愛玩人形の抱き方+

DiaryINDEXpastwill


2004年02月18日(水) 延長戦 1

だってしかたない

わたし こういうふうにしか できないんだもの






 ね
 





2004年02月17日(火) 昨日見た夢

悪夢、ではなかった


#本日の雑記にはやや猟奇的な表現があります。苦手な方は読まずにお戻りください。



ACT.1
私とあなたは笑いながらじゃれあっている。くすくすと楽しそうに笑いながら触れ合い、笑いあう。ふわふわとした感情だけがあって、背景は白い。そこがどこだかは分からない。

ACT.2
私があなたに軽く飛びついて、二人そろって床に倒れこむ。私はあなたの上にいて、それでも二人ともくすくす笑うのをやめない。穏やかに高揚した気分で、微笑みあう。

ACT.3
あなたは私に、「いいよ」と言う。
私はあなたに、「いいの」と訊く。
「いいから。いいよ」
「そう?」
私が首を傾げると、あなたは笑った。
本当は少しこわかったのだけれど、こわくないって思いながらあなたの目に手を伸ばした。思いきって、えいって力をこめてみたら、存外簡単にそれはえぐれた。その簡単さに私は拍子抜けする。
あなたが笑う。

ACT.4
あなたの眼球は、弾力があって柔らかく、とても触り心地がいい。手に取ってみると、ぬめりのある細いケーブルみたいなものが、目の奥と瞳をつないでいた。手に取って――迷う。
「ほら、いいから」
あなたはそういって私を気遣って、微笑んで勇気付けてくれるけれど。
「…うん」
けれど。私はどうしても、その視神経をひきちぎることはできなかったのだ。







目覚めた時に、あったのは。
嫌悪でも動悸でもなく、ぼんやりとしたわずかな後悔だけ。


ichino |MAILBoardText庵Antena

My追加