♪ ワーカー日記 ♪

2004年04月30日(金) T君の出発 (まじまじ)

T君は合計4回、愛の手の記事に登場した。
担当は週のもちまわりであり、T君は偶然4回とも担当者が異なる。
現在はがみがみが担当しているが、3回目の担当は私であった。

T君は、不思議と関わった大人をその気にさせる魅力のある子どもである。
4回も掲載されたこともあるのかもしれないが、児童相談所の
ワーカーさんも、協会職員も、毎日新聞の記者さんも他の子ども以上に
彼の印象を深くもち、彼の新しい親との出会いを待ち望んでいた。
今までは残念ながら、何組か申込みの方もあったのであるが、
うまく話がまとまらなかった。

特別養子縁組には6歳未満という規定がある。
4回目の掲載の時は、すでに5歳で、「あと1年のうちに見つかるだろうか」と
誰もが思っていた。

3月にようやく新たに申込みの方が現れ、がみがみと児童相談所の
ワーカーさんが、面接や、家庭訪問、書類のやりとりなどを超特急ですすめ、
今日、5月1日がめでたくT君の引き取り日となった。
休日であったので、がみがみと一緒に私も引き取りに立ち合わせて
もらった。
繊細なところのあるT君に配慮して、そっと送り出すべきか、盛大に
送り出すべきか、施設の先生も随分考えられたようであった。
T君が前日に幼稚園でのお別れも済ませ、先生にも今朝から
「先生にいったっけ。今日、おれ、おうちに帰るねんで」とまでいい
また同じ部屋の友達にも「今までありがとう」と挨拶をしたということで
彼が十分に了解して、整理されている様子なので、盛大に送り出そうという
ことになった。

連休中ということもあって、子ども達も少なめであったが、
グラウンドに集まったみんなに盛大に見送られ、拍手までしてもらって
T君は、新しいお父さんお母さんと車で家に帰っていった。

「途中で植木市に寄って植木を買って帰りたい」というT君の希望があり
寄り道して帰られるということであった。
なかなかおつなところのある子である。お目当ての植木は見つかっただろうか。
ぜひ記念植樹をしてほしい。枯れないように、大事に育ててほしいと思う。

今日は、お天気もよく清清しかった。
待ち続けたT君の本当にいいひきとり日となった。


ワーカー日記はひと月に4回書くことになっている。
このことを書くために、1日延ばさせてもらったので、あしからずです。



とかなんとか言って、ほんまは更新忘れとったんちゃうん?・・・と、がみがみ 乱入〜♪



2004年04月24日(土) 週末里親懇談会 (ぺたぺた)

 先日、4月と10月の年に2回、大阪市の週末里親制度で
活動されている週末里親さんを対象にした、週末里親懇談会を
開催しました。 

 毎回、週末里親さんの悩みや不安に沿うような研修会になるように、
職員で頭を悩まし、趣向を凝らしています。

 今回は、以前週末里親をしていたKさんの体験談を聞く会にしました。
Kさんは、2才の時から施設を退所するまでの十数年、
Yさんの週末里親として活動され、施設を退所後の今も、
関わりを続けておられます。
KさんとYさんは20年以上の関係になります。

 Kさんの20年を超える週末里親としての関わりの中では、
生活のこと、学業のこと、実親のこと等、
Yさんの成長に応じて、悩みを持たれていたそうです。
それに対して、Yさんは「うるさいわ」と
抵抗することあったのですが、大人になった今では
「おじちゃんとおばちゃんのところに行けてよかった」
と言ってくれたそうです。

 現在、週末里親として活動されている方々は、
子どものことを思う故に、いろいろな悩みを抱えておられます。
私たちもご相談を受けて、一緒に子どもの気持ちを考えたり、
解決方法を考えたりするのですが、
週末里親さんの悩みはつきません。

 しかし、今回、Kさんの20年以上にわたる関わりの話を聞き、
子どもにとって、自分だけのために関わってくれ、
悩んでくれ、時には叱ってくれる大人の存在は、
とても意味のあることと考えさせてくれる機会になりました。



2004年04月16日(金) 発送完了しました! (ぷるぷる)

「総会案内&会費納入のお願い」を水曜日に発送することができました。
会員の皆さまには、そろそろお手元に届く頃かと思いますので、
今年度も変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

町工場化していた事務所も案内や封筒の束がなくなり、
やっと少し片付きましたが、理事会や総会の資料作り、
各種報告に追われ、まだまだ落ち着かない日々です。
忙しさのせいだと思いたいのですが、
先日、コンタクトレンズを装着し、その上から眼鏡をかけて出勤し、
午後まで気が付かなかった自分が少し心配です。

そんな中、幼稚園や小学校などの新入学の報告が、
寄せられると、心がほぐれます。
子どもと養親さんがおめかしして写っている写真等が届くと、
もう嬉しくてたまりません。
幼稚園や保育所などの幼児さんが、ぐずって登園したくないと言ったり、
なかなかお母さんと離れられなかったり、
それでも、登園して子どもなりに頑張っていたり、楽しんでいるなどと聞くと、
大変だろうけれども、何とも微笑ましい気持ちになります。

個人的には花見などで春の訪れを感じる機会が少なかった分、
子どもたちの成長から、春の訪れを感じている今日この頃です。




2004年04月09日(金) 最近の協会 (がみがみ)


ん?ワーカー日記はなくなったのか?と思わせるほどのごぶさたぶり。

最近の協会は、「町工場」のようです。
年次総会が、例年より2週間ほど早い日程となり、
それにともなって、総会の案内、会費請求のための処理、理事会用資料作成、
決算・予算関係、もろもろの統計・・・といったものが、すべて前倒し。
それぞれが、それぞれの役割を、ひぃひぃ言いながら、日々こなしています。

大阪事務所では、総会案内と同時に、新年度の会費請求をさせていただいています。
そのために、「個人会費 1口 1年分請求」とか、「個人会費 2口 2年分請求」とか、
「団体会費 1口 1年分請求とか、「購読会費 1口」とかとか、
細かな分類をして、封筒の宛名印刷をする必要がありまして、
この作業が、ボケた頭にはだいぶん辛くなってきました。
「あぁぁぁ。数字が合わん(-_-;)」ってことも、たびたび。

総会案内は、本日発送予定(というより、目標?)だったのですが、
残念ながら、目標達成できませんでした。
封筒印刷、紙折り機が「がっちゃんこ、がっちゃんこ」と音をたて、
宛名印刷が終わった封筒、三つ折になった案内が、
段ボール箱に詰められて、足の踏み場も無いくらい、そこら中に・・・。
なんにも知らない人が足を踏み入れたら、
「え?ここは、工場ですか?」みたいな雰囲気になってます。
なんとか、月曜日には!

しかも。
私個人的には、昨年度、ケースが新規に2ケースしか動かない
という無風状態で1年を過ごしたのですが、
「春の訪れとともに、私にも風が吹かないかしら〜」と思っていたらば、吹きました。
それも突風(?)で、4月に入ってから、週に1回のペースで、家庭訪問調査・・・という事態に陥っています。
子どもたちに里親さんが決まっていく、というのは、それはもう非常に喜ばしいことなのですが、
なにもこの時期に集中しなくても・・・(^-^;;)と思ったりも。
あれと、これと、それと・・・と、自分がやるべきお仕事を整理しつつ、
あいかわらずドタバタの協会新年度のスタートです。


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