贈る届く



 勇。

そろそろ、ずっと逃げてきたものに
立ち向かう時なのかもしれない。

何度逃げてきても、あたしは結局さ
此処に戻ってきてしまうんだ。

何度逃げ回っても、避けようとしても
また、あたしに入り口を開く。


あたしに、扉を潜り抜ける勇気を。


人と関わることへの勇気を。
傷つくことを恐れない勇気を。

偽らない自分自身を、
他人と関わらせる勇気を。

世界と、直に関わっていく勇気を。


かみさま、
あたしにください。

2007年01月27日(土)



 繰。

ときどき、どうしようもなく未来が怖いよ


あたしは、そうやって過去を繰り返して
また同じ過ちを犯してしまった


ちゃんと、“此処に”
立ちたいと願うよ



大丈夫。同じじゃぁない。
あたしはちゃんと
前に進めてるって、

そう信じる勇気をください

2007年01月25日(木)



 叫。

苦しい、って。
泣き叫んでしまいたい

いいかな
赦してもらえる?


そして最期に
君を愛してるんだ、って。

一度だけでいい
届かなくても構わない


君を、愛してるんだ
って


赦してもらえるなら

2007年01月21日(日)



 メシア

どうして
君でなければならなかったのか


どうして
君は僕を見つけてくれたんだろう

果てしないこの世界で
どこまでも伸び
どこまでも膨らんでいく
この酷く醜いイビツな世界の中で

こんなにも
こんなにも
ちっぽけな僕に

メシアの様な小さな手を
差し出して呉れたんだろう


僕はあの日からいつまでも
君に祈らずにはいられないんだ

君の白い手に
これ以上の赤が刻まれませぬ様に

誰の爪も牙も
君を傷つけられませぬ様に


この澱んだ世界の中で
君だけが僕を救ってくれる

どうしても
君でなければならなかった

ああ、僕のメシア

君でなければ

2007年01月15日(月)



 遺。

今日は、突発的に部屋の大掃除をしたくなって、
そうなると、とことんしないと気が済まない私。

棚の中のもの全部出して、要らないもの捨てたり。
大きな本棚と机の位置を変えたり。
部屋のブラインドを磨きまくったり。

そりゃあもう、一日中掃除してました。
まだ終わってないから明日も続き。


色々と古いものが出てきて「もう使わないから」って
ちょっと未練がありながらもゴミ袋に入れてたら
小さい頃、父が出張のお土産に買って帰ってくれた
イルカのキーホルダーが出てきた。


捨てようとして、
でも、捨てられなかった。

そうして何年も何年も、ずっと
捨てられないままでいるんだ。


苦笑いするしかなかったよ。

2007年01月13日(土)
初日 最新 目次 MAIL HOME