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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
MAIL

2005年05月31日(火) ■
みらくるは猫さまであります！

　結局明日からの仕事のことを考えて、一日二本映画見るのはやめました。ぎりぎりまで仕事。

　有楽町のよみうりホールで『ライフ・イズ・ミラクル』の試写を見てきました。十数年前、国を二分して民族および宗教戦争をしていた旧ユーゴスラヴィアを舞台にした、実話をもとにした物語です。
　これがねー、すごかった！　ひとことで言うと「体力あるなあ」という感じ。やっぱり肉食なんでしょうか。この話で二時間半はすごいよー。
　ではつまらなかったかというとそうではなくて、楽しかったし面白かったしハラハラしたしおすすめなんですが保留があるね。とｙちゃんと話しました。

１）長いのでいい椅子で見るのをお勧めする。　
２）息子が敵軍捕虜になり、かれを取り戻すために敵側の女性を捕虜にして交換を狙う、でも愛が芽生えて･･････というのがたしかにストーリーの主軸なんだけどここに至るまでが長い。主人公をとりまく人々や動物のエピソードがこれでもかこれでもかと繰り出され、息子が応集するまで、つまりストーリーが本筋に入るまでたぶん一時間以上あったと思う。このへんを我慢というか、細部を楽しむつもりで。

　しかしすごい猫さまがおいででした！　どうやったんでしょうか。まごうことなくルカ（主人公）のうち最強の生物だと思います、人間はもちろん犬もいるんだけど。上映前に配られたチラシがなんというかブレーメンの音楽隊みたいで、ああ犬とかロバとか鳥とか熊とか出るのねー、車のボンネットに乗っかっているのは猫のシルエットみたいだけど猫出るかなあと思っていたらすごい活躍、というか怪演でした。DVDになったらまた見たい。

　帰宅して公式サイトをのぞいてみたけど動物たちのこととかまったく触れてなくてちょっとがっかりよ。

　集合前に書店でルパンシリーズから『八点鐘』を買いました。一昨年に新潮文庫が復刻で堀口大学訳（大学さんスキスキ）のを刊行していたのですね。ほんとうは『棺桶島』がよかったけど在庫なし。

　そして某さんと［とらわれの緋の眼ちゃん］の話をメールにて交換中です。罠にはまりマフィアンコミュニティーのオークションに→クロロに買われる（盗めるけど買うのが萌え）→めくるめく日々　１）耳元で愛をささやき続ける詩人　２）逃げようとして逃げきれず（呪縛されている）電話ボックスで××　というふうにうまく？　つながりました。ほほほ。

　拍手ありがとうございます（数日分）。残念は残念だけど、元気にしています。


2005年05月30日(月) ■
二勝二敗。

　そろそろかなとは思っていたけど、今日届くとは思っていませんでした。
　コミケ落選しました。小説同盟としては二回連続で当選して、二回落選。五割というのは低めかなあとか思いつつも、たった四回で統計とった気分になってはいけないよーと。残念ですけどしょうがない。気分を切り換えて旅行でも考えようと思います。チリに行くか、アイルランドもう一回調べてみるかかな。

　ｍしゃんに「落選しました」とメールしたら
「残念です！　罰にあにおとと書いてください！」
というお返事。
　ちょっとまてなんで落選で罰なんじゃむしろ
「しゃちょう･･････かなしみをおなぐさめするためにクロクラエロースを15ページ渾身の力で描きました･･････」
と言うべきではないのか？
　そんなわけで慰め拍手とかメールとか作品とかはものすごい意欲的にお待ちしています。

　昨晩はあれからNHK衛星放送の『迷宮美術館』で猫のいる絵特集にむっはーとしていました。藤田嗣治が猫をよく描いたのは知っていたけど、粋な姿で猫とツーショット写真とか初めて見たし。江戸末期の浮世絵師、歌川国芳がとかく猫を愛し猫にいろんなポーズをとらせて（ひと文字ならぬ猫文字とか）さまざまな快作怪作をものにしたというのも興味深かったです。二月にオルセーで見てきたマネの「オランピア」も取り上げられて、目の色といい重そうなからだといいああっクロゾいつのまにてれびに？　って感じの猫ちゃんまでお客さんになってました。その後はTBS『世界遺産』でパナマについてお勉強して寝ました。

　明日でかけたいので今日はわりとまじめに仕事していました。エクストラのも終わったし。とりあえず明日午前中に残った作業を片づければ午後休にはできそう。

　妄想の種はつきまじで、ａちょーかんさんの見た夢について考えてへらへらしたり、緋の眼ちゃんin the 公衆電話Box→わるいおにいさんに抱かれておうちへ→続きとか〜　なんて展開しておりました。

　さて。
　このパソコンがおかしくなってきたのか、それとも特別に買った親指シフトキイボードがいかれただけなのか。なぜか「す」の字を勝手に四十ばかり並べてしまうという現象が。買って三年ちょっと経つけどやっぱり寿命なんでしょうか。


2005年05月29日(日) ■
恋する男は吟遊詩人

　火曜日に休みたいのでいろいろと画策中です。というわけでけっこう仕事していました。こんなときに限って変なエクストラの仕事入るんだもんなー。

　それとはまた別に、せっかく金曜日にすこし勉強したんだからと海外移住についても調べてみました。ブログにどんどんメモとか貼ってるんだけどとにかくつながりにくい。往年の？　テレホーダイタイムを思い出しました。何回か涙を飲んだのでまずはローカルでテキスト編集して保存して、それからコピペで更新することにしました。

　さてリンクをたどっていくうちにいろんな方面に拡散していくのは世の？　常。パラグアイがすっかり気に入って住んでしまった男性の雑記をずらずら読んでいくと、またこころにスマッシュヒットな記事がありました。
［この国の、というかラテンのひとたちは「相手の気持ちになってかんがえる」ということをせずに行動するんだろうか］と疑問に思ったそのひとが現地のひとにコメントすると、こんな返事が返ってきたそうです。
　
「人の気持なんて誰もわからないさ、ディオス（神様）以外はね。だから考える必要はないんだ。人は誰でも産まれたときから愛されることが気持のよいことだって知っている。だから惚れてることを素直に表現すればいいんだ、そしたら相手も喜ぶだろ、あたりまえさ」

　わー乙男さんはラテンだったのか。
　顔の感じなどもよくわからないまま、［ヨーロッパのなかのアジア人］的扱いのマジャール人イメージでいたのですが。
　ところで昨日もカウントダウン番組流してたんだけど、奴のモデルとされるｈさんがいるバンドのPV、なにやらすごいことになっていました。酒池肉林て感じ。

　夜になってからは「新日曜美術館」でメキシコ壁画運動についてを見ました。録画もしたんだけど、うちはまだビデオです。一昨年、DVD録画なんてまだまだだねーとか思って録画機能のないミニシアターを買ってしまったのです（というか、買わせました）。でもビデオって重いしかさばるしなあ、でもDVDだけ買い換えてももう端子ないしなあ、困ります。『迷宮美術館』だって今晩は猫の出てくる美術だっていうから見逃せないし。保存したいような気もするし。

　メキシコに行ったとき、市の中心部にある壁画はすこし見たのですが「わあーすごいなあ」「大きいなあ」「アツイ（熱いしあつくるしい）なあ」と思った程度で、今回紹介されていた作家のうちリベラとオロスコのものはそれなりに印象に残ってるのですが、三大巨匠のうち一番若いシケイロスのものはとんと覚えていないのです。しかも今回一番興味をひかれてしまった。このへんもちょっと調べるなりしたい。と思ってサイト検索はしてみました。

　そういえば、当時なんとなく聞くようになってきたフリーダ・カーロの家に行こうと思ってタクシーを拾ったのはいいけど運転手が場所をよくわかっていないうえにメーターついてなくて怖くて途中で下りたんだったな。

　腰を据えないとやっぱりおはなしを書くことはできなくて（たとえクロロのらぶぽえむであっても）、ａちょーかんさんの日記にあった夢に非常に萌えても「萌え！　萌え！」とか脳天干からびたようなメッセージを送るくらいしかできないよー、つまんないです。もうちょい、仕事がんばります。


2005年05月28日(土) ■
MTV Movie Awardsはそろそろなのでは。

　さすがに先週からの疲れ（遊んだからねー）がたまっていたらしく、昨日からちょっと頭が痛いなあと思ってたくさん寝ました。朝は一度起きて新聞や段ボールを月一度の町内会収集に出し、縛らずに置かれてたレディコミをつい出来心で拾い（その名も『Jour　すてきな奥さん』だったよ）てきとーに読み流し、また寝たりね。

　午後から起きてすこしずつ仕事しています。明日も続けたらめどつくかなあ。頭いたいのは治ったみたいです。
『モーターサイクルダイアリーズ』のDVDが届いたので、特典映像を見ました。ガエルってほんとにかわいこちゃん。日本のみなさんにひとこと、というので途中で
（日本、）「チョーカッコイイ」
って言って笑ってるのはキュートでした。
　往年の美男俳優ロバート・レッドフォードが製作なのですが、インタビューで久しぶりにご尊顔を拝見。時の流れは残酷よのう･･････整形手術に失敗したという噂はほんとうなんでしょうか。

　イマエゴ更新してきました。レオクラ館二周年のお話と、それからリンクに新しいサイトさまをお迎えしました。Production Noteにも書いてきたけど六〜七月はまた今年も忙しそうで（というか去年より忙しい）、お蔵だしができるかな？　くらいの感じでいます。

　でも妄想脳は活発です。
　今考えているエロースのネタはもともとひとさまからいただいたものなので、なんというか陛下が可憐です。自分の正体を隠して陛下を愛玩するクロロみたいな感じ。ことばつきはやさしいけど理解不能。乙男さんとは違うタイプ。
［旅団討伐隊にオレも入っていたんだ。遅刻したから顔合わせには間に合わなかったけれど。旅団メンバーを捕獲した強者がいるっていうからどんな術者かと興味を持って、そしてきみを知った。そしてどうしても、欲しくなった］
とか言いやがる、と、また、エロースなのに！　へんな設定とかこねくりまわしてるからいつまでも書けないのだよ！　と自分を叱咤激励しております。

　今日は外出しなかったのでマンガ雑誌も買いませんでした。明日ちょっと出るかな。
　DVDはほかにも。古い名作ですが『メキシコ万歳』と、『ミッシング』です。

　雑誌といえばもちろんジャンプですが（一応雑誌のみのネタなので単行本派のひとのために伏せ字）、







（瀕死のキルアを意外な味方が運んでいくという）「もぐりの医者」でレオリオを連想･･････は正直、ぜんぜんしなかったなあ。だってハンター試験からまだ二年と経ってないよね？　どんな大学制度をとっているにしても、受験を含めて二年で医者挫折してすでにもぐりなんて、出てきたとしてもなんか嬉しくない、嬉しくないよー。


2005年05月27日(金) ■
調子に乗ります。

　拍手にて［日記の裏話も面白い］と書いてくださったかたありがとうございます。おばかさんまるだしでありますが裏話とかウラウラ･･････あれ･･････？　とりあえずエロ系はネタとしては出すけど直接的描写はないようにしております。ほかに、（レオクラ館も含めて）押してくださったかたありがとうございました。

　やっぱり忙しくてイマエゴの更新は無理でした。明日はうちにいるのできっと。レオクラ小説にリンクして、それから新しいサイトさまをリンクしたいと思っています。ほかは仕事かな。持ち帰りの仕事がエクストラで入ったのと、火曜日に試写会が当たったからその分前倒しでやっておかないといけないからであります。けっこう忙しいな。

　でも忙しいときにこそ煩悩うずまくってことないですか？
１）逃避
２）頭を使っていることには違いないので、脳の処理速度が上がっている（でおかしなこと考えてれば世話ないのですが）。

　某ａちょーかんさんはよくクロクラの夢を見るというお話でうらやましい限りですが、陛下の夢を見ました！　（起きたとたんに「これは日記のネタだ」と思いました）

　陛下のウエストショットが少年ジャンプの表紙でした！
　ふつうジャンプのタイトルはもちろん、ほかのマンガのちいさなカットとかタイトルとかも入ってると思うのですが、わたしにはタイトルと陛下絵にしか見えませんでした。
　クルタ服ではないと思うんですが金髪あくまでもつややか、凛々しく美しく、胸のあたりを鎖が乱舞し
「この鎖がわたしを縛る」
的なコピーがあり、ほかにうしろに立つ男性が腕をまわしてきているのです。
･･････クロロ！！？？
　と思いましたが、顎下からしか画面に出ていないその男性はなぜかドレッドヘアーで、こまかく編んだ長い髪にカラフルなビーズがついているのです。そしてなぜかわたしはその男性を
「あ、師匠だったか」
と納得していました。夢だからさ。

　しかもそのジャンプ、バックナンバーをもらったものらしく、サウナのなかで読んでました。もったいないよ！

　そういえば今年はラスタカラーが流行なんでしたっけ？　ディオールのバッグとかそんな感じですよね。と思って調べたらズバリ「ラスタカラーシリーズ」でした。エチオピアの国旗色であるあざやかな赤・黄・緑がラスタカラーだそうです。ついでに［ラスタファリアン］について一応調べてみたり。

