台所のすみっちょ...風子

 

 

柔軟。 - 2004年05月29日(土)

先日、冷凍庫にエビ3匹と鮭一匹が半端に余っていたので、

それを細かくたたき、水切りした豆腐とあえて油で揚げ、

がんもどきのようなものを作ってみた。

なんと、適当に作ったわりには旨かった。


それ以来、主婦である私の料理心がなんだか騒がしい。

昨日も一緒にお昼を食べた友人M子と煮魚の話になり、

ウズウズしたので、近くのスーパーで魚の切り身を買い、

家に戻るなり早速煮てみた。


お恥ずかしい話だが、魚を煮るのは10年ぶりであった。

本当は金目鯛が良かったのだが、高かったので、

皮の色が似てる「赤魚」という魚で挑戦。

大根と違い、煮崩れしやすかったっけ・・などと思いつつ

煮汁を先に作ると、とても10年ぶりとは思えないぐらいの、

普通に旨い煮汁が完成した。


だが、気を良くして、魚を入れた瞬間、

私は信じられない光景を目にし、鍋の前でヘラヘラ笑ってしまった。

煮立った汁の中に、切り身を皮のついてる方から入れたら、

一瞬にして、身から半分のところでクイ〜〜〜〜ンと魚がツイストしたのだ。

それはまるで、腰を360度ひねりました、といった感じで、

おまけにツイストしたまま、2つに折り曲がったのだ。

しゃん!と伸びていた切り身が半分ぐらいの長さになり、

その様は、のけぞってるようにも見え、

皮のうろこの部分が煮汁でテカっていたのも手伝って、

なんだか、シャチホコそっくりであった。

いったい、何がいけなかったのか?


私は、あんなに体の柔らかい魚を今まで見たことがない。


おしまい。


...

ドライヤー - 2004年05月27日(木)

この前、妹に会ったら彼女の髪が

つやつやのさらさらになっていた。

最近購入したマイナスイオンドライヤーのおかげ様だという。


これは私も買わなければ!と思い、

Webで調べたり、電気屋に行ったりとリサーチすること一週間。

そして、「今日は買いに行くぞ〜!」とはりきっていた昨日、

なんと旦那の「婿入り道具」である、結婚当初から使っていた

洗濯機が壊れてしまった。

すすぎから脱水の連動がうまくいかず、水を排水せずに

脱水の手前で止まってしまう。


洗濯機は高い・・。ここ2年あまりの間に、掃除機、電子レンジ、加湿器と

さまざまな家電が壊れてきたが、買い換えるとなると今までのものとは

比較にならないほどの出費と言ってもよく、

もはやドライヤーなど買ってる場合ではない。


さらさらと風と戯れる私の髪・・。

初夏の日差しにキラリンと光るキューティクル・・

そしてそれが作り出す天使の輪・・・。


洗濯機を眺めながら、

そのすべての夢がゴーゴーと音を立てながら、

きれいサッパリ洗い流されて行くのを

私は感じていた。


おしまい。


...

体質。 - 2004年05月26日(水)

旦那は私より年下。

この関係はいつまでも続くわけで、

私は彼のことを、どうも弟のように見てしまうところがある。

だが、さすがに30歳も半ばに差し掛かった今日この頃、

彼も大人として、最近では私に対してずいぶんと弁が立つようになった。


昨日の夜がまさにそうだった。

一足先に布団に入った彼を見て、

私が「明日は何時起き?」と声をかけた時だった。

もちろん、聞いたところで、朝、彼のために何かするわけではない。

ほんのおやすみの挨拶代わりだったのだが、

私の「一応聞いてみた」的な声に、彼はそれを読み取ったのか、

7時10分に起きる、と告げたあと

「もちろん、おまえも一緒に起きて、絞りたてのバナナジュースに
 トーストとコーンスープを用意してくれるんだろ〜
 そうだなぁ〜、バナナジュースにはりんごと、にんじんも入れて
 欲しいなぁ〜、楽しみ〜、よろしく!」

などと、ニタニタしながら言うのだった。


「なに言ってんの!」と返すこともできた。

だが、そんなふうに言われると、普段起きていないことが申し訳ない

ように思えてきて、私は一瞬、窮してしまった。


そして今日、私が起きたのは昼近い11時。

昨日あんなふうに言われたというのに、目覚めはさわやかだった。

朝は彼の食が細くなり、ほんのちょっとしか食べないという

いうことを寝る前に思い出し、

さらに、どっちみちたくさんは食べられないんだから、がんばって起きて

作ってもね〜、と思い直したからだ。


食べない理由は

「ちゃんと食べるとさ〜、電車の中でうんこしたくなっちゃうからさ〜」

ということらしい。

私は彼に言いたい。

妻に朝ご飯を期待するより、あなたのすぐもよおす体質を変えるのが

先でしょう!と。


おしまい。


...

