
空想妄想いろいろ日記
青木カナ
MAIL
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| 2006年03月31日(金) ■ |
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| 諸行無常 |
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いろいろ拍手ありがとうございます。 日付が変わるころにお三方の作品をアップします。準備万端。自分の分もできないかどうか、もうちょっとだけあがいてみます。
忙しい一日でありました。 カナちゃんを病院に連れていき注射を受け、すぐに帰宅して置いてそのまま出ました。待ち合わせは恵比寿ガーデンプレイス、大学時代の同級生ふたりと一緒にお昼を食べて映画を見よう。という約束でした。
まずはチケットを買い、入場順のスタンプを押してもらってからすこし時間をつぶします。昼食は駅反対側の「モナリザ」に予約を入れてあったのですが余裕があったので。そこで結局、ひととおりはあったほうがいいよね・・・・・・と、スーツの下に着るワイシャツを買いました。ほそーいストライプの入ったピンクです。
モナリザには一年ぶり二度目。おいしかった。友人たちの近況を聞いたり、わたしのほうもいろいろ話したり。そして忘れていた〜! ここはデザートもすごい力が入ってるんだった。しかも食後の飲み物と一緒にオレンジピールとかちいさなマドレーヌとかまでついているのでした。く、苦しいよ。・・・・・・しかも、上映はじまっちゃうよ。てなわけでリッチなんだか貧乏なんだかわかりません、ガーデンシネマまで小走りに。
映画はトミー・リー・ジョーンズ初監督作『メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬』。タイトルのけれん味および登場人物名(メルキアデス、って言ったら『百年の孤独』の賢者の名前だ)から、ぼんやりとガルシーア=マルケス原作のような気がしていました。三度埋葬されたのは生き返ったからなのかとか思っていました。ぜんぜん違いました。しかしながら面白かった。ジョーンズ自身がタフなカウボーイ・主役のピートを演じてるんですが、不当に殺された同僚メルキアデス(メキシコからの不法移民)を正当に葬るためにこんなことまでするのか! という働きで、ちょうどこの映画上映まえに宣伝をやった『ブロークバック・マウンテン』(カウボーイ同士の長年の愛の話)をこう・・・・・・脳裏にちらつかせました。すまん。
恵比寿で別れ、ちょっと書店に寄って吉崎せいむ『金魚屋古書店』3巻とアナイス・ニンの『小鳥たち』を買いました。後者は、窮乏生活のなかでなんとか食べていくため、若いころに書いたポルノグラフィだそうです。しかも読者はたったひとりの富豪だとか。・・・・・・なんか考えちゃったじゃん。泥棒さんが目をつけるとか。そして気に入った作者を連れてきて、今度は自分と陛下のために書かせるとか。←当然陛下は迷惑です。
夕方は、四月からの忙しさに恐れをなして予約した鍼灸院に行きました。ちょっと久し振りに行ったら定休日は変わってるし、スタッフも交代しているし(院長は健在だったけど)、なんかちょっと様子が違うな。とりあえず回数券があと三回分残っているから通います。
そして最後にいつもの花屋さんに寄ろうとしたら、今日で閉店という挨拶が。春なのにお別れですか。いや、春だからお別れなんだよね。
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| 2006年03月30日(木) ■ |
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| 雨のおはなし |
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イマエゴ、レオクラ館、誕生日サイト拍手ありがとうございます。無言で背中を押していただいてる、ひとりじゃないってすてきなことねって雰囲気です。 そういえば明日で新作アンケートも締切りです。結局クロクラ(エロース寄り)と(ラブラブ)がデッドヒートでしょうか。とりあえず誕生日ネタはラブラブでいくかな。シリアス&エロティックなネタはやはり、イマエゴのほうで。
諸事情で案外原稿は進みません。でももうひとふんばりすればレオクラはできるかな。結局また旅情シリーズになってしまいそうです。遠距離恋愛のうえ、住所不定のふたりです。とはいうもののどこかをまるっと写してるというのではなくて、適当につぎはぎしたり要素を加えたり。そういう作業も楽しいです。
さて参加作品はmしゃんの・・・・・・おおお! 変マンガじゃない! シリアスなのです〜! マンガを昨日いただき、今日は(ついさっき)pさんのオムニバスが届きました。これで心置きなく4月1日グランドオープンと言えます。1日に日付が変わったらアップ。を目指しています。
そういえば一昨日かな、書店で茶木ひろみ『銀の鬼』の文庫を見ました。ソノラマだったかな。今考えるとあれってちょっとクロクラな感じするぞ。陛下女の子ならいけるかも。たしか持っていたはず・・・・・・しかし書庫を探すよりは買ったほうが早いかもであります。
予約し振込しておいたバレエのチケットが届きました。べジャールバレエ・ローザンヌ。6月です。仕事が忙しくなってもここは死守しなきゃ。再演の『バレエ・フォー・ライフ』はクイーンの曲をふんだんに使ってます。前にも見たけどキャストも違うし。もう一本は『愛、それはダンス』。新旧名作を織り交ぜたものらしいです。
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| 2006年03月29日(水) ■ |
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| 残すところ二日 |
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いろいろ拍手ありがとうございます。誕生日サイトのほうはyしゃんからかわゆいマンガが届きました! わたしも明日はわりと時間があるのでがんばってレオクラをまず書き、4月1日に変わるころにマンガと一緒にアップしようと思います。もちろんほかの作品が届いたら一緒にアップします。ちょっとお待ちを。
仕事帰りは歓送迎会でした。笑いありホロリあり。カラオケ好きなjさんとはお互いに連絡を取り、また初夏くらいにメンバー募って行こうと約束しました。かつーん(伏せ字の一種、と言っておこう)を勉強しておくという宿題をもらいました。
歓送迎会のまえにすこし時間があったのでデパートにより買い物。皮革市でベージュの仕事鞄を買いました。ほんとうはもうすこし濃い茶がよかったのですが、すっかり春夏ものです。もしかして、いやもしかしなくても去年買った黒と色違いだな。使い勝手がいいので買い足しです。ほかには知り合いの出産祝いとか、自分用にチェーンとか。
電車のなかで読むものがなかったので、サッカーのエンブレム解説みたいな文庫本を買いました。ワールドカップに来る各国代表とか、中南米のクラブチームとか。楽しかったですがアルゼンチンのページで国名表記がまちがってるよ・・・・・・がくり。単純な校正ミスですね、ほかの場所ではOKだから。
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| 2006年03月28日(火) ■ |
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| スパイダー・・・・・・ |
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スピッツのシングルコレクションが出ました。しかしアルバム全部持ってるのでそんなに[足りない]ものないし、とりあえずは見送りました。でもさすがに話題の新譜らしく、昨日は駅の構内にある店から「スパイダー」が流れてきました。でアルバム出してきてきいてるんですが、さすが蜘蛛! 「洗いたてのブラウスが いま筋書き通りに汚されていく」 なんかおおおおお・・・・・・という気分です。もちろんきみをさらって逃げるしね。
桜が満開になりました。例年よりはやいせいか、モクレンや椿もまだ咲いてます。雪柳もきれい。今日は坂を下っていく途中ふと目をあげると、斜面の新緑に紫色の草花がじゅうたんみたいだっな。
来週はとうとう4月。陛下のお誕生日があるわけですが、わたしの新しい業務も本格的にはじまります。今日はしかたなくすごく久し振りにスーツを買いました。まあ、決まりはないからチャコールグレイにペンシルストライプが入ったパンツスーツにしたけど。そういえばワイシャツのたぐいもないんだけど、これはニットとかじゃ駄目かな。
こんな感じになってくると自分のメンテナンスもしなきゃという気持ちになります。思い立って久しぶりに鍼灸院に電話。でもうまくつながらなかったり、予約いっぱいだったりで結局金曜日の夜になりました。
今日はマンガばっかり買いました。雑誌が『コーラス』とflowers。単行本が久世番子『暴れん坊本屋さん』2巻(楽しいじょ)、『新世紀エヴァンゲリオン』9巻(やっぱり読んでなかった)。エヴァといえばわたしが遅ればせながらBump of Chickenを好きだなあと思うにいたった「アルエ」は、R・A、つまりレイ・アヤナミ、綾波レイのことだったそうですね。そういうつながりか。これも遅ればせながらに知ったことでした。
さて拍手にて気になる情報が。ありがとうございます。まあ・・・・・・とがちだからな・・・・・・。
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| 2006年03月27日(月) ■ |
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| 走る〜走る〜 |
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うちの近隣の桜はほぼ満開です。明日明後日は花冷えの雨という話ですが、そのまま散ってしまうのかしら。仕事の乗り換えに使うJRのターミナル内の桜を見にいこう系のポスターがまぶしいです。
今日は午後から仕事。そのかわり帰宅がちょっと遅くなりました。 朝、誕生日サイトをみてみたら絵掲示板に二枚新しいクラピカ絵が! すごく嬉しくて、時間を見つけてレスしました。かわいいよ〜。ありがとうございます! 拍手やコメントもいただいてます、ありがとうございますv
t川さんから拍手絵が二枚届いたので、レオクラ館の拍手をちょっと変えました。新しいのから順番に出てくるようにしてあります。凛々しかったり密着v だったりします! こちらもさっそく押してくださってありがとうございます。
でかける前にレオクラを書き始めました。カップリングものはたあいない話になる予定。レオクラは一応原作っぽくて相思相愛です。クロクラは相思相愛にしてしかもほんわりだとパラレル以外ないので、そんな感じ。ネタは一応あります。
帰り道、篠原千絵『水に咲く花』5巻(完)を買いました。完全に主役が交代したよねーこの話。そして5巻の半分くらいは龍のバトルなのですがここではちょっと、画力的にきつかった。
それでは、週末に向けてがんばるみなさん&わたしに愛の手をなのでございます。読み直したらありがとうばっかりでしたが、ほんとうの気持ちだからいいや。
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| 2006年03月26日(日) ■ |
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| メモ続けるか |
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さっそくお誕生日サイトにお越しいただいたみなさまありがとうございます。拍手を押していただいたり、小説の感想をいただいたり、ああーよかったがんばろう〜。と思いました。絵掲示板にはyしゃんmしゃんが陛下絵を投下してくださいまして、華やかな雰囲気になってます。そこでディスプレイをごらんのあなたさまも一枚どうでしょう。お待ちしています。
昨晩〜今日に参加のお返事をいただいたかたを追加リンクしました。わくわく・・・・・・みんな揃うのかな。無理のない範囲でがんばって(ちょっと矛盾して見えますがほんとうです)作品を見せていただきたいものです。
今朝は『題名のない音楽会21』で目が覚めました(一応8時半過ぎにはベッドを出ました)。トリノでなにかと話題になった『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」。開会式のラストにパバロッティがこの歌をうたったときにどうしてこの曲なんだろう? と思ってました。曲のタイトルのわりにはあまやかな男声(テノールの)アリアだし。寝てはならない、なんてテレビ中継? とかいいかげんなこと考えたりして。
今日はいろんなひとが歌ってる「誰も寝てはならぬ」を流し(ジョン健ヌッツォからはじまり、テノールによるアリアにこだわらず男女グループが歌ってるのとか、本田美奈子とか。本田美奈子で〆だとさみしいなあ←声がかぼそすぎ、がんばりすぎと思っていたらポスト三大テノールのヴィンツェンツォ・ラ・スコーラがばっちり決めてくれてよかった)、日本語での歌詞訳、『トゥーランドット』の物語紹介などていねいにしてぜいたく。今年の夏やってくるチャン・イーモウ演出版からの画像もあったり。
わかったことを自分なりに整理してみます。 『トゥーランドット』とは主人公となるむかーしの中国の姫君の名前。しかし彼女は氷の心をもち、なみいる求婚者たちには三つの謎をかけそれを解いたものでないと認めないと言います(スフィンクスみたいだな。解けないといのちを落とすとかもあるのでしょうか?)。 とうとうある男がその謎を三つともあざやかに解いてみせます。 そしてかれは、夜明けまでに自分の名前をつきとめることができたら身を引くができなければあなたはわたしのもの、と姫に言います。 姫はもちろんかれの名前をつきとめようと一同を動員。寝ずに探索せよと命令します(とここまではまあまあわかってたけど、ならなんで歌うのは男でしかもろまんちくね! なのかわかんなかった)。
「誰も寝てはならぬ」というアリアは、その姫の命令にしたがって懸命に捜査を続けるひとびとを尻目に余裕ある求婚者が歌ううただったのでありました。つまりタイトルそのものが姫のことばの引用。しょうか!!
