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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
MAIL

2004年02月29日(日) ■
移動の一日（３月１日に書きました）

　起床６時、でもやっぱり犬子ちゃんに何度も起こされたのでその前に目は覚めていました。体調が悪くて起きていたおとうさん、「ちゃんと起こすのよ」と言ってくれていた友人と三人で朝食。スペインのひとは基本的に朝食はあまいパンひとつ＆カフェオレ程度の軽いものですが、わたしはやっぱりちゃんと食べたいので昨晩の残りのサラダとかヨーグルト、洋ナシなんかも食べました。

　最後の荷造りをして８時すこし前にでました。
　日曜日の朝だから街は無人のおもむき。緑のランプ（空車マーク）を点灯させたタクシーだけが走っていきます。スーツケースをガラガラ引いていたわたしたちに目を止めた一台がすっと止まって、そこで友人とはお別れ。次はもっと早く来るからね、とわたしが言い、そうしたらきっともっといろいろうまくいってるからどーんと遊ぼうねと彼女。
　これまでの都心→空港記録は夜10時ごろ乗ったときの13分だったんだけど今回は10分足らずで着きました。休日割増料金・空港追加金を含めて17.40ユーロ。

　街とはうってかわって空港はすごい人込み。水曜日におふたりを送りに来たときにはすかすかだったカウンターもひとが群がっています。エコノミーのカウンターがふたつ開いているというのに、ビジネスクラスカウンターは”ちょっと中座”の雰囲気を濃厚に漂わせながらもずっと無人なのはどうかなー。並んだお客さんはさすがに焦れてスタッフに質問していましたが、
「すぐ来るから」
と言われるだけでした。いや、スペインらしいよ。

　わたしに対応してくれた係員さんは水曜日と同じ･･････ような気がする。自信はないですが。くっきりアイラインを入れた目のうえの５ミリくらいの水色のアイシャドウに見覚えがある気がする。
　アムステルダムまでは窓際、そこから成田までは通路側を希望しました。かなり早い時間だったにもかかわらず成田の通路側はけっこうもう取られているということで、前がきれいに空いている席は取れませんでした。
　そして荷物は･･････25.5キロ？
　友人宅で一応24キロ台に落してきたのになー。このあいだもｐさんｍしゃんのスーツケースをそういう表示してたのを思うと、まさかこのはかりにはいくつかのおおまかな表示しかないのか？　疑惑など。←スペインだから。
　でももちろんなにも言われず荷物はベルトに運ばれていきました。
　お礼と、「いい一日を」と言ったわたしににっこり笑ってくれた係員さんの笑顔がかわいかったな。
　その後タックスフリーの書類にはんこをもらうときにも、
”今までスペインでは”買ったものを見せろ”と言われたことは一度しかなくて、それも部分的に見せればオッケーだったけど今度はどうだろう。なんたってＥＵの経済的牽引力としてぶいぶい言わせてる（クロロ神さまの弟子なので死語使い）からなーヨーロッパ水準？　になったかなあ”
　と緊張してましたが問題なくトントンとはんこをついてもらいました。いや、今回はちゃんと手荷物に用意しておきましたよー。頼まれて買ったスカーフとか手袋とか、免税対象品。

　中ではちょっと追加のおみやげチョコとか、雑誌（ゴシップ的写真誌とインテリア雑誌−あに。の夢の別荘の内部にふさわしいようなのがあったよｍしゃん！−とか、「ゲイであるために投獄された」と書いてあったゲイコミュニティのための考察誌？）を買って待ちました。
　今回はバスで飛行機まで移動。
　スペイン人やフランス人などラテン系のひとは一般に身長はそんなに高くなくて、「レオリオを探せ」も顔や服装的にはいいけどスタイルはどうかなーだったんだけどオランダ人は大きい。で、ぼんやりと二人連れの若い男性を
”レオリオの･･････ラフな格好とか”
と思ってながめていたらちょうど隣に座りました！



　飛行機に乗るタラップから撮った空港付近。しばしさらば、エスパーニャ。寝不足のせいか、機内ではだいぶうとうとしてしまいました。

　アムステルダムは晴れていました。
　ｐさんｍしゃんが帰国のおりには飛行機のはねについた氷を落す作業で出発が遅れたということだったけどそれはないなーきっと。と、降りながら次の飛行機の搭乗券を見ると、
「搭乗時間：13時10分」
えーと、今12時50分です･･････そしてスキポール空港は大きいです、しかもＥＵからの出国審査（簡単だけど一応並ぶし）も受けねば･･････！

　ですごい形相？　でがしがし歩いて13時５分、搭乗口を確認のためにテレビを見たら「遅れ」と出てました、がっくり。
　搭乗開始は２時をたっぷり過ぎてて、離陸は３時でした。
　待ってるあいだにメモ。クロクラ本の執筆者さまにお願いするアンケートとか。無記名にしてこっちで編集しようと思っています。負担を軽くするために専用掲示板を借りて回答だけ書き込んでもらおうかな？　18禁上等の本だからやっぱりそっち系の質問も入れるかな？　なんて考えつつ。
　ついでに友人が印字しておいてくれた「マヤホロスコープによる2002−2012年占い」に目を通す。

　えー、グレートブラザーがやってきて人類が覚醒して食事もまったく変わって動物や植物から栄養を摂取する必要なんかなくなって国境もちろん消滅して銀河連邦に加入して、2012年には新たなる同胞になりうる種族を導いてあげるまでに成長するそうです。

　おいおい。


2004年02月28日(土) ■
最後の日（写真＆コメント追加）

　すごい寒波が来るとか、雪が積もるとか言われてましたが、素晴らしい天気でした。午前中、最後の買い物に出たときにはあまりに空が青くて綺麗で、冷たい風と刺すような空気がいっそさわやかで、なんだかうれしくなりました。もちろんラブラブ妄想したとも！　シリーズのクロクラだけど甘くて甘くて、なので、たぶん陛下記憶喪失中のことだと思います。クロロンがうっとりとささやきながらどんどん大胆なことになっていくのが脳内でくりひろげられ、言うまでもなく怪しい外国女になっておりました。明日の飛行機、隣が日本語を解さないひとだといいなあ。メモしたいし。
　あとは
オレがみんな忘れたら、もっと優しく可愛がってくれる？
なんて甘ったれたことばを吐いて陛下を困らせる黒い奴とかね。

　昔ひいきにしていた肉＆デリのお店、やっぱりなにかあったみたいです。今日は午前中に行ってみたけどダメで、結局いわゆる高級食品店のものを買いました。そこのケーキなどは大好きなんだけど生ハムなんかはどうかなあ。他にはＣＤを追加したり、おみやげのチョコを買ったり。
　昼食は郊外に住む友人に招かれていたので１時前にでて電車に乗りました。マドリッドはヨーロッパの街にしては大きいほうだと思うけどそれでも街の真ん中からローカル列車に乗ってほんの２０分でもう田舎。見渡すかぎり荒れ野原とか。そしてそこを越えると新興住宅地が広がるのです。



　マドリッドの中心の駅からたった30分走った郊外の駅。ローカル列車がはいってきます。

　みなさんはＪソニックという美顔機をご存じですか？
　わたしは知らなかったんだけど日本ではすでに３０万セット売れたそうで、その友人は今度里帰りするときに買うか買うまいか悩んでいるそうです。いや、超音波を使った美顔機を買うことはもう決めているようなんだけど、似たようなののどれにするかを悩んでいます。今度の里帰りはほんの一週間だから、確実に手に入れるためには前もってネットで注文して実家に届けるようにしてもらうなどしないとならないのが問題。もしなにか情報ー使ってますとかこっちのほうがいいとかーがあったらこっそりweb拍手ででも教えてくださいー。

　さておいしいご飯と楽しい会話、早くかえらなきゃいけないのがとても残念でしたが、お世話になっている友人をBINGOに招待したかったので夕方には帰ってきました。
　行きましたー、すりました。
　BINGOはわたしがやるほぼ唯一のギャンブルかな。様子についてなどはまた機会があったら。

　これから夕食です。
　明日は８時にタクシーに乗る予定。道中パソコンをつなぐことは無理とわかったので、無事に帰国したら月曜日の夜に更新しますね。
　ではまた。


2004年02月27日(金) ■
Hace un tiempo loco.（写真＆コメント追加）

　狂ったような天気だな。
　というわけで今日は晴れのち雪のち晴れみたいな調子。あ、降ってると思ったら次に目をあげたら太陽が。北部はひどい寒波で雪で閉鎖されたポイントもあるそうです。
　３月１４日の総選挙が公示され、一気に二大政党のポスターが道にあふれました。ひさしぶりに政権交代があるか？　



　街灯を利用して一気に並ぶ国民党（政権党）のポスター。モットーは「一緒にもっと先へ進もう」。対する社会労働党は「もっとマシなスペインがわれわれにはふさわしい」。
　

　ｍしゃんの絵日記が復活しました！
　サイトのトップ写真はクロロ雪だるまの末路。あむー心配ですじゃ。なにって、呪いとか。

　今朝は疲れました。
　書店−郵便局で荷物発送手配−古書店−Thyssen−Bornemizsa美術館。帰宅したときには目眩がしそうだったので一休みしました。昼食後ももっと早く起きるはずがなんだか面倒くさくて。なんたって日本では用がないかぎり外出しないし一週間ぶっ続けで出たりするとストレスがたまるのでありますからだるだるが必要だったのです。
　外出のかわりに荷物を詰めてみました。わりと軽そう。もうすこしチョコでも買おうかな。

　Thyssenはマドリッドの三大美術館のひとつでガイドブックにもよく紹介されていますが、プラドやレイナソフィアと比べるとだいぶ知名度はおちるようです。今日も同胞らしいひとはひとりしか見かけなかったし。
　でもイタリアの中世宗教画、フランドルの肖像画、ドイツ表現主義などはとても充実しているし、枚数は多くはないけど印象派やカラバッジョの絵などもいいなあと思います。あまりにも新しい時代のものは正直言ってうなずけないものもあるけど。でもロスコーの、キャンバスを青く塗り込めたような絵は、写真で見ると
　現代美術って結局やったもん勝ちみたいだなー。
くらいにしか思わないけど、本物を前にするとその色彩のニュアンスや深みが迫ってくるのを感じるのだなと。この絵を使ったエピソードも考えたな、書けそうにないけど。

　結局夕方は荷造り葉書かき洗濯のあと小一時間散歩しました。
　以前住んでいたアパートの近くの肉とデリカの店も行ってみたのですがまた閉まってた…。廃業してしまったのでしょうか、生ハムを買いたかったのに。義妹も楽しみにしてるんだけどなあ。前に行ったのも午後だったから、明日最後に朝のうちに行って、ダメならデパ−トに行こうと思います。幻の城で陛下に着せたドレスの写真を撮った店のウィンドウには、
　ひー、しるくはかせー。
とまたつぶやくようなアグレッシブなしぇくし−ドレスがありましたとさ。写真に撮りました。　

