♪ ワーカー日記 ♪

2003年02月27日(木) 映画を観てきました (まじまじ)

『ホワイト・オランダー』(white oleander)
という映画を観てきました。
里親が出てくる話だということで、ぴあの案内を見てみると・・・
「カリスマ的な芸術家の母親イングリッドが恋人を
殺害して終身刑となり、里子に出された15歳のアストリッド。・・」
と内容はさっぱりよくわかりません。

あまり期待せずに出かけましたが、個人的にはなかなかよかったです。
「里親の話」というよりは、「少女の自立の話」ではないかと思います。
刑務所に面会に行って母親と会う度、少女は里親や友人との関係を
母親から批判され、悩みます。それでも、だんだんと母親の呪縛を払いのけ
成長していく姿に(月並みですが)ジーンとしました。


映画館には10人ほど、中学生も来ていたので、課題になっているのかも
しれません。大阪では3月14日までOS劇場、千日前スバル座、
布施ラインシネマ、ユナイテッド・シネマ岸和田などでやっているようです。

さて、ホワイト・オランダーの意味は?

観た人だけ、わかります。



2003年02月26日(水) Hちゃんのおうち (がみがみ)


小学校2年生のHちゃんは、赤ちゃんの頃からずっと施設で暮らしています。
面会や外泊の機会はほとんどなかった8年間。
そのHちゃんが、今度、「養育里親」さんのお家で生活することになりました。
初めての面会の日。
Hちゃんは何日も前から、ウキウキでその日を待ってたそう。
ちょっともじもじしながら、面会室に入ってきて、
「こんにちは!」と、しっかり挨拶もできて、
里親さんからのお土産を嬉しそうにあけて、ぎゅっと抱きしめました。
「ありがとう」と言った後のHちゃんの第一声。

『何時に帰るの??』

自分「だけ」に会いに来てくれたおじさん、おばさんがいることが
と〜ってもうれしいに違いないのに、
会ってすぐ、「いつ帰ってしまうのか?」ってことが
いちばん気になってしまう・・なんて、せつないなあと思ってしまいました。

学校の話や、園での生活の話や、友だちの話を
里親さんにいっぱい聞いてもらったHちゃん。
「今からおうちに行きたい」「外泊したい」と言い出しました。
「明日、学校に行かなあかんからなあ」と里親さんが答えると、
「ほんだら、金曜日にお迎えに来て!」
「日曜日の夕方に帰ってくる」
「宿題はおうちに持って帰ってやる」
と、大人そっちのけで、「スケジュール」を決め始めました。

「お布団は持っていかんでええのかなあ?」というHちゃんに、
「Hちゃんのお布団はもう用意してあるよ」
「Hちゃんの机もあるから、宿題もできるよ」と里親さん。
Hちゃんは、もう満面の笑み(^-^)です。

思った以上にスムーズな面会に、里親さんもホッとした様子。
Hちゃんの希望どおり、金曜日にお迎えに来てもらって、
里親さんちで、初めてのお泊りです。

里親さんをお見送りに出てきてくれたHちゃんに、
「じゃあ、金曜日に迎えに来るからね。待っててね」と
里母さんが声をかけると、
「やったあ!やったあ!やったあ!」と
ぴょんぴょんととびはねて喜んでいました。
嬉しさのあまり、とびはねる子どもって
久しぶりに見たなあ・・・としみじみ。

やっとできた、「Hちゃんのおうち」。
やさしいおじちゃんと、面白いおばちゃんと、
かっこいいお兄ちゃんとの新しい生活、
楽しい毎日になるといいね。





2003年02月21日(金) 温泉!! (きびきび)

 春も手の届きそうな季節になり、「露天風呂で雪見酒を!」と
いう私のもくろみは果かなくも崩れ去ろうとしています。
 3月には養親講座も控え、温泉などに浸かっている暇はない!!のが現実・・・。(肩こり性の私ですが、もむと高熱が出るという厄介な体質の持ち主で、私の肩こりを治してくれるのは温泉しかない!のです。)

 仕事にも徐々に慣れ始め、「おっちょこちょい」の本領も発揮しつつ、
皆の厳しい目!に囲まれながら頑張っています。
まだまだ「戦力」にはほど遠いですが・・・。

 そんなこんなの毎日で唯一の楽しみなのは、お疲れさまの晩酌タイムです。
「今日はワインにしようか、はたまた日本酒にしようか・・・
だったらおつまみは何を作ろうかしら〜。」などと、
まさに「おやじ」の世界です。
(ちなみに昨晩は、ワインとオイルサーデン&あさりのワイン蒸し
&大根の煮たの、でした。)

 本物の「おやじ」になってしまっては(独身の私としては)マズイ!と感じ、
何故か、急に、スカーフを引っ張り出して久々に巻いてみた私・・・。

 ひねりも何もない安直な自分に、ますますトホホ・・・。

 「露天風呂で花見酒!」が出来るよう、春に向けて綿密な計画を練らねば!
と企んでいる今日この頃。





2003年02月16日(日) おばちゃん (ぷるぷる)

