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凶犬の眼


「孤狼の血」の続編

「凶犬の眼」
柚月裕子 著

すっごく面白かった。

警察とヤクザの物語。
最後の最後に衝撃が走る!



登場してくる
国光という名のヤクザが
男としてかっこいい。

マネなんて出来ないしマネしない方がいい。
でもマネできないような超人の言動を目の当たりにすると
ほんの一部でも良いから自分にも同じように出来ることはないかと
思ったりするものであり
男が男に惚れる物語だった。

そして
自分も面白い小説を書いてみたくなったりする(笑)
(いやいやいや書けない書けないが。。。。)

本日、読了後
早速本屋に駆け込んだ。

最後の続編「暴虎の牙」を購入。

これから読もう。

そして
The Jimi Hendrix EXPERIENCEを
聴こう。




2020年11月29日(日)


ちょうど親父がなくなってから2年が経つ。

車で1時間半
親父に会いに行ってきた。
もちろん実際に会えるわけではないが。
お墓参りだから。
ジイちゃんも、バァちゃんも一緒に入っているお墓。
良い天気だった。

いろんな思い出が蘇ってきた。





手を合わせていると、
涙がこみあげてきた。
心の垢が流れては消えていった。


2020年11月28日(土)


人は根本的な部分では
なかなか変わらないとおもっている。

どんなに素晴らしい音楽と出会って
生まれ変われたとしても
根本的にもっている哀しみから
逃れられることは出来ないと思う。

でも、
ここを乗り越えたら
マジで根本的にもっている哀しみ
を打破出来るんじゃないかと
思う状況を今、すごしている。
根本的から生まれ変われるんじゃないかと。

どうせおんなじだと思っていた景色は
今まで体感したことない景色なんじゃないか。





2020年11月27日(金)


ステージに立って表現する
その作品というのは
限界に挑んだ瞬間でないと
観に来ていただいたお客さんのハートを
掴めないことを知った。

これからも死ぬまで
ライヴをやり続けていくには
お客さんがいればこそのライヴだ。

お客さんがいるから会場の雰囲気のボリュームが増し
相乗効果が生まれ、その日、その場所での奇跡が生まれる。

その奇跡は翌日には風にさらわれる。
それで良い。
どんに風にさらわれようと心の中に残る。

ならば
気合い入れて
限界に挑むライヴをやるしかないだろ。

10代の時から
それをやりたかったんだから。




2020年11月26日(木)


言いたいこと言いやがってよ。
全部オレのせいしやがってよ。
てめぇじゃなにもしてないくせに
言いたいことだけ言いやがってよ。
余計な荷物ばかり運んできてよ。
そこに笑いがひとつもなくてよ。
荷物だけ置かれてもよ
体がうごかないからよ。
無理なんだ。。


2020年11月25日(水)


残業中にたまに事務所近くの松屋で食べる
「豚焼肉定食 大盛」
腹減って仕方ないときはこれ食べて
速攻事務所に戻って
もうひと踏ん張りしてる。



松屋は定食しか食べたことないが。


2020年11月24日(火)

孤狼の血


今日はもう朝から決めていた。


一気に読み切るぞと。



『孤狼の血』
柚月裕子 著



警察とヤクザの相関関係、因果関係の中
強烈な存在感をしらしめている
凄腕悪徳刑事のガミさん、そして部下の秀とのやりとりも
読みごたえあり
ヤクザ同士の大規模な抗争間近のおりに
アッと驚く出来事が起き、さらにびっくりする事実が浮き彫りになり
物語が終盤へと向かっていく。

すごく面白かった。
一気読み。

続編があるから早速読もうと思う。


今日、読書と共に聴いた音楽





もう11月下旬。
今日、外は暖かかったのかな?




2020年11月23日(月)


昨夜
思いのたけをステージに立ち
腹からさけんだ。
ステージに立つのがとても怖かった。
なぜなら日常が情けなさすぎるからだ。

こんな自分がステージに立ち唄う器ではないのを
46歳にしてわかってきた。

だけどLIVEを自分が手放したら自分が死んでしまう。
だからステージに立つ時の軸がはっきりとしている。
今までで1番の出来のライブができたと思う。

大量の汗をかき、打ち上げではたらふく酒を飲み
大いに笑った。
家に帰り家族の寝顔を見てから
ギターケースからギターを取り出しオイルを塗って
今日もありがとう。お疲れさんと言いながら
ギターを拭いた。

今夜は
鈴木純子さん企画「詠ミ聞カセノ時間」を観に
高円寺ALONEに行った。

鈴木純子さんの書下ろした
3つの短編小説を
とうふさん、詠む〜ライヴさん、そして鈴木純子さんが
それぞれ独自の表現で朗読する企画。
すっごく面白かった!