　今日は仕事のあとつきあいでみなとみらいの海外移住資料館に行きました。JICA（国際協力機構）横浜の二階にあります。暑かったので桜木町からの十五分がつらかった〜、仕事の荷物も重かったし。
　ｍしゃんに「移住資料館に行く」とメールしたら
１）「しゃちょ移住するのですか？」
２）（違うとわかったあと）←あたりまえですが　「移民クロクラ楽しみです！」とか「移民であにおととー」とでんぱを送ってきました。

　で一応考えてはみたのですが、
・誰も知らない土地でならばおととさんとの愛をつらぬけると考えたあに。が移住を決意。←別にこの愛にぜんぜん引け目感じてないので脚下。
・一種海外出稼ぎで、おととさんと豪邸に住む日を夢見て送金するあに。←おととさんがいないとさびしくて死んじゃうので無理。しかも、なんかヤバイものがついてるからどこにいたって食うに困ることはありえない気がします。→移住の必要なし。
となってしまいました。あらあら。

　もちろん移住資料館を見学しているときにはちゃんとまじめにしてましたよ！　いろいろメモもしてきたし早めにまとめておこうと思います。

　さて今日はマンガを三冊買いました。結局買っちゃった、でも四巻よりは面白かったと思う『Gunslinger Girl』五巻、ｈりさんに以前勧められた『仮スマ』二巻（でも一巻をどこでも見かけないとですよ）、そして河原和音の『高校デビュー』四巻です。

『高校デビュー』は、中学まではどろにまみれ日焼けで真っ黒になってソフトボールに熱中していた体育会系の晴菜が高校ではすてきな恋をしたいと思うんだけど気合はいりすぎてかえってとんちんかんになってて、そんなある日ものすごくモテるし男ウケのコツがわかってるヨウを知りモテの家庭教師になってもらいます。で当然ながら？　晴菜はヨウを好きになってしまい三巻ではめでたく両思いになったんだけど、さておつきあいするとなってもまたまた力が入りすぎて･･････というの。今回はクリスマスのネタ。

　ヨウにとにかく最高のクリスマスをプレゼントしたいと思う晴菜はまずどうしたらいいか？　というところをひとびとに聞いてまわるところからはじまって（研究熱心なのよ）、なんとかヨウの好きなものもチェックできて、ものすごい勢いでクリスマスの準備をはじめます。プレゼント買うためにはじめたバイトでもはりきりすぎて有能すぎてクビになっちゃうとか（能力給だったのですが、バイト給料の上限をあっという間に突破してしまったらかい）。でさーでさーこれがさーとｍしゃんに電話したら

「クロロみたいです！」
という、まさにソレだあああ的指摘をしてくださいました。いや、わしらの脳内に住んでる乙男さんのことだけどね。とりあえずにうよーくのあのひととか最近お蔵だししたつまいのちのひととかそのへんです。異様に力の入ったプレゼントを用意してしまって陛下にひかれてしまうのです（晴菜→ヨウはちゃんと喜んでもらえてましたが）。
　てなわけで季節はずれのクリスマスネタ、これはいけるぜっと思いました。今年のクリスマスネタは決まった（笑）。


2005年05月26日(木) ■
おそかりし･･････。

　はうあー、やっとチケットぴあに行き（先週土曜日朝にBunkamuraでも見かけたけどなにかの前売り発売日だったらしくすごい行列だったから当然のごとく断念）『ルパン』のチケットお願いしてみたけど、もう売り切れでした。指定席でも1500円だし、なにより一般公開に先立っての上映だから見たかったのになあ、やっぱりぐずでいけません。

　今日は仕事の帰りに『海を飛ぶ夢』を見に行こうかと思っていたのですがそんなこんなで疲れてしまってやめました。突然暑くなったし、あふーだるいですね。

　レオクラ新作書き上げたからつぎはクロクラエロースかな「幸せになる（以下略）」かなとｍしゃんに言ったら、
「しゃちょうはコミケでエロースだけの本を発行するんでしたよね」
と言われました。
　えっ、そんなこと言った？？
　いや、ほんとうに忘れてました。が、話しているうちに思い出しました。いやーでもやっぱり無理。と思うのですが、そのわりには今日の帰り道
［タイトルは『夜の森』にするかなあ］
なんて考えたりしました。 べつに森が出てくるわけじゃなく、白昼堂々でもクロロはまったく平気なのですが。内容はともかくとして、本を作るのが楽しいんですね。そんなに凝ったものはできないんだけど、紙とかインクの色とか考えるのが楽しいです。

「幸せになる（略）」といえば、すごい隠し玉をいただいてしまいました！　いやーん、いくら手直ししたって（日記にアップした）クロクラのあれとじゃ天地の差が･･････！　でもそれでこその隠し玉だわ。というわけで、なんとか別バージョンも考えようとか、５パターンできるので

・大当たり−隠し玉
・まあまあ−手直しバージョンクロクラ
・はずれ三種類（クロゾのゆるゆるのおなかアップとか、ちーの鼻っつらのみとか）
というのもいいかなあなんて考えています。

　作業はちょっと間に合わないので（たいしたことしないんですが）、レオクラ新作をイマエゴにリンクするのは明日以降で〜。


2005年05月25日(水) ■
演歌じゃないですかー

　さっそくレオクラ館に拍手＆メッセージありがとうございました！　レスをつけるか、つけるとしたらどういうふうになど考えないといけませんね。あちらは共同運営だし。
　もちろんイマエゴにもありがとうございますｖ

　今朝は首都圏を縦断する総武線（横須賀線）および東海道線が長時間にわたって止まってしまい、影響を受けたかたもおいでかと思います。わたしも打ち合わせなどあったのですが、自分では約束のところになんとかいろいろ迂回していけるかなあと出ようとしていたけど相手に連絡とってみたらやめよーよということになって、ちょっとだけ時間が空きました。というわけでレオクラ新作すこしだけ早めにアップできました。

　タイトルには悩むという話を前にも書いたと思います。
　今回もこれまた最後まで決まらなくて、ファイル名はてきとーにつけてみたんですがほんとうのタイトルがねえ･･････。アップ寸前になって
「つれていって」
はどうよ？　と思ったけどこれってなつかしの『はみだしっ子』（という名作マンガがあったのです）の最終章のタイトルじゃないですか。ほかには「おうい雲よ」（これじゃ『教科書で覚えた名詩』だべさ）とか考えましたが、結局
「みちづれ」
なんかにしてみました。が、アップしてから気づきました。
　いかにも演歌じゃん！　
　でもまあいいか。

　イマエゴのほうへのリンクは明日しようかなーと思います。Production Noteとか書く暇がちょっと、ないし。

　さて事故のおかげでひとつは流れたのですが午後の会議はありました。会議そのものはまあ、どちらもつつがなく終わったのですが、別件で週末に宿題だされた･･････。なんとか一日でやっつけたいものであります。

　加速するおもしろさ、よしながふみの『フラワー・オブ・ライフ』二巻と、曽根まさこのホラー系作品集『鬼が来る！』を買いました。後者に入ってた広告で知ったこと、明智抄の始末人シリーズがソノラマ文庫に！　全五巻！　最後のほうには単行本未収録作品もあるそうです、五巻かな買おう。ほかはたぶん持ってるし。


2005年05月24日(火) ■
ぎりぎりですたい

　さて、レオクラ館二周年記念第一弾、Chさんの連載小説の続きをアップしてきました！　そしてとうとうweb拍手導入いたしましてございます。イマエゴでは慣れておいででしょうが、この機会にどうぞレオクラ館にもぽちっとよろしくなのだよ。さっそく押してくださったみなさま、ありがとうございます！　そしてイマエゴのほうもｖ

　自分のほうはといえば明日更新予定です。連続更新です。というのは結果としてそうなっちゃっただけで、ほんとうは今日終わらせたかっただ･･････。明日は会議もあったりするので帰宅はあんまり早くないです、でもなんとしても日付が変わるまえに更新いたす所存であります。イマエゴのほうにつなぐのは早くて木曜日になるかな？　新しいリンクサイトさまなども考えているので。

　結局、幸せになるクルタ語講座的小ネタじゃなくて、今日突然捏造したネタになりました。ふたりで市場に行くのだよ。そんなこんなでヤギについて調べたり、エコツーリズムについてちょっと読んだり、スタートが遅れました。でもかなりがんばった。最後の部分だけどうしてもうまくできないので、一日遅れになりました。

　ブログについてお問い合わせいただきました。わあーいいのでしょうかはずかしい･･････！　とか言いつつ、こちらで告知なんかしてるからやはり嬉しかったりするのです。明日か明後日にお返事します、すみません。アドレスだけじゃなくてごあいさつとかも書きたいじゃないですか。

　そんなこんなで忙しい一日でした。仕事もしたよん。なんとかおじゃる丸に間に合いましたのことよ、とｍしゃんにメールしたら「あにおとと風味で内容を教えてください！」とめいれいされたので最後にてきとーに書き飛ばします。

・・・・・

　ピカ、今日も無事に合宿生活を送れてるかな？　怪我してないよね？
　今日のおじゃる丸はおじゃぢぞうだったよ。うん、もちろん笠地蔵の話だよ。覚えてるよね？　ニッポンムカシバナシのビデオ、一緒にすり切れるくらい見たものね。

　笠を一生懸命編んで売りにいくのはカズマだよ、かわいい小石（でも物言わないんだ）とふたりであばら家に住んでるんだ。でももちろん売れなくて、途方にくれて雪のなかを帰宅するときに
「もじゃー」（え？　違うかなオレにはそう聞こえたけど）
じゃあ、「おじゃー」でもいいや、なんか不思議な声が聞こえたほうに行くと五体のお地蔵さまが雪をかぶっていたんだ。

　カズマは、売れ残った笠だけどせめてお地蔵さまの役に立てばと思って、雪をはらって一体一体にかぶせてやった。これで笠もおしまいだ。そして帰ろうとするとその右から、まだまだあのもじゃー／おじゃーが聞こえてきたんだ。

　そこにはちいさなお地蔵さまが立っていた。うん、もちろんおじゃじぞうだよね。おじゃじぞうはちゃっかりカズマのかぶっていた笠をぶんどって、ぼろいけどまあ今日のところは堪忍したるとかのんびりのたまってね。
　え？　おじゃるはそういう言葉づかいじゃない？　ごめんね、ほらオレはピカがいないとどうにもダメだから。カズマにも小石がいるのに･･････。

　そうしたらどうなったかわかる？
　え、帰宅したら自分で見るからいい？
　･･････そうか、そうだよね･･････。
　うん！　一緒に見ようね。プリン作ってあげるから。

・・・・・
　こんなことしてる場合じゃないかもですたい（笑）。
　というわけで、もちろん最後は逃げました！
　


2005年05月23日(月) ■
べんきょうべんきょう

　たくさん拍手ありがとうございました。びょーんと伸びてるの見ると嬉しいです。拍手お礼に小ネタ企画は一応捨てておりませぬ。ゲストもゲットしちゃったもんね。隠し玉ですたい。

　一日うちで仕事と勉強。それから土曜日の日記書きました。写真も選んでヤフーにアップしてみたんだけどブリーフケースの形式が改悪されて、ファイル名に番号ふっておいたのにそういうならびにならないのです。あーもー、と放棄です。一応見ることはできます。http://briefcase.yahoo.co.jp/aokikana_2003
フォルダはSant Pauです。

　勉強は個人的なもので、前にも書いたことあると思うけど美術について固めて文献を読んでみようの巻で象徴派展のカタログの解説を読んだり（論文の「序」があまりにも難解で困るんだけど、自分の無知もさることながら翻訳の問題もあるんじゃないかと疑うのでした）、メモをとってもどっかにやってしまったりしたらなあと思ってブログを借りたりしました。ネタバレに近い映画感想とか、本についてとかまじめなメモはそちらにしていこうと思うのですが、あくまでも自分用なので万一読みたいというかたがいらしたらメールくださればアドレス教えます、ということで。メルフォはこの日記のカウンタ横にもありまする。

　それとはちょっと違うんだけど、一昨年声をかけていただいた仕事の仲間がちょっとメンバー変わってまた企画をやることになった、と連絡をいただきました。嬉しいな。勉強しないと。

　Chさんからレオクラ連載新作が届きました。今日明日には更新予定です。わたしのほうは今日は象徴派に熱中してしまったので時間切れ、明日すこしできるかな？　という感じです。小ネタ。

　緋の眼ちゃんとわるいおにいさんの話は、提案者さまから衣装の参考画像なども届いてどんどこ妄想中です。うふふなのだよ。

　ジャンプ買いました。やっとゴンの戦いに。というか、敵じゃないんだ、と言う相手にあっさりと「信じるよ」と言って面食らわせています。

　あと、今日はとうとうおじゃるまる見ましたよ！
　でもその前につけておいたので「にほんごであそぼ」とかのほうが面白かったなー。意気揚々と見ました報告をしたところ、ｍしゃんからは［おじゃるまるであにおとと〜書いてください］という無体なめいれいが来ましたがこれは堪忍してもらおうと思います。


2005年05月22日(日) ■
Time Flies

　楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。いつも思うことだけど。
　昨日は飽食＆疲れていたのでのんびり起きて、とりあえずパソコン起動していろいろ見て、朝食を昼食に切り換えることができるというので、ようよう十一時半にロビー階に降りました。

