♪ ワーカー日記 ♪

2003年03月31日(月) 年度末・・・ (ぷるぷる)

年度末ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
協会職員の書き込みといえば、「忙しい、忙しい」ばかりで、
それしか書くことないのかと言われそうですが、
今日もやはり、「忙しい」。

協会には、事務専任の職員がいないので、
各職員、ソーシャルワーク以外の事務仕事、雑用を色々と担当している。
今年度、私は会計係り。
確か、私の性格は、
「今日できることは今日する。明日のこともできればしておく」だったのに・・・、
いつの間にやら、「明日でいいことは、明日する」になり、
それも気が付けば、「急ぎでないものは、いつかする」になってしまっている。

そういう性格の変化がたたりにたたって、
先週あたりから、ひどい状況に陥っている。
たまりにたまった、会計ソフトへの帳簿入力。
一日中、パソコンとにらめっこで、
目から血が出るのではないかと思うくらいだ。

そういう状況なので、どうも頭から湯気が出ているらしい。
他の職員が何か用事があっても、声をかけづらいのか、
「お忙しいところすみません」などという、
普段この職場では聞かれない言葉が飛び出したりもした。

「皆に迷惑をかけているな〜。許してね〜」と、
日頃の怠慢を反省しつつ、
いったいいつ終わるのだろうかと、黙々とパソコンに向かっているのであった。

「あ〜忙しい!」



2003年03月24日(月) 「養子からのメッセージ」を開催しました (まじまじ)

先日、年間の行事のひとつである「成長した養子からのメッセージ」を
開催しました。今回は、5才で引き取られ、現在27歳の女性、Aさんに
お話していただきました。わさわさとの対談形式で、2時間ぶっ続けでした。

5才だったAさんは、引き取られたこともよく自覚しており、
状況の判断ができるかしこい子どもでした。両親が何を期待し、
どういうふうに振舞えばいいか、ということもよく理解して
おられたようです。
その分、わがまままを言うこともなく、大声でごねた覚えもない、
ということでした。養親さんからすると、Aさんにとって
よかれと思うことを、次々とやらせておられ、Aさんは精一杯
背伸びして、それに応えていたようです。
Aさんが思春期の頃、お母さんとAさんの緩衝であった
お父さんが転勤で単身赴任となり、母子の2人きりの
生活になりましたが、それはAさんにとってなかなか緊張する
生活だったということです。お母さんと2人で食事をしている時、
お母さんがしゃべろうと息を吸い込むだけで、Aさんは
「また、何か言われてしまうのではないか」と心臓が
ドキドキしたそうです。
決して、お母さんは悪い人ではなく、むしろ人間的には
とても立派な人だったそうですが、子どもらしくわがままに、
のびのびとできなかったことで追い込まれてしまったのだと
Aさんは思われているようです。
Aさんは今親子関係を修復中で、再び、甘え直しをしておられます。

Aさんは、今回の話をとても落ち着いて話してくださいました。
会場は、子育ての難しさを実感されたのか、静まり返る場面も
ありました。
Aさんの「血の繋がりはなくても親子になれると思います」
という一言に力づけられた、感動した、とアンケートに書かれて
おり、いい会になったなと思いました。



2003年03月18日(火) 気がつけば4周年 (がみがみ)

・・・というわけで。
本日、HPのオープンからめでたく(?)4周年を迎えました。

1周年の時は、「1周年記念」NEWページということで、
協会の「地図」のページを新しく作ってUP。
2周年は、「2周年って何か中途半端よね〜。3周年とか5周年とかって
『記念』って感じもするけれど」と、何気なく通過。
3周年の去年は、思い出したくもないけれど、
とある調査の報告書の作成に、みんな耳から煙もうもう状態で
取り組んでいる頃で、「3周年」なんて意識の片隅にのぼることもなく通過。

そして、4周年も。特にイベントはなく(^-^;;)、迎えてしまいました。
4年間にトップページのカウンターは11万件弱。
掲示板の書き込みも、親記事だけで1000件を超えました。
メール相談の受付も、400件あまり。
(うと&けた退職のために、これは今、
がみ&まじ&ぷる の3人で回答担当を順繰りに回してるので、
けっこう、あっ!!という間にまわってきてしまいます)
HPをきっかけに、来所→子どもとの出会いにつながった方もおられ、
それなりに役割は果たしているのかなあ・・と思いつつ。