少しミステリー
虚無があり
諦めがあり
しかし人間への興味があり
哀しみがあり
狂気があり
後悔があり
自責の念があり
心の闇が景色となり宙を舞い
闇を掴んだ右手が真っ白な紙に文字をつづられ
ステージで表現され
オレは自分の胸に静かに手をあて
LIVEに聴き入った。

そしてこうして言葉が1冊の本となり
LIVEも見れて、本も購入出来て
とても贅沢な気分だよ。



鈴木純子さんはいつからこの計画を企てていたんだろう。
いつからこんな面白いお話を妄想していたんだろう。
今度お会いした時、聞きたい。

摩訶不思議な時空を超えた
3つの短編小説、これからも何回も繰り返し読む。

気持ちをフラットにしたいとき。
気持ちを飛ばしたいとき。
この日LIVEで観た光景を思い出したいとき。
本として形に残していただいた鈴木純子さんに感謝です。


なんだか自分も短編小説を書いてみたくなった。


2020年11月22日(日)


良い天気!
今日はLIVEだ。

午前中、子供たちは学校。
藤原さんはパート。

お家で1人。
SOUL MUSIC
音量上げて
気分も上々。




音楽がなければ、今頃オレは
どんななってたんだろう。
思いつくのは
ノイローゼ。
自分の性格上
生きていけないよ。
この世界。
オレすごく
弱いんだよ。

今日
LIVE
思いっきりやってくる。


2020年11月21日(土)

カラスの親指


最高に面白かった。
超最高に面白かった。

『カラスの親指』
道尾秀介 著



不幸な出来事を引きずり生きている
詐欺師同士の共同生活から繰りなされる
強烈な出会い、逃亡、少しの笑い、ユーモアと
いくつかの涙の生活劇、復讐劇。

そして最後の最後での予想もつかないどんでん返し。
やられた。だまされた。

西国分寺の本屋さんが
おすすめの本を紹介してなければこの本に
たどり着けなかったし、手書きPOPをたくさん書いている店員さんに感謝。

CD屋さんも、店員さんがどんどんおすすめのBLUES、SOUL MUSICを紹介する
お店が日本中いたるところにあって
当たり前のようにBLUES、SOUL MUSIC、ロックンロールを聴く人達が
あふれている環境になれば
もっと住み心地の良い日常になるんじゃないかと思ったりする。

「君、このCD良いから聴いてみなよ!」なんて
まだ思春期真っただ中の中、高生に気軽に話しかける店員さんがいて
その店でいろんな音楽が視聴出来て、たまり場になって
そこでLIVEもあったりして
もっと音楽が生活に身近にあれば、どんなに素晴らしいことか。

そんなこと言っても、それはきっとありえない事だろう。
そんな心意気の人が自分のお店を持ったりしないと。

なにわともあれ、今回読んだ道尾秀介という作家は
すこしファンになったかも(笑)
まだ1冊しか読んでいないが、なんかとても面白い。

前回読んだ柚月裕子と道尾秀介、ちょっと他の本も読んでみたい。

それにしても、小説家ってすごいな。
よくこんな話の展開を構成できるな。

『カラスの親指』

まんまとやられたな。すごかったな。


2020年11月20日(金)


晩飯最強トリオ



どれか一つ欠けてもダメなんだ。

2020年11月17日(火)

心温まるSOUL MUSIC


ジャケットは真っ赤で
もしかすると激しく暑苦しい
アルバムだと思ったら大間違い

Willie Hightower




ふくよかな歌声から優しさがにじみ出て
高らかなシャウトから懐の大きなチャメッ気があふれている
心が温まるソウルバラッドの数々
抜群なグルーブ感のある8ビートの数々
そしてどの曲も少し軽くPOPなのがまた良いのだ。

