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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
MAIL

2004年08月31日(火)
メンテナンス

 昨晩はこちらも雨風がすごくて、いつもは下ろさない二階シャッターもなにかが飛んできてぶつかったら・・・・・・と思い閉めました。今日は日が高くなるにつれて晴れ、結局かなり暑くなりました。ううーん、まだまだ秋とは言えない感じ。

 あにおとと本番号(通称)、予約好調であります。メールをいただくごとにmしゃんにも報告して「がんばれーがんばれー」とたきつけております。この本は非常にマニアック・・・・・・というか、あまりにも変。なので、オフセット印刷ではありますがいつもの半分くらいしか刷りません。いつまでもあるような気もするのですが案外そうでもないのか? と思ったり。あにおとと、どうも一部のかたには麻薬のようなものらしいですし。

 昨晩書き忘れましたが、あにおとと本売り出しのHHMのサークル参加書類が昨日無事に届きました! もう二週間足らずで当日なんですね。今回はみんなで参加(Chさん主催だし)する予定、前日はpさん・mしゃんとコピーに精だして東京に泊まります。日曜日もpさんと新しいホテル開拓の予定、また写真を撮りますね。

 明日お通夜に行くことになり、急遽喪服を取りだしてみたらスカートがきつかったので繋ぎにワンピースを買うことに。ううーん、漫然と歩くだけではやっぱり駄目なのかな。

 というわけで以前から気になっていたデューク更家のウォーキング本が文庫になってたのを買いました。「お〜」と二十ページくらい目を通しただけなんですが、まだ。ほかには総領冬実『ES』七巻(つぎで完結)、絵夢羅『道端の天使』三巻。

 やっと歯医者は行くようになったけど、やはりもう若くないからからだのメンテナンス大切にしないといけないなあと思い、リフレクソロジーを受けてみたりもしました。

 歯医者も行きました。以下自分用? 覚書。
 ・日本人の歯根はだいたい22〜23ミリ。外国人(こちらの先生は合衆国で修行したのでたぶんそのへんの)は27ミリくらいあることもザラ。長いと、虫歯になってもすぐには歯も駄目にならないし歯周病にもなりにくいという利点が。ただし抜歯まで進行すると、歯根の長いひとの場合かなり苦労する。・・・・・・じつは今日、わたしの治療中の歯根は外国人並みということがわかりました。お、親不知もそんなに長いの? またマイナス要因増えたのか? 
 ・今日はまた膿を出し、次の段階へ。今までは脱脂綿を詰めておいたけどそのままだと膿も外へだせる代わりに雑菌も入り放題だから、今度はもうすこししっかりした蓋をする。しかしそのことによって、残存する膿が行き場をなくして歯がまた痛む可能性もある。・・・・・・なんかすでにずくんずくんしてきてる気がします・・・・・・。


 歯痛におびえるわたくしに、mしゃんは
”そんなときにはクロクラ妄想です!”
と叱咤激励してくださいました。でも陛下は虫歯なんかない気がするなー。あ、クロロは流星街では拾い食いもしてただろうしありうる? でも虫歯だらけとかいうの考えつかないな・・・・・・。

 ところでもちろん挫折したのですが、にうよーくのばかっぷるさんもので夏ネタ(プール)を書こうとあがいていたことがありました。あの話だと陛下はおじである師匠の薫陶で武術をやってて、もちろん凄腕ということになっています。オリンピックなんかにはあるわけない武術なんですが、スカウトが目をつけて
「今から〇〇に転向しないか。助成金もたんまり」
とか言ってくる? なんてしょーもない妄想をしました。
 でもその〇〇、うーん、テコンドーっていうのもなあ。柔道はあきらかに違う感じするし、レスリング・・・・・・これも。
 陸上の幅跳びとか三段跳びはいい感じかもしれない?
 あっ、今思いついたけどアニキたちの肉体がステキだった(そして解説がとってもよくて、結局最初から最後まで見てしまった)トライアスロンなんかいいかなー。しかしこちらをやるときっと肌はすごく日焼けするしもっとムキムキ系になりそうで、クロロンはちょっと悲しいかもしれない・・・・・・。

 まあ、とりあえずそういう誘いは断った。という前提の話なのでなんでもいいんですが。



2004年08月30日(月)
明日から、明日から(でも明日は歯医者)

 昨日はあにおとと電波を朝から浴びてハイになっていたのか、眠いはずなのにマラソンを生中継で見てしまいました。まあ、途中でうとうとしたんですけど。実況さんの(?)驚愕の叫びで目が覚めました。おかしな服を着た男がコースに乱入して、トップを走っていたブラジルの選手を押し出してしまったのです。そこからははっきり目が覚め、最後まで見ました。さすがに閉会式は無理だと思ったので録画して、今日おりにふれてビデオを流しておきました。日本の活躍もあって今回のオリンピック、大人になってから一番まじめに見た気がするなあ。

 夕食後NHKのオリンピック特集を見ました。一時間半だから時間的にもよかった。ギリシャの現代史は苦難続きというのはなんとなく知っていたけど、ナチスドイツに征服されたのは知りませんでした・・・・・・いや、忘れていたのかな。 その後の内戦については、亡き花郁悠紀子さんの「マルガリテース」(『夢ゆり育て』に入っていたかと思います。秋田書店)を思いだします。

(以下ネタバレなので伏せ字にします)
 内戦の傷癒えぬギリシャのある島にやってきた女性マルガリテースと、心に負った傷からことばがでなくなった少年と出会いと心の交流、淡い恋。
 しかしある日、彼女を殺人犯として追う刑事がやってくる。
 マルガリテースはじつは内戦前に大臣を務めていた人物の娘。内戦が勃発し家が襲撃され家族を殺されて、彼女は身を守るために(追ってきた)刑事の兄を手にかけたという過去が。
 それでも決定的な対峙を避けてきたのは、出会ったときには仇になることが運命づけられていたふたりが一目でお互い恋に落ちたから。
 けれども、とうとうそのときが来た。


 ジャンプ買いました。スピードキングvsモラウ&ナックル。
 フジリューの新連載、父から子への使命の継承なんかはよかった。これから楽しみ。



2004年08月29日(日)
予約開始しました

 さきほど、久しぶりに更新してきました!
 すばらしいいただきものイラスト計三枚、オフライン情報(12日のイベントについてです)、こっそり短いテキストもあります。
 あにおとと本もプロモページとリンク、予約を開始しました。おまけ本もけっこう豪華になりそうです、楽しみ。・・・・・・というか、あいかわらず「書いてください」と言われてるので単に楽しみと言えないところがちょっと、ではありますが。

 昨夜は結局二時過ぎまで古いマンガを読んでしまいました。
 木原さんの「封印雅歌」は発表時からすごく好きだったのですが、「おお、これってあにおととだからmしゃんに見せてあげよう!」ととっておいたりしました。で、木原さんのマンガには「美しく気高く常人離れしていて冷たい兄と、それでも一生懸命慕う弟」って組み合わせわりとあるかな? と思ったり。もちろん兄の冷たさは不器用な愛情なのです。

 というわけで「mしゃんとの待ちあわせ前にひとつ向こうの駅の大きな書店に行く」という企てはぽしゃって、ふつーに十一時に会いました。かなり雨が降っていました。お昼のパンと、ちょっと花を買って帰宅。

 そしてあにおとと本番号の小説部分を印刷しました。
 mしゃんはいろいろと研究した結果、わたしの使ってるフォント(富士通のOASYS特有のもの)が好き。となったそうで、用意してきたword文書→テキスト文書→OASYS文書に読み替え、ページ番号の位置調整とか右と左ページで印刷の余白など変える、などしました。
 ほんとうはk〇しゃんたちの原稿の写しなども見せていただくはずだったのですが、わ、忘れてきおった・・・・・・! 空のフォルダじゃった・・・・・・!

 クロゾはこの印刷のあいだにぼあーぼあーと啼きながらやってきて、プリンタの前に寝そべってみたりいろいろと邪魔をしてくれました。原稿にクロゾの毛がついたら困るですよ!
 というわけで、mしゃんがクロゾをはさみこんで阻止してる写真です。


 
 ではでは、あにおとと本のご予約お待ちしておりますv



2004年08月28日(土)
絵だけでも・・・・・・。

 ねむねむは続きます。
 でも夕方からのっそり起きだして「クラピカに横恋慕するクロロ」話のメモなんかを取りはじめました。そしてやっぱり難しいよ! という問題につきあたりました。
 はあー、いただいた絵をそのまま持っているだけなのは心苦しいし(もちろんtさんのサイトでちゃんと見ることができるのですが)、明日あたり同人情報と一緒にアップしようと思います。

 kさんのレオクラ本(など三種)をお預かりすることが正式に決まりました。これも書名など含めて明日。HHMのサークルリストを見ると、すばやい更新のおかげでちゃんとサークル名などわかるようになっていますのでそちらをチェックしていただくのもいいかと思いますv

 ねむねむで寝てただけかというと一応そうではなくて、箱から取りだしたマンガをどんどん読んでいました。今日は万里村奈加の『てっぺん』とか。さっきは木原敏江の『夢の碑』の半分くらいを持ってきました。両方ともとても好きなマンガなので、ちゃんと本棚に入れようと思います。

 すごいなー。
 とつぶやきながらハガレンのアニメも見ました。たいさが准将に昇任していました(北部派兵の責任者になるにあたってかな)。それにしてもタイトルバックの(もと)たいさは受け受けしい。
 flowersと『コーラス』も買いました。『コーラス』来月は小栗さんの「まじょてん」の新作が載る、嬉しいな。



2004年08月27日(金)
眠いですたい

 いいかげん『スパイダーマン2』を見に行くつもりだったのに、だるいよー眠いよーで挫折。もう歯も痛くないから薬のたぐいも飲んでないのになあ。過ごしやすいいい一日だったのになあ。

 そのかわり更新しようと、昨日発見したあにおとと小ネタをアップすることに。「薔薇の褥」(ばらのしとね)というタイトルだから薔薇の写真素材を見つけてきてさてテキストを。と思ったら、行方不明になっておりました。
 うーん、ごく短い話なんだけど、また一から書き直す(というか打ち直す)のは面倒くさいなあ・・・・・・というわけで挫折。すみません。

 mしゃんがあにおとと本宣伝ページを作ってくれました! ので、週末には公開して同盟ページにリンクしようと思います。予約特典のおまけも「ぺらり」というよりは充実したものになると思います。こっちの原稿もやらねばならんのだね。

 とりあえず今日は流れには逆らわずに寝ようと思います。

 



