春の日記

2005年12月31日(土)

2005年のまとめ

本は113冊読了。映画は10作品鑑賞。舞台は5作品鑑賞。
ベストは…うーん。
本はカドフェルシリーズが面白かったです。今年はあんまり小説を読んでないような気がする…。映画はファンとしては「亡国のイージス」が印象深かったけど、楽しめたという点では「妖怪大戦争」も割と捨てがたい。舞台では、初めて生で観たということで劇団★新感線の「吉原御免状」を上げておきます。
遊んでばっかりでしたが、来年は如何に…。

2005年12月27日(火)

「楽しく作れるグリーティングカード」中沢圭子、雄鶏社

年賀状がまだできてないってのに何の現実逃避でしょうか。でも立体になるカードって自分でデザインできたらかっこいいだろうなーとか思いながらつらつら眺めていました。

2005年12月26日(月)

「ロンドンの雑貨屋さん」石毛真理子文、淺岡敬史写真、リブロポート

ロンドン行きたいなーとか思いながら。一人で歩き倒す旅になりそうだなぁ(笑)熱も下がって頭痛もなくなったのでごろごろしながら見てました。

2005年12月25日(日)

「間取り相談室」佐藤和歌子、ぴあ

「間取りの手帖と似たようなサイズで装丁なのに違うところから出てるのね…。同じように間取りと家賃と場所を紹介しててそこに住んでいる人かたの相談に答えるような形。「部屋が広すぎて困る」とか「ベランダの隙間に老眼鏡を落としてしまいました」とかね。一応最後に「この物語はフィクションです」とあるけど(笑)確かにどんな人が住んでるのか想像したくなるようなおかしな間取りばかりー。
熱があるけど横になってばかりいても身体が痛いのでこういう読む、という程でもない本を見てました…。

2005年12月24日(土)

「間取りの手帖」佐藤和歌子、リトル・モア

学生の頃は一人暮らしがしたくてよく賃貸物件雑誌をめくっておりました。間取りも割とパターンがあるんだよね。今でも不動産広告とか、つい見てしまう…。この本は様々な間取りと家賃を紹介してて、それにコメントがあり、あとはコラムとか対談とか。それにしても世の中には有り得なさそうなのに存在するおかしな間取りがあるものですなー。奥が深い。

2005年12月23日(金)

八王子車人形西川古柳座、名古屋市北文化小劇場

何年か前に一度だけ、隣町のホールに来た公演を観た事があります。三人遣いの文楽しか知らなくて行ったので「こういうものもあるんだ」と強烈な印象でした。で、その後は気になりつつも見かけることはなく過ぎていたのですが。なぜだか見つけてしまったのです。ぴあの演劇欄にざっと目を通す習慣のせいですかね…。という訳で今年最後の演劇鑑賞はこれです。街はクリスマスなのに敢えて和物を見る…朝から結構な雪でしたがそれでも行きましたよ。前日から風邪っぽくてご一緒した中原さんにはご迷惑を…ううう。
会場が知らない所だったので調べてみるとこういう名古屋市の文化施設というか小劇場というのは各区にあるようで。大都市は羨ましい…。このホールは花道と桝席などがあります。伝統芸能向き…？そういえば今回は客の年齢層が高め傾向でした(笑)
公演の内容は「三番叟」「車人形教室」「死神」。車人形教室では、人形や車の仕組みの解説を始め、大地を踏みしめる「三番叟」は車人形ならではとかそんな話とか観客から二人が舞台に上がって実際に人形遣いをやらせてもらってたり（いいなーやってみたかった）。文楽は義太夫節で演じられるけど、車人形はそういうのは勿論、クラシックとの共演など色々なことをやっているそうです。私が前に見た時はフラメンコを演じてたりしてたしなぁ…。お話の後、軽く「東海道中膝栗毛」の一場面を演じてくれて、一幕は終了。
二幕は落語「死神」。春風亭小柳枝の落語に合わせて演じる車人形。…落語はナマで見たことなかったりするのですが…。この話は細かい所は忘れましたがおぼろげながら覚えておりました…なぜかアニメで見たことがあるという記憶。
車人形の、（「文楽は義太夫節で演じられる」というような）決まりごとから抜け出して色々なことをしている試みというのは面白いのですが…落語とのコラボはどうかなー。勿論面白いことは面白い。だけど…。落語は落語としてそれだけで見た方が面白いと中原さんも仰られてましたが、確かにそんな感じ。車人形が映えるにはちょっと落語は不向きかもしれないと感じました。
風邪っぽくて集中力が低下しているのもあったかと思いますが、ちょっともう少しな印象でした。大体、今回は殆ど娘人形が出てこなくて華がなかったんだ…(笑)そういえば人形遣いにも、前に見た時は女性が居たな…。
と思って記録（というか… コピー誌）を探し出して調べてみました。という訳で以下は以前に観た時のお話ですよ。
前に見たのは5年前でした。その時の演目は「三番叟」「人形解説」「日高川入相花王」「スペイン舞踊」でしたが、演目的にはやっぱりこの時のものの方が面白かったのですー。「日高川～」が道成寺ものの一場面で娘人形のかしらのしかけが期待通り見られたとか「スペイン舞踊」（フラメンコでしたから）の人形が他のと違ってて…人形の体は人形遣いの身体に固定し、かしらを人形遣いの頭と連動する仕組みにしてより手足を自由に動かせるように工夫されたものだったとか、そういうこともありますがね。よくミュージカル「ライオンキング」のティモンのパペットがこれと同じ仕組みだと紹介されてるけど、今回はそういう人形もなかったし。
やっぱり華がないとね！