　一時には予約客が入っているところですが･･････と眺めのいいテーブルに案内してくれました。チェックアウト時間が一時だしこちらとしてもちょうどいい頃合いなのでその席に。朝食券での食事だと三種類のセットから選択だったのですが、ちょうどはじまっていたブッフェがなかなか種類も豊富でおいしそうだったので追加料金を払って切り替えました。

　これはけっこう満足。ドイツ風スープ、トリュフ入りオムレツ（三人で分けました）、前菜のタコライスなどが特に好き。ベルギーワッフルは作り置きだったけどそのうえに乗せてくれたミルクのシャーベットがおいしい！　と喜びました。

　チェックアウト一時。部屋でかなりのんびりしたし、いいところもわるいところもけっこう極端なホテルだったので久しぶりにホテルカードを書いてフロントに渡しました。ロビーの絶望的な作りとかは直せないだろうけど、エレベータ内の表示法に問題があってロビー階のボタンが見つけにくいなどというのは手を打てなくもないかな？　と思って。
　レディースプランで朝食・特別のアメニティ・一時間のレイトチェックアウトという特典はあるけどまあそれなりの値段だし、つまりは高級ホテルのはずなのにおかしいよーということがいろいろあったのでした。

　そして上野に移動。
　昨日行きそびれた東京国立博物館での『ベルリンの至宝展〜よみがえる美の聖域』展を目指しました。
　上野に日曜日に行くのなんか文化会館のチケットでもないかぎりほぼありえない怠け者なので、この人出にはびっくり。まず駅構内のロッカーが軒並み使用中で困りました。が、回転もはやいらしくしばらくうろついていると空きがでてすかさず三人でひとつを共有。

　国立博物館への順路を示す看板があって、それだといつもの行き方とちょっと違うなーと思ったらそれには理由が。科学博物館の恐竜展は行列でした。親子連れがほとんど。最後尾のひとが持っていた看板には「四十分待ち」とありました。そんなに待つならあきらめようと言いつつ到着、こちらもひとはそれなりにいますが行列はありませんでした。

　展覧会そのものはけっこう混んでいたなあ。「見れない」ほどじゃないけど。ひとつひとつについていた解説がわりと親切で、せっかく借りたイヤホンガイドもそんなに必要ないかな？　と思いました。

「美術館島」には五つの美術館博物館があり、大戦やその後の東西分裂時代を経て現在やっとまた全体の整備を続けていて完成は2015年予定とか。そこから選りすぐりのものを持ってきたそうです。

そんなわけで（サイトから引用）
「博物館島」の基礎となった「旧博物館」の紹介に始まり、博物館島に収蔵予定の10のコレクション - 先史美術、エジプト美術、古代西アジア美術、ギリシャ・ローマ美術、イスラム美術、コインコレクション、ビザンチン美術、中世ヨーロッパ彫刻、ヨーロッパ古典絵画、ヨーロッパ近代美術 - の代表作を紹介」　

というもりだくさんの内容でした。作品数160。

　やっぱりエジプト美術が印象強かったな。大きさはある意味、力なので、展示室まんなかにどーんと置かれた牡羊像とか。もちろんちいさな形での神の似姿もたくさんありました。
　それからアッシリアは量はすくないけど「宮殿の浮彫：アッシュール・ナシルパル２世と精霊」とか（わあ、これも現在のニムルード出土か）、もちろんこれは自分が今年になってやっとちょっとだけアッシリア美術に開眼したような気分でいるからというのもあります。
　ビザンチンやイスラムはなんだか物足りない気分でした。やはりひとつのテーマというか場所・年代で三十くらいあると厚みがでるなあ。
　しかしまさにおいしいとこ取りという感じの展覧会だったと言えるかも。このあとは神戸に巡回予定だそうです。

　入る前には「常設展も見よう」と意気込んでいたけどやっぱり疲れがたまってたしやめて、あとはドリンクコーナーで時間まで雑談しました。こそこそと煩悩ノートにメモしたりとか。

　そしてｔ子さんの飛行機の時間もあるし上野は四時半過ぎに離脱。これがまたすごい人出でした。
　飛行機で来るのも何回目かだしひとりで大丈夫、というおことばにあまえ、そこからは各自家に向かうことにしました。

　そして帰宅。
　あー、楽しかった。
　明日は仕事のかたわらレオクラ館二周年になんか書けるかちょっとやってみましょう。小ネタだけどねー。

　今日は拍手サーバが落ちたりしてるみたいですね。押してくださるかたにもストレスなのでは。そんなときにわざわざありがとうございます。


2005年05月21日(土) ■
濃密な一日（23日に書きました）

　とにかく早く起きて合流しなきゃ。
　六時台起床、簡単な泊まり荷物を作りでかけました。一泊目のホテル（メルキュール銀座。この値段なら真っ当どころかいい感じというお話でした）から来たｔ子さんとはホテルのロビーで会いました。もちろんチェックインタイムではないので荷物だけあずけ、さあ渋谷へ。

　今回のメインイベント？　Bunkamuraでの『ベルギー象徴派展』です。調べてみると1996年にやはり同じ開場で象徴派展をやって、1990年にも象徴派の中心メンバーのひとりクノップフ展があって、どっちも一緒に来た気がします。それにしてもBunkamuraこういうタイプ好きだな。今年なんか次はレオノール・フィニ（前売り買いました）でそのつぎがモローです。強力なキュレーターさんがいるんでしょう。

　開場五分後に入れたので、土曜日ですがまだひとが届いていない部屋もあって、最初のあいさつあたりをまじめに見たあとは二室ほど飛ばしてまずクノップフ、そして最後までたどってしまいました。そのあたりは二人で独占した時間なんかもあり、早起きした甲斐がありました。

　チケットおよびカタログの表紙に使われていたのがクノップフの「ブリトマート、『妖精の女王』より」です。この絵を見るのははじめて。スペンサーの『妖精の女王』に登場する［甲冑を着た男装の麗人］だそうですが、甲冑には女性の肉体を封じ込める機能があるとコメントされていました。たしかに甲冑はごついけど顔はさらされ、首を右にかしげて、ゆたかな赤い髪をまとめてもちあげる彼女の夢見るようなまなざし。そして甲冑のしたからのぞく、青と緑の印象的な美しいうすぎぬ。

　同じ作品から題材を取った「アクレイジア、『妖精の女王』より」がならべて展示されていましたが、白い裸体に透ける布をまとい脇をさらす挑発的なポーズと流れる髪のアクレイジアはなんというかわかりやすい［世紀末の妖婦］＝宿命の女（ファム・ファタル）だけどこっちはひっかかってもまあ破産するくらいで、ほんとうにたちが悪いというか男たちを破滅させたのはかたくななブリトマートだったんじゃないかなーなんていかにもな萌えをこそこそと話しました。

　とにかく象徴派はふたりとも大好きなので、イヤホンガイドを聴きながらゆっくりまわれて大満足でした。図録も買いました。
　疲れたし、すこし早めのお昼は同じ建物のカフェ・ドゥ・マゴで。象徴派展記念のベルギー料理、ビーフのビール煮込みのランチをいただきました。

　ほんとはその後は上野に行って博物館島展見ちゃおうか？　と思っていたのだけど、昨日もがんばったしなんだかいいよね･･････と、デパートなどをだらだら。ｔ子さんはちょっと早めにお土産を買っておうちのほうに発送してしまったり。

　そしてチェックインも済んでないし、おやすみしたいからホテルに向かいました。ロイヤルパーク汐留タワー。日本テレビと並びの建物、一昨年のイベント後にｐさん・ｍしゃんとお茶をしたところです。ロビーのトホホ加減（なんといってもまんなかに意味不明の池もどきと階段があるのがいかん、すごく空間が狭くなっちゃう）はわかっていたけどこの週末はじつは一カ月前に探してもかなりホテルの選択肢がすくなく、とにかく楽しくおしゃべりできればいいやと決めたところでした。

　部屋は悪くないよ！　ｙちゃんも合流したからコーナーの広い部屋なおかげもあると思うけど。特筆すべきはパソコン・プリンタ（兼ファクスらしい）完備で利用料なしということです←しょせんオタクの集いだから。ベッドも寝心地よかったし、アメニティも充実していたし、部屋はわりと満足。でもトイレで座るとたかが五十センチくらいの前壁の壁紙の継ぎ目がばっちり目に入る、など、へんな手抜きがよくないなーと話し合いました。

　やすむどころかネットに興じて一時間ほど。もうでかける時間です。
　今日のメインイベントその２・超高級スペイン料理店探訪であります。

　コレド日本橋の別館として立つ、サン・パウSant Pauというお店です。超高級スペイン料理店として以前ナイナイのごちバトルでも紹介されました。これが気軽にいけるようなお値段ではなくて、一月に（調べてみたら二十六日でした）ワインバルに偵察に行き、スタッフに暖かく迎えていただいて［そのうち、まずはランチに来る］と約したのでありました。

　しかしランチといっても設定があるのが平日だけ。うーん、つらい。三時間かけてゆっくり食べていただきますというスタイルだそうだから、せっかく遠くから展覧会などのために来るｔ子さんをひっぱっいくのもなあ、と思ったけど、提案してみてよかったー。おたがいにとって自腹最高額更新になるね、と言いながら六時の開店にあわせて行きました。当然ながら？　一番乗りであります。

　サロンはおおまかに分けて二室。どちらもまんなかには白いカラーが活けられた花瓶そして通路と給仕用スペース。わたしたちは二室目の入って右手すぐの窓際の席に案内されました。四角いテーブルに角をはさんで座る形で、外の景色が見えます。あんまりあからさまな表現を使わないように一応注意しながら、前日に引き続き［公衆電話ボックスに追い詰められていかがわしいことをされてしまう緋の眼ちゃん］について語るにはいい角度。だってほかのお客さんに向かいあうことがないからね。





　せっかくだからデグスタシオンメニュー（季節の素材をいかしたコース）をいただくことに。これがなかなか楽しいです。何皿にも分けた前菜やチーズ盛り合わせ、デザートプレートにはイラスト入り解説もあって眺めたり味を予想したりするのも愉快。写真はデグスタシオンメニュー（ひとりひとりにくれました）、折り込んであるのが前菜ミクロメニュー＆デザートのミクロメニュー、長いのがチーズ盛り合わせとつけあわせの案内です。上に置いたのは、コースとは別に頼んだ「子供の味と大人の味のコンビネーション　：　GUSTOS JUNIOR Y GUSTOS SENIOR
�〔晏�、コカコーラ、ココナッツ
�▲丱淵覆肇泪好拭璽匹離▲ぅ垢膿�べる蒸留酒各種」のうち［食べる蒸留酒］ゼリー（すごい濃厚）の味解説です。




　カタルーニャにある本店はミシュラン二つ星の有名レストランということですが、二月のマドリッドでのしょっぱさにちょっと懲りてたので心配だったけどおいしかったです。もちろん全体として塩が強めで、なかでも一皿、かなり濃くてつらいものはあったけど、楽しい時間だったし面白かったし驚いたし（なにより連れがよかったし）満足。すぐにとは言えないけど、一年後くらいにまた来たいねと話しました。

　最初にテーブルに案内してくれたスタッフはやはり一月にお話したひとで、あちらもわたしのことを覚えていてくれたようで終わりごろにはスペイン人スタッフがやってきたり（「みんながすごくいいって言うから今度の休みにシェフ（本店から派遣されてきたスペイン人女性）も一緒に行ってみる」というから、けっこう混んでることとかメキシコ館もいいよとか話しました）、食事が終わってレジに案内してくれたサービススタッフともしばらく立ち話しました。やはり塩味がきつい、という意見はよく出るけれど、本店と同じにしているのでこのままがんばる。という話とか、本店シェフがゴールデンウィークに来日したときに急に思いついて万博に行ったけどそんな急だったから新幹線では立っていったとかいろいろ。

　食前酒のカバを含めて三杯飲んだこともあってもうダメ〜だったので帰りはタクシーでホテルまで。お泊まりだけ合流するｙちゃんは残業後やっと来ていて、三人で楽しくおしゃべり。わたしは比較的早く寝てしまいましたがふたりは業種が近いのでそんな話にも花を咲かせた模様です。

　ああ、充実した一日でした。
　緋の眼ちゃんがわるいおにいさんに連れていかれるレストランとしてサン・パウをイメージしようと思いました。たぶん出てこないんだけど。


2005年05月20日(金) ■
散財しました。

　ピアノマンもさることながら（今朝のワイドショウでは、『ラヴェンダーの咲く庭で』の配給もとのひとが「絶対やらせなんかしてません！　似すぎているってこのニュースをきいてみんな騒然としたくらいです」と答えていたな）、どんどん東京を北上中のお猿がいるそうですね。こんどニュース見かけたら気をつけてみますだ。

　ｔ子さんとの待ち合わせは恵比寿駅。今回はもう思いっきりエンゲル係数高いのです、でもこのあいだスローフード協会会長・カルロ・ぺルトリーニがインタビュー記事で
「人類史上、特に先進国において、食費の割合が（家計の全支出に対して）こんな低い時代はないのだ。だいたい今晩口にするプロシュート（生ハム）は瞬く間に私自身となるが、今朝からはいているアルマーニのパンツは、いつまでたっても私の外側にしかいない」
って言ってたのに膝を打ったからいいことにしようと思います。でも全部血肉になられたらものすごく困るのだが。

