f_の日記
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 あるさ

君といたことを
誇りに思う

君が隣にいることを
今でも不思議に思う

そんなことがある人生に
どうしようもなく頬を歪めて

それはそんなことが
どうしようもなく嘘臭いから

それはそんなことが
偽りに誇り高いから

恋でも愛でもなくて
レスペクトして

それを受け入れる不思議な僕たちがいて

それを守ることが出来れば
偽りでも

それが青臭くても
潔くいて

2007年04月27日(金)



 影法師

桜が散り
風の薫りに懐かしむ

けれど同じ春など一度としてなくて

どんなに愛おしくても
どんなに満ち足りていても

散りゆく春が
決められているから

それを誤魔化さずに
どうか今をうたおう

やわらかな日差しが
どんなに覆い隠しても

同じでいられることなど
けしてないのだから

少しまどろんだら
忘れてしまわないように

錆びついてきたたましいに
静かに今日を刻もう

次に降る雪に
次に吹く風に

こころがたすけを
請う前に

2007年04月25日(水)



 

春の風
不意に運んだ花吹雪
桃色に舞う

機微と酒精と

2007年04月17日(火)



 美しさ

イノチをつなぐということが
どれほどのことだったのだろう

時の中に埋もれていった
絆と悲鳴とタマシイと

消された時間も
証明も

命をつなぐということが

どれほど痛みを糧として
どれほど悼みをたすけてきたのか

2007年04月15日(日)
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