　明日は事実上最後の日。
　朝すこし出て、お昼は郊外に住んでる友人の家に招かれてて、夕方から夜はこの家のひととでかける予定です。今日は早く寝よう。


2004年02月26日(木) ■
日本食も普及中（写真＆コメント追加）

　ちょっと寝不足。ソファベッドを用意しておいてくれたのですがもうかなり古くて沈むのだよ−。それは友人もわかってて、今晩は環境を変えることになってます。
　このうちのひとたちとは、十年ほどまえの留学のときからのおつきあいです。最初慣れるために一カ月ホ−ムステイして、年の近いフリアと仲良くなったし当時いた犬のペルラは、ごはんを食べていてもわたしが行くと中断して台所から玄関まで駆けてくるほど愛してくれました。おとうさん、今はなきおかあさんとも仲良くなり今では家族ぐるみのおつきあいに。
　それだけに今、かならずしもいろんなことがうまくいっていないととても気になります。昨日は彼女が昨年友人とおこした会社のトラブルなどいろいろ聞いて、あう−人生いろいろ−と思いました。

　それはともかく、起床８時半で最初の書店には１０時すぎに着きました。そしてもう一軒寄って、なんか疲れたし帰宅してもう一度でるつもりだったけどごはんの買いだしにつきあってス−パ−に行ったりしたのでもうじきごはんの時間。午後もう一軒行きます。
　そういえば先週の土曜日、スペインでもハリポタの５巻スペイン語版が出版されました。すでに３０万部売れたという話。

　いち早く帰国したたびげいにんおふたりは無事に着いたとのメ−ルをくださいました！
　乗り換え地は雪が積もっていて、翼から雪を落とすために離陸が遅れたそうです。
　飛行機のなかでいろいろ新しい妄想が！　と期待していましたが、どうもおふたりの脳内に深く刻まれた
おにゃ−る
という言葉に支配されて終わったとか？
　そんなに好きなんだね。

　わたしはバスに乗りながらぼんやりとレオクラを考えはじめたかな。雰囲気だけですが。間に合うかな。ああでも誕生日に合わせて会うまでの話って前にも書いたな。むむ。

　さて昼食後になんとその寝にくいベッドは解体されてしまいました！　決めるとすばやい。かわりのベッドはだいぶいいけど犬子ちゃんがどさっと乗ってきたのでなかなかつらいかも。なかに肺ってきてくれればもうすこし楽なんだけど。

　昼寝のあと５時出発。ひさしぶりの晴天です。空気も洗われてて清々しい。
　書店に行く前にそぞろ歩きしました。スペインでバーゲンの冬物を買おうとはりきって来ましたがどうも今は服は欲しくないみたい。インテリアショップのほうに目が行く。とても綺麗な布を使ったクッションを見つけましたがうちには置く場所ないし。小さなもの、時計とか指輪ならいいかもですがそこまでお金はないし、見て楽しむことにしました。

　留守中に仕事の代役を頼んだ先輩のため犬ものを探してたんだけどやっとこれはというのが。ガラスのコップに手描きで犬があるものにしました。自分用にも草花が描かれているのをひとつ。



「美しき女庭師」という名前の店です。
（それで「シューベルトからかなあ」と思って水車小屋の娘なんか確認してついでにふと検索してみたら、見覚えのあるラファエロの絵がそのものずばりの別名を持っていました。うーん勉強になる）

　そこの店員さん、オウナーの姪御さんだというのですがとにかく日本料理が好きで週に一回は行ってて行きつけの店もあって、最近公開されたLost in Translationという日本を舞台にした映画を見てますます行きたくなったそうです。
　今までにも日本食が好きというひとには会いましたがお気に入りはだいたい寿司すき焼き焼きとり。彼女はカツ丼とたぬきうどんが大好物だとか！　それなら日本に来ても食費も安くつくね。



2004年02月25日(水) ■
たびげいにん解散（続き）

　さて、ｐさんとｍしゃんを乗せた飛行機はもう離陸したかな。
　起床６時、大好きなホテルのブッフェがはじまるのを待って（でも結局あたたかい卵料理がでてこなかった…野菜入りオムレツ好きなのに）荷物を下ろし、さっと食べてタクシ−で空港へ。街なかはわりと混んでるかなあと思いましたが郊外へ出るとするする。約二十分で着きました。来たときとほぼ同じ１６ユ−ロ、空港につける特別料金３．４ユ−ロ含む。
　おふたりの荷物はわりと重く（ｍしゃんにはわたしの分もすこし押しつけてしまった−、このご恩は黒ゾのゆるゆるのおなかで）心配しておられましたがやはりおおらかなスペイン。約２５キロでもコメントなしでした。ほっ。ちなみに行きの成田空港では、数人前の搭乗客が
「２２キロくらいが許容範囲です」
と荷物を減らすように指示されていました。

　各自おうちにちょっと電話してカフェテリアで一服。写真は入り口に置いてあったチュッパチャプス自動販売機です。ｍしゃんは胸踊らせたようですがどの味が出てくるかわからないので断念。




　さてすぐ横のテ−ブルではどうやらモロッコ出身らしいふたりの若い男性が話しこんでいます。いや、スペインに長いらしいほうの男性がさかんにスパニッシュライフについて話してるのか？　　そしてなぜか耳に飛びこんできた、
「クロロ、no？　（←念押し）」
なんなんだ？　気になりますがまあこれは、長い道中おふたりがわたしのために５月のクロクラ本原稿について語りあったりするためのエ−ルというか御告げというかにしたいと思います。

　９時すぎにゲ−トでお見送りして、さあホテルへ。
　タクシ−・空港バス・路線バス乗り継ぎなどの候補がありましたがちょっと歩いて別タ−ミナルから地下鉄で帰りました。ほぼ手ぶらだったし、写真もけっこう撮りました。旅行者も、荷物をもったままわりと乗っているひとがいます。でもやっぱり乗り換えとかあるし、日本人には向いてないと思います。空港用の地下鉄は列車そのものが特別仕様ですごく清潔で快適だけどね。

　ホテルには１０時すぎに帰着、まずは入浴しました。あと１時間くらいでチェックアウトです。
　友人の家に移るだけだから荷造りは気楽なもの。でも近すぎてタクシ−を使うのは悪いなあと思うので、まず手ぶらに近い格好で貴重品だけ持ってでて友人宅に歩いて行き、買い物なんかすこし離れた場所でしてタクシ−に乗ってホテルでス−ツケ−ス回収。の予定。
　この３日間は本屋や美術館を主に。あと仕事関係をすこし。土曜日は郊外の友人宅に遊びにいくかも。
　
　お世話になる友人宅がADSLだというのでたぶん日記も続けることができると思います。ダメだったらまたカタカナでひとこと書いておくことにしましょう。

　ｐさんとｍしゃんの旅路が最後まで安逸で楽しいものでありますように。わたしもあと数日、気をつけつつ楽しみます。

///////

（追記）
　雨です。夕方から降り続いています。
　ああ、どうなることかと思った。キイボ−ドの設定が知らぬ間におかしくなってて、かれこれ４０分苦闘しました。でも大好きな親指シフトの具合が悪いので仕方なくロ−マ字入力に。
　結論から言いますと、友人宅のＡＤＳＬには繋げませんでした。でも普通の電話からまあまあのスピ−ドで閲覧できます。
　お二人を送って気が抜けたのか、今日はだらだらしてしまいました。夕方近所の店を見たくらい。頼まれものと自分のと手袋を買いました。インテリアショップものぞいたけど今のところほしいものはないな。庭に置くト−チなんてのが普通に売ってるのは驚き。
　明日は本屋に行こう、そして途中でお茶でもしながら絵はがきをかこうと思います。もちろん煩悩ノ−トも持参で。


2004年02月24日(火) ■
最後の夜

　あっという間に２４日。ｐさんとｍしゃんは明日の朝の便で帰国してしまうのです。寂しくなるなあ…。わたしもこのホテルを出て空港へ送りに行って、そして友人のうちに移ります。犬と猫になぐさめてもらおう。
　マドリッドはけっこう天気が悪く、今朝は雨でした。プラド美術館は９時開館なのでがんばっていこう！　タクシ−で乗り付けちゃおう！　と思い出たのですがやっぱりこういう日はぜんぜんダメ。結局歩き通しました。２５分くらいかな。あと３分くらいの位置になってからにわかに空車が目につくようになったのはくうう−、でした。途中で霙まじりになったのもびっくり。ついでに天気予報では、土曜日は雪になってます。日曜日の便なんだけど帰国できるのか。

　雨のなかをがんばったおかげでプラドにはわりとすんなり入ることができました。まずはロッカーに荷物を置いて、各自とにかく見たいものの部屋へ。ｍしゃんと意見が合ったのでボッスの「悦楽の園」を見に。ｐさんはゴヤの「裸のマハ」と「着衣のマハ」を。
　プラドはやっぱりいいねえ…。しかし大好きなティエポロの間は壁のペンキ塗りとかで閉鎖中でした。ちょっと移転くらいしておいてほしいよ。
　プラドもフラッシュなしの撮影は許可だったので最初のうちはちょこっと撮ってみましたが絵は難しいし気が散る。そこで彫刻をすこし撮ってみました。というわけで今日の一枚は、１６世紀のスペイン王にして神聖ローマ皇帝カルロスが、敵を捕縛しふんずけている雄姿から。鎖ですよ！　当然、陛下が黒いヒトをこのように…ふふふ…。




　ブックショップなどでちょこっと買い物して、タクシ−をやっとつかまえてホテルに戻り一休み。今度は３時すぎに出発です。以前わたしが住んでいたすぐ近く、前から入ってみたかったクラシックな感じのお店へ。おいしかったし楽しかったし、なんとメニュ−を写していたら一冊プレゼントしていただきました！　というわけで３月の新刊（たびげいにん三人のスペイン道中＆妄想日記）のタイトルはこのお店から名前をとることにしました。食後のお茶を飲みつつ台割りと担当も決めましたのことよ。100円コピ−本です。

　そのあとはおみやげを求めて数々の店に。
　最後はデパ−トの地下ス−パ−で夕食を買って帰ってきました。そしてあやしい撮影会…ｐさんが買ったゲイポルノ雑誌、応募者はなしだったのでここでさらばをすることに。でもｍしゃんのデッサンの参考になりそうなペ−ジをせっせと写真に…。いや、並べてみるとすっごく間抜けです。こうした写真をどのように美しい陛下愛絵にしていただけるか楽しみですじゃ。

　明日は早起き。おふたりを送ってからホテルの部屋をゆっくり引き払い、友人宅に行き、午後は本屋に行こうと思います。ううむ、お名残惜しやたびげいにん。


2004年02月23日(月) ■
成果はオフライン＆オンラインでお見せします。

　今日はなんとか天気はもったみたい。
　昨日は朝のうちは晴天だったのですが、夕方から雨模様になり、夜もかなりのものだったので食べ歩きはあきらめました。ホテルから２分くらいの場所にある、以前にも行ったことのある食堂で夕食。このへんの地方料理の店で、いつものように適当に何皿か取って分けました。ツナやメルル−サが入ったパイや生野菜のサラダ。ゆでた豆をベ−コンと炒めたもの、そしてデザ−ト。日曜日で周辺は人通りがない感じですがどんどんお客が入って活気がありました。
　スペイン人は怠け者のイメ−ジがあるかもしれませんが、レストラン関係は一般的に働き者です。きびきびしています。昨晩も８つくらいのテ−ブルをウェイトレスさんひとりで見ていて、でもにこやかでいい感じでした。

