♪ ワーカー日記 ♪

2004年08月30日(月) 親と子の宿泊研修・大阪市の巻 (がみがみ)


先週の大阪里親連合会の宿泊研修に引き続き、
8月29〜30日には、大阪市里親会主催の宿泊研修
@神戸市立フルーツ・フラワーパークが予定されていて、
まじまじ&がみがみが参加予定でした。

が、週末には今期最大とも言われている台風16号の襲来が予想されたわけで。
金曜日の夕方に、里親会の会長から電話があり、
「ややこしい時には、朝7時に連絡してきて〜」と、
会長の携帯電話の番号を教えていただきました。

さて、出発の朝。九州地方は少しずつ荒れ始めていて、
進路予想としては、九州→中国→近畿へと影響が広がるとのことでしたが、
大阪は、「台風?どこに?」という感じ。
空も晴れわたり、ほどほどの気温で、絶好の(!?)行楽日和。

一応、朝の8時前に まじまじ宅に電話をし、
が「で、今日はあるよね〜」
ま「あるでしょ〜。良い天気ですし!」
が「当日の朝の天気の判断?進路予想とかは関係ないのかなあ」
ま「ないんちゃいます?やばかったら、今日のうちに帰ってきたらいいですし」
が「そうやなあ。あるわなあ♪」
ま「会長に確かめた方がいいでしょうか・・・?」
が「ええんちゃう?行こう、行こう。じゃ、9時20分に改札で!」
ま「はあい、わかりました」・・・との会話。

そうして、集合場所に二人してリュック背負って、颯爽と出かけたのですが、
観光バスの姿は見えず、人の集まっている様子もまったくなし。
「が〜〜〜〜ん(゚o゚)」
「会長に電話しよっか〜」と今さら考え始めたその時、
階段のところにポツンとたたずむ一人の男性が・・・。
里親会の会長さんでした。

「君らから連絡なかったから、来るやろうなあと思って・・・」と会長。
「うわあ、ごめんなさい。絶対あると思ったもんで」と平謝りの私たち。
「家庭養護やったら、こんな天気でも行くやろ?」
「よくお分かりで・・・(^-^;;)」

その昔、O-157が全国的に流行し、野外キャンプが中止になっていた年に、
3食自炊、川の水も使いまくりのふれあいキャンプを決行した私たちです。
今回も、パークの中には温泉があるようだ、
ミルク館でソフトクリームを食べよう、ワイン館で梅ワインを買って帰ろう♪
・・・と、せっせと研究を重ねていたので、行く気マンマンだったのでした。

会長は、「会員にはもれなく連絡がまわってるはずやけど、
万が一・・・ってこともあるから、ワシはどうせ集合場所に来るつもりやったんや」
とおっしゃっていました。
それを聞いて、「じゃ、私らが来て、ちょうどよかったやん♪」と思ったというのは、ここだけの話で。

せっかくなので・・・と、会長と喫茶店に行き、
その後、まじまじと昼食も済ませ、そ〜っと家に帰ると、
「あんたらは似たもの同士で、たよりないなあ。
ぷるぷるさんなら、ちゃんと会長さんに確かめはったと思うわ」と母。
おっしゃるとおりで。



2004年08月25日(水) 親と子の宿泊研修 (ぷるぷる)

8月22日から一泊二日で、ぺたぺたと二人で、
大阪里親連合会の「親と子の宿泊研修」に参加してきました。

大阪府泉佐野市にある犬鳴山というところに行ったのですが、
生まれてこの方、うん十年、大阪府民の私なのですが、
大阪に、こんな自然豊かな場所があるとは、知りませんでした。
少し大げさですが、「山と渓谷」ということばがピッタリの、
ちょっとした避暑地気分でした。
しかし、運悪く、雨にたたられ、
山道を散策というワケにはいかなかったのが、残念でした。

全体講演会と分科会で、
里親さんや養親さん、児童相談所のワーカーの方々から、
楽しいこともしんどいこともいっぱいつまった素敵なお話を、
聞くことができました。

久しぶりに会う、「愛の手」の子ども達も、何人かいて、
その成長ぶりに驚かされもしました。

特に3歳のRちゃんは、時々、協会に遊びに来てくれるのですが、
いつも緊張して、事務所になかなか入ってくれず、
やっと入っても、なかなか打ち解けてくれないのですが、
この日は、とびきりの笑顔で、素敵なダンスまで披露してくれ、
涙が出るほど、感動してしまいました。
その様子を、一生懸命にカメラにおさめている養親さんにも、
またまた感動!

