするが、最近では私の周りに起こることがあまりにもドラマッチックで目まぐるしくて忙しすぎて日記にも書けないというのが現実である。
昨日の新宿の「混合技法」教室には授業時間内にようやく到着した。というのは朝から画題・画材など用意していて自宅を出たのは朝10時半にもなっていた。
それからJR駅に電車に乗ろうと行ってみると快速電車が目の前でゴーッと出たばかりで次の快速までは15分もある。仕方なく普通電車に乗り込む。そうすると新宿までは到着に10分以上も差が出る。少しでも早く着きたいときには時間の差でもとても損をしたように感じる。
新宿の「混合技法」教室では今は「水」を取り扱い、透明なガラス瓶に入った水等を如何に表現するかの目的で絵を描いている。今日は皆の手法を見てキャンバスの地塗りをしただけだった。
しかしその教室の後に東京でいろいろな用を足すのに時間が用意されている。昼食にはいつも行っている「東京食堂」のさっぱりとした味が恋しかったが、そこまでに行く道筋にとても目立つ看板ができているのに気づいた。それは「江戸大弁当?」(もう一度調べる)。とても目立つ。これはデザイン・ロゴの勝利だと思う。否が応でも一度は足を運びたくなる。庶民の食を味方にしたという感じがする。
その後ヨドバシに寄り、「In the Room」に画題を探しに足を運ぼうとするが時間の関係から池袋に周り、夏用カジュアルスーツを購入。


2004年04月10日(土) バルテュス

今、イタリアのジャーナリスト、Costanzo Costantini が1989年から96年にかけて、バルテュスとおこなった数回の対談をまとめ1996年にローマで出版され、昨年白水社から邦訳され出されたものを読んでいる。これはとても興味深くて面白い。
彼は同時代の世界を代表する芸術家のほとんどに面識があるが、その人たちの性格など好き嫌いを容赦なく切り取っている。例えばセザンヌはとても怒りっぽい人であらゆる人を酷評しているとか、フェリーニとの親交ぶりを話し彼が亡くなった時の落胆ぶりやシャガールを一度もいいと思ったことがないとか。
とにかく画家がそこにいるかのように感じられる。
バルティスの運命にもっとも大きな影響を与えたのはアンドレ・マルローとの出会いで、ローマのアカデミー・ド・フランス館長に指名し、日本への旅をさせそこで妻になるセツコに出会い彼の人生を変えることになる。本当に魅力的な人物だったようだ。
私は明日からまた四国行きで、この本を図書館に今日中に返さなくてはならなく大急ぎで読んだので、また改めて借りゆっくりと読んでみたい。


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