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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
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2007年09月30日(日)
きいておくべきこと

 たまには公園での催し物に足のばしてみっか! と思っていたのにあいにくの雨。結局一日降ってました。

 でもどうせ歩かねばならんと思い(同僚一名だけが「引き締まった」とコメントしてくれた程度のシェイプアップ中)、すこしは小降りになったところで仕事(たまってる)を切り上げ、ついでに母にも声をかけて近所へ。探検でござる。

 近くなのにルートから外れてるから歩いたことない場所でなんかすごい私邸を見つけたり(だってバルコニーが石造りだよ)、前から気になってたちいさなカフェに入ったりしました。

 カフェに持っていったのが『今、親に聞いておくべきこと』という本。聞き書きで作る「親と子の記録」という本です。とりあえず生まれた頃〜中学中学くらいまでを聞き、ゆっくりメモを取りました。母は運動会とか大好きだったんだねえ、そこはとことん似なかったなあ。

「知らないひと」からはじまる相手とは、時間を共有しているあいだにいろいろと話すこともある。でも、それも「今、気になること」とかそれとつながる過去に往々にして集中していたり、「これからのこと」だったりして、純粋に過去に属する、出会う前のことって案外話してこなかったと思います。自分以外で一番長いつきあいのはずの親にしてもそう。

 ちゃんと(笑)原作設定のクロクラの場合、話すことってあんまりないと思う。すくなくとも、個人的なこと。
 陛下は失われたものについてクロロと分け合うつもりなどきっとないと思うし、クロロが話してくることにも聞く耳持たない。個人的な思い出としては。あと、どうもクロロってわたしのイメージでは「過去のない男」というか、なにもこだわらないというか所有してない感じです。「はじめは ただ 欲しかった」ものも、きっと手に入れるとすぐに飽きて打ち捨てた。だからふたりの話は[知識]の話になるのかな、と思っています。

 さて、これからの一週間は仕事と遊びと両方で忙しいよ。
 まずは明日のジャンプで予告確認ざますよ。



2007年09月29日(土)
さようなら、美しいひと


 結局、水曜日は雲が多かったのと仕事が長引いたのでお月見イベントには行きませんでした。残念。ほとんど見えなかったね。ぜんぜん期待してなかった金曜日の夕方、ほんとうにお盆のようなまるい、そして巨大な月がちょうど家並みのあいだにくっきりと姿を現したのにはびっくりしました。

 さて、ハンターの連載再開ももうすぐ。表紙カラー&センターカラーというのはほんとうかな? まあ、それくらいやってくれていいと思うじょ。
 爆発的に陛下愛に目覚めたのは(今までにも何度も書いたけど)2001年夏だったけど、連載そのものは1997年開始だったんですよね。ジャンプのスピードなら世が世なら(誤用)じきに50巻か・・・・・・って、半分は休載していたことになっちゃうんでしょうか。

 10月はオペラも来るし仕事もいろいろと詰まっててちょっと先が思いやられます。で、結局本を買ってしまうのでした。昨日は畠中恵『つくもがみ貸します』(読了)、それと清水義範のおとなのための文章教室(読了)。じつは有栖川の江神シリーズ新刊(10年ぶりとか)も見つけてはいたんだけど、この本にそこまでして・・・・・・と一応買い控え。でもそのうち買ってしまうかもしれません。

 今日は寒かった。
 すこし仕事をして、ぼんやりオペラを見て聴いて(録画してあった『メリー・ウィドウ』とか、予習用に買ったCDとか)、本をいろいろぱらぱら読んで、おりにふれて妄想していました。れ、れおりおと別れるというか、いやつきあってもいなかったから「別れる」はないか、失ってはじめて気づく感情の正体というか。レオクラはホモが基本なので、[自分の気持ちに蓋をしているレオリオ]も可能だなあと。で陛下はどうするのかというとおのれの運命というか宿命に殉じるべく去っていく。もちろんその先にはヤツがいるわけ。あ、ゴン→クラもいいのかもしれません。



