告白は喉の奥
L.ニトロ



かなしい気持ち


悲しい気持に支配された頭が、クラリと揺らぐ。

肌がボロボロ。
過食気味で吐いてしまう。

白い手。
白くて細い手が頭蓋を通り抜け、
脳に触れて記憶を消すイメージをつくる。

フラットに。
フラットにフラットに。

傷つくのは嫌。
苦しいのは嫌。


話をややこしくしているのはやっぱり私?


私があなたを好きにならなければ、
私はあなたにとっていいものであれたのかもしれない。
もしもに、意味は、無いけど。

悲しい気持に支配されながら
彷徨うように意識はフラフラと記憶を辿る
その姿を有り様を仕草を
私の中の何が恋しいと思うのかな。

項垂れる首や肩を。
柔らかそうな髪を。
尖らないなだらかな声を。
シャープな横顔。
キツイ目。
大きな口で笑う。
私の前では、項垂れて顔を伏せて笑う。

その率直を。無邪気を。
電話越しの声に混じる草臥れを。
溜息をつかない強さを。弱さを。

あなたに素敵な恋人が出来たらいいのに。
暖かく柔らかく、明るく。
私と似ていない人があなたの側にいたらいいのに。

2006年01月31日(火)



ひといき。


…はぁ。……………は?

いやまあ、ええ。「いかにも」ですしね。
そういうの苦手でいらっしゃるんですよね。


I seek you.


そっと離される距離に逆らわず、本当に、あなたにお任せしようと思う。
誰が。
何が。
あなたを取り巻くものが、あなたに優しかったらいいのに。
そんな気にならない女を優しいから親しいから、なんて理由で傍に置いておく必要がないくらい。

会いたいと思ってくださった?
これ以上は可哀相だと思ってくれた?
会ってはいけないと思ってくれたの?


抱き締めたいね。
赦されるものなら。

2006年01月25日(水)



wanna be


疲れたように笑う声が優しい。

そんな、気の抜けたような冗談も。
そういえばあちらからのお誘いも初めて。

疲れてるんだろうね。
クタクタさが見て取れる。
それでも社内メールで相変わらず、きちんと仕事をこなしているのを知って笑う。

何か返せるものがあればいいと思う。

心と体を休めなくては。


エネルギーを。真っ直ぐな。
知性を。心躍るような。
安らぎを。羊水のような。


あなたの母になりたい。

2006年01月22日(日)



??


…どうしてこう。
ポコポコと口から零れて出るのだろうか、天の邪鬼な言葉。
まあ甘えてるのか。そうだねえ。

拗ねて甘えて喉を鳴らす。

力を抜くとひねくれる。
これが私のナチュラル?
子供みたいさ。

2006年01月19日(木)



息をつく


まあ、なんというか。
フツーです。
今日はね、今日は。

普通にあなたのことを愛していますよ。
今は調子がいいから。



落ちそうな吊り橋を、渡る話。
吊り橋は崩れてしまったけど、そう、もう悔いはない。



あなたが幸せになったらいいと思う。
私では駄目なら、あなたを幸せにできる誰かが現れるといいなと思います。
どうか大事なものなら諦めないで。
形を変えるものはあるけど、何もかもが失くなってしまうわけではないから。

願わくば、あなたの先行きに幸多からんことを。

生意気でも嘘偽りなく、
あの有能な青年に、
憂き目の少なきよう、
充実した日々の訪れるよう。

彼を助くる縁のありますように。

2006年01月15日(日)



結局


これが結論。

私の読みは当たっていた、という辺り。
いつもそうかも?ね?