　今朝はマドリッド美術館その１。ソフィア王妃芸術センタ−に行きます。
　十時の開館にすこしだけ遅れて行ったらすでにかなりの行列。ピカソのGuernicaに代表される二十世紀芸術を中心に揃えた現代美術館ですが、このにぎわいはプラド美術館が休館日だからというのも大きいかも。わたしたちのすぐまえは日本人の大人数の団体さんでした。
　荷物のＸ線検査、カメラやおおきめのバッグ類のあずけを経て内部に入り入場券を購入。この美術館だけのチケットは現在３．１ユーロという微妙な値段設定でした。
　なかでは別行動をする予定だったけど、特設展の"Pertegaz"（ペルテガス）を見ました。スペイン人デザイナ−の草分け的存在で、じつは今年五月に皇太子が結婚するときにウェディングドレスのデザインを依頼された人物でもあります。またもや「しるくはかせの服です」とか、たまには「女の子陛下だったら清楚でいいね」などと腐ったことを言いながら鑑賞しました。
　そこから別れておふたりはピカソなど、わたしはすこしお気に入りの絵を見たらすぐブックショップへ。今度もどかっと買いましたが、なんと日本への配送は航空便以外ないって…。しかたないから送料も。最後におみやげにマグネット買ったりして、さあ移動です。

　ｍしゃんのご希望でマンガが買える店、フナックへ。でもやっぱりトガシはありません。日本のマンガ翻訳の新刊としては「昴」、「最終兵器彼女」、「絶愛」などが並んでいました。あとは当然CLAMP作品とか。というわけで買わずに退場。
　そしてマドリッド三越でお土産パ−ト２を買ってタクシ−でホテルに。

　一時間ほど休んでから再出発。今日は江戸の仇を京都でならぬバルセローナの仇をマドリッドで。カカオ・サンパカにリベンヂです。そのまえにごはんを食べておこうとガイドブックつらつら見ていたらなんとちょうど隣におすすめの店が。一の皿（サラダかレンズ豆のス−プ）・二の皿（豚肉あるいは魚）・デザ−トかコ−ヒ−類、パンと突き出しでひとり1600円程度の定食があったので入ってみました。おお、なんかリッチな感じです。客層はビジネスマン中心？　両側とも男性二人連れで、背広もいい感じだしポケットチ−フなどもさしています。ごはんもおいしく満足して出たとこでおふたりが興奮。でてすぐの場所に停めてあった車のそばに立つ三人の男が、いかにもマフィアの用心棒だというのです。そういえばそろそろ人波が引けたレストラン、残るは両親と娘さんらしい家族、そして葉巻を手に白熱した語りを続ける男性ふたり…ボスを待っているのだ！？　とおふたりは妄想を刺激されたようでした。

　そしてカカオ・サンパカへ。みんなお土産を買いこみました。
　そしてとうとうカフェで空席を！　というわけでわたしはせっかくだから甘い甘い−ものを。と、ブラウニ−にチョコソ−ス＆ナッツかけ、そしてカプチ−ノアイス。というのを注文しました。うむ−、脳に響く甘さ。でもコクがあっておいしかった。



　その後はマドリッドのゲイコミュニティの中心地・おしゃれな店が並ぶことでも有名なチュエカ地区を散歩し、おみやげパ−ト３のブランドショップに寄り、ホテルに帰りました。

　わ−ん、ネタいっぱいあるのに。昨晩からは
「思いッきり生電話に電話して、”年下の夫が冷たいんです”と相談する女神系美女（もと男）”」とか、まさにくだらないネタばっかしですが。あとはｐさんのあに。の鬼畜で冷酷（だからこそ萌え）なおととさん責めとか…。街ではレオリオを探せもしていますよ−。


2004年02月22日(日) ■
「幼なじみじゃん…絶対見せっこしてるよ−！」

　さて、結局Toledoも、代案の王宮もやめて今日はだらだら過ごしました。横ではｍしゃんがすっかり口癖になった
「ほほほ…ほひぃ−」
と一節うなっています。
　今日の写真：夕方のタ−ンオ−バ−によってしっかり整えられたｍしゃんのベッドと、その結果床に追いやられたｍしゃんの衣類…お昼寝のあとこのホテルの書斎（自由に利用できるパソコンも二台）→お散歩、ちょっとお茶で一時間半ほど部屋を留守にしていた間のできごとでした。ちなみにｐさんとわたしのベッドもお昼寝で乱れていましたが、衣類はきちんとベッドのうえに畳んでおいてありました。自分のだけがそんな仕打ちにあったとｍしゃんはすごいショックだったようで、今日の一枚になりました。



　この部屋は変に室内の廊下が長いなあと思っていたけど（角部屋で）、どうも扉が薄いようでわりと近隣の音が聞こえるためにかえってよかったかもなあ。起床７時半、入浴したりしてのんびり支度して９時半に食事に降りました。
　おお、いい感じだ！　豪華だ。
　メインダイニングを朝食ブッフェの場所に使っています。昨日からカ−ニバル期間に入ってさまざまな場所で仮装行列などがあったせいか、ランプには白い仮面がひっかかっています。
　特筆すべきはやはりアスパラガスがあったこと？　ｍしゃんの大好物です。緑のほうがいいそうですが、スペインでは白アスパラは瓶詰めや缶詰にしてデリカテッセンで売ってる高級品です。
　パンも種類が多く、ハ−ブを練り込んであったものがおいしかった。朝からウキウキ、たくさん食べてしまいました……。

　まずは食休み。胃腸に関していうと、わたしはかなり頑健なうえにスペインの食べ物にも慣れているせいか問題なしですが、ｐさんはもたれるそうです。ｍしゃんはまだそういう感覚がわからないそうです。
　さて、ずっとお部屋でいるのも悲しいかも？　ということでせめてＣＤと本・雑誌を求めて出て行くことにしました。スペインは日曜日はおやすみ。というのが日本よりずっと徹底していて、一般商店はまず閉まっています。飲食店も別にオフィス街じゃなくてもかなり閉店です。
　このへんはよく知っているのでなんとなくウィンドウショッピングをしながら歩きました。
　すこしだけ写真追加アップしました。びばADSL。興味がおありのかたは
http://briefcase.yahoo.co.jp/aokikana_2003
までどうぞ。「スペイン旅行」フォルダです。

　このへんは二年ぶり。かなり栄枯衰勢があるなあ…。ホテルのすぐ近くでもあるし、絶対黄桃とミルクのジュ−スを飲みにこようと思っていたカフェテリアが撤去されていたり。以前からうまくやってるなあと思っていたデリカテッセンがさらに改装され、まばゆいばかりになっていたり。行きつけにしていた肉＆デリカのお店が健在のようなのはほっとしました。
　さてデパ−トの本・デリカ・ＣＤなどの階が１２時から部分的に営業していたので入ってみました。
　ＣＤけっこう買いました。掘り出し物はVictor Jara（ビクトル・ハラ）ベスト、曲のほかに記録映像が入っています。ｍしゃんも子ども向けの歌ＣＤを買ったのですが、なんとなく流していたら（この部屋にはオ−ディオセットもついてます）突然聞き覚えのある歌が！
「アルプスの少女ハイジ」のテ−マです。
　ハイジや母を訪ねて三千里はスペインでも大成功だったようで、そのデパ−トの売り場にもビデオ全集があったくらいです。ハイジはわたしと同年代のスペイン人だと主題歌を日本語のまま（当然スペインなまり。「おじいさん」が「おしいさん」になったりしてかわいい）で歌えたりします。
　朝あまりにも食べたのとちょっとゆっくりしたかったのでサンドイッチを買って部屋に戻りました。そして昼寝。
　
　そのときに話していたことがこの…え−と今日のタイトル関係です。わたしの発言ですが、おふたりがよってたかって今日のひとことにしろと。死ぬほど笑ったのに細部は覚えてない…しかしあのひとの話です。ｍしゃんがいつものように容赦なく、「貧弱なものです」などいいはじめたのだと思います。その反論だったかな。
　旅団って仲良し幼なじみが中核になってることはわかってるじゃないですか。ということはこどものころからきっと見せっこしたりしてるに違いない。そしてそのさいに最大（とか最強）である必要はないけど、最小とか貧弱だったらきっと団長になってないと思うんだよ。という…う−ん書いたら非常にまた下品でした。

　さて、今日はこれから友人と一緒に下町そぞろ歩き＆軽くごはん。をしてきます。


2004年02月21日(土) ■
とうとう

１）「会えた。探したよ…クラピカ」
　たったふたりの兄弟だった。帰る家をなくし、戦火をくぐり抜け、なんとか生きてきた。
　兄を愛していた。それは兄が求めてくる愛情とは違っていたとしても。
　だから離れようと思った。そして五年以上の歳月が流れていた。
　↑　結局Vic-Sauのパラドールを出るとバルセローナに帰るしかないのかな、でもそれじゃ時間も余るしつまんないな。と、パラドールからさらに３�劼曚姫�に入ったカタルニャ・ロマネスク様式の修道院の傑作のひとつへ。そしてなぜかあにおとと（偽）中世編など語りつつ散策しました。
　おととさんはこの修道院で節制と礼拝に日々を送り、兄の魂の平安を祈っていました。もう二度と会う気はなく、兄が愛した金の美しい髪もわざとうす汚れたような茶系に染めています。ですがその目の輝きと秀麗な顔だち、知性の輝きは覆い隠すことができるわけもなく、ひそかに禁断の思いに胸ときめかす同僚修道士もひとりならずおりました。
　ときは戦乱の世。世俗を遠く離れたはずのこの修道院にも戦火が及ぼうとしています。
　そんなある日、修道院の帰趨を決めるようにとやってきた男、それこそが兄・クロロだったのでした。




２）LANカ−ドとケ−ブルが役に立つ日が！
　修道院からバルセローナまでは直接行き、ホテルにあずけてあったス−ツケ−スを取ってそのまま空港に。豪華なＢＭＷも返却しました。空港ではかなり時間があったのでだらだらと。しかもマドリッド行きの飛行機は出発が30分以上遅くなるし。
　到着が夜になるのを知らせるために、旅の最終目的地マドリッドのホテルに電話。
「××を通して予約した（青木）です」
「え？　どこだって？　お名前をもう一度」
　おおお、肝が冷えた−。予約は入っていないけど今晩は空きがあるというからとにかくそちらに向かうことにして、空港から車で乗りつけました。結局スタッフの見落としということでめでたし…よかった。
　そしてこのホテル、なかなかおしゃれです。調度品は基本的にモダンなすっきり系、なぜかイサム・ノグチ的ぼんぼりみたいなライトもあります。
　して、とうとうＬＡＮにつなげた！　早い（でも日本の自宅よりは遅い）。

３）ｍしゃんが犬と…！
　ホテルで荷物をほどきすこしだけ休んでから、すぐ近くの友人宅に行きました。そう、二年前（サイトをはじめたあたり）に住んでいたごく近くにホテルを取ったのです。ほぼ二年ぶりの友人は変わらず、でもすこし白髪になったかな。おとうさんはちょっとよたよたしてるな…。
　そして迎えてくれたのが犬のリンダLinda。小僧さんズの胸をずきっとさせた猫のクチフリティンはお客嫌いなのでささ−っと逃げてしまいました。まあでもおふたりが帰国するときに一緒にホテルをでて、このうちに泊めてもらうからそのときにはふふふ…。
　友人フリアはハム・ソ-セ-ジやスペイン風オムレツを用意しておいてくれたので軽く夕食。ｍしゃんはリンダに夢中です。ついでに三人で夜のお散歩に連れだしてやりました。