そして、ラストの歌いあげの部分を聞いて(というか字幕を見て)ああそうかそれでオリンピック開会式に・・・・・・と思ったのは、 「暁に我は勝つ/勝つ」 というのだったからなのであります。つまり賭に勝って姫を手にするよということですが。 "Tramontate, stelle! (星たちよ沈め) Tramontate, stelle! All'alba vincerò! (暁に我は勝つ) Vincerò! Vincerò!"(勝つ) ああーすっきりした。
・・・・・・はっ。ひょっとして荒川さんがフリーに使った、しかも金メダルだったからもうみなさんはとっくにご存じだったのでありましょうか? わたしはじつは当時家をあけていたので、結局一度もその演技見てない・・・・・・ので・・・・・・。まあこの日記っておばあちゃんの備忘録ですけん。
その後は昨晩録画しておいた美の巨人たちを見ました。長谷川潔のマニエール・ノワールをとりあげるというタイムリーというかなんというか。だって翌日には展覧会終わるってちょっと遅いよね。 版画というのは特殊な芸術だなあ、そう思いました。どんなにすばらしい原版を彫りあげても、最終的な工程−刷り−は印刷にまかせなければならない。自分で刷りまでやるひともいたようですが、とにかくパリでも長谷川のマニエール・ノワールを刷ることができたのはたったひとりの超絶的熟練職人だけだった。[七種類ある]と言った黒を練り上げ、作品として仕上げるにはずっと二人三脚的実験を繰り返していたから、長谷川は第二次世界大戦のときに迫害されても日本に帰れなかった。そしてその相棒が死ぬと、長谷川の画業(っていうのか?)も終わった。
さて夕方はピンチでした。 じつは弟たちが母も誘って四人で今週末に伊豆に一泊旅行に行こうと。ああ〜パスしちゃだめ? と言ったけど駄目みたい。ついでに気合入ってて、保養所には早く入って遅く出るなんて交渉もしたらしいです。 うちの留守番はべつに心配じゃないんですが、てゆーことは自分の原稿もお祝いサイトアップも日曜日の夜しか使えないってことではないですか。アップはまあ「ここに」というのを作っておけばOKとして、原稿は駄目じゃのう。昨日書いたばっかりなのに、さっそく次をやらねば・・・・・・。 というわけでこんなわたしに愛の手を。ぱちぱちでも〜、メールでも絵投下でもよろしくってよ。
それにしてもちょっと前にも萌えてたんだけどヒッキーの"Be My Last"はいい。陛下と結ばれるためには罪のつぐないをしなきゃならないクロロが脱走してきてしんぼーたまらずみんな水の泡になるイメージです(じつはすごいシリアス)。
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| 2006年03月25日(土) ■ |
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| リンクしました |
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陛下お誕生日記念限定サイトをWelcomeにリンクしました。せっかくいらしていただいても絵掲示板だけだとちょっとがっかりかな? と、不肖がんばってみました。というわけでその限定サイトのほうにお誕生日ネタでは一応あるけどひじょーにシリアスな話を一本。このところ[間にあうかわからない]なんて言いつつちらほらコメントしていたもの。コンセプトは[みんなが陛下を見つめてる]です(ちょっと嘘です)。
というのも、今回は一応別サイトとして登録させていただきますので(くるたりあーんに登録申請を出しました)当然イマエゴにいらしたことのないかたも・・・・・・? と思い、それで最初に一本ある小説がすっごくあたりまえにクロクラパラレルらぶらぶ話だったらびっくりですよね。と考えてシリアスに。登場人物多めで。新作アンケートのコメントでいただいた「○○クラ」風味もまぶしてみました。感想など聞かせていただけると嬉しいです。また、拍手は非常に簡単なものではありますが別の(三種)写真で作りました。こちらをぽちっとな。でももちろん!
今日はおやすみだったので仕事とかおったらかして、まず朝はたまってた紙系のゴミだしに励みました。うちのほうでは土曜日朝なんですけど、家人ひとりじゃちっともやってくれないのです。
そして原稿のあいまに美術系の本を読みました。『世界美術館紀行』を読了。ドイツのふたつのあいだにノルウェーのムンク美術館が入っていたのは、ムンクを最初に認めたのがドイツだったからということでした。ミュンヘンで見たブリュッケの百年展にも参考として出品されていたし、納得です。そして『迷宮美術館』を読了。4月からは地上波に進出だそうですね。
ニュースやカウントダウン系の番組はみました。 上野でプラド美術館展開始。あっ、2月にプラド行ったときに「あれ? ないや」と思ったムリーリョの「エル・エスコリアルの聖母」は日本行きだったのか! そして皇居では伊藤若冲(1716〜1800)の代表作「動植綵絵」30幅の連続展示が始まったそうです。一か月ごとの入れ換えだっていうから、仕事のついでに行けるだけ行こう。いつだったか忘れたけど、上野か京都の国立博物館でやってた「国宝展」だか皇室所蔵品展みたいのでこのなかのどれかに会って衝撃を受けたのが始まりでした。 そして『美の巨人たち』は長谷川潔だ! 録画しなきゃ。
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| 2006年03月24日(金) ■ |
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| 明日オープン |
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陛下生誕記念サイトを作りました。「クラピカ誕生祭」(こちらは健全なのだよ)さまがあるのでサイト名には苦心しましたが、結局なんだか記号みたいなのになりました。といってもこちらをご訪問くださってるみなさまは、[作品はまだ]なことはご存じですよね。わたしも、今日もメモしたり歩きながら妄想は続けましたがまだ書いてません。
じゃあ何があるか。 お絵描き掲示板なのであります。こちらは稼働中です。自分でも写真をアップロードしてご挨拶を書きましたが、侍さんたちに[なんか描いてください]とめいれいお願いしたのであります。まわしたバトンをざきゅっと腑抜けにしてくださったひどいmしゃんはともかく、やさしいyしゃんはきっと今日中になにか投下してくださるのです。
そしてみなさまの投稿もお待ちしております。婆ですので作品投稿(受け付けてページ作ってアップロードしてet cetera)の受付はちょっと無理なのですが、掲示板への愛の手には大喜びでレスをつけます。
そんなわけで明日、イマエゴのトップからリンクを貼ります。
昨日書き忘れましたが、移動のさいの空き時間を利用して「京都 清水寺展覧」を見ました。御本尊御開帳記念ということで、仏像や掛け軸、書などが展示されています。入っていくと迎えてくれるのはどっしりとした大黒さんなのがおもしろかった。そして仏像の前には随所にお賽銭箱や鈴(りん、というのだそうな。調べました。あの「ちーん」とやるのです)が置いてあったりして、拝んでいるひともちらほち。作品の保護のために陰影をいかした照明がなされているのですが、それでまたなんだか雰囲気が濃密になってました。時間の都合で駆け足で見なきゃでしたが、あの大黒さんと如意輪観世音菩薩座像(優雅!)に会えただけで満足。
そして今日は、日曜日で終わってしまう展覧会、長谷川潔展@横浜美術館に行ってきました。金曜日は8時まで開館しているということで、すべりこみに近かったけど無理した甲斐がありました。長谷川というとマニエール・ノワール(「黒の技法」。メゾチントのフランス語です)を忘却の彼方から蘇生させた銅版画で有名ですが、今回はその初期から晩年までをていねいにすくいあげていました。各種版画作品(名称でどんな技法かちゃんとわかるといいのになあ、要勉強)はもちろん、場合によってはその原版やモデルにした小物、使っていた道具まで参考展示してあって、いろいろな角度から見ることができました。それにしても、使用するのは黒一色でもなんと雄弁なことか。このひとの作品をそれと意識したのはおそらく10年くらいまえの東京都庭園美術館での展示(の一部だったと思う)ですが、当時は 「この絵を表紙に使いたいものだ」 というなんだか大それたことを考えました(いや、同人誌だったのであるが。当然無理ですが)。 遅い時間だったけどさすが会期の終わり、それなりにひとは入っていました。図録は売り切れ! 4月中旬に増刷されるというのを申し込んで帰宅。
あんまり関係ないですがこれまた何度も書こうとしては忘れたネタ。映画『連理の枝』のポスター(とか小説版の表紙)写真は見ると萌えます。もちろんクロクラ変換ですがな。
あっ、そしてコンタクトレンズでてきました・・・・・・。 うちの洗面台にはちゃんとゴミくず(?)キャッチがついてるのですがそこにひっかかってました。いや、一昨日見逃したんじゃないです(ぜったい)。蓋するところとキャッチのあいだに穴がふたつ開いてポケット状態になってるんですが、そこに入ってたんだと思います。手で探れるだけがんばってみたんだけどなあ。あきらめてもう通常の生活して顔洗ったり歯磨いたりして、どんどん水を流していたら逆流したのか? さっき発見です。まあいいか、スペアだと思えば。
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| 2006年03月23日(木) ■ |
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| さいしゅうへいきかのじょ は変換に揺れがない(と思う) |
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今日はオフではなかったでしょうか。まあ仕方ないな寝るか・・・・・・とぼんやり身支度していたら、ああああ今度こそ本当にコンタクトレンズを紛失しました。パチチッと落ちた音がしたんだよね、洗面ボウルに当たったと思うんだけど。しかしどうしてもわかりませぬ。そのうち、お約束のようにクロゾがべおべお言いながら見たりくるくるまわったり果ては寝そべったりしてくれて [もう寝ようよう〜] と光線浴びせてくるしいいかげんやになったので、諦めて朝一番で眼科&コンタクトレンズに行ってきました。
それから出勤。4月が近づくにつれてなんかこう、足音が聞こえてくるような感じであります。対外的な仕事はもうすこしあとになるかと思ったら4月早々か、何年ぶりかでスーツ買わねばならぬ。
〜なーんて言いつつ実際に買ったのは本、それから万年筆です。 本は『世界美術館紀行』9巻(ドイツ行く前に読んでればよかったなあ、でも整理できるからいいか。とくにカンディンスキーの道のり。取り上げられているのはミュンヘンのアルテ・ピナコテークとレンバッハハウス美術館。そしてノルウェーのオスロ国立美術館)、石黒敬章『ビックリ東京変遷図鑑』(表紙は昭和30年ごろの羽田と、まったく同じ場所の明治末年の写真を並べたもの)、谷川俊太郎&大岡信『対談 現代詩入門』、くめたんの『さよなら絶望先生』3巻、貞本版エヴァンゲリオン10巻(あっ、9を買い忘れてるよきっと)、『鋼の錬金術師』13巻(Wrath誕生の秘密が)。
万年筆、好きなのですがしばらく使っていませんでした。新しい仕事に向けて自分を鼓舞するために好きな文房具手に入れちゃおうシリーズ(?)で、ウォーターマンの女性向き新シリーズから一本。さすがの書き味。
と、すこし焦りも入りまして今日は時間を見つけてメモメモしました。俳優さんカップルの(もちろん)ラブラブ話と、シリアスで陛下と男たち(ちと、嘘)の話をすこしずつ。週末に目処たてましょう。 生誕祝いにはo子さんも参加受諾してくださって、これで10名突破です。たのしみなのです!
