浪奴社員の呟く
DiaryINDEXpastwill


2006年05月19日(金) あんまし

カンタンそうに言われてもな、恐らくは見据える先は同じなんやで、やけど其処に辿り着くための手段であり道標であり、が全く違うんやで、オマエとはな。やさかい、分かってくれとは言わんけど、ワシオマエの周りの連中とは多分本質的に違うわ。それは、何かを透かしてワシを見ているオマエの言葉からも推し測るに難くない。そんなに唯物的でもないし、そんなに惰性でもないし、そんなに勇敢でもない。

でもな、受け入れて然るべき真実をオマエの言葉は指していたわ。ワシはそれを受け入れることにする。ただ、その手法には、ワシは首を振れんのよ。きっと今までそうやってきたオマエやさかい、それが通じない世界観を持ち合わせてないと思う。やから、ホンマはな、知らんほうが良かったんやで、ワシがどないしたんか、なんかな。それは、『It's not your business, but my own!』やったんやで。


2006年05月17日(水) 人の

持得る幸も不幸もそれらを駆逐してしまえるだけの才者が在れば、それに及ばぬ手立てもない。違うんよ、『生きる』の中に『暮らす』を補集してしまおうなんて、それこそが現実を語る理想論者なんやろ。それなら純粋主義に真当な分離を望むべきなんちゃうんか?

それがな、責任の在り処がな、不確かなんよ。みんなそうなんよ。そうやから、憎み許して前を見据える力が漲るんやろ。ワシはな、原泉をそこに求めたくはないんよ。それは、それならば、容易い。幾名の女に抱かれて慰めてもらうもいいだろう、荒廃へと向かう西欧の古都に埋もれるもいいだろう、墨色より漆黒の雲が覆い隠す海へと投げ出すもいいだろう、でもな、それならば容易い。ワシの見据える場所は、其処やない。

そんな誂えの死場所を貰えるくらいやったら、別に今を苦しむ必要も何処にも無い。これは理想やない、真理、やで。詰り、ワシがワシを殺すことはあってはならんのよ。云ったやろ、「死にたいなんぞ思ったことは一度も無い」


2006年05月15日(月) それでも変った

ことはお互い幾つもあるんやろうけどな、強くなったな、オマエは。ワシは丸ぅなったか?

言わない、って決めたんは、オマエのことやさかい、聞いてしまえばそれさえも抱え込もうとするからなんやで。それはオマエの最大の魅力やし、オマエそのもの、なんやけどな、そこにワシを置かせるわけにはいかんわ。これまでの繫がりを維持できたんは、せやからなんちゃうか?

ワシの抱えるもの、オマエは難なく片付けてしまえる。やけど、オマエの抱えるもの、それもワシなら難なく片付けられる。それを認められるか?それを放棄したら、お互い信じてやってること、それさえも棄てることにならへんか?

これまで途切れそうで繋がってこれたんは、お互いの侵したらあかん領域をちゃんと弁えてきたからやろうな。あぁ、そうか、唯一今までと異なった点を挙げれば、今度だけやな、ワシからオマエに連絡とったんは。

おると思ったんよ、いや感じたんよ。懐かしい雰囲気の漂う予感がしたんよ。写真と名前見て、確信したんよ。高々5・600人程度の中からオマエを見つけ出すなんぞ、造作無いことやった。それぐらい、異彩を放ってるから、遠くにおっても感じられる存在なんよ。

何かを求めて探したわけやない。ワシの困難な時間は寧ろ過去のものやで。あと残された一つなんぞ、ワシが若い故に終わらんことなんやで。でも、それも判ってるんやろうな。それを踏まえて尚もあない言うんやろうな。それが、一番オマエらしいわ。やさかい、ワシも最大のワシらしさ、で応えたるさかいな。


2006年05月14日(日) どうしても

やっぱり本当のことは話せないんやろうな。そんな風に語るだろうし、そんな風に受け止めるだろうし、そんな風に誤魔化すだろうから、本当のことは話せない。それは、何時もどんな形で再会しても、決して己が恥ずかしくないように生きていたワシのプライドでしかない。それは判ってる。それでも、絶対に話してはいけないことやと思ってる。人としてのライバルやと感じてるからやで。


2006年05月08日(月) きっと

そうなんよ、ワシに人との接し方を教えてくれた彼女が、確かに今を大切にそして強く生きているんやから、ワシは恥じることなく生きて居なければならんのよ。多少の負債にとやかく雁字搦めになるんは、ワシやない。大丈夫、彼女の息遣いは確実にワシをあの頃の姿に呼び戻してくれるはずやから。ワシの目指している場所は、こんな処なんかやない。ちゃんと生きるよ。


2006年05月07日(日) どないするんか

別にワシの勝手やろーし、どないしたいんかワシ自身なんやろうけどな、実際その名前を目にした瞬間に、凍りつくモンを感じてしまったわけやし、やっぱ、な、そうなんやな。ワシわどっかで忘れよう、忘れようしとんねん。それ自体が勝手なことやのにな。大人しいしとらなアカンのか。。

それが息苦しさを深めるし、それが身動きの不自由さを強めるし、何一つエェことなんぞ、あるかいな。言葉では飾り立てるなんぞ容易いけどな、ワシ自身が結局今までのものに失うことの痛みを伴わん程度にしか、重みを与えたくないだけやないか。アカンわ、こんなん。此処ではワシはそのまま今日も明日もあさっても、死んだまま過ごしていくだけや。やっとれんわ。。。


2006年05月03日(水) それだけの

表情を見せておきながら、何を語れ、と言うんやろうな。別に心配せんでも、大概の処は掴めてるんちゃうかな、どうせワシやしな。それでも敢えて避けておいたんは、ワシ自身が痛いからやないのに、何やねんなその面は。そういうものを感じさせるから、ワシはやっぱり嫌いになってしまうねん。

何でワシは何時までもひとりなんやろうな。よぉ言うんやろうけどな、「知らない所で誰かがあなたを見てる」ハァ?やでホンマ。。。誰がワシを見てるって?誰がワシを知ってるって?どんなけお笑い話が好きやねん。

別にそれならそれで構わんのやけど、顕様な幸せ顔見せられると、正直おもんないな。荒んでる、ってか?そうかもな。

まぁ、勘弁したってくれや。こんなけ当たり前に横行しとる波の一番下で埋もれてしまっとるんは、他の誰でもない、このワシなんやな、ってのを見せ付けられたりもしたら、苛立ちも抑え切れんわ。


すっかり心の中の空白を補うことを忘れてたんやけど、もう何も残っとらん。ワシはワシを騙すことだけで精一杯や。『生きる』の『暮らす』の狭間にある、もう一つの概念なんぞ、誰にでも触れられるもんやない。そこに誰も連れ込むつもりもない。みんな、幸せであってくれれば、それでえぇ。ワシの請け負った仕事は、想像以上に重かった、そんなけや。


浪奴社員 |HomePage

My追加