現在もまだ健在で2年前だったかな?
ビルボード東京で生のLIVEを観たときは感動したな〜。

もう年齢はいいお爺さんの年齢なのに
ステージで楽しそうに元気に歌って、動いて、汗が光っていて
体全体を使ってシャウトする姿は最高だったな。

本物を間近に見れた喜びもさることながら
本物のサザンソウルの貫禄のステージもさることながら
バックの演奏との一体感も抜群で
生きる活力にあふれ、楽曲に輝きが放たれていて
そのステージに「勇気」をもらったのを覚えてる。

そうなのだ、SOUL MUSIC。
SOUL MUSICはわかっているのだ。
喜びも、悲しみも、痛みも、辛さも、怒りも、楽しさも、
全部わかっていてそして包み込んでくれるんだ。

何も言わなくていいだよ。
音楽にあわせて踊りなさい。

SOUL MUSICで今夜

癒されている。

(癒されるの意味って正直わからないけど、きっとこんな気持ちなんだろう)



2020年11月16日(月)


朝、ホットドックを食べた。




タウンズ・ヴァン・ザント
ボブ・ディラン
を聴いた。

気持ちが回復してきているのを
感じた。

そのあとも
ずっと音楽を聴いて過ごした。




先が見えているわけではない。
横を見れば音楽がすぐ隣にある。

隣に誰かがいてくれるだけで
気持ちというのは楽になるのかもしれない。

つい先日
仕事でとんでもないミスを犯した。
15年以上働いているが
ありえないミス、ありえない判断をした。

そして
これ見よがしに
ここぞとばかりに
それ見たことかと
いじわるしてくる人たちが出てくる。
何もできない
言えない自分がいる。
どうしてこんな弱くなってしまったんだろう。
自尊心みたいなものがズタズタだ。

でもこの状況から
逃げはしない。

ただ、心が弱っているときに
仕事量が減らず、、で
きっついなー!
46歳。

よく失敗した人が
「責任をとって辞めます」という記者会見を見るが
それを見るたびいつも思っていたのは
「辞めるくらいなら、挽回するのが責任を取る事なんじゃないのか?」と
思っていた。
しかし今は、なんとなくその気持ちがわかる。

そういう時はもう、その場にいられなくなり
誰からも相手にされなくなり、つまはじきにされ
見えない圧力につぶされ
精神が持たなくなるんだろう。

ただ、俺はまだ
その場から立ち去るには早すぎる。

挽回するという気持ちではなく
そもそも挽回してるかどうかは他人が決めることで

ただただ俺は
同じミスは二度と犯さず
逃げるぐらいなら
恥をさらし
無様に、みっともなくとも正直に
突き抜けるのが逃げるより先だと思っている。

なんやかんや言って
やることなす事、事実と結果しか残らないわけだけど
褒められたくて、気にして欲しくて
わかって欲しい時とかあったけど
もう
何を言われようと
どう思われようと
所詮、大したことも出来ないわけだし
無理なものは無理
得意不得意がある
やれる事を確実に
気を保ってやっていこうと思う。

でも一つだけ
今でも逃げ出したいことがある。
抱えてる仕事量からは逃げ出したい。

ただ
「オレの時は1人でやっていた」と言う言葉をきくと

仕事量は減らないという現実が立ちはだかり
その現実に追いつめられる。

でも横をみると音楽がある。
音楽に助けられた。
今日、そんなふうに思え
久しぶりに晴れ間が見えた日だった。

明日から、気力を元にもどして
元気になってやっていこう思った。


2020年11月15日(日)

心の支え


井上博之氏
源さんのワンマンLIVEに行った。

のっけから「ドライバー ドライバー」。
今のオレの状況でこの曲を生で浴びた。

音楽を浴びて、本当に感じた時
背筋がビシッと伸びるもんなんだ。
そして身動きが出来なくなるんだ。
気が付けば涙が出ているんだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一人ぼっちで危ない時はじっとしてろ
動いちゃダメだ
動いちゃだめだ

錯覚にゆるんだ心のネジを
生まれ持ったドライバーで締めなおすまで
見えないドアの向こう描くんだ
1本のドライバーで

見えない道の向こう描くんだ
1人のドライバーで

1本のドライバーで

「ドライバー ドライバー」より
作詞・作曲 井上博之

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

源さんのワンマンLIVE
心に刺さるんだよ。
そうすると俺は透明になる。

1曲目から透明になっていた俺は2曲目の
「beautiful edge」で透明のまま溶けた。

3曲目の「ムラサキ」
今ある、オレの心にある
ムラサキの痕に涙が刺さり刺さり刺さり
また泣いた。

源さんのワンマンLIVE
言葉では言い表せない。

心の支えとなる。


2020年11月14日(土)