カニ。 - 2004年05月25日(火)

私のバイト先の責任者は、30代半ばの男性で、

顔が蟹そっくりである。

彼は、今年の4月から今のポジションについた。

それから2ヵ月が経つのだが、彼に代わってからというもの、

どうも、バイト先の居心地が悪い。


原因は彼のその真面目さにある。

前の責任者は女性で赤塚不二夫のマンガに出てくるような、

まさに、アジャパー!といったような、

ほど良いいい加減さがあったのだが、

蟹男にはそれがなく、

口を開けば何かと規定では・・規定では・・とうるさい。

例えば、就業時間。

前任者はさすがアジャパーなだけに、かなりあっけらかん

とアバウトで、急に遅刻するときなど、電話でその旨を伝えれば、

何の問題もなく、急いで走って事務所に到着しようもんなら、

「そんなに走らなくても良かったのに〜」などと

怒られるどころか、逆に、そこまでして来てくれてありがとう!

ぐらいのニュアンスがあった。

それが、彼の場合は「規定では遅刻が続くようだと減給ですよ」と

憎たらしい。

その他にも、一度本社と話がついていた条件まで、

他の部署のバイトさんたちと比較して蒸し返したりするから、

私と仲のいいSちゃんなどは

「なぁ〜んか、、仕事やりたくないなぁ〜、、辞めよっかなぁ〜」

なんて最近では言す始末で、私は雇用主ではないが、人が足りないので

今、彼女に辞められたら困る、、と大焦りだ。


彼のその融通の利かなさ、カチカチさは

専用のハサミでしか割ることのできない、まさに硬い甲羅と言っても良いだろう。


この人はもしかしたら、本当に蟹の生まれ変わりかもしれない・・と、

最近ではかなりの確信を持って思っている。


おしまい。


...

猿人と海。 - 2004年05月24日(月)

もう何年も見てないが、

私と旦那の愛の奇跡を閉じ込めた2人のアルバムに、

一枚の写真がある。

それは、新婚旅行で行ったハワイのアラモアナビーチでの一枚。

海で泳いでいた彼が、それを止め、浜辺にいる私に向かって

微笑む姿だ。

手を肩幅まで開き、大股開きで突っ立つゴツイ彼。たった今海の中から

現れました、といったその姿は、

長めの髪がオールバックになっていたこともあって、

半漁人?という言葉を私の頭に浮かびあがらせたものだ。


先週の金曜日、久しぶりに海での彼を写真でみた。

サーフィンの、まさに彼が波に乗ってる瞬間の写真だった。

一緒に行った友人の奥さんが撮ってくれたものだという。

さすが2年近くやってるだけあって、

形が決まっている。

意外な恰好良さは予想外でちょっと驚いたのだが、

一目見て、顔がいつもより・・な・・長い?・・ことに

気がついた。

よく見てみると、よほど気持ち良く乗っているのか、

口を縦長に開けて「うぉ〜〜〜〜〜〜〜!うぉ〜〜〜〜〜!」と

雄叫びを上げているのだということがわかった。


板に乗ってはしゃぐ・・・猿人?

今度はそんな言葉が頭をよぎった私だった。


おしまい。


...

プロポーズ。 - 2004年05月21日(金)

ご飯を食べ、旦那と2人、換気扇の下でタバコを吸っていたら、

「今日さ〜、いいもの見つけたよ〜」と

彼がニコニコしながら言った。

聞けば、いいものとは会社のことで、それも

かなりの規模なのだそうだ。とある場所を歩いていて、

偶然見つけたらしい。

「俺、そこに飛び込みで営業かけようかと思ってんだ」


彼の声はどことなく上ずり、まさに「やったるぜ!」といった感じであった。

営業の仕事について、彼もはや、12年。

今までの経験が、積み上げてきた実績が、

営業の血を燃え上がらせているのだろう。

で、彼は

「まずさ、Webで電話番号を調べて電話すんのよ。
 で、アポを取るときは疑問形はだめなんだなぁ〜。
 伺ってよろしいですか?って言って、結構です!って言われたら、
 話終わっちゃうから。」

と私に言い、

「行きたい時間、例えば三時なら三時に行きますっ!みたいな感じで、
 こっちで決めちゃって、押すのがコツ」

と続け、

「まあ、そうするとだいたい上手く行くね!」

と得意そうにタバコの煙を鼻から吐いた。


ゴーゴーと音を立てる換気扇の下で、自信に溢れた彼の営業テクを聞きながら、

私は何故か、彼からプロポーズをされた時のことを思い出していた。

あ〜、だからプロポーズの言葉は、

”結婚してくれる?”じゃなく・・・

ズバリ、”結婚決めたよ!”だったのか・・と。

そして、

自分が彼のテクにまんまとひっかかった、ということに気がついた。



おしまい。


...

