f_の日記
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 嗚呼、

車から一瞬見えた
どこかの家の庭の
花火の光

人生とは甘美なもの
それはとても苦しみの連続だけれど
この世はとても美しい


・・・それを証明するなんて
僕には出来そうもないのだけれど・・・

2003年06月29日(日)



 

絶え間なき時の車輪さへ
忘れ去りゆく何かさへ

今を消すことは
出来ないくせにさ

2003年06月20日(金)



 

世の儚さも切なさも
真夜中けむる雨の中
洗い諭され明日がくる

2003年06月17日(火)



 

ガスにまみれた石の森

人知れず散る石楠花の

夕日に染まる

ベランダの陰

2003年06月16日(月)



 

夏草の

男気薫る

高き空

2003年06月15日(日)
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