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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
MAIL

2004年12月31日(金) ■
来年もよろしくお願いします。

　今年もあと三時間ちょっとでおしまいです。一年間、ありがとうございました。
　さきほど、９Ｓさんが描いてくださったにせにうよーくのラブラブばかっぷるさん話の後編をアップしてきました。クロロンったらすかさず×××にキッスか！　と、みなさん萌えたり呆れたりしてくださいませｖ

　自分でもなんか書きたいなあ、と思いつつ、せっかくだから原作設定で･･････と考えはじめたのが運のつき。ふだんはクラピカ→クロロな９Ｓさんがわざわざクロロ→クラピカ的な話を書いてくださったので、わたしもクラピカ→クロロを考えよう。と思ったのでした。結局イメージがふたつに分裂して間に合いませんでした。でもせっかくだからふくらませていこうと思います。

　さっきProduction Noteにも書いてきたのですが、今年の二次創作的収穫。
・クロクラ−「あかりを消せ」
・レオクラ−個人誌発行（のために書き下ろした話など）
・それから、レオクラと似てるような気がして今までパラレルしか書かなかった師クラ、すこし自分のイメージができてきたような気がすること。
　そして、古いSpin Off入りの作品なんか読むとさすがに直したくなるなーと思って、一応進歩というか変化してるんだなあと感慨をいだきました。

　個人的には、厳密に自分のこととしては新しいプロジェクトも実行できることになったしまずまず。プロジェクト以外は例年以上に自由時間のある年だったのですっかり遊んでしまい、自分のための努力がちょっと足りなかったなあと思います。家族については六月にダブルパンチで心配事がもちあがったけど、両方ともわりあいうまく乗り切れたようです。猫たちも含め元気で年越しできそうで、なによりです。今年も母や弟たちも一緒に年越しです（カウントダウンチャットには「来年」になってから顔だしをしますｖ）。

　インプットもちゃんとしたいなあ、と思っていたので、十月からの映画ラッシュを楽しんでいます。ｍしゃんとはじめた英語再勉強へのいい刺激にもなるし。昨日は正月休みに見るために『ラブ・アクチュアリー』と『ウェルカム・ヘブン！』を借りてきました。
　旅行もちょこちょこしたけど、やっぱり二月のたびげいにんスペイン旅行と十二月の金比羅さん弾丸ツアーがとくに光っています。
　本はそれほど読まなかったかな。これも正月休み用に用意した『金比羅』が楽しみです。

　突然ですが二日深夜（三日に日付が変わるころとか）からクロクラで濃ゆいチャットをしたいと思います。妄想爆発と思いますのでロム不可にするかもしれません。アドレスなどは当日また。　

　来年もよろしくお願いいたします。


2004年12月30日(木) ■
明日はまた雪ですか

　しばらくゴミの収集がなくなるので一生懸命ゴミ出しをする。で開始した今日でした。でも自分のテリトリーにはあいかわらず本が至るところに積まれて、というかいいかげんにおいてあります。これはまた明日。
　それなりに年末年始への支度をしました。猫のトイレを洗ったり。

　先週借りたビデオの最後の一本、『スパニッシュ・アパートメント』を見ました。高級官僚を目指すパリ出身の大学院生グザヴィエが、ヨーロッパ諸国の交換留学制度「エラスムス」を通じてバルセローナに留学。バルセローナの下町で、国籍ごたまぜの学生たちがシェアしているアパートに入って過ごす一年間のできごとです。

　最初に思ったのが、
「うわーん、バルセローナじゃなくてマドリッド舞台ならいいのに！」
･･････そしたら、観光名所みたいなところばっかりじゃなくて、生活に根ざしたマドリッドが見れるよ！　と友人に教えてあげることもできるのになー。ということでした。邪道。

　でもカタルニャ特有の言語ナショナリズムなんかも描かれていたし、大都会でありながらすぐのところにビーチがある港町特有の開かれた、そして混沌とした雰囲気など、やっぱりバルセローナじゃないといけないのよねえ。と思いなおしました。　
　同居人たちのキャラも立ってたし、映画としても楽しかったです。パリの「秩序」がちょっと戯画化されてるのもほほえましい。

　夕方は弟が車をだしてくれたので、花屋やデパートに買い出しに行きました。なんとか一夜飾りもまぬがれた、よかった。そしてその後はカナちゃんごと病院に連れてってもらいました。ごはんはちゃんと食べてるし元気だけど、ちょっと口が出血してるので。もちろん今はドーピング注射のおかげで元気です。

　明日は雪らしいし、のんびり掃除でもしてあとはなにかお話を書けたらいいなーと思います。

　＊　　http://briefcase.yahoo.co.jp/aokikana_2003
に、西洋館のクリスマスフォルダを作りました。よろしかったら。


2004年12月29日(水) ■
これが今年の最後の話、にはならないと思うのですが

　起きてみたら雪でした。しかもどんどん大きくなる。
　昨晩のうちにChさんとは打ち合わせできていたし（ありがとう）、ここで風邪をひいたらいけないので、うちにいて原稿をやりました。コミケに参加されたみなさま、いかがでしたでしょうか。

　やったー、レオクラできた。クリスマスアンケート回答者さま用のページに、やっとひとつ中身ができました。よかった。レオリオが悪いやつなんだかヘタレなんだかよくわからない話になりました。イマエゴのほうには、たぶん六月くらいにリンクを貼ると思います。ひょっとして地下室行きのほうがいいかな。
　つぎは地上のクリスマス乙男さん話かと思います。

　たしか先月号までは最寄り駅のコンビニ（のうちのひとつ）にも入っていたのになあ･･････のflowers、昨日はダメだったので今日は家人に頼んでもすこし都会の駅書店で買ってきてもらいました。
　今回はファンタジックな描きおろし短篇を集めた付録がついてて、そのなかの田村由美の作品にでてきた猫（正確には違うんだけど）がかわいかったなあ。ビー玉みたいな目で。

　明日はお正月の支度をちゃんとしないと。一夜飾りとかはいけないものね。

　


2004年12月28日(火) ■
あやしい感じ

　今朝は横浜では初雪を観測されたとか。遠くないはずの我が家では、昼ごろには「えーウソ」って感じでした。外にでて窓のガラス拭きをしていた（つまり運動していた）からでしょうか。まあ、三時くらいになって日がかげると急激に冷えましたけれど。

　そして明日の予報もかなり怪しいです。雨？　雪？
　一緒にいこうよーと誘っていたｍしゃんはおうちでイモ焼きがあってそっちのミッションを選択してしまったし、天気によっては行かないかもしれません。もちろん、「やっぱり我慢できーん！」と出る可能性もあるけれど（というわけで私信。chさん電話のメッセージ＆メールチェックお願いします）。

　ガラス拭き＆換気扇掃除は遅い昼御飯の前に終わらせ、寒くなってきたあたりから『キル・ビル２』を見ました。たしかにこれはラブストーリーなんだなあ。
　締めくくりにはスペイン語で「マラゲーニャ・サレローサ」Malaguen~a salerosaが歌われていたけど、これも
「なんて美しい瞳」という歌いだしなんだなあと思うと、当然のごとく緋の眼のことなんか考えたわけです。

『魔法使いの娘』がよかったので那州雪絵の旧作をネット通販で頼んでみた、それが届きました。あんまりお勧めじゃない、とChさんが教えてくださったポーイズものじゃなくて、それより前、花ゆめの頃の。
『天使とダイヤモンド』文庫版と『嵐が原』。両方面白かった。
　それから一緒に届いたのが、Yoshii Lovinsonのアルバム"At the BLACK HOLE"とドリカムのベスト。やっぱり"TALI"いいなー。すっかり乙男さんモードになってうっとり聞いてしまいました。

　週一回のカウントダウン番組をてきとーに流してるだけなのであんまりわからないのですが、今年いいなと思った曲あるいは脳内リピートしちゃった曲、日本の歌編。
・Yoshii Lovinson "TALI"
・一青窈「ハナミズキ」(「きみの好きなひとと百年続きますように」というところがリピート)
・BUMP OF CHICKEN 「アルエ」
・Dreams Come True「やさしいキスをして」
・V6「サンダーバード」
　あとケツメイシもなんだか好きっぽいです。

　さあ、ちょっと原稿しよ。


2004年12月27日(月) ■
つかまえてごらんなさーい

とか、オートマティックに脳内変換しちゃうんだなあ。そして花や蝶舞い踊るなかをウフフとかアハハっておいかけっこ･･････。

　というわけで、借りてきた
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
を見ました。
　実在の大詐欺師に取材した、レオナルド・ディカプリオ主演もの。という情報程度しかなかったのですが、まずタイトルバックのおしゃれさにわくわく。家出した十六才（！）の少年にすぎないフランクが、当時きってのあこがれの職業・飛行機のパイロットに扮して世界を飛び回り･･････というところから始まる華麗なる変わり身。その次は医師、そして弁護士と、”かわる”ところをシルエットアニメ（というのかな）多用で見せていくのです。

　で、実際の内容は。けっこう面白かったけどちょっと冗長かな。もうすこしタイトにできると思う。でもまあ、年賀状の合間に見るぶんには満足です。
　年賀状も仕事のうち･･････とちょっとがんばって、絶対出そうパート２が終わりました。あとはぽちぽち書いていってもいいやと思い、髪を切る＆染めるにいってきました。

　大掃除はお風呂の仕上げと、昨日買ってきた転倒防止グッズをすこしだけつけてみたくらいです。

　昨日言っていたネタ、やっとパソコン入力をはじめました。とはいうもののそんなに長くはならないと思う。つぎもあるし。イマエゴのほうの更新もあるし。

　大晦日のハンターチャットへのリンクを貼りました。
　当日は家族サービスもあるから新年ちょうど！　のあたりには参加できそうもありませんが、なるべく顔を出したいなーと思います。わいわい楽しくという感じで。
　
　それからｈヂさんとしばらくぶりにメッセンジャーでお話して、
「あの絵日記はすごい」
という話になりました。どうもｈヂさん代理人はクロロらしいのですが、このごろセーラー服にモンペ姿でレオリオとキスしてたり、一昨日なんかほぼ裸んぼでいかにも宴のあと･･････。で、
「クロロがｈヂさんならレオリオってだれの化身なの？」
と聞いたら
「あおきさん」
と即答！　即答されて驚きました。
　そうか、オレはレオリオだったのか･･････！

　仕事も年末に向けてスローダウンしてる感じです。
　明日はちょっと買い出しに行くくらいだから窓でも拭いて、原稿進めたいと思います。

　なんかすごくかわいく撮れたので、ちーのあんよです。あっ尻尾も入ってた。


2004年12月26日(日) ■
備えあれば

　クリスマスコーナーに９Ｓさんからのマンガ、続きをアップしました。三年愛！　をどうぞごらんくださいｖ

　自分のほうは今日の大仕事は風呂掃除でした。根が怠け者なので昨年越してきたときには「これからは一年一回プロを呼ぼうね」なんて話し合ったくせに呼ぶのを忘れました。まあ、お風呂は入ったついでにそれなりに掃除していたからいいか。さきほど風呂釜洗いのジャバ・ふたつ穴もセットしたので明日で風呂は完了です。
　あと大きい窓掃除かなあ、高いところはなかなか手がまわりません。
　そしてなんといってもそろそろ床に浸食してきてる本とか。これが一番時間がかかる。

　それから夕方弟の車でホームセンターに行き、今更ですが防災グッズを買い込んできました。最初はネット通販しようと思ったけどいろいろなところで売り切れだったので、夕食をおごるからその前に連れてって〜と言ったわけです。

　非常用持ち出し袋　新品一セット。古いほうの入れ替え分（買い置きのセットを今朝見たら「三年で取り替えてください」という乾パンには九十四年製造と書いてありました･･････）。
　転倒防止グッズいろいろ。ひっこしのときにちゃんとやるべきだったのがこんなに延び延びに。年内にはつけたいです。
　消火器と非常用バケツ。五年もつ水。ひとり一足、爪先に鉄板の入った災害時用の靴。ベッドの横におきました。
　なかなか費用もバカにならず（とくに防災袋）、なんかこれでボーナスの買い物は終わったような気がしています。その後母や弟たちも一緒に鹿児島黒豚のしゃぶしゃぶコース食べに行ったし。おごりました。それから新年に大阪行くし、けっこう物いりだもんね。