疲労。 - 2004年05月20日(木)

昨日、旦那が帰って来たのは遅かった。

深夜の12時、もちろん仕事。

ふらふらしながら帰って来た彼の第一声は

「腹減った〜」であった。

早速、パソコンの手を休めて、私はご飯を出す準備に取り掛かった。

メニューは

魚のタラを焼いたものと、トマトと新玉ねぎのサラダ。

肉じゃが、そしておととい作ったミネストローネだ。


目の前におかずが並べられると、彼は端のサラダから箸をつけていった。

だがその様子は、お腹が空いていると言っていたわりには、

がつがつ!といったものではなく、のんびり、ちびちびと・・といった

感じ。


疲れているのだろう・・・と私は思った。


しばらくして、彼が焼いたタラをつまみ始めた。

いつもなら、猫のように上手にサクサク食べてゆくのだが、

一旦つまんだタラの切り身をまた皿においてみたり、

口に入れる前にボーっと眺めたりしている。


こりゃ、ものすごく疲れている・・・と私は確信し、

やはり、魚というメニューは今日の夫には

少し面倒くさいおかずだったかな?と

私が反省しかけたその瞬間

「さざえさん一家の中でフネと波平だけが食べられないんだよね〜」

と、突然夫が言った。

そして

「ほら、タラちゃんとかかつおとかマスオさんとかわかめちゃんとか
 あなご君とか みんな食べられるものの名前じゃん。
 いやさ〜、今ね、タラを食べようとしたらさ〜・・・」

と、夫は目の前のタラからタラちゃんを発想し、そして次々に

一家の名前を思い出した結果、考えがそのように及んだのだという

ことを、シャキシャキと楽しそうに話し始めた。


タラを食べようとしてタラちゃんだなんて・・・。

なおも「ねえねえ、、マグロ君ってさざえさんのメンバーにいたっけ?」

とさざえさん談義に火のついた旦那を見ながら、、

壊れるまえに一刻も早く寝せなければ・・と

一人で焦る私だった。


おしまい。



...

立場。 - 2004年05月19日(水)

妹がゴマプリンのレシピを送ってくれた。

待ちに待ったレシピ。

だが、書かれていた

板ゼラチン2.5グラムとか、牛乳 200ccという

単語と数字を見て、調理実習の授業で作った牛乳プリンから始まって、

忘れかけていた中学校の家庭科時代までをも思い出し、

私はすでにくじけそうだ。


そう、この日記でほのかに匂わせているように、

私は家庭科が大の苦手であった。

だから、家庭科の調理実習での私の役割といったら、

もっぱら皿洗いだった。

もちろんそうなるには、それなりのこと、、そう、例えば

鍋の柄を持ちながら、中のものをかき混ぜていたら、

柄を覆っていた布巾に火をつけてしまい、布巾を全焼させてしまったりだとか、

クリームソーダにいれるバニラエッセンスは香りづけ程度で

良かったのに、一本丸々全部入れてしまい、班のみんなを気持ち悪く

させてしまったりと、いろいろあったのだが、

決定的だったのは、命名「ハンバーグソース事件」だった。


所詮、子供の料理だからソースといっても、

ケチャップとソースを半々で混ぜるだけのことだったのだが、

それを火にかける、という作業があったのがいけなかった。

初めにその2つを混ぜてから、鍋に入れて火をつけるところを、

私は鍋を思いっきり熱してから、入れたもんだから、、そりゃあ、もう大変。

アメーバーのように流れ込んだソースがあっというまに

しゅるしゅるという音と共に、細胞分裂をしたかのように

いくつもの玉になり、それがポーーーンポーーーン!と勢い良く

鍋の外に飛び出し、一部がクラスメートの手に当たったりして

キャーキャーと周りは大変な騒ぎとなってしまった。

今思い出しても、まったく恐ろしい・・。

こうして、私は皿洗いという飲食店のバイトのような、

可哀相な小公女のような立場に追いやられたのだった。


とは言っても、私は別にいじめられていたわけではない。

たまたま、家庭科では必要とされる素質がなかっただけだ。

それが証拠に、同じように班を構成してやる理科の実験では、

私は班長であった。


ちなみに、私が担当した班では、

実験が成功したことは一度もない。


おしまい。


...