だけど「ここから」まだ続けることも出来るのだと知っている。

そうするのはいいことかな。
私はそうしたいかな。


よくわからない。
というか、…ゆっくり寝たいよう。


頭がボヤける。
考えが纏まらないのは単に、寝不足のせい。
人より長く眠らないと動けないなんて、不便だ。
思い込みかな。
催眠術とか受けてみたいかも。


難しい。
難しい問題だね。
優しさでコーティングしても素直なあなたの言葉。
価値観が違うのは住む世界が違うから。
スタンダードを好きか嫌いか。

それもわかっていた事。

何もかも、と思えるほど当たっていた自分の観察眼に笑いたくなるほどに。
難しいものだね。

それでも好きになる。

2006年01月11日(水)



I seek.


疼く欲望に振り回される。

欲望よりも優先させるものが優先だったのは何ヶ月前かな。
…。

あなたを見ている。
他の事が手に付かないのはマズイから、他の事もあなたにリンクさせて無理矢理引っ張ったり押し進めたりしていく。

本当は少し、休まなくてはね。
ちゃんと休んで、次の日からはキラキラと働かなくてはね。


…。
ゆっくりと過ごしていけるのなら、やはり、それだけでもいいと思う。
だけど。
春が来る。
痩せてしまって辛いこの冬が終わるのは嬉しいとも思うけど。
春が、来れば。


必要なものは、なに?
大事なものは、なに?

ねえ。
期待してしまうような言葉だと思う私がそもそも浅薄ですか。


上手に、黙っていられますように。

それは、あの頃とは違う意味で。
上手に黙っていられますように。
待つのは得意じゃないけど、チャンスが訪れるのなら、その前に下手なフライングを打ったりしないように。

あなたを見ている。

2006年01月06日(金)



胸が痛い


…。

流石に今日はちょっと、凹んだ。




痛い思いをするのが嫌なら、
もう触るのをやめるとか。
スッパリ切ってもらうとかそういう。

考えてはいけない。
窺ってはいけない。



――――――――――――――――――



「あいつだって強いわけじゃねーよ。
 そこはお前の見込み違いだな」
笑っていった聡い人。
久し振りに思い出した言葉。
手を貸してくれるのは通りすがりの人達。

そうだね。
傷ついているのを知っていたはず。

優しくなりたい。
甘える駄々を捨てて、
あなたにあたたかいものになりたい。


2006年01月03日(火)



スタンドバイミー


あけましておめでとうございます。


強く、なりたいというと少し違うかもしれない。
輝くものになりたい。
時に強く、時に柔らかく。
私には、求める事はやはり出来ない。
だから、求められるものになりたい。

あなたを照らせる光に。
あなたを安らがせる温もりに。
あなたを目覚めさせる風に。
あなたを満たす水に。
あなたを包むものに。

足りない時、溢れる時、悲しい時辛い時、嬉しい時興奮する時、思い出してアクセスしたくなるような「場所」に。

どんな風にとかさほど拘らない。


そばにいたい。
そばにいたい。
そばにいたいの。


その視線に、その声にその意識に、触れられなくてさえ構わない。

できれば鏡になりたい。
あなたを見つめられる、あなたの声を聞ける位置に立って、誰かが目の前にいれば気を使うあなたの邪魔にならずに、うっとりとその立ち居振る舞いに見惚れたい。



どうしてかな。
私にはわからない。
あれが、とか、これがとかそれがとか。
「好きってこと?」
問うまでもない。
表面上とか心の底からとか。
なんていうの。突き詰めたって誰にもわからないでしょう。
そんなことよりも、目の前にある形を見て。振る舞いを見て。言葉を聞いて。
全部テーブルの上に、並んでるのに。
食べてみないでああだこうだと言ってるように聞こえるの。



疑心暗鬼になってるのかな?
ただ、追求したいタイプなのかなあ…

そばにいたいと思うだけでは足りないの?
それは、ただの言葉通りではないでしょう?


何を疑うの?
間違っていたら、失うものってなに?


こうして、毎年元旦はやってきて、私は亡くなった友人を忘れたりも勿論しない。
何をみんな、恐れてるんだろう。

2006年01月01日(日)
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