2004年08月26日(木)
ルーツは一年以上前

 さて今朝は六時起きのはずが寝直してしまい、あたふたと掃除の続きとか花屋さんとか行って待ち合わせの場所に向かいました。約束の時間には六人全部が揃い、のろのろと歩いていってごはん。
 話題はいろんなことに飛びますが、やっぱりオリンピックネタとか強いですね。レスリングの話題になったとき、五つ下の後輩が
「(女子)レスリングの選手、みんなすごく肌が綺麗ですね!」
と言い出したので、
1)老廃物なんかたまる暇もないくらい毎日がっちりトレーニングで汗を流しているんだろうなあ。とか、
2)しかしそこに最初に注目するとはおぬしも老けたのう。
とか話し合いました。
 その後ちょっと買い物したりしてたらのんびりうちに来ていただき、お菓子などつまみながらおしゃべりしました。

 オレンジ色の花〜と思って朝行きつけの花屋さんに向かって家を出たわたしですが、
「ぴぎゃっ! 木曜日は定休日じゃありませんか・・・・・・!」
と電撃的に気づきました(遅い)。
 そこでよく使うバス停近くの、木曜日に営業してることがわかってる花屋さんに行きました。
 オレンジの花はガーベラくらいしかなくて、結局玄関用にすこし渋めのオレンジのガーベラと白いトルコ桔梗。トイレ用に別の明るいガーベラ、二階には撫子にしました。

 今回はけっこう紙置き場なんかも整理したのですが、昨年九月のイベント合わせに作った『薔薇の覆い』の予約特典おまけ本がはらりとでてきて、
「こ、こんなところですでにmしゃんとk〇しゃんに強要(なんちゃって)されてあにおととネタ書いてる!」
とびっくりしました。
 配布はとっくの昔に終わってるし、発行数も少なかったから今度スピンオフにアップしようかなあと思います。あいかわらず新作ネタ難しいし・・・・・・。

 夜は寝っころがりながらトライアスロンを見ました。トライアスロンのアニキたちの体型、好みですねえ。



2004年08月25日(水)
廊下はクリアーに

 昨晩書き忘れました。小説同盟もフルメンバーで参加(というか、まずChさんご本人が本サークルで主催ですし)するHHMサイト、参加サークル一覧がアップされています! 楽しみだ〜。
 そして今回、生涯最初で最後と二スペース取ったので、Kさんのご本を委託させていただくことにしました。おあずかりする本が確定したらちゃんと同盟ページでアナウンスしますね。

 夕方から掃除、いやその前段階として整理をはじめました。開かずの間と化している書庫(いや、「庫」だからものがズガズガ積んであるのはいいんだよ! と一応言っておく)にもちょっとだけですが手を伸ばしたのが敗因。というわけでまだ床にさまざまなもの(もちろん、紙中心)がちらばっているのを無視して寝ようと思います。でもベッド→トイレの導線は一応クリアーにしておかないと困るかもね。

 明日は仕事関係の先輩・後輩が休みの都合をつけて遊びに来てくれます。まず待ち合わせてお昼は外で食べ、ケーキでも買ってからうちに来ておしゃべりという段取りです。もちろんクロゾはスタンバイと思われます。カナちゃんも最初は逃げるけどそのうちなにごともなかったかのようにねそべりに来るような気がするな。
 結局花屋さんに行く暇がなくて、明朝まわしになってしまいました。玄関用に花束、一階と二階のトイレ用に一輪挿しくらいかな?

 Kissは一応買いました。おおー千秋! でもちょっと絵が荒れてる感じだったような・・・・・・。おいピータンはおなじみの大森さん(&クロ)のおうちじゃなくて、「突然母が野菜料理ばっかりになったのは」というネタでした。

 歩きながら横恋慕クロロンの話を妄想してみたのですが、これを誰の側に立って書くかが問題だなあ。
1)陛下視点の三人称
2)クロロ視点の三人称
3)クロロ一人称
 あたりがスタンダードなんですがどれも今回ちょっと・・・・・・。この場合、クロロはいつにも増して何を考えてるんだかわけわからん男だと思うので。4)どちらの内面にもまったく入らない、傍観者的三人称
 これかなあ・・・・・・。
 で、さっきmしゃんに電話でそんな話をしたら
4’)「しゃちょーが見ていた! だから臨場感あふれるエロースな描写ができる」
という提案が。却下。
 もちろんその延長線上で
4’’)「おなかゆるゆるの黒い猫が見ていた。もちろんクロロンは
「ほら・・・・・・きみのいやらしい姿を猫が見てる。見せつけてやろうか・・・・・・」といぢめます。その猫のゆるゆるのおなかには動画を録画できるハードディスク内蔵だったらいいですね。
 というわけであいかわらずバカですねわしら。
4’’’)りょだーんの誰かが見てる、旅団崩壊の序曲。ももちろんありえるけど、なんか今回はちがうような気がするなあ。

 あにおとと本、現在のところ三ページほど宙に浮いてしまっていてどうもなにか書かされるような・・・・・・。
”おととさんが帰ってきて愛ほとばしる濃厚なエッチ、しかしその最中にそれが夢だったことを知るあに。かれは死の床でそんな夢ばかりを見ているのだった”
っていうよーなのならなんとかなるかもよ。
 と言ったのですが、mしゃんのご希望としてはほかのネタみたいです。
 三ページでしり切れとんぼでいいなら一日まじめにやればできるかも。

 K〇しゃんのところにあにおとと本の原稿ネタがアップされています! おととさんの腕に包帯が巻かれていてどっきりでした。目の色が綺麗でした〜。もちろんお肌も。



2004年08月24日(火)
明日はオレンジ色の花を買おう

 たぎるmしゃんに導かれ、なんとかあにおとと原稿を終わらせました。えっち部分増量。そしてヒソカが「ねえさん」って感じの趣。
 週末くらいにmしゃんがプロモーションページを作ってくれると思うので、予約を受け付けようと思います。ぺらいおまけつき。mしゃんの変マンガ、本誌に収録されてないぶんのあにおととものなんか載せたらどうかな? と話しております。
 体裁としてはA5 68ページ 表紙一色で500円?

 歯医者に行ってきました。膿はもうほとんどないそうで、来週きちんと洗って蓋をするということです。
 そしてこの際だから親不知を抜きましょうと。じつは一本だけ残っているのです。今日は院長先生で、
「〇〇(青木)さん、いいことを教えましょう」
とおっさるのでなにかと思ったら、
「親不知は、虫歯だとやっぱり抜くのがたいへんになりますね。それから腫れですが、男性よりは女性のほうが腫れることか多いです。そしてぼくの個人的感触としては、色白のひとのほうが腫れます」

・・・・・・ぜんぜんいいことじゃないよ!
 トリビアって意味でいいことなのか? 
 というわけで虫歯・女性・色白のコンボのわたくしとしてはやはりガクブルなのでございます。

 原稿が終わった解放感に、しばらくhヂさんとメッセンジャーでお話しておりました。六月のコピー本で書いたクロクラ夫婦のへんてこな日常など。妻いのち!! のクロロンの話なら軽く書けそうな感じですね。

 さてさて、新作のメモくらいやりたいと思います。
 今回はおととさん視点の受難ものだったのですが、陛下にめろめろなクロロン視点のえっち(汁だく)とか・・・・・・いや、これじゃ更新できないじゃん。



2004年08月23日(月)
よぼよぼ〜

 雨が降りはじめました。今日はかなり涼しいです。うちよりだいぶ気温が低そうなmしゃん宅ではもうおこた(炬燵)デビウか? とメールしましたが、まだのようでした〜。

 昨日はやっぱりいろいろ痛かったりして、ベッドにはいりはしましたが家人が見ているオリンピック中継をうとうと聞いたりしていました。女子マラソンすごかったですね。今晩はレスリング見れたらいいなあと思います(浜口残念でした)。

 あにおとと〜本は今日が原稿締め切りなので、よぼよぼしながらすこしずつ手直ししています。”でもほんとうの編集は今週末とかなんだよなー”とかいうアクマの囁きには、一応耳を貸さないように努力中です。もっとぬるぬるはあはあぐちゃぐちゃにすべきだったろうか? と思いつつ、今回の主眼はおととさんのいじらしさと受難なんだよ! と考えたり。

 ジャンプ買いました。
 作者都合で休載でした。むあー。

 さてもうちょいがんばってみますか・・・・・・。



2004年08月22日(日)
陛下には〇〇なんてなかろう

 スーパーコミックシティ(大阪)においでくださったかたがた、ありがとうございました! スペースをあずかってくれた友人が早めに撤収しなくてはならなくなったため、ひょっとして無駄足になってしまったかたがいらしたらごめんなさい。一月はまたリッツに泊まりがてら自分で行きたいと思います、その際にはちゃんと三時くらいまでは〜。

 さて撤収についての電話が入ったとき、わたしは。
 十二年ぶり(!)に歯医者さんにいました。
 先日からの体調不良、もちろん肩こりなんかもあるんですが虫歯が。虫歯が・・・・・・! とうとう腫れてきてしまい、ネットで見つけた”土・日も診療、無痛治療”というところに電話をかけて行ってきました。結局はそれなりに痛かったし、今も痛いのですが。以前かかっていたところで一度神経にまともにびりびりっと来てから怖じ気づいていた弱虫ですが、せっかく行きはじめたのだからちゃんと治そうと思います。まだあるの・・・・・・。

 というわけで今日は
1)寝た
2)歯医者に行った
3)オリンピックをぼんやり見た(レスリングの予選とか)
4)ゴンドリエーレ修行をするというので『世界ウルルン滞在記』を見た。
 あにおとと〜原稿は明日が締め切りですが、あとは最後の手直しなので今日はやめて寝ます。それからコメントも明日ね。サイトのほうの「横恋慕クロロン」はちょっと難しいのでもうすこしお待ちを。なんといっても痛みはあと一日・二日は退かないでしょうと言われてしまいましたので。

 ゴンドリエーレ&ゴンドラまめ知識。
1)ゴンドラは免許制で、漕ぎ手としての試験に受かっても開業できるのは四〇七名のみ。空きができないとダメ。
2)めでたく空きができて入れることになっても、開業費用が八万ユーロ(千百万円以上?)。しかもゴンドラはオーダーメイドで一万ユーロはする。
3)合格すると仲間が通り名をプレゼントしてくれる。番組では「金魚」なんて通り名のゴンドリエーレが紹介されていた。
4)やはりそれだけのことはある職業。一日の稼ぎは平均十五万円。

 イケメンカレンダーのことも出るか? と思いましたが言及されませんでした(笑)。
 さーてすこしマラソンでも眺めながら、頓服薬飲んでいい時間まで起きておこうとおもいます。ではまた明日。