記憶力。 - 2004年05月18日(火)

私の父は60代後半。

今でも仕事を続けているせいか、

判断力はもちろん、記憶力も衰え知らずでなかなかのものだ、、と、

娘である私は思っている。

だが、どういうわけか、彼は私の旦那の名前を良く忘れてしまう。


今日の夜もそうだった。

一週間遅れで実家に送った母の日のプレゼントの、

届く日にちと時間帯を連絡した時のことである。

肝心の母は不在で、

電話口には父が出たのだが、自分の宛ての荷物ではないからか、

彼は「あ〜」とか「へ〜」とか話半分に聞くといった感じ。

そして、私の話が終わるか終わらないかのうちに、

自分勝手にも、来月の父の日についての話をし始めたのだった。

それは、今年の父の日のプレゼントは、一階にいることの多い母と、

2階の部屋にいる自分との連絡が取り易いように、

子機同士で話ができる電話がいい、、結構高いと思うから、

くれるのなら、もう当分父の日には何もいらない、というものだった。


確かに、かなり高めのプレゼント。

だが、父は子供に頼ることが何よりも苦手な人。

それを知ってるだけに、改めてそう言われると

娘としてはなんだかうれしい。

費用を半分負担する妹と相談もしなければならないのだが、

取りあえず

「うん、わかった、ちょっと電気屋で見ておくわ」と

返事をすると、父はそれでな・・と言葉を足した。

「俺は機械に弱いから、送るだけこっちに送ってもらって
 設置とか短縮の設定とかはお前達が盆に帰って来た時、
 どっちかの旦那がやってくれや。
 T君(妹の旦那)でもいいし、、ほらおまえの、、
 おまえの、、ほら、、おまえの、、え〜なんだったっけ〜
 ほら、、おまえの旦那のぉ〜、、あのぉ〜、、
 そう!ゴリラ!!ゴリラでもいいぞ!」と・・。


お父さん・・忘れないで・・

たぶん、彼の顔が頭に浮かんだんだと思うけど・・

私の旦那は人間よ。



おしまい。


...

豚という生き物。 - 2004年05月15日(土)

平日真っ盛りだというのに、

飲みにいくとしばしば午前様になってしまう旦那。

そんな彼をきつく叱り、

「いつまでも若いと思うな!もう少し体のことも考えろ!」と

諭すのが、その時々の私の役割でもあるのだが、

ちょっと前の金曜日。

いつものように深夜に帰って来た彼を、

私は怒ることができなかった。

それは、彼が「今日飲んだ店が開店したばっかりでさぁ〜、

こんなものくれたよ」と、土産を持って来たからだった。

見ると、ミニュチュアの招き豚であった。

「お金が貯まりそうだろぉ〜」と旦那が言うように、

豚は黄色い座布団に座っていて、

その顔ったら、まつげぱっちりの、

そう、良く貯金箱にあるような、御馴染みの表情であった。


早速パソコンの上に置き、

それからは日記を書く度にこうして眺めているのだが、

ずんぐりした2頭身と愛くるしい表情が、

私を和ませ、癒してくれる。


豚というのは

おいしいだけじゃないことが分かった。



おしまい。


...

不可解。 - 2004年05月14日(金)

旦那はもう寝ているのだが、

今日の彼はちょっと変だった。

その目線は私の顔色を伺い、行動を観察しているように

オドオドビクビクし、例えば、私が

「あ〜疲れた・・」とポツリ呟けば、

「肩でも揉もうか?」と間髪入れずに言い、

「ありゃ〜、タバコなくなっちゃった・・」とガックリすれば、

「お、俺、、買ってくるよ、、」と俊敏に反応する。

そして、自分の変さは棚に上げ、

「な、なんか、、今日のおまえいつもと違う・・なんだか恐い・・」

とまで言う。



どうやら怯えの原因は私にあるらしい。

けれど、私は彼に何も、、そうひどいことなど何もしてはいない。

私がしたことといえば、

昼間、掃除と洗濯をし、

夕方、夕飯を作り、

夜、彼が帰って来てすぐ入れるようにと風呂に湯を入れておき、

汗だくになりながら彼のYシャツ5枚にアイロンをかけ、

それが終ると、すぐさま蒲団を敷き、

明日も暑いからとタオル地のハンカチを出してあげるという、

主婦としては、普通のことだったんだが・・・。



おしまい。


...

