瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
この映画の感想読みたい・・って思ってくださる方がいたら、画面下の検索機能からどうぞ。

2005年12月23日(金) 「エルフ サンタの国からやってきた」

2004年アメリカ 監督 ジョン・ファブロー
キャスト ウィル・ファレル ジェームズ・カーン メアリー・スティーンバーゲン

あるクリスマス、孤児院にやってきたサンタクロースの袋に一人の男の子が紛れ込んでしまう。そのまま、北極で(サンタの手伝いをする)小さな妖精エルフに育てられた男の子バディ。心はもちろんエルフそのままだけれど、やっぱり体は人間・・とっても大きくって。
ある日、本当の父親の存在を知らされたバディは、彼に会いたくてニューヨークへとやってくる!

アニメの混じった北極の様子、エルフの家が可愛い。
バディはウィル・フェレル。顔もおじさんぽくって、エルフのタイツ姿に目が点になりそうだけど(苦笑)その純粋さ、一途さ。
お話も筋とか読めてるんだけど・・そんなの全然気にならない。
あの大きな体で、父親に抱きつくバディにじーんとしちゃったり。最初は嫌がっていた父親がだんだん彼を受け入れていくようす(ジェームズ・カーンは味がありますよね〜)や、父親の家族の優しさに嬉しくなったり。
デパートの可愛い店員さんとの恋も楽しいよね。

そして、あのラストの公園のシーン。
いやぁ・・なんだかすごく泣けたのですけど。弱いんですよね・・。
クリスマスソングをみんなが歌って。
サンタのソリがパワーをもらって・・
クリスマスのこころ・・なんですよね。う〜ん、やっぱりクリスマス映画はこうでなくっちゃね。
笑って、ぐっときて、泣けて、そして最後は心暖かくなる。

お里帰りしたバディと北極のお父さんエルフの再会のシーンも楽しいです。
クリスマスに家族揃って見て欲しいな。お薦めです。



2005年12月11日(日) 「ハリーポッターと炎のゴブレット」

2005年アメリカ 監督マイク・ニューエル 
キャスト ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン レイフ・ファインズ マイケル・ガンボン ブレンダン・グリーソン アラン・リックマン マギー・スミス ゲイリー・オールドマン 


4作目です!ハリーたちもずいぶん大きくなりましたね。
今回は、魔法学校対抗のトーナメントあり、舞踏会あり、そしてあの方の復活もあり・・ということで盛りだくさんの内容でした。
まず、トーナメントですけど、あの他の2校の生徒たち、登場シーンでまず、くすくす笑ってしまった私。だって・・ね、華麗な蝶の舞いのあとは、なんだかロシア風の男性たち(笑)。
トーナメント、さすがに魔法学校だけあって・・すごい危険でしたよね・・。そしてあの第2関門の水の中で「大切なもの」を救う・・あれってどうなんでしょう。ものすごい驚いたんですけど。もちろん先生たち、最後には助けてくれるんでしょうけど・・でも・・かなりショックでしたよ、私。
舞踏会の前にハリーたちが、パートナーを見つけるためにいろいろあるシーン、楽しかったですよね。やっぱり女の子の方が大人だわ、ハーマイーニー、パープルのドレス綺麗でしたよね。ロン〜〜〜、ダメじゃない・・って思いましたよ。
ふふ・・でもあのロンの衣装、あれは可愛いですよね、さすがロンママって思いました。登場して欲しかったな。(ハリーの衣装は誰が用意したのかしらね?)
ロンは今回、ハリーに嫉妬したり、ケンカしたり、ハーマイオニーといろいろあったり・・思春期って感じでしょうか。でもいまさら嫉妬はしないだろうになあ・・って思ってしまったのですけどね・・意外と心中は複雑・・なのでしょうか。
もちろん、ハリーも好きな女の子ができて!!こちらはまさに淡い恋って感じです。ダニエル君の入浴シーンもあったりします(笑)

今回登場したキャラで印象的だったのは、やっぱりマッド・アイ・ムーディでしょうか!ブレンダン・グリーソンって存在感ありますよ〜。
そして今回かなり目立ってたのはロンのお兄ちゃんたち。笑いのシーン、担当でしたね。
新しい方々が登場しても、いや、登場するからこそ、なおさら、いつものあの人・・が出てくると嬉しいものです。スネイプ先生、あなたが出てくると私はとっても嬉しいわ〜(笑)ハリーたちには、悪いけど、もっと叱ってくださいな〜なんて最近では思っちゃう(苦笑)
そしてドラコ親子、ドラコパパ、出てくれたの嬉しかった・・けど、最後のあれは・・どうなんでしょうか。ハリー帰ってきてからパパについてのコメント無かったですけど・・


後半は、かなり辛い展開でしたよね。やはりあの方復活ということで。
実は原作は3作目までしか読んでいないので、あの方については・・・自分の中で想像していた部分もあったのですが・・それとは少しイメージ違ったかな。
もっとね・・すごい大きいかな・・って。
強大な力の持ち主って感じではなかったですよね。そうですね・・残忍で陰湿って感じだったでしょうか。レイフは、目でやっぱり分かりますよね。でも、もっとレイフの顔でも良かったのでは?鼻とか・・ちょっと苦しそう・・でしたね。

