台所のすみっちょ...風子

 

 

今日の私。 - 2004年04月28日(水)

週末、ものすごく忙しくて、かなり疲れが溜まって

いたのか、それとも、約束していた友人との

約束がおしゃかになって、気持ちが萎えてしまった

のか、、原因は分からないが、とにかく

なんだか今日の私は、ダラ〜としていた。


何にもする気が起きなかったものの、

何にもしないのも、一日の無駄使いだと思い、

今までに書いた日記を過去へ過去へとさかのぼって読み、

ほほ〜、へぇ〜とその当時のことを懐かしみつつ、

よく1年11ヶ月も続けたもんだと感心したり、

あっと驚くようなメールが入ってないかと、

メーラーをチェックしたりで、日がとっぷり暮れた。


ご飯を作るのも面倒だったのだが、取りあえず、鮭を焼き、

野菜炒めを作って、夕飯の用意を終了とし、

あとはボ〜っとテレビを見た。


で、11時。

帰って来た旦那が、「ね、ねえ、、こんなのが入ってたんだけど」

言いながら、私に一枚の封筒を渡した。

それは、、

「2月分の電気料金が未納です。あさってまでに払わなければ
 止めちゃうよ〜〜〜ん」

という東京電力からのお知らせであった。


私は過去、一人暮らしをしていた時、こういうことは何度かあったので、

だから?それが?という感じだったのだが、

「え〜〜、どうしよ〜止められちゃうって、、
 何?おまえ払ってなかったのぉ〜、
 なんで銀行引き落としじゃないの?なんで引き落としに
 しておかないんだよ〜〜!!」

と檻の中をうろうろするクマのような旦那を見て、

込み上げる可笑しさと、

彼をそんなふうに焦らせてしまっているのは、

私が、、そうよ、あ〜、この私が払い忘れたからなんだわ、、と

大いに罪を感じ、

一日も終わろうというその時になって、

ようやく気持ちがシャンとした。



おしまい。



...

方針転換 - 2004年04月27日(火)

私が「なんだかなぁ〜・・」とガックリしてしまう

男性の行為は、次に挙げる3つである。

第一位、

食事の後、当然のように、何の断りもなしに、

爪楊枝で歯をシーハーシーハーする男。


第二位、

休日にパチンコする男。


そして第三位が、

電車の中で少年漫画を読む男。


今日、電車の中で、隣に座っていた中年の男性が、

分厚い少年漫画を読む、まさに私が思う「なんだかなぁ〜男」であった。

そこに描かれているものが、どんな話かなんて

ぜんぜん興味はなかったのだが、

オヤジがどうぞあなたも!といった感じで大きく

ページを開いていたため、つい目が行き、盗み見してしまった。


ヘタウマで描かれたギャグマンガだった。

その内容はというと、

蓮根(れんこん)を取り巻く、泥と土の恋の三角関係の話で、

蓮根を好きになった土が交際を申し込むのだが、

蓮根は「私があなたと付き合えるわけないじゃないですか!」

と強い調子で断る。

その理由は「泥さんと違って、水分を含んでいないあなたと

一緒になったら、私は蓮根だもの、、干からびてしまうじゃありませんか!」

というものだった。そしフラれた土は・・・。



私ったら・・


不覚にも・・・


あまりのバカバカしさに、声を出さない程度に

笑ってしまった。



第三位の「電車の中で少年漫画を読む男」というのは

撤回することにする。




おしまい。



...

