♪ ワーカー日記 ♪

2005年04月28日(木) 別れ (ぷるぷる)

協会の職員になって、今日はとても悲しい日だ。

今までは、新しいお父さんとお母さんに迎えられ、
元気に施設を巣立っていく子どもを見送ることしかなかったのだが、
今日は、初めて子どもを施設に送り届けた。

血のつながりがなくても子どもを育てたいと思われて、
協会の門を叩いた里親さん。
そこまでの決心をされるのも大変なことだったと思うのだが、
協会の厳しい(?)面接・調査・研修を経て、
長期間の施設での実習も乗り越えて、子どもを家庭に迎えられた。
その日の笑顔で輝いていた、3人の姿を私は今も忘れられない。

家庭に迎えられて、子どもから、一日中おんぶに抱っこを求められ、
噛まれたり、叩かれる毎日も、
「試し行動と赤ちゃん返りは聞いていたことだから」と、
がんばってこられた。

それなのに・・・。

歯車がどこでずれてしまったのだろうか。

あれだけ、可愛いと思っておられた子どもとの別れを決断されるとは・・・。
もちろん里親さんも相当の思いで決心されたことだとは思うのだ。

しかし、別れがこんなに悲しいことだとは・・・。

里親さんと別れる時の、子どもの、あの諦めの表情が、
目に焼き付いて離れない。

どれだけ無力感を感じていることだろうか。


ワーカーとして、
これから、同じことが繰り返されないように、
努力していくしかないのだが・・・。
そんな言葉だけで片付けてしまってはいけないのだと、
心に強く焼き付けよう。
そして、子どもの持つ力を信じよう。

と言い聞かせる自分が、情けない。

今の思いをそのまま文章にし、支離滅裂の日記になってしまったが、
こんな日もあると、日記に残すことも大事なことだと、
思うようにしよう・・・。
まさに支離滅裂だ・・・。













2005年04月24日(日) 週末里親懇談会を開催しました (ぺたぺた)

先日、週末里親懇談会を開催しました。
今回は大阪市の週末里親制度上で活動中の週末里親さんと、
「愛の手」に週末里親募集の掲載をしてなっていただいた週末里親さん、
施設職員さん、大阪府・市の児童相談所の職員さんを対象に
案内を送付しました。
不運にも、懇談会と同じ日に協会の理事会と重なってしまい、
わさわさとがみがみが神戸事務所へ行かなければならず、
協会職員は3人のみの参加という手薄の状態に反して、
約50名とたくさんの方が参加してくださいました。

今回は、関わっている子どもの年齢ごとに、
小学校1年生まで、小学2年生から小学4年生まで、
小学5年生以上の、3つのグループに分け、
それぞれのグループでディスカッションをしました。

話し合った内容は、
「子どもが週末里親さんのことを「パパ」「ママ」と言うのを、
どうしたらいいのか」、
「子どもが出してくる要求にどの程度こたえたらいいのか」、
「退所後どのくらい付き合いを続けていけばいいのか」
など、子どもとの関わりに関することをはじめ、
施設職員さんとのコミュニケーションの取り方など、
週末里親さんの体験談や悩みに基づくものがメインでした。

どの週末里親さんも熱心に子どもと関わっておられることが
分かるとともに、今悩みを抱えておられない方も、
将来を考えると、漠然とした悩みがあるようで、
参加者皆が真剣に話し合いに加わっておられたと感じました。

週末里親さんは、月に1,2回程度
施設で暮らす子どもと関わっていただいているのですが、
その限られた時間の中で、子どもが楽しめるように工夫されたり、
今だけでなく、その子どもの将来までも心配してくださるなど、
とても熱心に関わってくださっています。
言うまでもなく、子どもは関係が深くなればなるほど、
反抗的な面が見られることもあり、
決して子どもと過ごせて楽しいことばかりではないのに、です。

週末里親さんと子どもとの関わりは、
「これが正解」ということがないだけに、この会に参加されて、
悩みが解消された訳ではないと思うが、
週末里親さんがこの懇談会を通じて何かを感じてくださっていれば、
嬉しいと思っています。

私自身は、この懇談会も考えさせられることの多い会であったな、
と感じています。



2005年04月17日(日) たまごっち再び (がみがみ)


こないだの日記に、ぺたぺたが「たまごっち」について書いていたので、
どんな面白ネタかと思いきや、
「使い方をあやまったり、間違った認識を持たないように
大人が考えてやらなければ・・・」という結びのマジネタ!
それでは・・・、今回は、マジネタでない(?)たまごっち話を。