さて、昨日yしゃんからお題をまわしていただきました。 ●ル〜ル:お題のテ〜マを一発変換して下さい。 最後にひとつ、付け加えてください。
・だっちゅ〜の→ダッチュ〜の ・りかちゃん→理香ちゃん ・ふぉ〜→フォ〜 ・「・・・」→「・・・・・・」 ・きれてないっすよ→切れてないッ巣よ ・かんじゃにえいと→患者に栄と ・やっさん→やっ三 ・ようかん→洋館 ・かとぅ〜ん→可トゥ〜ん ・ぶいしっくす→部位シックス ・きんききっず→近畿キッズ ・ひつがやとうしろう→櫃が夜盗四郎 ・おんざれいでぃお→オン座レイディオ ・おれさまのびぎによいな→俺様の美技によいな ・おきたそうご→起きた相互 ・むひょうとおる→霧氷とおる ・あれんうぉ〜か〜→アレンウォ〜か〜 ・なすらぶどうめい→名すらブドウ明 ・くろさきいちご→黒さ木いちご ・こうやどうふ→高野豆腐 ・しぶやゆ〜り〜→支部揶揄〜李〜 ・おろなみんし〜→オロナミン詩〜 ・こうだくみ→好打組 ・さいしゅうへいきかのじょ→最終兵器彼女 ・あれろっく→アレロック ・ばんぷおぶちきん→万夫オブチキン ・えにえす・ろび〜→絵にエス・魯美〜 ・みずきなな→水木七 ・しゅうじとあきら→周二と昌 ・らせんがん→ラセン眼 ・ちょうしゅうこりき→超修子利器 ・きらいづる→嫌い鶴 ・ひょうりんまる→表リン丸 ・ざびまる→座美丸 ・きくまるえいじ→聞く丸栄時 ・にこちゃんだいまおう→二個ちゃんだ今王 ・あとべけいご→跡部啓吾 ・ふじわらもとお→藤原元雄 ・えるれが〜でん→得るレが〜伝 ・たかむらしん→高村新 ・ぎゃぐまんがびより→ギャグ漫画日和 ・ちもり→血森 ・ふじわらたんぞう→藤鍛造 ・ますかわひろあき→増川宏明 ・ちょこぼ→チョコ簿 ・ありむらりゅうたろう→有村隆太郎 ・なかじ→中路 ・きりはらあかや→桐原赤や ・おしたりゆうし→押したり有史 ・ししどりょう→嗣子度量 ・あくたがわじろう→芥川二郎 ・どんぱっち→どんパッチ ・おりらじ→おリラ時 ・なるにあこくものがたり→ナルニア国物語 ・がろうでんせつ→画廊伝説 ・しまうしのした→しまう篠した ・ねくろまんさ〜→ね黒万さ〜 ・まんじょうめじゅん→満場目純 ・ちょうせいかんたい→調整艦隊 ・だいくうまりゅう→第九馬龍 ・ぽけもん→ポケモン ・ためしてがってん→試してガッテン ・わたしはふじょし→私はフジョシ ・れみおろめん→レミオロメン ・あにまっくす→兄マックス ・ばんこらん→万古蘭 ・あまとりちゃ〜な→甘取り茶〜名 (これをつけ加えました!) やってみるとあんまおもしろいのないですね。でもこういうのは好き。 何人まわすものかは知りませんが、やはりここは [兄マックス] にときめきズキズキしたに違いないmしゃんに! お願いします。
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| 2006年03月22日(水) ■ |
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| 夕方から雨 |
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仕事後、今年度いっぱいで職場を退くかたに捧げるカラオケPart2に行きました。今回自分で入れたのは筋少「サボテンとバントライン」、「君よ! 俺で変われ」。オザケン「痛快ウキウキ通り」、ブルーハーツ「リンダ リンダ」、スピッツ「不死身のビーナス」、BoA"Valenti"・・・・・・くらい? ほかにジャニーズをいろいろ一緒にと言われて歌いました。アニソンを歌った若いお嬢さんがいたのですが、突然ここでアクエリオンのテーマじゃまずかろう。と思って遠慮。次回は新曲としてスキマスイッチ、サンボマスター、Bump of Chickenを仕入れておきたいものであります。
歌と言えば、去年ずっと結婚式場でバイトしていたひとから聞いた話ですが、とにかく「マツケンサンバ」を歌うひとが多かったとか。それもマツケンのところを新郎の名前にしてほかも替え歌。その前の年は氣志團「結婚闘魂行進曲「マブダチ」」が大流行、だったかな。バイトでも飽きるのに社員さんはもううんざりだったとのこと。
なんだか来週はいろいろと仕事が詰まってきました。4月からじゃなかったんだろうか・・・・・・もう四捨五入すると4月ってことなのであろうか。ということは、今週末くらいにかなりやっておかないとお誕生日ものはできないのね。もしももしもうまくいったら3本いきたいのですが、3本目は無理かもしれません。
ネット書店で注文した増田彰久『近代化遺産を歩く』、阿曽村孝雄『日本全国近代歴史遺産を歩く』、シンボルスカの詩集『終わりと始まり』が届きました。詩集から読むかな。
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| 2006年03月21日(火) ■ |
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| 構想中 |
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拍手、アンケートありがとうございます。コメントもたのしみに読んでいます。 pさんサイトにも旅行記がアップされています。爆笑しました。
昨日は[美術館に行きたい]みたいなことを書きましたが、その後yしゃんとだららり〜と長話をしてまってかなり夜更かし。朝は宅配便の配達さんがインターホンを鳴らしたので春眠を諦めて起床。届きましたよ古伊万里が。やっぱり一番こぶりな皿が柄のバランスがいいなあ。さて、どんどん使っていこうと思うのですがどこにしまうか、食器棚をすこし整理しないといけません。そうこうしているうちに、 [あれ? 今日は21日。21日・・・・・・] エステの予約をしてありました。3時半でした。
イチロー大好きの母が合流して、外出ぎりぎりまで野球中継を見ました。1回でキューバの自責点的4点があっと言う間に入ってしまい、実力伯仲の試合を制するからこそいいのになあ。なんて思っていたらまたもやあっと言う間にキューバの先頭打者ホームランで1点が入り・・・・・・と、その後は1点差まで詰め寄られたりもして、最後まで緊張感を失わず見ていることができました。外出のタイムリミットまでになんとか結果も出たしね。
ターミナル駅はすごいひとでした。美術館になんか行かなくてよかったかも。しかし見たいふたつは両方とも今週一杯なので悩ましいところです。明日は一日仕事その後カラオケだし。 エステのあとはちょっと買い物。4月からの業務のために久し振りにスーツ買ったほうがいいのかなあと思うけど、安いのはやっぱりそれなりだし、まあいいかなと思うとやはり高いし、結局ベージュのスプリングコートだけ買いました。あとは書店で、『迷宮美術館』のムックと大好きなじゃくちゅーさんの入門書。
クラピカ生誕祭のサイトがオープンしましたね。 我が家の企画はだいぶ傾向が違うのでそのままGo予定です。参加者は十名に届きそうな勢いで、クロクラばっかりじゃなくレオクラも、ひょっとしてヒソクラもあるかもなのです。 イントロを書こうかなとか、争奪戦じゃないけどいろんなひとが出てくるのを書こうかなとか、考えるのがまたたのしみです。
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| 2006年03月20日(月) ■ |
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| Duran Duranのコレクションあったら買いたい |
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mしゃんも絵日記で京都行きについてレポをアップ中です。pさんもとうとう侍にされてしまったな、黒で。なんで黒かというと、今回お土産に黒胡椒せんべいをくださったからではないかと思います。まずはyしゃんのレポに登場。
通販で注文した音楽ビデオのdvdが届きました。ユーリズミックスとペットショップボーイズ。まずペットショップのほう、しかも途中になる"It's a Sin”(邦題は「悲しみの天使」。なんでもカタカナにするのはどうかと思うけど、せっかく訳してもこれじゃ内容と合ってないぞ)から見ました。この歌、映像がとても好きで、買おうと決めた原動力になったので。やっぱり今見てもいいなあ・・・・・・。このdvdはペットショップのふたりのコメントが字幕でついてて、監督はデレク・ジャーマンだったとか(『カラヴァッジョ』を見て依頼することに決めたそうです)、挿入される画像で「七つの大罪」が描かれているのも知りました。
デビュー曲"Opportunities”のシングル・ヴァージョンのビデオは今回初めて見ました。アルバムのほうを覚えてて、これがまた今見てもまったく色褪せないのはすごい。シングルのほうへのコメントで「絵画”アメリカン・ゴシック”のように・・・・・・」というのがあり、調べて見ました。このタイトル、映画のものとしてしか認識してなかったので。 作者Grant Wood、1930年の作品。典型的な農家の老夫婦のバストショット。ふたりの表情は硬く、いわゆる肖像画としては珍しい。なんでゴシックかというと背後の家がゴシック様式だから(ああいうのもゴシック様式って言うのか)。この肖像画はさまざまな形で繰り返し参照、パロディ化されているそうです。おおー、勉強になった。
ほかにも好きな作品はたくさん。恋人たちが泡風呂で笑いながら抱き合ってる"Being Boring"は、当時萌えていたカップリングで妄想しました。クロクラ・・・・・・よりレオクラだよなあ。たぶん。でも見てみたら、この一日中パーティみたいな雰囲気はちょっとレオクラじゃ無理だなと思いました。どうしよ。 それから[あなたはわたしを着飾らせる/わたしは人形]って、映画『ナインハーフ』を反転したみたいな"Rent"にも萌えました。ビデオを見るのは今回たぶん初めてで、ちょっと考えてたのとはキャスト違ったけど。なんと41曲も入ってるので、時間をかけてすこしずつ見ます。
ジャンプ買いました。今回の読み切りはわりと好きだな。ネウロは次回が謎解き、x(サイ)との対決もあるのであろうか。しかしなんと言ってもすごいよテニプリ!! きみは武蔵坊弁慶か! それともラオウか! 死んでないけど。
明日は祭日です。WBC決勝の中継があるので、美術館とか空いてないかなあ。関係ないかな。葉山と横浜のはしごは大胆すぎるであろうか。
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| 2006年03月19日(日) ■ |
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| すごい風でした。 |
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HARUコミックシティでした。mしゃんは人形愛に殉じて京都に残ったのでひとりぼっちだわえぐえぐ・・・・・・とか思っていたのですが、u田さんが買い物がてらお手伝いをしてくださることになりりんかい線の駅で待ち合わせました。おおお、なんとゴルゴを読んでいらっしゃるよ! なにか読むものがほしいとコンビニに入ったらゴルゴかふらんす書院(の官能小説)しかなかったそうです。ゴルゴ、あとで見せていただきました。コンビニ用のちいさな特集雑誌みたいなのですが(リミックス版っていうのかな)まんなかにぜんぜん関係ないハートフル読み切り、作者もまったく別。なのが入っていたりしてびっくり。これってさいとうプロのアシさんの作なんでしょうか。
いやいや、ゴルゴは置いといて。国際展示場に着いたときには雨は止んでいました。入場はスムースに済みました。今回からかな? シティでもスタッフ入場のひとはカタログ強制購入ではなくなりました。よかった。だってけっして安くない参加費を払い、しかも全員購入制だったら3人フルで入ると今日の場合さらに3600円の支払いになるのです。
ハンターはやはりまったりペースでありましたが、たぶん初めていらしていろいろ買ってくださったかたも。もちろん、冬の新刊をお求めくださったかたも。それから、ジャンル変わった友人が三人会いに来てくれて嬉しかったです。
お隣は久し振りにスペースを取ったというクロクラ仲間のeさん。ああーなのに新刊をおうちに忘れて来たとか! 読みたかったのに! 積る話をしたり、5月のスパコミに本を置かせていただけることになったり(ありがとう、よろしくお願いします)。
u田さんとはスペース〜アフター(ふたり+u田さんのおともだちのaさんで)までごいっしょしていろいろ話しました。マンガを描くかたの視点からの話、すごくおもしろかったです。いい絵を、あるいはいい文を描き/書きたいというのは違うようでやっぱり似てるところもある。違うからこそお互いに照らし合うみたいな感じでした。
陛下お誕生日企画、今日は会場でオフ仲間のnいさんとeさんもお誘いできました。あとは携帯メールを送ったり。これから、パソコンメールでも数人お願いしてみようと思います。楽しみ!
買った本:吉原由紀『蝶よ花よ』1巻。前の作品でかなり絵が崩れてしまったのでどうしようかと思ったけどこれはまたもどっていたような。そしていつもの、[すてきな男性にがぶりよる女子、ほだされるように? 愛]的パターンが破れ別のたのしさが。それにしても「通常の三倍」とかキタな、って感じ。それからたまには振り返ってみようと思い、ブルーバックスの実用文の書き方指南書を買いました。
*yしゃんのところに京都のお話が載りました! 爆笑まんがレポなのです。メニューはotherからどうぞ。
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| 2006年03月18日(土) ■ |
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| 企画企画(追記あり)。 |
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夕食時にぶじ帰宅しました。楽しかった! 留守中にも拍手をありがとうございます。拍手ははじめてですと名乗ってくださったかたもおられて、やっぱりすごく嬉しいです。どうぞいつでも愛の手をv
詳しくは明日にでもと思いますが(とりあえず16・17日の日記を書きました)、陛下のお誕生日企画を練りましてございます!
・4月3日夜(たぶん22時)〜4日(たぶん1時くらい)まで、陛下生誕カウントダウン絵チャ。クラピカ陛下および陛下からみのカップリングで。文字だけの参加も歓迎。
・4日公開(これから書くから)、おそらく4月いっぱいは飾っておく新作。現在の参加承諾者:pさん、yしゃん(かわゆい阿呆漫画)、mしゃん(変まんが)、aちょーかんさん。ほかにも数名お招きしたいかたがおられます。明日メールしよう。
・不肖わたしも書きます。たぶんクロクラとレオクラ。あと、昨年のクリスマスこっそり企画をこっそり公開とかおまけもあります。
・・・・・ 明日はHARUコミックシティ。 新刊などはありませんが(すみません)、おいでの節はどうぞ気軽に声をかけてやってくださいませ。
あっ! 今日、二条駅の書店で見ましたf誌!
・・・・・ 簡単に行動を書いておきます。 起床、一応7時。わたしたちを置いてmしゃんは人形愛の聖地に行ってしまうのだよ。だからごはんをルームサービスで軽く。 佳水園のうらには野鳥の森があるってね、朝の散策もいいねえ・・・・・・とかほざいていたのですがもちろん無理でした。だって前夜は絵しりとりしたり積るはなしで夜更かしだったもん。 チェックアウトは11時。でも宅配便を送りたくて、部屋まで取りにきてもらうのを待つうちに時間が経過。まあこれは問題なかったのですが、待ち合わせは12時なのでちょっと焦りました。
12時はyトさんが教えてくれた二条のカフェで待ち合わせです。タクシーを降りて(もののわからぬ運転手さんだった)店を探しているとちょうどyトさんもおいでになったところでした。昼御飯→お菓子まで粘りました。1時過ぎにmしゃんが登場。そして先を急ぐpさんは途中抜け。 みなさんの意見も聞きつつ、お誕生日企画を考える。楽しみです。
新幹線は4時発でした。そのまえに駅の書店に寄って、見ましたよ! f誌。おおお・・・・・・ほんとうにウサ耳のクラピカたん(ワンピース姿!)にクロロンがキスしています。びっくりです。 漫画買いました。さちみりほ『銀のヴァルキュリアス』8巻(クライマックス。次で終わるだろうな)、川口まどか『やさしい悪魔の物語』9巻(これも次でおわり。話はいいんだけど絵が荒れてて悲しい。それにしてもやさしい悪魔とナナイロのキスにはドキドキしました。もれなく妄想しました)、あしべゆうほ『クリスタルドラゴン』24巻(こればっかりは先がわからぬ)。
そして無事に帰宅。 京都で遊んでくださったyトさん、yしゃん、ありがとうございました!