2007年09月25日(火)
そういえば

 最近読んだ漫画。
 最終巻(13巻)に続いて、注文しておいた『アルカサル−王城−』(青池保子)の9〜12巻。まとめて読むとやっぱり面白い。

 すごーい昔にうしとらを途中まで借りて読んだ記憶しかない藤田和日郎『黒博物館 スプリンガルド』。読み切りだったので買ってみました。舞台はヴィクトリア朝イギリス、手足に異様に長いバネをつけて跳びまわる謎の「バネ男」の話。正編はちょっと途中でダレたかなーでしたが、後日談はよかった。

 森薫『エマ』9巻。こちらは番外編が詰まっています。おおお、ら、らぶらぶがあるでよ! ところで陛下が青年になったらどんな感じなのかなー。大きな猫目のボウヤだからちょっと甘い感じが妥当でしょうか、でも一種近寄りがたい冷たい美貌というのも捨てがたい。いろんな金髪(&銀髪?)さんをこの本で見かけてうっかり考えちゃっただ。

 尾瀬あきら『夏子の酒』全12巻。さっきまで読んでました。ストーリーを追うのにせいいっぱいで、お酒についての細部とかは飛ばしてしまったのでまた後日読もう。

 ペニー・ジョーダン原作、藤田和子絵『シルバー』全9巻。女性誌に連載された作品。サスペンス仕立てのロマンスでした。これもすごい勢いで読んだのでまたあとで再読。

 夕方、近所を散歩してみました。
 近所といってもふつうはまったく行かない方向。知ってる場所まで15分歩いたあと、もう10分先まで行って、そして適当に見当をつけて商店街を目指して静かな住宅地を抜けていきました。じつは袋小路だったらどうしよう。とか思いつつ歩いていくのも楽しかったな、ちょこっとだけど猫もいたな〜。
 途中で見つけたカトリックの女子修道院(推測)で、明日お月見の会があるそうです。間に合って帰宅できたらいいな。



2007年09月24日(月)
夏はおしまいかな

 これからちょっと腰を落ち着けて仕事に励む、かなと思います。
 すこしずつメモは書こうと思うんだけど、20日は大胆にも金沢日帰り(市街地滞在8時間半)、21日は仕事、連休はt子さんたちと都内でお泊まりでございました。楽しかった〜。

 t子さん、cちゃんとは3月の松江以来。一年ぶりの谷山浩子コンサートに誘っていただいたので、金曜日に行ってきました(ふたりは別プログラムの土曜日も)。
 萌えます、萌えます〜! の「王国」がトリだったし、わたしでも知ってる&好きな曲もほかにわりあい歌ってもらえて満足。なんと谷山さんはデビュー35周年だそうで、来年3月には一日だけだけど有楽町の国際フォーラムCで記念コンサートがあるとのこと。ふたりはきっとまた上京してくるな。

 クロクラっぽい・・・・・・と妄想かきたてる「仇」は歌ってもらえなかったのですが、堅実な洗脳のおかげでふたりもこの歌はクロクラと認識してくれていてそれも嬉しかったな。らぶ。

 昨日は東京ミッドタウンのサントリー美術館で屏風特集展、今日はBunkamuraザ・ミュージアムで『ヴェネツィア絵画のきらめき』&日比谷の出光美術館で『仙(がい←「崖」のやまかんむりがない字)・センガイ・SENGAI〜禅画に遊ぶ〜』を見ました。お勧めはなんといってもセンガイさんよ! どうぞ「出光美術館」で検索して行ってみてください。祝日なので混んでるかなーと思ってたけど、通常は休みになる月曜日だからかほどよい入りでございました。

 ヴェネツィア絵画展のほうは、肝心のティエポロの絵が
「これはティエポロじゃないもん」
と思うようなので(つまり、キャリアのすべりだしのころの作品が多かった)全体的にはちょっと微妙。ただしヴェネツィアという特殊な場所(漏れなく萌え)についてちいさな声で話ながら歩けたのでそれはそれで面白かった。

 ヒュー・グラントがバイロンを演じた映画で『幻の城』(そう、あの話のタイトルにいただきました)のなかに、ヴェネツィアの運河に面したパラッツォ(でも空虚な空間)にキリンが飼われていて、ゆらゆらと長い首を揺らしながら歩く姿が運河の水の揺らぎと共鳴するようなシーンがあったと思う。あんな幻想的な、美しいシーンを書きたいものです。



