♪ ワーカー日記 ♪

2011年04月29日(金) 若者たち (まじまじ)


4月も終わりそうです。
通勤途上でも、新社会人や新高校生や新大学生、新予備校生?もあふれ、
フレッシュさを感じる時期です。
ゴールデンウィーク明けに減るのでしょうが、今のところ、
まだまじめに通う学生たちで、電車が混む時期でもあります。
満員電車に慣れず、貧血を起こして倒れる新社会人がいたりするのも
4月ならではかもしれません。

自分が若者の最中には、全く感じなかったことではありますが
このところ、10代後半の若者たちから立ちのぼる眩しさに
気づくようになりました。「輝いている」とまでは言いませんが、
集団で見ると眩しく、エネルギーがあふれているようです。
なんだかとても楽しそうにしゃべっている人もいたりして
「いいなあ」と思ってしまいます。

盗み聞きはいやらしい、とは思いつつ
「俺、今日8時5分に起きたで。いつもやったら6分には家を出てんねんけど。
でも、俺、風呂も入ってきたで、いつも朝入ってるし」
「すげえ。やるなあ」などと話している高校生。
思わず、今の時間を確認してしまうと「8時12分」。
もう電車に乗れているというのは、いったいどこに住んでるんだ、
風呂はどう入ったんだ、とか思いますが、なんとも楽しそうです。

幼い頃には想像もつかないほど、みんな大きくなって
頼もしくなったり、かえって危なっかしかったりするのでしょうが
「眩しいねえ」と思ってしまうのでした。



2011年04月26日(火) ハタチ (がみがみ)


卓上カレンダーに、これまでに担当して、養親さんに迎えられた
子どもたちのお誕生日を書き入れている。
今朝、ぼ〜っとカレンダーを見ていて、ハタと気がついた。

「4月29日 ゆう・20才」

おお〜。ゆう君がハタチになるではないか。
担当した子どもが、幼稚園に入ったとか、小学生になったとか、
高校の試験に合格したとか、
そういう「節目」も、なかなか感慨深いものがあって、
親戚のおばさん気分で、その成長を喜んでいるのだけれど、
「ハタチ」というのも、なんだかじ〜んとします。

ゆう君一家とは、普段はすっかり疎遠になっているのですが、
何年か前に、近畿圏の里親さんの集まりのときに、
養母さんと久しぶりにお会いして、写真を見せてもらったら、
すっごいハンサムボーイに成長していたのでありました。
今はどんな感じになってるのかなあ。

ついでに、他の子どもたちの誕生日も見ていたら、
来年は、「ハタチ」の子ども続出。
次の「節目」は、「結婚話」かしら。



2011年04月24日(日) 待ちわびて (ぺたぺた)

今年は、桜の開花も例年より少々遅めでしたが、
桜もきれいに咲きました。
桜だけでなく、若葉もきれいにめぶき、
春らしい気候にもなってきました。

しかし、協会の事務所はこの時期、気候と逆行して、
寒くなります。
例年、3月いっぱいで暖房がストップされるのです。
暖かくなってきて、本来であれば暖房も不要になってくる時期だと思うので、
それは仕方のないことです。
同じセンターの他の事務所には、向きによって日当たりの良いところもありますが、
協会の事務所に唯一ある窓側は、隣のビルの壁・・・。
日当たりが悪く、日中でも電気をつけないと真っ暗・・・という状態です。

面接をしているとそれほどでもないのですが、
この時期、総会準備に追われ、事務所での作業も多いので、
いつも「寒い、寒い」というのが口癖です。
冬場に使っている膝掛けやフリースも未だ欠かせません。
外に出ると、フリースもいらないぐらいの暖かい日もあり、
季節感が感じられないなぁと皆で言っています。

仕方のないことだと思いながら、
もっともっと暖かくなる日を待ちわびています。






2011年04月22日(金) 初めてのお見合い (ぴろぴろ)

理事会・総会の準備、週末里親懇談会、機関紙の締め切りと、
慌ただしく4月が過ぎていっています。

そんな中、初めて、私の担当の子どもに
里親さんとの出会いがありました。

4歳4カ月のA君は、他の子どもに里親さんとの出会いや、
週末里親さん、親族との関わりがあるのを見てきました。
自分には誰か会いに来てくれる人はいないのかなと思って
先生に尋ねることもあったそうです。
お見合いの数日前に先生から「お父さんとお母さんが会いにるよ」と聞き、
毎日1枚ずつシールをはって、楽しみにしていました。

そして迎えたお見合い当日。
里親さんの緊張と期待が私にも伝わってきて、
一緒にA君の様子を想像しながら待っていました。

先生におんぶされて、顔を隠すようにして登場したA君。
先生の膝に座っておもちゃで遊びつつ、緊張で顔はうつむきがちでしたが、
里父さんがチラシで紙飛行機を作って飛ばすとかけだしていき、
自分でも何度も飛ばして楽しんでいました。
その様子を見て、里親さんの緊張もとけたようで、
うれしそうにされていました。
私も「一緒に遊べてよかった」と胸をなでおろしました。

翌日から実習が始まり、関係作りの真っ最中です。
私にとっても初めての「親子むすび」。
どんな風に進むのかドキドキしています。



2011年04月18日(月) 年度始め (ずしずし)

もう4月も後半に入りました。
4月は事業報告と計画、決算予算の作業、総会での報告に向けての準備と
この時期ならではの仕事が加わるので、
あっという間に時間が過ぎてしまいます。
急がないと後の人たちの日にちが足りなくなってしまいますね。

入学・入園の時期でもあるので、
新しい生活が始まった報告もいただきます。
新しい制服にランドセル、期待いっぱいの子どもたちから元気をもらいます。
今年は自分が愛の手を担当した子どもが5人、新1年生。
自分の担当で初めて家庭に迎えられたA君もその一人。
「あの時2歳だったあの子が、もう小学生…」と思うと感慨深いのと同時に、
協会職員になって、やっとそのくらいの時間が過ぎたのだなと思っています。


先日、週末里親さんと施設の職員さんとの懇談会を開催し、
関わり始めの方から、長年活動され何人かの週末里子と関わってきた方、
40人くらいの方が参加してくださり、
2グループになって日頃の活動の中で思うことなど出し合いました。
入学式や入園式に出席した里親さんもおられ、
「めっちゃ、かわいかったわ!」と
里子ちゃんの晴れ姿を見守り、喜んでくださっていたようです。

新しいことの始まりは、ワクワクドキドキ。
皆、元気に通ってくれるといいな。


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