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| 2006年03月17日(金) ■ |
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| pさんにも出会いが(続きました) |
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今日はpさんの希望で、宇治の平等院に行くことになっていました。しかし昨日が一日雨で寒かったので、[もし雨だったらやめる]ということになってました。うーん、あやしい。しかし天気予報はこの曇天が午後には晴れると言っている・・・・・・。チェックアウトして京都駅で荷物をあずけ、電車に乗りました。
平等院に行くのはひょっとして高校の修学旅行以来かもしれません。10円玉の絵しかイメージになかったのであります。あとは「とにかく暑かった」という、正しいか定かではない記憶だけです。JR宇治駅からはちょっと歩くな。なんか、この感じ一昨年(もう一昨年!)のこんぴらさん行きの駅→参道をちょっと思いだしました。
鳳凰堂はやはり周囲の池に月が映る姿とかがよかっただろうな。この池のおかげで、何度もの大火を免れたそうです。現在は平成の大修復中。
参道に戻り宇治茶を買い、pさんご希望の縁切り神社(おおお〜)に行き、そして川を渡りました。前日の雨で増水したのかずいぶん流れが激しい。もしも浮舟が入水したのがこんな川だったら、助けあげられたのはまことに御仏の意志というか運命のいたずらというか・・・・・・。と言いつつも、 ざんぶと川に落ちる→「おお〜!」その娘のすくい上げたのは無骨な男。「嫁じゃ〜、わしの嫁にするんじゃ〜」。その男は宇治川漁業組合の漁師でした。 なんていう、字にするとおかしくもなんともないことで腹を抱えて笑いながら朝日焼会館を目指しました。
この会館の抹茶アイスなどおいしいですよ。というのはyトさんからの情報です。しかしまずは腹ごしらえです。ちょっと先に宇治川を見ながら、源氏物語の話なんかしながらお昼の定食をいただきました。その後、3人でつつく形で抹茶アイスとぜんざいを食べ、ああ〜のんびりいたしました。源氏ですが、うちは母がわりと好きで谷崎版・村山リウ版・与謝野晶子版・角川文庫の注釈つき版・のちに田辺聖子版を買ってあったのでまあまあ読みました。もちろん全部じゃなくて、好きなエピソードの拾い読みです。そして宇治十帖は読んでないんだな。い、いずれは。
朝日焼会館というだけあって、一階には作品展示即売所があります。古来の焼き方を再現しているという窯変ものの茶器が美しく、とくに紅のものがすばらしく深みがあり、5客セットを買おうかと思ったのですがなんと値段がありませぬ。おそろしい。その後pさんが聞いてくださったら、なんとそういう作家ものの高価なのは紹介の裏に値段が。一番欲しいと思ったのはパソコンより高かったですよ。無理無理よ。
その後、駅のほうに向かい藍染めの店に入りました。かわいい端切れや古い着物をほどいて作った小物入れなどがたくさん並んでいます。mしゃんは人形の服用の布を探し、わたしはだらだら見ながら奥に続くのれんをくぐってみたら。 ああー。出会ってしまったのです。皿です。
同じ形のもの五枚一組でないと売れないと言われ、どうしようかなあと吟味しているうちに一人用・二人用という買い方でもいいと言われました。揃いにすると小皿〜大皿や鉢で計五枚が一人分でした。全部(五人用)は到底無理だったし使わないので、家人とわたしにで二客。近江商人の蔵から出てきた四十客の揃いを十客ずつ小道具屋仲間でわけたものとか。古伊万里です。大皿は十枚、ほかのものは五枚ずつあったのですが、すべて手描き手びねりなので絵もだいぶ違うのです。中央の花の大きさ・色の濃さも。そして鉢の高さまであからさまに違ってたり! その[それぞれ]をたのしむのがまたいいらしいです。火曜日に届きます。
そしてmしゃんも! なんとも言えぬ金魚(?)柄の端切れです。 「なんてこんな絵を描いてしまったんでしょう] と言いながらも目は釘付け状態みたいな。fちゃんの浴衣にすればいいよ〜。
そこからは最後の宿、ウェスティン都ホテル京都に向かいました。ここには数寄屋造りの別館・佳水園というのがあり、和室四人部屋をとっておいたのです。やっとみんなで同室、そしてyしゃんも合流です。六時すぎに着くという話だったのですが・・・・・・ふと気付くと携帯メールが。
[どこに行くのかわからなくなってしまいまちた!] [・・・・・・やましゃんがやった!]と思いました(笑)。だって前の日にもメッセンジャー使ってホテルサイトとか教えてあったのに〜。最寄り駅ではたとわからなくなったそうであります。
しかしめでたく合流がかない、その後はホテルで過ごしました。夜中までたくさん話しました。楽しかったね!
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| 2006年03月16日(木) ■ |
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| 京都は今年も雨だった |
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予報通り、十時前には降り始めました。 ホテルまで来てくれたyしゃんと四人でまずは加茂川の向こう側を目指してのんびり歩きます。三条通りをだいぶ進んだのですが、なかなか風情あるお店があるな、歩いてるだけでも楽しい。町家にポール・スミスがあったり、ああこの分銅屋さんという足袋屋さんでたぶん祖母に足袋を買ったことがあるな・・・・・・多分。
今日のメインは仙洞御所見学なんだけど、その前に冬の特別拝観を利用して建仁寺に行きました。こちらは京都最古の禅寺だそうです。開山は、日本に茶を広めたことで知られる栄西(ようざい、と呼んでいました)禅師。ほかに、日本で最初にまんじゅうを作ったひともこちらの僧侶だったとか。
まずは本坊へ。入り口には俵屋宗達の『風神雷神』の複製が置かれています(拝観料を払ってはいるとちゃんとオリジナルも見れます)。雨に濡れた枯山水の庭が美しかった。 なんだか3人となかではぐれてしまったのでひとりで見学を続けます。本坊見学ルートに入ってる法堂大天井を埋めつくす「双龍図」はすごく色あざやかだなーと思ったら、つい四年前に完成したものでした。 ずっと雨です。建物からすこし離れて茶室をのぞきに行きましたが、このときには枝が張り出していてそれほど濡れませんでした。・・・・・・おおお。そこでひとつイメージができました。レオクラかな?
また合流して、冬の特別公開が行われていたふたつの寺院へ。 まずは「両足院」。こちらにはわたしの好きな伊藤若冲の「雪中雄鶏図」があります。これは書院の掛け軸ですが、向かいあわせになる襖絵「松に童子図」(長谷川等伯)はなんか、童子がさむらいさんたちの描く変絵みたいな顔だったのですが・・・・・・毒されているのでしょうか。そこでもそこに至るまでも要所要所でガイドさんがついて説明してくれました。釈迦涅槃図も好きだったな。
それから「開山堂」に。こちらには栄西禅師のお墓があります(お堂もあります。冷えてた)。
さて、ああ〜冷えました。近くの神社にもいけたらいいねと話してたんだけどお昼を食べて御所に行ってを考えるとちょっと無理かもね、と通りかかったタクシーを拾ってなるべく御所の近くで、ごはん屋さんが多いところ。とお願いしました。そしてハンバーグ中心のファミレス「びっくりドンキー」(どうしてこういう名前なんであろうか)で急いで食べたのでございます。
仙洞御所の見学は13時半から。その10分前には行ってなければいけないのですが、御所の大きさをちょっとみくびっておりました。雨のなか、すごい勢いでがんばってどんどん歩くpさんとわたし。後ろを懸命について来る・・・・・・はずのmしゃんとyしゃん。いや、振り返るごとに遠くなってるよ? そして大きな笑い声が響くよ? 相手は宮内庁、遅れたらもう入れてもらえぬかもしれぬのであるからとにかくpさんとわたしだけでも時間に着いて「あとから2名きます」と言わなきゃ。・・・・・・と、玉砂利をざっざざっざと歩きました。がんばりました。ま、このへんのyしゃんビジョンはyしゃんの日記に絵つきでありますのでごらんください。
なんとか受けいれていただけました。ああ〜疲れた。代表者は見学許可(往復はがきで)と身分証明書を持ってくることとあったけど、証明書のチェックはありませんでした。受付を済ませてしばらく待合室で。総勢20名くらいでしょうか。
時間を過ぎ、案内係の中年男性と最後尾の見張りの若い女性にはさまれるようにして見学コースをまわります。まずは同じ敷地内の大宮御所。仙洞御所は退位して院になった帝の御所だそうですが大宮は女院のもの。現在、内部は洋風になっているそうで、白いレースのカーテンがかかっていました。こちらの紅白の梅が満開で美しかった。とくに紅梅の濃い色、みっしりたわわにこぼれんばかりに枝を埋めるさまが印象的でした。
こちらは建物はほとんどなく(火災などで失われた)、庭をめぐっていきます。樹木の枝ぶりもすばらしいんだけど、わたしが感心したのは緑の部分を縁取るように苔をきれいに植えてあること。なんかかわいらしい。現在お手入れ中なので目じるしが張ってあります。
見学は小一時間でした。 寒いのです・・・・・・どうにかしてあたたまりたい。当初はもうひとつ冬の特別拝観行こうか、えーとお雛さまでも・・・・・・と思っていたのですがこれはいかん。 しかしここでお茶じゃなくて別行動で室内見学できるところへ向かったのが気合というものですね(この日のみ)。pさんとmしゃんは北山のほうへ。yしゃんはちょっと冷えてしまったのでおうちへ。そしてわたしは京都国立近代美術館へ。徒歩バス徒歩でがんばりました。
「エルンスト・バルラハ(1870-1938)は20世紀ドイツを代表する彫刻家・版画家・劇作家です」 美術館サイトの紹介文です。 表現主義の彫刻家、ということで、マドリッドとミュンヘンで固めて見てきたからこれもなにかの縁だしと見ることにしました。東京方面じゃやってないと思うし(そしたら、これから上野に巡回するのでした)。 すばらしかった。 ついでに(?)エピソードも考えました。間違いなくクロクラで、うーん俳優さん? この展覧会そのものについてという形にはしないと思うけど、ヒントをもらいました。
常設展(おお、ルドンの「若き日の仏陀」があるよ拾い物。そしてバルラハと呼応するかたちで収蔵品のなかからピックアップされた)浜田知明(1917-)の版画作品なども、戦争の悲惨や不条理、グロテスクをえぐってました。それから、横浜で今大きな展覧会があって終わる前にいかなきゃと思っていた長谷川潔。ここでまとめて見られたのも一種のシンクロニシティだと思って展覧会を見逃さないようにしないと。
さすがに疲れて喫茶で休憩→タクシーでホテルに帰りました。一時間くらいのんびり。そのうちふたりも帰ってきました。きれいなリボンを見せてくれました。
さて、夕飯はyトさんと合流です。迎えに来てくださいました。 創作和風を食べながらたくさんの話。もちろんハンターの話が中心です。 ここで、このあいだからなんとなく考えていた陛下生誕祭の話をしました。とりあえずpさんmしゃん(そしてyしゃん)は参加決定なのです。yさんは現在とても多忙でいらっしゃるのですが、別の機会に新作を書くことは承諾してくださって、嬉しい嬉しい。長くしゃべって出てくると一日続いた雨もあがってて、足どり軽くホテルに帰りました。今回はツアーの都合でシングル3部屋なのですが、しばらくわたしの部屋で3人でおしゃべりしました。
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| 2006年03月15日(水) ■ |
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| 明日は雨らしい |
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京都に来ました。わたしは仕事を終えてからだったので夜着。ホテルの部屋からつないでいます。決して広くはないですが、居住性は悪くないしちょっと前に改装したらしいので小綺麗です。ロケーションもよく、さっきChさんの日記で知った某F誌の表紙が確認できそうな書店もすぐ近くにあります。ようし明日ね。Chさん情報ありがとう。
今回は[旅芸人古都へ行く〕の巻です。お互い住んでる所もスケジュールも違うので、まず2泊はホテルだけ同じで取りました。Pさんとmしゃんは空路で関西入り。午後早くです。司馬遼太郎記念館に行き他をちょいと見て、わたしが着く頃にはホテルに入っているというはずが、〔他をちょいと〕の予定が日本橋でさまざまな欲望にまみれて時の経つのも忘れたようです。魔窟です。
わたしは予定通り着いておとなしく待っていたのですが、京都でおいしいもの食べるもんと思って新幹線では時分どきにも何もロにしなかったので(あ、訂正。m永のすごいミントキャンデーに苦しみました)、 「そういえば太宰治は空腹というものを知らぬ子だった…」 とか関係あるようなないようなことを思いつつきゅんきゅんいうお腹を抱えておりました。でもいいの。この哀しみが美しいクロクラ作品に結実するの。もちろんニ人が書/描いてくれるの。
というわけで合流してすぐ、ホテル至近のビルに入りました。釜揚げうどん(の他は甘味)のお店と悩んだけどちゃんと食べようと入ったお店はギャラリースペース併設のふしぎなところ。わたしは若鶏のソテーをいただいたのですが付け合せのラタトゥイユは野菜の味が濃く目にも快くよかった。ケーキにもひかれるものはありますがもう遅いのでホテルに帰りました。
明日はYしゃんも一緒に御所や冬の特別拝観を巡りつつ萌え話です。夕食にはyヒトさんも来てくださるのでとても楽しみ。また、レポします。
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| 2006年03月14日(火) ■ |
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| 頭痛癪持ち |
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昨日はあのあと、風邪でちょっとぽんやりしているわたしに侍さんたちからの思いもかけぬプレゼントがありました。というわけで急遽しゅぎょう(Apprentice)コーナーを更新。風邪の平癒を祈ってくれたそうであります! ついでに遅くなりましたがHARUのスペース情報などを載せたり、なんかこのペースなら月ごとに用紙変えなくていいんじゃないかなあ〜のProduction Noteを更新してみたり。
昨日はちょーかんさんのももも祭その9もアップされていて、どっきりものでありましたね! yしゃんの描くお話だからいつ「バチコーーーン」(陛下に平手打ちされクロロが宇宙のはてまで飛んでいく擬音)がくるかと思いながら、阿呆漫画の[きゅんきゅん]は続いていますね! にんぎょう愛mしゃんのfちゃんによる陛下コスプレはいつ見てもかわゆかですね!
