春の日記
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2007年04月27日(金) 「B級グルメ大当たりガイド」田沢竜次、ちくま文庫

何となく。話し言葉で書いてあるので苦手な人は苦手かも。本文イラストが桑田乃梨子なのですが、お題に対して「最近食べてない」とか「あまり好きではない」みたいな感じのやる気のなさが笑えます。


2007年04月21日(土) 「ハンニバル・ライジング」※ネタバレ

初日の初回に行くってどんな気合の入り方だよ…とか思われそうですが。ちょっと色々不愉快なことがあったのでおどろおどろしたヤツ(?)でも観たい気分だったんですよ!←なお悪いよ
…えーと。初体験のミッドランドスクエアシネマはエントランスの窓からの眺めが良かったです。シートも革張りだったし、席も観やすい。109より駅から近いので重宝しそうな予感。客は結構入ってましたよ。老若男女という感じで意外。グッズは鎧の仮面ストラップとか鎌や日本刀のストラップとか仮面装着な顔が浮き出る携帯シールとか、要らないようなもんばっかでした、ははは。
最初この映画の話を聞いたときは「小説ハンニバルでちょこっと描かれた過去シーンを無理矢理膨らませてそれで一本映画を作ったもの」だと思って最近の映画って「シリーズもののエピソード1」が多いなあそれってどうなのとか思ってたんですがちゃんとトマス・ハリスが原作書いててあまつさえ脚本さえやっていると知って驚愕しました。なんか、作者はあんまり人気が出たのでレクター博士とか嫌いになってんじゃないかと勝手に思ってたので(笑)まあ、企画はプロデューサーが持ち込んだもので最初は渋ってたとからしいんだけど…。しかし「ハンニバルのラストで飛行機の行く先は実は日本」とか「レディ・ムラサキは源氏物語からとった」なんて悪い冗談だとばっかり思ってたんだけどなあ…(遠い目)プロデューサー夫婦はちょっとレクター博士が好き過ぎるんじゃないかな!
ちなみに小説の方は「レッド・ドラゴン」は読むと陰鬱な気分になるけど「羊たちの沈黙」はまだ少し希望があると思える、しかしそう思った人にとって「ハンニバル」はとっても好みが分かれるであろうというような感じです。映画の気に入り度は「羊〜」「レッド〜」「ハンニバル」の順です。今回の「ハンニバル・ライジング」は未読で行きました。絶対色々省略されてるだろうと踏んだから。それに低調な時に読むのは多分きっついから(笑)
さて。お話は小説ハンニバルで出た通り、少年時代のハンニバルと妹のミーシャのエピソードから。ミーシャと少年ハンニバルは可愛かったです。冒頭しばらく戦争描写が続きます。「ハンニバル」の冒頭も結構なアクションシーンからだったけど戦争の描写は何であれ気分がよろしくないですね。それ以前に字幕をやったのがまたしても戸田奈津子(オペラ座の怪人の時酷かった)だということで「またかよ」と暗澹たる気分に陥っていたことは秘密ですが。その後いろいろあって叔母にあたる(叔父の妻なので血のつながりはない)レディ・ムラサキと出会う辺り…ムラサキさんは広島出身かなにかの日本人らしいですが演じているのはコン・リー(覇王別姫に出てたのか…)。この人の武具とか甲冑とか能面とかのコレクションルーム?は何かヤダな…(笑)映像的に日本への珍妙な誤解があるというのではないけど、でもこんな部屋はイヤだ(笑)そして切り傷をいきなり針と糸で縫い合わせる図も怖いよ(笑)いや深かったんだろうけど。向こうの人が日本文化に色々幻想を抱くのは分かるけど(お互い様だから)、それでも屋敷の回廊で剣道着に竹刀でうちあうレディ・ムラサキと青年ハンニバル(ちなみにギャスパー・ウリエルの顔もあんま好みじゃなくってね…)の絵、てのはいや真剣なのはわかるけどそれでも何とな〜く日本人を微妙な気持ちにさせてくれると思いますよ、うん。ポピール警視はいいとこなし。当時の捜査方法とかも今と比べれば色々不自由だろうしな…。敵方の皆さんはまあ頑張ってましたね。それぞれどんな殺され方をするのかなーと思って見てましたが食べられるのはお約束なのね…。一度乗り込んでって捕まった時はおやまあと思ったけど爆発を起こすとは…最後もそうだけど若い時は博士もやることが派手です(笑)この時もそうだし船に乗り込む時も「何か悪のボスの身辺にしちゃ警備がなってないな」とか思ったり。あとラストがちょっと取ってつけた
ような感じもしたかな…レディ・ムラサキフランスを去る、とかにしときゃいいのに。博士はその後ちゃんと精神科医として開業してるってことは学校も行ったし医師免状?も取ったんだろうしパスポートも持ってて普通にアメリカに渡ってる訳だからあれで行方知れずになった訳ではないということですよねー。船は爆発しちゃったけど学校やカフェの死体をちゃんと始末したのかどうか…どっちにしろハンニバルの犯行なのは明白だし、行方知れずになってないなら一度捕まって心神喪失か何かで釈放されたりしてるのかも。と、いう感じにもやもやするほどあっさりしたラストでした。うーん、きっと小説の方ではあの辺とかあの辺がみつしりと書き込まれてるんだろうなーという予感を抱きつつ劇場を後にしたのでした…。