　ついでにこのおかた、
「環境に関心のないグルメは愚か者だが、かといって、食に関心のないエコロジストはといえば、それはただ退屈なだけなのだよ」
というすてきなセリフも残しています。
　もう一発。スローフード協会の前身はイタリアの共産党系団体アルチ・ゴーラというのだそうですが、その会報第一号は
「左翼だって美食がしたい」
というものだったというから筋金いりです。

　ｔ子さんは今朝早くおうちを出て東京について、まずは上野でラトゥール展を見てきました。やっぱり真作のすくなさにはちょっとがっかりしたようですが、「いかさま師」は気に入ってグッズセットもゲット。そしてのんびり待ち合わせ場所に来てくれたのです。

　今日のごはんはｔ子さんのリクエストでフレンチ、その後ふたりでいろいろ考えてモナリザに行ってみることにしました。恵比寿が本店、それから丸ビルにも出店しています。せっかくだからルーツの地のほう、しかも一軒家なのかなという紹介だったほうに。時間が遅めで平日なので予約なしで行ってみました。

　さすがにお客はほぼひけていて、あと五卓くらいかな、埋まっていたの。店内はそれほど広くはありません。満席になったらちょっときつい感じもするくらいかも。採光のいいガラス窓脇の席に案内されました。すぐその先が外、というのではなく、たぶんウェイティングスペースに使う細長い場所があってそこから外がすこし見えます。なんとーその植え込みににゃんこ発見！　白に鯖模様くんです。なにを見ているのか、しばらく植え込みをじっと見つめ、それからおもむろにのびをして優雅に離脱です。スタッフに聞いたらよくくる子だとか。そして、ほかにも何匹もいるとか。すぐそこに恵比寿神社もあるし、通りは決して広くないし、飲食店が密集しているし、猫には優しい土地柄なんではないかな。

　さて、時間もそれほどないことですしビジネスランチというのにしてみました。前菜・魚または肉・デザートのプリフィクスです。ｔ子さんがちゃんとクーポン印刷してきてくれたのでシャンパンカクテルをいただき、それから各自グラスワインをとってのんびりいただきました。わたしはカリフォルニアのObsessionというのを飲みましたよ！　Obsession･･････ふふふ、強迫観念／妄執という意味であります。つまり名前にひかれました。さっぱりしてて飲みやすい一杯でした。

　モナリザのサイトトップには春の味覚・ホワイトアスパラガスが載ってたなあと思って一皿目はアスパラガスのブランマンジェ仕立て。そしてメインはホロホロ鳥のローストにしました。t子さんはランゴスティーヌ（手長エビ）と真鯛だっけ？　そしてデザートは当然のごとく盛り合わせを頼んだのですが、ちゃんとふたりの分を違えてもってきてくれて、おまけのシャーベットも都合四つ味わえて、楽しかったです。もちろんどれもおいしく、スタッフも適度にフレンドリーで、食器はみんなモナリザオリジナルで（シェフがデザインしたそうです、ティーカップの形はやっぱりフランスのメーカーでよく見る形。アヴィランドとか）、アミューズとか最後のプティフールとかサービスのハーブティとか、ゆったりとおいしく味わえました。満足。しかし安いとは思っていなかったけど（お酒も追加したし）、ビジネスランチの値段とだいぶ違っていたのはどうしてかその細部はちゃんとチェックしておりませぬ。明日にでも見よう。

　話題は共通の友人のこととか、本の話、映画の話などです。わたしはそれこそ『ピアノマン』の話とかもしちゃった。ｔ子さんは『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』を最近見てすごく楽しかったそうです。あとは最近できた美術館に観光ついでに行きたいねーとか。地底美術館とか長崎の美術館とか金沢二十一世紀美術館とか。いつになるかというと、それはまったくわからないのですが。

　その後はデパートに行ってまずは時計を見て歩きました。
　好きなのあったなあ。でもちょっと、値段的におりあいがつかなかったり色は好きだけどフェイスが大きすぎたりちいさすぎたり。いろいろ。ふつうひとりではそんなにブランド店に入ることはないのだけどふたりだからどんどん見ました。ほとんどの店は礼儀正しくにこやかに接客してくれましたが、カルティエだけはあいさつひとつできないというのはダメじゃん。

　そして久しぶりに指輪を買ってしまいました。四年以上前にスペインではじめて見かけていいなあと思って、なんとなく探していた緑の石、ツァボライト。ガーネットの一種です。ああーボーナス一括。まあでもいいか、仕事がんばろうべつに出来高制じゃないけど。

　それからいっしょに展覧会をひとつ見て（金曜日は閉館が遅いからお得）、軽く食事して「また明日」。最後歩きながら萌えポイントについて語ってみたり。けっこう鬼畜も好きなｔ子さんとソフト調教みたいのがいいなーというわたしと、絵に描いたようなダメダメコンビでしたでも楽しいのだよ。とりあえず、
「気持ちよくないとダメです！」
というところでうなずきあってひとまずお別れしたのでありました。


2005年05月19日(木) ■
明日はごはんと萌え話ｖ

　今日はちょっと空白。という感じです。
　ただ、忙しいときほどそういう気分になるんだよねーとかいいつつ、山田詠美『風味絶佳』を読んでしまいました。おもしろかった。同じように書けるはずはないけど、ヒントになる感覚とか描写の密度もあった。最後にコメントがついてて、ずっとあたためていた題材だけどきちんと書けるか技術があるか自信がなくて時間がかかった、書きはじめてからも（全部『文学界』に、三ヶ月に一回くらいのペースで発表されたそうです）しまったと思った、的なことが書いてあったけど、［よい］小説にはやはり技術が欠かせないなと思いました。かわいい装丁は、カバーを取ったあとも気がきいてるよ。

　そういえばこの作品集は［からだを使う仕事］に従事するひとびとの周辺や本人を描いているのだけど（ゴミ収集人、鳶職、ガソリンスタンド店員、焼き場の職員など）、高校生〜大学生くらいのときかな、半端に世界が見えてきたような気がしていたときには職人さんと結婚しようなどと思っていました。どうせわたしはずっと働くから「養って」くれなくてもいい、自分の手から生まれるものに誇りをもって働くひとと一緒になったら楽しいだろうとか。でもそういうひとってだいたいは妻も含めて家業にしているものだし、だいたいなんとなくの職業観でそんなこと考えてもなー。

　それからだいぶ月日が経ち、それとはだいぶちがう道に来ましたがこれはこれで楽しいです。

　昨日分の日記に「ピアノマン」と『ラヴェンダーの咲く庭で』について書きましたが、今日のワイドショウだとさすがにその類似点を指摘する意見も紹介されていました。手の込んだ宣伝？　なんて思いましたがえげれすでは去年公開されてるしねえ。

　拍手ありがとうございます（数日分の感謝）。
　クロロ愛サイトをお持ちだった（残念ながら閉鎖されましたが）ｔさんからいただいた通販のお手紙にちらちらとクロクラが描いてあってもう萌血です。えんぴつ描きでちょっと薄いの、サイトに載せることはできないだろうなあ･･････トライする前に許可をお願いしてみようかなあ。

　そして別のお友達とは、ケータイメールであやしいクロクラ話に花を咲かせる毎日です。
　ｍしゃんはそんなわたしに『おじゃるまる』見るように指令を送ってこられます。今日はなんとか六時すぎには帰宅できたからいそいでテレビの前に座り、教育テレビをつけましたがなんかおかしい。おじゃるまるにも忍者がでて来るのか･･････。と思いきや、『忍たま乱太郎』でした。わああん、おじゃるは十分番組だなんて聞いてません！　いそいで損しました！
　


2005年05月18日(水) ■
この愛、値千金

　会議は一応予定どおりに終わり、なんとかすべりこみでヤマハホールでの『ミリオンダラーベイビー』試写会に行ってきました。ｙちゃん誘ってくれてありがとう。このところの試写会ってかなり年配のかたもおいでなのですが、今回は同じ列に座った右も左もご年配二人連れで、そしてわたしたちも決して若くはないのでありました。

　評判になってる映画だしネタバレ的なことは書かないようにしますね。
　というか、あの宣伝文句だけですでに本質的ネタはわかってしまうと思うのだけど、「うまいなあ」という印象でした。もちろん泣ける部分はあるし、胸を熱くさせる展開もある。最初は棒切れみたいに突ったってただサンドバッグを腕だけでなぐってたマギー（ヒラリー・スワンク）がどんどん「ボクサー」になっていく、その過程はすごいと思ったし、いつぞや誰かが新聞に書いてたことだと思うけど［ひどい］ひとびとを描くのがうまいというのもほんとうだなあ。そしてイーストウッドは音楽（・作曲）もやってしまうのですね、すごいおんじです。娘に見捨てられてからン十年、毎日欠かさず近くの教会のミサに通い牧師にいろいろ根源的な質問をして（「三位一体とは？」とか）はっきりいって煙たがられてるんだけど、そのへんの使い方とかうまい。そしてヤマハホールはさすがに音楽ホール、遠くでドアが開く効果音などほんとうに耳のうしろから聞こえてどっきりするほどでした。

　映画といえばえげれすで評判になっているという通称「ピアノマン」君。記憶喪失でくちもきかないけどピアノをすさまじい勢いで弾く。その正体は？
　というの、この数日テレビなどで報道されていますが、あまりにも映画『ラヴェンダーの咲く庭で』に似ててなんか変？　って感じ。楽器は映画ではヴァイオリンなんですが。

　映画のあとはちょっとおなかに入れる？　とか言いつつちゃっかりピザとスパゲティなんか食べて案外長話してしまいました。帰宅はほぼ午前様。すぐ寝てしまいました〜。


2005年05月17日(火) ■
はじまりはじまり

　白昼ちょっとえっちネタ（といっても赤裸々表現はないですが）に拍手ありがとうございます。毎日するとからだがもたないのでおあずけくらわし、週一回というか週一日くらい覚悟を決めて相手してやるみたいです。

　明日は『ミリオンダラーベイビー』だし金曜日は半休でｔ子さんと合流→怒濤の週末。なので、一生懸命先取りで仕事しております。懸命になるあまりｍしゃんから見なさいとめいれいされていたおじゃる丸も忘れてしまいました。『プロジェクトＸ』だって横目で眺める程度です。

　レオクラ館、おかげさまでもうじき二周年です。なにか企画ないかなー。カウントダウンレオクラチャットでもするか？　でもそれだとわたしたちだけが楽しいというおそれがありますね。とりあえず「クルタ語講座＠ベッド」レオクラ編はこっちにとっておこうかと思ったりもしたのですがレオクラ館は全年齢向きでした。いや、あからさまな描写じゃなければいいのか。

　こうしているうちに日付が変わりました。
　水曜日〜日曜日はジェットコースターのように過ぎていく予定。
　試写会、展覧会（すくなくともふたつ）、ふんぱつごはん、そしてなによりともだちとのおしゃべりですね！


2005年05月16日(月) ■
ネタ＆ルーヴル

　新刊"A Vision of Love"について9Sさんサイトで４さんがイラスト（師匠もありっ）三枚入りでコメントしてくださっています。ありがたやありがたや〜。その節はほんとうにお世話になりました。このご恩はどうにかして･･････！

　昨日は家にいて、だいたいパソコンに向かっておりました。今日でかけることになっていたし仕事を先取りとか。そして一昨日ちょーかんさんにいただいたネタに手をいれて日記にアップ。拍手（＆コメント）くださったかたがたありがとうございました！

　同じテーマの小ネタを何人か違う相手で連作、というのやってみたいなーと思っていて、これならできるかなそして拍手にランダムで出るとか。なんて考えました。
　レオクラ−すんごいラブラブinベッド
　ヒソクラ−えっちな拷問
　師クラ−中年虐待
というコンセプト？　でわりとすんなり浮かんだのですが問題点が。

１）拍手は５パターンである。ひとつ足りない。
　とｍしゃんに報告したら「ノスクラでびゅう！」と書いてくださいましたがノスにクルタことばを知られたらいやじゃないですか。どうしてもというなら特別ゲスト赤木かにゃという感じでｍしゃんに書いていただくのはどうでしょうか。というのはソッコー却下されたんだけど、ジョーカーとして「ここでしか見れない！　もじゃクロロらゔりーバージョン」だったらどうかね。
２）レオクラは事後なんだけどまあラブラブだしそんなにあからさまにしないからいいとしても、ヒソクラって（ちゃんと考えてないけど）えすえむみたいです･･････。裏行きじゃないのさ。
３）小説サイトである以上「お礼」も小説がふつうかなあと思ったりするのですが、「押さないと読めない」って来てくださるかたにとっては感じわるかったりするのでしょうか。