年に一回のこの行事に、参加させてもらえるのを楽しみにしています。
また来年が楽しみです。
研修会を運営された、里親会の皆さん、児童相談所のワーカーの皆さん、
この場を借りて、ありがとうございました。



2004年08月17日(火) 今さらのふれあいキャンプ後記 (がみがみ&まじまじ)


ふれあいキャンプ後記は完結・・・と思いきや。

一部の協会ファンの皆さまが気にされているかもしれない(!?)
キャンプファイヤーでの職員の出しものについて。

毎年、キャンプファイヤーでは、協会職員で出しものをしています。
ふれあい楽団の年あり、クイズ大会の年あり、フラダンスチームの年あり・・・。
元・吹奏楽部の まじまじに、こっぴどくしごかれた年もありました。
去年は、雨天のため体育館内のキャンドルの灯りの横で、
「チェッチェッコリ」を踊って、ちょっと寒い空気が流れたんでしたっけ。

さてさて、今年は・・・。なのですが、
今年は ぺたぺたが「サブリーダー」として、子どもグループに入り、
ぷるぷるは、事務所番だったもので、
職員チームは、まじまじ&がみがみ の2人。
音楽好きな まじまじも、「2人では盛り上がらん」と思ったのか、
出しものを考えるのにも力が入らず、
「漫才でもします〜?」「マジックショーでも〜?」と、全然やる気のないことばかり口にし、
毎年のことながら、ジタバタとキャンプの準備に追われ・・・というまに
キャンプが迫ってきてしまいました。

苦し紛れに、とある「企画モノ」を準備したのですが、
結局、今年は、子ども達のグループにそれぞれ出しものをしてもらい、
時間的にも苦しくなったこともあって、
(あと、バーベQ焼き焼き隊だったので、へとへとになったこともあって)
私たちの出し物はナシってことになりました。

子ども達の出しものは、内容や本番のデキはともかくとして(^-^;;)、
その練習の過程で、それぞれのグループが、ほんとによくまとまったなあ♪
と思ったので、やってもらって良かったです。
で、私たちの「企画モノ」は、来年まで(!?)お蔵入りです。


《おまけ》

まじまじは、今月の「あたらしいふれあい」に、
キャンプだよりを書いてるのですが、
深夜、気持ちのおもむくままに綴っていた一文が、朝起きて読んでみると
あまりにもアホっぽく、
「とても、ふれあいには載せられない」と思ったそうで。
が、私たちのリーダーネームが「なぜ、らっきょ?なぜ、なすび?」と
思っておられた方のために(いるのか!?)、ここに転載。

「リーダーさんはリーダー名が元々ついていて、
子ども達もオリエンテーションで出会った時からそれを覚えているのですが、
今までサブリーダーは「サブリーダー」とだけして特に名前をつけておらず、
職員も毎年思いつきで名前を付けてきたところ、
子ども達にあまり覚えてもらえなかったので、
今年はオリエンテーションの段階からサブリーダーにも職員にも名前をつけ、
しおりにも載せてみました。
サブリーダーのS君はハードロックカフェでアルバイトをしている
ので「ろっくリーダー」、高校生のIさんは「Iちゃんリーダー」などなど。
今年だけサブリーダーとなった田邉はフォークデュオ「ゆず」のファンなので
「ゆずリーダー」と可愛く仕上がりました。
しかし、山上と私は数日間思案したあげくにいいものが浮かばず、
ゆずに合わせて「きんかん」「すだち」なども考えましたが、
結局、「カレーリーダー(YMCAの職員さんのリーダーネーム)に合わせておこう」
ということになり、山上は「らっきょ」、私は「なすび」と、カレーにぴったりの名前に。
(山上が「らっきょ」となった時点で「ライス」にさせられそうでしたが、
そこは断固拒否)。
ついでに、チーム名は「インド人もびっくり」チーム。
確かにこれまでよりは覚えてもらえたような手応えはあるのですが、
らっきょを知らない子どもやなすびが嫌いな子どもも多いので、
「らっきょ」と「なすび」だけは、また新たに生まれ変わっているかも・・・。」

・・・・・なるほど。これは、ふれあいには載せられないね。



2004年08月09日(月) ふれあいキャンプ後記4 (まじまじ)

毎年ではないのですが、時々、ホームシックにかかる子ども達が
います。考えようによっては、大半の子どもが一人で参加しているので
知らない子ども同士。引率している大人も知らない人ばかりです。
(こちらは知ってますが)
家庭が恋しくなっても無理はありません。

夕方から夜にかけては、特に家が恋しくなる時間帯。
今年は小学2年生のA君とBちゃん。
一日目の夕食時、A君は「オーイオイオイオーイ」と大声で、
「お父さんとお母さんに会いたくなっちゃったよぉ」と泣いていました。
泣きながらもこちらからいろいろと質問をすると説明してくれたりして、
泣いてもわけがわからなくなっていないのには感心しました。
Bちゃんは「お父さん、もうおうちに帰ったかな。お母さん、何してる
かな」と言った後、高らかに「うわーん」。
どちらも見事な泣きっぷりでした。

こんなにお父さんとお母さんのことを思って泣いているのを
ご両親に見せてあげたいくらい、とは思いつつ、おうちに電話を
かけたりすることはしません。「明後日には会えるよ」と
励ましつつ、そのままプログラムにのせていきます。

楽しい時は忘れているようですが、ちょっと隙間ができると
またその恋しさを思い出し、「会いたくなっちゃう」ようです。
それでも3日間、両親と離れてみんなといっしょに遊んだり
楽しんだりできたことを自信に思ってほしいなと思っています。