コラーゲン。 - 2004年05月12日(水)

私は毎晩、顔にコラーゲンの粉をつけている。

もちろん、そのままではない。

風呂上がりの洗顔したてのところに、化粧水で溶かした

それをつけるのだ。

おかげで、肌が少し白く、つるつるになったような気がして

大満足。


ところで、最近、うちの旦那。

肌荒れが激しい。

たぶん、週末のサーフィンによる肌の日焼けが

原因だと思われる。


彼も相当気にしているようで、最近では

私がコラーゲンを顔につけるのを横で見ていて、

「俺もそれつけてみようかな〜」などと言う。


私はその度に彼を制止してきた。

コラーゲンは肌を白くする作用があり、

そんなことをすれば、約2年かけて良く焼きあがった

顔の小麦色が薄れてしまうからだ。


だが、もうそろそろ、許可してもいいかもしれない。

何故って?

だって、さっき見た彼の日に焼けた

ギンギラギンのあの笑顔は、、

そう、、まるで、

「♪美しい人生よぉ〜♪」で御馴染みの

松○しげるにそっくりで、

ちょっと恐かったから。


おしまい。


...

勘違い。 - 2004年05月11日(火)

日曜日、バイトで受け付けに座っていたら、

あまりの暇さに時間がもったいないような気になって、

顎のスリム化及びシェイプアップを計ろうと思い立った。

やや顎を突き出し気味にし、

手の甲で二重あごの原因である余分な肉をバシバシと叩いて

燃焼させるのだ。


バイトは週3回。

その度にやれば、きっとだらんと垂れ下がった二重あごから

脱却できるはず。

我ながらなんて有効な時間の使い方なんだ、と大いに悦に入って

軽快に叩いていたら、

通りかかった、事務所の責任者Tさんにそれを見られ、

クスッと笑われた。



アイ〜〜ンの練習だと思われたかもしれない。


おしまい。


...

なまり。 - 2004年05月10日(月)

私の出身地である新潟には、あまり訛りがない。

まあ、せいぜい、あるとすれば単語の範ちゅう。

例えば「梅雨」。

新潟では、前の方の音が上がる傾向があって、

梅雨の「つ」の部分が上がる。

なので「梅雨」は「麺つゆ」の「つゆ」と聞こえてしまう。

あとは「カレー」。

これも「カ」の音がびゅんと上がるから、「カレーライスを食べた」が

魚のカレイを食べた、と相手にとられることになる。


東京に出てきたばかりの頃は友達との会話で、

「それじゃあ、麺つゆが降っちゃうじゃん」とか

「へっへ〜、魚の煮付けなんて良く作れるね〜」なんてからかわれ、

恥ずかしい思いをしたものだ。

しかし、そんな私ももうこっちに来て久しい。

今では、その癖もすっかり直り、いっぱしの東京人に

なったつもりでいた。


だが、昨日、事務所のピノキオそっくりの鼻デカなおじさんと、

最近かけ始めた眼鏡について話している途中、

「私、今まで目に何の問題もないと思ってたんだけどぉ〜、
 作るときに検査してもらったら、乱視が入ってるって分かってぇ〜」

と言った中の「乱視」の発音で「らん」の音を

つい上げてしまったため、「乱視」が「卵子」になり、

それを聞いたオヤジに

「ほぉ〜、じゃあその眼鏡から子供が生まれるんだ」と笑われた。


本来なら、これは職場でのセクハラ。

「もぉ〜」と顔を真っ赤にして怒っても当然なのだが、

「そうそうこっからぽこっとねぇ〜ん」と、眼鏡を触わりながら、

ヨイショッとぉ〜!みたいなノリでつい返してしまった自分を、

去って行くオヤジの姿を見送りながら、

東京人ではなく、おばさんになった・・と

本当に悲しくなった。


おしまい。


...