最近、子どもと話をする時は、自分のことを、
「おばちゃん」と言うようにしている。
子どもの方から先に、「おばちゃん」と言われないように、
先手を打っているのである。

先日も、6才のHちゃん宅を訪ねた時も、
自分から、「おばちゃんな〜、○○やねんで〜」という具合に話をしていた。
多くの場合は、里親さんが、
「ぷるぷるさんが、おばちゃんやなんて、まだ早いわ〜」と、
お世辞でも言ってくださるのだが、
Hちゃんの、里親さんは、否定されることもなく、
「おばちゃんに、Hちゃんの書いた絵を見せてあげて」と、
おっしゃるではないか!
(子どもに「おばちゃん」と言われるのは仕方がないけど、
 里親さんには、まだ言われたくないな〜)っと少し落ち込んでいたところ、
「いいよ、お姉さんに見せてあげる」とHちゃん。
そこで、里親さんも、ハッとされたようで、
「いや〜、失礼しました。子どもは正直やわ〜」と、一同大爆笑。

つくづく、「子どもって素直だわ〜」と足取りも軽く、
Hちゃん宅を後にしたことは言うまでもない。



2003年02月10日(月) バレンタイン (まじまじ)

バレンタインのシーズンです。思い出してみると、
小学校1年生の時に、お寺のボンとキューリ形のかわいい顔の
男の子の2人にチョコレートをあげたのが最初だったような気がします。
この習慣(?)は、日本でいつ頃から始まっていることなのか、
よく知りませんが、自分が大人になる頃には廃れているだろうと
なんとなく思っていました。

高校生の頃、クラスの友達が別の友達に「こんなん、大人になったら
せーへんようになるんやから、今の間に好きな人に贈っとき」と
力説していました。私も「そうそう、大人になったら、こんなことは
しないのよ」と思っていましたが、きっちり義理チョコだけは
毎年かかさずやってます。
しかも最近では、職場でのグループ買いですから、より一層
「義理」が増し、ついつい「お世話になりまして・・」と
書いてしまいます。

しかし、義理の関係でもあげる人とあげない人があるので、
やはり多少は「愛情のこもった」ものなのかもしれません。
(協会職員から届いた方、私たちの愛情を受け取ってくださいねっ)

「チョコレートを渡しつつ、告白する」ような世代がうらやましいなあ、と
振り返り、そういう世代には、ぜひそんな経験をしてほしいものだ、と
遠い目をしながらチョコレート売り場をうろうろしてしまうのでした。



2003年02月05日(水) じたばた(^-^;;) (がみがみ)


やばっ。
ワーカー日記の更新が、週1日ペースになってますね。
こんなことでは、Uさんはじめ、熱烈読者(?)の皆さんを悲しませてしまいますね〜。

というわけで・・・?
近頃の協会は、じたばたと、みんな忙しくしております。
「1月は『行く』。2月は『逃げる』。3月は『去る』」とは
うまく言ったもので(←言いますよね??)、
1月は、ほんとにあっっ!!という間に行ってしまいました。
この調子では、2月もあっっっ!!!という間に逃げてしまいそう。

けたけた が年末に退職したせいなのかしら。
愛の手ケースが、いろいろ動いているせいなのかしら。
(平成13年度は、里親を見つけることができたケースが17件と、
例年よりも激減!してしまったのですが、
今年度は、1月末で推薦ケースが27件。何とか復活の兆しです)
老化とともに、仕事のペースが鈍ってきたのかしら・・・(^-^;;)
と、原因はいろいろ考えてみるのですが。

1日のうちに、どうしても「積み残し」の仕事が出てしまって、
めずらしく(!?)残業して、こなしたり、
こないだの土曜日には、まじまじ は休日出勤までして、
セコセコとパソコンに向かっておりました。
巷では、インフルエンザが蔓延しているようですが、
協会職員は、今のところ、みんなピンピンしています。
倒れているヒマはありません(^-^;;)

この状況の中、新人のきびきび には、
一日も早く『戦力』となってもらうべく、
ぼちぼちと、独り立ちに向けての訓練の日々が始まっています。
申込者への「オリエンテーション面接」も、
「ひとりでやってみる?」と、面接室に送り込まれ、
私たちは、部屋の外で耳をダンボにして、チェック・チェック・・です。

実は、4月からひさびさの大学「新卒」職員を迎えます。
試験や卒論が一段落したということで、今後のうちあわせのために
今日、その ぺたぺた(PETAPETA・仮称)さんが来所。
3月から、ぼちぼちと研修を兼ねて来てもらうことに。
これまた、一日も早く『戦力』となってもらうべく、
びしばし!と鍛え上げていこうと思います。

みなさんも、よろしくご指導くださいね〜。




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