大切なこと。 - 2004年04月26日(月)

うちの近くにビデオとCDのレンタルショップ

ができて、ど〜れどれと思って昨日、買い物帰りに

立ち寄ったら、ふと昔、そう、青春まっさかりの

思い出の某アーティストのCDが目に止まり、つい

借りてしまった。


曲はちょっとこっぱずかしいほどにバラード調。

そこで、旦那も寝入った深夜2時半過ぎ、

こっそりヘッドホンで聞き初めたのだが、

そのうちの特に懐かしい曲などを、青春時代の

あんなこと、こんなことに思いを馳せて繰り返し聞いていたら、

うっかりと朝の4時になってしまった。

慌てて寝たものの、案の定、起きたのが、ナ、ナント、、昼近い11時40分。


今日はバイトで12時には家を出なければならないのに、

顔を洗って着替えるのが精一杯で、とりあえず眉毛だけ描き、

服なんてなんでもいいや、とソファーに転がってたジーンズ

とカットソーを着て、

猛ダッシュで駅まで駆け抜け、

猛ダッシュで電車に飛び乗り

猛ダッシュで最寄りの駅からバイト先まで走り、

事務所に着いて、おはようございますの挨拶もそこそこ

せめて口紅ぐらいは、、とゼーゼーしながらロッカールームに入った。


その時


私は「今」を生きることの大切さを身にしみて感じた。


おしまい。


...

効果。 - 2004年04月24日(土)

年末に筋腫を取って、その分、少しは体重が

減っても良さそうなものなのに、

私の体重計の数値は一向に落ちない。

というか、逆にかなり増えてしまった。

腹の四方や二の腕には年末にはなかった

肉がぶよ〜〜んとつき、もともと二重あご気味だった

あごの当たりは、もはや老亀のように首と顔の境がない。

要は太ったのだ。


ということで、私はここ一ヶ月、風呂上がりの運動を欠かさない。

腹筋にダンベル。

もちろん、由美かおる先生の、両手をだらりと下げ、

ブ〜ラブ〜ラと腰をひねる体操も忘れない。

力を入れる動作の時は息を吐け!という旦那の

教えのもと、呼吸法まで取り入れての全行程20分の

運動である。


だが、減らない。

腹や二の腕も細くなることはなく、あごと首の関係も

相変わらずだ。

そんなバカな、、これじゃあ運動し損ではないか、、

と思っていたのだが、

今日、風呂に入るため、洗面所で服を脱いだ自分

の体を鏡で見たら、

腹や二の腕の太さはそのままに


な、なんだか体が・・


マッチョになっていた。




効果あり。



おしまい。


...

エコロジー。 - 2004年04月23日(金)

家に帰って郵便ポストを開けたら、

変な封書が来ていた。

差出人は「み○りの会」という団体。

よくよくみると、神奈川にある、環境問題に取り組んでいる

某議員の事務所からだった。

もちろん、どちら様ですか?である。

開けてみると、

挨拶文と共に、いきなり寄付してください!と振り込み用紙が。



ぶしつけである。失礼である。

こういう場合、本来なら、

「あらあら始めまして」
「こちらこそ始めまして〜」
「ほんとお会いできてよかったわ〜、まあ座って」
「んまぁ〜、恐れ入ります」

という顔合わせの場があって、、それから、

すみませんが・・寄付を・・というのが筋だろう。

それを、会ったこともない他人に金をくれとは・・

何事だい!


だが実は、こういうのは今回が初めてではない。

前も私宛てに環境がどうのこうのという別の議員からの

ハガキが来てた。

その時はそれを見た旦那に

「おまえさ〜、俺に内緒で変な団体に入ってないよな・・・?」

と真顔で質問された。

いくら私が暇だからって、そんな馬鹿な。


それにしても何故こんなことが2回もあるのか?

なぜ「環境」で「私」なのか、ちんぷんかんぷんだ。


挨拶文には「賛同して頂けるものと思っております」とあった。

よくよく考えて見た。

そして思い当たった環境と私の接点は

トイレットペーパー。

いつも買うやつが、再生紙をリサイクルしているものだ、

ということぐらいである。


ちなみにそれは、

地球の環境のためを思ってではなく、

我が家の家計を思ってである。



おしまい。


...

予言。 - 2004年04月22日(木)

ここ最近、街のあちらこちらで新社会人らしき

人達の姿を見かける。


今日、地下鉄でもそんな集団を見かけた。

10人ほどだったろうか?