　ほかには、パラドールのプ−ルサイド小屋がまるであに。がおととさんを連れこんで監禁して
「ゆっくり愛を教えてあげる…」
とあまく囁いた場所みたいだ！　ロケハンだ！　と興奮したり、
　はげしくしぇくし−な下着や、ム−ディな香水の宣伝ポスタ−に
「しるくはかせ」とか口走っていました。
　陛下の押しかけ妻・にょたいかクロロことしるくはかせは、身長182センチ・バスト95センチ・ウェスト63センチ・ヒップ93センチのス−パ−モデル体型になりましたのことよ。

　では、明日はちゃんと起きることができたらバスで一時間ほどの古都・Toledoに行きます。

　車の旅はおかげさまで無事終わりました。ｍしゃんお疲れさま！
　ところでｐさんから伝言です。
「引き取り手がおいでならばゲイ雑誌をがんばって密輸してもいいかなと思います。ご希望のかたは早めに青木（さん）までメ−ルしてください」
　このホテル、ビジネスマンもたくさん泊まるようで、珍しく有料番組サ−ビスがあります。ポルノとおぼしきものも…
「勉強しますか？」
と水を向けたところ、
「う−んでもおんなのひとの裸は…」
とナチュラルに返したｐさんはなんとボイズラヴ修行中なのです！


2004年02月20日(金) ■
雨の湖沼地帯（写真追加）

　車での旅も今晩が最後。ぐっと内陸に入って、サウ Sauの沼地を見おろすパラドールに来ています。パラドール Paradorというのは国営ホテルのことなのですが、その土地の歴史ある建物を転用している場合も多く同じグレードの私営ホテルより安価なこともあって人気です。日本のガイドブックにも見開きでパラドール特集ペ−ジが組まれてることも。ここは昔の豪農の館を利用しているということです。

　外は雨です。この旅では毎日すこしずつ雨に出会っています。どちらかというと夕方から降り出して朝には止んでいる感じ、移動にはそんなに支障はないですが。
　昨日泊まったのは１６世紀の農家を改装してオ−ベルジュにした、とても美しい料理もおいしい場所でした。ここでは大興奮して写真も撮りまくったのでそのうちちゃんと写真つき物語仕立てでお送りしようと思います。陛下と旅をしているときの乙男さんが選んだ場所とか、あるいは昨日Girona歩きのなかでなんとなく話していた仮称・切男（せつお、ときどききれお）さんの夢の場所とかいう設定です。

　今日はそのオ−ベルジュでのんびり起きて犬とたわむれ、午後ゆっくり出発しました。30�卷未呂發Ε侫薀鵐后▲團譽諭嫉殻�のはしっこをかすめて内陸に向かいます。さすがに山には雪も残り、高度1120メートル付近は身を切る寒さ。ｍしゃんがちいさい雪だるまに十字を入れたのですが、今日のダイヤルアップは16kbsだから写真アップはやめておきます。
　途中のRipollでお茶（おふたりはホットチョコレート、ほんとにねっとりしてます）を飲んでまっすぐ宿泊地へ。雨がちらつきはじめたときには到着、三時半。たっぷりブランチをとったため昼抜きにして、夕食までの間に合わせでなにか食べようとカフェテリアにいったけど閉まってて、食堂からのル−ムサ−ビスでハムやチ−ズの盛り合わせ、パンコントマテ（pan con tomate、カタルニャ独特の食べ物でパンに熟したトマト（写真追加）
をこすりつけオリ-ブオイルなどで香りつけを）。

　その後夕食前にすこし休んでおこう、8時に起きようねと言い合ったのですが…気づいたら9時50分。ル−ムサ−ビスの終了するすこしまえにおふたりを起こして、サラダ・カツレツ・ス−プそしてデザ−トをひとつずつとって分けました。

　はやいものでこの旅行ももう折り返しをすぎました。
　三月二十一日のイベントで100円で萌えまみれコピ−本を出そうかと突然企画会議です。
　・１６ないし２０ペ−ジ、100円、ご希望のかたには精選写真入りCDロム別売？　通販あり？
　・コ−ナ−予定
　　・しるくはかせのアイコラと、スペインファッション
　　・魔女なお兄様とちょっとしたアクシデント
　　・放映地方別・あにおとと最終回
　　　　　「さらばおととよ・雪山に消えた愛の歌」
　　　　　「さらばおととよ・珊瑚礁に沈む愛の調べ」←同工異曲
　　・ガウ爺もうで
　　・役に立つ？　スペイン語講座
　　・乙男さん夢のファ−ムハウス
　　・肛門期からの脱出？
　　・たびげいにん紹介　　
　　　　・ｐさんのギリギリ発言集
　　　　・はうｍしゃんの黒イヒトなりきり発言集
　　　　・ネタ製造さいほ−ぐあおきのバカネタ連発
　　　　　　　……いや、全部は無理ですがな。きっと。

　というわけで今日は小休止でした。
　昨晩はオ−ベルジュのディナ−を楽しみつつ日本の陛下愛について熱くかたってみたり、ｍしゃんが勉強したいというのでカタルニャ語放映の「ナインハ−フ」を眠い目をこすりながらみたり（しかしｍしゃんは寝てしまった…わたしたちふたりがツッコミ入れつつ見た）とありましたが、そのうちお話しとうございます。おやすみなさい。

（その後追加したクロロ雪だるま）


2004年02月19日(木) ■
おにゃ〜る（続きます）

１）「猫を出せ！」とGirona（ジロナあるいはヘロナ）の旧市街を歩きながらときおりつぶやくわたしに「しゃちょのお好きな動物の鳴き声でお慰めします〜」と、幾度もｍしゃんが答えたオノマトペ。すでに何の用もなくても口にしています。ブ−ム？
２）飛行機のなかで一緒にガイドブックを眺めていたとき、Gironaのペ−ジで発見した川の名前。ｍしゃんｐさん興奮。ついでに言い間違え。話題にしてからかっていたわたしもとうとう今朝、言い間違えてしまいました。お→あ。つづりはOnyar。
３）というわけで”まだ肛門期抜けてないのか？”疑惑の三人の道中は続く。

　運転手の大役をつとめるｍしゃんのご下命で、あに。発病→虐待もの＠あにおとと。について車のなかからGirona街歩き中も話す。グレて飲んだくれたあに。を探しに旧市街にでたおととさん。見つけてひきずるように帰宅する途中、ローマ時代からの城壁のくぼみのかげに突然体を押しつけられくちびるを奪われる。どうしていいかわからずにいるとあに。は離れぎわにおととさんのくちびるを噛んで傷つける。…とかですね、その後知らんぷりのあに。にあのことは酔っていたからだと思いながらもなんだか普通に接することができないおとと。
「お帰り、ピカ。ああ、またネクタイがずれてる。おいで」
「いいよ、もう脱ぐから」
「…おいで」
　いつものようにきちんとしてくれる、そして結び方を教えてくれるんだからと自分に言い聞かせて近づく。でもあに。の手が首筋に伸びるとほんのすこしだけだけど肌がちりっとしてしまう。
「どうしたの」
　眼の輝き。知らない顔になった。
「どうもしない」
　ネクタイの結び目をもてあそんでいた手がクラピカの喉をまるくつつみこむ、時間が止まった、兄の背が急にぐんと伸びて影に呑まれて。　　



＊あとで追加予定。


2004年02月18日(水) ■
「おいしいです…しゃちょうのチョコバナナ…」（頬を赤らめて）

　この街に着くまでタイトル候補は「地図から消えた町」だったのですが、やっぱりこのインパクトには負けるよね。なんと恐ろしいことにｍしゃんはこの発言をごくナチュラルに…！　この数日、すっかりあに。になりきっていると思ったら突然こんなことになってしまいました。ま、しょぼい種明かしは最後に。

　９時にAVISのオフィスに行くことになっていたので６時半起床、かわりばんこに入浴したり最後の荷造りをしたり。朝食後、ｐさんをお留守番に置いてｍしゃんとでかけました。ホテルのすぐ横には教会系の学校があって、こどもたちの姿が朝食場所のレストランから見えたのは楽しかったな。けっこうおとうさんが連れてくることもあって、相手が女の子でも男の子でもしっかり手をつないでいます。スペインでは数年前から通学カバンがカ−ト状になっているのがはやっていて、背負うかわりにガラガラ引いていくのも多いです。でも「こどものころから片方にだけ負荷がかかる歩き方はよくない」という記事を読んだこともあります。

　スペインがはじめてのおふたりには、大人はそんなに目をひかないようです。陛下のような金髪の美しいひとはこの世にまずいないわけだし、こっちでは一定以上の年のひとはわりと短髪が多いかんじというのもあるね。ひょろっと背が高いメガネの男性ですこしもみあげがあったりすると、リアルレオリオはあんな感じかなあとコメントしたりしています。ｐさんは「バショウみたいな男性が多い」というご意見。そして、毛皮の縁取りがあるコ−トを着ているひと（たまたま10歳くらいの女の子が続いた）を見ると、「団長コ−トちゃん」と呼んでいます。黒色である必要はないけど、後ろからのシルエットが似てるのでした。しかしこどものかわいさはやはり目につくようで、クルタンみたいだ−など。

　AVISのオフィスはすでに仕事に入っていました。８時開店とあったのでさすがに９時すぎには動いてると思ってたけど。先客があったのでちょっとだけ待って手続き。日本で予約・支払いを済ませていったのですがそのバウチャ-（Ａ５版のAVISの用紙に契約内容が印字してあるもの）を渡したのに「代理店からク-ポンもらってないか」と質問してくるのでどっきり。でも当然大丈夫でした。
　日本ではオ−トマ車が主流だけどこちらではほとんどマニュアルなので、車を借りるときにはほとんどチョイスがなくなります。というわけでスタンダ−ドオ−トマティックというのを選んでおいたはずなのに係員さんが寄せてきたのはなんだかやけに立派な車。空きがあったのか？　グレードアップだそうでＢＭＷの４ドアです。なんだかすごくお利口な車で、運転のｍしゃんも数あるボタンのすべてを理解はできないそう。わたしはさっぱりわかりませんが座り心地はとてもいいです。
　とまあそういうわけで四泊したHotel Catalonia Bernaをチェックアウト。場所はよかったけどホテルそのものはちょっと。とくにハウスキ-ピングの掃除の甘さが目立ちました。日本人には会いませんでしたが他の国からの団体さんが客層の中心のようです。ス−ツケ−スはホテルに預け、三泊分の荷物をけっこうおおらかに作って詰めて出発が１０時２０分すぎ。

　今日の予定は、
１）けっこう街の外周に近いペドラルベス地区にある、グエル別邸・ガウディ設計のドラゴンの門を見る。内部見学などはできないので見るだけ。
２）郊外？　にあるコロニア・グエルに行き聖堂見学。
３）カタルニャの聖地、ガウディの建築にも大きな影響を与えたというモンセラに行く。カタルニャの守護である黒マリアもうで。
４）北に向かい、サン・セローニという町で宿泊。