なーんて考えていたのでわりと寝つかれず、今日はうちで仕事なのをいいことに、昨晩ベッドで結局ゼナ・ヘンダースンの短編集は読んでしまいました。
今日はネット通販で注文しておいたジョーヂのGreatest HitsのDVDが届きました。22曲だっけな、こんなに入って正価2000円しないなんてなんてお得なのでありましょうか。もちろんソロになってからの曲ばかりなのですが、最後にWham! 時代にだしたあの"Careless Whisper"が入っていて、あああ〜。でした。随所にライブ映像も入ってて、これはフレディへのトリビュートの画像だなあQueenのメンバーと"Somebody to Love"をうたってるのもなつかしく、そしてやっぱりこのひとの声はいいなあ・・・・・・と。アップテンポのも好きですが、
きみはオレに微笑みかけた、イエスがこどもにそうするみたいに "You smiled at me like Jesus to a child"
という一節の祈りが痛いほどだった"Jesus to a Child"も繰り返し聴きました。 一緒に届いたのは川崎ひろこ『小袖屋へようこそ』2巻。読みました。
明日は仕事帰りそのまま京都に行きます。現地でpさん・mしゃんと合流。そしてyしゃんやyトさんにも遊んでいただくのです。楽しみです。仕事の都合でパソコンも持っていくので、そんなに長くは書けないけど(はやり勝手が違うから)日記は更新します。拍手やメールも見れるので、メッセージなどもお待ちしているのだよv
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| 2006年03月13日(月) ■ |
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| かくらん |
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さっそくたくさん押してくださってありがとうございます。 おいしくなさげな食べ物は、あれ一応保温されてくるのでありましょうか。興味があるので調べてみたのですが、あのごはんについての説明はどうもうまく見つけられませんでした。
今日は寒かった〜。都心でも雪がちらついたとか。 一昨日くらいからなんとなく風邪気味なのですが明後日から京都に行くのでなんとか治したいもの。せっせとビタミンを摂りたくさん寝なくては。 そういえば看病祭とか自分では書いたことないな。たぶん、新味のあるものにできないからかな。レオクラではけっこう語りつくされた感があるのと、自分のなかでは[恋する気持ち]の自覚はそれよりあとという漠然たるイメージがあるからかもしれません。ゴン→クラならいけるかな?
そういえばラブラブだったらパラレルで陛下の鬼の霍乱にむしろ喜んで世話するクロロ、のような気がします。あ、これはありだな。
今日はちょっとした打ち合わせと内覧会でした。4月からのことを話すとどんどん長くなる。実際に始まってしまうとどうなるかわからないから、今のうちに自分に餌を与えておこうと思っていろいろ計画してしまうのであります。名刺いれ新しくしたりとか(笑)、長期で旅行に出たりとか。服ももうちょっと外向きのものを買わなきゃなのかもしれないけど、これは楽しくなさそう。
書店ではゼナ・ヘンダースン『ページをめくれば』、秋里和国『スイート・オアシス』1巻を買いました。後者は読みました。
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| 2006年03月12日(日) ■ |
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| ぽえむ一本のほうが早かったかも |
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さきほど、トップの写真と拍手(10種類のうち9種)を更新してきました。トップはスペインの南・アンダルシーアの香気高いヴィットリオ&ルシアーノ(だったかな)のショウウィンドウから。なんかフラメンコ衣装みたいですよね。そういえばあの水玉模様のドレスですがもとはアンダルシアの民族衣裳で、これからの春祭りやパティオ祭では女性たちがいろいろと着飾ります。セビージャの春祭に際しては、今年のモードのショウもやってるのであります。一度、テレビで見ました。
拍手は今回撮った写真パート1、スペイン(というかマドリッド)編です。今回はたまーに萌え話がついています。小説というほどじゃないけど、[こういう妄想をした]とか、[こういう話を考えてる]みたいなのです。なぜ1種はそのままかというと、Pさんからのいただきものだから。今日までアップしていた新婚さんネタその他は、Yしゃん・・・・・・からはもう了解を得たからmしゃんからOK取ってそのうち修行コーナーにでも載せます。
しかしこの拍手、画像選び→縮小とか→写真アップ→キャプションを書く→拍手更新画面を書き換える→動作確認をする→更新! やったのですが、11時過ぎてからになっちゃったのもあってトラブル続出。確認してたら途中で固まって、全部パアになったりとか。ひょっとしてクロロのらぶぽえむとか書いたほうが早かったんでしょうか。
ちょーかんさんがらぶらぶを読みたいとご所望くださったり、えっちファイルに刺激されたりしてあいかわらず口にはだせないような妄想は毎日しておりますが(笑)、どうせ書くならちょっと力の入ったものをと考えています。陛下の生誕祭、去年は企画してくださったかたがあったけど今年はないのかな。
アンケート回答(月末まで置いてあります)や拍手、メッセージありがとうございます。そろそろ密度の濃いものをなんとかしたい、そういう胎動を感じる今日このごろなのでございます。
*お風呂でCasa Brutus今月号を読み、ベッドで池波の銀座の続きを読んだり、角川のPR誌『本の旅人』今月号を読んだり。あとは仕事用の本や文献をのぞきました。
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| 2006年03月11日(土) ■ |
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| fちゃんの陛下コスプレ? かわいい |
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拍手ありがとうございます。だらだらペースですが、陛下のお誕生日には一花咲かせたいです(とか言うとおおげさすぎるな)。
結局午前中は使い物になりませんでした。眠くて。まあそのための休日だ。 午後はまあまあ活動しました。まず、仕事関係のメールをいろいろ。ついでにちょっとした資料を読んだり。
途中でゆっくりお風呂に入り、母親から「あんたのじゃない?」とまわってきた『池波正太郎の銀座日記(全)』を読みました。まだ半分くらい。たぶん、わたしが買ったものじゃないと思うんだけど・・・・・・。『銀座百店』に連載したものをまとめた本、身辺雑記です。当時はどこに住んでいたんだろう、ずっと家にいて仕事をしているだけだと体がおかしくなるとせっせと銀座に出て歩き、映画の試写を見、ごはんを食べる。うちでは仕事、読書、そしてたまに猫と戯れる。ちゃんと小説を読んだことはたぶんほとんどないのですが、わたしも買い物してる唯一の銀座の店でセーター買ったとか、うちのお気に入りの入浴剤の名前が出てきたりでちょっとにっこりしたり。朝、だるいうちは、むかーしボストンに旅行したとき買ってきたサージェントのミニ画集"The Age of Innocence"を見ました。現代美術についての本も読みたいところです。
夕方、今回の旅行写真の整理をしました。pさんyしゃんにあげるCDロムに焼き付けたり。今回は自分用の勉強を兼ねて絵もたくさん撮ったし(これもメモの一種。ほんとうの色よりだいぶ発色がよくなる感じ)、初めての土地に行ったのでずいぶんたくさん撮りました。2枚セットになります。そういえば2年前のHARUコミにはたびげいにん本と旅行写真ロムを売ったけど、写真だけのご要望とかあるんでしょうか。
一昨日、ドイツに昔住んでたひとと会ったのでベッドの上掛けの謎について聞いてみました。が、心当たりはないとのこと。でもドイツ人メル友に聞いてくれるとか。 そしてこれは自分で検索して見つけたのですが、ミュンヘン・アウグスブルクでよく見たクラプフェンはドイツ語圏のカーニバルのお菓子だそうです。名産というより、季節ものだったのね。
一昨日の修行絵を黒×兄×社にアップしました(うちの地下室から行けます)。同じソフトで保存してるんだけど、なんだか輪郭が滲んで見える。yしゃん(3枚ともに参加)に確認してみないと。
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| 2006年03月10日(金) ■ |
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| 日常にもどってきた |
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すごく久し振りに寝過ごしました。運良く、今日最初の予定は自由参加だったからまあちょい遅刻でも大丈夫だったけど焦った。目ざましの時間をAMとPMまちがえてセットしてしまったので、何回も目が覚めていたのにその都度寝直してしまったのでした。ひょっとして時差ぼけが(とか一応言ってみました)。
その後はずっと仕事場に詰めていました。仕上げは関係者の接待、場所は都内のスペイン料理店でした。こういう形で利用したのははじめてのお店だったけどみなさん喜んでくださったし、予算内にきっちりおさまったし、また使ってもいいかもしれないな。二次会も行ったので帰宅したときには日付が変わっていました。お向かいに座ったひとが酔っぱらってビールを倒し、わたしの服の袖とコートの裏地にかかったのはちと、困ったづら。クリーニングにださないと。
4月の陛下お誕生日ネタを考えなきゃとか、ちょっと暗くてもいいからレオクラ書こうかなとかぼんやりと思っていたのですが、今朝前面に出てきたのはNOLの完全版に書き下ろす話のイメージです。もともとはその後のふたりのエピソードをと思っていたけど、どうも、最初のころの話をもうすこしふくらませたいような気がしてきました。粗筋が変わるわけじゃなくて、もうすこしていねいに書くというか。たぶん陛下に寄り添った三人称、かな。明日メモしてみよう。
週末は久しぶりにのんびりなので(HARUの荷造りだとかちょっとした仕事の宿題はあるけど)、拍手をいじるとか、なんかしたいと思います。じつは昨日やっぱりあれから萌え絵が生産されまして、それはもうすてきでして、 「ランダムになっています。一枚だけすばらしいエロース絵が!」 という姑息な拍手をやりたい気もしたのですが、やはりこれは地下室っぽいと思うのだよ。というわけで、そっちのほうに格納予定です。
Kiss買いました。のだめないのさびしい。『おいピータン!』の大森さん(主人公)&クロタン(大森さんの愛猫、まっくろでちょっとおでぶさん)そっくりさんコンテストの結果があったからな。クロゾひょっとして有望かしら。
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| 2006年03月09日(木) ■ |
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| ひとやすみ。 |
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今日はうちで仕事の日。連絡は頻繁に入ってきて、仕事メールはいろいろ書いたけど、全体的にのんびりした日でした。
というわけで昨日の日記(短い)と、ドイツの残り3月4日(長いです。写真も3枚)を書きました。雪のなか、手をつないで歩きたい誰かさんと、 「凍結しているというのにそんな場合か」 とつれない陛下とかそういう妄想もしたんですがそれはいつかどっかでなのだよ。
そして〜夕方! とても久しぶりに某さんと直接お話できて、やはりおうちにいたyしゃんとの合作をしてもらったのだよ!! ふんふん! ふたりともシリアスエロースはちょっとリハビリということでありましたのでするが〜、これは近いうちに地下に載せます! ただいま休憩中(食事とか)なのですが、ひょっとしてもう一枚生産されるかもしれません。ああ・・・・・・やはりええのう・・・・・・。
明日は朝から晩(接待する)まで仕事です。面倒くさい〜、けどしょうがない〜。時間が空いたらメモでもするか。どこかの美術館とか街角の雰囲気紹介を兼ねて陛下と誰かさんに登場していただいて小品・拍手というのも悪くないかもしれませんしね。
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| 2006年03月08日(水) ■ |
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| リハビリ |
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仕事復帰でした。ちょっと眠いなー、今更時差ぼけ? と思いながら支度し、舶来品が揃っているスーパーの開店とともに入ってみたけどなんかお菓子部門は縮小されたみたい。チョコレートはたくさんあったけどベルギーやフランスがほとんどで、チョコに限らずオーストリアやドイツのものはありませんでした。そこで唯一見つけた次善の策、スペインのチョコ系お菓子詰め合わせを買いました。ま、これでいいか。
今日は会議複数。それから、4月からの任務についての打ち合わせ。ああーあと一か月ないのか・・・・・・自分の準備もっとしないとなあ。
その後は飲み会へ。正直乗り気じゃなかったんだけど、今日でおしまいのひともいるし行きました。途中、ちょっとだけ書店に寄り買い物。 森脇真末味『おんなのこ物語』3巻(完結。あっ金子との話も入ってる。このへんは持ってるぞ)、須藤真澄『ゆずとまま』(ゆんたんの元気なころの日々〜)、そして獣木野生『PALM』の新刊。やっぱりCGの多用によるうすぼんやり化はいやだなあ。
帰宅してああー眠い。でも日記書くか。と思っていたら弟が旅行の土産とおつかいを回収しにあらわれました。で時間をとられ、もう駄目っす・・・・・・。
ねぎらいのおことばなどありがとうございました。ねむっぽいけど元気です。
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| 2006年03月07日(火) ■ |
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| 最後じゃなかった |
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昨日は9時すぎに就寝。何度か目は覚めましたがだいたいよく寝て、今日はふつうの時間に起きました。そのまま仕事の準備とかメールとか日記書きとかしました。日記はとりあえず、4日のぶん以外は書きました。それにしても南ドイツの大雪はすごかったようです。ミュンヘンでは電線が切れて停電、学校がおやすみになったり、わたしたちがgeschlossenに悩まされたアウグスブルク(ミュンヘンから急行で40分)では積雪1メートルが記録されたそうです。
さて拍手などで[お帰り]を言ってくださったみなさまありがとうございます。帰れるか心配してくださってたというかたは南ドイツの異常気象について知ってらしたんでしょうか。
考えてみれば今回の旅はいろいろ〜いろいろありました。 スペインにて ・食あたり? で一晩中苦しみ、最後は(伏せ字)吐き ・見事に転んで顔をすりむきくちびるを切り(全快しました) ・ちいさいことですがピアスを片方なくし
ドイツにて ・ガイドブックにはほとんど書いてなかったけどカーニバルによる公共施設閉館の嵐 ・オペラは舞台関係者のストでコンサート形式に(割引などはなし) ・ローテンブルクでぽろりと奥歯の詰め物が取れ(たいした影響はなかったですが) ・大雪に見舞われて飛行機に乗り損ねそうになり大荷物を抱えてウィーン空港を走り ・結果として免税書類にはんこをもらい損ね
しかし終わりよければすべてよし。と昨日書いてみましたが〜まだあったよ!