2004年08月21日(土)
インテ、よろしくお願いします。

 体調まあまあになってきたので(やっぱり暑いのがつらかったのかなあ)、まずは拍手の絵を差し替え&バージョン3に登録しなおしました。今回はバチカン特集です。そういえば二月のスペインでも驚いたんだけど、このごろは美術館でも写真容認になってきてるのかな。もちろん、フラッシュはダメだと思いますが。バチカンには彫刻や工芸作品がたくさんあって、そのへんは写真OKだったのでどんどこ撮りました。

 写真といえば弟が先週デジカメ一式を借りていきました。今日やっと返してくれたんだけど、パソコンにつなぐUSBケーブルを忘れてきたわね・・・・・・! まあ、つぎにたくさん撮りたいのはHHMのときくらいかな? と思うのでそんなに急いでいません。あ、でも昨日など暑くてカナちゃんが玄関の下駄箱下の空間にてれんこになってて、足だけが見えてて間抜けっぽくてかわいかったから撮りたかったです。月曜日に行った森林公園の萌え建物は逃げないだろうからいいか。

 弟が持ってきたマンガを読みました。
『人形草子 あやつり左近』1〜4巻。
 それからこのごろよくでてるペーパーバック版リミックスの島耕作ものです! まともに読むのはひょっとしてはじめて、であります。いやー島モテモテなんだね。ほんとに。課長→部長→取締役、そしてヤング版まであるのですねえ(調べました)。今回読んだのは部長でした。

 すこし、すこしだけ原稿をやりました。
 
 明日は大阪のイベントです。関西在住の友人が近場に住むおともだちとふたりでスペースをあずかってくれることになっています。Chさん&Tさんのレオクラ本、Sりさんのクロクラ本もあずかっていきますのでどうぞよろしくお願いします。
   



2004年08月20日(金)
一段落

 いやー、今日も「なぜに?」ってくらい暑かったですね。みなさまイカがお過ごしでしょうか。
 わたしはすっかり無気力な感じですが、なんとかあにおとと原稿をまずまず整えました。タイトルは「奈落」(まじめにね)、本文九ページ、今晩はこれでやめて明日・明後日にまた見直します。たぶん舞台になる場所についてすこし書き足すかな。

 昨年一年お世話になったNBSのFesta2003の写真集が届き、やはり美しいなあ〜とうっとり見いりました。NBS(日本舞台芸術振興会)が昨年主催した公演すべてのチケットが送られてくるスペシャルプログラムでした。バレエ・オペラ・クラシックの公演が目白押しで、母とお金をだしあいわたしはほんの一部見ただけなんですが楽しかったです。

 ううーん、暑い。
 さて体調はすこし好転しました。でも眠い。
 明日はサイトのほうの作業をしたいと思います。拍手の新サーバに登録しなおす・お礼画像をかえるなども含めて。
 すこしは過ごしやすいといいのですが〜。  



2004年08月19日(木)
ちょっと。

 暑さが続くので冷房をかけてるせいか、疲れがたまってるのか、久しぶりにかなり肩が凝って痛みます。ううーん、ストレッチしたり温めたりくすりを塗ったりいろいろしてるんですが、昨日からこんな調子。あとは寝るしかないんでしょうか、でもあにおとと〜やらないとなあ。

 というわけで書き込みを続けています。
 おととさんは十四歳。あに。に大切に育てられてきたので性格は素直で気高く、初々しく、いつもとだいぶ調子が違います。かわいい、でもかわいそうな感じ・・・・・・。

 あにおとと本は六十ページ越えの立派な本になりそうです。ちゃんと貢献できるようにがんばらないと。

 ネット古本屋で注文しておいた『白の条件』と『おいピータン!』1・2巻が届きました。後者の好きキャラ・クロは2巻までには登場してないのね〜。いつでてくるのかな。



2004年08月18日(水)
歌舞伎座に行ってきました

 五年ぶりくらいで歌舞伎に行ってきました。大学のときの同級生がここ数年はまってて、ある役者さんのファンクラブに入っていることから誘ってくれたもの。場所は歌舞伎座です。

 ものすごい熱気にちょっと怯みながら出発。でがけにコミケの申込書を出しました。応募書類をコンビニでコピーし、持ってでた糊で封をしたところで
「あっ、切手貼らなきゃなのか」
と気づいた・・・・・・まあ、遅かりし由良助ではなく間に合ったのでよかったですが。郵便局で切手を買って貼り。そしたらついでに
「これは定型郵便なのか?」
と、わかってるはずのことが気になり、結局窓口にだしておあずかりされてしまいました・・・・・・むかーしから使ってる郵便局だからちょっとした羞恥ぷれいみたいだったよ。

 さて今日はみんな休みをとって十一時半に銀座で待ち合わせ。
 切符をとってくれた友人の旦那さまおすすめの野菜がおいしいレストランにいきました。そして積もる話など・・・・・・。

 歌舞伎座はしっかり満員。あそこに行くと売店を見て歩くのもまた楽しみもひとつです。結局今回はなにも買いませんでしたが、やはり今は限定のおみやげとか流行ってるんだなあサザエさんの人形焼きみたいなのとかありました。

 八月は一日に三回公演があります。だから一回につき約三時間、演目はふたつ(あるいはひとつ)です。今回は、あとにやった
「おいらんに恋した狸が、踊りの師匠に化けて稽古をつけにやってきて口説く」
というネタ、「仇ゆめ」が楽しかったです。

 やはりとっても暑かったので帰宅したらどっと疲れがでて、夕食後仮眠してしまいました。
 あにおとと原稿、書き込んでいかないと。
 タイトルも一応考えつきました、シリアスなのね。



2004年08月17日(火)
トウキョウえまにえる少年(嘘)

 あにおとと原稿をがんばっております。

 hヂさんの萌え萌ええろーす十八禁マンガが昨日三崎しゃんのおうちに届き、作者さまの許可を得てのうえですが
「スキャンして送って! あっデヂカメ画像でもいいよ!」
と夜中に迷惑電話をして、メッセンジャーでファイルを送ってもらうことにしました。

・・・・・・できないよ! なんで!?
 しかもやっと「ファイルの保存」を選んでもまるで送信は進まず、いつのまにかサインアウトしてしまいます。
 しかもしかも、サインアウトだけならまだいいけどADSLで常時接続のはずの我が家のインターネット回線が落ちてしまうのです。再起動し、しかもルーターのコンセントを抜き差ししてやっと直って、昨晩は諦めて寝ました・・・・・・くすん。

 今日もやっぱり同じ異常現象が起こり、結局メールへの添付ファイルにして送っていただきました。
・・・・・・はああ〜(悦)。
 それからpさんの小説も見せていただき、発奮いたしておりまする。

 しかしおふたりの作品、どちらも息詰まるシリアスなのに
「あにおとと もじゃクロロバージョン」と
「オレは人魚姫」
というタイトルなのはなんなんでしょうか。
 そこでわたしもその顰みに倣ってみようと思い、
「トウキョウえまにえる少年」
と提案しましたが即、却下されました。まー冗談半分ですが。だいたい舞台はトウキョウじゃないし。

 そんなちょっとイカレた状態で、しみじみコミケの申込書を書きました。
 あとはサークルカットですが、うちは小説なのでワープロで作ってある原稿を印字・貼り込みすれば大丈夫。明日出掛けにだしていきます。



2004年08月16日(月)
ちんちろ花←アンスリウムのあだな。

 昨晩遅く7さんから電話。緊急事態でした。
 ごめんなさいごめんなさい、お渡ししたコミケ申込書、わたしが朝すこし記入をはじめていたほうでした・・・・・・!! 信じられない。お渡しするときにセット内容物(振り込み用紙とか封筒とか)は一緒に確認したのですが、まさかそんなこととは・・・・・・! 遅刻しそうになってあわててでたということもないのに、なんということだー!!
 というわけで今度はこちらから駅に行ってお渡ししようと思ったのですが、その後「近所に住んでる仲間にゆずってもらえるから」というやさしいお電話が来て、結局わたしはお昼をごちそうになり、クズキリいただき、遠征までしていただき・・・・・・このご恩は7さんがおっしゃってたような話を書くことですこしでもお返しできればと思います。

 今日は気を取り直して、午後コミケの振り込みをするためちょっと足を伸ばしてみました。そこからまたふと思いついて遠征して、根岸森林公園に行きました。といっても、歩いてるときには
「あれ? ここに公園の入り口があるよ。場所から言ったら森林公園みたいだけど・・・・・・入ってみようか」
という感じでした。
 その入り口はごく新しく整備された印象で、ゆるやかなスロープをのぼっていきます。丘の斜面の芝生では、おかあさんや、たまにおとうさんに連れられてこどもたちが遊んでいます。
 そのうち小高い部分に、蔦が絡まる古い建物が見えてきました。きっともう使われていないものだろうな、根岸の公園は昔の競馬場でその名残があるはずだからそういうものだろうな。
 空が高く、そこにふんわりとうす雲がかかっている空にそびえて見えたその建物は、非常に”そそる”ものでした。
 クロロの隠れ家のひとつだ〜・・・・・・!
 というか、流星街にこんな廃墟があってもいいなと思いました。
 つぎに行くときにはカメラを持って。と思います。

 ちまちまあにおとと原稿を書いてはmしゃんにお見せし、激励のことばをいただいております。今はまだそうだなあ、コンテみたいな状況です。

 公園の近くのなんだかすさまじい古本屋(ビニールがかかってるからいいものの、そのビニールがかなり汚れてるコミックスとか)に立ち寄り、万里村奈加『白の条件』三巻(やっぱり途中でも面白かった。ネットの古本屋で検索したらちょうど三巻が欠けたばら売りがあって、これはであいと思って注文しました)、タイトルにひかれたフェイ・ウェルドン『ジョアンナ・メイのクローンたち』を買いました。

 昨晩、ふと、
”そういえばいたりゃーからのハガキって届いてないよね・・・・・・”
と思いました。もちろん自分より遅く到着するのはわかっていながら、六日にローマの空港から第二弾を。二日にはヴェネツィアの道端のポストからもだしています。
 とりあえずうちには今日(mしゃんのおうちにも今日)届きました。十日かかったか、まあ週末が入ってるから仕方ないか・・・・・・。
 しかし二日にだしたほうはどうなのかな。誰からも「ハガキ届いた」って知らせなんかないんですが・・・・・・。



2004年08月15日(日)
外は雨(もう止んでますが)

 すごくひさかた・・・・・・に感じた雨でした。目が覚めるとクロゾがぺたりとくっついて寝てましたが気にならない。むしろ寒いくらいでした。

 あにおととのノルマその一を考え中です。けっこう脳内ではできたのですが、書くとなるとまた別。実際には描写はないと思うけどおととさんの下着はどんなの? とか。

 9Sの7が近くまで来てくださって、お昼から夕方までしゃべりたおしました。今回コミケには参加なされなかったので申込書セットをわたしがついでに買った、それをお渡しするのが一番の目的です。
 もちろん内容はハンターのこととか、コミケの話とかイベントとか、9Sの新刊(HHMで発行!)のこととか。まだまだ全貌の見えていない9Sさんのクロクラワールドとか!!