細かい設定とか、人物関係とか、原作読もうかなって思いました。クラウチ親子の葛藤とかもっと書かれているのでしょうか。

なんだかいろいろ書いてしまいましたが、あの盛りだくさんの内容を上手くまとめていたなあって思いますね。2時間45分?くらいあったのでしょうか。でも全然長い気がしませんでした。
映像も見事でしたよね。ドラゴンのシーン、迫力ありました。
個人的に一番好きなのは、最初のクイディッチ・ワールドカップのシーンで、え?こんな小さなテントにみんな入るの?って思ったら、中はすごく広くてみんなの部屋がそれぞれあって・・っていうあのシーンでしょうか。ドラえもんを思い出したりして(笑)
魔法って、楽しいばかりじゃない・・ってつくづく思う今回の内容の中で、ここは唯一楽しい魔法でした。


で、最後はネタバレしてますので注意してくださいね。
















どうしてもね・・あのセドリックの死がね・・・悲しすぎて。
最後まで私もとの世界に返ったら、甦るんじゃないかって。先生たちがなんとかしてくれるんじゃないかって思ってたんですけど。
怪我くらいじゃダメだったのかしらね・・・
これがね・・どうしても受け入れがたくて、辛かったです。
甘い、甘いだけの世界じゃない・・とは思うのですが・・。

次回、あの方はどんな風に進化して登場するのでしょうか。
そしてハリーたちも。また一層大人へと近づいていくのでしょうね・・・



2005年12月04日(日) 「バタフライ・エフィクト」

2003年アメリカ 監督エリック・ブレス マッキー・J・グラバー
キャスト アシュトン・カッチャー エイミー・スマート ウィリアム・リー・スコット エルデン・ヘンソン メローラ・ウォルターズ エリック・ストルツ

偶然ですけど「月夜の恋占い」に続いてバタフライ理論・・のお話でした。

でもあれは、誰かのした行動が他の誰かの・・っていうことでしたけど、こちらはまた全然違う設定で。
好きな彼女を現在の状況から救いたい主人公が、過去に戻ることによって、今が変わってゆく・・というお話で。

いやぁ・・しょっぱなからちょっと怖かったのですけど!!音とか驚くような映像がばばん!!と出てくるのですもん。
幼い時から時々記憶を失うエヴァン。記憶を失っている間に何が起ったのか。
お父さんのこと、淡い恋心を抱くケイリーと彼女の家族のことや、ケイリーの兄トミーと事故のこと。
もうなにやら、すごく気になる記憶の数々・・とても引き込まれる展開ですよね。

昔の日記を読むと、タイムスリップしてしまう・・という設定も面白いなあって思いました。今現在の自分の姿ではなくって、昔の小さい時の自分に・・っていうところも。
でも、あんなに過去に戻って、あんなにいじって・・ハラハラしましたよ〜(しかも戻ってくるたびに、あの鼻血でしょう・・脳だってね・・大丈夫かしらって)
戻ってくるたびに、今の状況が悪くなっている・・というか、自分が思うようになっていかないという状況になっていましたよね。周りの人々がどんどん変わっていくし。
ほら、誰でも、もしもあの時・・って思うことありますよね。こうしていたら、ああしていたら・・って。
それが現実にできたら・・でも自分の思うような都合のよい、今には作り変えられないんだなあ・・ってしみじみ思ってしまいましたね。
ここが良くなったら、こっちが悪くなるって言う風に。すべてに都合のよいようにはいかないものなのですね。
なんだかどんどん悲しくなってきたし・・いったいどうなるんだろう・・って。気持ちが落ち込んできましたよ(涙)

そして、エヴァンが選んだ、最後の選択。う〜ん、切ないですね・・彼女や周りの人を思うとあれが一番なんでしょうけど・・
でもねえ、ああいう風に変えることで、あのトミーがね・・あんな風に変わるとはねえ・・あそこまで違う風になるっていうのは、ちょっと信じがたいものがあるのですけどね・・・環境が人を変えるとは思いますよ、たしかに。でも持って生まれたものっていうのも・・あるんじゃないかと・・

アシュトン君の演技、観るのは実は初めてでした。ちょっとほら、濃い系じゃないですか・・なので(苦笑)
デミ・ムーアと結婚!(いや、本当にしちゃうとは思いませんでしたね、ビックリ)とかゴシップネタは知っていたのですけどね。
たしかに濃かったです・・髭ももみあげ?もね。でもなかなか良かったですよね。あの戻ってくるたび・・の苦しそうな表情とかね・・
子役の男の子・・も似ていて違和感がなかったのも良かったし。

ただ後味の良い映画ではなかったなあ・・なんだかどっと疲れたし。頭とか痛くなってきそうでしたよ。

DVD特典に別バージョンのエンディングがありました。
ネタバレ・・なのでちょっと空けますね。













あの街角での再会のシーンのあと。
エヴァンが彼女のあとをつける「ストーカー編」(本当にそう書いてあるのですよ 笑)
とまた二人の新しい始まりを予感させるような「〇〇編」(こちらはなんて書いてあったのか忘れました)
でも、こちらだと彼があんなに必死になって選んだ選択がまったく意味をなさない・・ってことで監督さんはボツにしたそうです。
たしかに、そうですよね。今のままの終わりの方が、切なくて、心に残ると思います。甘党の私は・・また始まってもいいんじゃないか・・とも思うのですけどね。もう状況も変わったし大丈夫じゃないかって。
でも映画の終わりとしては・・今のままの方が、彼の選んだ、あの辛い、切ない選択が生かされてると思うので。


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