瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2003年04月26日(土) 「エリザベス」

1998年イギリス 監督 シェカール・カプール
キャスト ケイト・ブランシェット ジェフリー・ラッシュ ジョセフ・ファイナンズ リチャード・アッテンボロー クリストファー・エクルストン

いやあ、やっぱり凄いわ、この時代は。
エリザベスの父親ヘンリー8世っていうのが、妻を何人も変え、エリザベスの母も処刑したような人物だったし、エリザベスも母親違いの姉メアリーにロンドン搭に幽閉されるし。ロンドン搭が写った時、思わず背筋が寒くなったわ。ここがロンドン搭!って感じで。
メアリーが死んで彼女が即位した時はまだ25歳だったのよね。側近たちも誰が見方で、誰が敵なのか。宗教問題は根強いし。(どうしても宗教って好きになれない。いや、宗教がどうとかってことじゃないけど、この時代はそれが即政治や陰謀のもとになるのね・・自由なものなのにね)

才色兼備な二人の女王、エリザベスとメアリー。今まで私はどちらかというとメアリー派だったの。彼女の方が悲劇的でしょ。最後はエリザベスに処刑されるわけだし。物語でも彼女の方がヒロインぽく描かれるよね。
エリザベスの方がちょっと不利!?なんて思ってたけど、それがどうして、彼女も凄いわね。列強君主たちの求愛を退け、国を治めるのは自分だっていう確固たるものを最後には見せる。「私は英国と結婚した」と言う例のセリフには、ぞくりとしました。
そうなるまでには、ロバートとの愛もあって、彼女の女性としての自然な姿も描かれてたし。あのダンスは素敵だったー。ロバート役のジョセフ・ファイナンズ!良かったわー。

ケイト・ブランシェットは、歴史の教科書の写真に激似で感動。
ただね。メアリーはもっと綺麗でしょう。おばさんっぽいんだもの。私のイメージが。美貌のヒロイン像がア・・・



2003年04月23日(水) 「モンテ・クリスト伯」

2002年アメリカ 監督ケヴィン・レイノルズ 原作 アレクサンドラ・ヂュマ
キャスト ジム・カヴィーゼル ガイ・ピアーズ リチャード・ハリス

子どもの頃読んだ「岩窟王 モンテ・クリスト」。
無実の罪で投獄されたエドモン・ダンテスの復讐劇をハラハラドキドキしながら読んだものでした。
これは、もう観ずにはいられないでしょ。

罠、裏切り、脱獄、そして復讐。愛情や友情がからみあって、久しぶりにドラマチックなものを観たような気がしますー。2時間10分が短く感じられたな。
幽閉された城の中で司祭と出会い、二人で脱獄のために穴を堀りながらエドモンが学問を学んでいくところが良かったね。司祭!あなた剣術にまでたけているとは!
そして、例の脱出シーン!!分かっていたけどドキドキ〜。

原作では、エドモンは彼を陥れた人物たちに復讐の罠をしかけるためにいろいろな人物に変装したりっていうのが面白さのひとつだったけど、映画ではそのあたりはむしろさらっと描かれていた。モンテ・クリスト伯のままだったし。それよりも復讐しても癒されない彼の苦悩を描こうとしていました。だけど、復讐は彼を支えて生かしてきたもの、それを捨てきれない・・っていうあたりねー。
奪われた人生を取り戻そうとする彼、でも一番取り戻したかったのはやっぱり彼女の愛でしょうか。

モンテ・クリスト伯を演じたジム・カヴィーゼル、暗い瞳がなかなか良かったです。ガイ・ピアーズは悪役もいけます。

モンテ・クリスト伯が、貴族たちを招いて華々しく登場するシーン、気球で登場ですよ!!ここはちょっと笑ってしまいました。



2003年04月20日(日) 「点子ちゃんとアントン」

2000年ドイツ 監督 カロリーヌ・リンク 原作 エーリッヒ・ケストナー
キャスト エレア・ガイスラー マックス・フェルダー

原作はケストナー。ケストナーの作品はどれも大好き!「飛ぶ教室」なんて良かったな〜。

で、「点子ちゃんとアントン」。
二人がとっても可愛い。原作の二人よりも少し普通っぽく(?)描かれているのね。アントン君も線が細い感じ。現代風ってことかしらん?
あと、ビックリしたのは点子ちゃんの家庭教師のロランス(原作の名前は忘れましたけど・・違う名前だった)のキャラが全然違うこと!
原作ではオールドミスでしたよね。家政婦のベルタとは仲が悪かったけど、映画の彼女は元気のいい点子ちゃんのお姉さんのような感じ。ベルタともすっごく仲が良くて、二人のシーンが楽しい。母親に構ってもらえずさみしい点子ちゃんに二人が歌うシーンとか。