 わたしはわりとひとに話しながらアイディアを固めたりするんですが、
「レオリオと想いを通じ合っているクラピカにクロロ横恋慕」
については、話してみてもやっぱりよくわかりませんでした、どうしたいのか。
 ふつうに考えたら横恋慕男だししかも原作設定で言ったら忌むべき相手以外のなにものでもないから、
”レオリオさんとの愛の絆に支えられて撃退、ハッピーエンド”
なんでしょうけど、それもなー・・・・・・。
 かといって
”やはりこれがわたしの運命だったのだ・・・・・・”
とクロロとともに去っていく。もどうかと思います。
 クロロはいつにも増してなに考えてんだかわからない男にしたいと思うのですが、ヤツは「別に三人でもいいよ」とか言い出しそうで怖い。”The B.B.B”(という少女マンガ)のラストを立ち読みしたときの衝撃がよみがえるのであります。
 わたしは”悩まないひと”が好きなので(すくなくとも萌えの関係では)、やっぱり三角関係というのはすごく難しいです。だから書かずに終わる可能性は高いと思います。

 さて、明日からまた暑くなるというから今晩すこしでもあにおとと〜おととさん受難編〜をやってみよう。実際に書きはじめるとたぶん、面白くなってがんばれると思う。



2004年08月14日(土)
アテネにヤラレタ

 昨晩はさすがに眠気でへろへろだったはずなのに、オリンピック開会式を生で見てしまいました。十二時ごろから仮眠して二時過ぎに起き、結局四時半くらいまで。
 スポーツ観戦はもっぱらテレビでたまーにするほうですが、開会式は一般に創意を尽くして楽しいショウになっているし、ニュースとかだとほんとうにハイライトシーンだけになっちゃうから。
 実際の開会式前に、過去の大会をふりかえったりしていて、”たしかシドニーの開会式はもんのすごく長くてもちろん延長しまくりで、おかげでからだを冷やしたって選手がいたっけなあ。そして日本選手団のカッパコートはなんか、「・・・・・・」だったなあ”とか、”バルセローナのときにはちょうどスペインにいて、聖火台点火のときにはアーチェリーの選手が火矢を台に射るという形を取ったな。ちゃんと台に落ちずに上を飛び抜けていったから、”ああっやっぱりスペインだから! 失敗した”と焦ったけど、じつは最初からその形でよかったんだと知ったときにはびっくりしたな”など、考えておりました。

 で、選手団の行進に途中で飽きちゃったのはなにしろ二百以上の国と地域があるからしかたないと思うのですが、アトラクションそのものは面白かったです。ギリシャの古代から現代までの歴史を描き出す活人画が動くベルトに乗せられて展開していく姿が楽しかった。
 スペインはやっぱり王妃が来て盛んに手を振っていました。ギリシャの王女(現在ギリシャは王制ではないけど)だから。

 というわけで今日は寝不足でだらりらしておりました。補うために昼寝。それから荷物が届いたのですこし整理したり、大阪でスペースをあずかってくれる友人に手紙を書いたり荷物作ったり。冬コミの申込書をぼつぼつ書きはじめたり。水曜日までにすべてを完了していなきゃならないので明日あたりちゃんとやろうと思います。小説同盟、まだまだ出したい本も在庫もありますし当然ハンターで行きます。
 ベッドではあにおととのノルマ(その一)と、tさんの絵にちなんだ話と両方を夢想しておりました。

 明日はすごーーーく久しぶりに雨という予報。ほんとうかな?
 そういえば昨夜、市東亮子『BUD BOY』の番外編を買いました。昨日はざっと目を通しただけだったので、もう一度ゆっくり読みました。



2004年08月13日(金)
あにおとと三人サミット

 炎天下、夏コミで小説同盟スペースへお越しくださったみなさまありがとうございました! つぎは二十二日大阪です。関西方面のみなさま、よろしくお願いします。

 起床五時過ぎ(クロゾに起こされました)。さすがに見れなかった男子サッカーオリンピック予選の敗退のニュースなどをネットでチェックしてからしたくにかかりました。
 最寄り駅にはおなかまらしい人影はまったくなくちょっと心配になりましたが、ターミナル駅にてカート持ちのひとが乗り込んできたあとはどんどん混んでいき、りんかい線はふつうのお仕事に出勤なさるであろう善男善女まですごい混雑に巻き込んで八時すぎに国際展示場駅に到着しました。そういえば昨年の夏は雨だった・・・・・・。それを思えば陽射しもすこしは楽になるような気分で東館を目指しました。最後の最後の交差点ですごく時間を喰い、入場できたのはすでに八時半をまわっていました。九時にサークル入場を締め切るので、周囲のサークルさんはかなり揃っている状態。なんと電車が止まってしまった、入場に間に合わない? というmしゃんのメールに心配しながら、先日送っておいた荷物を引き取りに行きました。

 新刊はレオクラ本”Ars amandi”です。チョコレート色を期待して表紙は茶一色にしてみたのですが、やっぱりすこし薄い感じになりますね。夢見心地でスイートな感じは悪くないですが。
 開会前にhらさんがご挨拶に来てくださり、おみやげまでいただいてしまいました! なんかドキドキして長くお話できなかったのが残念です。ご自分のサークルは明日ですね、今晩はよく寝て英気を養ってくださいね〜(と、念を送る)。

 心配していたmしゃんも、鉄道事故ということでなんとかサークル入場が認められて(ほかにもそういうかたはたくさんいらしたそうです、こんな日にさぞハラハラいらいらしたでしょうね)九時半前には到着。さて設営です。
 発行物も増えてきたし委託本もおあずかりしてるので、そろそろ棚を利用しなくては! と言ったわたしに、
「工作しましょ〜」
とmしゃんが言ってくれたのが六月くらい。さてその棚デビューです! と思ったら、
「ああ、びんぼうでかわいそうだなあと思ってくれるのでは〜」と、
mしゃんの携帯電話が入っていた箱(要するに廃物利用)を持ってきてぱこっと置いただけでした・・・・・・。いや、エコロジーだよね。

 ハンターはまったりもいいところなのできっと午後がすこし忙しいなあと思って開会後すぐ近場までお買い物に行きました。最初に買ったのは配置の関係でクラレオ本二冊(ギャグで陛下がエンペラなクラレオ好きです)。それからレオクラとかも買いました。
 予約してくださったmchさん、kさん、そしてご挨拶してお買い上げくださったにゃこさん、それからなんとなく顔なじみになったお客さまもおいでくださったりして充実した一日でした。

 さて、
「この暑さじゃきっと無理だよね・・・・・・」
と勝手にmしゃんと決めてかかっていたk〇しゃんが、温泉饅頭をおみやげに一時過ぎに颯爽と登場です。そこからmしゃんとのくねくね会話が始まりました。わたしは婆なので若いおふたりに荷物出しなどをちゃっかり頼み、楽をすることができました。ありがとう。

 会場からの離脱は三時ごろ。品川に行ってみました。まずお茶、それからごはん。やはりビジネスの街なので、インターシティのお店は軒並みすいていました。
 八時過ぎにお別れするまでえんえんと積もる話を。おもにつぎの新刊あにおとと本番号です。わたしは一応ふたつネタを担当することになっているのですが、完遂はあやしいなあ・・・・・・。特にシリアス&感動系なほう。考えていることをふたりにも聞いてもらったんですがやっぱりまだ整理できませんでした。もうひとつのエロまっしぐらはそんなに難しくないと思うので、まずそっちから書きます。

 さてk〇しゃんの知り合いのひとが、鉄棒で大車輪をやり損ねてぼーんと宙に浮き着地に失敗して両手の骨を折ったときのことを聞きました。両手となるとほんとうになにもできないそうです。
→「きっとあに。は嬉々としてお世話するよね」
「学校についてきてノートとったり」
「”クロにい、字が読めないのだよ・・・・・・”」
 それだけならばいいけど、ごはんもトイレもお風呂もなにもかもあに。のお世話なのです・・・・・・!

 しかしサイトの更新もしますね。来週中にたぶん、ちょっと書いて。tさんに描いていただいた絵につける話(スケッチ的)もどんどこ増殖中です。

 ではでは、また。



2004年08月12日(木)
準備もうちょい

 できましたできました「かわいい男」。すっかりできあがったレオクララブラブです。
 おりしも小説同盟の盟友のパソコンが次々災厄に見舞われて、今度はわたしのも? とちょっとだけおびえたり(なんちゃって)しつつ、さくさくペーパー印刷→おまけ仕上げ→お品書き。なんかやりました。
 夕方には余裕こいてイタリア日記も完成させたので、よろしかったらお目通しください。写真も大きめで入ってたりしてすこし重いです。

 明日はコミケです。夏コミは小説同盟としてははじめてです。
 新刊はレオクラ本(500円)。
 委託でSりさんのクロクラ本(ひとつ置いてお隣のeさんのサークルと合同で合計四種類)、9Sさんのクロクラ本(五月の新刊)、chさんとtさんの合同誌のレオクラ本(五月の新刊)をおあずかりします。そちらもどうぞ、お楽しみに。

 それでは、明日。なるべく多くのかたにお会いできるのを楽しみにしています。



2004年08月11日(水)
あにおとと緊急さみっとin(ひみちゅ基地) 

 昨晩、クロゾは10時半ごろ出ていったきり帰宅しませんでした。そんなに心配はしてなかったのですが、今朝になって呼んでみてもまだ現れず・・・・・・となるとちょっと。ようやく8時過ぎになって帰宅しました。

 そんな話題をmしゃんに振ったところ。
「ああ〜、昨晩はクロゾさんはうちでお過ごしになられたのです〜」
「えっ、そうなの? なんで?」
「しゃちょーがあにおとと〜をちっとも書かないからどうしようにゃー作戦かいぎです」
 mしゃん家をやかましく彩る蝉を追ったり、廊下に落ちてるメスクワガタをくわえ弄んだりしつつかいぎは続いたそうです。そしてあにおととパワーをそのでっかいゆるゆるのおなかにチャーヂしてまたクロゾは時速100キロで帰宅したそうです。

 とまあ、くだらない話は置いといて。
 レオクラ本のおまけ、第一稿できました。二段で四ページくらいの小説+αなんですがどういう形式にしよう。だって本が新書判だからそれより大きいってなんか変かも? A4片面にびっしり四ページ印刷して折ってA6にするとか・・・・・・考えておりますが、不器用なので余裕もって原稿そのものが終わらない限りそういう手仕事? はできない気がしてきました。
 おまけのタイトルは
「かわいい男」
でいこうと思ってるのだよ! ほんとうなのだよ。