　３は…結局、時間がなかったので断念しました。とりあえずそれで正解かな。
敗因１（←小さい）：グエル別邸の近くには車をとめられる場所ひとつない。いや、路上駐車でもさしあたりまったく問題ないのだがその場所がない。びっしり。場所によっては二列停まっている。でもなんとかｍしゃんが運転席から飛び出して門を見て写真を撮ることはできました。
敗因２←最大：着いた日に買ったミシュランのカタルニャ道路地図にコロニア・グエルがあるはずのSanta Coloma de Cervello'が載っていなくて、なんとかあたりをつけて行ってみた。一大観光資源であるガウディもののことだもん、近くまで行けばちゃんと標識あるよねと。…ありませんでした。いや、ありましたがわたしたちが考えるような大きなものではなかったし。
　して、その町は小さいから地図に載ってないのだと思ったのですが違う。Barcelonaが東京二十三区なら東京都下のちいさな市くらいの大きさはある。なんで載っていないのか、結局わかりませんでした。改名したのか？　←たぶん違う。不安を隠すため？　、魔女なお兄様が「ここはおまえと暮らすためだけに作った町だよ、だから隠してあるんだ」とおっしゃるなどと話しましたが町そのものは普通の振興住宅地的田舎だからお兄様のromanticな夢には合わないなあとか。

　さまざまなひとに道を訪ね、しかしどうしてもたどり着けず同じ場所を往復なんかしちゃった末に「ああ、あそこのマックで聞こう」。まず駐車場をこっちに歩いてきた紳士に聞くと、
「ここの人間じゃないからわからないなあ、きみたちと共通してるのは車だけだし」…ドイツ人だそうでした。
　そしてさあエンジンかけて出発だという感じの、車もほどよく汚いしバックに黒ウシのステッカ−をつけてるお兄さんに聞いたら、
「う−ん…車で来てるのか？」（わたしひとりがちょっと出て聞いてみたので）
「そうです」
「説明するのは難しいから先導してやるからついてきなよ」
　ひ−、お兄さんいいひと！　しかもｍしゃんのために買おうと思っていたチュッパチャプス（これはスペインのキャンディで、オリジナルの包みはダリデザインだそうな）推定イチゴ味をなめていた！
　そして”ああ、ここさっき来た…こっちに曲がるんだったのか−！”というところ、すぐそこが目的地まで先導していただきました。名前くらい聞けばよかった…ｍしゃんの運命のひと（チュッパチャプスつながり）だったかもわかんないのに…。

　さて到着。訪問者用駐車場−業務車両一台以外なし、止め放題。
　訪問者用チケット売り場。最初無人。スタッフ二人はバックでお話していたもよう、声をかけたらでてきた。ひとり４ユ−ロ。まず展示を見てから教会に行くと言ったら、電気をつけてくれた。当然のように貸し切り。
　オフィスをでたら正面に子猫ちゃんがお昼寝！　突然この場所の株がぐぐぐとアップ。すぐそこにたっぷりごはんと水をもらってある子猫ちゃんはおかしな女たちには警戒して、近づくと遠ざかってしまいました…。もちろん、
「近くに行っていいかな？　こわいことはなにもないよ…」
とかいう誰かさん的せりふを口走ってみました。あっ、そんなんじゃ失敗してあたりまえか。

　そして教会。
　改修中だった！　
　チケットもぎの女性（日本に行きたいという漫画好きの１５歳の娘もち）にきいたら、この写真の窓は四隅が同じように蝶の羽のごとく開くはずなのに固くなってしまって一枚しか開かない状態だとか。まだ一年半とか二年かかるという話でした。

　さて、こうしてほぼ三時になっていたのです。
　まだ一日目だし天気も怪しくなってきたのでモンセラはやめてホテルに。今度は一度高速にのってしまえばずっと快適でした。町に入ってもほとんど迷わず。ホテルは外から見ると相当古い（実際そうなんだけど）けど、ちゃんとなかはメンテナンスしてあってこの部屋も快適です。
　というわけで、一休みしてから中途目をつけておいたカフェに。お昼抜きだったのでここですこし甘いものでも、というわけで。
　ｍしゃん−「天使の髪」が詰まったパイ。
　ｐさん−ア−モンドがかかったパイ。しかし食べてみるとほのかに塩味のおかずパイ？　でもお菓子の棚にあったよ。
　わたし−バナナとチョコのケ−キ。オ−ガニックっぽいパウンドでした。

　というわけで種明かし。ドライバ−をがんばったｍしゃんに、ケ−キのうえに乗っていたバナナの輪切り（チョコもかかってる）をあげました。一応なけなしの一切れ。あ、ケ−キそのものも分けました。
　「天使の髪」のパイを食べていたｍしゃん、
「おいしいです…」そのあと続けてすらっと「しゃちょうのチョコバナナ…」
　そして突然自分の発言に気づいて顔を真っ赤にして笑っていました。わたしたちも引き込んで。
　一部のかたに「しゃちょう」というあだ名で呼ばれるわたしですが、いや、そんなものは持ってませんよ、にょたいかならぬ男体化は…というばかばかな道中は今日も楽しく終わりました。


2004年02月17日(火) ■
「おとうさんは、にくたいびとか…」

　昨日が雨だったのでちょっと心配だったけど尻上がりに天気がよくなった、ちょっと暑いくらいの一日。カタルニャ地方でも山間部では雪になったそうだと聞いてどっきり。明日から三泊は車の旅なのです。とうとうこのホテルともお別れ。場所はとってもよかったけど（隣には安いス−パ−もあるし治安いいし銀行も郵便局もすぐ）、部屋はちょっと三人だと手狭でなぜか一日じゅうむ−んという空気だったなあ。

　今朝は１０時前にホテルをでて、まずはカザ・ミラへ。もともとは集合住宅として建てられたもので当然建築時には周囲の嘲笑のもとだったそうですが、現在はカタルニャ信用金庫の持ち物で一部がガウディ記念館として公開中です。
　ときどき写真なんか撮りながらそれでも１０時前に到着したらすでに行列が。やはりこういう名所には同胞が。そして以前来たときよりも韓国のひとや中国語のひと（台湾かもだし）が多いなあとおもいました。
　しかし、スペインのなかでは働き者そしてケチとして有名なカタルニャ人なのだけど、当然のように窓口が開くのは遅くなりました。入場料はひとり７ユーロ。去年発売のガイドブックには６と書いてあったのだけど、毎年値上がりするそうです。ここではオ−ディオガイドは別料金。
　ここのガウディ記念館はガウディ建築の革新性、そして現代の目から見てもまだまだ新鮮なのだというのをふんだんな模型や分析を使ってあらわしたもので、昨年東京の現代美術館で開催されたガウディ−形の探求展はこのラインを汲んでいるなあとおもいました。写真は、三脚使用以外はオ−ケ−。とくにｍしゃんは熱心に模型なども激写でした。

　明日レンタカーを借りにいく場所を確認しがてらもうすこし北へ歩く。別行動に移るまえにお茶、いやコ−ヒ−とお菓子で一服。
　そして１２時半ごろ、おふたりは聖家族教会とグエル公園へ、わたしは周辺のお店めぐりに。

　収穫−二年ぶりだったからけっこう本を買う。どかんと送ってもらいました。画集タイプも５冊ほど買ったのでかなりの重量だし。届いてぺらぺら見るのが楽しみ。
　本屋でかなり時間を使ったのであとはちいさいハンドバッグを買ったことと、マドリッドの友人にやっと電話できたことかな。猫と犬に会えるのもすごく楽しみ。

　３時半に合流、荷物などおいてからもう一度でかける。
　１）簡単にごはん。
　２）あとはショッピング。一応バ−ゲン最終値だというので。わたしは絹を使ったスカ−フを一枚買いました。
　３）デパ−トに行って歩く。土曜日のマドリッド行き飛行機を予約。そして軽くごはんを食べてホテルに帰りました。途中、ミュ−ジカル”Hermanos de sangre”というのを見つけ（Blood Brothersってなかったっけ）「血を分けた兄弟」って意味だよとｍしゃんに教えてあげたら、写真を撮って
「あにおとと秘宝館のトップ写真にします！」
とのことでした。

　じつはグエル公園でエロティック美術館のパンフを見つけたというふたり。異様な興奮のあまりそちらにまわったから予定より一時間遅くなってホテルに戻ったのではないかとにらんでいるわたしなのです。
　今日のタイトル：おとうさんへのお土産どうする？　どんなものがお好き？　と聞いたらｍしゃんが答えた内容（の、空耳）。本人は「ネクタイピンとか」と答えたと主張しています。


2004年02月16日(月) ■
お兄様は魔女

　今日のハイライトは、飛行機のなかからすでにｐさんが「やりたいことリスト」にあげていた、
・ランブラス通りの新聞スタンドでゲイポルノ雑誌を買う。
でした。お買い得セット６冊入り（一冊はへんなコメディ漫画）で６ユ−ロでした。
　思い出すのう…今を去ること８年くらいまえ、やはりこの街に来たわたしはゲイの友達の依頼でやっぱりそういう本を買ったのです。まだ若かったので、おじさんが聞いてもいないのに
「あの、ゲイの友人の頼みで」
と言うと、訳知り顔に笑ったおじさんは
「心配することないさ、わしも裸の女は好きだからなあ」
と答えたのでした。
　で、今回は非情にも？　雑誌を物色しているおふたりをおいてわたしはすぐ近くの公衆電話に行ってしまい、収穫をホテルで味わうときには参加しました。
　ひとことずついただきました。
ｐ「店のおじさんがにやにやもせずク−ルに対応したのでほっとしました。内容は…内容はね…」
ｍ「あれを参考にしたら確実にジオに削除されます」
　で、しばらくモデルについて語り合いましたが、ハンタ世界ではバショウとフィンクスあたりのからみではないかと…。ヒソクロではないし。バショウ×シャルかも？　

　とまあ、今日は午後にすごいものをいっぱい見てしまったわけですが、午前中はたくさん歩きました。
　まず朝食の席でなぜか「お兄様は魔女」というあにおとともっと変モノについて話す。
　魔女の世界にうまれおちた待望の子はなんと男！（飛影参照？）　魔女の世界なんだから女じゃないとダメ。というわけで赤子はポイ。でもその途中で、幼いのにすごい魔力に目覚めていた子は人間の女性の胎内に宿り、クラピカの兄として成長します。
　愛する弟さんをいぢめるものはもち、許しません。おととさんが撫ぜようとするとシャッと怒った猫は、翌朝胸からしたの部分がハゲになってしまいました。ネズミはしっぽがくるくるきゅっと結んでしまいます。おととさんをいぢめた子はなぜか通学中にみんなが笑うので自分を振り返ると、ズボンをはいていませんでした。もち、突然トランクスの紐が切れますとも。
　そういうちょっと間抜けな魔法を使うたび、お兄様の額にあやしい印がきゅぴんと輝くのです。
　しかしある日、教えるひともいないのに魔法使いまくりの忌み子をたいぢするために魔女が……！　どうなるあにおとと？