2007年09月19日(水)
東京けんぶつ

 会議のあと、同業の後輩たちと銀座で待ち合わせてお昼ごはんでした。
 しかし銀座は行くたんびに姿が違うなー、今回はプランタンの横にマロニエゲートがオープンしてました。一階のショウウィンドウをちらりと見ると、おおなんとジョン・ロブが。値札は見えませんでしたが、既製品の靴で20万円くらいなのかな・・・・・・。

 午前からオフだった後輩はちょこっと中ものぞいてみたそうですが、ブティック部分はガラガラ、レストランは行列、という対照的状況だったそうです。タイシルクのお店ジム・トンプソンがだしたレストランとか気になるのはわかるな。でも並ぶのは面倒くさいからそのうち、ほとぼりがさめてから。

 目指すお店はすこしだけ横道にそれているスペイン料理店です。店構えからいってもけっこう雰囲気だしてたんだけど、料理はもうちょい、かしら。自慢だというパエジャは味が濃すぎると思った〜。

 そのあと、あれ? いつのまにオープンなの? と思ったセルバンテス文化センターをちょろっとのぞきに。こちらは、日仏学院(フランス)やゲーテ・インスティテュート(ドイツ)のように、スペイン政府の機関で、スペイン語とスペイン語圏文化をひろめるために活動する拠点です。日テレ通りのすぐ近くにできました。10月からスペイン語講座も機動とのこと。

 帰宅は夕方になりました。
 翌日に備えて、早く寝ましたともさ〜!



2007年09月18日(火)
最近の妄想

 ちっとも妄想書いてないじゃんこのごろ。
 というわけですが、ふつうに頭のなかにあるエロースとか、にせにうよーくのふたりの話(陛下が風邪で寝込む)のほかに、このところは[クルタさん最後の生き残り]である陛下について考えることが多いです。

 具体的には、あいかわらず非常に大切なネジががこっと抜けている(いや、そういうのが最初から設計図にない?)クロロが、クルタさんを増やしてあげようと思ってどんなことをするか、です。

・陛下(男)のためにさまざまな種類の女を用意してかけあわせる。
・陛下(女)の卵を採集してさまざまな種類の男の精子とかけあわせる。
 でもあれよ、遺伝的には緋の眼はやっぱり劣性なのかね? 

 どっちにしても思い出すのは萩尾さんなので、いかに大きな影響を受けているかがわかりまする。
 男パターン→『銀の三角』
 女パターン→『1/4 カトルカース』
 そ、そしてどちらも「繁殖」の目的は達成されずに終わる(よう)なんだよねえ。

 さて陛下(男)の場合ですが、用意してもらえたとしておとなしく女たちと交わるのか? という問題があるのでは。
 拒否した陛下の精子採取にはクロロが出てくるのか〜?
 とかまあ、袋小路に入りつつも考えるのは楽しいです。しかし暗い。  



2007年09月17日(月)
マグカップはピーターです

 連休最後の日。とりあえず残った仕事をそれなりにやってから、『ミス・ポター』を見に行きました。ピーターラビットの作者、イギリスでもっとも美しいと言われる湖水地方の広大な土地をナショナル・トラストに寄贈した。くらいの予備知識で、すこし昔のイギリスが舞台になってる映画が好きなので行ってみました。

 あれ、15日封切りなのにそんなに混んでない。もちろんネットで座席予約してあったから場所の問題とかはないんですが・・・・・・。祭日とはいえ夕方の会だから? それとも受けはいまいちということかな?

