ちょっときもので・・・...mao

 

 

また1年過ぎた - 2004年12月19日(日)

遊びすぎの12月。
最初のうちは、罪悪感もちょっとあったんだけど、
もうこうなったら徹底的に遊ぶしかない・・・と開き直る(苦笑)。
昨日は幕張でKen's Bar。そして今日はおがわ屋さんの恒例クリスマス会。
地元のフレンチ 肴屋 さんにて。
あぁ、明日がお休みでよかったよ、ほんと。

昨日は帰宅後、夜中1時をまわった頃から半えりつけ開始。
刺繍のしてある紬の半えりなんだけど、きれいに刺繍が衿もとにでるように
まち針でとめて位置を確認する。
やり直し、3回ほど・・・。
紬の半えりってあんまり聞かないよね。
あったかみのある質感で、かなり気に入った。


着物は去年のクリスマス会の時と同じ、さくらで染めた振り袖。
今年は帯と小物を変えることにした。
半えりの刺繍、うまく見える位置につけることができたね。
アクセントカラーに水色を持ってきたのは、おがわ屋さんのアドバイス。
うん、今年は 水色の恋 が着物のテーマだったから(笑)。
帯は、縮緬の名古屋帯。
平らに仕立てて(おそめ仕立てというらしい)柔らかい帯芯にして、
文庫結びが楽しめるようにしてある。
山本由季さん作。




バランスはこんな感じ。
バッグも去年のクリスマス会の時に購入した、キューブ型。
大好きなバッグに、宝物の着物。
襦袢は更紗柄(見えてないけど)。
これが襦袢地なの? というほど、すってきな更紗柄なの。
この着物には絶対にこれがいい、と合わせてもらった。

今日は、私を含めて4人の振り袖ガールズ(苦笑)。
若草物語 ってことで私も(メグになるのよね)ガールズの仲間に入っちゃえ。














おがわ屋若草物語のジョー(苦笑) は、
昨年の成人式の時の振り袖に猫の帯を合わせて。
おがわ屋さんに飾ってあった猫の帯、
どんな方のところへ行くのかなぁ、と思っていた。
この帯は、私の鳥かごの半幅帯と同じ工房の作品。
デザインをなさっている方が、
私やおがわ屋さんと同年代ぐらいだそうで、
ちょっとこだわりのデザインで作っているんだって。




猫がぶらさがっている傘がフロントにはあるのだ。
帯揚げと帯締めは トランプ柄 なんだよ。
帯締めの結び方を変えると華やかさも倍増ね。
半えりに、不思議の国のアリス モチーフなんか刺繍したら、
アリスコーディネートでかわいいかも♪
ほらほら、この帯の猫はCheshire Catってことにして、
mad hatter の hat とか white rabbit と pocket watch とか。
なんて、彼女の小物を見ながら思ってしまった。





この前、紅型作家の渡名喜はるみさんの個展があったので、
今日は、渡名喜帯をお召しになっている方が何人かいらっしゃった。
仲良しの倉本さんの帯も渡名喜さんの。
薄いブルグレーの無地紬に、赤と黄色、そして着物と同じブルーがとってもきれい。
帯締めはブルーグレーとベージュの染め分けしてある丸ぐけ。
そしてそして、おしゃれ紋は バラと♪なの。
裾除けにも、バラのつると花の刺繍がしてあって、素敵だった。
お食事前にミニライブがあったんだけど、それがスペイン音楽だったので、
バラ繋がりコーディネートで花を添えてらした。
♪付きだし、この演出にはやられたぁ。






もう皆さまこだわり方が違うから・・・。
シャーベットトーンの着物や帯がいつもお似合いの方は、
本日はお嬢様と一緒に参加。娘さんは、おがわ屋若草物語のベスにあたります(笑)。
着物は作家さんのものなんだけど、とってもかわいい付下げなのだ。
付下げのイメージががらっと変わったよ、私。
帯地を使ってオリジナルバッグも。もちろん、同じ作家さんの作品。







見えないところにこだわるのが、着物の醍醐味。
この方の羽裏は現代アートふう。
クリスマスモチーフですよ。なんでしょ?
トナカイなんです。
ベースボールの羽裏にしている方もいらした。すごいなぁ。
みんな、羽織の反物を決めてから羽裏を決めるんじゃないんだもん。
まず、羽裏ありき・・・。
あーん、私も羽織り欲しくなってきたよ。