　冗談終わって、今日したこと。
１）おふたりはトラベラ−ズチェックの換金。金額はちょっと違ってたのに手数料は７ユ−ロ。けっこう高いね（900円はする）。
２）一回ホテルに帰り書類などをしまい、ゴシック地区（旧市街。見どころはたくさんあるけど治安はよくない）にいくために武装、いや荷物を削り落とし。基本は手ぶらですから、ズボンのポケットなどにお金をしまい、どうしてものものは透明ビニ-ル袋に。
３）まずタクシ−で海辺の中央郵便局まで。すこし海辺を散策。
４）郵便局で記念切手を買い、その後足りないぶんを普通の売り場で。
５）ゴシック地区散策。漫画専門店、ここにはひさしぶりに来たけどすごく充実、原書（日本のコミックスそのままとか）もたくさん。でもスペインにはトガシ作品の翻訳はないのかな？　さびしいです。→カテドラル。このへんにはすごい人数の警察官、そしてパトカ−。治安の悪さ実感。フォカッチャのお店で一休みのつもりが軽くお昼も。ちょっとおみやげ見たり。
６）ランブラス通り−メインの？　雑誌買いのほかには、中央市場見学！　やっぱりすごく楽しいです。卵専門店には黒くて亀の子たわし大？　のエミュの卵まであります。昼休み前だったから肉屋さんや魚やさんはかなり閉まってましたが、しばらく歩きました。
７）このへんからわりと雨が。お店としては最後に、昔からの名店でチョコを。そして今日の一枚はミントの葉っぱを乗せたチョコです。
黒丸しゃんにおみやげにしたかったんだけど二、三日しかもたないと言うから残念。
８）ホテルに帰ってしばらくだらだら。買ってきた苺食べたり。
９）７時すぎにでてすこし文房具店を見たりして、カカオ・サンパカにリベンヂ？　ですが、カフェは満席で閉店時間も迫ってたからあきらめて出て、ｍしゃんが自室の扉につける把手を見たいというので専門店に。バラエティに富んでてしかもすごく在庫が充実してて、見ててとても楽しかった。閉店時間ぎりぎりまでいたので正面の入り口ではなくて横から出してもらったのもなんかウフフでした。
１０）バゲットサンドの専門店で夕食。

　というわけです。午後はけっこうのんびり。明日はこの街最後の日午前中、おふたりは「ひとりで（ふたりで）できるもん」とサグラダファミリアとグエル公園見学です。


2004年02月15日(日) ■
　curryとチ-ズ

　何回か目覚めながらまあまあ寝て（他のおふたりもそんな感じ）、起床して入浴、身支度など。　八時過ぎに食堂におりました。ブッフェ形式でけっこう種類もあって、三種類もケ−キがあるなどが特色？　目玉焼きかプレーンオムレツをその場でつくってもらえるというのですが、けっこう雑だったな。
　ここで発見！　ホテルの使っている陶器類メ−カ−のマ−クがなんと鎖でした！　運命？

　今日のミッション。
　１）日本に電話をかける。そのためにカ−ドを買う。
　２）カタルニャ美術館へいく。
　３）元気だったらひとつくらいガウディめぐり。

　結局３−２−１の順でいきました。まず見学したのは、タクシ−にのろうとでたグラシア通りで、昨晩あやしいライトアップを堪能させてもらったカザ・バッリョCasa Batllo。海の事物をさまざまに意識した美しい建物。その点と居住性への気遣いがきちんと同居していて、部屋をつなぐ扉の飾りとしか見えなかったものがじつは互い違いになって通気性を確保してるなど感心しました。ここはなかまで見学するのはわたしも初めてで、いい経験になったな。

　そしてカタルニャ美術館へ。1992年のオリンピックのメインスタジアムがあるモンジュイックの丘に君臨する宮殿のような建物。しかしそこまでタクシ−はいかず、数層下でおりることになったのでのんびり歩いていきました。
　その途中、下りたとこで目にしたのが今日の写真。スペイン人日曜太極拳サ−クル？　


　その後、「仕事をふたつかけもちして猫のごはん代を稼いでるのよ」と語る（ほかのひとと世間話していた）おばさんが野良ちゃんたちにごはんをあげる姿にうはあ、たまりません…！　と思い、やっと美術館へ。

　すごい人、というのも日曜日は入場料がただというのも大きいとおもいます。
　でも常設展は静かなもので、人々は主にFortuny（19世紀カタルニャを代表する画家と）特別展に来ていたのでした。
　ここのロマネスク美術の展示はまさにぜいたく。というのも、点在していた古い教会の壁画などを持ってきて、そのままの形に再現しているのがたくさんあるからです。つまり、どんなに絵が傷ついていて部分的にしか見えない状態になっていても、他の部分は空白にしたまま礼拝堂をオリジナルと同じ大きさに再現してそこにはめこんだり。この街に来るとかならず訪ねる場所です。
　残念なのは今改修中で、他の常設展示が閉鎖だったこと。ゴシックもいいんだけどなあ。
　フォルトゥニ展はすごいひとだったのでやめて、もうひとつの特設、この街発祥の香水メ−カ−のボトルやポスタ−を集中して展示してるものを見ました。字体なんかにも興味津々。

　ホテルに帰り、またでかける前に昨日買っておいたチョコを試食。
　クラシックなものは素直においしかった（エクアドルとかパプワとか）。
　ゴマ、はおっ、という感じだった。
　カレーは「ふうん、こういう取り合わせか」。そしてパルマチ−ズは、ほんとうにハ−ドタイプのチ−ズをチョココ−ティングしただけでした！　…さすがは奇想天外な素材組み合わせで有名なエル・ブリの…。

　そしてやっと開いている・しかもカ−ド扱ってる新聞スタンドを発見して買って、各自家に一応電話。ピンチョの店で昼食。帰ってきてネットパ−ト１（おお、ダイヤルアップですがつなげます！　しかも50K出ます）。わたしはその後眠気に負けて昼寝、おふたりは遠慮してくださっていつのまにか下へ降りてちょっと新聞の日曜版グラビアなど見てきたそうです。
　夜はすこし遠出しておいしいものをと思ってたけど眠いのと、なにより日曜日はしまってる店が多いのでやめてまた近場へ。今回はちょっと正式っぽく。野菜のパエリャも食べました。

　さて煩悩関係でいうと、なぜかスペインは街頭にもセクシ−系下着ポスタ−があるのでそういうのを見てはしるくはかせのすんごいラヴアタック大作戦について語る。などをしています。さすがに書かないとおもいますが、ｍしゃんがそういう写真を撮っておいてそのうち加工してク××にょたいかアイコラを作るそうです…！

　今日のひとこと。
ｍしゃん「ぎ、ぎりぎり…」
ｐさん（楽園追放の彫刻が施してある柱頭を見て）「あれはっぱで隠してますよね！　はっぱですよね！」（←歓喜の叫び）


2004年02月14日(土) ■
Narita (追記)

Internet Kiosk de ha nihongo he no naoshikataga wakarimasen.\
P-san no suitcase mondai mo kaiketsu shite, sannin tomo genki desu.\
Ittekimasu.

Barcelona no hotel de my personal computer tsukaeru to iina.

　今日の印象−
ｐ「Valentineにたいしてク−ルなので驚きました」
ｍ「しゃちょうをきづものにしてしまいました」（くわしくは下を）

　飛行機はときおり空席があるくらいで、けっこう混んでいました。ほぼ定刻に出発。トランジットの場所まで予定としては11時間だったのですが、いつになく楽しく笑いつつ過ごしました。経過も早い早い。
　そうです。萌え話です。企画にも関わることなのですこし伏せて。
　・あにおとと本番（？）号はマルチエンディングはどうかな？　→馬鹿なのとか耽美とか惨憺たるのとか、ざっと八種類ほど考えました。
　・日本版Vogueを買ったのですが、そこにある攻撃的しぇくしぃ路線の服を見ては「しるく博士が着て陛下に迫るのです！」と騒ぐ（いや、小声で）。
　・週刊新潮を買った。で、そのなかにおふたりを釘付けにした記事が。キイワ-ドは「魔性の男」。

　三人並んで座ったのですがわたしは真ん中で、右から左から手といわず腕といわずもみもみもみもみしていただきました。極楽じゃのう。…が！　ちょっと痛いなあとおもったらｍしゃんがもんでくださったほうが赤くなっていました。責任とって一生陛下愛ものを供給してもらうことにします。

　トランジットも無事に済み、現地時間６時半過ぎにBarcelonaに到着。曇っていました。
　きりりっと気をひきしめ、駅の売店でドライビングマップと今年版のミシュランを買ってタクシ−に乗りホテルへ。
　昨年できたばかりのホテルはこぢんまりしてて清潔で通路に古い時代の街の写真が飾ってあっていい感じ。部屋は…三人にはすこし手狭かな。でもまあしょうがないです。
　簡単に荷物をほどいてから散歩に。このホテルの最大の利点は、治安がよく散歩も楽しいグラシア通りにごく近いことです。
　みんな甘いものが好きなので、ガイドブックに載っていた、あのエル・ブリのペストリシェフが開いたというカカオ・サンパカにいきました。カフェテリアはもう締め切りになってたので、ちいさいチョコをひとつひとつ選んで16個詰めてもらい、その後ライトアップで美しい通りを散歩→タパスの店で軽くごはん→ホテル。
　部屋に帰って、机の正面にモジュラジャックだけでなくLAN用のジャックも発見して狂喜したのもつかのま、どうもうまく使えず。でももう眠気には…。おやすみなさい、でした。



　今日の一枚。わりと控えめのValentine飾りつけ。　


2004年02月13日(金) ■
行ってきます。

　昨日からメッセージをいただいたみなさま、ありがとうございましたｖ

　同行のｐさんのスーツケースの鍵が壊れたり、わたしの家にははじめての侵入疑惑があったりと波瀾の幕開け、いやその前ですが、日本にいるあいだにドキハラしておいてスペインではのんびりまったりおいしいものを食べて陛下愛について日々語ってきたいと思います。
　
　ウィンドウズXPによるダイアルアップ速度アップ大作戦は未然に終わってしまったのでたぶんつなげても20kbsがやっとかと。望みはホテルがブロードバンド対応になっていることであります。

　こちらの日記がうまく機能しなかったり、写真をもっとという場合には
http://briefcase.yahoo.co.jp/aokikana_2003
をのぞいてみてくださるといいかも。

　では、今晩成田のホテルから更新できるか？　が第一関門ですねー。
　それでは行ってきますｖ


2004年02月12日(木) ■
ちちちちまで･･････いかず（バタッ）。

　こんばんは、もうダメーと見切りをつけて今年の大馬鹿バレンタインネタ"Love Portion No.0214"をアップしてきました。どっちに置くか考えていたんですが問題のちちちち(あるいはふにゅう、という読み。さてどんな漢字をあてるでしょうか)は入りませんでした。ごめんk〇しゃん。そしてmしゃん。
　それでもタダ飯を断って帰宅してがんばったので（がんばった結果があれ･･････いや、この話けっこう時間かかってるんだなあこれが）お許しくださいませ。どうぞご一読のうえ愛ある拍手、またはメールでもなんでも！　お待ちしております。

　なんで力尽きたかいいわけ分析してみる。
１）やっぱりけっこう仕事で疲れた。ついでに昨晩はくろぞーがけっこう暴れたのでよく寝れなかった。
２）この家にひっこしてきてほぼ半年、なんと今日はじめてホームセキュリティが異状を感知して留守宅にスタッフが立ち入った。←猫がソファの背のうえに乗っかって熱源探知にひっかかったんじゃないかなー。
３）帰宅前にうちに電話をいれてそのことを知ったのだけど、
「問題なしと結論されてるけどじつはこっそりパスポートだけ抜かれてたら･･････じつはいっしょうけんめいセットアップしたノートパソコンがなくなってたら･･････」
とか考えてばくばくドキドキした。いやでも、一応最後には
「･･････なーんてね」
とつけましたが。