とある駅から、わいわいがやがやと乗り込んで来た男女が、

いかにもそれらしい若者たちだった。

そこが、昔いた会社の最寄り駅だったこともあって、

私は自分が新社会人として、会社に勤め始めた時のある出来事を

思い出した。


あれは、勤めて一ヶ月経つか経たないかの頃。

「トレンドセミナー」と言われる講習会でのことであった。

名前の通り、その年のアイテムや色の傾向を

業界では名の通った、けれどいい加減ぽい評論家みたいな人が、

パリコレなどをネタにして話すものだ。

もともと、ファッション業界は、第一志望ではなかったので、

私にはそれが恐ろしくつまらなく、

案の定、始まって十数分後、ついうとうとし始めた。

それは、首をかくんとしては、またハッとするという動作の

繰り返しであったのだが、何度目かの「かくん」の時、

まどろんでいた私の耳に

「ちょっとそこのあなた!」という叫び声。

薄ら目をあけると、その声はナント、、壇上の講演者から

私に投げつけられた言葉であることが分かった。


会場は何百人と入るほど広く、実際たくさんの人がいたのに、

彼女はしっかりと私だけを睨み、指を指していた。

壇上に仁王立ちのまま差し出されたその指が

まるで、弓をいるかのようにピッタリと私に照準があっている。

恐かった。。

そして更に彼女は駄目押しのように

「そういう人はこの業界では出世しなぁ〜〜い!!」と

人差し指を私に向けた言い放ったのだった。


私は若かったのだろう。そんなこと言われても

ぜんぜんへっちゃらだった。

だがそれから、丸々9年。

彼女が言った通り、デザイナーだった私に日が当たることはなかった。


今思うと・・・、

あのひとさし指がド〜ンと迫ってくるような迫力。

その予言の的中率。

たぶん・・あの人は・・・

もぐろふくぞうだったのではないかと思う。


おしまい。


...

アナコンダ? - 2004年04月21日(水)

日曜日は旦那の実家との食事会であった。

義母、義父、兄夫婦、弟夫婦とその子供、そして

私たち、と総勢9名が集まった。


みんなそれぞれ日々忙しい。

そのメンバーで集まったのは久しぶりあった。

ロン毛だった弟の髪がちょっと前のベッカムみたいに

超短くなっていたりして、いかに長い期間会っていなかったかを

実感したのだが、なにより特筆すべきは

兄の方で、しばらく見ないうちに、すっかりアドバルーンのように

太ってしまい、

(良かった、ここらへんで会っといて。この調子で行くと、

もう少し後だったら彼だと識別できないところだった。)と

私はホッと胸をなで下ろした。


メニューは高級焼き肉であった。

もちろん割り勘だろうと、お金はそれなりに

用意して臨んだのだが、もしかして義母におごってもらえるかも・・

という考えも充分あり、その割合は自腹3、おごり7

と踏んでいたので、私達夫婦は大いに食った。


人数が多いため、席は4人、5人と2つに別れた。

私達は義母や義父と一緒の席、つまり

他に弟夫婦などの若者がいなかったことが、

旦那と私の背中をさらに押した。

カルビ4人前。牛タン3人前。ハラミ2人前。モツ2人前

をほとんど旦那と私が食いあげたといっても過言ではない。

おまけに、私なんかはデザート気分でクッパまで

平らげてしまった。


帰り道、私のお腹ははちきれそうであった。

家に着くと、もう何もできまっしぇん、、という感じで、

私はリビングにごろりと横になった。

そして、そのまま寝ること一時間。

ふと目がさめて、シャワーを浴びたのだが、

体を洗っている段階で、自分の腹の当たりを見たら、

あんなに膨らんでいた胃がぺっちゃんこだった。


牛をたらふく食っても、この消化の良さ。

自分はアナコンダではないかと思った。



おしまい。


...