2005年12月22日(木)

「暗黒神話大系シリーズ　クトゥルー　7」H・P・ラヴクラフト他著、大瀧啓裕編、青心社

「星から訪れたもの」「闇をさまようもの」「尖塔の影」「永劫より」「アッシュールバニパルの焔」「セイレムの恐怖」「イグの呪い」「閉ざされた部屋」ということでシリーズ6冊目。7ですが。6を借りようとしたら貸し出し中だったことに軽く衝撃。誰だ…他に禁断の知識を求める者が！？(笑)最初の三篇でロバート・ブロックとラヴクラフトが楽しくて仕方なかっただろうなーというのを感じてみたり。設定を詰めていくのは楽しかろうね。やっぱナイアーラトテップが好きかな、私は。今回収録されてるのはどれもそれなりに面白かったかと…。

2005年12月21日(水)

「たい焼きの魚拓絶滅寸前『天然物』たい焼き37種」宮嶋康彦、JTB

魚拓って。買ってあたたかい内に墨を塗って取るそうです。好きだなぁ、こういう人(笑)焼き型に種類があって、一匹焼きのものが「天然物」、鉄板の上で8個、10個と大量生産されるものを「養殖物」としているらしい。それで、全国回って採取。一匹焼きの型は絶滅寸前なんだそうです。紹介されている店も閉店になっているものが多いし。見てみると、鯛も同じように見えて結構種類があって面白い。楽しいです。

2005年12月19日(月)

「モノ語り一題二話」大田垣晴子、大和書房

1テーマで2つのモノについて取り上げて語ってます。例えば「鏡」なら鏡台と手持ち鏡、辛味調味料なら七味と柚子胡椒というように。画材のところでわかるけど、この人の主線はピグマの耐水性ミリペンでカラーはコピックなんですね…。楽しく読めます。

2005年12月18日(日)

「聖域の雀」エリス・ピーターズ著・大出健訳、現代教養文庫

これも三ヶ月以上のご無沙汰の修道士カドフェルシリーズ、七冊め。やっぱり面白いですこのシリーズ。奥が深い。女の戦いといか、その辺が生々しくてドキドキでしたよ…。それにしても人が続けて借りている時にその先をいきなり閉架に突っ込んでくれるという振る舞いは止めて下さい地元図書館。閉架資料の閲覧申請のそのひと手間がめんどくさいのです…。

2005年12月17日(土)

デビュー30周年記念リサイタル千住真理子クリスマス・スペシャルコンサート、土岐文化プラザサンホール

母が友人と行く予定だったのに当日その友人が事故ったのでこちらに回ってきたという、完全に予定外のコンサート(笑)内容は前半はクラシック、後半はクリスマスメドレーを中心に兄の千住明の曲（雪の女王のなんかもあった）も交えて。楽器はヴァイオリン、それもかのストラディヴァリウス。3年前彼女の元へ来るまで、300年間演奏されることなく眠っていたという「デュランティ」という名のヴァイオリン。伴奏はピアノ。会場は満員でしたな…。演奏者については名前を聞いたことある程度でしたよ。前半はちょっとうとうとしてました、ははは。曲としては最後の「ツィゴネルワイゼン」がやっぱり良かったかな。ヴァイオリンが歌っているなぁ、と思いながら聴いておりましたよ。

2005年12月15日(木)

「暗黒神話大系シリーズ　クトゥルー　5」H・P・ラヴクラフト他著、大瀧啓裕編、青心社

「ピーバディ家の遺産」「ティンダロスの猟犬」「墓はいらない」「臨終の看護」「闇の魔神」「無貌の神」「戸口の彼方へ」「谷間の家」「魔道士エイボン」「アタマウスの遺言」。このシリーズ三ヶ月ぶりだー(笑)慣れたのか、何となく普通に読めるようになっていたり…。でも地球上の話ならともかく外宇宙の話には相変わらず己の想像力の限界を感じるよ…。

2005年12月12日(月)

「箸の上げ下ろし」酒井順子、NHK出版

微妙に感覚がマッチしないところがあるなーと思いながら読んだ、「きょうの料理」連載のエッセイ。うちの母親なんかは「ショクセン」や「無洗米」の話に共感があったみたいだけど。著者の説明を見て初めて「負け犬の遠吠え」を書いた人だと悟る。…あっちを読んだらさんざんツッコミいれそうだなー(笑)

2005年12月07日(水)

「いいかげんに片づけて美しく暮らす」岩里祐穂、集英社be文庫

「片付ける」も「美しく暮らす」も無理っぽいなーと自室を見て思います(笑)可燃物ばっかりだからストーブも禁止令出ている今冬。こんな風に住まいにこだわりを持って暮らせる日は来なさそう…。

2005年12月05日(月)

「お見舞い道楽。」髙山宗東、ワールドフォトプレス

お見舞いに行く時の品物とか、その物にまつわるお見舞いエピソードとか。写真はオールカラーだしお話も長すぎず洒脱で楽しく読める。なので、寝る前に数ページずつちょこちょこと読んで楽しんだ一冊。面白かったです。こういうセンス、見習いたい。

春