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2002年04月30日(火)

イカシタ男 ==別れ相談==

ある日、あたしの家の電話が鳴った。
非通知だ。
セールスが多いので、出たくは無いのだか、ヤツが非通知でかけてくるため仕方なく出ることにする。
そう。ヤツとは、ナル男。あたしの友人と言っておこう。

あたし「もしもし」

ナル男「もしもし。ナル・・・」

ナルとは、彼の通称いわゆるHNである。そう。彼とはネットで知り合った。
大抵のナル男は、「ナッルで〜すっ」と元気に電話をかけて来るのだが。
そう言えば、ナルとは3ヶ月くらい音信不通にしていた。久々だ。

あたし「ぉう。ひさしぶり」
ナル男「元気だった?」
あたし「うん。元気さ。そっちは?」

ごくごく普通の会話で始まったのだが、どうやら元気の無いナル男。

ナル男「いやぁ〜、元気っつっちゃー元気だけどさ。なんかよぉ〜、別れるらしいよ?

ナル男には、確か3つぐらい年下の恋人が居る。
付き合って一年ちょい。もー、どうしよーもないくらいのラブラブで、ナル男の惚気バカ話には付き合いきれないと誰もが思うぐらいであった。
けど、お人好しのあたし「自慢できる相手が他には居ないのね」と思い、かかってくる限りは、話に付き合った。
っていうか・・・フツー聞いてられない内容だから、あたしにしか話せないという自覚が彼にはあるのだと思う。
よって、あたしからの連絡は、ほぼしないという状態が一年は続いたのである。
また、この「別れるらしいよ?」という疑問形。
自分の事であるのに疑問形。
これは、実はあたしの専売特許をナル男が気に入って使用頻度が増していたのも、ナル男との音信不通が多くなった理由だ。
人に自分の特長を真似され、自分のもののように使われるのは、あまり好きなことではない。

あたし「あらまぁ、またどうして」

親身に相談に乗るつもりは無いが、社交辞令だ。聞いてみた。

ナル男「なんかさぁ、気になる人ができたんだとっ」

あたし「ええ?・・・あぁ、最近忙しくて会ってなかったんじゃない?」

ナル男「それもあるんだけどな。オレだって休みがあるやんか。そういう日は請美(ナル男の恋人)が他の約束いれちってな。」

あたし「じゃぁ、しょうがないよね。で、別れるってか?」

ナル男「いや、それがよー、このまんまじゃ結婚できないっていうんだよな。他にも理由があるんだと」

あたし「なによ」

ナル男「二つあってな」

二つかい・・・ずいぶんと少ないじゃないか。
ってか、「別れる」というより「結婚できない」っていう話らしい(彼女の希望(?))
そうそう。ナル男と彼女は結婚前提のお付き合いだったっけ。
近々ご挨拶にな〜んて話しも過去にあったよーな無かったよーな。

ナル男「一つは、請美の前でオレがカッコつけなくなったことなんだと」

あたし「は?」

ナル男は、確かにカッコつけだ。大いにカッコつけだ。伊達にナル男な訳じゃぁ〜ないっていうぐらい、確かにそうだ。

ナル男「オレん家に請美が来ててよ〜、コンビニとか行くやんか?」

あたし「うん」

ナル男「そんときに、スウェットで行くのが許せないんだよ」

うぅ・・・あたしは、あたし自身がスウェットでコンビニ行くようになったら自分を許せないだろうなぁ・・・

あたし「・・・・・まぁねぇ、けど、付き合ってたらカッコ付けてない部分が見れて嬉しいって女性もいるわね」

ナル男「近所のコンビニだぜ!?」

どうやら、近所だと強調したいらしい。ぢゃ、15分くらい歩くなら、ちゃんと着替えるのかしらん?

あたし「・・・・あと、一つはよ?」

自分の感覚の範疇外なので、さっさとお先に進んでおくれってなもんだ。

ナル男「オレがだらしないからだと。」

ああ、これは聞いておりました。そういえば。
ナル男は一人暮らしで、確かに仕事も忙しく決してキレイな部屋の状態を保ってはいないのである。まぁ、性格ってこともあるかもしれないけど。
なので、彼女が「遊びに行きたい」という訴えにナル男は「部屋が汚いから」と断りつづけていたのである。
しかし、あんまりにも長い月日(2-3ヶ月かしら?)だったため、彼女が思いっきり不信がったそうだ。
で、仕方なく、多少片付けて彼女を招いたところ、開口一番。
「こんなんじゃ、あたしのお父さんに怒られるよ!」だったそうな。
だらしが無くて、彼女のお父さんに怒られる話は生まれて初めて聞いたので、あたしもすんごく参考になった。
この伏線があった上での「結婚できぬ理由」

あたし「忙しいしねぇ・・・男なんてその程度じゃないのぉ?嫌なら彼女が片付ければいいじゃん」

ナル男「そう思うだろ?そう言ったらさ、請美は「私が片付ける義理は無い」って言うんだよ。」

なるほど。そりゃそうだ。結婚も同棲もしてなきゃ、人の家を片付ける義務は無いわね。うんうん。正しい。
でもな。考えてみてみて。
逆に言えば、そこは「ナル男の部屋」なんだから、そこがだらしないからって、怒られる筋合いもね〜だよ。嫌なら、請美は行かなきゃいいぢゃねーの?