 冒頭、辛抱強く青を作っていく筆がクローズアップされ、ピーターラビットの上着の色? と思いながら見ていくと、ようやく得心がいった色で画用紙を塗りつぶしていき、そのままウィンダミアの湖水と緑の風景につながっていきます。作品と自然のつながりがはじめに提示され、ちょっと遅れて恋という要素が。

 一時間半程度の短い映画で、もうすこし描いてくれたほうがいいかなーと思った箇所はいくつかあるのですが(作品を出版するまでの苦労とか、台詞だけでも匂わしておかないとこの映画だけだとそんなに苦労してないんじゃないかと思ってしまったり)、結婚しないと思い定めて生きてきたベアトリスと、末っ子だからとずっと年老いた母のお相手としてうちにいて、ようやく外に踏み出してきた内気な青年とのロマンス(ふたりのダンス、思い出の曲)も美しかったし、徹底的に時代考証したというインテリア・衣装・装置なども見応えがありました。よかったと思います。

 予告編を見たものでいいかなと思ったのはトラボルタが怪演を見せる『ヘアスプレー』と、えーと女性料理人もの(なんかレストランものってプチブーム?)。

 ちょっと買い物して、夕飯食べて帰宅しました。



2007年09月16日(日)
しかしてその実体は

 オンリーの日だったですね。おいでになったかたがた、どうでしたか? うちは来年開催があれば日にちによっては行けるかな、という感じです。

 ちょっと急ぎの仕事があったのでうちにいて、だいたいやっつけて、息抜きにと久しぶりにネットで読める書籍サイトに行きました。そして、気になる作品のラストのみ読んでみよう・・・・・・と、まずは
・池田理代子『オルフェウスの窓』18巻。
 連載当時は立ち読みしておりました。たぶんその後も一回くらいはまとめて読んでると思う、だってものすごーくよく覚えてたもん。
・田村由美『BASARA』27巻。
 これも主人公トリオ(揚羽が好きだったからトリオ、でいいのだ)の結末は聞いていたと思うのだけど、確かめたくなりました。・・・・・・ら、27って全部が番外編だった! というわけで本編のおしまい部分含めた24〜26も読む。やっぱりこれは一度通して読んでみるかな。

 ほかに、後編だけ買ったのかしらわたしとしたことが(これも古書だったからな)のあずみ椋による漫画化『ニーベルンクの指輪』新書館版1・2巻。1は『ラインの黄金』、2は『ヴァルキューレ』を漫画にしています。ワーグナーのファンサイトでも褒められていたけど、原作の物語に忠実であり、うまくまとまっている力作。本の形でも欲しいなあ。

 そして
「有名らしい・・・・・・」
と思って渡瀬由宇『妖しのセレス』1巻を読んでみました(ほんとうは『ふしぎ遊戯』にしたかったけど電子書籍としては、なかった)。
 わあーこの十夜の萌えキャラっぷりは! 小学生〜中学生だったらきっとコロリといっていたに違いない。思わず最後まで読んでしまったじゃないか。えーと、全体としてはわりと面白かったけど長期連載ならではのいろいろなツッコミどころが。

 そしてそうなのです、仕事はてきとうなところで切り上げてしまったので結局明日に持ち越しです。でも夕方『ミス・ポター』見に行く予定。その後、夕食です。ちと、がんばります。



2007年09月15日(土)
本を読んだりしておりました

 わあ、一週間あいてしまった。
 なにをしていたかというと、仕事がそろそろシャレにならん状況になってきたのが大きいです。

 あとは本を読んだり、はじめて初台の新国立劇場に行ったりしました。

 本はどさっと頼んでみたり。
 北村薫『玻璃の天』昨日読了。ベッキーさんシリーズ第三作。第二作を読んだときかな? にも抱いた感想だけど、現代ものだとあまりにもピュアピュアでうそ寒い感じになってしまう[聡明な深窓の令嬢]も、時代がかっていると説得力がある。このシリーズは戦前が舞台です。さて第三巻ではベッキーさんの素性が知れたり、主人公に出会い? があったり。

 ジャン・モラ『ジャック・デロシュの日記』読了。
 帯の文句「見てはいけない日記が/どうしようもなく/わたしを惹きつける」というのに目を引かれて手にとりました(笑)。でも内容は、今を生きる拒食症のフランス人少女が、ふとしたことから対独協力者の大戦時の日記を手に入れてしまう・・・・・・というものでした。過去と現在が交錯し、[忘れてはならない過去]についてある決断が下されるというもの。