　昨日はネット書店から本もいろいろ届きました。このごろ造形芸術（とくに絵）について体系的に読んでみようかなあと思っていて、そんなつもりで固めて注文したもの。
　塚原史『記号と反抗−二十世紀文化論のために』、スタンゴス『20世紀美術−フォーヴィスムからコンセプチュアル・アートまで』、海野弘・小倉正史『現代美術−アール・ヌーヴォーからポストモダンまで』、多木浩二『進歩とカタストロフィ−モダニズム　夢の百年』、日向あき子『ポップ・マニエリスム』、ダンカン『アール・デコ』、池田浩士『歴史のなかの文学・芸術−参加の文化としてのファシズムを考える』＆『闇の文化史−モンタージュ1920年代』。ぺらぺら目を通しています。

　それから、久しぶりにカナちゃんを病院に連れて行きました。口内炎で毎日二回薬を飲ませて、あとはある程度の間隔で診察にというルーティーンなのですが、なんとなく食が細くなった気がして。雨が降るまえに往復できてよかった。動物病院のとなりのパン屋さん、行くと必ず買っていたのですが（もちろんケージは出口わきに置いて）なくなって駐車場になっていた。ときの流れとはいえ切ないことです。

　今日は以前家庭教師をしていた生徒さんと横浜まで足を伸ばしてひさしぶりに会いました。一カ月くらいの予定で帰国しているとのこと。現在ロスアンゼルス在住で何回も「来てください」と言ってくれたし、そのうちお世話になるかも。お互いの仕事の話、猫（実家にいる三毛の「きなこ」ちゃん）の話、おひるごはんの話、旅行のこと、これから彼女が合衆国から来る友人を案内して行く京都についてどこがいいかな？　など、話は尽きませんでした。

　突然行っても見ることができない（外国からの旅行者がいる場合はちょっと違うと聞いたこともある気がしますが）京都御所・桂離宮・修学院離宮のどこかに行けたら思い出深いかもと思い、食後は書店に行ってガイドブックをチェック。以前は往復はがきでしか受け付けてくれなかったと記憶していますが今はネットでもＯＫなんですね。訪問希望日の四日前までに手続きすれば、空きがあれば受け付けてもらえるそうです。今度京都に行くときには仙洞御所か苔寺を申し込んでみようかな。

　ここではスペイン語の初心者用参考書と（いいのはないかと聞かれたので）、山田詠美『風味絶佳』（キャラメル箱みたいな装丁かわいい）、世界史ブックレットの『タバコが語る世界史』、ミステリー＆ファンタジーツアー『マヤ＆アステカ』を買いました。あ、ジャンプは朝ちょっとでかけて買いました。キルアの戦闘一段落。「ユート」はとうとう最後（ジャガーさんをのぞく）になってる、ダメなのかなあ。

　書店で別れ、すこしランドマークプラザをぶらぶらしてからやっぱり行っておこうと横浜美術館へ。ルーヴル展です。今日はすいているということでしたが人気のある絵にはやっぱりひとだかりが。イヤホンガイド500円を借りて聴きながらまわりました。そんなこんなで印象や勉強メモなどをだらだら書きつらねて（←備忘録）今日はおやすみなさいー。

・今回のスターはやっぱりアングル（古典派）かな。最初に代表作の「泉」。発表時に大評判だったそうな。「スフィンクスの謎を解くオイディプス」。　それから今回の目玉扱いの「トルコ風呂」。ちゃんと見ると四角から円形（トンダ）に直したときの付け足し部分の境界とかはっきりわかるなあ。

・ジェリコー（ロマン派）は三十代で早世、なんたって「メデューズ号の筏」だしとにかく女性を描かなかった画家、というのをつい最近読んだばっかりだったのだけど男性の肖像は別だった。いわゆる肖像がも来てたけど、晩年（といってもつまり三十代なわけだな）みずからも神経を病み入院したこともあって［狂気に陥った無名人］をよく描いたそうだ。「賭博偏執狂」が印象的。

・ドラクロワ（ロマン派の発展）は大作はあんまりないか･･････と思ったらすごく大きな「母虎と戯れる子虎」があった。はじめて見たような気がする（やっぱり「民衆を導く自由の女神」とか「サルダナパールの死」のイメージが強くて）。ロマン派は身近な動物として馬（ジェリコー）、そして荒々しいエネルギーやときには達人の筆遣いを見せつけるために猛獣を好んでとりあげたそうだ（ドラクロワ、バリー）。子虎といってももうかなりおっきくて、うっかり力入れてママを大猫パンチしてしまいそうな感じだった。

・オリエンタリズムは1798年のナポレオンによるエジプト侵攻から。以後好まれた題材としてはオダリスク（絢爛たる色彩実験と官能）、そして闘争や暴力的シーン（ダイナミズム）など。

・風景画は19世紀なかばから。それまではあくまでも人物の背景だった。わたしはあんまり風景画には関心なくて、今回のも流す感じにしてしまった。

・ドラローシュの「若き殉教の娘」が来ていた。水に浮かぶ、ディオクレティアヌス帝時代の殉教者（服はフツーだからタイトルとか説明ないとわからないなあ）。頭のうえにかぼそい光輪。1855年作、当時はオフィーリアなど「水面に浮く若い女性」という画題が流行。

・いいなと思ったの。アリ・シェフール（1775-1858）「聖アウグスティヌスとその母、聖女モニカ」（ひくい海岸線の青、そのうえにひろがるブルーグレイの空、斜めうえを見上げる聖人母子。ここではないものを見つめるまなざし）。ルイ＝レオポール・ボワイ「にわか雨」（家族の表情がいろいろで。こどもかわいい）

・用語。
　エスキース：油絵習作
　オダリスク：ハーレムの女

・ところでフランソワ＝エドゥアール・ピコ「プシュケとアモル」のオーディオ解説が間違ってたぞ。姿を見せない夫の顔を見てみろ、怪物だったらどうする？　とプシュケをそそのかしたのはアモルの姉たちじゃないです（そんなのおかしいじゃん）プシュケの姉たちです。

・来年横浜美術館で長谷川潔展があるらしい。楽しみ。
・横浜映画祭で『ルパン』やる！　前売り全席指定というのチェックしてみようか。


2005年05月15日(日) ■
あまい（＆バカ）ですから注意。はげましお笑いお待ちしております。

「ねえクラピカ。クラピカ？　くーらーぴーかー」
　これでもう何度目だ。さすがに読書に没頭しつづけることもできず、しかたなく本から目を離し続きをうながした。
「質問があるんだけど」
　クロロはすこし背をまるめて、暗色の目をきらめかせながらクラピカの顔をのぞきこんでいる。
「夕食のことなら好きにしろ」
「そうじゃなくて」
　それって意地悪？　と言われて、そうした意図はないことを示すために本を閉じた。革製の栞をかるくはさんで。
「なんだ」
「×○○って、どういう意味？」
　クルタのことばだろうか。特殊な音もほぼ問題なく調音できている。だが二世紀前に話者が消滅した民族言語−キリ語−の可能性もある。ふたつめの母音の音価がわずかに違う（クルタ語のほうが喉寄りで調音する）だけで、外部の人間にとっては同じ語に聞こえるだろう。どちらにしても中心的な意味は同じだ。
「副詞だ。さらに多くという意味だが」
「もっと、ってことだよね？」
　たしかにそのように訳すこともできる。ああ、とみじかく答えてやった。
「えーと、♪∀、は？」
　ひとつめの語ほど正確な発音ではないが意味は取れる。やはりクルタ語の可能性は否定できない。キリ語の可能性も捨てきれない。
「否定の意志をあらわす副詞だ」
「じゃあ▲☆○××は？」
　今度は完璧だ。クルタ語に決まった。
「よい、という意味の形容、」
　はっ。
「貴様！」
　足技は膝頭で止められた。手首をとらえられ、手刀も無効に終わった。
「なんで怒るの？」男はクラピカのてのひらにくちびるを寄せ、しんから当惑したような顔をする。「すごく嬉しいのに」
　クラピカの膝したに腕を通し瞬時にすくいあげて、腰にまきつけさせた。そして抱きあげる。　
「照れ屋さん。どうしてそんなにかわいいんだろう」
「そんなことをぬかすのはおまえくらいだ」
　きつく睨まれても男はまるで悪びれない。腕の檻から逃れようとしているクラピカの抵抗も、柳に風と受け流す。扉一枚へだてた寝室へと足を進める。
　こうなったらこの男は止まらない。今晩あたりは相手をしなければならないと思い始めていたところだ、昼間でもしかたがない。
「おろせ」
　どうせ聞く耳はもたないと知りながら、力を抜いてつぶやいた。
「うん」素直な、と思ったときには寝台にそっとおろされていた。「抱きたい、ってどういうの？」


2005年05月14日(土) ■
あいのことばよ

　銀座でてんぷら、義妹の体調が悪くて中止になりました。ぐあいわるいときに油ものわざわざ食べにいくことないし。そういうわけで今日はうちでまったり、すこし仕事などして過ごしました。買ったけど積んでおいた伊坂の『ラッシュライフ』を読みはじめたり。そういえば『陽気なギャングが地球を回す』が映画になるんですね。そして昨日行った映画館にはきょーごくの『姑獲鳥の夏』のチラシもありました。七月封切りか。榎木津が阿部ちゃんなのはちょっと、違和感です。　

　このあいだ反転しておいたあに。の言い訳（ばーいｍしゃん）、変なタッチミスをしておりました。「はりさけそう」が「もりさけそう」･･････で、拍手でツッコミがはいっていたのでてっきりｍしゃんかと思ったのですが。わあー、でも［むくむく盛り上がってヅボンがはりさけそう］の略ということでお許しを（ここに限って文責はわたくし）。

　ａちょーかんと携帯萌えメール交換中です。おたがいにクロクラ火種を投げつけあうのでした。
　えっちのときにわけがわからなくなった陛下がクルタ語でうわごとを･･････というすごい萌えエピソードをいただきました！　ＯＫが出たのでそのうち使わせていただきたい。クロロはそのうち気づいて（自分もものすごく気持ちいいので余裕がない）
「なんて言ったの･･････？　っ、ああ･･････クラピカ？」
と聞いたりするのですが教えてはもらえず、後日ふつうのときに
「ねえ、○○ってどういう意味？」
ときいて陛下を超赤面＆狂暴化させるのです。

　やっとアンデス共同館がオープンし、万博のパビリオンが勢ぞろいしたそうです。ｐさんと行ってからほぼ三週間だもんね、いやーもうどうしようもないです。さすがにそれだけのために再訪は無理かなあ。


2005年05月13日(金) ■
愛よりはやく

　眠いけど元気です。拍手（メッセージも）ありがとうございます。そして純粋に感想と激励だけのお手紙（メールでなく、80円切手を貼ってくださったお手紙）と、まったく新規の読者さまで一気にたくさん通販申し込みのメールが一緒に届くというのも滅多にないことなので嬉しいです。

　朝、出勤前にお気に入りサイトさまをぐるりといたします。某所の新トップクロロ絵を見て、
「たしかに変な服だ」
としみじみ思いましたのことよ。それでオールバックなのがまたすごいよね。ヨークシンの気候はわかんないけどファー付ロングコートの下がはだかのバディ（腹筋割れてます☆）というのも不思議だよね。
　と、温故知新？　な幕開けでした。

　今日は仕事もうまくいき、なんとかなりそ！　というのであわただしく移動して見てきましたよ『バッド・エデュケーション』。アルモドバルの最新作です。スペインでは去年三月上旬公開（バルセローナでの封切りがちょうど列車爆破テロ当日だったそうです）。

　映画館は銀座のほうにしました。ホテル西洋と同じビル。有楽町から行くときってけっこう愚直にプランタン二軒のあいだを抜けて大通りにあたって直角に曲がって･･････ばっかりだったけどすこし裏道を行ってみました。いいなあ、銀座は隅まで味があるよ。

　本編上映前の予告が充実していました。見たいな〜と思ったものとか。
１）『ヴェラ・ドレイク』はやっぱりよさそう。このあいだ出したチケット当たるといいな。
２）ラテンダンスものって一定期間をあけてあるのね、夏には英語の映画だけど革命前のキューバの話が公開されるみたい。
３）韓国映画『スカーレット・レター』だっけかな、ヴェルディの『運命の力』を多用していました。ちょっとあざといんでは。
４）予告編のすべてのカットが美しく、目を離せない･･････と思ったのがアンゲロプロスの『エレニの旅』。監督自身の母をモデルにしているそうです。ああーもう上映してるよ･･････行く暇あるかな。
５）そしてそして！　ルパンが映画化！
　三世じゃないです、元祖ルパンが本家おフランスで映画化されていたのですね。こどものころポプラ社のルパンシリーズに熱狂したなあ、女嫌いのホームズよりも怪盗紳士で洒脱なルパンが好きでした。『八点鐘』とか『三十棺桶島』（怖かったな）とか『奇岩城』とか『バーネット探偵社』とか。もちろん美女とのロマンスもあるけど利発な少年イジドール君もかわいかった。見たいです。

　さて本編ですが。ああーアルモドバル！　でした。
　80年代のマドリッド（スペインは75年まで独裁政権下だったので、80年代が狂熱のポップ時代なのです）。新進気鋭の映画監督エンリケを訪ねてきた美青年（これが主演のガエル・ガルシア＝ベルナルね）は、エンリケの淡い初恋の相手・イグナシオを名乗った。
　ふたりは厳格な神父たちが管理する全寮制の男子校でのクラスメート。美少年で声も美しいイグナシオを見つめていたのはエンリケだけじゃなくて、文学の教師をつとめるマノロ神父もまた禁じられた恋に身を焦がしていた。そして引き裂かれる初恋･･････。