あたし「はは・・・(力入らず)おもしろい理由だねぇ」

他にどー答えろって?

あたし「まぁね、一年も経てば色々出てくるよね。ほら、ヒロイン系っぽいじゃんか、彼女。平和な状態にあきて、ぐずってみてるんじゃないの?」

ナル男「ま、そんなことだろうな。ってかな。オレもあきれてよ、請美が「好きな人が出来た」っつーんだから「じゃ、別れるか?」って言ったんだよ。したらな「酷い!」だと」

ほぉほぉ・・・何を期待したんだ?彼女は・・・分からなくもないけどね。

あたし「酷いのはどっちだっ!って感じよね」

とりあえず、共感合いの手入れてみる

ナル男「だろ?したらよぉ、何で直ぐに別れるって言うのよっていう感じで怒ってよ〜・・・・・・(以下略)」

まぁ、その後のあーだこーだというやり取りを拝聴いたしまして。

あたし「二人で話合わないとねぇ」

ナル男「だろ?話し合おうって言ったら、なんかしんないけど、請美の友達と3人で会う事になってよー

あたし「はぁ?会ったの?」

ナル男「会ったよ。俺がなんか言うとよ、その友達が必ず反論して請美を庇うんだよな」

あたし「あの・・・・・彼女、幾つでしたっけ?」

思わず聞いちゃった。いや、だって、聞いてみたくなったんだもの。

ナル男「2○才だよ(とにかく、20代後半だ)」

あたし「ふふ・・・(一応、笑っとく)高校生みたいだねぇ。まるで」

彼女にあたしは悪意が無いので、あくまでも良心的な心持。

ナル男「おお。そうだな。」

(中略)そのあたりのやり取りと拝聴

あたし「で、どうなったの?」

ナル男「2-3日考えさせてっていうんだよ」

あたし「ふーん。その好きになった相手ってのはどうなったの?」

ナル男「その男とは友達になりましたってさ」

あたし「あ、そうなんだ。フった訳ね」

ナル男「でよー、この間(つっても前の日とかなんじゃないかなぁ)仕事終って請美にメール打ったんだよ。
「お疲れ。元気出せよ」って」

・・・・・・えっと。おかしくない?
えっと。その・・・別れ話交渉中っつーか、二人の間の出来事なんでしょう?
別れを持ち出されたっつーか、はっきり口に出したのはナル男かもしんないけど、先に好きな人が・・・的なこと言って、結婚出来ない宣言を晴天の霹靂のごとく切り出したのは彼女なわけで・・・
えっと。形勢逆転してたのか?
何時の間に?まー、ナル男はナルシストなわけで、モテると思ってるわけで・・・仕方ないのか?
普通の目から見たら、元気だすべきなのはナル男で。
それに、彼女の元気をなくさせたのは、ナル男で・・・
とりあえず、このおかしさ加減がナル男と解釈し、続きをうながす。

ナル男「したらよー、請美の友達が怒ってきやがってよー」

あたし「なんでよ?」

ナル男「請美は考えさせてって言ったじゃないのっ!って言うんだよな。だから、連絡すんなってことらしんだけどよ。オレ、考える時間を与えるって言ったけど、メールもしないなんて言ってないやんか?」

ないやんか?と聞かれても困るけど、、、(汗
まぁ・・・いいよ。もーいいよ(困)

あたし「おもしろいねぇ〜・・・ハハハハハハハ(寂々)」

そうそう。どこの合間でか記憶が曖昧なんだけど。
ナル男はどうやら「結婚しない女とは付き合わない」と決めているらしい。
あたしは、初めて知ったけど(っていうか、ナル男が特殊か?)男でも30過ぎると結婚が気になるらしい。
ナル男の言い分はこうだ。

「オレもな、30過ぎてる訳だ。結婚に至るまで、付き合ってすぐって訳にいかないだろ?だからな、結婚できない女に時間を潰してる余裕は無いんだよ」

だそうで。あたし、前に同じ台詞を女性から聞いたことあるな。
なので、ナル男が請美に考えさせた内容は
「結婚する気がないなら別れる」
だそうだ。単に付き合って・・・というのは認められないらしい。
そして、私はふと思ったので言ってみた。

あたし「でもさぁ、こういうことがあると、ちょっとヒビが入っちゃうよねぇ」

ナル男「だからさ、オレもいい女がいたら、そっちに行っちまうぞってなもんだな」

かな〜り、偉そうに言っておった。自信ありあり発言でしたね。

で、今現在はその「考えさせて中」らしい。近々ご報告があることだろう。

ドっと奇妙な疲労感。
これではイカンと考えた。
このままでは、拒否反応が出てしまう!という危機感に、
あたしは頭をこねくり回し、お人好し的発想に持ち込んだ。

1.彼は、実は落ち込んでいて、強がっていると。
  問題:強がっている人間を突き放せるか?
  答え:突き放せまい。
  解決:じゃぁ、聞いてあげよう。

2.まるで高校生はたまた中学生かも?と思われる内容であるが、彼と彼女は恋愛初心者とでもいうのだろう。
  問題:自分の若かりし頃。
     高校生恋愛の自分を恥ずかしいと思う反面、かわいいのぉと思うことはあるだろ?
  答え:あるなぁ。
  解決:じゃぁ、彼らもかわいいのだ。