 タニス・リー『悪魔の薔薇』短編集。3本くらい読んだ。
 タイトル作は作者も[自分が書いたもののなかで一番怖い話かも]と言っているそうだけど、あああ〜怖いというよりひどい! ひどいよ。

 アーシュラ・K・ル=グウィン『ヴォイス』
 とりあえず買っただけ。新シリーズ「西のはての年代記」の二冊目。

 漫画はジャンプとKissのほかに、
 川口まどか『死と彼女とぼく ゆかり』8巻。「ぼく」こと松実の親世代の話を3本。猫たん・・・・・・!
 朔田浩美『東京湾岸バレエ団』1巻。Kissの別冊連載でちょっと評判がよかったのと、モダンバレエが主題なので。すごいエネルギー、楽しかった! 2巻も楽しみ。

 今日はでかけないにしたので、昨日買いそびれたコミックスなんか注文しました。『アルカサル』の完結編とか・・・・・・はっ、そういえば途中までしか読んでないんだっけ、買い足ししないといけないなあ。



2007年09月12日(水)
オネーギンてさ

 キエフオペラの『エフゲニー・オネーギン』を見に、新宿近くの新国立劇場に行ってきました。オペラ、バレエ用の劇場だというのにじっさいに行くのは初めて。ちょっと、うちからは行きにくいのです。

 キエフオペラということで、有名どころの演目よりもロシアものにしてみました。作曲はチャイコフスキーです。予習しようと思ったけど全曲収録のCDが見つからず、そんなこんなで時間が過ぎてひじょーにいーかげんに劇場に向かいました。物語にしても
「プーシキン原作だっけ〜」
程度で、当日購入したパンフレットで読みました。

 さて、3階左翼のA席だからどんな感じかな? と思っていたけど、わりあいに舞台も近く、全体を見通せてよかったです。オペラ劇場と言ってもほんの十年前にできた、オペラ輸入国の日本の劇場ですから、欧州の(とはいっても二カ所しか知らないけど)劇場のようなきらびやかさはありません。でも木のぬくもりがあり、そんなに居心地は悪くないな。離れた席でもまずまず見えるように、わたしたちの座った3階東翼なんかは横2列ぶんごとに専用扉があります。

 で、『オネーギン』。
 あんまり期待してなかったけど、なかなかよかった。



2007年09月08日(土)
だらりというわけでもないですが

 ああ〜、また暑くなってきた。困る。
 朝、紙ゴミ出しでがんばったあとは、除湿だけかけて読書などに励みました。『ラブソングのできるまで』DVDも特典映像まで見たよ。

 本は、昨日買った北村薫『1950年のバックトス』を読了。短編集、いや掌編中心です。ちょっと物足りない。基本的にうまいひとだと思うんだけど、小手先での仕事のような気がする。あと、「ここで終わりなのですか!」と思うことが多い。ほんとうは同じ作者の『玻璃の天』(シリーズもの第三作)を買いたかったけどなかった、というので選んでちょっと後悔。はじめての文学シリーズの『桐野夏生』のほうがよかったかも。

 その後は届いたばかりの笙野頼子『徹底抗戦! 文士の森』に手をつけました。ううーん、読みにくい。

 夕方は鍼灸院へ。母も連れ出しました。
 今回はちょっと骨盤がずれていたそうで、最後の整体がきつかった。

 鍼灸院の近くにあるスペインバルに寄って一杯&タパス、と思ったんだけどなんかいっぱいっぽかったのでさまよい、結局そのへんで食事してしまいました。

 帰宅したら定期購読のCasa Brutusが届いておりました。ニューヨーク特集! また行きたいな。でも次の海外はたぶんスペインだと思う。



2007年09月07日(金)
大瓶が割れてたり

 昨晩はすごい嵐でした。一日ずれてたら危なかった、今日はすこし遅めに約束などが設定されていたのでなんとか間に合いました。それにしても多摩川べりはすごい状態になっていました。

 今日は挨拶まわり&打ち合わせ。先方がとても熱心で、予定時間をかなりオーバーしたので、スタッフ一同その場で解散、直帰することになりました。

 ちょっと歩いて久しぶりの大きな書店に行きました。オレはやるぜオレはやるぜ、的に意気込んで探したル=グィンの新刊『ヴォイス』(『ギフト』の続編)がなかったのは残念。探し方が悪かったのかな?