　このあいだ録ってあったラピュタを見ました。面白い。庭師ロボットを見ているとなんだか涙がにじんできました。

　クロクラリングをHunt a Search!　さまに登録しました。
　なんとIDが965。惜しい。そういえば昨年の冬コミ（小説同盟、コミケデビュー？）のときの受付番号下三桁が966でした。

　年賀状はちょっと中断。明日がんばります。それから髪も切りに行きたいですな。
　妄想のほうはレオクラらぶ＆えろーすでした（継続中）。いやほんと。
　


2004年12月25日(土) ■
地道にやっております。

　年賀状、ちんたら四十枚ほど書きました。先方の住所とコメントだけでいいのは楽だなあ。とりあえず「一日に着いててほしい！　仕事関係だし」という部分はほぼクリアです。え？　二十四日までにださなきゃダメって？

　今日は二部制みたいな感じで。
　七時に起きてゴミだしに行ってそのままコンビニに行ってKiss（おおー、とうとう千秋･･････！）など買い、帰宅してKissざっと読むとあとは更新をしていました。クリスマスものににせにうよーくのすべりだしをアップです。それから、西洋館のクリスマス写真でweb拍手も更新しました。

　そしてごく短いですがアンケートをくださったかた限定の話のゲートを作りました。メールでアドレスをお知らせしたので、一度メールチェックをしていただけるようにお願いします。

　あとはまあ、ちんたらメモしたりでした。妄想はたくましいですが書くには至らない感じでおります。
　今日はいろいろな荷物がとどきました。
　・冷凍青汁
　・ベルメゾンのカタログ、ファンケルのカタログ
　・アマゾンで頼んであった『金比羅』と『アメリ』
　・オンラインショッピングしたローカロリーの野菜スープ
　などです。

　年賀状をちゃんとやったのは夕方から。バックには種デスティニー（なんか主人公のひとが緋の眼モードみたいのになったら急にものすごく強くなりました！）、続いてKUNOICHIのはずだったけどこっちはやっぱり目が離せない。とうとう初の完全制覇も出て、手に汗握る二時間でした。

　明日もこんな感じでいけたらいいな。あと、大掃除もどこかはやって。


2004年12月24日(金) ■
これでおぼえた。

　自分のほうは遅々として･･････いや、粛々とすすめているのですが、いただきものがあんまり遅くなるのがいやで、さきほどクリスマスゲート＆９Ｓさんからのにうよーくネタマンガ（その一！）をアップしてきました。自分のパートのその一も一応今までかかって終えたのですが、姑息にも二十五日朝から始まる話だからそのころにアップすることにします。すなわち、今年最後の段ボール＆新聞紙回収に荷物を出しに行ってから、だなあ。
　
　クリスマスアンケート回答者さま用ページも今週末にはなんとかオープンの予定です。アンケートのページは朝の更新のときに閉めようと思います、ありがとうございました！

　山手の西洋館クリスマス、前回行きそこねた二軒を見てきました。ぎりぎりセーフ。以前から公開されていた山手十八番館ではロシアのクリスマス。寒い季節の長いかの地では、炎の赤や木々の緑はよけいにたいせつな色なんじゃないでしょうか。とても鮮やかな色彩のリネンや、人形の家からこのために出張してきたマトリョーシカなどの人形、敬虔な気持ちにさせるイコンなどが飾られていました。
　もう一軒、「外交官の家」はさすが移築してまで保存することになった文化財。玄関ホールや食堂のステンドグラスも美しいです。「家」としてはおととい行ったベーリック・ホールと並んで充実した展示だと思います。こちらは古い日本のクリスマス。昔はふつうに食べていたバタークリームのクリスマスケーキとか、昭和三十・四十年代の雑誌なども一緒に展示されていました。

　それからばたばた移動して今年最後の歯医者さん。
　歯根の治療は年明けも続きそうです。前回のような痛みはないはずというお医者さんのことば通り、今は特別いやな感じもありません。よかった。

　そして一週間で見るつもりで四本映画を借りて帰宅。もちろん食料の買い出しもしたのですごい荷物になってしまいました。
　今回は『セレンディピティ』、『スパニッシュ・アパートメント』、『キル・ビル�供戮修靴董悒�ャッチミー・イフ・ユー・キャン』。
　
『セレンディピティ』というのは"ability to make valuable discoveries by accident"=「あてにしなかった物を偶然に見出す才能」のことだそうです。公開のころスペインにいて、バスに宣伝ポスターが貼ってあってはじめて見る単語で気になって調べて、でもどうしてもうまくおぼえられませんでした。セレンディピティなのかピディティなのかがこんがらがっちゃって。スペイン語でちょうどうまくはまる訳語もなかったし。

　でもこれでもう大丈夫。
　てなわけで見てしまいました。だって「クリスマスのニューヨークを舞台に」したラブロマンスなんだって！　結局は、出会いのときだけのことでしたが（最初の十五分くらい）。

　ついでに夜BSでやっていた『甲殻機動隊』も見ました。よくわからないところもあったけど全体としては面白かった。何日も前からｍしゃんが楽しみにしていた（ところでｍしゃんの絵日記のクロロらぶポエム！　グッジョブ）『天空の城ラピュタ』は見てるといくらなんでもいろいろ間に合わなくなるので一応ビデオに。
　クリスマスといってもキリスト教系幼稚園（カトリック）・中学高校（プロテスタント）・大学（カトリック）に行ったことなんか過去の彼方、ケーキだけは予約しておいたのを家人にとってきてもらって食べました。ブッシュ・ド・ノエル、おいしかったです。

　では寝ようと思います。明日の朝ようやく自分のほうの話をアップ。すべりだしはちょっとクロロンが哀しげに。どーせ最後は幸せになるに決まってるんですがうだうだぐだぐだ乙男さんにちょっとおつきあいください。
　　


2004年12月23日(木) ■
一日一膳（一発変換だとこれだった）、いや一善

　惰眠を貪りたかったのですが一応めざましをかけてスペインのニュースをBS1で見ました。だって昨日・22日が宝くじの抽選会だったからです。わたしは買ってはいないけど当選者のどんちゃん騒ぎとか見たくて。今回は、以前から名物宝くじ売り場として有名だったSort（カタルニャ語で「幸運」）の”金の魔女”が、一等当選くじ全部の発売元になったそうです。そして伝説は続く･･････。

　その後ゴミを出しに行ったら、外国人カップル（赤ちゃん連れ）がなにやら本を見て考え込んでいます。えと、お友達の家に行こうとして迷ったとか？　と思って声をかけてみました。
"May I help you?"
"Oh, sure, please".
"Where are you going?"
と聞いてみたら、
"We want to go to SHINJUKU."
だそうです。
　えっ。と絶対に一瞬絶句したと思います。するとこの近くの外国人アパートの住人さんか。でもそれならなんでこの寒空に家で研究するとか駅で考えるじゃなくてゴミ集積所の横で。赤さんかわいそうじゃないか。
　とりあえず最寄り駅への行きかたはわかっているそうなので（よかった）、乗り換え駅のこととかおおまかな所要時間を教えてあげました。ちゃんと行けたかな。

　先日撮っておいたパトレイバー映画その一を見ました。漫画のイメージでいたのですがずいぶん主人公の声がかわいらしいなあ、という以外はだいたい世界観も反映した作り。絵的にも昨日見た映画第三弾よりだいぶゆうきまさみキャラに近いです。昨日のやつは「パトレイバー世界」のものではあったけどあくまでも違うひとびとの話だったし絵もだいぶ違っていたもんなあ。

　さて、クリスマスネタを考えていました。
　にせにうよーくの切り口はだいたい決まりました。今回がクリスマス当日で、一応大晦日→新年か一月五日→六日に続くというもの。でもこれをサイトに置くかどうか、うーん。
　もうひとつ小品を考えましたがうまく書けるかわかりません。ごく短いから今晩アップしたかったけど、夕食でワイン飲んでしまって寝てしまったので挫折･･････あいやー。

　ソネットのウェブメールが今朝から落ちています。一度こっちで受信してあやしいのを削除、それからローカルに落しているので、今日アンケート届いたのかどうかもわからなくて心もとないです。明日いっぱいで締め切ります、遅いかなあなどと思わずどうぞよろしくお願いします。
　


2004年12月22日(水) ■
西洋館のクリスマス

　昨晩はクロゾが大運動会をくりひろげ、何度もおこされたので寝不足。もちろん仕事は休めないからのろのろと行ってきました。あんまり調子がよくないので考えたけど、気晴らしにもなるから出たついでに時間を作って横浜は山手の西洋館めぐりに。

　もらってきたパンフレットによると、山手本通りに面している七つの西洋館は横浜市の所有だそうで、今回はそちらで二十五日まで各国のクリスマスをテーマにして特別展示をしています。今日はこのうちいつつに行ってきました。

　まずはお目当て、ベーリック・ホール。前庭もゆったりとしているし、建物も大きく立派でなによりスペイン様式で好きです。ここのテーマは「スペインのクリスマス」。白い花を多用したデコレーションはそんなに”スペイン”という感じはしなかったけど、スペインから持ってきたベレン（スペイン語で”ベツレヘム”。キリスト生誕をテーマにした人形で、大規模なものだとパノラマにキリストの生まれた厩・天使によって救世主生誕を教えられる羊飼いたち・救世主を崇めるためにベツレヘムへと向かう三賢者の場などまでしつらえられる）があってなつかしく思いました。一階・二階ともに建築時のイメージを考えた調度品などになってて充実。イベントのないときにゆっくり建物そのものを見に来てもいいなーと思ったり。




　つぎにエリスマン邸。ここはチェコのクリスマスです。チェコといえばボヘミアングラス、ツリーの飾りやディナーセットもガラスを多用していました。ここで印象深かったのは窓飾り。四角を基本にした幾何学模様の白いレースがパネルのように窓に貼りつけられていました。

　それから去年はアルゼンチンをやっていた（と思う）山手234番館では、パプア・ニューギニアのクリスマスがテーマでした。ツリーを飾るリボンがオレンジ色とレモンイエローでとても明るく楽しく、生花やテーブルリネンもその色が活かされていました。

　この三軒は元町公園にあるのですが、すこし歩いてイギリス館に。ああ･･････遠い昔ピアノを習ってたころ、はるばるここで発表会があったことが。そして練習不足がたたってものすごくはずかしかったような･･････。せぶん先生のあこがれの場所だったんだな。今日も一階ではなにかの催しがあったようでした。
　公開にも年季が入っているせいか、資金が潤沢なのか、こちらのデコレーションは真紅のビロードのリボンが多用されていて贅沢でした。テーブルセットにはうちにも一客だけあるロイヤルドルトンのカーライルがもちろんフルで。

　今日の締めくくりは山手111番館です。こちらも入るのは初めてでした。
　ホールの吹き抜けをとてもうまく利用して、動きのあるデコレーションをしてあって綺麗でした。金が印象的だなと思ったら、テーブルディスプレイには金を多用したローゼンタールのセットを使っていました。

　写真もたくさん撮ってきました。うまくクリスマス話が書けたらちょうど五つの館に行ったことだしweb拍手を更新しようかと思います。

　今日買った本−さちみりほ『銀のヴァルキュリアス』６巻。
　夜、パトレイバー映画を見ながらリビング床の拭き掃除をしました。その後スペインの歌手アレハンドロ・サンスのアルバムを二枚続けて聴いています。歌詞をちゃんと聴いて（読む）とやっぱり、いいな。

　今晩もクロゾは運動会しそうな気がしますが、明日ちょっと気合い入れるために今日は寝ます（こればっか？）。どうしよう、結局にせにうよーくかな。案外長篇になりそうな気配があるので、突然方向転換もありえます。


2004年12月21日(火) ■
おやすみなさーい

　クリスマスのことを考えています。
　で、昨日新聞記事で読んだ山手洋館のクリスマスが気になります。そういえば去年は「アルゼンチンのクリスマス」という企画がある洋館だけ行ったんだっけなあ。今年はベーリックホール（洋館のなかでも一番おおきなもので、わたしはまだ行ったことがありません）でスペインのクリスマスを紹介するというので、明日山手近辺まで足を伸ばしてみたいなーと思います。というわけでデジカメの充電中です。