ちょんまげ。 - 2004年04月17日(土)

旦那が酔っ払って帰って来た。

背広を脱ぎすてた途端、顔も洗わずにリビングで

寝てしまった。

それは、誰にも束縛されない、至福の時。

いい寝顔をしている。


だが、どことなく前髪が邪魔そうだ。

なのでなんとかしてあげることにした。

目にかかりそうな前髪をまとめてゴムで束ねる。

すると、短いからか、束ねられた髪はぴょんと立ち上がり、

クジラの塩ふきみたいなちょんまげができあった。

ぴゅ〜〜〜。


そのままの髪型で熟睡すること2時間。

「いい加減、顔洗いなさいよ!」と起こした私に

「ふぁ〜〜い」と洗面所に行く旦那。


そして聞こえる

「うぇ〜〜〜〜〜〜!な、なんじゃこりゃ〜〜〜〜〜〜!」

という松田優作ばりの雄叫び。

その声は、洗面所の鏡を見た旦那が、

自分のちょんまげ姿に、

新しい魅力みたいなものを見出し、感激していた声なのだ、

と私は承知している。


おしまい。


...

孤独。 - 2004年04月15日(木)

先週、うちの近所にできたショッピングモール。

連日大盛況である。

地元の人間はもちろんのこと、わざわざ電車に乗って

来る人もいるもんだから、歩道は大混雑で

駅まで自転車で行くこともままならないぐらいだ。


アドバルーンが上がり、犬やくまの着ぐるみが風船をくばり、

開店時間には、ちんどんやが太鼓をたたくのまでは、

私もアリだと思うのだが、

そこから少し離れたやや駅よりのバス停の脇に

つるっぱげの団子頭のオヤジが

きび団子の屋台まで出していたのにはかなり驚いた。


待ちに待った施設。

だが、日を追うごとになんだか私は複雑だ。

歩いている大半はわいわいがやがやと子供を連れた家族連れ。

または近所に住んでるママ友同士といった感じの人達。

その風景は、近所にこの華やかさを共有する友人がいないことを、

いやがおうでも私に感じさせるからだ。


「にぎやかになればなるほど、人が多ければ多いほど、

その中にいる「個人」は孤独になる。」

昔、大学の友人Sが言ったそんな言葉が

つい私の頭をよぎったりする。


けれど・・

だからといって...

その一角のスーパーに入った

新潟の寺泊から出店しているという魚屋「角○魚類」の兄さんに

ここにいる方達は全員新潟の方なんですかぁ〜?

私も新潟出身なんですぅ〜と声をかけ、

大いに盛り上がった後に頑張ってください!と

エールまで送って、上機嫌でそこを後にした今日の夕方の自分を、

いくら孤独を感じているからといって・・

・・・・・・・・・・・?

どうかと思う。


おしまい。


...

遺産。 - 2004年04月14日(水)

夜、旦那と火サスを見た。

今日は遺産相続をめぐる話で、

見終わった後、夕飯の後片付けをしていたら、

飲み物を取りに来た旦那が、

「あ〜、誰か俺にも遺産くれねぇ〜かな〜」

と言ったので、

「うちはどっからも遺産なんて入ってこないでしょ!
 それはね、地道にコツコツ努力して生活しろってことなのよ!わかった?」

と皿を洗う手を休めることなく整然と言い放ち、

ふと後ろの旦那の様子を伺うと、

生き方についての心がけを、

せっかく妻が説いてあげたというのに


彼ったら、、


「そぉお〜〜だねぇ〜」とやる気なく、、


右手で鼻をほじっていた。



おしまい。


...