本当は。
新しくなった里親制度に沿って、内容を変更しなくちゃなあとか、
愛の手に掲載されて、里親が決まっていない子どもたちについて
写真の掲載などではなく(プライバシーの関係もあるので)、
なんらかの情報の提供で里親を募るページを作りたいなあとか、
「よくある質問Q&Aコーナー」を作りたいなあとか、
いろいろ思ってはいるのですが、なかなか実現する余裕がなく。
このまんま5周年を迎えてしまうことのないように、
なんとか頑張るぞっ!と、決意も新たな・・・!?4周年。

ページの更新が実現しないうちは、
みなさんの掲示板への書き込みだけがたより・・です。
さあさあ、みんなでLet's Go!なのだ →→→こちらへ




2003年03月13日(木) 掲示板故障中 (がみがみ)

ただいま、3月13日(木)13:15。
昨日の夜から、うちのHPの掲示板が開けません。
決して、有料掲示板の支払いが遅れているからというわけでなく(^-^;;)
サーバー(?)のトラブルみたいです。
レンタル会社の案内に「復旧には数日かかります」とありましたが、
さてさて、どうなることやら。

裏道を通って・・・
こちらからなら入れます。→秘密の入口はこちら




2003年03月11日(火) 意外・・・!! (きびきび)

 
 D君が待って、待って、待ちまくった「お見合い」が実現!
 里親さんも緊張気味。
 2人そろって、ピンクのセーターで登場。
(「やわらかい印象の服で来てくださいね」という言葉をしっかりと守っての結果だったのでした。)

 私は里親さんに「元気でヤンチャで甘えん坊で・・・とにかくパワーのある子どもですよ。」と伝えていたのでした。
 「でも、でも泣く場合もあるので・・・心構えはしておいて下さいね。」とあらかじめ話してました。

 そして、当日、いつもと違う部屋に保育士さんと2人でちょこんと待っていてくれたD君。保育士さんも含め大人は7人。
 きっと、その人数の多さにも圧倒されたのでしょう・・・里親さんの顔を見るなり大泣き!!!
 担当の保育士さんと他の保育士さんも大泣きするD君を見て、ビックリの表情。
 「まさか、Dが泣くとは・・・意外・・・。」
「そんな繊細なとこもあってんなぁ〜」とそんな声がどことはなく聞こえてきます。

 D君の涙と保育士さんの「ずっと、お父さんとお母さんが来るって楽しみに待っててんなっ。」という言葉に、里親さんも涙、涙・・・。
 その後も、何時泣き止むのかと待てど、一向におさまる気配はありません。
 最後に「ありがとう。また来てね。」とヒックヒックしながら言えたものの、かつてないほどに大泣きしたD君。
 
 D君の意外な一面を垣間見ることが出来て、このお見合い「ん〜、よかったわん」と思う私でした。
 里親さんも「かわいい!かわいい!泣いてる姿もかわいい!」としきり。
 D君のヤンチャ度に圧倒される日々も間近・・・。






 



 



2003年03月06日(木) 里担会議 (ぷるぷる)

3月3、4日に協会主催で、「愛の手」の子どもたちが、
お世話になっている各児童相談所の里親担当者の方々に
集まっていただいて会議を開いた。

各県の児童相談所の里親登録数や里親募集の広報活動、
研修会の取り組みなどを報告いただき、
里親担当者の方々の、日頃の業務に対する熱い思いや、
児童を取り巻く現状の厳しさなどが伝わってくるものであった。

今回の目玉は、広島の里親Iさんの講演。
昨年10月に制度化された専門里親については、
どの児童相談所もスタートしたばかりで、手探りの状態。
Iさんは、専門里親研修を受けておられ、
その研修会の模様や、講義の内容を具体的に分かりやすく
説明してくださり、
私を含め、どんな研修がおこなわれているのかイマイチよく分からなかった
担当者の方が多かったようで、
Iさんの語る言葉に、皆大きくどよめいたり、頷いたりであった。

そして、Iさんが現在養育されている里子さんを迎える経過は、
Iさんの温かい人柄、行動力、子どもへの想いがよく伝わり、
ひときわ参加者の心に響いたのではないだろうか。

私も、この仕事に携わる者としての思いをあらためて考え直す機会になった。

ご出席いただいた、各児相の里親担当者の皆様、
そして、Iさん!ありがとうございました。



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