　ネタとしてはにうよーくのクロロンの生い立ちとか･･････いやーもうパラレルまっしぐらです。できれば全後編にしたいなあとか、でもそうするとほかのを書いている時間がなくなるからまずいなあとか思いつつつらつらとメモ中です。

　大阪の飛行機＆宿泊の手配をしました。
　先日書いた18800円はやっぱりちょっとフェイクで（というと悪いな）、ふたりでセミダブルに泊まったときのひとり料金というものでした。同じ会社が持っているシングルルーム関係の企画はざっと倍くらいの料金だったので、このあいだ金比羅さんに行ったときに使った会社でまた取りました。行きは伊丹着、帰りはイベント会場近くのホテルからリムジンバスで一本だから関空発にしてみました。８日は午後早く大阪入り。どうしようかなあ。久しぶりに京都とか神戸にも行ってみたいなあと思うのですが、どっちかでなにか面白い展覧会とかあるのかな。

　那須雪絵『魔法使いの娘』２巻を買いました。いい感じ。同じ出版社からボーイズラブものも数冊でてるんだけどこっちは未読。どうなのかな。
　それからびっくりしたのが詩関係の新書シリーズが創刊されてて、一気に十冊ほど刊行されていたこと。思潮社元気だなあ。とりあえず大岡信『昭和詩史』と天澤退二郎ほか『名詩渉猟』を買いました。

　今日はいつもより小一時間早く起きて『シャーロット・グレイ』の残りを見ました。そして一気に返却ポストに入れて出勤。けっこう仕事がハードだったのもあって眠いです。早く寝ます。
　いただきものの柚子で冬至の柚湯に入りました。ぽかぽか。あっ、かぼちゃ買ってあったのに疲れに負けて調理しませんでした。うーん、明日。


2004年12月20日(月) ■
恋する男は愛の詩人

　さてちょっと寒いな〜とか思いながら起き抜けメールチェックしたわたしに一足お先のクリスマスプレゼントが！！

　9Sさんのクリスマスもの、わあああなんと三部作、第一部がとどきましたよ！　以前にも書いたのですが
”にうよーくのばかっぷるさんの設定でクリスマスネタマンガを描いてくださる”
というすごい豪気なプレゼントなのです。

　乙男さんが、乙男さんが色男ですよ！
　そしてクラピカさんはあくまでも美人です、かわいい帽子をかぶっています（チョッパーのイメージだそうです）。
　このマンガを作成するにあたってにうよーくのシリーズを読みこんでくださったそうですが、９Ｓさんのなかではクロロは
吟遊詩人
だそうです。
　恋するひとの窓辺でセレナーデ奏でちゃうってか。
　でもふたりの住むフラットは高層マンションのペントハウスですから！　残念（とか一度書いてみたかった）！
･･････待てよ。
　まさか、同居するまえにクラピカが住んでた学生寮の前とかでやってないだろーな。　　

　などと考え、このマンガではクロロからクラピカへのプレゼントなのでできたらクラピカからクロロへのプレゼントの話を書けたらいいなあ･･････と、今日は夢想しておりました。
　このごろ突然映画なんか固めて見てるから、なんとなく
”クロロの出自はどうなってるんだろう？　ダウンタウンで育ったし係累もないんだろうけど”
と、クロロの過去について考えたりして。

　二十三日のお休みにちょっとがんばって、二十四日か二十五日にクリスマスゲートを用意してお迎えしたいと思います。

　さて、50のお題を完遂したｎやまさんのところにクロクラ文がするりと載って嬉しい驚きをおぼえたり。
　ぎゃあ〜ｐさん、「おまえのなかに入ってみたい」というせりふ！　に悶えたり。
　
　仕事の合間に『シャーロット・グレイ』もすこしずつ見ました。ラベンダー畑美しい。美術もいい。しかし”フランス語堪能だから”スカウトされ、ヴィシー政権下のフランスに潜入してレジスタンスに力を貸すという設定なのに、するりするーりーとみんなが英語を話してるのってやっぱり変。ですよね。まーでも合衆国のひとは英語以外の映画で字幕見るなんてのは忌避するということだから･･････。

　ジャンプ読みました。
　シャル、そこでしれっと告白かよ！
　××はなんか、もう絵だけの雰囲気マンガやめていただきたい･･････。
　ワークワークと武装錬金はやっぱりがけっぷちなのか？

　などがまあ、感想といえば感想です。


2004年12月19日(日) ■
やっと師走になりました。

　クリスマスネタは一応二十四日か二十五日を目指すとして。
　さきほど、師クラで一本アップしてきました。このところぐたぐだコメントしてきた「レオン師匠」に続いていくかはよくわからないけど、原作設定で集中してクラピカと師匠について考えられたのでなんとなく充実した気持ちです。どうぞ。

　クリスマスアンケートもそろそろ締め切りです。案外、
「クリスマス？　なにそれ？」
イメージに投票してくださったかたが多いような感触があります。集計などはしていないのであくまでも感触ですが。

　さて昨日の『ミスティック・リバー』のムードをひきずったまま、録画しておいた映画『めぐりあう時間たち』を見ました。おおー、落ちる落ちる。ヴァージニア・ウルフをはじめとする女性たちの生きかたを描いてて、作品としての評判もいいみたいよ。と公開時に母親に勧めたところ見に行って”なにがなんだかわからなかった”と後で言われたものですが、それもむべなるかな。三つの時間軸が最初のころにはかなり自在に交錯しているので、おそらくここで脱落してしまったかと思います。ほのかなあかりのようなものは残る作品だと思うけど、あまいラブロマンス好きな母に勧めてしまったのは正直ごめんね。と思いました。
　いや、それにしてもニコール・キッドマンはすごかった。つけ鼻をしていたと聞いてやっと納得。最初のうちは
”え？　ニコール、どこ？”
って画面をきょろきょろ見てたもん。
　というわけで『シャーロット・グレイ』は明日見ます。

　今日はその『めぐりあう時間たち』を何回かに分けて見た以外は、かなり根を詰めて師クラを書きました。かなりメモ→パソコンに入力→印刷→手直しの繰り返し。途中からウェブに乗せてチェック。も繰り返します。

　以前見かけたクラピカ受け系自動リンク集では、レオクラと師クラが一緒の範疇に入っていました（ちなみに団（クロ）クラとヒソクラがひとつになってもいた）。説明されたわけじゃないけどその分類はけっこう素直にうなずけて、それだけにレオクラをすでに書いている自分には師クラってけっこう難しいかな？　と思っていたけどなんだか今回線引きができたような気がします。
　レオリオはクラピカとは”違う”世界の人間。だからこそいい。
　でも師匠はどこかつながっている。そこが大きな違いかな。

　さて、二十五か二十四には他愛ないクリスマスネタを載せようと思います。どれでいくかな。


2004年12月18日(土) ■
50のお題！

　ｎやまさんのところでめでたく完遂です！　続けて読むとまた感動もひとしお、この週末になによりの贈り物ではありませんか。ｎやまさんありがとう、そしてお疲れさまでした。これからもよろしくお願いします･･････！　じつは絵日記兼掲示板のクロロ着せ換えにもアンテナピコピコいたました。

　それでというわけではありませぬが、クリスマス前の更新は師クラというか、師→クラになりそうです。アンニュイです。うまくいけばアンケートくださったかたにこの続き的レオン師匠（すっかりあだな）をお見せできるかも。とりあえずメモの段階は終わって、ずらずら並べる第一稿のつぎの段階に来ています。短いですが、たぶん明日できます。

　じつはメモ的にはレオクラも競っていたのですが、それこそお別れ系になってしまいそうでちょっと今回は。一度別れてもまた巡りあう、または想いあっているということならばそれともいいのかな。
　クロロさんもお元気であります。現在はバカネタに出演中です。脳内では。

　残り二本のうち『ミスティック・リバー』を見ました。これは午前中。そこで今日書く話のムードが決定してしまったみたいです。夕方には種デスも見ました。議長×アスランじゃないのか･･････？　「コマシ」などという古いことばが脳裏をよぎりました。が、とりあえず軌道修正はなし。
　それからついさっきまでNHKでイラク戦争についての特番をやっていて、
１）月に三万円程度の手当てをもらい、主に自分の居住区域の自然災害への対応などに駆りだされることになっていたはずの”州兵”たち。けれども戦争の長期化にともない、それまでの”月一回訓練を受ければＯＫ”な生活から一転して戦いの最前線に派遣されることになってしまった。そうした州兵たちのなかでもアーカンソー出身のひとびとにスポットを当てた合衆国産のドキュメンタリー。
２）中東カタールに本拠を置くテレビ局・アルジャジーラのバグダット支局が合衆国軍の命によって閉鎖されるまでを描いたドキュメンタリー。
というまさに対極的なふたつの世界・ふたつの見方に接したところです。
　なんとも言えない。軽々しくは。


2004年12月17日(金) ■
ホームシアターの日

　歯医者で、最後の一本の治療が始まりました。このあいだ抜いた親不知の隣にある歯で、隣の傷口が安定するまではいじれないと様子を見ていたもの。根元に膿があるかピコピコいう機械で確認＆掘削（？）したのですが、歯医者さんの予言どおり今はちょっと不快です。うっかり舌先などで触れると痛い。ま、しょうがないですが。

　帰り道、食料の買い出しして花を買いました。
　玄関にはピンクのキンギョソウ。名前あってるかな？　と検索してみたら（ＯＫだった）、英語ではsnapdragonというそうです。あ、スペイン語でも同じような言い方だ･･････「竜の口」って意味。日本ではなんで「キンギョ」なのかというと、「花の袋の部分をつまむと、金魚の口のように開く」からだそうです。それからトイレには珍しく薔薇を一輪。黄色です。

　そして二年ぶりくらいに映画のビデオ＆DVDを借りてきました。仕事も山を越えて週末＆αゆっくりできるかなあと思ったので。『キルビル・1』、『レッド・ドラゴン』、『シャーロット・グレイ』それから『ミスティック・リバー』です。とりあえずちょっと古い系統から。

　まずは『キルビル』を見ました。タラちゃんいかす！　ほんとうにチャンバラが好きなんだなあ、深作欣二に捧げてるよ。伝説的刀鍛冶ハットリ・ハンゾウ（ソニー千葉こと千葉真一）が鍛え上げた入魂の一本でばったばったと敵をなぎ倒していきます。ほんとうは人間を切ったら脂で刀はすぐに使い物にならなくなると聞いたことがありますが、まあそんなん置いといて。最後に流れる梶芽衣子の「恨み節」が必聴ときいてましたが、冒頭の哀愁ある"My baby knocked me down"も好き。
　過去を捨てて片田舎のちいさな教会で結婚式をあげたその日にビルと女たちに襲撃され、新郎はもちろん参列者も教会関係者も殺されおなかの子も失い四年間眠りつづけたザ・ブライドの復讐劇。
　無事に引退して娘にも恵まれ、幸福な専業主婦になっていたもと仲間の女に対してのせりふ−

"It's mercy, compassion and forgiveness I lack. No rationality."
「わたしに欠けているのは慈悲と憐れみ、そして赦しの心。理性ではない」

は聞いたときにきゅぴーんときてメモってしまいました。パクノダが感得したクラピカ像ってそんな感じじゃないですか？　

　これはDVDで特典映像もいろいろあったので、タラちゃん監督や出演者インタビュー、アニメパートのスタッフ（田島昭宇がキャラ設定で入っていたのかもちろん知らなかった）インタビューなども見てしまいました。

　続けて『レッド・ドラゴン』を。アンソニー・ホプキンスのレクターもの、現在のところラスト。ただし物語の年代としては『羊たちの沈黙』に先行することになっています。
　稀代の殺人鬼ハニバル＝人食い＝レクター博士を逮捕したのは、”犯罪者になりきって思考することができる”特異な心性の持ち主であるFBIのウィル・グレアム。けれどもグレアムも瀕死の重傷を負いFBIを退職して、南で妻子とのんびり暮らしています。
　そんなかれをある日もと上司のクローフォドが訪ねて、ふたつの家族を襲い殲滅した異常殺人の捜査に協力してくれと頼む･･････。

　原作の印象が強く、ラストの悲惨さもおぼえていたのでちょっとびくびくしながら見ました。本で勝手に描いていたグレアムのイメージと、さわやか系金髪エドワード・ノートンがだいぶ違うこともあって。ぎゃああ、来た〜！！　ですが、まあ、よかったな。という感じでした。