つぶやき。 - 2004年05月08日(土)

デヘ、、今、バイト中。

木曜日に親知らずを抜き、辛かったら休もうと思って

いたのだが、当日こそ痛かったものの、もう

すっかりと痛くも痒くもないので、

今日は出勤したというわけだ。


で、さっき

久しぶりに事務所のスタッフTさんと会った。

彼女は私を見て言うのだった。

「あら〜、なんか痩せたんじゃない?」なんて。


もちろん、痩せてはいない。

今日は黒いパンツに黒いカーディガンという黒黒尽くめだから、

きっとそう見えだけ。

で、彼女にそう言うと、「ううん、、絶対違う!痩せた!」

とこれまた一歩も引かない。


「痩せた」と言ってもらえるのはうれしい。

だが、絶対に違う。

だからその時の私の気持ちはこうであった。


お願い


痩せたなんて言わないで


だってあんまりそんなふうに言われると


また


見境無く


食べちゃうから



おしまい。















...

再びの。 - 2004年05月07日(金)

去年、親知らずを同時に抜いて早、一年。

実は連休少し前から残っていた最後の親知らずが

痛み出し、急遽、その一本を今日抜いて参りました。

い、、痛い、、。

で、熱も出てるようです。


と、いう訳で・・


もう寝ます。


おしまい。





...

配慮。 - 2004年05月06日(木)

私はこう見えても、旦那の前では

ブ〜〜〜とかプス〜〜〜とか、おならをしない。

それは、異性と生活する上での最低限のルールだと

考えているからだ。

だが、「出もの腫れもの処かまわず・・」とは良く言ったもんで、

自分の意志とは関係なく、尻の穴が緩んでしまうこともある。


さっきもそうであった。

ソファーに座り、テレビを見ている旦那の横を通った時

プッと可愛らしい音が。


してしまったことは仕方ない。

「おまえさ〜もしかして今、オナラした?」

と指摘される前に申告だ、と気を取り直し、

「今、オナラしてしまいました、、」と正直に言ったら、

旦那が「大丈夫!俺これから風呂入るから」と、

まったくわけが分からない。


噛み合わない夫婦の会話。

もう気を遣う時期は過ぎたのだ、と思った。


おしまい。


...

読書。 - 2004年05月05日(水)

ゴールデンウィークで休みが続いているせいかもしれない。

普段、本などあまり読まない旦那が読書をしている。

仲代達也主演で映画にもなった、山崎豊子の「不毛地帯」だ。

時は終戦直後の日本。

復員してきた元軍人が大手商社に再就職し、

戦後の復興期を今度は企業戦士として生きて行くという物語。


へっ・・?

はっきり言って

難しそう。

だからだろうか、

初めはテレビなどつけながら読んでいた彼が、

「う〜〜ん、、うるさい、集中できないなぁ〜」と

テレビを消したと思ったら、

仕切り直すように、背筋をまっすぐ伸ばして手をひざに置き、

テーブルの上にきちんと置いた本を、じ〜っとじ〜っと

見つめている。


それはまるで、

読書というよりは、勉強・・・。


寺子屋で学ぶ小僧のようであった。



おしまい。


...

これからの私。 - 2004年05月02日(日)

皆様、連休いかがお過ごしですか?

現在、午前3時なわけですが、

私はおととい買った生ラーメン、タン麺を

これから食べようとしています。

そして、それを食べたら即効で寝るつもりです。


生きて行くことに於いて、「寝る」ということは

とても大切なことです。

それをしっかりするにあたっては、しっかり腹ごしらえ

をしておかなくてはなりません。


ラーメンを作っているのは旦那。

今、どんぶりをがちゃがちゃとやってる音が聞こえます。

いよいよです。

それでは!




...

眼鏡。 - 2004年05月01日(土)

ついに、と言っていいだろう。

先日、待望の眼鏡を買った。

パソコン用である。

カラーコートされたレンズが、

電磁波をカットしてくれ、おまけに

画面の色も柔らかく見せてくれるという優れもの。

いや〜、ホントに目が疲れない。


もともと視力が良い私。

若い時は「草原で獲物を捕まえるなら、ライオンより

私の方が優れている」とまで思っていたぐらいだ。

さすがに、今はもうだいぶ落ちたが、それでもまだまだ

若いもんには負けん。

なので、度みたいなのは入ってない。


生まれて初めての眼鏡。

それをかけると新しい自分が誕生したような、

普段の自分より何倍も賢くなったような気がして、

私はすっかり有頂天だ。

パソコン用だというのに、スーパーへ買い物に行くときも

かけてしまうほどのハシャギっぷり。


デザインもいい。

目の縦幅ギリギリの細身のシルエットに、茶色にコーティングされたレンズ。

もちろん、パソコンのインストラクターとして、

バイト中は必ず使用。


私の素敵な眼鏡姿。

バイト先では、

極道みたい、、

と大評判である。


おしまい。



...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail