♪ ワーカー日記 ♪

2005年01月30日(日) こころの洗濯 (まじまじ)

先日、久々にコンサートへ行きました。

新垣勉(あらがきつとむ)さんというテノール歌手の方で、
作業所の建設のためのチャリティコンサートでした。

たまに、なんでもいいからCDを買いたくなる時があり
お店をうろうろして買った1枚で、
「目を閉じて陶酔して歌っているなあ、この人」と思って
購入したのですが、実は視覚障害のある人であったという・・。
沖縄出身で、米軍兵士と日本人間に生まれたこと、生後まもなく
失明したこと、牧師であること、全部あとから知りました。

コンサートでは、なかなかおしゃべり好きな方で、ギャグ満載。
「アヴェマリア」など有名どころを多く歌われた後、
最後は「千の風になって」という曲でした。
作者不詳の英語詩に、新井満氏が訳詩を付け作曲したものです。


私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません

千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています


冒頭で少々ドキッとしましたが、
身近で亡くなった人のことを、会場の人全体が
それぞれに思い出しているような気がしました。
悲しみがよみがえる人もあるのかもしれませんが
その人の思い出と穏やかに向き合える歌のようにも思いました。

新垣さんの声で余計にそうなったのかもしれませんが、
久しぶりにこころの洗濯ができた時間でした。



2005年01月28日(金) フリースレンジャー (ぺたぺた)

協会では、行事の際に
協会が所有している「ふれあい号」こと、
軽ワゴン車に山のように荷物を積めて
目的地まで向かう。
その車は協会の事務所のある社会福祉センターの
1階の駐車場に置いている。

事務所のある付近はいくつかのビルや
マンションが建ち並んでおり、冬に駐車場で何かをする時は、
ビルから吹き下ろされる風で、
けっこう寒い。
そのため荷物の片づけをする日を決めると、
防寒と汚れてもいい服装を用意する。

先日、今宮戎で福飴売りの後片づけをしていた時のこと。
身支度を整え、片づけをはじめようとしていた時に、
ふと見回すと、職員4人とも同じいでたち。

上はフリース、下はジーパン、手には軍手。
フリースの色も、紺、グレー、ベージュ、紫と色とりどり。

よくあるスタイルかもしれないが、
同じ職場の4人が同じ服装をしているので、
周りから見ると、この服装が協会の「制服」のように
思われているのかもしれないと思うと、
ちょっと恥ずかしくなった。

でも、お調子者の多い協会職員は、この状態を
「我らフリースレンジャー」
と、調子にのり、ふざけたのは言うまでもないだろう。

いつかどこかでフリースレンジャーを見かけた際には、
ぜひ笑ってやってください。





2005年01月21日(金) おみやげ (ぷるぷる)

先日2才のKちゃんとSさん夫妻がはじめての面会をしました。

Sさんが、Kちゃんへのおみやげに用意したのは、
手作りの絵本でした。
布製で、かわいいアップリケや刺繍がいっぱいほどこされたものでした。
ボタンやマジックテープで、取り外しができ、
知育玩具の要素もいっぱい取り入れられたものです。

その手の凝った(本当にお上手なのです)絵本に、
その場に立ち会った、大人は、一同、感嘆の声をあげました。
(もしかしたら、ある意味、Kちゃん以上に興味を示したかもしれません)

表紙は可愛い女の子のアップリケで、
その女の子の胸には、「K」と名前が入っていました。
保育士さんが、Kちゃんに、
「ここにKちゃんのお名前があるよ」と教えると、
「Kのや!Kのや!」と大喜び!
次々とページをめくって、
「これは何?」
「これはどうするの?」と、里母にいっぱい聞いてきました。
それまで、少し緊張気味だったKちゃんでしたが、
緊張が溶け、一気にSさん夫妻との距離が縮まりました。

Kちゃんは、里母さんの膝の上にすわり、
一緒にページをめくったり、
ボタンをつけたり外したりして遊びました。

里母さんは、初日は、泣かれて手も握らせてもらえないと思っていたので、
大喜びされたのは、言うまでもありません。

協会では、「はじめての面会の時、おみやげで、
緊張している子どもの気をひきつけるので、用意してください」
と、お願いしているのですが、
ここまで、おみやげを介して、子どもと里親の距離が縮まったのは、
久々のことでしたので、ここにご紹介しました。
もちろん、おみやげそのものではなく、
それにこめられた里親さんの思いが、そうさせたのだと思います。

Kちゃんは、Sさんご夫妻ともうすぐ一緒に暮らしはじめます。
これから、どんなページが開くのか、楽しみです!



2005年01月17日(月) 今さら新年最初の日記 (がみがみ)


1月ももう半ばを過ぎたというのに、今年はじめてのワーカー日記です。

2005年も、あいかわらずドタバタの協会の毎日です。
例年ならば、今宮戎の福アメ売り終了後には、
「完売しました〜♪ありがとうございました♪」という日記を
UPできるのですが、今年は完売ならず・・・で、息を潜めてしまいました。

いや、売上げが悪かったわけではないのです。
なんたって3日間で、13000袋以上の飴を売っているのです。
ボランティアさんは、なんと、3日間でのべ100人以上もの方が
朝早くから夜遅くまでご協力くださっているのです。

・・・すべては、(ま○ま○&が○が○の)”強欲”のせい。
よくばって、追加仕入れを注文し過ぎたせいです。

・・・おかしいなあ。
初日の午前〜夕方のペースでいけば、完売のはずだったんだけど(^-^;;)

あ。わさわさ に、【おかげさまで完売いたしました。皆様のご協力を
感謝いたします】の張り紙を書いてもらっておくのを忘れたから!?

私たちの”強欲”のせいで、最終日に終電で職員が帰った後も、
深夜まで店をやってくださったボランティアさん、
前代未聞30缶あまりの返品をしてしまった飴屋さんには
多大なご迷惑をおかけしてしまいました。深く反省しています。

なにはともあれ。
新年早々の大きな行事を無事に終え、協会の仕事も本格始動。
ぺたぺたは、飴売りの翌々日に、早速、家庭訪問調査へ。
若いってすばらしい。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今月中にあと3回の更新はなるのか!?



 < 前の日記  INDEX  次の日記 >


@かていようご [MAIL] [HOMEPAGE]