盤上の向日葵



『盤上の向日葵』
柚月裕子 著

超面白かった。



地元、西国分寺の本屋さんには本当に感謝してる。
店員さんの手書きPOPがお店のいたるところにあり
いつもそれを頼りに本を購入しているが、外れた試しがない。

今回も、次読む本を探しにお店に入りPOPの紹介文を観て購入した。

悲しくも美しい物語。
誰が犯人か。誰が殺したか。
謎ののまま物語は進む。

父親から虐待を受けていた小学校の少年は
将棋が大好き。
ある事件から恩人に出会い、みるみる将棋が強くなっていく前半。
やがて訪れる、お別れ。少年の決意。
大人になっていく少年。
ある男との出会いから、危ない世界を知る。
命を懸けた将棋の世界で見たもの感じたものは。。。!

一方で事件を追う二人の警察の上下関係。絶妙なやりとり。

後半が始まる。

人の恩。義理。孤独。憎しみ。

手に汗握る、真剣勝負。

生き様。

なぜ少年は虐待を受けていたかを知ったときは
さすがに、思いもしない出来事だった。
物語は急展開して行き、一気読み。

作者、柚月裕子

他の本も結構出しているみたいだ。



2020年11月13日(金)


どうせればいい
どうすればいい
焦っている
追われている
叫べ
唄え

守るには
どうすればいい
どうすればいい
叫べ
叫べ
唄え

リハーサルに出かけるまで
ずっと頭を抱えていた
頭が重く
「今日LIVEやらないとこういう時に鬱になるんだ」
めまい、吐き気がしてた。

精神的に追い込まれれば追い込まれるほど
良いLIVEが出来るなんて、しんどすぎるけど
LIVEは命がけである事に気づいた。
限界に挑戦する事なんだ。
本来これぐらい気持ちに体重をのっけて
LIVEをやらなければ、お客さんに伝わらないんだ。

ここで死んでしまったら
もう唄うこともLIVEも出来ない。
年齢なんか関係ない。
甘ちょんすぎる自分がいるだけだ。
日常生活において
ダサい自分が全部だ。
情けないしか出てこない自分だから
必死に生きて、仲間に感謝していくんだ。

精神的におかしい
気持ちがパンクしそうな日にやるLIVE。
なかなか経験できる事ではないが(経験したくない事だが)
おかげで最高のLIVEだった。



2020年11月09日(月)

欲望という名の裏通り



『欲望という名の裏通り』
ジョン&ジョイス・コリントン著
坂口玲子 訳



ニューオリンズの裏通りスラム街で生まれた人たちの抱えている闇を
描く。

凄腕警部が犯罪組織のボスや麻薬密売人を
追っていく中で繰り広げられる人間模様。

誰しもが人に言えない暗部があり、抱え生きているのを
日々の捜査とともに見事に日常に溶け込ませた描写。
淡々と時に激しく
静かに悲しく、時に感情的に心が破裂する
それでも生き抜く人たち。
そして「まるで何も起こらなかったみたい」と彼女は言う。

生活を守るため、我が子を守るため、ここから抜け出さねければならない
現実の闇。

悲しみを押し殺し、生き抜く辛さを隠し、複雑な血のつながり。
人種差別。

当初、ネットサーフィンでたまたま
ニールヤングの歌詞の1節が使われている小説であることをしり
読み始めた

ジョン&ジョイス・コリントン著
(坂口玲子 訳)の3部作

『ニューオリンズにさよなら』
『ささやかな謝肉祭』
そして
『欲望という名の裏通り』

本当は一番初めに読んだ
『ニューオリンズにさよなら』が3部作の最終章なんだが

面白かった。
淡々としてるが、各登場人物の心模様、個性、何気ない会話、
日本では感じられない土地柄の空気。
読んでいて、もう一つの現実をみた。

11月の雲ひとつない空。
朝の色。
すぐ終わりが来る。
陽が暮れるのが早くなる。
日向が遠くなっていく。
あったかい明るいおひさま。
行かないでくれ。



2020年11月03日(火)


食卓で酒を飲む
SOUL MUSICを聴く
文字を書いている。
気持ちを沈めている。




JIM BEAMのハイボール。
JIM BEAMの名前の由来はなんだ?

OH!JIM
BEAM発射



2020年11月01日(日)

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