♪ ワーカー日記 ♪

2010年02月26日(金) 体重の増減 (ずしずし)

先日、家庭に迎えられたA君に会いに行きました。
実習の後半で、A君も里父母さんも体調を崩し、
お家に帰る日がなかなか決められなかったのですが、
無事に3人での生活が始まり、1ヶ月。
その後、A君は体調を崩すことなく元気に過ごしていました。

食べることが好きで、A君はどんどんパクパク食べています。
1日2回の離乳食では追いつかず、3回にしています。
里母さんが離乳食を作っている間に、
小さく切ってもらったイチゴをモグモグ、パンをパクパク。
すっかり満足したA君は、ようやく私に満面の笑みを見せてくれました。
ぷくぷくしたほっぺたがかわいらしくて、思わずこちらも笑みが浮かびます。
体重もグンと増えて抱っこする腕が痛くなってくると里母さんは話しておられました。

一方、里母さんは「私も食べる量は増えているんですけど…」と言いながら
ちょっと痩せられたようでした。
A君をずっと抱っこしながら家事をこなしたり、
A君の夜泣きで寝不足気味の里母さんが使っているエネルギーは
今までとは桁違いに多くなっているでしょう。

体重の増減は、親子で対照的ですが
一緒に笑って遊んでいる姿には、ホッとさせられます。

3人での生活が「当たり前」にしっくりとくるには、
まだ時間はかかると思いますが、
頑張っておられるなぁと感じながら、帰ってきました。



2010年02月24日(水) 西向く士??? (ぺたぺた)

協会職員は、子どもの頃の話や、親のこと、それぞれの趣味、昨日あったこと等々、
普段からいろいろな話をしています。
そういうやりとりは、自分が申込者の方とやりとりする際の参考になることも多く、
すごく大事だなぁと思うことがよくあります。

先日もそんなできごとがありました。

来年度の予定表を作ってくれていたがみがみが、
「ニシムクサムライってさぁ」と話し出しました。
ノリの良い協会職員は、それを合図に「それは・・・」とか、
「そうなんですか!」とか続いていきます。
普段であれば、私もそれに続くのですが、今回ばかりは「???」。
言っていることがよく分からなかったので、
「ニシムクサムライって何ですか?」と聞いたところ、
「えぇ!知らんの!」というどよめきが。

どうやら、1年のうち、1ヵ月の日数が31日でない月を覚える時の語呂合わせだそうですが、
そういう慣習は親から教わるそうなのですが、私は、
「1月は31日、2月は28日・・・」とそのまま覚えた記憶があるのです。
職員間に多少の年齢差があるので、「時代が違うからかな」とも思ったのですが、
新人のぴろぴろも親から教わったそうなので、そうでもないようです。

今回のことは、とても些細なことですが、それでも、
育ち方が違うと、「当たり前」という感覚が違うことがけっこうあるんだなぁと思った出来事でした。









2010年02月17日(水) オリンピックと私たち (がみがみ)


冬季オリンピックが始まりました。
競技によっては、午前中〜お昼にかけての時間帯に、
テレビで『Live』で見られるものも。
協会のテレビは、お仕事スペースとは別の
応接 兼 私たちのお昼ごはんスペースに置いてあるので、
残念ながら(?)、テレビを見ながら仕事…というわけにはいきません。

今日は男子フィギュアのショートプログラム。
朝から小さな音でテレビを流しっぱなしにし、
「次は高橋だ〜…」で、昼休み前だというのに、わらわらとテレビ前に集合。
みんなで息を飲んで、高橋くんのジャンプを見守り、
織田くんまで見届け、小塚くんの前にご飯を買いに行き、
昼休みの時間も過ぎているというのに、最後まで鑑賞してみました。

ずしずしと、支援機関のよしよし(←もしや初登場!?)は
フィギュアになかなか詳しいらしく、
どこどこの国のダレダレはすごいだとかいう情報や、
ジャンプやステップ、スピンの評価や、
「70点後半はいきそう〜」という演技の後の採点とかが、
そこそこいいとこついてたり。
ぺた&まじ&私は、日本人3人には関心アリアリだけれど、
フリーほどには変化のない演技にだんだんと飽きてきて(笑)、
次第に、「まつげが長い」、「テレビ映りがイマイチ」、
「夕方やからヒゲが濃くなってる」、「ナルシストっぽい」
…と、「見るトコ違いますよ」状態になってしまい、
「ま、こちらは、ウラ鑑賞チームってことで」と開き直ってみました。

ぴろぴろに、「どっちの鑑賞チームに入りたい?」と聞くと、
「こっちかな」と、ウラ鑑賞チームを指さしたのですが、
こちらに入るのであれば、「ツッコミ」ができなければならない
…と言われ、諦めたようでした。