 某さんからリクエスト絵が届きました!
 す、すばらしい・・・・・・! 萌えました。リクエストしたときにもささっと妄想垂れ流しの会話など添えましたが、アップのあかつきにはちょっとお話の片鱗でもつけたい。ぜひつけたい。なんなら今すぐ書きたい。
 が、もちろん自粛します。

 買った本。
 山口雅也『続・垂里冴子のお見合いと推理』(短編集。ささっと読んでしまいました)
 ブラッドベリ『塵からよみがえり』
 CREA九月号の猫特集。二ノ宮知子と伊藤理佐の猫まんがもついてる! ラッキー也。 



2004年08月10日(火)
ふにゅう〜

 ふにゅう〜ちちちち。
 というと、下品なわたくしたちのあいだではクルタ一家のぱぱ・クラピカ陛下の××のことですが、以前本の宣伝で『ふにゅう』というのを見た。と書いたことがあると思います。今日実物を見ました。えーと、SFの棚にあったんだけどそういうのなの? 男だっておっぱいをあげたい。という内容かと記憶していますが。

 男性の育児参画といえば、近くの公民館から篠田節子『百年の恋』を借りてきました。信託銀行に勤める超優秀なキャリアウーマンと結婚した貧乏SFライターが主夫になる話。と聞いていましたしNHKでテレビ化されたときの紹介もそんな感じだったと思うのですが、いやそれで間違いではないのですが、・・・・・・いろいろすごかったよ。このタイトル、ちがくない? と誤用を放置したくなるほどでした。

 実際に買った本。
 浅田幸弘『I'LL』14巻完結。そういえば偉大なるバスケ漫画の先達・イノタケさんの『SLAM DUNK』が累計一億冊(!)突破御礼に新聞を一面占拠。というのが今朝の現象。うちは家人の趣味で読売なんで花道だったんですが、各紙違っていたそうですね。そこでイノタケさんのwebサイトに行って特設ページでチェックしました。ああ、愛蔵版も持ってるよ・・・・・・また読みたくなった。すばらしかった。
 愛蔵版と言えば『幽遊白書』の刊行が始まりましたね。買おうかな。

 Kiss最新号はのだめはいいけどなー。・・・・・・という感じ。
 小栗左多里『カナヤコ』は今は亡きVanillaで連載していたのがまとまった本。すぐに妄想世界に入っちゃって迷走していた主人公が、鍛冶師の世界に入っていく話なのですが、連載後半になって気づいてVanillaで読んでたときにはすでに影をひそめていた主人公の妄想モード炸裂にはなにかオノレを見るようでした。といっても自分で妄想するというよりはむにゃむにゃ・・・・・・。小栗漫画にでてくる心やさしきくそじじいやくそばばあが大好きです。現在はもっぱら『ダーリンは外国人』などのエッセイ漫画で有名になってる小栗さんだけど、ぜひコマ割したストーリー漫画も描きつづけてほしい、依頼する出版社さんどうぞでて欲しい。おすすめは『この愛の果てに』です。

 舞城王太郎の新作『好き好き大好き超愛してる』。
「好き好き大好き」ってーとやっぱり戸川純なわたしですが(そしてパームたんのテーマソングなんじゃ? と思うわけですが)、まだ読んでません。ぱらぱらめくったところ真ん中にフルカラーのイラストページがどーんと入ってて、それがまあ味があるといえば言えなくも・・・・・・ない・・・・・・しかしこのために価格があがったのかと思うとすこし生暖かい思いを抱いてしまうのでした。表題作と同時収録作で紙もフォントも違って、それを明記してるのがおもしろかった。

 マイジョー読まずになにをする。
 というわけですが、金曜日にはもうコミケではございませんか。
 売れ残ること確実な在庫を送付してはありますがまだしたくは整っておりません。
 なんたってレオクラ本のおまけです。ぺらいおまけ、と明記したからにはそういうのでいいと思うのですがぺらいながらも愛をこめようと今日も歩きながら妄想してきました。
 エッチ的にはふたつのトピックがあってそのどっちかなら書けるかなーどっちがいいかなーとmしゃんにメールしたところ

両方書いてください。

というナミダ出るほど力強い応援があったのだが。脳内メモをどれだけ具現化できるかは明日のお楽しみであります。昨日いたりゃー日記三日ぶんも書くんじゃなかった。

 エステに行きました。やはりいたりゃーで乾燥&日焼けしていた、もっと自分でもお手入れしてくださいねと言われてしまいました。デブですが暑苦しいとか見苦しいにならないようにすこしは構わねばいかんなーと思いました。



2004年08月09日(月)
十五万ヒットありがとうございます。

 夕刻、十五万ヒットを越えました。いつもご来訪ありがとうございます! このごろはオフラインに終われてサイトのほうがおろそかになっていますがまだまだがんばります。九月の原稿が終わったらしばらくはサイト更新増強予定です。

 さて十五万ちょうどを踏んだかたから報告をいただいたのですが、以前にもリクエストをなさったことなどから今回は別のかたに・・・・・・というお申し出でした。近めの数を踏んだかたはどうぞBBSの要項を読んでメールくださりませ。お待ちしております。

 昨晩のチャットでしばらく燃えたのがhさんが萌えているネタ、
”レオリオの前でクロロに××されてしまう陛下”
でした。陛下男の子で、レオリオとは友情関係で、一緒に捕えられて隙を見て逃げだしては連れ戻されその都度・・・・・・とか考えてやましい電波をハアハア発散いたしました。
 最後のほうは九月発行のあにおとと〜本についてのぷち編集会議の趣。狙ってるセットなら九月三日入稿でOKね、ということは・・・・・・などとキタナイことを考えていたわたしはmしゃんの「なるべく早く書いてください〜」という哀願に胸を突かれました。本来の締め切りは二十日予定です。それまでにはページ数確定するから〜。

 明日は家の点検があるのでひさしぶりに(ダメじゃん)台所の大掃除と窓ガラス拭きをしました。高い部分はやっぱり踏み台なしでは到底無理だし。それでタイムアウト、日が暮れてしまいました。床拭きなんかは朝だなー。

 ジャンプ買いました。パームの姓はシベリアか。シュートはマクマホン、ナックルはなんだったっけ? そしてカイトの「今の状態」とは?



2004年08月08日(日)
峠は越えた・・・・・・だといいな。

 昨晩はふつうの時間に就寝しましたが今日はさすがに眠くて。洗濯だけしてあとはだらだらしていました。夕方から復活。
 イマエゴのほう、同人情報など更新してきました。トップ写真やProduction Noteなどもイタリアものに。

 というわけで、22時からチャットしたいと思います。明日はふつうの日だし、三時間くらいかな。Welcomeにリンクを貼ってありますのでよろしくお願いいたします。



2004年08月07日(土)
無事帰りました。

 夕方、無事帰宅しました。
 暑いですね! 蒸し風呂のようです。みなさんおからだの調子くずされてないでしょうか。

 機内では運良く座席をふたつ占領することができたので割と寝たのですが、やはり睡魔が襲ってきます。帰宅したときには
「帰国しましたチャット」
とかするか! なんて鼻息荒くしていたのですが・・・・・・明日の夜突然にやるかもしれませぬー。

 とりあえずWelcomeの写真は差し替えてきました。
 ミラノ、スフォルツェスコ城の塔です。

 日記は明日にでもゆっくり書いていきたいと思います。
 ざっとテーマを書いてみると、

 ・やはり仮面舞踏会とか・・・・・・。
 ・おととさんの隠れ家にはシエナ
 ・カレンダーいろいろ(イケメンゴンドラ漕ぎ、イケメン聖職者、芸術的×××、もちろん猫やet cetera)
 ・スペインのほうがマシかもしんない
 ・遺跡のうえのアパートに住む
 ・クロゾ、バチカンにあらわる(当然寝てる)
 ・あくまのげーむ

なんてところでしょうか。
 なにしろ日程が超タイトだったのと、団体だからいつでも他のひとが近くにいるわけで妄想垂れ流しつつ歩くことは不可能なわけで、あにおとと的には国内の空港への往復が一番充実しておりました。
  
 Young Youの最新号と、殊能将之『キマイラの新しい城』を買って読了。



2004年08月06日(金)
さよならいたりゃー(12日に書きました)

 そんなに早く起きる必要はなかったのだけど、おなかがすいてたので六時四十五分に食堂に下りました。やはり大混雑、すごいなあ。
 部屋は十時まで使えるのでゆっくり入浴したり荷物を作ったり。結局買ったものといえばおみやげ(頼まれもの以外はカレンダーなどちょっと)、自分にはピアス三つだったのであいかわらずスカスカで、日本から詰めてきた古新聞はもう一度ユーラシア横断することになりました。

 十時にスーツケースを出し、ホテルから徒歩すぐのはずのサンタンジェロ(天使)城へ四人で行きました。ローマの五賢帝のひとりハドリアヌス帝の霊廟として今から約千九百年前に造られたものですが、後に要塞や牢獄、さらに教皇の住居などに使い回してきた建物だそうです。
 テヴェレ川を渡ってくると両側に天使像が居並ぶ橋を通ることになるのですが、わたしたちは「こちら」側から行ったのでその絶景・・・・・・というか、見るひとによってはしつこく思える橋の末端だけが見えました。

 最初はスロープ、そして何層にもなった階段をのぼってたどりつくテラスからはローマが一望のもとに。



 もちろん、徒歩約十分のところにあるバチカンのサン・ピエトロ寺院もよく見えます。オペラの『トスカ』の結末は、トスカがこのテラスからテヴェレ川に身を投げることになってるそうです。
 
 ホテル出発は十一時半なので十五分ごろ帰着、迎えのバスに乗り込んでフィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)へ。四十分ほどかかって到着しました。

・・・・・・席はもう決まってるのにチェックインに一時間以上かかりました。わたしたちが乗るチャーター専用の窓口が四つ開いていたのに。
 なんでこんなことに? と思ったら、同じ姓(たとえば「タナカ」さん)の別人にチケットを発券してしまい、本人が来たら出すものがない。なんて現象があって混乱していたそうです。

 一時五十五分には出国審査も済ませて搭乗口へ行っていなければいけないのに、そのなかでも後ろのほうに並んだわたしたちが歩きだしたのはもう一時三十分近く。免税店での買い物を楽しみにしていたnさんも、とにかくゲートへゲートへといそがねばなりません。

 で、結局飛行機の準備ができてなくて待ったのでした。添乗員さんたちも「もうイヤ!」となってたりしてお気の毒。二時三十五分離陸予定の飛行機が実際に走りはじめたのは四時すぎていました。