　これがわりとタイムリーで、ちょうど仕事場で泥棒や強盗被害の話をしたところだったのです。日本人ではないらしい強盗と鉢合わせして現金はとられたけどじつはすごく値打ちのある絵は放置されて半端に腹をたてている画商さんの話とか、お金も宝石も手つかず、しかしDolce & Gabbanaのスーツとブランドものの時計だけをごっそり盗まれた話とか。

　というわけで今日はこれからゆっくりお風呂にはいってすこし休んでからもうちょい仕事して、明日は掃除なんかして午後はやめに出ます。といってもまずは会議なので（おやすみじゃなかったのか！）集合場所の成田のホテルにいつ着けるかはよくわかりませぬ。

　明日の日記は朝つけて（書くことたいしてないかも）、もしもできたら夜ホテルから更新します。

　というわけで昨日はちーだったから今日はカナちゃんの写真。


2004年02月11日(水) ■
明日は慰労会

　でもなんだか落ち着かないのでたぶん欠席して帰宅します。タダ飯なんて一年に一回くらいしかないのに〜。おいしいところらしいから、評判よかったら後日自分で行こうと思います。だってわたしにはスペインがあるもんね（ここで『カサブランカ』の台詞を思いだす）！

　今日はもっとはやく帰れるかと思ったけどやっぱり夕方。ちょっと休んで夕食をとって、リビングのテーブルで書き物しようと思ったらこのような猫さんが。

わたしの椅子を占領しておられました･･････負けました。その右にある黒っぽいものはくろぞーの頭です。
　
　その後は仕事関係でとにかく行く前にカタをつけておくことに専念。まあ目処つきました。よかった。
　明日はスーツケースを出さなくてはいけません。仕事に行く前に荷造りを終えておかないといけないな。またここがすっかり備忘録だなー。

　ですが萌え、いただきましたよ！
　Ｙみさんのバレンタインイラストをすこし早めに見せていただきました、ラブラブ〜ラブラブ！　とくにこのごろクロロが男前なの、Ｙみさんのおうち。年齢相応というか。

　突然お風呂のなかでニセ中世ものについて考えました。
　いや、バレンタインチョコではないです。チョコレートはコロンブスが現在のアメリカ大陸に到達してからヨーロッパにはいってきたものだし。
　クロロの殿は辺境伯ということにしてありますがその領地の名前は？　と思ったのです。「流星伯領」じゃ、････････････ぷっ。て感じじゃないですか。英語だとshooting star、スペイン語だとmeteoritoか。〇〇辺境伯クロロ＝ルシルフルってどうよ。
　わかってるんです。これって逃避。
　クルタンものをやらねばねばなのだよー。


2004年02月10日(火) ■
だんだんあわててきた

　今日は仕事は小休止だったのですがたまっていた書類をやっつけにでかけました。はあー、間に合った。よかった。
　出掛けにわざわざ郵便局に寄って重量を量ってもらったうえでしかも今日の消印がつくことを確認したうえでコミケの申し込みを投函しました。どうかなあ当選するかなあ。

　郵便局は、通勤にときどき使う駅に向かう道の裏。いつもの道はながーい商店街なんですけどこっちはふつうののんびりした住宅街でした。しかも心なしか古い家並み。木戸があったりガラリの玄関だったり。無人のところもちらほらでしたが、住んでいるおうちは思い思いに花などあっていい感じ。これで猫がいれば〜。いや、案外車どおりは激しかったしいけないね。

　書類やっつけたあとはデパートで買い出し。
　スペインにいる友人でチョコ好きなひとがいるのでバレンタインのを物色しました。でも会えるのは二十日過ぎだし冷蔵できないし、生のはダメなんだなー。チラシで見ていた「チョコで工具を作った」というのを見に行ってひとつ買いました。そしてなんと鎖型のチョコ発見･･････！　当日飛行機のなかで陛下を偲んで食べようと思い自分たち用に買いました。ついでに、

　とろーりておぶろぶろりろー。
とかクロロがバトンを振るとなにもかもスイートに変わってしまうのだ！　というへんな魔法を駆使し、陛下の鎖がチョコになってしまう。愕然としてるあいだにとりあげられて逆に縛られ、
「甘い鎖（はーと）」
などとささやかれる･･････。という、バカバカバカ∞な妄想をしました。

　ババシャツとかバババンツ？　とかおみやげのお菓子とかいろいろ買って帰宅。その後は荷物を本格的に詰めはじめました。だって前日に会議があるからスーツケースころがしていけないのだよ･･････！　もう十二日には取りにきてもらわねばならないのだよ･･････！

　というわけでなんだか切羽詰まってきたような。でもクルタンなんとかしたいので、今日はまず寝て明日早起きしてみます。明日は十時出勤なのだよー。
　自分用に買ったテオブロマのチョコおいしかった･･････！　オレンジピールも楽しみ。


2004年02月09日(月) ■
準備万端？

　いや、旅行のことじゃなくて。でも明日買い出しに行ったらもう終わりにしたいと思います、荷造り。今日はジーンズショップのバーゲンで移動時用のカーゴパンツ（ポケットにパスポートなどいれると便利で安心）を買いました。

　準備はコミケ申し込みのほう。
　朝すこし余裕があったのでゆっくり書類を記入し、でがけに郵便局で入金し（ついでに５月９日の大阪用の為替も買いました）帰宅してサークルカットを。とはいうものの小説サークルだからカットとは言えないものですがなんとかおさめてさっき「これでいいか」と思いました。念のため明日また見直ししてから投函しよう。

　ハンターセンターカラー、陛下の脇の下が気になる〜。ほかの三人は上半身裸でアウトドアだけどひとりで日陰、ノースリーブ。飲み物も。
　ａちょーかんのwj感想がすべてを言い尽くしてくださった！　のでぜひ見に行ってください〜。
　そして企画はファンブック発売でした。例にあげられている名勝負とかでクラピカ度が高くてドキドキ。やっぱりVSウボ戦だなあ。企みに満ちたVSヒソカ戦も印象的ですが、あれはバトルというのとはちょっと違う気もするしね。
　JRのつり広告でジャンプコミックス２月の宣伝。絵はハンターでした。ゴンキルが大きくて、すみっこにちょこっとあのレオリオ表紙の19巻が。

　昨晩はちょっとだけクルタン話を書いて寝ました。下品･･････。で一応エロ一歩手前だから、愛でる会にはおかずにうちのSpin Offにするべきかなあ。
　コミケ申し込みのほかにも明日締切のものがあるので今日はやめときまする。


2004年02月08日(日) ■
たとえちいさな一歩でも

　昨日の備忘録で書いたことのうち今日、果たせたもの。
　ス−ツケ−スを取り出して、旅行荷物をつくってみる。でしょうか。昨晩なんとなく撮っておいたThe Lord of the Rings I をなんとなく眺めながら苦闘しているわたしをしりめに、もちろんくろぞはすかさず入り込んだのでした。…証拠写真です。

　そのほかは仕事メールと仕事電話すこし。サイト関係のも少し。
　そしてひょんなことから弟から電話があって家電量販店にいくというので、髪を切ったあとで乗せていってもらいました。

　今この日記、ノートパソコンで書いています。そう、すこしだけ前進したのです。
　LANカードを買ってようやく高速接続に。Windows Updateも16メガぶんもたまってたけど実行。ああよかった。
　しかし問題は残ります。
１）このLANカード、国内では動作保証ありだけど外国ではわからない。というか、日本国内で売っているものはどれもそんなもの。
２）うまく動作したとして、LANを設定しているホテルなどならいいが他の場所でのダイヤルアップ接続についての問題は解決していない。

　富士通に電話してちょっと聞きたいこともあったけど今日はおやすみだそうで、ううむ役にたたん。

　クルタンはまだ頭のなかでいじっている状態。次の更新の準備で「いってきます」のProduction Noteとかは書いたんですけど。


2004年02月07日(土) ■
クルタンでいくか。

　風邪はすこし引きずる程度、今日は仕事もバンバンはかどりました。帰路には家電量販店に寄って拡張RAMを買いました。ついでに質問してみたんですが、なんと
「WinXPはダイヤルアップのことはあんまり考えてない。だからこのメモリ増強してもインターネットの速度が速くなるというのはそんなに望めないと思う。むしろネットで検索して設定を変えてみたらどうか」
という、ええー･･････。って感じの答えでありました。ああ道険し。なんとしてもこの日記にはつなぐつもりですが、写真のアップは無理かもしれんのう。まあ、帰国してからやりますが。
　ついでに仕事で使おうと思って急にパワーポイントなんか買っちゃっていつインストールするかもわからないのに（まず今を乗り切ったら旅行だから）ガイドブックまで買っちゃった。
　その後も薬局に行ったりいろいろしてから帰宅しました。

　昨日書き散らした昔考えたお耽美ネタには案の定ｍしゃんが食いつく。
　以下、ｍしゃんバージョンのラスト。
「火事は信じていた兄に裏切られたと思った陛下のほうかですか？　最後は中に取り残されたと思われた陛下が花園で倒れているのが発見され、兄はやけば･･････ごふっ行方しれずに！　レオ記者が一緒に暮らそうと陛下を誘いやっとＯＫをもらったけども翌日陛下は病院のベッドからこつぜんと姿を消すのであったーのですか？」
　これを読んで『〇〇ス〇〇』のラストを思い出したですのたい。
　で、一応考えてあったのは違うんですがまあどうせ書かないからそれでもいーや。ｍしゃんが書いてくださるならそれでＦＡってことにしましょう！

　さて明日くらいしか自由時間がないのでなんとかバレンタインもののネタを･･････と考えていて、いくらなんでもあに。の陰謀うっとり雪山遭難ちょこばななではまずかろうと思いまして、そうだッ放置していたクルタンネタにしよう。と思いました。とりあえずシルクはかせ（＝にょたいかクロロのペンネーム）の話の続きの予定です。明日書けるといいな。

　明日の予定←おばあちゃんの備忘録。
　スーツケースを出す。荷物作ってみる。足りないものリスト。
　ノートパソコン強化計画パート？　でXPダイヤルアップ虎の巻を見つけてすこしやってみる。
　髪を切りにいく。
　クルタンネタ書いてみる。
　仕事のメールをどっさり書く。ついでに電話もする。

　いやーん、けっこう忙しいじゃん･･････。　　


2004年02月06日(金) ■
メトロセクシュアル失格

　ジャンプのサイト→「次回予告Go!」から来週のセンターカラーが見れますよ〜！　というわけで風邪もぶっとぶ今日この頃（Hさんの絵日記で知りました、ありがとうです）。いや、ほんとうにけっこうよくなってきました。今日はわりと家で仕事もしたり、もちろん妄想したり。でも念のために早めに寝ます。