この日記ではわりと温厚そうに見えるようですが、わたしは仕事をいいかげんにする[プロ]は嫌いです。海外旅行のおみやげホームデリバリーサービスの落とし穴についてです。一応、気をつけていただけるかもという意義があるような気もして書きますが、関係ないかたにはお目汚しなので伏せ字にします。
今回は、4月から新しい任務もできるしいつになくまじめにお土産を用意することにしたのです。早くも行きの成田→ウィーンの飛行機のなかで、[ここで申し込めば指定の日付にお届けします]というお土産宅配サービスをお願いしました。チョコレート詰め合わせの大を3箱、それからちいさめのマジパンの6袋セット。配達は今日に指定しておきました。
届いたのです。・・・・・・え、こんなに小さいの? 軽いの? マジパンしかはいっていないではないですか! 申込書の控えを見ると、ちゃんとアソートチョコレート3箱セットって書いてあります。なんで? と電話しました。 「たいへん申し訳ありませんが、そちらは人気商品でして売り切れてしまい販売を終了しました」 ・・・・・・ですと!?
それはいつからですか、申込時点ではわからないことなんですかと聞くとどうもわたしが申し込んだ時点ですでに終了していたらしい。ではなんで×をつけるなりしないと言ったらたくさんあるカタログのすべてを改訂することはできないとか。オーストリア航空に連絡してこの商品は受け付けないように、とはしなかったのかと聞くと、してない。
「カタログをごらんいただいて別のものをお申込いただけばさっそくお送りいたします」 と言われたけど、明日持って行きたいの。ということは今日中に届かないと意味ないの。
お土産サービスというのは多くの場合、仕事上のつきあいなどで必要なひとが利用するものではないのでしょうか。わたしだって新しい任務なかったら今回も利用しなかったと思うし。ちゃんと手配したから大丈夫、そう思わせておいてじつは駄目だったというのはあまりにひどくないですか。そしてそのことに関して、送ってくる当日まで連絡ひとつない(というかあっちからの報告ない。お詫び状を入れたはずと言ってましたが入ってませんでした)というのも。申し込んだ当人は所定の日までいなかったとしても、留守居のひともいるかもしれないんだから電話を入れるとか早めにはがきで知らせるとかできないんでしょうか。海外でメールチェックをするひともいるでしょうし、アドレスを書いてもらいそちらにも連絡するとか。
そんなわけで、明日持っていくのはなんかしょぼいものになってしまいました。早起きして外国のものがたくさん入ってるスーパーにでも行くか・・・・・・。
というわけでもうぜったい利用しません。ボン○商会。
そんなわけでー、お口直しになんかすてきな写真でも。 ・・・・・・ローテンブルクの城館ホテル食堂にあった鳥籠席にしました! なんのために!
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| 2006年03月06日(月) ■ |
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| 終わりよければ |
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結局、飛行機は約40分遅れで成田に着きました。乗り継ぎにとにかく時間がなかったのでひょっとしてスーツケース積み残されてるかも、と、最後列からのんびり出ていきました。わたしたちの乗った飛行機は満員だったけど全体的には旅客はすくなめのようです。入国審査のブースは半分くらい閉じてました。
のんびりおりていくと・・・・・・ああっあそこにまわっているのはわたしの赤いスーツケースではありませんか! 土壇場に積んでもらったので最初に出てきたんだなたぶん。友人のもすぐ出てきて、とても忙しくなるまえにまた会えたらいいねと話して空港で別れました。最寄りへのリムジンバスもすぐ来たし、家には午後着きました。
わりと飛行機で寝れたのでなんとか夜までは寝るのをがまんしようと思って、いろいろ漫画を読みました。買っておいてもらったジャンプ、キス、コーラス、フラワーズ。以上雑誌。ネットで注文したのが届いていた『バンパイア』2・3巻(おおおおお「純粋なる愛が狂気へと変貌する」ですよ!!)。ハンターはなんとか自力で買いました。これが噂の白い表紙か。ほかに篠原烏童『ファサード』13、細野不二彦『ダブルフェイス』9、文庫版の波津彬子の雨柳堂6巻。バックには『ラインの黄金』のDVDを流しておきました。やっぱり最後のほうでラインの娘たちが黄金を返せと歌うところがよかったなあ。
残りの日記は追々書いていこうと思います。 今日の夕刊にはヨーロッパに大寒波というのが載ってました。しかも一枚しかない写真がよりによってミュンヘン郊外で雪に埋もれた車の扉を開こうとしている女性、です。
さて、明日からに備えてとりあえず今日は寝ることにします。留守中にもご来訪くださったみなさま、ぱちぱちやメッセージをありがとうございました!
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| 2006年03月05日(日) ■ |
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| 10数年来の雪だって |
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朝6時起床。まだ雪は降り続いていました。そんなにはげしいものじゃないんだけど、これでまる一日以上になります。7時に食堂へ。窓からの景色がこれ。
40センチくらい積もっているでしょうか? 来たときと同じくタクシーを使うつもりだったのですが、カフェの日本人スタッフのアドバイスもあって電車にすることに。出勤時には10分遅れくらいだったということと、フロントで調べたら空の便は通常通りだということからです。
7時45分くらいに出ました。鉄道駅はすぐそこに見えます。20メートルくらいかな。しかし積雪のなかトランクをひっぱっていくのは予想外にたいへんでした。駅に着いた! と思ったらエスカレータは登り運行のみだったし。ごめんね〜とがっこんがっこん一段ずつ落としました。
ホームに着くと人影はまばら。いつもは「○分後に×号線▲行き」というのが何行にもわたって映っている画面には、てんでよくわからないドイツ語が数行。すごく遅れているよというのかな・・・・・・まあ、ほかにも待ってるひとはいるし。と15分くらい待ったところで、ホームにおりてきた年配の女性がわたしたちに近づいてきました。
「この掲示は読めますか?」(英語で) 「ぜんぜんわかりません」 「市外へ行く列車は全部運休と書いてあるのよ。あなたたち空港へ行くんでしょう」 「はい。タクシーのほうがいいですか」 「電車はいつ動くかわからないからそのほうがいいです。案内してあげるから」
というわけでまた地上へ(今回は登りエスカレータに乗れましたが)。通り掛かる車はまばら、タクシーはちらほら・・・・・・ですがお客を乗せていたり(ここで気付いたんだけどドイツではお客がひとりの場合は助手席に乗るみたい)、わたしたちはタクシー乗り場で待っていたのにその15メートル前に立たれて横取りされたり。やっと止まってくれた一台はもう営業を終える、そんなに遠くは行きたくない。と、自身もタクシーを探していたあの女性を乗せて走り去りました。
さてー、どうする? だいたい飛行機動いてんの? と空港に電話するとわたしたちの乗る便は正常通りの予定とのこと。とにかく行かねばならぬ。 結局、外に立って10分〜15分くらいでなんとか乗せてくれるタクシーが見つかりました。のろのろ運転で空港へ。しかしながら来たときより微妙に安かったのはなんでなんだろうか。49.70ユーロでした。しかも空港に行くことによる上乗せもありませんでした(空港から乗ったときにはあった)。 空港も大混乱でした。掲示板にはキャンセルとか遅延の文字がちらほらと。ドイツ国内のフランクフルト行きなども駄目です。でもほぼ2時間後出発予定のわたしたちの便についてはなにも言ってないからな、とにかく並ぶか。しかし問題はウィーン→成田なのです。乗り継ぎには1時間半しか余裕がありません。ホテルを出る前にネットで調べたオーストリア航空の成田カウンター? の番号は呼び出せどもぜんぜん取ってもらえないし、ミュンヘン→ウィーンはルフトハンザとの共同運行でつまりルフトハンザがやっててカウンターないし、ウィーンに電話したら「とにかく早く乗せてもらえ」しか言わないし。
1時間後にやっとチェックインできました。荷物ちょっと増えたと思っていたけど18.5キロでした。やっぱりこのスーツケースは軽いや。さて免税手続きを・・・・・・と税関に行くと、 「ここ(チェックイン前にも来れる)で確認した品物はスーツケースで直接目的地に行くんじゃないといけないんだ。なかでもやってくれるからそっちへ」と言われました。うーん、国によって違うよねえ。詳しくは書きませんがスペインともイタリアとも違います。ついでに免税開始額も、ドイツは25ユーロ(ガイドブック調べ。今回いろいろ違っていたので全幅の信頼はおけないかも)でスペインはたしか90。去年行ったフランスは125だか135だかでびっくりでした。
そんなわけでとにかく待合室方面へ。警官らしいひとに税関の場所を聞くと、 「EUの最終出国がオーストリアならばそこでやってもらいなさい」 「でも乗り継ぎの時間がなさそうなんです」 「・・・・・・なら、上でやってみたら」 しかし[上]というのはまず出国手続きをしないといけないのでした。つまり、これからシェンゲン条約締結国以外に行くひと向きの手続きです。ウィーンの場合は違います。 そんなわけであきらめて、搭乗時刻まであと20分しかないよー、と急いで免税店へ。友人はワインを、わたしはチョコを買いました。
で、当然のごとく遅れました。11:05発がまず11:30発に直り、でも手続きがはじまったのは20分ごろで、しかも飛行機まではバスで10分くらいかかりました。結局離陸したのは12時40分、予定ではウィーンまでは1時間5分(しかしスチュワーデスさんのものすごく訛りの強い案内に、「40」という数が出てきたのでなんとなく期待)。次の飛行機は13:40発なんだな。
もうここで気をもんでもしょうがないよね。 じつはこの友人と海外に行くのは3回目。2回目の香港はまったく問題なしでしたが、1回目はお金がなくてうっかりアエロフロートにしてしまったばっかりに、帰国時にアエロフロートだけがなぜか一日運休になってしまい(説明はたしか「フランスが領空を飛ぶ許可をくれない」だった)マドリッドの空港でほぼ一日暮らししかもモスクワでホテルに[連行]され、一日以上遅れで帰国になったのでした。ウィーンで一泊することになっても、友人は今は働いてないしわたしも火曜日までは休み取ってあるからなんとかなるよね。さすがにソビエト連邦時代のモスクワと違って[連行]&[監禁(状態)]じゃないよね。と、延泊ならまたそれもよし。と話しあいました。
しかし飛行機はほんとうに40分でウィーンに着いてしまったのだった。時は13:20。間にあうかもしれない。走りました。ウィーン空港はちいさいから楽よと行きの飛行機で隣になった女性が言っていたよなあ・・・・・・。出国手続きのところもほとんどひとはいず、とにかく搭乗口に着くと搭乗中でした。よかった。免税は・・・・・・しかたない、もういいや。ガイドブックには[どうしても手続きができなかった場合はドイツ大使館で代行してもらうことも]と書いてあったし、だいたい今回たいした買い物してないし。
でも結局、この飛行機も遅れたのでした。ウィーンも雪だったし。でもたぶん5センチくらいだったけど。離陸は約1時間遅れでした。順番が詰まってるとこで滑走路をのろのろ走ってる時間が長かったなあ。わたしたちは一番後ろの席でした。まあこれはこれで、後ろのひとに気兼ねなく座席を倒したりできるからいいよね。
というわけでなんとか旅も終わりそうです。さて、スーツケースはどうなる?