再認識。 - 2004年04月13日(火)

9年間一緒にいる旦那は、私のことを何かにつけて

「まったく気が強いよなぁ〜」と言う。

しかし、そのセリフは今まで付き合ったすべての

男性から言われまくった御馴染みなもので、

私にしてみれば、だからどうした?てなぐらいでしかなく、

また自身も自分をそういう女だと思っていたりするのだが、

たまに(本当の私はそうなのだろうか・・?)と

心が揺れてしまうことがある。


それはどういう時かと言うと、、

例えば、、

「最近飽きちゃったなぁ〜、まっいいか、」と

生○への注文をしないまま外出し、

家に戻ってポストに挟んであった

「今週ご注文がないと、注文書のお届けをストップさせて
 いただきます」

というコメントの紙を見て、

「毎回80円の配達料を払っているのに、たった5回
 頼まなかっただけで、ストップとは片腹痛いわ!
 注文なんかできなくても、ぜ〜んぜん体制に影響なし!」

と散々悪態をつきながらそれをごみ箱にポイッと捨て

その数時間後、配達員から駄目押しのようにかかってきた

「今週もご注文がなかった・・・もんで・・・
 メモを残しましたように、注文用紙の配達も止まってしまいます
 ・・よろしければ注文を・・夜9時までコールセンターで
 受付ておりますから・・」

という電話にも、

(今、ご飯食べてたのにぃ〜)とかなりイライラしたくせに

受話器を置いた途端、猛スピードで残りのご飯をかっこみ、

注文用紙に印をつけるやいなや受話器を取り

「あの〜・・22番フィリピン高原バナナ一つ・・
 277番・・若鶏ウイングスティックひ、、ひとつぅ〜〜、、」

とオペレーターに向かって口を動かしている自分に

ハッと気がついた時である。


おしまい。


...

残されし者。 - 2004年04月12日(月)

会社から帰って来た旦那が、私の顔を見るなり、

「俺さ〜、明日の朝までに片づけなきゃいけない仕事が
 あるから、飯食ったらまた会社行くわ〜」

と言ったのは、木曜日の夜のことであった。


なんて仕事熱心な。

私はそんな彼に大いに感心した。

だが、同時に体は大丈夫なのか?と

ちょっと心配でもあったので、

彼が靴を履き、いよいよ出かけるという

その時に、仕事中へたれないようにと

「途中でお腹空くよね、きっと。何か食べるもの

持ってく?バナナとか、キットカットとかさ〜、あっ、

昨日買ったごまプリンはどう?」

と言ってみたのだが、彼は「いいよ〜」というばかり。


そんなに頭を振られては、妻としてはやるせない。

そこで、

「じゃあ、私を持っていくぅ〜?」と言ってみた。

すると

何故か彼の呼吸が一瞬止まり、2秒ほど私を見つめた後、

気を取り直したように息を吸ったと思ったら

「じゃ、、じゃあ行ってきます、、」って


逃げるように


行っちゃった。


おしまい。



...

連絡。 - 2004年04月09日(金)

「ついに!」と言わせてもらおう。

この土地に引っ越して、早4年。

ようやく近場に商業施設ができた。

それはそれは様々な店がある。


― 妹へ ―

そこには、私たちの大好きだったモ○バーガーがある。

もうこれで、はるばる1時間もかけて我が家を訪ねてくれた君に

空腹な思いをしてもらわなくても済む。

君はもう隣のコンビニの菓子で、かろうじて腹を膨らませなくてもいいのだ。


― 妹の夫へ ―

飲み屋もできた。

来週の月曜、火曜はオープン記念半額セールだ。

急なので、とりあえずその日は旦那と下見しておく。

家族として、同年代として、レッツ!私と楽しく一献!

お待ちしてやす。


― 友人の方々 ―

今までご迷惑をおかけしました。

ファミレスも入りました。

これで、我が家に昼間来ていただいた際、

「何食べる〜?ピザ〜?
 あっ!ピザって昼間やってないじゃん、、4時からじゃん。
 じゃあ、ハンバーグ屋の出前でいい?」

という有無も言わせない私の申し出に対し

「う、、うん、、いいよ、、それで、、」と

辛い思いをしていただくこともありません。


― そしてこの日記を読んでいただいてるすべての皆様へ ―

そういうものができて、とってもうれしいです。

私はこれからもこういう一つ一つの些細なことに、

幸せを感じて、生きていきます。




では、お休みなさい。


おしまい。


...