よっしゃ。次の電話も元気に出よう。


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2002年04月28日(日)

注意書き

読み日記に登録させていただいた手前、たまには真面目に屁理屈でもと(笑)
数少ない、この頁を開いていただいた方へ。
または、これから血迷ってきてくださる方へ最初にお読みくだされば・・・と。

もしも、私の文章に不快感を感じたら、見ないでください。

唐突ですが・・・
私の笑いのツボは全ての人に共通していません。当然ながら。
現実に日常で同じ話をしても、笑っていただける場合と、眉をしかめられてしまう場合とがあります。
時には、説教まで食らう事も(笑)
いいのです。
笑ってくれる人は、私の話に「悪意」を感じないでいてくれる人だと思っていますから。
笑ってくれる人は、「話を話として」聞いてくれる人だと思っていますから。
人から聞いた話であっても、嫌いだと思う人間の話はしませんし、日記にも書きません。
嫌いな人間のことを話すエネルギーが勿体無いと思っているからです。
口にすると、耳から入って、文字にすると目から入って、私は自分の言葉によって、余計に不愉快になるからです。
だから、私が話す(書く)人物は、私にとっての「面白い人」の話です。
私にとっての「面白い出来事」です。
笑いのハードルが、もしかしたら、人より低すぎるかもしれませぬが。
大抵は怒るとこかもしれません。大抵は嫌がられる人物なのかもしれません。大抵は酷いことなのかもしれません。
そして、私の言う事(書くこと)を大抵の人はバカにしてると感じるかもしれません。
でも、私は大抵の人のことを「面白い」と思うのです。
世の中には色んな人がいて、だから面白い。
私を困らせたアンチクショー(ふるっ)も、面白い人です。
私を傷つけた上司だって、面白い人です。
全て過ぎた事は面白い話として記憶に残すことを楽しむ人間です。

私は、ここで、友達や知人に話すのと同じ状態で文章を書いています。
よって、あくまでも不快感を私の周りは感じないであろう話を書いているのです。
だから、もしも、不快に感じたら見ないでやってください。

ついでに<ネットについて>の私の考え

できたら、楽しくネットでの交流をしたいものです。
特にメールについては、相手の都合を考慮し合いたいものです。
電話よりも、会うよりも便利なのでメールなのですから。

私もメール交換なるものを、数年前に行っていました。
そのとき、一人のメル友の方と多忙な時のメールについて話したことがあります。
お相手の答えは
「ネットで知り合ったっていうのは、気楽さがある反面、連絡や何かを怠ってしまえばあっさり無くなってしまうほど脆い「砂上の楼閣」ではあるんですけどね。
でも、多かれ少なかれ、それは普通の社会生活でも充分必要なことだとは思います。
結局、ネットでも実際に逢うのでも、どれだけ相手に相手について考えてあげられるか・・・ではないでしょうか?」
でした。

現状、合わないお相手とのメールは自然消滅が殆どっていうのが実態でしょう。
「貴方とは相性が合いません」とは、やっぱり日常でもメールでも言いにくいものですから。
でも、出来る限り、どこの誰かも分からない相手だからこそ、礼儀は心掛けなければ・・・と思います。
そして、ネットという世界の繋がりは、
結局は「自分の都合」によって成り立っている。
と私は思っています。
「何時でも・何処でも・好きな時に」がネットの利点なのですから、それに対して相手の返事が遅いことなどを責める事は勿論、気に病むのも勿体無いと思います。
また、BBSやチャットにおいては、ネチケットなるものは存在しますが、発言の自由もあります(言論というと固いので)。
管理者の注意事項には、どこの誰であれ、従うのは当然です。
が、自分が管理するHPでは無い限り、
「見ない自由」「見るのは勝手」
だと私は思います。

ネットの方が「気楽」だというのは、「勝手(自分の都合)」が出来るから。
でも、逆に、相手に「勝手な自分像」を持たれていることもあるのです。
文字なので、千差万別な捉え方が出来ます。
そのために、(^^)などの顔文字が出来たのでしょうが・・・
私は、話すなら声を聞き、出来るなら表情が見えるほうが、よっぽど楽です。
誤解無く相手に意思を伝えるのは、文字にはやはり限界があるように思います。
これは多分に、文章力の問題もある・・・とは思いますが(苦笑

以上、屁理屈を捏ねてみましたが、そんな訳で不快に思われる表現があっても、それは私個人のものの捉え方が、他の方と違うだけであって、誰かを批判するつもりは毛頭無いということを知っていただけたらと思います。