A君とBちゃんに、また来年(来年無理でも再来年)会いたいなと
思っています。スタッフ達の思い出に残ったA君とBちゃんでした。





2004年08月06日(金) ふれあいキャンプ後記3 (ぺたぺた)

キャンプ2日目、YMCAが所有する無人島、
のの島へ5,6人乗りのカヌーで行きました。
私は、イルカチームのサブリーダーだったのですが、
男の子チームのリーダーが足りなかったので、
がみがみと一緒に急遽応援で、男の子4人とカヌーへ乗り込みました。

カヌーを一生懸命漕いでいても、時々海の流れに負けて、
進行方向とは逆に行ってしまうこともあります。
そうなると、カヌーの一方向に座っている子には休んでもらい、
片側の子とリーダーがせっせと漕いで軌道修正。
漕いでいる時に、前にいるカヌーを発見すると、
子ども達は「あのカヌーを抜くぞ!」と言って、
俄然張り切って漕ぎだし、大人も子どもにのせられて
一緒になって張り切っていました。

結局1隻を除いては、すべてのの島に着くことができました。
その1隻はどうやら沈没したようで、モーターボートに乗って帰ってきました。

が、落ち込む様子はなく、自分たちだけが沈没したのが嬉しそうで、
「俺ら、沈没してん」と言って自慢げだったのが、
何ともおかしい光景でした。
このカヌーで沈没するのは珍しいそうですが、
このチーム、帰りは転覆していました。
チームワークに問題があるのか?!とも思えますが、
当の本人達は、この時も転覆したことを自慢気に話していました。
他の子ども達の中には、沈没したことが羨ましく思っている
ような子もいて、同じカヌーに乗っている子に、
「沈没したいな」と言われることもありました。
子どもの感覚は、大人にはわからないな〜
と思わされました。

夜はバーベキューとキャンプファイヤー、最終日は海水プールで
遊んだり、磯遊びをして過ごしました。

今年のキャンプに参加した子ども達は、終始のりのりで、
どのプログラムも純粋に楽しんでいるように思えました。
これだけ楽しく過ごしてくれると、キャンプを計画した協会職員にとっては
やった甲斐があるというものです。
子どもの素直さという潤いを大人達に与えてくれたキャンプだったな、
と振り返っています。

ふれあいキャンプ後記4に続く・・・




2004年08月03日(火) ふれあいキャンプ後記2 (ぺたぺた)

がみがみも書いていたように、今年キャンプに参加した子ども達は
とてもハイテンション。年長の子ども達もしらけることなく、
どのプログラムにも取り組んでいました。

1日目、阿南国際海洋センターに到着すると、早速、
ライフジャケットを付け、海洋プログラムに取り組みました。
みんなで集まり、Mリーダーからの分かりやすい説明を受け、
いよいよ1人1隻ずつカヤックに乗り込みました。

カヤックは、お尻→足という順で乗るとバランスを崩さずに乗れるのですが、
子ども達はお尻を勢いよくドンとのっけるので、その勢いでバランスを崩し、
ひっくり返っていました。
でも、上手にすいすいと漕いでいる子もおり、
乗り込んでも、力が弱くてうまく進まない子、
1人で進むのが怖くなって、リーダーと2人乗りのカヤックに乗り換える子、
と子ども達も三者三様。

全員、ライフジャケットを付けているので、これは危険だと判断しないかぎりは、
ひっくり返っても大人が助けることはしていません。
子どももそれなりに自分でカヤックを起こして、
もう一度乗り込むということをこなしており、それを繰り返しているうちに、
カヤックを上手に乗りこなすようになっていました。
「子どもの適応能力ってすごいな〜」と改めて思わされました。
でも、翌日5,6人でカヌーに乗っている時に、
小学1,2年生の子どもが「カヌーの方がいいわ」と言っていたので、
やはり小さい子には一人でカヤックに乗るのは怖かったようです。

一方、カヤック初挑戦の私は、子どもには「がんばれ〜」と言っていましたが、
内心は怖いので、密かにYMCAの職員さんの運転するモーターボートに
乗ることをたくらんでいました。
しかし、がみがみに「ぺたぺたは初めてなんだから、カヤック乗っとき」
と言われ、そのたくらみは無惨にも崩れ去ってしまいました。
カヤックが揺れる度に「わーわー」と叫び、 地味に転覆してみたり・・・
子ども以上にふんだりけったりで、ふらふらになっていました(>_<)

カヤックで向こう岸から戻ってきて、
人数確認のためにバディを組んでいる時に、
2人が戻っていないことが発覚!!!
どうやら、2人はうまく進めず、漂流していたようです。
急いで、モーターボートで1人を助けに行き、もう1人は何とか自力で到着。
リーダー一同、子どもには少し心細い思いをさせてしまったことを悔い、
何もなかったことに安堵していたのでした。

ハプニングもありつつ、子ども達は楽しく海洋プログラムを終え、
夜の花火も大喜びで遊んでくれ、1日目は無事過ぎていったのでした。

ふれあいキャンプ後記3につづく・・・


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