*ローマとマドリッド(バルセローナも経験したことありますが)の違い。
 免税書類への押印をしてもらうのは、イタリアでは出国後。まず公務員に押印してもらってからその横に並んだ各免税関係会社のブースに並んで返金してもらうのが一般的らしい。わたしはいつも押印のあとはポストに入れてしまう(そして返金はクレジットカード口座にしてもらう)のであんまり関係なかったですが。
 スペインは空港のふつうのカウンターと並んで免税窓口があります。現金での返金を考えるひとは、空港内の指定の銀行に行くこと。マドリッドのバラハス空港では銀行はぜんぜん近くなかったです。

 さて帰国した日にも書きましたがわたしたちの列は横がざーっと空席・後ろのふたり席も開いてたのでのんびり。
 しかしテトリスフラッシュの呪いにかかったわたしは、みんなが寝静まったあとまでふらふらになりながら(バカバカ)続けました。55ステージまで。ふつうにやると30までしか選択できなくて、31以降は隠し。一度電源を切ってしまうとまたやりなおしなのでえんえんと続けましたが、エンディングを見るには至りませんでした。oちゃんは
「持って帰っていいよ」
と言ってくれましたが、すごい勢いでご辞退申し上げました。



2004年08月05日(木)
やっと自由行動(12日に書きました)

 待ちに待った? 自由行動です。
 oちゃんとわたしは前からバチカン美術館に行こうと決めていたので、六時に起床四十五分に朝食、七時二十五分ごろホテルを出ました。おばあさまたちのうちおひとりは数日前から腰痛ということでホテル待機、年少のsさんは一緒においでになりました。

 誰も歩いていなかったらかえって怖いかな? と思っていたのですがカフェは開店してるし、街も目覚めて動きはじめたころだったので快適にどんどん歩いていきました。
 途中でASローマのオフィシャルショップを偶然発見したり(その後寄ったけど、とにかくローマってトッティなのね)、大好きな市場があったからあとで行こうね! と誓ったり。生活感あってそれでいておしゃれで、いい場所に泊まったなあ。

 バチカン美術館の入り口には到着したのは七時四十五分ごろ。
 八時四十五分開館だけどとにかく並ぶから早めに! というガイドブックの指示に従いおとなしく並んでいると(先客は二十名くらい)、オフィシャルガイドというIDカードをつけたおばあさんが英語で勧誘しに来ました・・・・・・ほかのひとたちを。
 チケットは十ユーロ、それに加えて自分にガイド料をひとり十二ユーロ(計二十二ユーロ、日本円で三千円くらい)払えば、英語でのガイドはもちろんだけど一般入場開始を待たずに団体として八時から見て歩けるよ。と言っているので、わたしたちも入れてもらいました。これが大正解。八時から十時半すぎまで歩きまわりました。ごくごくはしょってですがsさんにガイドさんの解説を訳しながら歩くのはちょっとたいへんだったけど、よろこんでもらえたのでよし。一緒にまわったのは四人連れ+二人連れの英語人さんでしたが、
「英語わかりもしないのにさー早く入りたいから金払ってついて来るんだよなあ」
と、でかい声でしゃべるのはやめてね。と思いました(修行が足りないので「おっしゃってることは聞きましたよ」と言ってしまいましたが)。

 以前イタリアに来たときの最大の目的がこのバチカンでミケランジェロの天井画『天地創造』のアダムを見ることで、当日は先をいそぐあまり一緒に見学に行った子に「三倍のスピードで歩いてたよ」と言われたものであります。「アダムの創造」絵は理想の男性美と思い、高三のときには謎めいた美貌の双子(男女)が知性などは凡庸だけど美しい高校生を「アダム」と呼んで・・・・・・えーと、どうしたんだっけ? な純文学もどきを文集に書いたんだっけか。
 ××年ぶりのアダムはやはり麗しかったです。そしてシスティナ礼拝堂というとミケランジェロの天井画+壁画ばっかり思っていたわたしは、じつはボッティチェリをはじめとするほかの画家の手による作品も壁をぐるりと飾ってたことをさっぱり忘れておりました。

 バチカンはやっぱりローマのなかにある国、カフェにもピザ釜があるよ。
 というわけで三人でピザを一切れ分けジュースなんか飲んで休憩。さて外へ・・・・・・と思ったらなんとー、
「あっ、クロゾ!」
と言いたくなるような黒猫がだらーりと庭におりました。

 猫、じつにミラノ以来見てませんでした。

 そろそろ太陽照りつけるなかを歩いて帰りました。ほんとうは市電に乗ってみたかったのですが、うまいのがなくて。
1)市場−ちょっとたそがれていた。ブースのうち四分の一くらいしか営業してなかった。果物買いました。写真はかぼちゃの花?



2)おみやげもの屋さん。sさん、ローマの名所をモチーフにしたマグネットをふたつ購入。
3)おおー滾る・・・・・・! 食のデパート的お店。まずはケータリング&立ち食いのところでサンドイッチなどを買い、それから天井までびっしりと食材が並ぶクラシックなお店をぐるぐるまわっておみやげにちょっとキャンディを買いました。お店のほうには日本の食材もいろいろあって、なんと電気炊飯器も売ってました。
4)ASローマショップ。友人がおみやげ購入。
5)ホテル近くまで戻ってきてアイスクリームを買って舐めながら帰りました。

 お昼のあとは一時間くらい横になって、それから午後の部。今度はoちゃんとふたりです。地下鉄(き、キタナイよ・・・・・・! 車内には警察官か警備員さんががっちり乗り込んで目を光らせていたから不安はなかったけど)でスペイン広場まで行き、ブティックをのぞきました。もとはといえば買い物好きの弟に
「Oliverのワイシャツ二枚買ってきて」
という使命を与えられたのがはじまりなのですが、弟よ十年前のガイドブックで指示しないで・・・・・・たしかにヴァレンチノだったけどもうOliverじゃなくなってたよふつーの女性用のヴァレンチノブティックだったよ。
 と、がっくり。かわりにベルトと思ったけどそれも
「おしゃれな銀のバックル」
なんて指定があるのてさんざん歩いたあげく諦め、あまりの暑さに一度ウェンディーズに入ってジュースを飲み(これも敗北。ほんとうはバールに行きたかった・・・・・・しかしみなさん今の季節はテラスらしくお店の奥まで仕切りがなく開放されてるところしか発見できなかったため、とにかく涼みたかったわたしたちはバーガーショップを選んでしまった)、またさまよい、一枚だけベネチアングラスの飾り皿買って家人におみやげ買って、裏通りでキャンディカラーの宝石をとりまぜた世にも美しいネックレスにうっとりししかししていくところもないので諦め、タクシーでASローマショップに乗り付けて
「サッカーTシャツ」(ヴィンテージものを復活させてデザインのものを買いました、バーゲンで二十八ユーロ)
を買って帰りました。

 翌日は十時チェックアウトなのでもうゆっくりしよう、荷造りはやめとこ。ということで、おしゃべりしたりして寝ました。・・・・・・もちろんテトリスもな。 
 



2004年08月04日(水)
おととさんの隠棲地(11日に書きました)

 移動→観光→移動→観光。のハードな一日でした。しかも寝不足だし。そうです、このあたりからあくまのキカイにはまってしまったのでした・・・・・・その名はテトリスフラッシュ。oちゃんのおうちに遊びに行ったとき(えーと、五年は前)に手が痛くなるほどサルのようにやりつづけたことを覚えててくれて、ゲームボーイカラーに買い換えてわざわざ持ってきてくれたのでした。嬉しい・・・・・・ようなくるしいような〜。記憶に間違いがなければ四日は六時起床なのに一時過ぎまでやってたような気がします。

 七時半出発! ということでとにかく荷造りして廊下にスーツケースを出して地下食堂へ。まだ開いてなかったけどね。しかしそんな早い時間なのに、食堂の前にあるパソコンブース(自由利用?)にはティーンっぽい女の子がすでに貼りついていました。ここ、結局一度もフリーの状態じゃなかったと思います。

 合流してさあ今度はローマへ。
 途中、シエナSienaに寄って行きます。
 現在は高速を使って一時間ほどのシエナは、往時はフィレンツェとトスカーナの覇権を競ったほどの都市。山間にあって規模はだいぶ劣りますが、旧市街全体が世界遺産に指定されているのもなるほどと思う美しい町でした。ちいさな目抜き通りに並ぶ店もみんな気が利いていてすてき。
 街の中心であるカンポ広場は、扇を広げたような形。そびえ立つ市庁舎のマンジャの塔頂上までのぼるとその全貌が見えるそうですがその時間も体力もないので諦めました。
 この狭い広場は、”パリオ”Il Palioと呼ばれる地区対抗レースの舞台にもなるそうです。「Sienaの旧市街(Centro)を構成する17のContradaの衣装を着て裸馬に乗った騎手が3周を最も早く回るのを競うお祭り」とのこと。

 大聖堂はフィレンツェの花の大聖堂にも似た白+暗緑色の大理石の縞模様、ただし規模はだいぶ違います。大都市フィレンツェと対抗するには規模ではなくてその美しさを。と当時のシエナのひとたちは考えたということで、ファサードにモザイクで描かれたマリアの生涯が圧巻。
 そして内部に入って、目を奪われたものが二点。
 ひとつは床を覆う装飾です。掻き絵と象眼細工によるパネルについて、詳しくはhttp://www.tm-a.co.jp/cityInfo/Italy/Siena/SienaDuomo2.htmlまで。キリスト教会なのにけっこう異教的だなあ、絵物語がわかったら楽しいだろうなあと思いました。通常保護のために覆われており、夏の限られた期間にしか見られないということでラッキーでした。

 それから柱に掲げられていた色とりどりの旗。



けっこう動物モチーフが多いみたい、なにかな? と思ったのですが、添乗員さんにはわからないというし、現地ガイドさんに「いつもかかってるの?」と聞いたら「そう」と言われただけで、これもこの日記を書くため調べてわかりました。
 さっき紹介したパリオに参加する各地区の旗のようです。上の写真はOca(がちょう)地区の旗みたい。
 とにかく、ただ大きいのではなくて楽しく美しく、土地のひとたちの愛着もうかがえるすばらしい場所でした。また、この大聖堂前広場にはギターを爪弾き歌うおじさんがいて石畳に美声を響かせていたので、説明を聞きながら楽しんだお礼に一ユーロ投げ銭しました。

 ほんとうにそんなところまで書けるかは非常にアヤシイですが、あにおととのおととさんがあに。の暑苦しい愛から逃げて身を隠す町はこういうところがいいなあ・・・・・・と思いました。

 そしてローマへはまた三時間半(途中、食品中心のドライブインにてトイレ休憩)。昼食は三時半すぎてから、ローマ名物サルティンボッカでした。みんなで食べたごはんのなかではこれが一番おいしかったかな。