　そんなわけで映画三昧でした。
　つぎは『ミスティック・リバー』を見ようと思います。
　原稿もやります。ネタ的には
”ししょー＝レオン？”（これ難しい）、
”俳優さんカップルのクリスマス”（イメージはできてる、たぶん気合い入れて書けばそんなに時間かからない）
”クロクラ夫婦＆娘のおばかさんクリスマス＆新年ネタ”（これは六月のコピー本に書いたのと同じ設定だから、大阪でのコピー本にいいんじゃないかと思います）
　ｈヂさんの絵日記にあったえらそーなサンタのクラピカさんが、”悪い子には炭をお見舞いなのだよ！　とクロロのところにやってくるがもちろん××”なんかもうアホらしくてどうしようもなくて案外好きです。いつもクロロがおいしい目にあってすみません。
　


2004年12月16日(木) ■
本は･･････そんなに買わなかったよ

　昨日の余韻で朝目覚めたとたんに
「ねむい･･････」
と思いました。二度寝してしまい、いつもと違うルート（所要時間は短縮できるけどお金がかかる）で行くことにしました。

　仕事のあとはいつものエステ。まだすこしだけ風邪のなごりがあるせいもあり、ちょっと乾燥してますねーと言われてしまいました。おうちでお手入れもっとしてくださいねー、とも。アイテムはあるのだが･･････。自分がものぐさなぶん、エステには定期的に行こうとしています。面倒くさがりです。

　買ったのは、
美内すずえ『ガラスの仮面』42巻（調べたら、なんと八年ぶりの続刊！）、南マキ『S.A』２巻（連載になっていろいろあっぷあっぷなのか、線が荒れてるなあ･･････続きは買わないかも）。
　それからほとんど同時になくなりかけた基礎化粧品をいろいろ･･････でお金が飛んでいきました。

　夕食後もーだめ･･････とひと寝入りして、入浴してすこし目を覚まして、サイト巡りをしていました。
　・ｍさとさん復帰！　わーいわーい。
　・師クラつながりのｎやまさんのお題はあとひとつ！　すごい。
　・ｍしゃんのところには、師匠にお色気念を伝授されたクラピカさんがバニー姿をさらしていますが、これで街を歩いているのですか？　危ないです！
　・ｆ谷さんのところのおむつ話に吹き出す。
　・ｐ（ぺっぱー）さんだってふつうのオタクです！　キャンペーンのためになにをしたらいいのか、triflesのメモを読みながらもう一度考えようと思いました。
　・ａきさんの新トップのクロクラキス直前は何度見てもいい･･････ｖ
　・ｈヂさんの日記のえらそーなサンタはクラピカさんですか。腋のしたをさらしてらして、誰かさんがかっぷり甘噛みして吸いついてそのままet ceteraとか考えました。　
などなど、みなさんありがとう！　です。

　週末には一本くらい書こう。アンケートにこたえてくださったかた用とは別に小品ができるといいな。
　
　＊ぎゃあああ！
　ほんとうだｙちゃんの言うとおり、すごいものだ･･････。
『ハウルの動く城』アマゾンの洋書で検索してみてください。タイトルは"Howl's Moving Castle"、エゲレス版のほうです。


2004年12月15日(水) ■
映画の日（17日追記)。

　仕事を午前中でやっつけて、ｍしゃんと品川で待ち合わせ。そして水曜日・レディースデイを利用して『ハウルの動く城』を見に行きました。シネコン方式のいいところは早く行ってチケット買うとそこで座席が決定してしまえるところです。一時半すぎの回を見るつもりで、でも昼食をとる前、つまり開始一時間はたっぷり前に行ってチケットを買いました。

　あ、雨･･････かな？　的おしめりがあったのでそのままつながってる建物のフードコートで昼食。わたしは具だくさんミネストローネとサーモン入りのベーグルサンド、ｍしゃんはカルボナーラにしました。

　ｍしゃんはサイト日記にも描いていた、周囲の注目を集めるへんな？　服だったのです。あれかな、やっぱり薔薇（！）がちりばめられた絵柄なんだけど全体的印象は迷彩色に使われるグリーン的だったり、袖口がちょっと盛り上がってたりするからなんでしょうか。わたしは覚悟していたせいか、それともｍしゃんに慣れてるせいかその他の理由か、そんなにおかしいとは思いませんでした。

　さて、作っていった英語のテストを食後にやってもらいました。
　おおー、さすが、八割がたできている！　Very Good!　ということで、わからなかったところなどはおうちで本で確認。ということにしました。次はまた百二十おぼえることにして、出題はコミケの日にしようよ〜と言っているところです。ｍしゃんはしり込みしています。

『ハウル』、早くとっておいただけあっていい席でした。すこし前の感じ、でもまんなか。場内は九割くらいの入り。ひょっとしてジブリのアニメを劇場で見るのははじめてかもしれないな。
　なかなかおもしろかったです。キムタクの声も違和感なかったし、城の動きはユーモラス。しかし最後まで見てもわからなかったところ、回収されていないエピソードなんかもあったように思えました。

　それから書店に寄って萩岩睦美『水玉模様のシンデレラ』３巻（これで終わり。最後のほうは家族のいろんな面に一話ずつスポットを当ててる感じ？　最終的にはいいんだけど散漫な感じだったかな）、川口まどか『死と彼女とぼく　ゆかり』４巻、タイトルが目にどかっ！　と入ってきた･･････らBLじゃないですか、あれ？　九州男児の本？　なら買うか！　の『ねこ侍』を買いました。

　そして有楽町に移動。
　そうなのです、今晩はまたたったのでよみうりホールでの『カンフー・ハッスル』試写会もあったのです。一日二本です。
　俳優さん陛下にクロロがプレゼントする服を求めて有楽町西武のＢ館に。一応目星をつけ、それから腹ごしらえにフルーツパーラーで･･････結局、カレーセットを食べてしまいました。

　うっ、眠い･･････たいしたことじゃないですか続きは明日〜。　

・・・・・
　まあ備忘録だからにして。なんとなく書いておこう。
　カレーセットはすごい食べ応えでした。カレーのうえに鶏肉のソテーがひとり四切れくらい乗ってて。く、くるしい･･････となりました。
　そしてよみうりホールに行列。六時半開場のところ六時前にならびはじめ、すぐにｙちゃん＆おともだち（なんと今回二セット四名分送られてきたのです、試写会のチケット）とも合流。

　海賊版とかネットでの流出を警戒してか、このごろの試写会ではカメラなどの荷物チェックはそんなに珍しいことじゃないんですが、なんとー今回はボディチェックもあってびっくり。触られるわけじゃなくて金属探知機？　をうーんーうーんーと翳されるというわけでした。筋金入りの映画ファンで試写会もたくさん来ているｙちゃんも、ここまでは初体験とのこと。
「まさか、誰かお忍びで来てる？」
「極秘来日中のヨンさまとか」
「ストレス解消に雅子さんとか」
「でもこのあいだオペラに皇太子来てたときもボディチェックまではなかったよー」
なんて、ヨタ話をしてるうちに映画がはじまりました。

･･････ら、監督＆主演のチャウ・シンチーのあいさつ画像が。
「みなさま、荷物チェックとボディチェックへのご協力ありがとうございました。ご存じのように海賊版やネット流出などは著作権者に大きな損害をあたえ･･････」うんぬんのごあいさつでした！

　チャウ・シンチーってちょっとタレ目っぽくてなんとなく
「ししょー」
と呼んでおったわたくしですが、この主演のはずの男が駄目でダメでチンピラでしかもめっちゃ弱くて、いったいいつになったら”ありえねー”ような活躍見せてくれるのよ！？　という感じでしたが、ついについに〜。
　というわけで、ネタバレもいかんでしょうからアレですが、笑った。名人のワザも見せましたが、ベタなお笑いもよかった。これはｍしゃんのはーとわしづかみ！　と思うようなシーン（小学生さんの半ズボンとか、いぢめっこに囲まれボコられたあげくしっこをかけられるとか）では隣をつんつんしたりしてみました。

　映画のあとはお茶でもとちょっと思ったのですがｙちゃんが赤貧状態で辞退されたので、お昼からずっと一緒におったわたくしどもはおとなしく帰ることにしました。

　さて、ｍしゃんに選んでもらって買った年末ジャンボあたるかなあ。
「わたしが」当たったら、なぜかｍしゃんのためにあにおとと三十万枚書けと言われてるんですが、それってどうよ。　


2004年12月14日(火) ■
覚悟するのだよ。

　昨晩は十時過ぎてから
「はっ、クロロの誕生日って今日？」
とか思いついてしまいまして、なんかなんとかならないかなーとかいじっていたのですが挫折。
　なんで誕生日とか思ったかというと、ゾロ目系でいったら本来は十三月十三日だと思うけど十三月は（美内すずえのマンガにしか←古い）ないから。そういえばマヤのカレンダーだと太陽暦七月九日が十三月十三日にあたる、というのを教えていただいたこともありました。その日にローストしたコーヒーをいただいたことも（おいしくいただきましたｖ）。

　結局そのお誕生日会話のふたりの関係がうまく整理できなくて挫折したわけですが、あとでｍしゃんに
「ｕさんの本にあった”クロロが偽名でクラピカをメイドさんとして雇ってる話”ネタだったらいけるかもしれなかったけど、まずひとさまのネタだし、そういう話が突然載ってたら唐突すぎてびっくりだよね」
と言ったら、
「しゃちょうのサイトになにが出てても今更みなさん驚かないと思います」
と冷静に突っ込まれてしまいました。「クロロのにょたいかもあるし」
　そ、そうか･･････そうだよね。好き勝手やってるよね。

　というわけで気を取り直して今日はクリスマスネタのメモをしてみました。俳優さんカップルの話です。クラピカさんが髪形を変えたりしてます。で、今までの話をまとめてプリントアウトしてみたのですが、最初期とはだいぶ感じが違うなあ。
　とりあえず、
”素直にクロロを大好きなクラピカ君と、そんな恋人をすごく大切にしているもとロクデナシ”
というラインで行きたいと思います。一番ラブラブ系です。他人ともいいます。ふたりの服装とかプレゼントについては明日ｍしゃんと会うので（『ハウル』見ます〜）、見て歩きたいと思います。

　そして！
　このところちょっとなりをひそめておりましたが英語。
　明日ｍしゃんにやってもらうために120の熟語を睨み、
・あにおととネタ的
・にうよーくのばかっぷるさん的
・どーしても萌え系にはできなかった系
　の三部に分けて問題を作りました。バカみたいに熱中してしまいました。
　デートのあと「今晩は一緒に過ごそう」と言って断られてかなしげなクロロンとか。おととさんに「ちょっと話があるんだ」と言うあに。とか。
　三十問ほど作ったからちゃんと勉強しておくのだよ！　ｍしゃん。


2004年12月13日(月) ■
クリスマスアンケート

［クリスマスアンケートを送ったのに返事がない、というかたへ］
・12月４日に、コピー本「大阪受け取り希望」でクロクラ♀をリクエストしてくださったかた、お名前とメルアドが未記入です。お名前とメルアドをどうぞお知らせください。
・12月13日に送ってくださったｔさま。ウェブ上ではお名前を見れたのですが、ローカルのメールソフトに落とす際にノートン先生が働いてなぜかお名前・メルアドの項を削除してしまいました･･････申し訳ありません、内容はわかっていますのでお名前とメルアドを再送お願いいたします。
　ちなみに夕方にウイルススキャンをしましたが、わたしのパソコンは感染しておりませんでした。

　というわけで、クリスマスまであと十日ちょっとではありませんか！
　今日は師クラ（というか師匠→クラピカ？）についてすこしメモメモなどしておりました。到底書けそうにないんだけど、クラピカさんを巡るクロロいや旅団の団長（凶悪な美男）との対決とか･･････。

　昨日は突発的にｐさんネット復帰おめでとう「最初は」レオクラチャットを開催してしまいました。参加してくださったみなさま、ありがとうございました！　燃えさかるｐさんの炎にこたえるようになんと全部で十時間、もちろん朝まで話しまくりました。
　駆けつけてくださったｕさんに、ここ数日のありえねー師クラ妄想についてお話したところ
「レオンですね！」
というおことばをいただき、なんだか急にものすごくかっこいい話のような気がしてきました（笑）。

