♪ ワーカー日記 ♪

2012年02月29日(水) 新しい生活のスタートです (ぴろぴろ)

先日、担当の子どもが里親さんのお家へ迎えられることになり、
施設でのお別れに立ち会ってきました。

この1カ月間、1歳2カ月になるA君との
関係作りに励んでこられた里親さん。
里母さんに電話で実習の様子をうかがっていると、
「初めて後追いをしてくれました」
「今日は私一人でお風呂に入れられました」
「抱っこが増えてきて甘えてくれているのを実感します」と
A君との関係が築けていく喜びをかみしめておられました。

実習が進むにつれて、グズグズすることが増えたり、
ご飯の時にスプーンを放り投げたり、
食事のおかわりをたくさん欲しがったりと、
いろんな様子のA君の姿が見られるようになり、
「自分を出してきてくれているな」とも感じておられます。

いよいよ迎えたお家への引き取りの日。
里母さんセレクトのおそろいのベストと靴下を着て、
安心しきった表情で抱っこされているA君。
乳児院の先生方とお友達に見送られながら、
親子3人、晴々とした笑顔で施設を後にされました。

これからお家での生活がスタートします。
生活が落ち着くまでは、いろいろなことがあると思いますが、
パパとママに思いっきり甘えて、受けとめてもらってね。



2012年02月26日(日) バレンタイン (ぺたぺた)

先日のバレンタイン。

大人になればなるほど、
適当に流れてしまうイベントですが(人によるのかも)、
小中高生ぐらいの子どもたちにとっては、
恋の行方が別れる一大イベントなのかもしれません。
最近は、好きな男の子にあげるだけでなく、
友達同士でプレゼントしあう「友チョコ」が流行っていると聞きます。
小学3年生のAちゃんは、今年お母さんの手を全くかりず、
とっても上手にチョコを作ってたそうです。
また小学5年生のBちゃんは、お母さんと一緒に作ったチョコを
たくさんのお友達にあげたとか。
AちゃんもBちゃんも思い出に残る1日になったのかなと思いました。

女性ばかりの協会。
ですがバレンタインはそれほど盛り上がりません。
これまではお世話になっている方たちへ、
皆でチョコを買ってプレゼントする程度でした。

しかし、今年は、がみがみが皆に手作りチョコを
プレゼントしてくれました。
テレビで、チョコの表面をツヤツヤにする「テンパリング」という技術を見て、
「あれをしたい!」と思ったそうです。
多趣味ながみがみですが、その趣味の中にはこれまで料理は加わってなかったので、
何となく、皆、半信半疑。
しかし、週明けたら、色とりどりにデコレーションされたチョコを
皆にプレゼントしてくれました。
器用なので出来上がりもラッピングも凝ってて、
「うわぁ、すごい!」と皆も大絶賛!
がみがみも笑いながら「私、パティシエになるわ」と言ってましたが、
どうやらチョコづくりは1回で満足したそうです。

今年のバレンタインは
がみがみのおかげで楽しい1日になりました。




2012年02月20日(月) 原稿書き (ずしずし)

今週は、協会の機関紙「あたらしいふれあい」の原稿締切りの週。

ワーカー日記も「何をテーマに書こうか・・・」と
悩むのですが、
機関紙はもっと悩みます。
さらに私は文章を書くのが下手なので、
とりあえず書いて、皆の意見を聞いて何度も練り直す、
というパターンで仕上がっていきます。

自分でも何となく「ここは変かな?」と思ったところは
やっぱり指摘され、
「面白くないわ」と返ってくることがあったり、
最初の頃は書く度に「もう、今月は仕上がらへん〜」と思っていました。
「書き慣れると、だいたいの文章量を体が覚えるよ」と言われましたが、
6年を過ぎても、未だに覚えられていません。

しかし、研修などで自己紹介をすると時々、
「ずしずしさんですか、機関紙、読んでますよ。」と言われることがあり、
皆さん、結構しっかりと読んでくださっているのだと感じて、
頑張って書かなくちゃと思っています。

というわけで、今日は機関紙の原稿書き、頑張ります!



2012年02月16日(木) 金賞! (がみがみ)


先週末、とある音楽関係のコンテストが開かれ、
小学6年生の養子のA子ちゃんが、クラブ活動の仲間たちと出演。
まじまじ、ずしずしとともに聴きに行ってきました。

当日は、楽器の搬入のお手伝いということで、
顧問の先生や保護者の方と一緒に、舞台袖からの鑑賞ということになりました。
年齢的には、「保護者」として違和感ゼロ(笑)。
子どもたちの緊張感やエネルギーがびんびん伝わってきて、
一緒に、ドキドキワクワクの待ち時間でした。
そして、演奏スタート♪

お〜。みんな、かっこいい〜。

ここに至るまで、どれほどの練習を積んできたんだろう
…と、しみじみ。

自分が小学生のころなんて、
何かに「うちこむ」というのとは程遠い、
のんびりのほほんとした毎日を送ってきたもので、
A子ちゃんたちの頑張りを、尊敬してしまいます。

で、結果は、見事 金賞!でした。
おめでとう、みんな。よくがんばったね〜。

夏休みの柔道大会観戦もそうでしたが、
これまであまり縁のなかった世界にも、
養子の子どもたちのおかげでひきこんでもらって、
ほんとにありがたいなあ〜と、思うのでありました。
まじまじ&ずしずしと
「空手の演武とか見に行きたいねえ〜」とか、
「団体競技は、うちの子を探すのが大変やな〜」とか、
「○○ちゃんの体操には、誘ってくれはらへんかねえ」とか、
そんな話をしながら帰ってきました。



2012年02月12日(日) 10か月 (まじまじ)


最近、2歳になったA君。
乳児院にいた頃は、離乳食もパクパク、薬も嫌がらずに飲んでいました。

1歳前で家庭に迎えられてからは、薬を嫌がるようになりました。
ごはんやおかずにも好き嫌いが出てきて、里母さんはいろいろ
苦戦されるようになりました。

先日、お話を聞いたところによれば、「この10か月」
3食ともに、麺類ばかりだったそう。
ごはんは嫌がり、食パンを出すとパンに塗ったジャムばかり
食べてしまうそうで、結局麺になっていたそうです。
うどんにしろ、焼きそばにしろ、メニューがつきて
困っておられたようです。
「いつかは変わるやろう」という里父さんに
「でも、もう10か月やで〜」と里母さん、というやりとりも
何度もしてこられたようですが、
この頃、ようやくごはんに切り替わり、今は3食ともごはんで、
「楽になった〜♪」といっておられました。

引き取って当初の試し行動ということとは違いますが、
どうにも食べないものは食べないので、
子育ての悩みはどんどん出てくるものだなあ、と改めて思いました。
子どもってそんなもん、とは思いながらも
付き合うのはなかなか苦労です。


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