点子ちゃんがアントンを思って頑張る姿はけなげだねー。彼らとアントンのお母さんがいっぱい買い物して、食事して、影絵で遊ぶシーンが好きだな。一緒に観てた子どもも喜んでた。

点子ちゃんのお母さん、最初はもう!分かってないわーっと憤慨してたけど、彼女も淋しくて自信が無かったのかしらね。
ラストも爽やかで良かったです。

あの悪がき二人組!!ある意味凄いねえ。彼らのお母さんが見たかったりして・・



2003年04月18日(金) 「スライディングドア」

1997年アメリカ 監督 ピーター・ホーウィット
キャスト グウィネス・パルトロウ ジョン・ハンナ ジーン・トリプルホーン
ジョン・リンチ ザラ・ターナー

「もしも、あの時、こうだったら」って、思うことありますよねー。
でも、現実では思うだけでありえない、そんな人生のふたつの道を見せてくれる映画です。
地下鉄に乗れたヒロインと乗り遅れたヒロイン。それによって彼女のその後の人生がどんなふうに変わっていくのか・・
ちゃんとどちらの彼女か分かるようにヒロインは髪型を変えたりして工夫されてます。ロングヘアとショートヘアーのグウィネス、どちらも可愛かった。

同時進行する二つのお話が、それぞれどうなっちゃううんだろうーって思いながら最後まで楽しんで観れました。
会話も面白いね。モンティ・パイソンの言葉とか、(これは最後までキーになるし)ヒロインの恋人の不倫相手。彼女の思いを込めてぶちまけるセリフなんて、なかなかいいじゃないー。しかし、彼のどこがいいのかしらん?ヒロインも不倫相手も。

ラストはね、ネタバレになるので書けませんけど・・・ほおー、そうなるのね、やっぱり。みたいな感じ(?)です。
ふたつのお話のヒロインが、偶然遭遇しそうになりますがSFのように「時空にひずみが出来たり」はしません。私は思わず心配しちゃったけどね。



2003年04月17日(木) 「マンハッタン花物語」

1996年アメリカ 監督 マイケル・ゴールデンバーグ
キャスト クリスチャン・スレーター メアリー・スチュアート・マスターソン
パメラ・セガール

春なので、お花の出てる映画が見たい!ってことで。
お仕事しすぎのキャリアウーマンと花屋のオーナーさんの恋物語。

それぞれの過去から、それぞれの痛みを持つふたり。
最初はじっくりと描かれていたそれぞれの思いが、最後のあたりになって、スーッと流れてしまって、ラストもさりげなさすぎでは!
もっと盛り上げても良かったのでは・・と思ってしまった。

お花はいっぱい出てきて楽しめました。
「花を贈られてうれしくない人はいない」
花束を届けてゆくシーンはいいな。
それぞれの好きな花の話とか。棘のないバラは完璧すぎるって言う彼女に彼が「こんな世の中だから完璧なものがあってもいいんじゃない」って言う。
このあたりあとの完璧さを求めすぎる彼の姿を象徴しているみたい。
でもねー、いくら彼女が好きだからってちょっと贈りすぎではないかしら?「スターリングローズ」(グレイがかったラベンダー色のバラ)。1時間ごとに花束ですよ!!
うらやましい〜けど。(花に埋もれてみたい)
あと、彼のマンションの屋上庭園。野生の花が咲き乱れてるの。ここはどこ?ってかんじ。こんなところ見せられたら、そりゃあ、キスしちゃいます(?)
私だったら、即住んじゃいます(笑)帰りたくないー。
この屋上庭園で二人が食事をしているシーンを見たと思うんだけど、(何かのポスター?)映画本編には出てこなかった・・楽しみにしてたんですけど。



2003年04月16日(水) 「恋する予感」

1994年イギリス 監督 マイク・ニューウェル
キャスト ヒュー・グラント アラン・リックマン ジョージナ・ケイツ

この邦題、そして爽やかに笑うヒューのメガネ姿。
見たら、青春爽やか恋の路線だと思うよねー。

なのに・・なのに。
ヒューは、最初はわりと爽やかだけどどんどんあやしく嫌な感じ。(でもこんな役も似合ってる!?)アランは、1時間近く出てこないー。
って、主人公は16歳の少女ステラなんだねー。
う〜ん、でもこの少女がどうにも好きになれなかったので、前半とっても苦痛でした(汗)メレディス(ヒュー)の出番少ないし。
後半にやっとオハラ(アラン)が出てきたところで目がさめる始末です・・・

アランのファンには、なかなか見所あります!この映画。
舞台で演じる「ピーターパン」のフック船長。皮ジャンきてバイクに乗る姿、白いセーター着てサッカーなんてしちゃったり。それからラブシーン(初めて見ちゃった!、おじさんくさい下着姿もあり!?)
でも、最後はかなり悲しいー。