　時間をずらして午後から仕事。うーん、うまくいくかな。よくわかんない。

　ジャンプは買いました。
　手塚クールビューティ。こういうひとをuk（略）とか考えたり。
　りぼんの美形キャラのみなさんになんとなく見とれたり。
　パピさまの恍惚っぷりにいっそ爽やかさを感じたり。
　あらー、来週号にもひっそりとハンターの名前はないわ･･････しょんぼり。とかしたり。

　そういえば先週金曜日にボーナスだったはずです！　振り込み通知は来てたけど口座確認とかしてないや。二月にスペイン出張するときに服を買おうかなあと思うのですが、通常はいったいどこにいくのかけっこう赤字っぽいのでその補てんしちゃったらもう終わりでしょうか。
　ああ･･････でも富士通専門店から来た、
「親指シフトノートパソコン、2005年春に限定モデルで復活！」
にも惹かれるな･･････。


2004年12月12日(日) ■
つれづれてれてれ

　昨日の日記の”大阪の飛行場からイベント会場までどう行けば”はことばが足りませんでした。正確には逆かな。イベント会場から空港まではどうやって？　というところでしょうか。今日はネットで出張パックを検索、一月八日〜十日は連休だからわりと九日出発の設定がないパックが多いみたいです。でもなんとー往復＆宿泊で一万八千円強というのがあって、これは安い！　と思いました。明日空席を聞いてみようと思います。というわけで、前夜は大阪泊の予定です。いい展覧会とかやってないかな。

　今日はやっぱりのんびりだらだら過ごしてしまいました。すこし仕事をして、夕方になってようやく煩悩ノートを取りだしました。師クラのメモなんだけど･･････なんかものすごく、間違ってる気がするよ。で、夕方ｍしゃんにそんなお話をしたのですが、話してるあいだに今度は
”こんな話見たことないから、かえって書く意義があるかもしれん！”
なんて思ったりしました。
　思わせぶりですね。問題は
「師匠とクロロが対決したらどっちが勝つのか？」
ということです。

　クロロンも元気です。エッチ担当で（あわわ）脳内で暴れています。地下室で投票していただいたびやくネタを書きたいような気分で、でもあと一歩踏み出せなくててれてれしているところです。とりあえず、クロロ視点の三人称ものでいくのがいいんじゃないかとは思います。

　そういえば昨日は種デスを見たのでした。ラクスのニセモノ？　が出てきました。ｍしゃんが「陛下を思いだします〜」というルックスのカガリちゃんのダーリン（に、わたしには見える）アスランが幻惑されていました。そんなわけで今日はぼんやりとアスカガサイトなどをまわってみたのですが、ブックマークするには至りませんでした。まあそのほうがいいか。


2004年12月11日(土) ■
日記と写真

　ちゃんと揉んで湿布貼って寝たおかげか脚はそんなに痛くありません。でも寒かったせいか風邪はまだ全快とはいかず、はなだけどうしても抜けませんねえ。というわけで一日のんびり。

　昨晩ベッドでちょっと読みはじめた法月綸太郎『生首に聞いてみろ』を読了。わりとおもしろかったです。うまくまとまった感じ。でも犯人像がなあ。
　そういえば昨日行ったコトデン琴平駅のすぐ横に、北神苑というのがあって「高灯籠」がそびえているのですが、これがなんともいわくいいがたい建造物。
　　http://briefcase.yahoo.co.jp/aokikana_2003
に「こんぴらさん」フォルダをあげましたがそのなかにyokomizoという名で入れてあります。

　そうなのです、
「横溝正史ならきっと宮司の〇〇家にまつわるおどろおどろしくも哀しい血みどろの悲劇とか書いて、この高灯籠で殺人が起きるよねえ」なんて話したのでした。昨日。
　犯人のどこかに”間違ってはいるけれど、そうせざるをえなかった”という点が読み取れるとそうじゃないとでは、だいぶ印象が違うんだなあ。あるいは思いっきりサイコだとか。そのひとの論理世界では必然だったとか。
　そういう意味ではナゾの大きさのわりに犯人と動機が「うーん」って感じだったかもしれません。『生首に聞いてみろ』は。わりあい早く目星がついただけに余計そういう感じ。

　１月９日のシティ参加証がとどきました。６号館Ａです。ハンタースペースどのくらいあるのかなあ。今回はたぶんひとりで参加なので、早めにビジネスパックを検討しようといろいろパンフレットをもらってきました。飛行機も国内線なら15分前までにチェックインすればいいから楽だなあ。でも大阪の飛行場からイベント会場まではどういうふうに行けばいいのかなあ。など、要検討です。


2004年12月10日(金) ■
花丸とコブラとマングース？！（11日追記。単なる旅行記です）

　無事、金比羅さんから帰ってきました。婆だから明日かと思いきや、すでに今日からだいぶ腿やふくらはぎが筋肉痛に。明日は起きられるかなあ（悲観的）。
　朝八時半の公開開始とともに入りとにかく奥書院を目指したおかげで、「花丸図」の前に十分ほども座っていることができました。まさに早起きは三文の得。飴売りのおばさんからごはんをもらう猫ズも見れたし。

　ｔ子さんにも遊んでもらって、満足の金比羅行きでした。
　今朝は五時半起きだったから、とりあえずは帰りましただけ。明日にでもゆっくり書きます。むにゃー。

・・・・・・・・・・・・（11日追記）・・・・・・・・・・・・・・

　五時半に起きて入浴。前夜はよっぽど疲れていたらしく、お風呂飛ばしてしまったのでした。買っておいたサンドイッチとヨーグルト、そして若冲つながりで買っておいたまろ茶で朝食。テレビの天気予報では温かくなる予定というし、じゃあ厚い下着やタイツはいらないかなあと、補強用のソックスとマフラー以外の防寒具は大きなほうのかばんにしまいました。
　六時を過ぎてもやっぱり外は真っ暗だけど、金比羅行きの電車駅までは大通りをまっすぐ五分くらいだからやっぱり行ってみることに。

　コトデンの高松築港駅にはすでに二両だての電車が停車中、ちらほらとお客さんもいました。のんびりと一時間の旅です。六時半に駅を出て走っているうちに夜が明けてきて、途中からかなり学生さんも乗ってきました。終点の琴電琴平ではかなり降りるひとが多かったです。七時半着。

　金比羅さんに問い合わせをしたとき、琴平駅から平地を歩いて十分、そこから階段になって三十分くらいかかると言われていました。だから八時半開場にはかなり早く着いてしまうんだけど、コトデン駅にはロッカーがないかもと思ったしそのつぎの電車は八時着だから今度は開場後になるから、やっぱり早く来てみました。

　ロッカーあってよかった。身軽になってこんぴらさんを目指します。参道までもおみやげ屋さんや旅館がたくさんあって、すこしずつ店を開ける準備に入っていってます。でも人影はほとんどなく、しばらくのあいだ前を歩いていた女性には、写真を撮ったりしているうちに引き離されてしまいました。

　今回の大遷座の合言葉（？）は、
「しあわせさん、こんぴらさん」。
　トレードマークの山吹色ののぼりや、店の軒にかけられた提灯などにやさしいひらがなの字が踊ります。

　金比羅さんに行くというと、みんな「あの階段がすごいよねえ」と言います。本宮まで全部で七百三十五段あるそうです。足に自信のないかた向きに、半分くらいまで行けるタクシー・その名も「うどんタクシー」とか、籠とかも用意されています（当然のことながら片道五千円強でした）。

　これは明日筋肉痛だよなー、と思いつつ、でも運動すると寒さもちょっとまぎれるなあとあがっていきました。手袋持って来ればよかった。
　大きな鳥居をくぐったのがまだ八時十分前くらい。金比羅さんで働くひとたちがすこしずつ出勤していく時間でした。飴売りのおばさんがエサをやっているらしく、猫たちが群がっていたり。

　今回の『金刀比羅宮のすべて』展は、六つの会場で開催されています。もちろん一番の目玉でありわたしも目指してきたのが、じつに百二十五年ぶりに公開されるという奥書院。古くは、代々の宮司の住居であった場所です。
通常も公開されているという表書院を通過して行くしかないのですが、その場所に着いたのが八時五分前。まだ三十分以上あります。そのうち出勤してきた切符売りさんに”時間もあるし、もうすこし登って本宮を見てきたら”と勧められましたが、あとで合流するｔ子さんと行きたいなと思って、上下段をちらりと見に行ってお茶屋をのぞいたり（まだ開いてなかった）神馬の運動を見たりするだけにしておきました。あとは家人に電話してみたり、友人にメールしてみたり。そこにもいたにゃんこ撮ったり、赤い実を撮ったり。




　切符売り場が開いたのが八時二十五分くらいかな。待っているあいだに三組ほどほかのお客が来て、そのうち単独で来ていた男性がささっと窓口に並んだので二番目として買いました。表・奥書院だけの券という設定があったのでこれを一枚（1200円）と、六会場共通券（2000円）を一枚。
　
　表書院には六部屋あって、どれも神社へのお客さんを通す部屋だったそうです。通常も公開されてはいるけれど廊下からガラス越しに見ることになっていて、今回のように部屋に入ることはできない（通路が作られていて、もちろん直接触れることは不可能）とか。円山応挙の虎はわりとまじめに見て、でもとにかく今回は奥書院なんだから。とずんずん進みました。おかげで、奥へと続く雨戸を開けるところにも遭遇。通過印を押すコーナーも店開きしたばっかり、まさに一番乗り。

　かなり段差のある階段を六、七段上がったところに水墨画の屏風がありました。そこにいた中年の女性が、これは狩野探幽の作品であること、本来ならば奥絵師であり幕府のためにしか描かないはずの探幽の作品がここにあるのは初代の高松藩主が水戸光圀公の弟で、つまり幕府中枢に近い人物であったことなどを教えてくれました。
　表書院もそうだけど、こちらで部屋付になっているスタッフはみなさん地元のかたらしく、誇らしさをこめたはずむ口調で一生懸命説明してくれるので、関東から「花丸図」（若冲）見に来たんですよなどとこちらも話しました。

”奥書院は昔は宮司の住居。えらいひと（宮司さん）はそこにいればよかったけれど、奥向きの用をしていた下働きのひとはきっとはだしで何回もここを行き来していたはず。昔のひとは今より背も低いだろうし、たいへんだったろうなあと思う”
など、段差の大きい階段を見ながら話してくれたのも素直にうなずけました。探幽の屏風はいつもはしまってあるもので、本来はただの暗い寒い通路だというのを聞いたのもおもしろかった。

　さて、そんなこんなしているうちにあの切符売り場で先を越した男性に追い抜かれてしまいました。というわけで、ようようお話を切り上げて、「花丸図」のある上段の間へ。

　とてもとても、贅沢な時間でした。
　今ならばひともほとんどいないから、と、正座して、何度か座り位置を変えて、十分くらいはいたかな。絵を守るために照明も薄暗いし、なにより二百四十年ほど前に描かれた絵には傷みもあったけどすばらしかった。部屋そのものに入ることはできなくて隣の部屋からのぞく形だったのですが、外してあった襖をもとに戻し、それこそ四方を花々（二百一あるそうです）に囲まれて畳に寝ころがったらどうだろうか。白い花が多いな、赤い花が目立つな、青はそんなにないけど正面の一番うえの目立つところにあるな、葉ものっぽいのもあるな。花をさらに輝かせる金箔は、後になって絵の保護のためにほどこされたものだとその場担当の男性が教えてくれました。そのうち集団で見にきたかたもいらして、その場を去ることにしました。

　次の間には岸岱の「群蝶図」が壁の上部を飾り、廊下を抜けてからは柳と白鷺図（向かって左では飛び立ち、時計と反対まわりにぐるりと部屋を飛ぶようにして右の襖に着地して水に遊ぶ、という話でした。同じ白鷺が時間の経過を意識して描かれているんだなあ。

　それから新書院に抜けると、上段の間から外されていた分の「花丸図」がごく近くで見れるように展示されていました。ここは日のひかりもわりと入るから子細に見ることができます。ヒマワリがあったり、朝顔やあじさいの青がきれいだったり。ここでもゆっくり過ごせました。

　ｔ子さんはおうちから特急を乗り継いで来てくれることになってて、十時半すぎに合流したのですが、書院を見てからはちょっとぐったりしてしまい、待ち合わせ予定場所の高橋由一館ロビーでほぼ時間をつぶしました。このあいだ『TIME』で記事を見て気になっていた金比羅さんの文化顧問・田窪恭治の本（『表現の現場から』）があったので買ってみたり、持ってきたノートに印象を書きつけたり。