 ローマの集団観光は
1)トレビの泉−すごく混んでた。記憶より大きく美しかった。
2)バチカンのサンピエトロ寺院−とにかく大きかった。内部に飾られている聖人像も実際の数倍、巨人オンパレード。イタリアのみなさんはおしゃべりが大好きというのは前にも書きましたが、こういうところの入場チェックスタッフの黒服さんたちも四、五人集まってぺちゃくちゃ。孤高を守って直立不動なのはスイス衛兵さんたちだけでした。
 このひとびと、今でもスイス人でなくてはならないとのこと。ガイドさんの話によると、スイス軍から厳しい選抜を受けてやってきて帰国後は出世が約束されているそうです。月給は九十万円(!)ということでした。



3)コロッセオ−バスは降りたけど内部には入らず外から。

 そして最後のホテル、チチェローネに入りました。ここはいかにも外国の団体さん用の場所で、やっと四十五名が一緒に宿泊できます(だれより添乗員さんがほっとしたことでしょう)。部屋はまあまあ、でも唐草模様にしか見えないベッドスプレッドにはびっくりだーよ。

 ちょっと部屋でおやすみしてから、ごく近所に出てみました。
 バス観光のときに通ったテルミニ駅周辺みたいな日本人むけの便利さ(メニューも日本語あり、など)はないみたいだけど大きな駅周辺特有のうさんくささや暗さもなく、安全な感じでいいです。
 サラダが売り物のひとつというトラットリアで食事。ピザ・パスタ・サラダを四人で分け、デザートもいただきました。やっとゆっくりおいしいものにありつけた! という感じ。満足してベッドに入りました。


 

 



2004年08月03日(火)
ここで出会う話を書きたい(9日に書きました)

 やっぱり連泊はからだが楽。
 しかしこのホテル、おしゃれはおしゃれなのですが食事はあんまりなあ・・・・・・。昨晩の夕食もものすごく味付けが濃かったし接客係はフレンドリーではあったけどお皿をガチャ置きだし。朝食レストランも同じ場所で、白を基調にして椅子は淡いティーグリーン、アクセントに真紅という美しさなのですがその美しさをくずすのを恐れてか? ビュッフェの食物を置く場所がちらほら分散していてわかりにくく、バラエティもいまひとつ。

 じつは今日はみなさんは午後ピサ(斜塔で有名)に遠足予定なのですが、oちゃん・わたしそして旅行で知り合ったKさんの三人は離団申請書というものを書いてウフィッツィ美術館に残ることにしていました。団体扱いで予約して待ち時間少なく入れるのは嬉しいけど、ごくごく限られたみどころの説明を聞いて一時間足らずで離脱というのはあまりにも惜しかったし・・・・・・。それにすこしのんびりしたかったというのもあります。
 じつは最初に「離団」を考えたのは、八十二歳の社長さんのほうが以前痛めた腰の痛みを訴えたからでもあります。歩くのが億劫だとういことで、実際この日は午前その二で行った免税店からタクシーでホテルに帰ってその後一日静養することになりました。もうひとりの八十歳のかたは足腰お元気で、ピサにてもどんどこ歩いて楽しかったきれいだったとにこにこお帰りでした。

1)ミケランジェロ広場
 フィレンツェ市街を見はるかす展望台の趣、アルノ川の対岸の丘にあります。ミケランジェロの「ダビデ」像などのレプリカが飾られていることから名前が。
 丘の中腹には中規模のお屋敷が点在していて、十九世紀まではフィレンツェの高級住宅地だったそうです。現在はホテルになってたり。

2)免税店 
 以前母親が買ってきた革細工のごみ箱はフィレンツェ製だったのか。
 ほかにも有名ブランドのバッグなどいろいろありました。
 金の輪のピアスを一組買いました。oちゃんは母上に手袋を。
 
3)ウフィッツィ美術館
 Uffiziというのはイタリア語で「オフィス」に当たることば。
 この建物をたてたメディチ家が執務室として使っていたからついた名前だそうです。
 ××年まえに来たときにも行列して入った記憶がありますが、現在では基本的に予約して入場することになっています。それでも軽く三十分は待たされてしまいました。
 でも入ると余裕がある感じ。
 ガイドさんはジョットーの聖母子、フィリッポ・リッピの聖母子(これ大好き、以前来たときにはまったく知らない画家だったけど一目で魅了されてしまいました。しかし今回あらためてみるとこの絵はすばらしいけどほかはけっこう固いし色彩もあんまり・・・・・・で、全体的にはボッティチェリのほうが好きだなと思いましたら、リッピ一族で一部屋に収蔵されてるからタッチのちがいなどはしかたないようでした)、ボッティチェリの「春」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、そしてミケランジェロの「聖家族」だけをさーと説明して大聖堂に向かった・・・・・・のがほかのひとびと。わたしたちはここでお別れしました。

 まずカフェテラスで軽い昼食を摂り、一時間各自見歩くことに。
 一応出発点に戻って、好きなものをピックアップしていきました。
 ウッチェルロの「サンマルコの戦い」と、おやーこんなところにあったの。のゴヤの「チンチョン伯夫人の肖像」が新たな「好き」かな。

 大きな美術館というと大理石作りのイメージがとても強いのですが、ここは内部の枠などが木製でぬくもりのある感じ(そして冷房はあんまりされてなくて暑かった)。ふたつの建物をつなぐ廊下などはとても大きく窓が取られていて町の景色も見えて趣があります。
 そういえばいつ書くことになるのやらのウサギちゃん陛下話は、このフィレンツェをイメージした場所にあこがれていた話をクロロにしたことから「外に連れていってやる」と言われたのだった。
 でも違う話、違うエピソードの出会いの場所として使いたいなあと思ったりしました。

・その後特別展(ラファエル前派とフィレンツェ)をみんなでさっと見てからショップに行ったらもう疲労困憊。出口すぐのカフェで一服しました。ここでわかったことは、どうもイタリアで「ファンタ」と言ったらオレンジ味に決まってるらしいこと。旅先ではごくたまーに炭酸ものも飲むのでファンタある? と聞いたらあるとのこと、で「オレンジ? レモン?」と言ったらなんだか通じない。結局”ファンタと言ったらオレンジ味に決まってる”ということだったみたいです。

 イタリャーはしぶいオヤヂが多いな。ということで、カフェのとなりのフィレンツェ情報スペースでコーヒー片手に新聞読んでたかたをぱちり。



4)ピッティ宮
 アルノ川を渡るポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio、「古い橋」)を仲介に、ウフィッツィとピッティ宮殿はつながっています。メディチのおかたたちは執務室から住居までいつでも往来できるようにしていたのだそうです。 このピッティ宮殿はとにかく・・・・・・おっきいな・・・・・・! という感じでした。縮尺の感覚狂うというか。お目当てのパラティーノ美術館だけ入場券を買いましたが(8.50ユーロ)、ほかにも銀器とか陶器とかの美術館や庭も見どころのようでした。
 そしてまた暑いのだよ。イタリアとスペインはそんなに暑さが変わらないような気がするのですが、公共の場の冷房普及率はスペインのほうがはるかに高いと思います。夏でもこんなにつらい思いをすることは、すくなくとも大きな美術館などではないことです。
 ウフィッツィですでにかなりのエネルギーを消費していたわたしたちは、壁面いっぱいに所狭しとならべられた泰西名画の数々に眩暈を覚えながらうろつきました。やっぱりラファエロの絵は美しかった、これだけはわかったけどね。

5)ベッキオ橋でアクセサリを見る。
 橋の両岸はすべて貴金属店です。最高級のものを扱う店から、どちらかというとビジュテリー寄りの店までいろいろ。四角くカットされたペリドットのピアス(留め金は金)と、キャッチの部分に特徴があるブルートパーズのピアス(ホワイトゴールド)を買いました。
 ピッティ宮からベッキオ橋に至るまでのところでは絵ハガキやカレンダーを買ったりしました。

6)大聖堂と洗礼堂
 ほんとうは朝、ウフィッツィの前に行くはずだったのですが時間のつごうであとまわしになったため個人で見学。写真は大聖堂正面の柱です。 
 



 大聖堂というと荘厳さ、重厚さなどが最初にうかぶと思うのですが、このフィレンツェのように三色の大理石を組み合わせて作った横縞模様はいっそあでやかで晴れやか。似た形式のものを翌日シエナで見ることになるのですが、こういう外観の大聖堂ってイタリア特有なのではないかしら。今度、建築を勉強している友人に聞いてみようと思います。

 まずはお向かいにある洗礼堂を見学(3ユーロ)。なかはがらんどうでしたが、やはり天井のビザンチン風聖人画がすばらしかった。しかし惜しいのはこの見学をしてるうちに大聖堂の見学時間が終わってしまったことです。

 水を買い、タクシーでホテルに戻りました。六時四十五分くらいかな。
 ピサに行ったひとたちは七時十五分過ぎに帰着。揃ってから夕食について決めようとおもっていたのですがやはりでるのは億劫ということでルームサービスかな? 
→メニューを一緒に選びに行ったoちゃん、「くどいものはダメ」と言われて帰ってきました。
→近所まででてサンドイッチなど買いました。



2004年08月02日(月)
やっぱり仮面舞踏会とか(9日に書きました)。

 ヴェネツィアの宿は大運河(カナル・グランデ)に面したプリンチペというところ。今回別のグループの宿とは十五メートルくらいしか離れてなかったのはいいですが、そのためスーツケースを自分で引いて移動させられたのは嬉しくなかった。しかも歴史的建造物で何回も手を入れてあるため、同じ階の途中に平気で階段があったりするのです。ポーターが足りないからと部屋まで各自荷物を持っていったのですが階段に遭遇したときにはぎょっとしました。というのも、今回の旅行は

・あまりにも参加者が足りなくて困る。助けてください! と旅館のご主人に旅行代理店からSOS。
・そのご主人がわたしの友人の父上に連絡。父上はハワイに行くのでパス、そこで友人に話が。
・そしてわたしが誘われた。
ということで、その「ご一行」という形で四名で参加したのです。八十二歳・八十歳・友人・わたし。
 
 しかもここのドアは開けかたが特殊なのに事前の説明がなにもなくて一行はひとしく泡を吹いてしまいました。
 しかしこのホテル、部屋は狭いけど水回りも含めて手入れはちゃんとされてるし、シャンデリアは水色とピンクのかわいいヴェネチアングラス、ロビーも落ち着いてるし増改築を繰り返した迷路みたいな内部もけっこう味があって全体としては好きでした。

 二日は午前中がヴェネチア半日観光、そしてフィレンツェに移動です。
 朝食は七時からというのでそのちょっと前に下りて周囲を散歩。外周に一番近い鉄道駅そばなのでわりと往来があって、乗りあい船乗り場の近くには気が早い売店も開いていたので絵ハガキを二枚買いました。一枚50ユーロセント(約70円)。やはり観光地値段。
 夜明けすぐの運河を見ることができて、うむーちょっとくさかったけど雰囲気はよかったです。そして七時になると鳴り響く鐘も。