ヒューファンには、ワニの頭かぶった可笑しくも可愛い姿が見れます。

しかし、やっぱりイギリス映画、なにげにお茶のシーンは多かったです。





2003年04月15日(火) 「アベンジャーズ」

1998年アメリカ 監督 J・チェチック
キャスト レイフ・ファイナンズ ユマ・サーマン ショーン・コネリー

シルクハットにコウモリ傘、胸のポケットには一輪の花。完璧な英国紳士ファッションの英国諜報部員ジョン・スティート(レイフ)と気象学者ミセス・ピール(ユマ)がおしゃれに紅茶など飲みながら気象を操る科学者(コネリー)の陰謀を阻止する・・

っていっても、なんか悠長なんです。
なにかにつけ「Tea!」ってお茶しているし。(これは私的には美味しいですね〜)
車に乗りながらもお茶ですよー。(このあたりはぜひTea&Cinamaでお話を)

科学者オーガストの会議では、みんなテディベアの着ぐるみ着てるし、諜報部員アリスが登場したと思ったら、庭園迷路が出てくるし。
かなりのお遊び心です。
大きなバルーンのような中に入って潜入するシーンにも唖然としちゃいました。

ユマ・サーマンはぴちぴちの衣装着て、足長ーいと見とれていました。でもせっかくのショーン・コネリー、もう少し活躍して欲しかったなあ。もったいないでしょ。
スコットランド風衣装はお似合いでしたけど。

レイフとユマとお茶のファン(?)には楽しめるかな。
それ以外の人は・・・う〜んどうなんでしょ(汗)



2003年04月14日(月) 「デアデビル」

2003年アメリカ 監督 マーク・スティーブン・ジョンソン
キャスト ベン・アフレック ジェニファー・ガーナー マイケル・クラーク・ダンカン コリン・ファレル

昼は弱きを助ける盲目の弁護士、夜は自ら悪を制裁する「恐れを知らぬもの」デアデビル。
いやあ、アメコミの世界ですね。
でも、悩めるヒーローなんですね。生い立ちとか、父親のこととか。
スカッと活躍といったわけでもないみたい。
視力を失ったかわりに得た超感覚“レーダーセンス”・・この映像はなかなか面白いですね。今までに無かった感じ。
でも、ほんとに強いのかなっていうあやうさがあった。弱点とかあるし、決めポーズないし(いや、それは関係ないけど・・私が欲しかっただけで・・)。
そういうのが逆に魅力なのでしょうか。

デアデビルの基地(?)は、アメコミの世界って感じで決まってました!なんで、あんなところで寝てるの?ちょっと趣味悪いんじゃ・・。
お昼の弁護士姿は、けっこう好きだな。同僚とのやりとりとか。

しかし、「2」を意識した作り!!ラストはまるっきり・・そういう感じでした。えっ、これでどうやって「2」を作るの?っていう終わり方にしたらダメなの?そのほうが意外性があって面白いと思うんだけど。でも、きっとまた観ちゃうと思う(しっかりはめられてる・・)

コリン・ファレル!いやあ、存在感あり!の悪役ぶりでしたー。



2003年04月11日(金) 「乙女の祈り」

1994年ニュージーランド・アメリカ 監督 ピーター・ジャクソン
キャスト メラニー・リンスキー ケイト・ウィンスレット

冒頭、走ってくる二人。狂気迫るその走りに思わず怖い〜〜〜。

1954年に実際に起こった事件を元にしている。
ポウリーンとジュリエットは、環境やタイプは違うけど、二人だけが分かり合える空想の世界を分かちあい、その世界に溺れていく。
中世の騎士物語のようなお話を作りあげる二人。このあたり、空想好きな私としてはかなり分かる気がしたし、かのブロンテ姉妹などは子どもの時から、皆で想像の世界を小説にあらわしていたといいますしね。

でも、なんだか、どんどん空想の中に入っていって、粘土の騎士たちと踊ったり、第4の世界へ入っていったりの映像は綺麗で幻想的なんだけど、やっぱりちょっと怖いのね。どこまで行くの〜って感じで。

大人たちの心配・・・やっぱり心配かな、ここまでいくと。あんなに好きなら引き離さなくても・・って思ったけど親の立場だったら、そうしちゃうよね、きっと。無神経なカウンセラーには、かなり腹が立ちましたけど・・

純粋さって怖いなあ・・・残酷です。他のことは何も見えない。
結局二人は自分たちのしてしまったことで永遠に逢えなくなっちゃうんですよね。
うーん、なんとも。その後の二人は想像の世界で会えたのでしょうか。自分たちのしてしまったことを悔いたのでしょうか・・