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暇な時間に今回の旅を総括してみました。とりあえず南ドイツの一部限定の話だけど。
・ごはん 全体としておいしかった。わりと豚肉が多かった。昼御飯など、「今日の一皿」はあるけど(日替わりなども)あくまでもその料理単独で、コース設定はしないみたいだった。なのでわたしたちは飲み物+メイン一皿がふつう。パンは朝しか食べなかった。野菜はどうしても足りない。じゃがいもとザワークラウトはあったけど黄緑色野菜がね。ニンジンも、売ってるのは見たがほとんど出てこなかった。ホテルの朝食ブッフェにはだいたいトマトとキュウリがあった。どっちも大味。
パン、おいしかった。ライ麦のとか日本ではそんなに食べたいとも思わないしおいしいともあんまり思わないんだけど、やっぱりその土地で食べるからかな。ケーキはふつう。甘すぎじゃなかった。
ビール(友人談)も。ワインはドイツのなかでは辛口認定のフランケンワインを飲んでいたのですが、やっぱりちょっと甘かったかな。わたしは辛口のほうが好きです。そしてワインの[ふつうの一杯]が210mlなのはちょっと多かったな。
コーヒー(友人談)は日本と同じくらいの濃さ。おいしい。 ミネラルウォーターはガスいりが主流。ガスなしのでよく見たのはVittel。フランスじゃないですか。一度ドイツのとおぼしきものがでてきたが、なしで頼んだのになんか酸味があった。 紅茶は基本的にティーバッグ。ポットサービスでも。あ、非常にプロっぽい接客のおにいさんがいたミュンヘンのアルテ・ピナコテーク(古典絵画館)のカフェレストランには、ずらっと茶葉の缶が並んでた。そしてティーバッグのところでもほぼ緑茶(のパック)が選択肢にはいってるのはびっくり。スペインはもちろん、たぶん去年のフランスでもなかったこと。
・ドイツ人は 1)思ってたより大きくなかった。南ドイツだからか。 2)別に物静かじゃなかった。南だからか。 3)思ったより英語できなかった。 4)こどもはかわいかったけど、大人にはべつに目をひかれなかった。友人は[他の国よりもイケメンとか美人が全面に出てるポスターのたぐいが少ない]と言っていた。
・環境大国なので 1)おじさんもよくエコバッグ。でもスーパーで買い物すると、聞きもせずに買い物袋に入れてくれる。まあこれはわたしたちが外国人だからか。 2)高級ホテルでも身体&髪用シャンプーが所定の容器にはいっているだけ。上からつぎたしていくらしい。ほかに、一応石鹸はある。歯ブラシセットなんかはもちろんなし。ただしローテンブルクは個別の使い捨てシャンプーがあった。これはきっと、日本人がたくさん泊まるホテルだからだと思う。 3)道端の分別ゴミ箱には色ごとに三種の[ガラス]があった。さすがにホテルのゴミなんかは分別とは言われてませんでした。
・美術館でよく警報が鳴る気がする。しかも音が大きい。 タイトルなどは基本的にドイツ語のみ。一枚一枚の解説とかあんまりないんだなあ。
・寒い外気から遮断するためか? 扉がすごーく重いことがある。 なのに「引いてください、自動です」などがある。つまり最初の「むううん」は自分でやって数センチ開ける。するとそのあとは自動になる。・・・・・・所定のボタンに触れると自動的に開くじゃ駄目ですか?
・ほかの国のホテルでは見た記憶がないんだけど、今回泊まった三つのホテル全部であったこと。 →毛布(というか上掛け)は四つに畳んでベッドの上に置かれている。なんでなんでしょう。ベッドカバーがない。
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| 2006年03月04日(土) ■ |
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| 一日雪(長編になりました)。 |
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今日のメインイベントは夜のオペラ。いや、演奏会形式『ラインの黄金』。だから午前中〜午後早めまでがんばってからすこし部屋で休み、6時ごろ出ようねと話していました。 起きてみたらまた雪だよ〜。あまり粒はおおきくないのですがかなりの密度で降っています。フロントで傘を貸しましょうと言われたけど、傘をさすことによって足元がおろそかになるのが怖い。だからどんどこでかけました。
ミュンヘンに行ったらぜったい食べて! と言われていたのがヴァイスブルスト、いわゆる白ソーセージです。ホテルのひとにも聞いてみたら、連れがもってきたガイドブックにも載っているお店がお勧めということでした。 朝10時なのに店内はほぼいっぱいです。日本語メニューがあるってことで気楽にしていたら、入り口のところに吊ってあるだけのようで、まあヴァイスブルストは決まりあとは・・・・・・と考えていたわたしたちに威勢のいいちょっと年かさのウェイトレスさんが。なんか、ぱんぱん決められてしまいました。 「ヴァイスブルスト! ヴァイスビーア(うろ覚え)!」
これは珍しく茹でるソーセージだそうです。皮をつるんと剥いて食べました。やわらかくておいしかった。しかし、一本いくらなんだったらまあひとり一本でもよかったかな。
店内にはサッカーのユニみたいなのを着た集団がちらほらいます。バイエルンミュンヘンかな? という赤とか、んー・・・・・・ハンブルクか? というのとか、第三のとか。週末だし試合があるのかな、でも3チーム分・・・・・・? こうしたひとびとは次の目的地への移動地下鉄ホームやその後も出現しました。けっこう瓶ビールラッパ飲み率が高く、仲間で盛り上がって奇声をあげたりホームで歌ったりであります。
さて、今回のメイン美術館のひとつレンバッハハウスへ。最寄り駅はケーニヒスプラッツ、「王の広場」ってところかな。レンバッハが19世紀末にここに自分の邸宅を構えることにした理由である、数々の古代建築(を模した)に宿る美術館・博物館が迎えてくれました。もちろん雪に覆われて。
レンバッハの邸宅とコレクションの名残も有名ですが、それよりもここを高名にしているのはカンディンスキーやフランツ・マルクを中心とした表現主義的芸術運動・青騎士Die Blaue Reiterの充実したコレクションです。1957年に大規模な寄贈が行われたとか。ここはミュンヘン・ウェルカム・カードのおかげでひとり4ユーロ。そして3ユーロだったかな、で英語のオーディオ解説を借りました。
ロシアから出てきてすぐ〜青騎士前後の実験時代〜個人的絵画言語を確立した時代まで、カンディンスキーの作品の変遷をたくさんの作品でたどれたのがよかった。もちろんマルクの描く「虎」をはじめとする動物たちや、マッケそのほかも好きです。ここでも最新の特別展以外は写真OKだったので、解説を聞く→メモ→写真なんていうのを繰り返しました。写真は「虎」。
友人とは12時半にカフェで待ち合わせ。その前に売店で英語のガイドとか絵はがきとか、おおーなんと40ユーロが10ユーロに値下がりしてる! の収蔵品関係CDロムを買いました。あとでちゃんとみたら1997年のもので、win3.1および95適応じゃった。でも見れればよいんである。
パニーニなどで軽く昼を済ませ、午後は別れて行動することにしました。友人はお土産などを探しに。そしてわたしはもうひとつの世紀末の館、ヴィラ・シュトゥックへ。最寄り駅といっても徒歩7分くらいのところで、しかも最初のうち反対側へ歩いてしまいちょっと寒かった。もちろん雪は続いていたし、ほかに外に出ているひとは橇で遊ぼうとでかける家族連れくらいでしたから。しかしまあけっこうご機嫌で、夜見るのとは作品は違うけど作者同じだもんねの『トリスタンとイゾルデ』の最後の「イゾルデの愛の死」なんか口笛で吹いたり脳内でふんふん言ったりしながら歩いていきました。
ヴィラ・シュトゥックは同時代への嫌悪と失われた古典古代への回帰願望、ひとりだけの世界への沈潜の世界です。今は改装して主に世紀末美術などの特別展スペースもあるのですが、ああーラファェル前派の展覧会は9日からなのね・・・・・・。というわけで見ることができたのはヴィラの公開分5室(くらい)と、4階にあるアール・ヌーヴォーのガラス作品だけでした。
そこからは、今度は歩いて帰ってみようか、ひょっとして20分くらいじゃない? と思って。でもまあ雪続いてたし、まあまあの市電を見つけたので半分くらいは乗って帰りました。それからは休憩。そのうち友人も帰ってきました。
オペラ、いや演奏会形式オペラは8時開演。でもサイトには[7時から物語の概要を紹介するミニ劇がある]と書いてあったし、月曜日にチケット引き取ったときの係のおねえさんもこれは[ある]と言ってたもんねー7時に行かないと! とはりきり、6時に出ました。しかし歌劇場近くのレストランで席が決まるのがちょっと遅くなって、ものすごい勢いで食べました・・・・・・満腹中枢が刺激されて「食べた」というシグナルを送ってくるまえに出てしまったよ。
しかしおかしい。ぜんぜん開場しないのである。どんどんひとが集まってくるんだけど・・・・・・。 やっと7時直前になって入場がはじまりました。入っていろいろ分かれていくなあと思ったら、わたしたちは左のほうを指示されました。行ってみるとクロークです。このクローク、ブロックごとに利用していい場所が決まっているのです。おお合理的。
で、劇はどこよ? 聞いてみたのですが埒があかない。それもそのはず、わたしたちはドイツ語ができず、案内係のひとびとは英語ができないのです。ようやく[できる]らしいひとを連れてきてくれたと思ったら・・・・・・ 「そんなのはありません」 「え? でもサイトには書いてあったし、チケット引き取りのときに確認したけどあるって言ってました。こっちもストなの?」 「いや、もとからありません」 「オペラの内容を紹介する劇って」 「新しい作品やなじみのない作品についてはそういうのをやることもあるけど、こんな有名な作品の場合はありません。みんな知ってるから」 ・・・・・・むう〜。もういいよ・・・・・・ないっていうならもういいよ・・・・・・。
というわけで気を取り直して、歌劇場探検をしました。 ・地下トイレとその前のパウダールームはだだっぴろい。なんか寒いくらい。べつに豪華じゃない ・随所に胸像がある。有名指揮者だったり、作曲家だったり。さすがにワーグナーは中心的な場所にあった。それから、たぶん名歌手たちが得意な役に扮してる肖像画があった。 ・ホールへの入り口ごとにちいさなテーブルがもうけられ、そこにプログラムなどの販売物が置いてある。販売員もいる。これ、5メートルと離れてない場合がある。逆にホール内の案内係はいない(みたい)。 ・おそらくほかの建物と同じように空爆でやられたのを直したのだろう、豪華なところとすっきりすかすかのところがある。もうすこし異空間ぽくてもいいところ。 ・ローテンブルクに次いでわが同胞の数が多かった。 ・ドイツのなかでも南のほうが服装が保守的というのを読んだけど、たしかにドイツのひとらしいひとたちはわりときっちり装っている。男性は基本、スーツ。女性はドレスだったりスーツだったり、黒が多い。
開演15分くらい前かな、ホールへの扉が開きました。わたしたちは前から4番目の列、137と139。うーんどういう番号の振り方だろう。・・・・・・と思ったら、これどうも通し番号みたい。しかもびっくりなのが、推定40席が切れ目なくずーーーっと続いているのです。中間に通路ナシなのです。日本だったら消防法違反なんじゃないだろうか。今回は幕間なしだったからいいけど、毎回出たり入ったりしてたら不便だろうなあ。ちなみにわたしたちの席が真ん中になるのは選んだときから知ってましたが、こんなにオーケストラピットから近いとは思わなかった。指揮者のメータまで実感として3メートルくらいでした。
さてはじまる・・・・・・よ? と思ったら、緞帳のかげから眼鏡をかけた初老の男性が出てきます。そして紙をぴらり、とかしながらスピーチします。たぶん今日のオペラが演奏会形式になってしまったいきさつなんか話してるんだろうなあ、ちょっとでいいから英語でも話してくれるかな最後に。なんて思っていると、 「わざわざやってきたのにこんなものを見せられるなんて! Unfairだ!」 という叫びが2階か3階から! 英語で! そしてどんどん怒鳴っていきます。 スピーチ者はしばらく気にせず続けていたのですが、あまりに執拗なので 「あえてあなたのことばでお伝えしますが、こ・れ・は立派なワーグナーです!」(以下聞き取れず) と応酬。それに一部観客が喝采。その後また激した声が続きましたがさすがに 「シーッ」 ととがめられました。 そんなわけでー、スリリングな幕開けでございました。
『ラインの黄金』、面白かったです。ラインの精や神々が出てくる物語なのですが、舞台はどうやら1920年代くらいに設定されている。だから主要人物は今見てもそんなにおかしくないドレスや燕尾服を着ています。醜い小人族という設定のアルベリッヒも、ブルーのシャツノーネクタイのいかにも労働者階級、という出で立ちです。たしかに舞台装置はなかったけど、劇場の書き割りみたいなので代用されてたけど、これってもともとそんなに豪華なセットではなかったのかもしれないなあ。
演奏はすばらしかったです。歌もよかった。ほとんど(笑)寝ませんでした。ラスト、ラインの黄金を奪われたままの水の精たちが、天空の城へと退場していこうとする神々に 「返して!」 と歌いかけるところでは、ホール奥・上階の貴賓席とおぼしきところから3人が登場して、すごくよかった。
カーテンコールにはメータも舞台にあがり、何度も出演者総勢と一緒に手をつないで出てきました。最後の最後は舞台装置が全部とっぱらわれて奥までむき出しになり、さむーい空気が流れこんできました。
外はまだ雪。ころばないように気をつけて帰りました。そして荷造りをしたのでした。
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| 2006年03月03日(金) ■ |
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| 美術館めぐり |
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ハッピーバースデイレオリオ。やはり3日に何かをというのは無謀でした。とりあえず雪の朝に目覚めて・・・・・・というようなイメージはあるんだけど。その後、とつぜんどっちかというと切ないかなしい系かなあというのが浮かんできて、こっちのほうがいいかと思うのですが(というのは、6日の話)。
起きたら雪が降っていました。朝食および部屋移動の準備をすませフロントに降りてもまだ。昨日は満室でバスタブつきの部屋に移ることはできなかったのですが今日なら。ただしダブルの部屋。と言われ、バスタブでの入浴を取ったわたしたちだったのでした。とりあえず荷物は留守中に移動しといてもらうことになり、パソコンはフロントにあずけ、ほとんどのホテルにあると書いてあったのにここにはないよ雪の中を観光案内所まで漕いでいくのかツーリスト用パスを買いに。とぶつぶつ言いながらマリエン広場へ。たぶんその頃は5cmくらい積もっていたと思います。歩くのはイヤでしたが、白くおおわれた町はきれいでした。
おや、案内所は10時からなのか。ううーん、ドイツはきっと違う! 効率もいいしみんな勤勉(少なくともスペイン人とくらべて)! というのが先入観だったけど、町に2箇所しかないうちの1つなんだからさ、もっと……。 このことに限らず店での応対とかにおいても "あれ、スペインとそんな変わらないよ。いやスペインのがきちんとしてるくらい”と思うことがわりとあるのです。あと、"ドイツ語と英語は似てるし、ドイツ人は英語上手”というのも勝手な思いこみでした。ひょっとして英語通じる度はスペインとあまり……?