 朝食はダイニングで。ウェイターさんがにこやかでいい感じでした。
 プラムやりんごがどさっと盛られて氷で冷やしてあったのでとって食べました。

 またスーツケースを押して大きいグループの滞在していたホテルに行き、手荷物を含めてあずけてさあ出発。
 水上バス・ヴァポレットに乗って中心地へ。ドゥカーレ宮殿(ドージェ=元首の宮殿)前はすでにすごい人出。ミラノでは団体はもっぱら日本人だったけどこちらではヨーロッパ系のひともけっこう見ました。

1)現地ガイドのアントニオさんと合流、まずはガラス工房兼おみやげ屋へ。このアントニオさんはすごく日本語がうまく、話術も巧みでひとをそらさない楽しいひとでした。
 さて共通の友人yちゃんから
「いい男をつれて帰ってきて。できたらデルピー(デルピエロ)」
というご無体な命令を受けてきたoちゃん。
 でもいい男ならこっちがほしいよね! ということでとりあえず写真をいろいろ撮ることにしました。
 その一がこの工房のマエストロ・こちらもアントニオさん(忘れた)?
 胸筋がすばらしい! ので手元そっちのけで撮影しました。




 今回買い物の予定はあんまりなくて、でもガイドブックで見たヴェネチアングラスが見たことのないモチーフできれいだったからああいうのあったら買おうかな・・・・・・と思ったけど結局気に入るのがなくてやめました。

2)ドゥカーレ宮殿
 団体予約をしてあったのでそんなに並ばずに入場。きんきらーででかかった。という印象があったのですが、まあたしかにそんな感じ。

3)サンマルコ大聖堂
 修復中だったため歩く道筋が決まっていました。すばらしいのは天井のモザイク。東方との貿易で大いに栄えたヴェネツィアらしく、ビザンチン的な人物たちが埋めつくしていました。ちなみにこの天井を埋める金箔の総重量を試算したひとがいて、ゆうに二トンは越えるとのことでした。

4)自由行動
 おばあさまたちはほかの参加者たちとグッチなどに行き、わたしたちはとりあえずサンマルコのまわりをぐるっとすることにしました。××年まえに来たときにはこの広場にたくさん猫がいたと思うのだが・・・・・・いるのは観光客ばかりなり。
 oちゃんは大好きなアイスクリームを。彼女は日本でも果物とアイスが主食と言明するくらいのひとですが、イタリアのアイスは総じておいしい、特にレモンは絶品。と褒めていました。
 やっぱりすこし裏道にも入ろうよ。ということで適当に逸れて町歩き。みやげ物屋も適当にひやかしていきました。二月の謝肉祭は世界的に有名で、このときに仮装するための仮面などを売っている店もいろいろでした。
 ハガキもまた買ったので郵便局に行って切手を購入。アジアは80ユーロセントでした。

5)ゴンドラに乗る。
 約四十分ということでしたけどそんなに乗ってたかな?
 さっきヴァポレットで着いた場所近くから分乗、一艘には最高五人です。
 あいかわらずの炎天下だけど、狭い水路に入るとときどき日陰になったり。それから橋の下ではやはりひんやりしたりしてそれが救い。
 ここでも正午の鐘が鳴り響き、空気を揺らしていくのが心地よかったです。




 mしゃんからは
「イタリャア産あにおとと、イタリャー産あにおとと〜」
と電波ゆんゆん受信しておりましたが、あに。とおととさんがならんでゴンドラに乗るというよりはやっぱり・・・・・・。

 今晩の仮装舞踏会は闇のコレクターが主催する秘密の取引。ゴンドラに乗って会場となる邸宅を目指すふたり。どんな服装がいいかな? 陛下は女装それとも男装? 
「きみがほかの奴らの目を引きつけてるあいだに行って取ってくる。ねえ、”行ってらっしゃい”のキス、前払いして」(うわあああ恥ずかしい)
「出来高払いだ」(冷たくおっしゃる)
 など、考えました。

6)昼食。
 その後また船に乗りにいくまですこしだけ自由時間があって周辺を歩いたときには気づかなかった! のですが、みんなでさあっ移動だよ。となったときにすぐ近くの店のショウウィンドウに
『2005年 ゴンドラ漕ぎカレンダー』
を発見! ぎゃあああこれぞyちゃんへのおみやげ好適品なのに〜なのに〜・・・・・・。

7)移動。ボローニャのドライブインでトイレ休憩して一路フィレンツェへ。
 今回はアルノ川沿いのミケランジェロホテル、泊まったなかで一番おしゃれでした。備品も充実。やっと連泊するので洗濯をして寝ました。

 *おまけ。やっぱゴンドラ漕ぎは海の? 男だからシマシママリンシャツね。

  



2004年08月01日(日)
ジェットコースター的みちゆき(9日に書きました)

 今回のツアーは北から南下していく感じ、ミラノで入国でした。ミラノというとリナーテ空港と思っていましたが複数あるということで、マルペンサ空港から。わりと市街からは遠く、四十分ほどかかりました。

 総勢四十五人のツアーはひとつのホテルにはおさまりきらず十一人だけが別のホテルに泊まることになりました。わたしたちはこちら、ミラノではマリオットです。外から見るとうーん、古いなって感じ。でもロビーは贅を尽くしたものでした。豪華なベネチアングラスのシャンデリアが偉容を誇り、フロントのうしろには生花がふんだんに飾られ、フロント上の壁画はミラノの名物(大聖堂やダ・ヴィンチの「最後の晩餐」など、もちろん)を題材にしたちょっとモダンな感じでした。全体としてはアールデコだそうです。

 添乗員さんは大きいほうのグループと行ってしまい、現地アシスタントさんが来ていたのですがご年配のかたについていきました。カードキイを渡され、自分でガラゴロスーツケースを転がして部屋に。
・・・・・・あかないんだけど。
 二枚あるカードキイの両方、ダメなんだけどさー。

 結局フロントに行って訴えたところ
「オウ」
とか言って磁気を通していました。すみませんもなしなのかね? と言うのも面倒くさいので帰り、はあー今度はOKでした。
 アシスタントさんもまわってきたのですが、ある御夫婦が
”電気といい備品といい、すべてをわたしたちがチェックするまでここにいろ”という要求をでかい声がつきつけててお気の毒でした。その言い方がね・・・・・・。きつい旦那さんだなあと思っていたら突然奥さんがわたしたちのほうにやってきて、
「バスローブありますか」
と、すごい目つきをして言います。やっとドアが開いてさあこれからはいってみようかというところだったんですが。自分のところにはないので落ち度ではないかと思ったようなんですが、さっさと部屋に入ろうとするのにびっくり。
「どこでもあるわけじゃないですよ、ないところのほうが多いと思います」と言ってお引き取りいただきました。
 このHさんご夫妻、その後も内容としてはまあ正当な場合もあるのですがなにしろ言い方がわるい。ということが何回かあり、一方自分たちはほぼ必ず集合時間に遅れてしまいあとのほうでは添乗員さんが集合したみんなを数えて
「足りませんね」
と言うとどこからともなく「やっぱり」とか「またHさん」という声が聞こえてくるようになりました。
 団体で引率されて行動するということは自分の自由の範囲をそれぞれが縮小しリーダーに委譲するということ、というのをわかってないといけないよね。

 ところで備品について。
 以前は「海外のホテルには歯ブラシは用意されていないので必ず持っていくこと」とありましたが、この数年スペインのホテルではわりとふつうに用意されてるようになっていました。今回イタリアで四〜五星のどちらかというとグレード高めのホテル四つに泊まりましたが、一度としてありませんでした。持参したからいいんですが。
 基本的にあるのは、
 シャンプー、リンス(リンスinシャンプーの場合もある)、入浴剤兼バスジェル、固形石鹸。
 シャワーキャップはたまに。
 高級になってくるとコットンセットとか、洗面関係じゃないけど靴磨きスポンジやソーイングセットもお持ち帰り可で置いてあることがある感じです。
 室内用スリッパはふつうなくて、今回の旅行では一回だけお持ち帰り可のものがありました。ついでに日本のちょっとしたホテルだと電気ポットとインスタントコーヒー&ティーバッグがあることが多いけど、今回そういう用意があったのはやっぱり一回だけでした。

 というわけで就寝は二時ごろ。八時半に出発なので六時半に起床し、身支度&スーツケース詰めて七時すぎに食堂に下りました。
 朝食はここが一番充実してたかな。ビュッフェの品数も多かったし、珍しいものもありました。
”ギリシャ風ヨーグルト”というのは保温器で加熱されてどろどろ状態で、それに木の実やドライフルーツを入れて食べるみたいでした。

 さてもうひとつのホテルに泊まったみなさんと合流し、観光開始です。
 スペインでもそうなんだけどイタリアでも、団体旅行のガイドには必ず現地のオフィシャルガイドを雇用しなくてはならないそうです。そのひとが日本語を話さないときには結局日本人現地ガイド+オフィシャル。という形になります。あと、スペインではどうか知らないんですが観光バスが市街地に入ることを規制している町があり、バス会社ごとに指定されたチェックポイントと言われる場所に寄って指定の料金を払ってパスをもらいウィンドウに提示する義務があるそうです。今回はヴェネツィア・フィレンツェ・ローマに入るときにこのチェックポイントを通過しました。指定の場所・時間に行ったのにオフィスが閉まってたこともあるのはやっぱりラテンのご愛嬌なのかな。

 午前中はミラノ市内観光。
1)スフォルツェスコ城
 十四世紀に当時の支配者ヴィスコンティ一族が建設。その後ミラノの支配者が変わるたびに破壊されたり修復されたりして、現在では内部に楽器やエジプト美術館も。収蔵品で有名なのはミケランジェロが最後に作った未完の「ピエタ」、通称ロンダニーニのピエタです。
 以前お堀だったところに猫がたくさんいたよ! それから入場のときにちらりと見たおじさんは散歩紐で猫を連れてたよ! と喜びましたが、その後猫との再会は六日目のバチカンまでなかったのでした。

・免税店 ツアーで行くと一日一回は行く感じ。弟にサッカーTシャツ(ユニフォームのレプリカではなくて)を頼まれていたんだけど予算オーバーなのでやめ。わたしはなにも買いませんでした。

2)大聖堂(ドゥオーモ)−ヴィットリオ・エマヌエーレアーケード−スカラ座(修復中、外から見ただけ)

 それから昼食。そしてヴェネツィアにむけて出発しました(当然途中でみやげ物屋に寄る。トイレ休憩を兼ねる)。

 というわけで、ちょっと遠くからドゥオーモの塔。