さて、男子フィギュア・フリーは明後日。
その日は、大阪府の研修があるので、見れるかなあ〜。
…って、ちゃんと仕事をしよう、私たち。



2010年02月13日(土) 連絡会&学習会を開催しました (まじまじ)


1月30日にようやくフォーラムが終わり、
2月4,5日は大阪から子どもを委託したことのある
児童相談所の里親担当者の方に集まっていただき
連絡会&学習会&交流会を開催しました。

連絡会では、ここ数年の努力で委託率が大幅にアップした
福岡市の実践を紹介していただきました。
児童相談所と里親会、NPO法人など関係機関で役割分担を
しながら、広報にも力を入れてこられました。
その結果、里親の増加、委託する子どもの増加だけではなく、
里親を支援するサポーターも増えて、
活発に活動されているということでした。
数を増やすということだけではなく、
「家庭で暮らせない子ども」の問題について
市民に理解の環を広げられたということは、なかなか興味深い実践でした。

学習会では、コモンセンス・ペアレンティングについて。
最近、耳にしたことがあるという方も多いかもしれませんが
親業の難しさを少しでもラクにしていこうというものです。
「しつけというのは、叱ることではなく、教えること」
「暴言や暴力を使わずに、いかに子どもをしつけるか
子どもとつきあっていくか」というものです。

養子を迎えて、試し行動や赤ちゃん返りの時期が過ぎ
親子の間に信頼関係ができてくると、
その次の段階で、子どもにどうやって関わろうかと
思っている方も多いだろうと思います。
もちろん、子どもが大人の言うことを理解し、
いろいろなことができる状況まで育っていることが必要ですが、
子どもにどうしつけをしていくのか、ということが問題になってきます。

日々の子育ての場面で、子どもにどう伝えていくか、という例では、
「頭をフル回転しないとなかなかそんなふうには言えそうにないなあ」
という感想ももちましたが、
やはり事前に知って考えておく、ということは
心の準備ができるという点でも、
いろいろ知った上でオリジナルの方法を模索するのにも
役に立つのではないかと思いました。

おこりんぼのお父さん、お母さんになりたい人はないと思うので
子どもを迎えようという方には事前に知ってもらえたらなと思っています。



2010年02月08日(月) フォーラムが終わりました (ぴろぴろ)

1月30日(土)に大阪市里親制度普及市民フォーラムを開催しました。

当日は、一般参加者490名、関係者を含めて全体で554名となかなかの盛況となり、
舞台袖にいた私は、客席の様子をちらりと見て、じわじわと喜びが込み上げてきました。
会場の後ろの方では、参加者の熱気でやや息苦しいほど(?)だったと聞いています。
一時は定員600名を越える申込みに“嬉しい悲鳴”をあげる事態となり、
「思い切って1000人規模の会場を借りたらよかったねぇ」という声も聞かれました。
お客さんが「来ない心配」ではなく「来すぎる心配」をするまでの状況となって、
本当によかったなぁと思います。

そして、肝心のフォーラムの内容はというと、
角淳一さんの講演に、角さんによる里親子2組へのインタビュー、
関西芸術座による里親をテーマにした演劇「おかえり」の上演、
お楽しみ抽選会と盛り沢山の内容で、あっという間の3時間でした
角さんのお話は、飾らない人柄と軽妙な語り口で、
ご自身の経験に基づく親子観・家族観が率直に語られていました。
後半の里親子2組へのインタビューもとても上手に話しを引き出されていて、
悩みや難しさも含めた里親家庭の普段の様子が垣間見えたなと思います。
また、関西芸術座の「おかえり」は、昨年のフォーラムに引き続いての上演となり、
わさわさが「今年もまた同じシーンで涙が出てきた」と感動するほどの熱演でした。

終了後のアンケートをみると、参加者の年齢層は5歳から80代までと幅広く、
幅広い世代の方に参加していただけて嬉しく思いました。
また、実際に里親なってみたいと思ったという意見もあり、
今後につながっていけばいいなと思っています。

そんなフォーラムの興奮が冷めやらぬ中、
わさわさは、「最後の方で断ってしまったのは惜しかったなぁ。
来年は定員よりも少し多めに受付けないとアカンね。
私もあともう1年はがんばろうと思うわ」と、
気持ちはもうすでに来年へと向かっているようです。
私は、わさわさが来年への意気込みを語る姿を横目にしつつ、
来年の話をすると鬼が笑うので考えないことにしています。

さて、この数カ月、「フォーラム一色」という生活だった私ですが、
フォーラムの翌日には久しぶりに美容院へ行って髪を切り、
気分をリフレッシュしてきました。
フォーラムが終わったら燃え尽きるのでは・・・と
周囲から言われたり、自分でも少し思ったりしていたのですが(笑)、
気持ちを新たにして頑張ろうと思います。


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