原題は「Heavenly Creaturea」天の創造物って意味でしょうか?
意味深ですねー。



2003年04月10日(木) 「バロン」

1989年アメリカ 監督 テリー・ギリアム
キャスト ジョン・ネヴィル サラ・ポーリー エリック・アイドル オリバー・リード ユマ・サーマン ロビン・ウィリアムズ

子どもの頃「少年少女世界の名作」という本を母が買ってくれた。毎月届くその本が私はとても楽しみだったのだが、その中に「ほら吹き男爵のお話」があった。
爆弾に乗って空を飛んだり、月へ旅行したり。そんな話を真面目に語る男爵のお話は、子ども心にもなに、これ〜っと思ったけど、それはそれで可笑しくて、今でも覚えているくらいだから、結構好きだった。

で、映画「バロン」
いやー、なかなか面白いです。最初登場したバロンが、やけにお年よりっぽかったのでちょっとがっかりしたけど、冒険が始まると若返るのね。
月の世界から、火山の中まで。どんどんと膨らむファンタジー世界。それはもう、すごいわ。想像の枠を越えるよう。観ている私たちのことなど、なんとも思ってない・・と思われる監督のイマジネーションの世界、ついてこれなくても行っちゃうよ〜!って感じなんです。
ビーナス誕生には唖然!!(笑)いやー、でもユマ・サーマン綺麗〜〜。
バロンの部下たちが面白いの。だけど、ロビン・ウィリアムズ出てたの、最後まで気づかなかった・・(汗)どこどこ?というか誰になってたの〜?



2003年04月03日(木) 「グリーンフィンガーズ」

2000年イギリス 監督 ジョエル・ハーシュマン
キャスト クライヴ・オーウェン デヴィッド・ケリー ヘレン・ミレン
ナターシャ・リトル

エッジフィールド刑務所。そこは、高い塀も鉄条網もない、囚人たちを開放された環境で更正させようと試みる画期的な刑務所。
コリン・ブリッグスも選ばれてこの刑務所にやってきた。でも彼は心を開かない。

やがて一袋の小さな花の種が彼の人生を変え、エッジフィールドを変えてゆく。
囚人たちがガーデニングを始める姿は可笑しくてどうなることかと思ったけれど(しかし、これは実話なのね!)刑務所に出現した美しいガーデンには感動!!

人生を諦めていたコリンが、命を育てる喜びを知り自らを「庭師」と名乗り、花たちにやさしく語りかけるシーンが嬉しい。
周りの人々も暖かくていいな。

そして、「ハンプトン・コート・フラワーショー」出場!!
いやあ、これに出場するために彼が選んだ選択には驚きましたけどー。
このあたり「花言葉」とかマザーグースとか出てきて、なかなか心憎い。
フラワーショーでの彼らのガーデンも彼ららしくて、とっても良かった。

さすが!イギリス!ガーデニングと紅茶の国。実にイギリスらしい映画でした。



2003年04月02日(水) 「ある日どこかで」

1980年アメリカ 監督 ジュノー・シュウォーク
キャスト クリストファー・リーヴ ジェーン・シーモア クリストファー・プラマー

扶桑社の「ファンタジー映画大図鑑」買いました。ファンタジー映画と聞いて、買わないわけにはいきません。しかも表紙は「ロード・オブ・ザ・リング」だし。
いろいろなファンタジー映画を紹介してくれてます。なかなか興味深いわ。
なかで、筆者のお勧め癸韻箸靴鴇匆陲気譴討い燭里、この「ある日どこかで」でした。

脚本家のリチャードは、訪れた「グラントホテル」の資料室にかかっていた1人の女性の写真に心惹かれる。
60年前に一世を風靡した舞台女優エレナ・マッケナ。
彼女について調べるうちに彼は、自分と彼女の間には接点があることを確信する。時間を超えるために彼が試みたタイムトラベルは、ビックリものです。こんなの聞いたことないですね。

1912年の世界にトラベルできたリチャードのエレナへの熱い思いがすごいわ。こんなに一途に思われたらね、心動かされますね。二人が散歩する川べりのシーンは、スーラの「グランド・ジャッドの日曜日」を思い出させて綺麗。

でも、最後はせつないですねー。こんな落とし穴が待っていたとは!
リチャードの一途な愛にこたえるように、エレナが過ごした60年を思うと・・。
ここで初めて最初のシーンが生きてくるのですね。
このあたり、あまり説明とか無いのも好きかなあ。想像の余地があって。彼がいなくなったあとの彼女を想像したりするのね。

懐中時計、オルゴールの音色、ホテルの宿泊名簿、使用人。
SF的な小道具もどこか、懐かしい雰囲気をもったものなのが、この映画にとてもよく合っていると思います。


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