気をとり直して、月曜には閉ってた(当然カーニバルのせい)市庁舎の搭にのぼりました。まず4階まで行きそこで料金を払い専用エレべータへ。一人3ユーロ。最初20ユーロ札を出したら係のおばさん、腕を組んだまま無言でぴくりとも動かず。5を2枚出したらやっとうなずいてチケットとおつりをくれました。始業直後なんだしさあ、ちょっとお釣りくらい用意しようよ……。雪の中のミュンへン中心部はとてもきれいでした。
降りてくると案内所には列が。しばらく並び、ミュンへンウエルカムカードを買いました。シングル3日有効で17.50ユーロ。これでめぼしい交通機関は乗り放題です。さっそく利用して地下鉄→市電でアルテ・ピナコテークに行きました。こちらには日本語パンフはなかったけど、入場料5.50ユーロにオーディオガイド代が入ってました。独英仏だったかな。アルテというのは「古い」という意味で、収蔵作は中世のものに始まり18世紀はじめくらいまでです。ブリューゲルとルーベンスのコレクションが特に充実ということですが、好きな画家の絵がちらほらありました。ティエポロ、フィリッポ・リッピ、フアン・デル・ワイデンなど。ボッティチェリの描いた雄弁な「キリストの死」なども感銘をうけました。
カフェで待ちあわせて軽くべーグルやサンドイッチで昼をすませ、こんどはピナコテーク・デア・モデルネ、つまり現代館へ。このころには雪はやみ、晴れてました。美術館の外では雪だるまを作ったり、そり遊びをしたり。そりで遊ぶ子・そりをひっぱる親はその後もよく見ました。
こちらも個人としての楽しみなら写真可なので、キルヒナー、ノルデ、マルクなど気になる画家の作品をパチパチ。他にはベックマン、カンディンスキーがよかった。完全な現代ものはやっぱりなんかぴんとこなくて。スペインで見たもののほうが好きでした。ほかに企画展(日本のポスター100とか! あと、一部屋使ってアラーキーのデビュー作品集からの写真展もありました)もあって全部込みとはいえ否応なく9.50ユーロはちょっと高いかな。
またカフェで一休みして英気を養ってから買い物に。友人が愛用しているというヘンケルの皮むき、軽いしかわいいのでわたしもお土産に買いました。ほかには古式ゆかしい対面販売のスカーフ&手袋店で友人は自分用に、わたしは母へのおみやげスカーフを。
そして今日はがんばりました! ショッピング街まんなかにあるクンストハーレKunsthalle(おもに現代美術の企画展をやる)で、「ブリュッケ100年−ベルリンからの表現主義」展を見ました。これはウェルカムカードですこし安くなり、ひとり8のところを7ユーロ。 ブリュッケBrukke(ほんとうはuにウムラウト付)は、1905年7月7日にドレスデンで発足した芸術家協会。今回はその100年を記念して、ベルリンの美術館KupferstichkabinettとNationalgalerie収蔵のものから編まれた展覧会です。中心メンバーのひとりキルヒナーはわたしも好き。ノルデも一時期参加していたというし。楽しく見ました。 20世紀初頭の芸術はアフリカなどの[原始]美術の影響を大きく受けているのですが、今回はそれがきっちりうかがえるオブジェが併置されていたのもよかった。また、ああ〜好きだったんだね。と思ってにっこりしちゃったムンクの作品と、そこから影響受けたみたいだね。のメンバーの作品が並んでたり(でも今調べてみたら、ブリュッケのみなさんはムンクしりませんでしたとか主張していたそうです。芸術におけるオリジナリティ論争はデリケートな問題である)。
最後は、月曜日に貸し切りで(?)駄目だったレジデンツ内のワインホール、プファルツアー・レジデンツ・ヴァインシュトゥーベにて夕食。かなりの混雑でした。そういえばわりと相席もふつうなのね。わたしたちは奥まで進み、ひとりで食べていた初老の男性と同じテーブルに。
アジア系のウェイターさんがきびきびとやってきて、メニューについてもいろいろとアドバイスしてくれました。ちいさめのサラダ、ドイツで最初で最後に食べた白身の魚蒸したの(やわらかかったけど味はなかった)、これはおいしかったソーセージ。飲み物はもちろんワインです。
今日はすごい充実だったね! 明日はふらないといいね。と眠りについたのでございます。「ダブルの部屋」というのは、じつは最初に泊まった部屋のことでした。まったく同じ部屋。ベッドがふたつ寄せ合ってはあるけど、ちゃんと別々じゃないですか〜。安心。
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| 2006年03月02日(木) ■ |
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| さすがに寒うございました |
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冬だし、もともと開いてない所も多々あるからゆっくり出ればいいよね、と朝食は9時におりていきました。おお……その鳥籠の中にしつらえたような席はなんですか? まさか美しい衣服の下を鎖につながれた佳人が……? 他にお客がいなかったのをいいことにもちろんパチリ。他、ここで特筆すべきは和食が用意されていたことです。白いご飯に味増汁、潰物3種ばかり、そしてなぜかだしの小袋。もちろん御箸もあります。冷製のものの所には鯖らしきものとニシンの酢づけまで。全体としてのバラエティは少し控えめだったのですが、自分でワッフルを焼けたのがおもしろかった。
部屋を片づけ、チェックアウトして重装備ででかけます。とうとう腰に当るように衣服の上から貼るカイロを。ダウンコートの上にぐるぐると長いマフラーを。ところで、どこの国でも若い人は薄着のような気がします。途中いきあった卒業旅行かな? の30人くらいの大学生(推定)は、東京とほぼ同じいでたちだったような。
雪がちらついていたので足元に気をつけながらまず聖ヤコブ教会へ。ここは改修のため寄附を募っているくらいなので(当然日本語の訴えもありました)内陣に入るのでも入場料をとられました。1人2ユーロ。しかし階上にあったリーメンシュナイダーの彫刻による聖血祭壇を見ただけでその価値はありました。
主祭壇近くでは連れが 「クラピカだってよ」 と言いだしたのでびっくり、示されるままに芳名録のようなもの(教会にあるって珍しくないか?)を見たら、ローマ字で4人分の名前があり前2つはいかにも日本人名、そして最後に Clapica とあるではないですか。の前 ついでにその前は Bico だったのですが(ムヒョのキャラ?)。 今時クラピカとは見所があると思ったり、いや綴り違うよ、いや正しいのはあくまでもハンター文字だし。などと考えました。
ローテンブルクの博物館美術館て冬は午後しか開かないみたいだからとりあえず写真ポイントのプレーンラインを目指すか。と出たところで、このドイツ旅行はじめて猫に遭遇! おお……ドキドキしつつまずは遠くからパチリ。ついで恐る恐る近づいていったわたしに、なんと一突進してこられるではないですか! ごめんなさい食べものないのであります、お目にかかれることを知ってたらホテルの食堂から……。じつはその後、散歩から帰り専用猫ドアからご帰宅なさる猫も見て、ローテンブルのは猫ポイントがが一ん! になったのです。 寒いねえ、と言いながら散策は続きます。途中でローテンブルク名物シュネーバルの小さいのを食べてみたりしつつ、結局、城壁を出て北の端に行って帰ってきました。昼はソーセージ(つけあわせはレンズ豆と南ドイツ風パスタ)。そしてレバー団子(同じく、ザワークラウトとゆでジャガイモ)。
午後のハイライトは中世犯罪博物館。扉を開けると、〔鉄の処女]のレプリカがお出迎えです。名誉刑に使われる各種の辱めの仮面がおもしろかった。その後、市の美術館へも。ローテンブルクの街並みはたしかに美しいのだけど前日のネルトリンゲンと基本は同じで、それほど大きな感激はなかったかなあ。楽しみにしていた看板も案外まばらだったし。
そしてミュンへンにもどりました。お、今度は角部屋だね広いかなと思ったわたしたちを迎えたのは、バリアフリーに徹するあまりバスタブのない部屋だったのです。オーノー。
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| 2006年03月01日(水) ■ |
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| もうすぐ春ですね |
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拍手、メッセージ、アンケートありがとうございます。顔はかさぶたも取れました。
昨日喜んで2時間有効のワイヤレスLANカードを買い、まずはと30分ほど利用して二日分の日記を更新し仕事メールを見てから夕食に行きました。疲れていたのでホテルのレストランで、今回のグルメ的念願のひとつ、バイエルン風パスタというものとか。前の日にミュンヘンのレストランで食べたギョウザに似てる。つまりパスタ生地のなかに餡を入れてゆでて(ミュンヘンで食べたのは焼いてあった)ほかのものとあえた料理でした。
で、部屋に帰って続きをと思ったらアクセスタイムアウトって! ちゃんとパソコンシャットダウンしておいたのに! がっくり疲れました。1日になって仕方なく30分ぶんのを追加で買いに行ったら「2時間のしかない」と言われ抗議。でもまあ 「うちでやっているシステムではなく、既存のものを導入しているだけ」と言われて終わりでした。「それがふつう」と言われたけどそれは違うよ、少なくとも不便だしユーザーには不親切だよ。とりあえずパリで利用した類似システムは、ログイン時間をちゃんと計算して残りのぶんは後日でも使えましたがな。
とまあちょっと不安な滑り出しでしたが、結論としてネルトリンゲンはほぼ制覇したといえましょう。もちろん、冬で閉館だったところは別ね。
1)聖ゲオルグ教会のダニエル塔に登る。がんばりました。ガイドブックによると90m,350段。最初のうちはらせん階段ぽくて、黙々と登っているうちに眩暈がするかと。料金場がないと思ったら、なんとほぼてっぺんに! 塔守さんはここに住んでるのであろうか。一人1.75ユーロ。ネルトリンゲンは1500年前の隕石がうがったリースクレーターにある、まんまるい町です。教会を中心にして四方へのびていく道、レンガ色の屋根が前夜の雪の名残に白く染められて、強風なれど絶景。
2)聖ゲオルグ教会。
3)クレーター博物館を求めて歩きだすも、探求はてきと一になって古い街並み散策に。中世の城壁に登ったり、〔街〕の外を見たり。このところレオリオ誕生日ものなんとかできたらなあと思ってるので、こんな街に来たらどうかな……などと思いつつ。
4)寒いので休憩。カフェでわたしはクレープ、友人はアプフェルシュトルーデル。
5)今度こそ行けたのでありますが昼休み。午後の部は1時30分からというのでまた裏道をたどってみたり、廃屋を見てちとやましいことを口走ってみたり。さて時間になるかな。というところでわたしたちの前を歩いていたのが切符係さんでした。手短に見て、ホテルに荷物を取りに行き、駅へ。さようならネルトリンゲン。
さて今回は乗り換えも三回あったのですが、前売りブースのお姉さんが切符といっしょに乗リ換え要領の紙をくれてたので目立った問題もなくローテンブルクへ。旧市街地はどっちかなと駅まわりをうろうろしていたら英語で声をかけられました。宿の客引きの女性でした。そう、ローテンブルクは一大観光地だったのです。オフシーズンでまたいろいろさびしかったけど、そんな街を歩く観光客の3分の2以上は日本人。
さてここでの宿は歴史ある館をホテルにしたアイゼンフート。おお……文化財、文化財だらけです! そそります。でも部屋はなんか半端なファンシーでした。寒がりの友人は困ると言い暖房を最大にしました。
この街では行ってみたいレストランがあったのです。それは城壁を出てすぐのジャガイモと野菜料理で有名な店。野菜不足を痛切に感じる今日このごろだったのでした。数種のジャガイモ料理と肉、つけあわせの野菜各種というのを頼みました。こんなんだったのか! おいしかった。でも全部は無理でしたごめんね。
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