 ハードカバーでいろいろとほしい本があったけど、持って帰るのは重いから心のなかにメモするに留め、こんな本を買いました。ついでに家の近くの書店でも買い足しました。

 漫画:樹なつみ『デーモン聖典』11巻(完結。ミカはいいキャラだなあ、これでもうすこし絵が・・・・・・)。ひかわきょうこ『お伽もよう綾にしき』3巻(ていねいに描いていて好感)。あっそういえば昨日届いていましたみつきかこ『あい・ひめ』3巻(完結。猫がかわいいのはいい。ヒロインはかわいいとは思うんだけど、ぬきんでた美少女というのはちょっと実感できないなあ)。
 文庫本:俵万智編『くだものだもの』。つまりくだものアンソロジーだそうです。アンソロって「どこからでもどうぞ」が基本かもしれないけど、あえて順番にこだわったそうです。最初が椎名誠「ハーケンと夏みかん」、〆が梶井の「檸檬」です。それから角川ビギナーズ・クラシックス編『和泉式部日記』。
 単行本:北村薫『1950年のバックトス』。北村薫って好きなのかどうかいまいちわからないながらも文庫になると読んでます。あ、『詩歌の待ち伏せ』はもちろん大好きです。

 帰宅したら『ラブソングができるまで』が届いてた!
 まずは最初と最後でPop!の歌を見て、聴きました。読書しながらバックに流しておこう。



2007年09月06日(木)
ざっと7冊


 すごい雨になってきました。ほんとうは今晩、はじめての店に食事に行ってみる予定になっていたのですが、席を取ってるだけだったので朝のうちにキャンセルを入れました。すみません。

 さて、先日古本屋で注文した本が届いたので、こちらはふつうに新品を買ったカルロス・サウラ監督『イベリア』(アルベニスの曲に乗り、おもにフラメンコを踊るひとびと)を流しながら読んでいます。ほとんど同じひとの本なのですが、BLってけっこう同人誌で発表したものをコミックス化するんだっけか。さすがにタイトルまでは覚えてなかったのですが、読むとわりとデジャビュなものが。そうか、このころ売り子のお手伝いをしていた大手サークルさんのところにいつも来て、わたしたちの分まで本をくださったものなあ。で、まとめて読むと、やっぱり先日の『パールホワイト』が一番好きだったように思いました。ていねいに描いてて。

 一冊だけ作者の違うのを。那州雪絵『間違いの恋』。
『魔法使いの娘』(現在5巻)で復活した、といわれるなすさんですが、おそるおそるBL時代のものも注文。と思ったら『魔法使いの娘』と平行して描いた読み切りが主体の作品集で、おもしろかったよ!
 覚えにくいタイトルということで表題作にはならなかったけど、巻頭を飾っている「コーカス・レース」が一番好き。主人公のうちに犬猫がわらわらいて、いろんなコマにいろいろとのにゃーんと登場しているのもよし。

 読みたい本、読まなきゃの本はたくさんあって困りますね。一回読んだら気が済むや、の本の場合にはまとめて友人が務めているちいさな図書館行きにと送ります。次の分も作ろう。



2007年09月04日(火)
暑さ戻るな

 昨日はちょっと時間がなかったので、今日ジャンプをしみじみ読みました。いやー本当にねえ。再開用にかきためてあるという話だけど、それって何週間分なんだろうか? そしてそれに先駆けて発売される24巻、陛下の影くらい・・・・・・さすがにないかなあ。キメラアントの王とアカズちゃんのエピソードがかわいいですわよ。そしてノヴ先生、復活はしないのかなあ。

 ネウロはサイの「父」がネウロを呼び出し、ほらほら謎の入れ食い状態だよーんと建物の部屋数だけの犯罪を同時多発させたりします。みんなが一斉に決行しては
「ネウロ〜!」
とか叫んでるのを見て、古いシャネルのCFを思い出しました。窓ごとに立った女たちがみんな
"Egoiste!"
と叫んでるやつ。