都会。 - 2004年04月08日(木)

銀座の西武に修理をお願いしていた靴を

取りに行って、帰り際にそこのトイレに寄ったら

チャーリーズエンジェルのような

華やかな女性たち3人が鏡に向かって、

化粧を直していた。


毛穴に寸分も呼吸を与えないほどの濃い化粧をし、

ローンはもちろんセゾンカードで?毎月いくらですか?と思わず心配してしまう

ぐらいの流行の服装に身を包み、

そのうちの一人はゴールデンリトリバーか?と思わせるような

カールを茶髪に施していた。


圧倒されつつも気を取り直し、個室の方に目をやると

3つある個室はいっぱい。

エンジェルたちの放つオーラに、

今だに黒いセーターを着、裏地が少し破れた皮ジャンを着ていた私は、

塩をかけられたナメクジのように、小さくなりながら待っていたのだが、

しばらくして一番先に空いた端の個室から出てきたのは

グレーに黒が混じったごま塩のようなツイード

のウールのコートにこれまたピンクのウールのマフラーをまいた、

「あなたも冬に未練があるのですね?」といった感じの

髪の毛が真っ黒な、チャーリーな3人とは対局にいるような女性。


彼女を見たその瞬間、

私もこの都会で生きてていいんだ、、と

ほっとした。


おしまい。


...

カムフラージュ - 2004年04月07日(水)

夕方、洗濯屋に行った。

今日の私の恰好は

赤いスプリングセーターにジーンズ。

そして腰には前の前の会社で資料として買った

綿の花柄のシャツを巻いていた。


洗濯屋のおばちゃんは、そんな私のスタイルを気に入ってくれたようで、

特に腰のシャツについては、

「あら〜、可愛いわね〜、洒落てるわ〜」と

とても誉めてくれた。


恐れ入ります。

でも、おばちゃん、私がそうしたのには訳がある。

それはね。

ジーンズの左のお尻のところが破けてて、

それを巻かないと、

私の尻が

大胆に「こんにちは」してしまうからなの。


おしまい。



...

ハイテク。 - 2004年04月06日(火)

土曜日の深夜、我が家にちょっとした事件が起こり交番に行った。

うちの近くの交番はそんじょそこらのそれとは違う、

夜中は無人になる「ハイテク交番」である。

中に設置してあるタッチパネル式のコンピューターが

大本の警察署とつながっていて、それが警察官の変わりを勤めるのだ。


もちろん、そんなものを使うのは旦那共々初めて。

タッチパネルを興味津々で覗き込むと、

お年寄りも使うことを考えてか、文字が大きく意外とくだけた雰囲気。

「窃盗」「落とし物」「事故」等など、6〜7つある項目はどれも

悲しいものばかりなのに、なんだかショッピングセンターとかに置いてある

「あなたの運命」とか「恋占い」の機械みたいであった。

で、私達が選んだのは「その他の困り事」。


早速指で触れてみると、

2、3秒して、画面がカクカクした動画になった。

テレビ電話になっているのだ。

ほっほ〜〜。


だが、私たちがさすがハイテクと思ったその瞬間、

「ど〜〜すますたかぁ〜〜〜」という

なまりの強い大きな声と共に現れたのは、

今の今まで、鼻くその1つや2つほじっていました、といったような

緊張感のまるでない

50後半の白髪が交じったカバそっくりの

思いっきり

ローテクなオヤジであった。


おしまい。


...

夢題。。 - 2004年04月05日(月)

夜の10時に帰って来て


現在は日付が変わって午前の3時15分なわけですが


着替えもせず


化粧も落とさず


今の今まで


寝てました。




さっき目が覚めて


洗面所の鏡を見たら


マスカラがすっかり落ちて


目の下に


もうひとつ


ミミズのような


目ができていました。


恐ろしかった


です。





おしまい。





...