　そんなこども時代を下敷きにした小説を置いて行った「イグナシオ」。現在はアンヘルと名乗り劇団に所属、でもとにかく映画に出たい、この小説を新作に使ってくれればいい自分も出してほしいと主張します。
　初恋のイグナシオとは違う。そう感じながらも、アンヘルのあやしい魅力に惹きつけられるエンリケ。結局「オーディション」をすることになり、愛人として同居するようになったアンヘルに望みの役を与えて。

　いろいろと印象的なことはあったんだけど手短に。
・ガエルってやっぱりスィート、かわいこちゃんだなあ。お尻の毛も見てしまいました。ベッドシーンもあるんだけどうしろから突かれて枕に顔を当ててあえいで苦しげにしているのはあんまりかわいくなかったわ。
・劇中劇でのマノロ神父がよかった。イグナシオが「ムーン・リバー」をかぼそい声でひとり歌う、その伴奏としてギターを奏でながら。やがて校長に昇進し、そのお祝いにと歌うイグナシオに耳を傾けながら。痛みすらも感じる飢え、餓えた視線で少年をただひたすらに見ている。そしてその感情が自制の鍵を撥ねのけてしまう日が来るのですが。

　で、とにかく急いで帰宅しました。
『タイガー＆ドラゴン』は見ました。その後NHKで93歳の工場の社長さんの話も見てしまった、すごいかたじゃったー。　

『のだめカンタービレ』12巻（本編は全部kissで読んでました。書き下ろし小ネタで裏軒が出てきた！）、『きせかえユカちゃん』７巻。


2005年05月12日(木) ■
いくらなんでもひどすぎます（と言いたくなったけどね）

　いいかげんにしてくれる？　
　みたいなことが仕事でありました。約束がまるで守られないというか。

　すこし早めに終わったので映画に行きたかったけど脱力して本屋さんだけ行って帰宅しました。書店でいろいろと本を眺めてて、いやあすばらしい装丁・表紙の本がいっぱいあるなあとうっとりしてすこし気分が落ち着きましてございます。ま、来週またくりかえしたらこちらとしても上機嫌で
「それではさようなら」
って言えばいいんだなーとか思ったりね。

　で買ったのは以前から気になっていた
『猫は犬より働いた』
という本と、ワーグナーのオペラのマンガ化・あずみ椋の『ニーベルンゲンの指輪』１（２にあたる分は以前買った）を。ほかに『私は猫ストーカー』という本も発見。振り向いた猫イラストにばっちりおちりが描かれてるところも気になる。

　拍手やメールをいただくとやっぱり嬉しいので（いつもありがとうございます）それも後押ししてくれました。

　しかしわたし的には伝説のネタ的ひどさだったのでｍしゃんにメールしたところ、
［「許して下さい･･････昨晩弟のピカがなかなか眠らせてくれなくて･･････」××はひざまずいて頬を染めました］
という弁護が。
［許しません］
と返信。すると夕食時にすごい弁護が来て吹き出してしまいました。裏的だから最後に反転して載せます、ああわたしはよい友をもった。

　そんな感じで気分も上向きました。
　映画の友ｙちゃんからは『ミリオンダラーベイビー』の試写会お誘いがあったし。
　来週はかなり忙しくなります。試写会、それから別の日には昔家庭教師をしていたもと生徒さんとじつに十年ぶりくらいの再会。現在合衆国に棲んでるんですがビザの関係で帰国してると昨日電話をくれたのです。それから週末はｔ子さんと美術館＆グルメ。

　仕事ももちろんあります。そんなわけでばたばたしそうですが、これで充電ということになったらいいなと思います。
　昨日買ったぴあムック・アートはすごく楽しい。まだぱら見状態なんですが。『バルーン・タウンの手鞠唄』は四分の三終わりました、ベッドで残りを読んで寝ようと思います。


　というわけでｍしゃん、きみ的には［汚い］クロロと共有でいいのですか？　なおぴんくメッセージを反転しておきます。好きさｍしゃん。引用ＯＫありがとね。

［「でっでもっ･･････通販で買っておいたオレの形そっくりのやつを自分で五回ためしてようやく大丈夫だと納得して昨日ピカの繊細で桜色でさそうようにしてオレを待ってる＊を小一時間かけてジェルやピカの精液でほぐしてからゆっくり入れてあげたらやっぱり
「痛い、クロロ･･････っ」
て大きな瞳に涙をいっぱいためて言ってあぁピカはやっぱりオレじゃなきゃだめなんだよねっと胸も股間はもりさけそうで夢中でピカの中に入ったらもうそこは楽園だったんです」
とクロロが言っています･･････］


2005年05月11日(水) ■
ベイビー、逃げるんだ

　クロクラエロースについての思索（おおげさ）は続いてるんだけど、やっぱり難しいなあ。外部の目があって描写。というのもいいかと思ったけど、この話では陛下は男でも女でもないことにしてるので、どう表現していいか決められない。
・かれ
・彼女
・恋人
・愛人
・そのひと
・腕のなかのひと
　など、みんなそれぞれ困るんだなあ〜と、ｍしゃんにケータイメールしたら
「では［ベイビー］で」
↓
［男はベイビーのひざがしらにそっと手を置き、左右に割りひらいた。
「ちゃんと見せて･･････ああ、いい匂い」
そしてくちびるを寄せた］
↑
やっぱり変です！！！

　今日は会議日でした。奇跡的に早く終わり、なんだか飲み会に流れていきそうなのをさとってさっさと帰路につきました。眠かったし、本を買う方がいいなあと思って。

　書店でぶらぶらして
　松尾由美『バルーン・タウンの手鞠唄』（半分読んだ。表題作とか、「幻の妊婦」とか、名作ミステリを意識した作りも楽しいよ）、文庫版『教科書で学んだ名詩』、野沢尚『龍時'02-'03』（日本初の本格的サッカー小説の続編、とのこと。舞台はスペインのリーガ・エスパニョーラ）、そしてこのあいだから欲しかった『こんなに面白い東京国立博物館』、ぴあムック『アートワンダーランド』を買いました。

　帰宅したらこのあいだネット古書店で頼んだ本が届いていました。
　送料を無料にするために母親にプレゼント用に買ったロマンス小説。聖千秋『すすきのみみずく』２−５巻（１を探さないと）、『そーだそーだあ！』１−４巻、エリザベス・ハンド『12モンキーズ』、そして勉強用に男性向けロリースっぽい小説を二冊･･････でもやっぱぱらぱら見たけどぴんとこなかったです。うむー。


2005年05月10日(火) ■
あたるかな

　昨日買ったCREA映画特集、ヤングユー、今日買ったKissの試写会関連の応募書類（おおげさ）を作りました。一部はさっき投函に行き、あとはまた明日。それから今回の本をおともだちに送ったりもしたのでかなり時間がかかってしまった〜。朝のうちは師クラすこしやろうと思って発掘しておいたんだけど、やっぱり時間切れになってしまいました。寝る前にちょっといじってみるか。

　拍手ありがとうございます。
　最後のも猫のミイラです。すんごいぼやけてますがちゃんとキャプションにも「猫のミイラ」とあるのできっとそうなはず（あやふや）。隅っこの標本だなみたいなところに追いやられていたので、こんなかわいいものもっとちゃんと展示すればいいのに！　と思いました。そういえば名古屋にルーヴルの古代エジプト収蔵品が来ていると思うんですが猫ミイラとかは来ないかな。ちなみに後日発掘された30万体（一説によると）の猫ミイラ、ほとんどがイギリスに送られて、もったいないことに粉砕して畑の肥やしにされたそうです。あう･･････。

　書いてはいないけどクロクラエロースの妄想は続きます。
　少なければコピー本でいいじゃないかという話になり、そうだな手差しのできる金庫ー図でピンクの紙にでも〜とか考えたり。あっでもそうするとインクは黒のみか。カラープリンタならいいのにな、うちはレーザーにかえたときにモノクロ専用にしてしまいました。なんか、艶本とかにしたい気分らしいです←自分。いや、そこまでのものが書けるかが問題なんだけどな。　


2005年05月09日(月) ■
クロロとのシンクロ率高いですから

　クロクラ媚薬ものについて考えています。
１）クロロ視点、陛下の愛らしさ美しさ気持ちよさについて陶酔しまくっちゃう超絶オレ論理展開
２）陛下視点、かたくななところからほつれ乱れわれを忘れて蕩けていく展開
３）第三者というか外部の視点、どっちの様子もこころのままに描写
のどれにしようかなあとか考えています。とりあえず昨晩は寝るまえにクロロモノローグ調ですこしメモしました。

　けっこう長くなりそうなんだけど（媚薬をどうやって飲ませるかってところからはじまるから）ほんとうに書けるかな。書いたとしても得意の？　入ったよというところで終わりかもなあ。
　とりあえず、書けたとしても地下室格納になることは確定であります。それとも夏コミに当選したらゲリラ的にそれ［だけ］の小冊子を出すとか･･････。色変え紙変えでやってみたい気もする。セットものの最小ロットで限定二十五部とか。

　昨日わりあい仕事を進めておいたので、今日は午後に母親を誘って買い物に行きました。一日遅れの母の日。アンサンブルと黒ポロシャツを見立ててプレゼント。自分のものとしてもバッグはいくつか見たけどやっぱりこれはというのがなかったなあ。難しい。

　ジャンプ（ハンター休載。あんま読むところないよ、とりあえずネウロは楽しみ）、ヤングユー（読み切りとかわりと充実？）、CREAの映画特集号を買いました。『スターウォーズ』最終エピソードの試写会ご招待がどの雑誌にも出てたな、一応出しておこうかな。

　映画といえば『ふたつの塔』をやっと見終わりました。すこしずつ見てたし途中でほかのエアチェックなんかもあったので、いったい今までどのくらい見てこれからどのくらい残ってるかもわからない始末、という状態が続きました。さすがにさあ･･････と思って調べてみたらあと一時間になってたので、そこは一気に最後まで。面白かった。しかしやはり劇場で見るべきだったよね戦闘シーンとか。オーランド・ブルーム演じるエルフのレゴラスがｎやまさんの愛するヴィゴしゃま演じるアラゴルンにらぶらぶ光線発しててちょっとやましい気持ちに。

　ところで、こどものころ誰の影響か大好きだった『アストロ球団』（思えばここからジャンプのどれい生活がはじまったような）がドラマ化されるときいてびっくり！　テレビ朝日の深夜枠だそうです。さっそく検索してみたけどまだサイトができたところって感じでスタッフやキャストの発表もまだ。でもメニューの字なんかが泥臭くていいかもなあ。


2005年05月08日(日) ■
おうちで充電

　お開きは六時半でした。はあー楽しかった。しかし婆ですので眠りを回復せねばなりませぬ、というわけで午後になるまではだいたい寝てました。
　午後はテレビを流しながら（『徹子の部屋』三十周年記念番組とか）仕事をしたり、またベッドに戻ったりでした。

　夕食後はいつものように『名探偵ポアロとミス・マープル』。アニメそのものはてきとうに流してるって感じで、最後のコーナーのイギリス紀行に興味があります。今回はクリスティの二度目の夫・マックス・マローワンつながりでした。マックスはメソポタミアを研究する考古学者だったのは知ってたけど、ニムルド遺跡の発掘の功績をたたえられナイトの称号をえたとか。ニムロドNimrod！　といったらルーヴルで見たすんごいメソポタミア神殿のあったところかな。でもどうしてフランスにいっちゃったんでしょう。いくつもあったのかな、神殿（ネットで見てみたけどすぐにはわからなかった）。

　そう、ルーヴルといえば「猫」の拍手画像にコメントをいただきました。展示の性格上、光が足りない写真が多かったのでちょっと苦労したから、余計嬉しかったです。ありがとうございます。もちろん、無言でぽちりと押していただいたかたにもｖ

　続いて『新日曜美術館』でラリックをとりあげるというので、行こうと思ってるアール・デコ展とのからみかな？　と見ることにしました。
　考えていたのとは違って、箱根仙石原に今年三月十九日オープンしたという箱根ラリック美術館への訪問を中心に、あくまでもラリック特集でした。

　いいな、行ってみたいな。ラリックといったらガラスの香水瓶、自動車のマスコット、そして花瓶とかせいぜいペンダントのイメージだったのですが、もちろんそれだけにおさまらないさまざまな作品が紹介されました。箱根ではエントランスホールとか雀の間のような、装飾工芸とインテリアを合体させたものに興味があります。また、特別展示「ル・トラン」では二カ月かけて運んできたオリエント急行の食堂車内での説明とコーヒー＆ケーキが楽しめるそうです。当日予約、定員は一回につき二十四名。
　こっちなら日帰りも無理じゃないなと調べてみましたが、こうしてテレビでも紹介されたものしばらくは混雑するだろうな。秋くらいにでも行ってみるか。
　
　そしてよそでの取材では、ジャージー島にあるイギリス国教会の教会装飾がすばらしいと思いました。光を集めた花が群れたつような、そびえたつ三メートルのガラス製の十字架。