2007年04月20日(金) 「髑髏城の七人」中島かずき、マガジンハウス

こういうイラスト挿絵のある小説って久しぶりだったかも。マイファースト劇団☆新感線がDVDで見た97年版髑髏城なのでまあ読んでみようとどこからか入手してみたのですが。…同人誌みたいな…(禁句)。変なもの読みすぎですかそうですか。


2007年04月19日(木) 「マヨネーズ大全」カベルナリア吉田、データハウス

よくもここまで…と思うほどのマヨネーズ愛(笑)!各種メーカーの食べ比べもあればさまざまな食品(スウィーツにも)にかけて食してみた感想とか、キューピーの創業者についてとか、色々。マヨネーズ…深いな…(あんまり食べないけど)。


2007年04月18日(水) 「大人の男のスーツ図鑑」スーツ向上委員会編、二見書房

…ファッションに興味のある男性とか純粋に服飾に興味のある人向きの本ではありません。何しろ帯には「ナイススーツを発見したらとりあえず観察。スーツ好きさんには嬉し恥ずかしの一冊!!!明日からのスーツ(ウォッチング)ライフが100倍楽しくなる!」と謳われております。カラー口絵、本文中のイラストには耽美系で見かける(と思われる)(殆ど読まないからよく知らないけど)作家の作が見られ、アンケートや座談会もどりーむだだ漏れな乙女(笑)たちが…。しかし、まあまったくスーツの知識がない人には各パーツや形状、スタイルの図解があったりして親切なのかも。スーツ萌え初心者にはよろしいんじゃないですか?


2007年04月12日(木) 「北欧デンマークのかわいいモノたち」京極祥江、合同出版

食べ物とかのパッケージのデザインなんかが可愛いです。デンマークのはフィンランドより何となく親しみが持てた感じ。
向こうは税金が高いかわりに学費医療費が無料だとか…。


2007年04月11日(水) 「男の小道具 できるビジネスマンは本物が似合う」板坂元、PHP研究所

男でもビジネスマンでもありませんが(笑)全部の章に写真があったら良かったのにー。著者は大正生まれの人。よっぽどシャネラーとかがお気に召さないようご様子…。
この本に限らず文房具とか小物の紹介やそれらへのこだわりって見てて楽しいです。


2007年04月09日(月) 「作家の猫」コロナ・ブックス、平凡社

…癒されたー(笑)!人懐っこい猫には最近遭遇しないので触りたいなーとか思いつつよそ様のサイトを見たりこういう本を眺めたり。ちょっと疲れているのかも。


2007年04月04日(水) 「今昔続百鬼−雲 多々良先生行状記」京極夏彦、講談社文庫

文庫なので読み返してみる。読めば読むほどお近づきにはなりたくないよセンセイ…。こういう感じのオタクの人って居るよね!(…)こんな人とよく続いてるねえ沼上君。前に読んだ時みたいにふくやまけいこのイラストでも入ってれば気が紛れたんですが…