こんなふうなこだわりの方もいらした。
これは 帯揚げ をショールに仕立てたものだそう。
確かに、これ、隠さないで見せたい〜 という帯揚げってあるのだ。
そうか、こんなふうにショールにするというアイデアもあるのね。
ショール欲しいなぁ、と思ったら、
素敵な柄の帯揚げを探してみるのもいいかも。






お店のコーナーでパチリ。
いやいや、ほんとに私の袖は長いわ。
他のガールズ達の長さより、長かった(苦笑)。
染織家 中野みどり さんが織った桜の着物、切ってしまう気持ちになれず、
たっぷりと仕立てることにしたのだ。
実はこの着物、私の嫁入り衣装なの(笑)。
大振り袖は所作が大変なので、ただいま予行演習中。
たくさん練習しておかないとね。
本番には、やはり桜で染めた 綿ぼうし を被る予定なのよ(笑)。
ふっふっふ♪








おがわ屋さんの記念partyでは、いつもミニライブがあるんだけど、
今年は、スパニッシュギターを中心にした、
ダンスありのラテンでノリノリライブだった。
男性のフラメンコをこんな間近でみたのは初めてだよ。
演奏者はマイケル後藤(フルートと打楽器) さん、諏訪光風(ギター) さん、渡辺真史(フラメンコと打楽器)さん。
フラメンコの打楽器、カホン というのは、
まだ日本に入ってきてから15年ぐらいしかたっていないものだそう。
スタンダードのジャズナンバーや、ボサノバ、シャンソンなどを
スペインふうにアレンジしてあった。




ラストに演奏してくれた ボラーレ は、私の大好きな曲だった。
(ビールのCMソングとしても使われているよね。)
ジプシー・キングスの有名なナンバーで、私の愛車、らぱぱん にもつんである。
カンターレ(歌おう)、バイラーレ(踊ろう)、ボラーレ(飛んでいこう)の後には、
肴屋さんのおいしいお料理を マンジャーレ(召し上がれ) だったのだ。





クリスマス会の締めくくりに地元のホテルのロビーにてパチリ。
ガールズの中に入ってとってみましたが、若さには、貫禄で応戦!
真ん中は おがわ屋若草物語 の エイミー。
再来年の成人式に着る振り袖だそう。
着物をもっとたくさん着たい、とめちゃくちゃかわいく笑ってたわ。
着物用語をいろいろ覚えようとしているようで、
羽織・・・?
羽織紐・・・?
羽裏・・・?
と興味津々な様子。
自分の好きな着物を、時間をかけて、楽しく探していってね。




着物を着始めてもう4年になるんだ。
早いなぁ。
ようやっと自分の好きなもの、自分のスタイル、が分かってきたような気がする。
いつもの自分より、ちょっと特別な気持ちにさせてくれる瞬間、
来年はどんなふうに着物を楽しもうかな。


-

斬られにいったよ - 2004年12月09日(木)

「斬られに来いよ。」
と獅童ちゃんが言ったので、新橋演舞場まで斬られに行ってきた。
夏になる頃だったか、獅童ちゃんの丹下左膳の舞台の話が耳に入ってきたので、
どうやってチケットをとるか、と考えていたら、
ようちゃんの会社のセンパイが、歌舞伎座の友の会の会員だというではないか。
新橋演舞場の公演も友の会優先枠に入っているので、さっそく頼んでみた。
すると、センパイも一緒に行く、という話になり、
そして彼女はお花とか着付けもするという和なお方。
んじゃ、3人娘着物de左膳 だね、ということにすぐ決まった。

センパイが獲得してくれたのは、前から3列目のド真ん中。
すっごーーーーーいっ。

当日は、センパイとは現地集合、ようちゃんとはお昼を一緒に食べることにした。

歌舞伎座が見えてるけど、今日の目的地は新橋演舞場よ。

東銀座駅の近くのお寿司屋さんでお昼にした。
創作寿司づくしでいきたい、と思ったが、ちょっと多めだったので、
普通のにぎりに巻物をプラス。
ようちゃんは、サウザンサーモンロール。
サーモン巻きにサウザンアイランドドレッシングがちょっとかかっていた。
私はスーパーカリフォルニアロール。
うなぎが入っていたんだけど、これじゃ、
カリフォルニアじゃなくて、うなぎ巻きだよ。