蕎麦。 - 2004年04月03日(土)

おととい、旦那の友人が蕎麦を持ってきてくれた。

夜の11時の話である。

「今から連れて行く」という電話での旦那の言葉に

(なんで〜?何も今日でなくとも)と私が思ったのは言うまでもないが、

これ、食べてくださいと差し出された蕎麦を受け取って、

全てに納得がいった。

その蕎麦が、もう後のない、賞味期限があと一日しかないという

”ぎりぎり蕎麦”だったのだ。

とりあえず、表示は「賞味期限」で「消費期限」じゃなかったのが幸い。

後一週間は食べれる、、と、にこやかにお礼を言ったのだが、

言ってる先から、私はある苦い出来事を

思い出していた。


それは3ヶ月前、旦那の実家に行った時のこと。

帰り際に「これ、年末掃除してたら出てきたの。有名なところの

みたいよ。もらったんだと思うけど・・まあ、食べないから持っていって!」

と義理母からお蕎麦をいただいた。

家に帰って良く見てみると、

賞味期限がゆうに一年は切れた蕎麦であった。

期限切れを貰うというのは、多々ある話で、

それについては、「とにかく土産をもらった」という

お得感ばかりで、なんら心に苦さも残らないのだが、

その「小嶋屋」という店の名前。

その「長岡」という住所。

その「海藻挽きそば」という商品名。

その製造年月日。

明らかに・・・

おととしの夏・・・

私が義母に食べてもらおうと・・・


新潟から土産に買ってきた蕎麦だった。


おしまい。


...

再婚。 - 2004年04月02日(金)

夜、夫婦水入らずの団欒の時、

「明日、池袋に行ってこようかなぁ〜」と

何気なくつぶやいたら、

「どうして〜?」と聞かれたので

「だって化粧水も乳液も、もう一滴もないから」

と正直に答えると、

「おまえそりゃ〜女としてヤバイだろ〜。ブスになっちゃうよ」

と旦那に笑われた。

そこで、

「心配御無用、だってもとからブスだから」

とやや自嘲気味に言ってみたら、あろうことか、

それに対して何のフォローもなく、

それどころか、聞かなかったかのような顔をして、

黙って視線をテレビの方へと移す彼。


もし、旦那と別れて再婚する時は、

「おまえは目が小さくて、しらす目だけど、
 目と眉の間も異常に離れてるけど、
 ”鼻子”といいたくなるぐらい、鼻がでかくて長いけど、
 色気をまったく感じさせないほど、唇も薄いけど、
 毛穴が開ききってる肌だけど、
 年取った亀みたいに二重あごだけど・・・綺麗だよ」

と言ってくれる人と

一緒になってやる。


おしまい。


...

30点。 - 2004年04月01日(木)

私が最近もっとも信用ならないのは

天気予報である。

「暖かくなるでしょう」はイコール「寒くなる」でしょうであり、

「晴れ」は「雨」と同じ意味か?と思ってしまうぐらい、当たらない。

私の友人M美などは先々週会った時に

「これから暖かくなるっていうからコートをクリーニング
 に出しちゃったわよ〜」と

雨の中ものすごく寒そうだった。可哀相に。


予報といえば、うちの旦那は天気予報図にものすごく詳しい。

テレビでそれを見ながら、

「高気圧がここにあるからぁ・・う〜ん明日は雨だな」とか

言ったりする。


私の方はと言えば、それがまったく読めない。

中学生の時、理科で気象はちゃんと習ったのだが、

やたらくねくねした渦巻きの線は、年輪にしか見えず、

高気圧がここだから、低気圧がそこにあるから天気はこうなる、

という定義もまったくチンプンカンプンだった。

もちろん、テストの点も悪かった。なんと30点だった。

分からないので、解答欄に「明日は天気でしょう」とか

「曇り、ところにより雨」と適当に天気予報士調に書いたら、

先生に呼び出されてしこたま怒られた。


あれから、時を経た今、天気予報がはずれるたびに私は思う。

どんなに分析してもこの程度。

所詮、人類がその手中にすべてを収めようとすること自体が

おこがましいことなのだ。


私がテストで30点だったのも納得である。

おしまい。


...




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