　というわけでｔ子さんがやってきてまた書院へ。十時四十分くらいだったと思いますが、すでにスリッパはみんな出払ってて、表書院見学の段階からたまにひと溜まりがあり、奥のなかでは通路が狭いせいもあって行列していました。それでもまだ足を止めることはできたのでもう一度見て、さっきはけっこう飛ばした絵などもていねいに鑑賞。最後にｔ子さんが関連グッズの買い物をして（わたしはひとりで来たときにハガキセットと書院見取り図を買いました）、でてきました。

　それから高橋由一館を。当地出身の洋画家で「鮭」くらいはわたしも見たことがあったけど（東京芸大のもので、会期中早めに借りて展示されていたそうです）まとめて見るのははじめてでした。起床五時半朝食五時五十分くらいだったからもう空腹だし案外若かったのかもう足も痛くなってたし、わりと適当に流してしまいました。
　ひもじい。ひもじいよ！　とｔ子さんに訴えて茶店に行ってみたけど、食べものといったらアイスクリームしかないの･･････。さすがにこの寒さでは。甘酒などはありましたが、温かいビタミン＆レモン飲料をすすって、じゃくちゅーへの感動はもちろんですが最近の萌えについてこそこそ話すわたしら。

　それからは
　・あと三百段ほど登って本宮。さすが立派だー。幸せの黄色いお守りをいただこうかと思ったけど、とりあえず家内安全のお札だけいただきました。
　・TIMEで「ウルトラモダン」と称されていた建物、らしきものも見ました。
　・さすがにもっと登るのはいやん。
　・続いて宝物館、収蔵庫。収蔵庫の「冷泉為恭展」でのんびり寝るかわいいにゃんこ絵を見つけてすこし元気になる猫好き二人。宝物館はなんか明治っぽい折衷洋式的建物はほほえましいと思ったけど展示のされかたはなんか一貫性がなく、わりと「ふーん」という感じ。
　・そして残るは学芸参考館でした。ここは裏参道をはるばる降りて行く以外手だてがないみたい。うーん、でもせっかくだから･･････と行ってみたら。

　トンデモなお宝の展示場でしたよ！
　ウェブサイトでは無視されていましたが（笑）、そのお宝は「人魚のミイラ」だっていうんだもん。入ってすぐ右の展示室には延々と鶏の置物（といっても旅のおみやげレベル。「おじいちゃんが貯めてたガラクタどうする？　土蔵いっぱいだけどさあ」って感じ。と話しあいました）が飾られてたり、書画も「･･････」なものばっかりだったり、さらに奥まった感じの上階におかれたガラスケースには手作りの木目込み人形だったり犬が交尾してる置物だったり、しまいにはコブラとマングースが戦ってるミイラ（？）まであって、あまりのトホホさにかえって元気になってしまいました。やっぱり海を越えてなんでも漂着するんだもん、金比羅山は懐が深くないといかん。と、別にここにあるものが漂着物なわけもないのに（実際は「１８７９年に行われた琴平山博覧会は、四国で行われたにもかかわらず２７万人もの観客を集めたとされています。ここでは、当時の美術や技術の粋を凝らした琴平山博覧会の展示品に加え、金刀比羅宮へのさまざまな奉納品を集め、広い庶民信仰のありようを紹介します」という説明）。

　さあーもうごはん、ごはんなのよ！
　と、がしがし降りて表参道のつけねあたりに。やっぱりうどんだーということで、昨日おいしかったお店と関係あるかな？　と、こんぴらうどんというところに入りました。繁盛してました。でもメニューはけっこう違ってたら別なのかな。

　しょうゆうどん（ゆでたうどんにしょうゆベースのたれをかけただけ、汁なしのうどん）のミニセットをいただきました。はあー人心地･･････。



　それから灸まんのお店でお茶して、醸造所をちょっとのぞいて、ｔ子さんが買ったしょうゆソフトクリーム分けてもらって、それでもまだ二時くらいだったのだよ。ｔ子さんの電車は四時半、わたしは飛行場行きのバスが四時五十分だから時間が半端で、このあたりにいるしかないねえとだらだら話しながら商店街を歩きました。お茶する場所を探してみたのですがこれがなかなか･･････。結局また表参道つけねあたりに帰ってきて、よもやま話をして時間をつぶしました。

　帰りの飛行機は満席。もちろん大過なく、おみやげ（うどんと灸まんなど）と夕御飯用のお弁当を手にまた満席のバスで近場まで帰ってきて最後は力つきてタクシーで帰宅したのが八時半ごろでした。
　メールチェックしたら、このごろたくさん来るkではじまる企業名ドメインのウイルスメールが二十通以上来てた･･････しくしく･･････。

　というわけで、お風呂でゆっくり足を揉んで、家人に買っておいてもらったKissを読んで（金曜日夜に早売り？　を見かけた以外は金比羅さん周辺（じつは本屋自体見かけなかった）にも両空港にもなかった）早めに寝ました。むにゃー。

　四方を花に囲まれた部屋での密会とか、まあ考えないでもないですが今書くとあまりにも自分の体験みたいで恥ずかしいからそのうち。
　それから、そろそろ師クラのメモもしたいけど難しいなあ〜とか思っています。師匠をあくまでもかっこよくシリアスにするか、めろめろのたじたじで駄目男にするかだよなあ。


2004年12月09日(木) ■
やっぱりうどんでしょう（11日に書きました）。

　仕事を早めにきりあげてまずは羽田空港へ。今月一日に第二ターミナルができて、全日空などが移ったんですが今回予約したのはＪＡＬ、でも早く到着したので見学に行ってきました。ガラスを多用していて明るく、ベンチなんかも多くて全体的に感じはよかったのですがシースルーエレベータが敏感すぎるかも。すぐに「満員です」というアナウンスがあって、それで降りていくと結果として”あと五人くらい乗れるんじゃ？”という空間が空いてしまうのでした。三回乗ったけど全部そんな感じ。
　
　五階にある展望デッキにもたくさんひとがいました。引っ込んだ場所にすこしだけ庇があるベンチがいくつかあって、滑走路のほうを熱心に見ているほとんどのひとたちから一種隔絶された雰囲気をかもしだしててじつは盲点？　なんて思い、こういうところで逢引き･･････とかまた妄想スイッチ入りました。でもあれだな、陛下もクロロンも人目を引く容姿のはずだから駄目なんだな。

　第一と第二ターミナルは地下通路でつながってて、そこにもスープストックTokyoやスターバックスなんかがありました。旅行ガイド買おうかな･･････と思って第一ターミナル地下のちいさな本屋さんに寄ったけど、高松だけとかってないんですね。四国でひとくくり。その本屋さんでは結局なにも買わずにでてきたんですが、飛行機関係の雑誌や本がたくさんあって、おお、マニアな世界･･････と思いました。鉄道マニアのひとはてっちゃんと言われると聞いたことがあるけど、飛行機マニアってやっぱり通称があるのかな。そういえばちょうど第一ターミナルがオープンした年に亡くなった父は、マニアというほどではないけどやっぱり飛行機好きで航空ショーなんかも見にいくひとでした。第一を見に行きたいと言いながら果たせなかったんだっけ。

　高松行きのフライトはほぼ満席。通路側がよかったけど出発四十分前のチェックインではひとつもありませんでした。一時間ちょっとの空の旅は快適で、最初のうちは空港三階の書店で買った『喪失』（北欧ミステリということで。リンドグレーンの姪ごさんが作者）を読んでいたけど半分くらいは寝ました。国内線は離陸体勢〜着陸＆シートベルト着用のサインが消えるまですべての電子機器の電源を切ること、とアナウンスがありました。一度揺れが激しいときにみんなシートベルト着用のサインが出たのですが、隣に座っていた中年男性がケータイを取りだしていたら客室乗務員がすぐに、かなり厳しく注意していました。しかもその後、着陸態勢に入るまえに念まで押しに。そういえばセキュリティ強化ということだったけど、たしかに以前より待合室への移動時の安全チェックが厳しくなったみたいだな。ペットボトルや缶入り飲料を持ち込む場合、特殊なチェック装置を通さなくてはならないというのもはじめて見ました。

　空港から高松市中心までは高速バスがあって、たしか700円くらい。前もってチケットを買いました。そのときに明日の金比羅さんからのバスの時間を確認。
　宿泊は東急インです。バス停からすぐの場所で、とにかく荷物を置いて散歩＆夕食に出ました。すぐのところにアーケードがあるのでとりあえず隅まで歩いてみたり。アーケード内を歩いてても自転車が多くてちょっと怖い。さすがお遍路さんの地、巡礼装束を売っているお店があったり、工事中の建物の囲いに描かれた買い物客往来図のなかにお遍路さんがいたり。

　やっぱりうどんを食べよう。と思いつつ流し見してたんだけど、全部自分でやるというのは突然トライはしにくいし、夕飯になるんだからそれなりにしっかりしたものを食べたいし。横道に入ってうろうろしてるうちに
「こんぴらうどん」
というお店を見つけました。明日金比羅さんに行くんだからここにしよう、と入ることに。海老のてんぷらが乗ってるのはわりとあるから、しゃぶしゃぶ肉うどんというのにしてみました。おいしかった！　細いうどん使ってて、スープもとてもおいしくて、三口くらいだけど飲んでしまいました。




　明日は五時半起きで六時半の電車に乗りたいから、ホテルの朝食は宿泊費に入ってるけど利用できません。ホテルの隣に大きいローソンがあったから買い物をして部屋に戻りました。その前に入ってみたヤマザキデイリーストアにはKissの早売り？　があって、でも持って歩くの面倒だからなあと思って買わず、そのくせローソンでリミックス系の曽祢まさこ＆原ちえこ作品の載ってるペーパーバックを買いました。原さんてほとんど読んだことないんだけど、これに載ってた二本を読んだかぎりではそれほど･･････かな。曽祢さんはやっぱりうまいと思いました。

　空港で金比羅さんの混雑具合を聞いてみたところ、土・日は混雑するけど金曜日の朝にそんなに急いでいくことはない。と言われたなあ、でもこのためにきたんだからなあ･･････と、やっぱり起きられたら六時半のに乗ることをもう一度決意して、マンガとか読んで早々と九時台に寝てしまいました。
　


2004年12月08日(水) ■
たのしみ楽しみ。

　ｐさんがネット復帰なさって、サイトもちょっと変わっています。新作もあるのでゲストブックをチェックなのだよ〜。近いうちに
「ｐさんネット復帰記念、最初は（笑）レオクラチャット」
をやりたいと思います。今週末はちょっと無理だけど。日取りは相談して決めませう。

　買った本はYoung You一月号（さっさと映画観賞券プレゼント応募ハガキを書いた。シルヴィア・プラスの伝記的映画『シルヴィア』を希望することにしました。死んだ父親への愛憎なかばする呪縛のような愛をうたった「ダディ」を読んだときの衝撃は今も覚えています）。
　それから、なぜか昨日は目に入らなかった『このミス』国内一位の『生首に聞いてみろ』。ううーん、でも今から読んだら徹夜とは言わないけどすごく遅くなっちゃうな、手を触れないようにしておこうかな。そして『ギリシア恋愛小曲集』。

　仕事もちょっと区切りついたし、明日は早めに出てそのまま高松に飛びます。栗林公園など行ってみたいけど到着はもちろん夜になってしまうので、そのへんでうどんでも食べて泊まるだけかな。空港でちいさいガイドブックでも買っていきます。
　そして明後日は金比羅さん参り。公開開始時間にはあちらに行っていて、時間の許すかぎり見て歩きたいと思います。そういえば笙野頼子の『金比羅』が絶賛されていたので語呂合わせに？　買ってみようか。
　金比羅さんはものすごい石段続きということなので、きっと土曜日はすごい筋肉痛になることでしょう（年寄りだからきっと当日じゃなくて翌日に痛みがくるのだよ）。

　金比羅さんは香川県ですが、今日の夕刊に香川の直島というところに今年できた「地球美術館」の記事が載っていて、家人は「高松まで行くんだからせっかくだからこっちにも行け」と言い出して困りました。二泊ならともかく･･････。でも検索してみたらとてもおもしろそう。付属の宿泊施設に泊まり、朝の光のなかでインスタレーションを鑑賞する、なんていうの非常にそそられます。光を浴びている姿にみとれるとかね。