初めて来たのよ、新橋演舞場。

劇場の入り口に、大きな観光バスが3台到着したところで、
中からでてくるのは、おばさま達ご一行。
すごいすごい・・・。あっという間に、入り口は人人人。
国府町なんとか会 ってバスには書いてあるんだけど、
国府町ってどこ? ・・・ 岐阜県だって。
すっごーーい、そーーんなところからバスで観光なんだ。









一応・・・写真を載せておこう。
ここのところ、獅童ちゃんと言えば、
「呼ばれもしないのに現れるのが捨助ですよ。」の
しょーもない捨助のイメージが強くって
(でも、新選組!で途中で死ななくてよかったわ)
なーんで、こんなにおこちゃまなの、と頭が痛かったのだけれど、
うーん、今日の左膳はかっこいいはず。
父に丹下左膳を見に行く、と言ったら、
「姓は丹下 名は左膳」とすぐに返ってきたよ。
知らなかったけど、獅童ちゃんのおじさんの錦之介さんも演ったんだね。





私の今日の着物。

麻の葉の絞りの着物に、花織りの帯を合わせた。
半えりは黒の塩瀬にワインボトルのグラスの柄が染めてある。
帯揚げは黒に濃いめのベージュで麻の葉が絞ってあるもの。
草色の丸ぐけはアクセントに。

獅童ちゃんグッズを物色中・・・のふり(苦笑)。
写真集をちらちらと見ているところ・・・のふり(苦笑)。
「とれたよ〜」のようちゃんの声で、あからさまにその場を去る。






ピンクの道ゆきの下は、ピンクとクリスマスカラーのコーディネート。



帯揚げは帯の柄の色と合わせて赤。
その他にもクリスマスが ちらちら なようちゃん。
半えりは、モスグリーン地にクリスマスツリー柄でしょ、
そして、サンタクロース帯留めでしょ。
あれーー、確か、柄足袋もそんな雰囲気だったような。
あぁ、そこのチェックはしてなかったわ。








休憩時間に、2階にあるおみやげコーナーでお漬け物を物色中・・・なふり。


ようちゃんの隣にいらっしゃるのが、センパイ。
さすが、着慣れている感じ。
なるほど・・・と思ったのは、バッグの他に、サブバッグではなく、
風呂敷で荷物を持ってらしたこと。

うーん、今度挑戦してみようかな。






後ろに見えるは、亜門ちゃんパパのお店。


休憩時間が長くて、外にでてお茶をした。
確か、情熱大陸 だったと思ったんだけど、
亜門ちゃんパパのお店だと紹介していた。
亜門ちゃんは、子供の頃、演舞場の楽屋にコーヒーやその他お食事を
運んでいったのについていったと話していた。
Pacific Overture(太平洋序曲)のNY公演成功、おめでとうございます。










劇場の中がけっこう暑くって、外に出るとほっとした。
でも、お茶を飲んだカフェも(亜門ちゃんパパのお店じゃないよ)暑くって、
飲んだばかりでも、すぐ喉が渇く。
開演にはまだ時間があったので、会場内売店でオレンジジュースを買い、
獅童ちゃんの前で、ちゅるちゅるすするようちゃん。

役者も汗だくだし(ま、これは仕方がないが)、
もう少し温度調節がうまくいくといいのになぁ。
私なんて温度差アレルギーがあるから、外にでたり中に入ったりで、
鼻がぐずぐずするのよ。





獅童左膳はやはりかっこよかった。
獅童ちゃんのまゆげの動きまではっきり見える席だった。
見せ場の柳生源三郎との斬り合いのところで、
構えから剣をぬくはずの獅童左膳。
襦袢になってしまっていることもあり、剣をぬこうとしても、
鞘がくっついてきちゃって抜けない。
うーーん、どうする? と思ったら、
隠してある手で鞘をひっぱるのがみえちゃった。
会場は笑いのうず・・・。
えーーん、ダメダメ笑っちゃダメ〜!!
と私は笑い声の中叫んでおいた(苦笑)。

夜の部がすぐに始まるため、カーテンコールは1回だけ。
あの投げkissは私たちド真ん中の3人娘へよね。
(だって、まわりは おばさまとおばぁさま方ばっかりだったもん)




おまけ・・・


三越の2階のカフェで帰りにお茶。
さんざん迷って、私もようちゃんもクラッシックなスイーツを注文。
アップルパイ と ストロベリーショートケーキ。







窓からの銀座4丁目交差点。



なかなかきれい。

木曜日の夕方、仕事帰りの人達が、彼らの夜の部の待ち合わせをしている中、
すでに遊びを終えた私たちは、家路につく。





-



 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home