 それにしても、これは悪に特化して進化してきた一族で、なかでも生きるに値するのはせいぜい100人だとか、その100人以外の人類は滅んでもいいと思うだからネウロ手を組もうよんだとかおっさん言ってますが、あなたたちの餌になってくれる無辜なる衆生がいなかったらあっという間に100人→1人とかになってしまうんじゃないの? 活かさす殺さずがキモなんじゃないの〜? と思いました。

 ムヒョはえええ〜これで終わりにならない! すごいよ!
 と思いました。あんなに長かった反逆のエンチューが終わって、また日常の魔法律事務所話に戻るのか。ていうか、そんなに(続くほど)人気あるのか。一方、オレたちの戦いはこれからだあ〜で『瞳のカドプレパス』が終わりました。これはどうでもよかったけど、先週終わったバレーボール使いは最初のうちは好きだったな。

 てなわけで今日は在宅で仕事したり歩いてみたりでした。ある程度過去の日記も書きました。
 なんか、なんにもない話(雰囲気だけ)でもいいから書いたほうがいいかなーて思ってみたり。



2007年09月03日(月)
きみを待つ一カ月すこし

 さてさて、復帰のおしらせがのったジャンプが発売されましたよ! これから一カ月、待ち遠しいですね。まあ今が一番幸せなのかもしれぬが・・・・・・。陛下とげぼくクロロにお会いしたいと思うのですが、こればかりはなあ。

 今日はさすがに、の仕事復帰でした。英語のスピーチとかもしてしまった。しかしSF大会用の付け焼き刃英語学習&実地研修ではまだ不足であった。しゃべっているとスペイン語に引きずられます。たとえば「場所」はスペイン語ではsitio, lugarなどと言うのですが、英語話してるときにsitioの訛ったようなsityみたいな発音しちゃって、えっ、都市? となったりね。いやはや。



2007年09月02日(日)
来年、日本は大阪か・・・・・・

 さて、わたしにとってはワールドコン最終日。ほんとうは明日の午前中まであるけど、さすがに仕事です。
 木曜日に知り合いになったおじさんも出るパネルに出ようと思っていたのですが、いろいろあってニューズレターチームのお手伝いをすることに。会期ももう末になってきて、さまざまな賞が発表されたりしたのを英語→日本語、日本語→英語にして、編集して、二カ国語で発行していくというものです。こんなときに限って電子辞書もってこなかったのがくやまれましたが、まあなんとかなった。

 午後2時からは聞きたいものがあったので、空き時間を作って展示などを見に別のホールへ。

 まずは「理系メガネはかせが迎えてくれる」カフェ・サイファイティークへ。入場500円だとヒマなはかせがお相手してくれる、さらに500円乗せるとはかせの指名ができ、指名の参考にもなるパンフレットもついてくるということで、せっかくの物見遊山ですけん! 指名権つきのにしました。

 最初にどうかなーと思った環境学のはかせは接客中。
 ということで、飛び入りのきゃりふぉーにゃ出身はかせを指名です。ソフトウェア・エンジニアということですが、トムさん、どんな研究をなさってるんですか?
 ...flow cytometry
な、なんか「測る」わけでしょうか?

 というわけでホワイトボードを使ってミニ講義していただきました。
 えーと、結局トムさんの研究は、HIV患者の血を分析してT細胞の状況を知ることができる、つまりある薬がちゃんとエイズの症状を抑えるのにきいているかを確認するのに役立つそうです。
[それは重要な研究だ、とりわけ日本はいわゆる先進国のなかで唯一HIV感染者が増えている国でもあるし]
と言ったら驚いていました。


 

 その後は同じフロアで行われたテルミン(世界ではじめて開発された電子楽器)コンサートのさわりを聴き、ついで展示ホールに行きました。まあこっちは規模もたいしたことなかったな。

 さて最後に控えていたのがふたつのパネル。ひとつはコミケット企画「コミケット伝説」(いろんな事件を含めたさまざまなトピックについてのぶっちゃけトークとのこと)、そして最後はイタリアの翻訳家を招いての「欧州・日本翻訳事情」です。

 いやー充実した三日間(五日中参加できたのが三日)でした。