妄想１）ｍしゃんとのメール。下品ですご注意。ふせてみるかー。
「雪やまでちょこばななにされたおとと陛下は（注：話がふたつドッキングしてるよー）ひもじいあに。に食べ突く（誤字ママ）されてしまうのでしょうか･･････」
↓
「「おかえしだよ･･････」男はかすれた声で熱っぽくさやき、クラピカの眼前にそれをさらした。「さあ、飲んで･･････」」
↓　
「「ん･･････や･･････」弱々しい抵抗を封じ、男は幼い口中にそれを無理やり押し込んだ。「くっ」するとおととはそれを噛み砕きぺっとした」
↓
「「うふふ･･････ピカ、オレのを食べたいの？　いいよ、お食べ」みる間にあに。の股間には凶悪なまでに猛ったものが･･････」
↓
「や、いやだっ･･････」千切っても千切っても生えてくる凶悪なものに攻められながら、雪山の夜が明けるのだった･･････」　　　


　相当バカですが、これは風邪菌のせいではありましぇん。むしろもとに戻ったというかー。　

妄想２）
　昔考えていたあにおととプラトニックラヴを思い出す。もちろんぜんぜん似てない兄弟なのだよ！
　ぜんぜんマスコミなんかに露出してない高名な作家（そうです以前から作家ものとか好きなんだーよ）クロロ。しかしかれを見いだし売り出した小説誌で総力特集を組むことになり、カメラマンである主人公（うーん、レオリオ？）は編集長（ヒソカ･･････？)とともに山奥の館にやってくる。
　すぐ帰るはずがもちろん雪で閉じこめられるのだよ！
　その家にはごくわずかな使用人と、そして金髪の美しい少年が住んでいた。作家の弟だという少年はだが、こどものころの事故で下半身の自由がきかないという。兄を尊敬し慕う少年、しかしクラピカにつらくあたるクロロ。自分なりの思惑があってこの館にやってきたレオリオは、そんなふたりの葛藤に巻き込まれていく･･････。
　見どころ？　１）編集長が兄にそそのかされて美少年を××。
　　　　　　　２）主人公が少年を愛するようになる。××。
　　　　　　　３）最後は火事だ〜。
という、おまえふざけてんのかというこれでもかー！　のお耽美ものでござった･･････。あ、もちろんけっこうふざけて考えてました。

妄想３）metrosexual＝「知的で裕福、おしゃれな男性」
　今日の夕刊でパリ＆ミラノの2004年秋〜冬メンズコレクションを紹介していたのですがそのキイワードとして出ていたのがこれ。「お金も地位もあり、知的でおしゃれな男性を”メトロセクシュアル”と呼ぶのだそうだ。大都市（メトロポリス）の生活を満喫し、身繕いに気を配り、セクシーというより、もう少し上品で賢い感じ。昨年ごろから、アメリカで盛んに使われるようになった言葉だ」とのこと。

　で紹介されていたディオールのスーツ軍団なんかちょっと素敵。
　もちろんクロロン社長で妄想しました！　
　
「ねえ、Plutoから取材申し込みだってー、どうする？」
「え、Plutoなんで」
「”メトロセクシュアルな男たち”特集だって」
（そこでりょだん女子三名、社長室の扉をみやってちょっと吹き出す）
「一応ＯＫだしとく？　うちの社の広報活動には役立つし」
「そうだねー。まあ、二時間くらいの取材ならボロでないかも」
「クラピカに連絡して因果を含めといてもらえばいいわよ、ひとのうえに立つものとして会社の繁栄につながることならばきちんと務めるべきだって」
「･･････あ」
（沈黙。三名、顔を見合わせる）
「断っとくわ」
「そうだねー」
「それが上策だね」
「美しい誤解はいいけど、嘘はまずいわよね。メトロセクシュアルって言ったら、性的にストレートなことが大前提だったわよね」
　運命の恋人に出会う前ならとにかく（しかし当時はポリガミー疑惑があった来るものあんまり拒まずのバイセクシュアルだったと思うが）現在は
「生まれたときから男（というかこのひと）しか愛してませんがなにか？」みたいな生活をなんと三年も継続しているクロロだからね･･････。

　新聞にはストレートに限る！　って書いてなかったんだすよー。ネットで検索したらでてきたの。


　今日はほかにノートパソコンの準備その？、デヂカメとの接続をいたしました。しかしネットにつなぐとあいかわらずの超スロー･･････拡張RAMをもっと増強しないとダメか。


2004年02月05日(木) ■
昨日よりいいと思う

　体調ですが。ご心配くださったかたたち、ありがとうございました。今日もこれを書いたら寝ます。
　昨晩→今朝は何度も目覚めつつだけど12時間以上ベッドに入ってて、なんとか浮上して出勤。太く短くの仕事だったのですが、途中ときどき「げふっ」と散発的に咳をしていたら隣のひとが「それは花粉じゃないの？」と。ううーんうーん違うと思いたい･･････。

　帰宅時、清水玲子『輝夜姫』23巻、そして待望の森脇真末味『天使の顔写真』（早川文庫JA）を買う。森脇さんもっと描いてくれないかなあ、フラワーズはどうかしら･･････案外ネムキとかでは？　

　昨日よりよくなったと思う理由･･････妄想脳がまた甦ってきたこと。
　
１）ｓりさんの本みたいに、クロロが記憶喪失になって陛下のところにいるとか。で一心に陛下に愛をささげる話（つまりちょっと頭の弱い子クロロン）。
２）もしもあに。が一応禁断の愛情に悩んでいたら？　と考え（いや、悩むのがふつうなんですが）、追い詰められてふたりで雪山に･･････と妄想。そう、遭難の危機に瀕して抱き合うふたり、一粒のチョコレートを口移しに分け合うのだよ･･････！　←断っておきますがあに。の妄想です。
３）うえとはちょっとモードが違って、とにかく愛にひたはしるあに。おととさん監禁教育中バレンタインの訪れ。やる、ヤツならばきっとやる･･････！　ちょこば（以下略）。

　明日は小休止です。ゆっくり寝てすこしメールなんかもだしたい。それから旅行の荷物見直しとか。　


2004年02月04日(水) ■
顎がのう

　19巻を買いました。ほんとにレオリオだー！　ですがあの顎っぷり、前クールの悪役みたいな感じもするなりよ･･････。「見ないで描いてみよう」はなかったです。残念。

　風邪はいいんだか悪いんだか･･････。
　明日も絶対休めないので今日はもう寝ます。
　他に買ったのは重松清『世紀末の隣人』←一応読んだ。

　それから、「ふつうの恋人同士になれる世界を求めてクロロがどんどんパラレルワールドを遍歴していく、あるいは壊していく」というイメージがうかびました。でもふたりの出会いの遺伝子？　には、「仇」が絶対に組み込まれているの。そうでないと出会わない。いや、出会っても惹かれないのかも。
「出口なし」
って感じですね。　


2004年02月03日(火) ■
終わったー

　ちょっと風邪気味です。
　でもがんばってしまった。日曜日にｍしゃんに下準備を手伝っていただいた仕事を突貫工事で終わらせました！　よかったー。これもｍしゃんのおかげですありがとう！　と、秘蔵くろぞー写真をお送りしました。
　
　明日からは物理的に忙しいけど、家でまでやることはあんまりない仕事。
　これでだいぶ気分が楽になりました。あとは宿題的にしていたことをこの二、三日でやったら安心して旅行の準備に集中できるかな。ホテルは今日返事が来たので全部取れました。

　いやー今日は萌えネタを考える間もなく仕事してました。
　こんな日もあるということで〜。

　明日発売の19巻、どのくらい加筆されているかが楽しみ。
「見ないで描いてみよう」で陛下とか出てくればいいのになー。･･････まあ、そんなにうまくいかないと思いますが。　

　おお、19巻の表紙見た！　（ネットで）
　ほんとうに金魚とあのひとだ〜。


2004年02月02日(月) ■
19巻表紙は金魚と

　〇〇（字数は関係なし）だそうです。Web拍手で早売りを買ったかたが教えてくださいました！　おお、思わぬ効用だー。ありがとうございましたｖ

　さて今朝は雨が降ってて寒くて、どうしてもの仕事を早起きしてやりながらも心のなかではめらめらと
「さぼりたい･･････」。 ←いや、ほんとに風邪もようでした。明後日からはとにかく休めないから治すなら今日とかリクツをつけて。
　メール参加ではどうか、この会議。
　などと思案したのですがそういえばこの書類手渡さないと困るひとがいるじゃん。ということで考え直し、仮眠して出勤しました。その後は飲みに流れそうだったのでさっさと帰宅。

　夕食後ちょっと休んで更新。
　とうとうクロロＸクラピカ本の宣伝ページをアップしました〜誰よりもわたしが楽しみにしているのであります。それからリンクにこの日記では紹介したことのあるカジポンさんの芸パラ。ついでにオフラインページも更新しました。
　Welcomeの写真は昨日の仮眠（な、なんか寝てばっかりみたいですがわたしは睡眠を確保しないとダメなほうなのです）から目覚めてみたらちょうど掛け布団のめくれぐあいがよかったのでくろぞーの肉球です。Production Noteのほうは、一時期Jリーグの城が行っていたバリャドリードの中央広場の夜景です。

　それからレオクラ館、Chさんの二月のぷち小説とＴ川さんのクラピカさま絵で更新しました。

　ジャンプも買いました。
　来週は重大発表が！　と何度も書かれてる、やっぱり気になります。
「･･････なーんだ」
だったらかえっていいんだけどなー。

　今日は歩きながらバレンタインのことなどつらつら考えておりました。頭の弱い子クロロンの話を格上げするのもあまりにもアホではないでしょうか。
　ついでにヒソたんにエッチないぢめを受ける陛下についてなどもときおり脳を急襲するのでございます（ばれんたいんじゃないですが）。

　粕谷紀子『夫の遺産』、雪森冬湖『白い月の女神』（下）を買いました。


2004年02月01日(日) ■
ありがとうありがとう

　このごろカナちゃんとくろぞーが両方ベッドにもぐりこんでくるので、幸せではありますが猫固め、寝にくい。けっこう眠りも浅い気がします。風邪をひかないように気をつけないと！
　さて起床→朝御飯→簡単に掃除。それから入浴して一冊ロマンスもの読了して仮眠して、ｍしゃんと待ち合わせ。

　今日から横浜市営地下鉄が元町のはじっこまで延伸するというので、なんとパレードに遭遇。先頭は金色に塗ったクラウンのオープンカーに乗る市長･･････。
　そして移動してうちへ。
　今日はあそびではないのです、仕事を手伝っていただくのです！　内容にタッチするわけではないけどその下準備の単純作業があって、でも量が半端じゃないからひとりでするのもつまんないし疲れるしで、くろぞーのよだれでつって（？）おびき寄せてしまったのです。
　実際の作業は三時くらいに開始しましたが六時半まではそんなにおしゃべりもせず、黙々と。ひとやすみを経てあと一時間、うわーこきつかってしまいました。でもおかげでずいぶん進みました、ありがとうｍしゃん！

　そしてくろぞーはもちろんとっても幸せでした。だってｍしゃんが飽かずうりうりぐりぐりしてくださるからです。作業中も床に投げだしたｍしゃんの脚によっかかって寝ておりました。というわけで写真はｍしゃんが撮った「奥にカナさんもいらっしゃいます」。
　手前にのさばっている巨大な黒い物体がくろぞーです。･･････いうまでもないか。

　今日はあにおととーとかの話をする暇もそんなになかった〜、ちょっとだけレオクラ話した〜、あと旅行のこととか。

　さすがに疲れました。入浴して早く寝て明日やろう、いろいろ。
　ｍしゃんのお疲れはいかばかりか･･････！　ありがとうございました。