　最後の十五分はアートインフォメーション。
　そこで新しく開館した長崎県立美術館を紹介していました。日本の美術館ではじめてマドリッドのプラド美術館と姉妹提携を結んでいるとか。第二次世界大戦中にスペイン大使になっていた須磨氏が遺贈した作品群を基本として、「よみがえる須磨コレクション〜スペイン美術の500年」というのを開催中だそうです。そういえば金曜日に行った上野の西洋美術館にあるエル・グレコ、長崎に貸し出し中って書いてあった！　巡回はしないみたい。残念。その後も今年の予定として「スペイン美術の現在」とか「エドゥアルド・チリーダ展」がある。ベルギー象徴派も巡回するのね。

　てれてれ雑誌や本も眺めました。弟から帰ってきたCREAのフィレンツェ特集とか、Casa Brutusとか。久しぶりにハーレクインロマンスを読みました。叔母→母経由で来たもの。スペインものと思って見たのですが、舞台はロンドンでした。男性がスペイン出身の大富豪というだけで。

　母の日ですが、昨日も食事に行ったし今週末に銀座にでかけようということにしてるので今日は特別なことはしませんでした。


2005年05月07日(土) ■
お待ちしております（８日に追記）。

　てれてれ起きだし、メールなど書いてから昨日の日記を書きました。
　これから昼食だけど、そのあとは昼寝して夜に備えようと思います。さすがにずっとは寝ないけど。あとはすこし仕事。

　十時からいつもの場所にてお待ちしております。
　しばらくは参加しなくてもログのみ読めるようにしておきますが、えっちな方向に暴走しはじめたりしたら「参加しないと読めない」にするかも。
　HNは二文字以上でないと入れないのでお気をつけください。
　では〜。

・・・・・

　チャットのために英気を養おうと思っていたところに弟から電話。夫婦で青山のアクセサリー店に来てるけど誕生日プレゼントになにか買う、なにがいい？ というものでした。シンプルなホワイトゴールドのピアスを頼みました。
　で、そのプレゼントを渡しがてらうちで食事することに決めた。とかまた電話してくるじゃありませんか！　いやー、そんなの突然決めないで。せめて外食にしてくれい、とお願いして、車で十五分くらいのやすいおそば屋さんに行きました。で送ってくれがてらやっぱりよってった。コーヒー出せってことでした。そのままネットでイタリアのホテル検索などやらされ、十時からチャットなのに〜とちょっとはらはらしておりました。なんとか帰っていったのが九時四十分くらい。
　ピアスはいい感じだったけど（ありがとうなのだよー）、さっそくつけてみたら左が（というか、片方が）とってもはめにくい。どうしてかな？　と思ったら、最初からゆがんでました。これだからいたりゃーものは･･････。

　チャットは十時から。
　しばらくぶりに小説同盟の五人が揃い、ほかのかたも来てくださってとても楽しく過ごしました。
　サイト開設準備中のかたの相談に乗ったり（といっても画像加工とかについてだったので、参加した絵描きさんに指南をお願いしたり）、なんとー小僧さんズ歓喜の舞ですクロクラでショタース（ショタでエロース、の略）で媚薬でことば責めをプレゼントしていただけることになったり、いろんな出会いもあってこれってチャットの醍醐味だよねーと思ったりでした。参加してくださったみなさま、ありがとうございました！

　なんと解散は六時。今頃って四時台に夜明けなんですね。


2005年05月06日(金) ■
発情期とラトゥール

　そういえば昨日はゴンの誕生日だったなあ、と思いながら支度して出勤しました。
　去年はだらだらしながらもゴン→クラピカ書いたけど、あの話の続きが万一あるとしたら
［クラピカについていくことはなんとか成功したけど、まだ想いを伝えるにはいたってない］
って感じかなあとか。

　しかし書くかというとたぶんそうじゃなくて、そういえば同人誌原稿に入るまえに考えていた師クラやらなきゃー、というのが出勤時の妄想。
　発情したクラピカさん（ｎやまさん、性教育まともなの受けてなくてしかも発情期があるってのいいですよ！　都合も（笑）いいですよ！）に
［あたたかい、やわらかい、やさしい女を与えてやろう］
と一度は思う師匠だけど結局は。
　という方向になりそうだなあと思ったり。
　
　クルタの種を世界中に蒔いて、コレクターの手なんかおよばないところほどにしてしまえと（いやもちろんひとりじゃ無理だろうけど）言われたらどう反応するだろうなあ、とか。
　ついでに萩尾さんの『銀の三角』というマンガに出てきた、絶滅種最後のひとり（やっぱり発情期があるのだよ）が研究者に保護され交配のために籠もってるところとか思い出したり。
　さて、結局どんな話になるでしょうか。

　仕事がすこし早めにおわったので、金曜日だと美術館の閉館時間も遅めだしと上野まで足をのばしました。それでも疲れてたのでやっぱりふたつ見ることはできなくて、西洋美術館のラトゥール展と常設展（これはさっと歩いてお気に入りをまじめに見たくらい）、収蔵品のなかから版画作品ピックアップをするそうなのですがそれでマックス・クリンガー展を見ました。

　ジョルジュ・ド・ラトゥールは十七世紀ロレー ヌ公国（現在のフランス）の画家。さまざまな理由から現存する真作は世界中でたったの四十点だそうです。
　わたしにとっては「ダイヤのエースを持ついかさま師」と、「大工聖ヨセフ」の画家。いかさま師のほうは登場人物の衣類が豪奢に、とても豊かに描かれていたので、なんとなくそういう作風なのかなあと思っていました。ついでに最近まで、十九世紀の画家ファンタン・ラトゥールと名前がこんがらがってた画家（ナサケナイ）。冬にNHKでやったルーヴル特集でもとりあげられていたので、パリに行ったときルーヴルでも見てきました。

　詳しい紹介や今回の展覧会については、ネットで見つけたキュレーター高橋氏のインタビュー「ジョルジュ・ド・ラトゥール展を語る」（でヒットします）にあります。

　今回好きだなあと思ったのは「砂漠の洗礼者聖ヨハネ」と「書物のあるマグダラのマリア」です。どちらも夜の雰囲気。簡略化されたかのようななめらかなからだの線、それを照らすあわい光は光源がさだかではなくて。
　なにしろ真作が少ないのですが、できのよいコピーや同時代の似たモチーフ作を展示したりして、なるべくラトゥールの全貌を見せようという工夫がある展覧会でした。音声ガイドを借りてゆっくりまわりました。

　つぎは国立博物館の展覧会に行こうかとも思ったけど、常設展しばらく見ていなかったし、マックス・クリンガーに興味もあったのでそのまま西洋美術館を歩く。
　ひさしぶりに見るとおおー、いたりゃーの宗教画けっこうあるな。印象派とかが強いのはわかってたけど、わたしの好きなナビ派もあるな（ボナールもあって、動物はうさぎでありました）。ティエポロも二枚あって、やっぱりこの画家の空の水色、うかぶ靄の薔薇色、そして輪郭線の茶色が好きだなあ。そして常設入ってすぐはロダンだったけど、先週ｐさんと名古屋で見たのとそっくりな「じょうねつのあらし」的接吻像もあったよ。

　クリンガーは･･････表現主義？　ドイツ1857-1920。絵画、彫刻、版画みんな作りました。でも版画が一番評価が高いそうな。版画連作は14あり、西洋美術館にはそのうち11があるということで、今回はそのうち３シリーズ「イヴと未来」（これが一番好き）、「ある生涯」、「ある愛」を展示。
　入り口に拡大表示されていた「夢」＠［ある生涯］、道のまんなかに虎（けっこうかわいい）が立っている「第一の道」＠「イヴと未来」、楽園を追放されて荒野へ放たれるふたり、アダムがきっちりとイヴを肩にしょってるのが印象的な「アダム」＠「イヴと未来」が印象に残りました。

　それでさすがに疲れたので売店で買い物をして帰宅。
　版画といってもいろんな言い方があって、その違いがよくわからないので勉強用に『西洋版画の見方』、『巨匠に教わる絵画の技法〜画家の目と技でつづる美術史』、高山宏『テクスト世紀末』。
　それから今市子『五つの箱の物語』を駅の売店で。

　なんとか『タイガー＆ドラゴン』は見ておやすみなさいー、でした。　

・・・・・
ラトゥール覚書。
・最初に展示されていた「アルビの［キリストと十二使徒］」連作（実作がかかっていたのはごく少数、行方不明のためにスペースが空いてるだけの部分も。ただしこのうちの一枚「聖トマス」を西洋美術館が国内のコレクターから買い上げたことがこの展覧会実現のおおきな動機になった）、イスカリオテのユダのかわりにパウロが入ってた。
・火をおこす、とかたばこに火をつけるというモチーフ、当時好まれた。

・最初の部屋に作品があった［ヴィエル］は独自の構造によって機械化されたヴァイオリン。
（展覧会案内からの引用）「中世には理想的なハーモニーを奏でる楽器として、教会や上流階級の音楽会で演奏された。しかしその後、ドイツで托鉢修道士の楽器となり、14世紀にリズムを刻む機能が加えられると、市や祭り、農村の結婚式などで奏でられる民衆の楽器として浸透した。15世紀以降のフランスではもっぱら、「盲目の物乞いが哀れみをそそるために奏する楽器」と見なされ、16世紀の北方でも、ボスやブリューゲルが宗教的盲目への危機を諭す教訓的図像のなかで、盲人を表す記号として用いた。（中略）ヴィエルが再び宮廷音楽家の注目を浴びるようになったのは、17世紀後半のことである。その後、ヴィヴァルディ、モーツァルト、ハイドン、シューベルトなどがこの楽器のために作曲した。現在では、地方の伝統楽器、民俗音楽や古楽を奏でる楽器として僅かながら生産されている」
・（引用）「当時のカトリック教徒にとっての最大の関心事は、「最後の審判」の日に自らの魂が救われるかどうかということであった」
・巻き紐の産着（引用）「西洋では比較的最近まで実際に使われていた。みどり児はさまざまな大きさの柔らかな布と保湿用の毛織物で包まれ、その上から紐で固定される。西洋では子供の体が変形したまま成長することは非常に恐れられており、巻き紐はまだ柔らかいみどり児の体を保護し、四肢をまっすぐに整形するために使用された。」「紐の色にも象徴的な意味がある。（中略）「赤はペストやはしかなどの伝染病を予防すると信じられていた。また洗礼を受けるまでのあいだ、みどり児に悪霊が取り憑かないよう蝋燭を灯し、夜を徹して順番に見張りを続けるという古くからの習わしもあった」


2005年05月05日(木) ■
明日輝く？

　さすがに疲れがたまってたみたいです。変な夢を見たり（仕事をしてるのにそのままなぜか大学院に入学して焦ってたり、金剛力士かなんかの化身になって鬼をトンカチで←なさけない　成敗したり）して、起きてもいろいろだるくて昼寝いっぱいしました。ほんとうはなにか書きたかったのですが、明日の仕事の準備もたまっていてけっこう時間をとられたなー。

　そんななかで拍手いただいたり、しかも嬉しいコメントつきだとこう、ほんわかします。ありがとうございます！　メールもいただいて感激なのですがすみません、土曜日くらいにお返事します。
　さきほど、通販にての予約をしてくださったみなさまに送料などについてメールしました。勝手に推定していたのよりだいぶ重くてびっくり。どこで読みまちがえたんだろ。
　自分のパソコンの具合が悪いのにｍしゃんが同盟の本のページを更新してくれました、ありがと！

　昨日イベント会場から送った宅急便が早朝届きました。
　わたしはでれーんとしてたので家人に受け取ってもらったのですが、業者さんが帰ったあと玄関先でなんか笑い声が。
わたし「どうしたの？」
家人「［クラピカ小説同盟］だって･･････」ふたたびぷぷっ。
わたし「しょうがないじゃん！　わたしがつけたんじゃないんだよ！　みんながそうしろって･･････わたしだって荷物出すときとか恥ずかしいんだからー！」（いやホント）

　趣味については別に隠していないのですが、ノータッチだった内容についてもなんかこのごろ興味を覚えているようで困ります。昨日は何度も
「それで売れた？」
と聞かれました。わたしがいただいた差し入れをもぎゅもぎゅ食べてるだけで満足していただきたいものなのだよー。

　昨日のイベント便りを読むのが楽しみです。ｍしゃんのは爆笑してしまいました。いや、ほんとうにもじゃ変まんがはすばらしいよ！　大好きだよ！


2005年05月04日(水) ■
フルメンバーまいなす一（５日に追記）

　お台場にてイベントでした。
　お立ち寄りくださったかたがた、お買い上げくださったかたがたありがとうございました！　無事新刊も出ました。

　おおーさすがに眠い･･････イベントについては明日詳しく書こうと思います。
　とりあえずこっそり告知。５月７日（土）の22時からチャットをしようと思います。［わたしにクロクラエロースを投げつけてくれい］というのはいつものことですが、あとは流れのままにのんびりお話したいと思います。ちょっとでもおいでいただけたら幸いです。