　


2004年12月07日(火) ■
眠くなる薬かな

　風邪は二週間目に突入。最後にハナと、ちょっとのどがいがらっぽいのが残ってます。というわけで鼻炎カプセルみたいなのを飲んでるんですがこれって眠くなる成分あるかな？　なんかぽんやりしています。

　９ＳさんのOfflineコーナーですてきな発表があるざます。いや、もちろんわたしにとって一番ステキなのですが。あのクロクラマンガを一番たのしみにしているのは絶対！　わたしと言い切れます。

　ところで「乙男」さんですが、グーグル検索すると出てきたりするんですよ。
１）裁判用語。甲・乙・丙なんて仮名をつけるときに、「甲女」「乙男」なんていうあらわしかたもあるらしい。
２）き、気になります！　『乙男（オトメ）たちの素顔』って映画があったらしい！　ゲイもの？　全貌はわからなかったのですが、スタッフ名にまたリンク貼ってあるページがあって、監督さんのほかの作品のタイトルからして･･････。『まん性発情不倫妻』っていうのはふつーのポルノか？
３）作家さんで、この字で「おとお」さんがいらした。

　というわけですが、とりあえず読み方としては「おつお」さんで通っています。局地的に。そんな乙男さんが愛するクラピカさんとおもっきしスィートなお話を繰り広げるらしいですよ！　

　今日は帰宅したらとにかく一度寝る。と決めていたのに、『このミステリーがすごい！　2005』だけじゃなく『'05 日本一怖い！　ブックオブザイヤー』も買っちゃって思わずほとんど目を通してしまいました。『このミス』はいわゆるランキングものですが、読み物として楽しいのと、あらすじ読んで楽しそうなのを読もうというブックガイドとして使います。やっぱり『生首に聞いてみろ』（法月綸太郎）が一位か〜。買ってみようかな。･･････でもアヤツジもけっこううえにランクインしてるところが怪しいな。

　で、あいかわらずタイトルが気になる。ちょっとこれ本気でつけたの？　それともお笑いなの？　と思ったのが
『イニシエーション・ラブ』。
　ランキングには入ってなかったけど巻末の「投票対象作リスト」でみつけた、
『マチュピチュで誘拐？』
てタイトルもすごいなあ。『沙織のなりゆきで上海紀行』、『さよなら妖精』『霧の迷宮からきみを救い出すために』なんかもちょっとトホホ感をかもしだし、タイトルからしてジャンルがわかる！　ある意味偉いなーと思うのは『偽りの街』とかであります。

　逆に興味をひかれるのが『アヒルと鴨のコインロッカー』（伊坂幸太郎。組み合わせで首をひねらせる）、『φは壊れたね』（森博嗣←たぶん読まないけど）など。わたしはタイトルにも動きがある感じ（動詞をつかったり）が好きなのだと思います。

　いいかげん遅れている『七十年ロマンス』の続きをクリスマスにぶつけてみるのはどうか？　なんて思っています。むにゅむゅむ。


2004年12月06日(月) ■
休み休み

　ハンター載ってました。ほんとだ。今回はカルトちゃんの見せ場、それからフィンクスも相手をさくっとやっつけました。フィンクスもいかにも強化系って感じかなあ、なら旅団一の力持ちのウボォのパンチでも治癒が間に合ったんだからフィンクスとサシでやれるなら陛下の勝ちかな。とか考えてしまいました。さすがに来週は休載です。
　錬金とワクワク、好きなほうのマンガがけっこう後ろに載ってるなあなんだか危ない感じかなあ。

　今週一日休んで金比羅さんに行こうと思っているので、その分前倒して仕事をしています。でもやっと終わったくらい、かな。戻りがあるかもしれないのでまったくフリーになったというわけじゃないです。

　年賀状はいつもふるさと絵のついてるのを買います。今回はじめて、住所氏名を印刷に出しました。これで宛て名とひとことメッセージだけで済む、だいぶ楽になります。去年も一昨年もコミケ終わってから書いてたので当然のごとく三が日には先方に届かなかったと思いますが、今年はもうちょい早く始めたいな。

　９Ｓさんのトップ絵が男前っぽい団長にかわりました！　同じキャラのはずなのにｈヂさんの絵日記ではへんなところにドリルで穴を開けた容疑で連行され、カツ丼？　をごちになりつつ尋問されています。全裸で。ねこやなぎ改めｏ子さんのところでもクロロいぢめ的マンガが続いてドキドキなのです。

　約一ヶ月前に管理人さんが交代、移転、名前をマイナーチェンジしたHunt a Search!　さまに、まずくるたんを愛でる会。を登録しました。すばやい管理人さまでさっそく登録成功です。そのうち様子を見てレオクラ館やイマエゴも登録したいと思います。
　そういえば陛下の「総受けリング」のバナー表示がされなくなってちょっと経ちます。ホームに行くと存在しないページ、という表示になっています。心配。

　昨晩録画しておいたアルゼンチンサッカーの特集番組を見ました。新世代スターたちの紹介はもちろんですが、ブエノスアイレスにある二大クラブ・ボカジュニアーズとリバープレートの紹介もされていました。リバープレートはお金持ちの住む地区にあるそうですが、メインスタジアムの芝生のしたでなんと小学校〜高校を経営！　かわいいこどもたちもたくさん写っていました。

　一応ネタノートをベッドにもちこんで、寝にはいろうと思います。あとははながちょっと詰まってるくらいですが、全快というわけにはまだいかないみたいなので。　


2004年12月05日(日) ■
ヒソクラも楽し。

　昨晩はそれにしてもすごい風でした。ベッドの頭が西向きなので、叩きつける雨風で目がさめたのが三時ごろかな。そして今日も朝のうちは強風ですが、ものすごい暑さでした。十二月に真夏日っていったい。

　昨日は遊びまくってしまったので今日はてれてれ。起床もゆっくり。
　昼食後『開運なんでも鑑定団』の再放送を見ていたらちょうど昨日行った川崎へ出張鑑定でした。もちろんイントロでお大師さんも紹介されてたし。こういう偶然、なんだか好きです。

　仕事を二時間ほどやって、あとはだらだら。
　でも昨日買ったイディオムの本、暫定範囲の百二十個は目を通しました。あ、これはほんとうにはじめて見るな。と思うものは単語カードにも書きました。もちろんできるものは萌え変換してね･･････とほほ。

　Watch out for the guy stanting there! あそこにいる男に気をつけて！
(watch out=気をつける)

Why don't you come over tonight? 今晩おいでよ。

　When you get off the work, you can call me. 仕事が終わってからならば電話してもいい。
↑これはもちろん捏造ですが、get off=(電話・仕事などを)終える。
はほんとうです。一応偽にうよーくのふたりで、仕事ほったらかして電話してくるうるさいクロロンにクギを刺すところとか。

Would you like me to kiss you? キスしてほしいと思いませんか。
言うまでもなく捏造。

　仕事はちょっと小山ができてる感じで、明日はがんばらないと駄目かなあ。風邪はほとんどいいです。鼻とのどがちょっと不快な程度。
　ジャンプ、載ってるみたいですね。予告には出さないで、出せるときには出すってシステムに変わったのか？

　ｆ谷さんのところのヒソクラ♀新作を読みました。ヒソカとだったらかなりズバリと丁々発止のやりとりができるんだなあ、楽しい。ことば遊びっぽくなってもいいし。クラピカにきついこと言われてもうまく受け流せるだろうし。

　そろそろ大阪行きの手配をしないと。新幹線ばっかり考えていたけど、早めに取れば飛行機往復＋宿泊でも二万四千円くらいか〜。イベント会場とうまくつながる感じだったら飛行機でもいいかしら。もうちょい検討してみます。


2004年12月04日(土) ■
きみは朱色でぼくは黒

　ｐさん＆ｍしゃんと待ち合わせて川崎に行ってきました！
　
　待ち合わせは十一時十五分東京駅。そのまえに高松行きの切符を旅行代理店に受け取りにいき、ちょうどくらいにその場所に着こうとしていたわたしの目に、ほっそりした女の子の後ろにそっとまわった女性がさっとしゃがんで、その後わあっと驚かしているのが見えました。というわけでｐさんとｍしゃんが戯れているところを見たわけですが。ｐさんいわく、
「ｍさんがゆるゆる震えていたので〜」
そんないたづらをしかけたくなってしまったそうです。

　ところでなぜ川崎なのか？　それはあるときのチャット（HHMの直後くらいだったかな）。ｆさんが「川崎にはこんな神社が」と教えてくださったのです。



　というわけでシンボルマークに注目。なのだよ。
　その後わが同盟の”ちんちろりん”ことｐさんとそんな話に。ｐさんいわく、「まだ若いｍさんのために祈願です」ｍしゃんは「えええ〜そんな、いりません！」

　東京駅から川崎へ移動、お大師さまより川崎駅近辺のほうがチョイスも多いだろうということでむかーし行ったことのあるペルー料理の店に案内してみたのですが、ｍしゃんの反対にあい結局は焼肉を。なにしろ歩きながら
「にく〜、にく〜」
と歌っているぷるぷるした物体ｍがいるのでまあ、魂しずめのためには。最初は石焼きビビンパくらい食べればと思っていたのですが、注文前からささっと炭火を持ってきてくれたのでやはり焼かねば！　とセットメニューを頼んでたらふく食べました。

　そして川崎大師駅を降り立ち、まずは金山神社です。駅すぐのところにあって、曲がり角には大きな病院があったのですがそれを見たｐさんいわく
「きっと産婦人科です」
残念！　でもそのかわり（？）”こう門科”（漢字じゃ駄目なのか？）ありました。
　かなまらさん（通称）はこう、ひっそりとした神社でした。鳥居をくぐるとすぐに付属幼稚園があり、その奥にお堂などが。社務所もなんというかさびれた感じで、入り口のところに廃車の部品が転がってたり。神社サイトに載っていたにぎわいはやはりお祭のときならではなのだね。

　リンガの像は黒光りしているものと朱色のものがどーんと立っていました。もちろん写真も撮らせていただきましたがあえて秘す。

　それからはお大師さんにも行こうと、てれてれ参道を歩いていきました。土曜日なのにひとはごくまばらです。こちらは関東三大師のひとつで、新年にはたくさんのひとがお参りに押し寄せます。わたしも今までに三回くらい行ったことがあるのですがいつも初詣で、こんなにすいてる･･････というかすかすかなのを見るのは初めて。郵便局の前に机をだして一生懸命年賀はがきを売るかたがたが憂愁を誘いました。

　でもさすがに仲見世に入るとそれなりにひとが。目立つのは飴屋さん（咳止めとか長寿飴とかぼけ防止飴（！）とか）、ダルマ屋さんなどです。ぼけ防止飴を買い、ふらふらとお大師さんに向かいました。途中、「やなぎさわ　るーしー」という名札をつけたレトリバーが歩いていて、ｍしゃんは熱心にかわいがっていました。

　お参りをして、ｍしゃんが大吉を引いて、さてせっかくだから甘味でもいただこうか。と、行きに目をつけておいたお店に入り、ｐさんは麸まんじゅう、ｍしゃんとわたしはクリームあんみつを食べました。そして各自おみやげを買って大師離脱。

　その後は川崎のマンガ喫茶にちょっとだけ寄ってネット（ｐさん）＆マンガ読み（ｍしゃんはフルバの続き、わたしは『ブラックジャックによろしく』10巻とＬａＬａの今月号を読みました）。ｐさんはパソコンは新しくなったのですがこうした遠出などもあり、ネット復帰にはもうすこし時間がかかりそうです。
　
　そしておうちへ帰られるｐさんを駅まで送っていき、ちゃっかりおもたせまでいただいて（ありがとうなのだよ！）、そのままｍしゃんをひきずって近場に帰ってきました。
　まずは生ビデオテープを十本買いました。ああ〜そろそろDVDレコーダーにしたい･･････去年面倒くさがらずに単なるホームシアターじゃなくて録画機能つきにすればよかった。明日の深夜にはアルゼンチンサッカー特集があるからぜひ録画したいのです。でも地元の駅周辺にはビデオテープは売っててもコンビニで一本三百円とかものすごい値段なのでここで！