今回のたまごっちは、確かにすぐれもの。
昔はやったたまごっちは、「一代限り」で、
数日間の寿命を迎えると死んでしまい、「リセット」すれば再スタート、
というわけで、「ゲームでは簡単に命がリセットできるけれど・・・」
などというのが問題になったりもした。
NEWたまごっちは、幼児期→反抗期→思春期と成長し、
その次には「産卵期」を迎え、結婚をすると、再び赤ちゃんが生まれ・・・
という具合になっていて、うまく育てればエンドレス。
もちろんお世話を怠って病気になって、途中で死んでしまうこともある。

昨年末に、「余ってんけど・・・」と姉からもらった。
たまごっち同士で赤外線通信ができて、お友達になれる機能があり、
姪っこに会うたびに、「つうしんしよう!」と言われるので、
「生かし続けなくっちゃ・・・」と、なんとなく継続している。
しかし、「熱しやすく冷めやすいタイプ」なもので、
そのお世話ぶりはいいかげんで、もう2回も死なせてしまった。
ゲームだとは思いながらも、死なせてしまうと、少々落ち込む。
無事に育っても、きめ細かなお世話が行き届かないせいか、
あまりかわいくないキャラにばかり育つのだ。

で、ぺたぺたに預け、かわいがってもらうことにした。
はじめは、そう乗り気には見えなかったのだが、
甲斐甲斐しく世話を続け、3代にわたって、見事にかわいいキャラを育てあげた。
そろそろ飽きただろうと思って、この間、自分の手元に戻したのだが、
そのとたんに、「いいかげん」になっている。
どうやら、ぺたぺたは、「気が気じゃない」(というのは大げさか?)
という思いで、その様子を見ているようだ。

仕事中は、机のまわりにほったらかしていることが多いが、
ぺたぺたは、時々、目を光らせているらしい。
この間は、「病気になってたから、治しておきました!」と言われた。
「えっ!そんなことになってるんですか!!」と叱られたので、
「何ごとか?」と思うと、ただ単にゲームをして遊んでいただけなのに、
「病気マークと、うんちマークが出まくっている」ように見えたらしい。
まじまじからは、「もう、ぺたぺたにあげはったら!?」と言われている。

「エンドレス」なだけに、いつまで続けていいのやら、と思う反面、
首からたまごっちを提げた子どもたちに出会うと、
「おばちゃんのと、通信せえへん?」と言いたくなったりもして、
小さなおもちゃに少々振り回されている、いいオトナである。



2005年04月12日(火) 車内食 (まじまじ)


家庭訪問や出張で遠方に出かける時には、時間を節約するために
電車内で昼ごはんや夕ごはんを食べることが多い。

就職したての頃には、少々恥ずかしさもあって、
サンドイッチやパンでそそくさとすませていたのだが、
最近は仕事に備えて駅弁などをしっかり食べるようになった。

わさわさなどは、東京出張の際には、富士山側の席をとり、
山を眺めながら昼ごはん、ということにしているようで、
富士山を通過するポイントに詳しい。
以前、わさわさと2人で出張にいった時には、富士山の見える
手前で食べはじめて、ちょうどいい具合に眺められる頃には、
昼ごはんも中盤に入っているという具合であった。

私は、食べるのに時間のかかるほうであるが、景色を見ながら
一人ではむはむと食べていると、より時間がかかってしまい
富士山どころか横浜近くまで食べていることもある。
帰りにも、東京駅から乗車して、新横浜駅を過ぎ、
ぼつぼつ弁当を開こうか、という時には、同じ東京駅から
乗車したサラリーマンの方々はすっかり食べ終え、眠っておられる。
食べ始めるのも遅いのだが、食べるのも遅いので、ずいぶんと先まで
ごそごそやっていることになる。

京都駅の「竹篭弁当」はわさわさのオススメである。
近頃、新大阪の駅で購入した「21世紀出陣弁当」もなかなかおいしかった。
21世紀に残したい駅弁グランプリ・大人の部、らしい。

車で移動している時、高速道路のサービスエリアではめったにおいしい
ごはんにであわないが、電車では、まだまだおいしいものに
めぐりあえそうである。

遠方への出張は、朝早く夜遅かったりで、少々大変でもあるが
日常の仕事を離れ、何を食べるか、移動の時間をどう過ごすかは
ちょっとした楽しみなのである。


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