　では、とりあえず今日はおやすみなさーい。
　拍手、押してくださったかたがたありがとうございます。

・・・・・・・（５日追記）
　さてまさに五月晴れでありました。ｍしゃん＆お友達のｊさんとは八時ちょい前に待ち合わせしていたのでかなり早起きし、でももちろん青汁とか朝ごはんとかちゃんとおなかに入れて出発しました。ゴールデンウィークまっただなかで電車はすいてたけど三つ目くらいから同じ匂い（ふふ）のおぜうさんたちが乗り込んできたり。大井町ではさすがに集団になってました。

　早くついたので駅ビルでサンドイッチ買ったり、外に出てみてJRの旅行代理店のパンフでアイルランド探したり（でもなんにもなかった）しつつ時間をつぶし。やはり乗り換えにおいでになったｕさんと出会ってちょっと立ち話したり。で、ｍしゃん＆ｊさんが予定通りあらわれて会場に向かいました。
　
　このごろは総一郎しゃん＠デスノートとかいろんなものに目移りしてるみたいです！　･･････とさみしくｍしゃんを観察していたのですが、なぜかりんかい線のなかで急に
「あにおととマックスハートというお話を考えました〜」
と語ってくださったり、途中の車内の吊り広告にマンガ雑誌の新連載で
「受付嬢の口説き方」
というのがあった！　と写真見せてくれたりしました。なんか嬉しくなりました。

　入場にもとくに問題なく、スペースに無事着きました。まだそんなに先客はいなくて、印刷所さんが届けておいてくれた新刊を開けておおーと思いました。
・表紙のインクの色がイメージしてたのとちょっと違った（見本は一センチ四方くらいの印刷だったからしょうがないけど）けど、明るくて悪くないや。
・裏表紙の猫ぬいぐるみよっこらせがちょっとよくわかんないかな？
・思ってたより重かった。ペーパーに推定で書いたより重そう。
・心配していたPDF入稿は大丈夫！　だったけど、９Ｓさんからいただいたアンケート回答を編集したページはわたしがうまく作れなくて右から左までびっちり詰まってしまい、なんか読みにくかった（わーーん、すみません）。
・（これはあとで見つけたけど）ウェブにさきにだしてたもので数字の置き換えミス（ウェブではアラビア数字だけど同人誌は漢数字にしています）、それから書き下ろしのおしまい近くにミスタッチを発見した･･････くううー。

　でもPDFはやっぱり便利だし、今度安価な（五千円くらい）Acrobatエレメンツが出たので買って、またトライしてみたいと思います。それから、せっかく持ってるからフォトショップをもうすこし使えるようになりたいですなー。一日講習会とかあったら行くんだけど。

　机を共有するのは今回もとってもお世話になった９Ｓさん。いつもの７さんはお仕事で来れないので、９さんとお友達がいらしてました。新刊待ってますよ！

　そして開場です。ハンターはやっぱりまったりペースですが、ああ〜すごいエロースですしかも後半収録作はとってもかわいいほのぼのですのｕさんのレオクラ新刊とか、ｅさんのキルア猫本とか、はじめてハンターでスペースとられたかたの元気のいいレオクラ本とか読めて嬉しかったです。クロクラ的にはｅさんのパソコンが早く直ってほしいなあと思うし、会いにきて（しかも差し入れまでいただいた〜）くださったｆさんのサイトも早くオープンしてほしいな！　と思うのでした。

　小説同盟フルメンバー揃うか？　でしたが、残念ながらｐさんはやっぱり間に合わず、でもｋ○しゃんが来てくれました。半年ぶりじゃん！
　ネットで見つけた
『奥様はもじゃー』
という本（ゲームジャンルだそうですが）を絶対買おうと決意して来たのに果たせなかったという話や、よく通るところに大人のおもちゃ屋ができてすごく興味をひかれている話や（しかし推定中学生なのできっとひとりじゃいれてもらえません）、もちろんショタショタ！　などを変わらぬぷるぷるで話してくれました。

　お友達やお客様もいろいろ会いにきてくださり、声をかけていただいたりなかには差し入れまでいただいて、また明日への夢と希望が妄想と欲望に変換されました。

　某所にても書かれていましたが、ｋ○しゃん・ｍしゃんの小僧さんズがまず黒い格好でふるふる動きつつ話してるうえに、ｍしゃんのおささなじみの仲良しさんｊさんまでもやっぱり黒くてぷるぷるなのでなんかすごかったです。

　イベント後はchさんも加えた小説同盟マイナス１、そしてｕさんとその売り子さんで大井町にいきました。遅いお昼を食べつついろいろお話、楽しかったです。

　夜はｐさん・７さんと電話してイベントのようすを報告したり。
　で、早く寝てしまいました。


2005年05月03日(火) ■
ぱっくんがっくり

　おまけ本、なかなか難航いたしてございます。
　全部うちで印刷することにしたのですが、
・まず相変わらずフォトショの画面合成（っていうのかね）がよくわからない。
・製本用に印刷していきたいのだけど（例：右側に第十ページ、左側に第五ページ）うまく設定できない。
　このへんは自分が悪いというか稚拙なんでまあ仕方ないのですが、
・買い置きの色上質紙を使ったら、次々と紙がプリンタにひっかかる。ああー十枚といわず無駄にしたよ･･････。

　とまあそんな感じです。
　でもなんとか夕方までには印刷が終わり、近くの店に差し入れ用お菓子を買いにいき、夕食前に製本しました。
　ｍしゃんからいただいたもじゃクロロマンガが巻末を飾るインパクトあふれる一冊！　これ（変まんが）がなければうちの［おまけ本］じゃないよという勢いです。予約してくださったみなさま、おともだちのみなさまお覚悟めされい。

　拍手ありがとうございます。
　愛・地球博は開幕以来今日が一番の人出だったそうですね。おすすめか？　と言われるとどうかなあ。近くだったら行ってみるといいかも。楽しかったけどそれってなんといってもｐさんと一緒で萌え話をしながら歩けたということなんじゃないかと思う。せっかく行ったんだから二日間通えばかなり満足いったと思うのですが時間切れ。しかしこれからまたお金と時間をかけて再度行くのはちょっと億劫です。

　テーマを［自然の叡智］としておきながら実際にはいろいろな建物やアトラクションを作っているわけで、それと自然との折り合いをどうつけるかというと安易なところは［うちの国にはこんなに豊かな自然がありますよ］という展示だけになってしまう。そして自然のすがたを競うと、ほんとうは細部はいろいろと違うはずなんだけどごく近くの国や地域だと似てみえてしまうんだなあ。

　明日の準備はまずまず整いました。
　出勤時間より早く家をでなければならないので、今日は早めにやすみます。


2005年05月02日(月) ■
はじめるとけっこうきりがない。

　昨晩はｐさんと長電話をして、しかしけっこう早めに寝てしまいました。今朝はまずクロゾのぶおーっという鳴き声に起こされまして、それなりに元気だったので七時前起床。せっかくゴールデンウィークに時間を作ってサイト来訪してくださってるかたにこの日記だけでは申し訳ないなーと思って、しかしながら新作を書く暇はないのでお蔵だしの作業をしました。去年のクルタ娘。２でｐさんと出した合同誌に載せたクロクラ夫婦＋娘ものです。わざと娘の名前はつけなかったのですが、今回万博などをネタにいろいろ考えしゃべってるうちにそれもあまりにも不自然だなーと思って現在は名前もあるんですが、それを登場させる機会はあるのかな。

　ついでにweb拍手の画像を差し替えました。今回はルーヴルの猫です。というか、エジプトの猫です。猫のミイラも入ってます。ぜんぜんグロくない、かわいいものなのですが、画像は順番に表示されるようにしてあるので恐れずにどうぞぽちっと押してください。ミイラは４と５であります。さっそく押してくださったかたがたありがとうございます。

　ちょこちょこ手直しなんかもしたので結局朝の二時間を更新関係で費やしてしまい、書き下ろしにかかったのは昼近くになりました。朝食のあと、昨晩録っておいた『ふたつの塔』も一時間くらい見ちゃったし。あぶないあぶない。せっかくなら字幕つきがよかったけどまあいいか。

　それから、ここ数日うんと昔のマンガを発掘してまたいろいろ読んでいます。山田ミネコの花ゆめコミックス時代にはケルトの薫りが色濃いなあ。アリスのシリーズなんかを固めて読みました。

　アリスといえば三月うさぎなんですが（山田さんのアリスはとりあえずこれとは別物)、ｕ田さんのところの半ズボンうさ耳ピヨさんと紳士レオリオさんが気になります。無事にスパコミで発行されたら十八禁本！　と書いてあってときめきます。すんごい楽しみです。

　そしてスパコミではとても久しぶりに小説同盟のメンバーが全員揃うかもしれません。Chさんは本サークルでの参加。同盟スペースにはｍしゃんとわたし。これはまあまあふつうのことなのですが、午後からｋ○しゃんとｐさんも顔を出せるかも･･････？　特にｋ○しゃんとは久しぶりなのでぜひ来てほしいものです。

　そんなこんなで書き下ろしを続けています。
　クロロとクラピカが愛の警句とか詩を暗唱しあってお互いに当てるというところを書いてるんですが、どんなのにしようかなーという選定からしていろんなところに落とし穴が。知らないひとが口にしたものだとそのひとについて調べてついでにいろいろ読んじゃったりするのだよ。しかしながら明日じゅうに作ってしまわんといかんので（当日製本とか、不器用なので無理です）それなりに見切りをつけます。ｍしゃん、ゲストにもじゃクロロ送ってね！　･･････はっ、現在パソコン故障中だからここも見れないかもしれないんじゃった。電話しよう。

　


2005年05月01日(日) ■
てれてれ

　K○しゃん復活！　サイトの改装もなさってました。ちび陛下と黒猫ちゃんがかわいいのだよー。そして絵日記のコスプレ陛下がりりしいのだよー。ぜひぜひみなさま、リンク２のｈ山ｋ○しゃんサイトへ。

　てれてれ書き下ろしを書いております。ふふふ、連休なのだよ！　で、明日には終われると思います。急げば今日でもいけそう。でもきっと急がないと思います。見たい(聴きたい)テレビもあるし。

　今日はのんびりしておりました。ピンポイント的にテレビを見ました。朝のうちに『メトロポリタン美術館』その四。ああーまた行きたいな。午後にはベルリン案内、面白そうだな行ってみたい。

それから家人が見ていたので天皇賞を。オーストラリアから遠征してきた馬の名前が［マカイビーディーバ］で［魔界］？　まさかーと思って調べたり。持ち主の会社にいる女性重役五名の名前から二文字ずつ取ってならべたのがMakyvi Divaになったそうです。そういうのと比べると、響きはへんてこだけど母がスプリングマンボ(ついでに言うとその父がキングマンボ)だからというほうがなんか、わかるね。父馬はわたしですら名前はきいたことのあるサンデーサイレンス、腹違いの兄がサイレンススズカ。スズカはここからなのかな。

　新聞に「大人の科学常識」チェックが載っていました。現在の日本では憂慮すべきほど正解率がひくいそうです。十一問あって、さっそくやってみたら八問正解。まあ合格かな、よかった。その後ヤフーニュースにもとりあげられていたのでurl書いておきます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050501-00000401-yom-soci

　なんとなくぐずぐずしていましたが、テーブルとれないと困るからサン・パウに電話しました。もちろんすんなり予約ＯＫ。切ろうとしたら
「青木（もち仮名）さま、ひとつだけお願いが･･････」
　それはドレスコード。一応サイトもチェックしてあって、そこには
［厳しいコードはございませんが、お食事中の帽子着用や男性の半ズボン、ランニングなどはお断りしております］と書かれてたのですが、今日言われたのは
［ジーンズ、Ｔシャツ、スニーカーでのおいではご遠慮ください］
ということでした。

　一緒に行くｔ子さんはいつもフェミニンなきれいな格好をしているので問題はわたしかな。といってもよほど暑くないとＴシャツなどは着ませんから、すこし気をつければいいと思います。逆におめかし（死語）服も持っていないんだけど。その日は朝から美術館めぐりをしようねと言ってるので歩きやすいパンプスってことだなー。
　カメラはいけませんとは言われなかったので、自分のところのごはんくらいは撮ってきたいと思います。そういえば盛装して行くところの代表みたいなものですね、高級レストランは。とはいうもののスペインなんかだと五つ星ホテルのメインダイニングでもけっこうくだけた格好をしてるひとがいたな。

　旅心アイルランド、調べてみました。九月下旬なら二十万円くらいで八日のツアー。でも毎日泊まる場所が違うなんていうのはもう婆だからたまらんので、飛行機＋送り迎え＋ホテルというのがないか見てみようと思います。オプショナルツアーでどっかに行けるやつ。ダブリンにはそんなに興味なくて、先日万博で見たハイクロスの本物があるようなところに行きたいなあ。

　そういえばアイルランドは文人はそれなりに思いつくけど（ジョイス、シェイマス・ヒーニー、ラフカディオ・ハーン、イェイツ、ベケット）画家や彫刻家はぜんぜん思い出せませんでした。調べてみたらフランシス・ベーコンがそうだった。そしてご本人の作品は今回はじめて意識して見ましたが、コナン−ドイルの叔父さんが有名な妖精画家だったそうです。

　ケルトには以前からいささか興味があるし、いつか行きたいなと思いながらいろいろ情報集めてみようと思います。