　そして本気を見せてやるぜとばかりに英語の参考書コーナーに向かいました。TOEICのところです。
「ああ〜、いったいどうすれば〜」
とｍしゃんは戸惑いつつぷるぷるしてるので、
「とにかくなんでもいいからペースメーカーみたいのを買って、様子を見ようよ」と、”350点から860点まで”と帯に書いてあった『TOEICテストにでる順英熟語』というのを買ってみました。まずは超頻出のものを120、一週間で覚えるというのをやってみます。そしたらテストです。もちろん例文は適当に書き換えて楽しみつつやります。
　その後ごはんを食べて帰宅。というわけですが、そろそろｐさんはおうちに着いたころかな？　

　今日の妄想はやはり変クロロ。
　かなまらさんは子宝祈願だから、
「あかちゃんに恵まれればクラピカのかたくななこころも溶けるはず･･････」とクロロが来るとか考えました。当然ここはクロロも陛下も♂なわけです。
”生まれて初めて　神に祈ります”
とか敬虔な気持ちに。そんなこと頼まれても神様困るよ。
　そして神社にひとりでお参りに来るのですが、見かけたご婦人たちから
”あんなに若くてかっこいいのに･･････”
無用な（？）同情を買うのです←男性機能ギワク

　それから、師クラのイメージをちょっと話してみました。話すとやっぱりそんな気分ですね。

　というわけで、楽しい一日はあっという間でした。
　他には松山花子フェア？　『私が会社に行く理由』１巻と、以前一度だけ近くの書店で見かけてなんだか気になってた爆笑ホモマンガ『課長の恋』（九州男児名義）を買いました。


2004年12月03日(金) ■
BGMはモンポウ（追記）

　ちょっとだけ鼻がぐずついてる以外はほぼよくなりました。でも飲み物はビタミン系とかしょうが湯にしております。念のため。

　恒例の歯医者。飛び入りの患者さんがいたのか、三十分ほど待ちました。そのあいだにTimeアジア版で「アジアの二十人〜四十才未満編〜」特集を手にとってみて、イチローの記事とか合衆国の大統領選挙の記事を読みました。そのままぺらぺらめくっていくと、なんと金比羅さんの「平成の大遷座」、具体的には若冲の「花丸図」を含む奥書院を公開するに至ったいきさつを、展覧会のプロデューサー氏に取材するというものでした。

　メモを持っていかなかったので名前などは失念してしまったのですが、このプロデューサー氏、金比羅さん近くの出身で、現宮司さんの幼なじみだったそうです。宮司一家に使用され、外部の人間は足を踏み入れることがなかった奥書院をその友人に案内されたときの衝撃がかれの進むべき道を決したこと、宮司になった幼なじみに今回の大遷座にふさわしい行事はなにかと相談されたときに奥書院公開を提案したことなどが書かれていました。
　そしてびっくりしたのが、この奥書院公開がじつに125年ぶりだということ！　わたしが話を聞いたのは日本美術に詳しい知り合いだったのですがそのへんは頭から抜けてて、「つぎに公開されるのは33年後」（つぎの遷座。しかもこの記事のなかでは「33年後になるか、それともまた125年待たねばならないか･･････という表現でした！）というのばっかりだったのですが、いやあこれはすごいことですね。ますますたのしみになってきました。

　記事には、文化ゾーンになっている場所に最近非常にモダンで先鋭的な建物ができたということも書いてあって、これはネットでは調べがつかなかったのですがなんだか気になるね。

　同じニューズウィークにコラム的に上野の東京国立博物館がリニューアル、著しく改善されたという記事も。しばらく行ってないなあ。以前のひなびた雰囲気とがらーんとした様子はあれはあれでなんとなく萌えなものでしたが。人影のない美術館や博物館での逢引き、なんかよくないですか？　ことあるごとにキスしたり触れたりしようとするのを基本的にはするりとかわして。ほんのたまに、一瞬だけ捕えられてやって。

　中古レコード屋（ほんとうにそんな感じ、CD類よりアナログのレコードのほうがたくさんあるんだもん）に寄って、映画『DIVA』のサントラを買いました。機会があったら映画のほうも欲しいな。

　明日はｐさん・ｍしゃんと旅芸人集合です（ｋ〇しゃん、集い見てないの？）。 一緒に遊べればけっこうなんでもいいのですが、一応目的地は定めてあります。夕方から雨が強くなるとかいう噂ですがまあ、なんとかなるでしょ。一月のコピー本、おふたりからは原稿搾り取る約束はもうできているのだよ（えっへん）。

　昨日の参考本ボイズはまあまあおもしろかったです。でも主人公が相手役の××の〇〇だったなんてちょっと、都合よすぎかもですだ。

＊移転・管理人改名サイトさまを更新、そしてWelcomeに枯れ木も山の賑わい目指して師クラ同盟貼ってみました！


2004年12月02日(木) ■
メンテナンス

　ラッシュアワーなのにぽっかりと空いてる（座れないけど、ひととぶつからないで済む）電車を選んで乗っています。今日は一本早いのにも間に合うように駅に着いたけど、混んでるからわざと見送ったのに。なぜだ！？　すごく混んでました。ほかからも「なんで？」みたいな声が聞こえてきました。そしてターミナル駅で乗り換えしてるんですが、まえの電車が遅れたわけでもないだろうになぜかいつもの次の列車になってしまった。これも「なんで？」うーん、よくわからん。
　
　仕事のあとはエステを予約してあって、ちょっとどうしようかなあと思ったんだけど全快とはいかないまでもさらに復調してきてたので行きました。風邪などのおかげで肌も乾燥してるかなあと思ったけど、それはそうでもなかったみたい。よかった。
　ついでにフットマッサージまで受けて、とろとろ寝てたまにいびきかいてハッ！　と気付いて、おかげで軽くなりました。まだちょっと鼻は詰まってるけど元気です。今日も早く寝て風邪菌やっつけよう。

　エステの待ち時間に差しだされたファッション誌をめくっていたら、シャネルのナンバー５のイメージモデルにニコール・キッドマンが起用され、十二月にはテレビコマーシャルもあるという記事を発見。何枚かショットが載っててそれは美しかったです。ニコールはときどき赤ら顔に見えてなんかあかぬけないなあ･･････ってこともあるけど、美しいときはほんとに好きな顔です。
　思わずメモったコピー。
「彼女が顔を上げた瞬間、
　その運命は動き出した」
（表現としてはちょっと洗練されてないと思ったけどね）
→When she raised the face,
the Wheel of Fortune began to turn.
なんてどうだろうか。「運命の輪」で仰々しさを出してみました。
　うーんひとめぼれの瞬間。

　さて、今日はとろとろしながら師クラを考えていました。師匠がクラピカを好きなのはもう決まってますが（笑）、果たして両思いなのかそれとも片想いなのか？　原作設定でシリアスで、
「神様おねがいです　ボクにこの子をください」
ってイメージです･･････どうも攻めのはずのひとのほうがロマンチストでヲトメ入ってる感じになるなあ。ていうか、「ボク」なのか？　師匠の自称は「ボク」ではないと思うんですが、なぜかうえのような心の叫びっていうか祈りが響いていて。たぶんどっかで読んだものだと思いますが。
　うちは師クラはごく少ないので同盟を貼っていいものかは悩みますが、ｎやまさんの活動は心から応援しているのだよ！

　さて催事場でコートのセールをやっていたので見に行きましたが、ちょっといいと思うと高いので断念。かわりと言ってはなんですが、有田焼の長方形の皿（焼き魚とか）を買いました。先週行ったときに勧められたもので、いいなとは思ったけどほかのとテイストが違うからどうしようかと思ってやめておいたもの。でも今日また同じ売り場に行ったらすうっと目に入ってきて、藍色がきれいだったので。

　あとはいつものように本。
　マンガ−川口まどか『やさしい悪魔の物語』８巻、桑田乃梨子『豪放ライラック』２巻、細野不二彦『ダブルフェイス』５巻（『ギャラリーフェイク』がアニメ化だそうな）。
　その他−表紙に「ノーベル賞なのにィこんなにエロティック？」なんて大書してあってびっくりよ！　の『文豪ナビ』川端康成←（反転してください）いやじっさい幼きころに「眠れる美女」を読んではーはーしましたが。木村請二『二つの世界大戦』（山川の世界史ブックレット）、上野清士『南のポリティカ』、中井博康『指せば通じる旅のらくらく会話・スペイン』、それから参考に〜と思ってボイズを買ってみましたいとう由貴『復讐はため息の調べ』。

　ところでもういいかげん重くなった本を抱えつつも売り場を歩いてるときに
『アナル全書』という本を見つけたのです。お尻スキーとしては買うべきなんでしょうか。


2004年12月01日(水) ■
上向きです。

　昨日は帰宅してからも急ぎの仕事があったりして、それを朦朧としながらやっつけたらもう駄目だ〜！　と思ってさっさと寝てしまいました。ずっと寝ていられたわけじゃないけど計九時間ほどベッドに入っていました。メッセージくださったかたありがとうございました。

　朝起きてみると明らかに昨日よりはからだが楽でほっとしました。それから出勤。今日は夕方に仕事があるぶん昼間が開くという変則的な日なので、つらかったらマンガ喫茶のソファで寝ようかとも思ったけど元気になってきたため、前売り券を買ってあるのに行きそびれていた『靴に恋して』を見に行くことにしました。

　場所は渋谷から青山方面に歩いていってちょっとだけ右に折れるシアター・イメージフォーラム。ここに来るのは初めてです。通り自体は細いのにどんどんひとが流れていきます。今日は水曜日だし一日なので「映画の日」で安いからなのか？　と不安に思ったら、その界隈にはたくさんお弁当屋さんや食堂があるのでした。レストランも店先にお弁当を並べている、わたしのいつもの仕事場界隈では見かけない光景でした。

　入場前に整理券をもらっておくシステムなのでまずは顔出し。ちいさい劇場です。『靴に恋して』は一階のメインスクリーンで上映中ですが、ここも66席というちいささ。でも椅子にはこだわりがあるそうで、座り心地は快適でした。

　昼御飯は近所の洋食やさんで済ませてさて映画。
　舞台はマドリッド、五人の女性たちの物語です。38号（日本の24〜24.5センチ)サイズなのにいつも37や36に足を押し込めている、大金もちの夫との冷えきった結婚生活にいらだつイサベル。店で扱っているブランド物の靴を盗み、ディスコのお立ち台で踊っているレイレは、五年越しの恋人と破局。結婚一年で夫が死去し、血のつながらない三人の子供と夫のタクシーを受け継いだマリカルメンは、いつも上履きで車のペダルを踏む。マドリッド郊外の”社交場”のマダムをしているアデラは偏平足、娘のアニータはからだは大人だけれど心はこども、あぶなっかしくてスニーカーしか穿かせられない。　　
　
　ストーリーが進むにつれてお互いのかかわり（あれば）なども明らかになってきますが、オムニバスといってもひとりひとりの物語が集中して語られるわけではなく、音楽が橋渡しをする形でかなり自由自在にカメラは移り変わっていきます。アニータの面倒を見るために雇われた看護学生のハビエルは感じのいい美青年で、アニータはすっかりかれに夢中になってしまいます。留守番をしながらかれがヘッドフォンで聴いていた音楽をふととりあげたアニータが音楽を”発見”するところなど、美しいと思いました。

　いわゆるハッピーエンドじゃないけど、みんなが”その先”を見ながら生きていることが感じられる、希望のある終わりでいいなと思いました。パンフレットを買ったのですがびっくり！　「ストーリー」の部分で最後の最後まで筋を書いてしまっています。上映前に買ったけど、その部分は読んでなくてよかった〜。

　その後の仕事は四十五分くらいしゃべり詰めだったのでちょっとまたのどがいがらっぽくなったけど、問題なく終わって楽になりました。今日も液体風邪薬飲んでビタミン飲料でからだをあたためて早めに寝ます。明日はもっとよくなってるといいな。

　師走になってｎやまさんがさらに意気盛ん！　クリスマスアンケートにも師クラーさんたちがいちはやく反応してくださったことだし、ぜひ一本書きたいと思います。

　昨晩はときどき目が覚めて電子辞書をいじったり。「運命」系の語を読み比べたりしていました。luck, destiny, fate, それからopprtunity, chance... 脳が元気になったらきっといろいろぐるぐるします。