独白「文字式」

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2005年05月29日(日) 短歌日記(アツいぜ5月)

 5月もすっかり終わってしまいそうである。どうでもいいが、5月は振られ月であった。
 そんなことにも負けず、5月最後の土日はアグレッシブにお出掛けをしていたのである。土曜日は横浜の朝日カルチャーセンターで開催の「短歌ワークショップ(講師 穂村弘さん)を聴きに行った。
 穂村弘さん・・・。「わし、けっこうこの人の本読んでるぞ、そんな人の生声スゲー」という結構ミーハーな理由で、横浜まで遠征(2時間かかる)したのだが、なかなか面白い講座であった。講座の詳細については述べないが、うすうすアツい世界だなあ、と思っていた短歌のアツさをを裏打ちするのはラディカルさなんだ、ということが実感できて良かった。
 日曜は千葉マリンスタジアムまでロッテ戦を見に行った。ロッテの応援はとてもアツい。今、ロッテの背番号26番はファンのための背番号、という位置づけになっているのだが、一回裏、ロッテの最初の攻撃の際、外野スタンド全員が協力して、「26番」の背番号がでかでかと記載されている垂れ幕をロッテ側の外野スタンド一面に広げるのである。感動的だったよ。写真とっておけばよかったな。
 爽やかな日差しの中、ビールを飲みつつ野球観戦。はまりそうである。やっていることは試合の進捗状況の文句だったりするのだが。

短歌も追記
・だんごのタクトでお送りする『マンドリンのための組曲「別離」』
(05.05.29 里都 潤弥記)


2005年05月15日(日) 短歌日記(寂しいサイクリング)

 さっぱりしない日々が、まあまあ続いております。今日は、外食して、服買って、自転車買って、床屋に行って、外食して、と散財しまくり。てなわけで、今日の日記はノーマルバージョン。
 実はこの数週間、自転車なしで過ごしていたのだが、その結果。確実に行動範囲が狭まる、とともに、気持ちもものすごく閉じこもっていった。タイヤが完全にイカれてしまってたため、交換にかかる数千円をケチったのだが失敗であった。
 で、いっそのこと自転車も替えてしまえ、と思い立ったのである。購入したのは、なんと、「タイヤのパンクしない自転車」。なんでパンクしないのかが良くわからないが、よしとした。その上、ライトも暗くなったら勝手に付くのである。これもなんでだかなんだかわからないのだが、やっぱりよしとした。
 いろんなことをあいまいにしつつ、いよいよ初乗車。羽のように軽やかに走り回る自分をイメージしていたのだが、思わず、「よっこらしょ」と声を出してしまった。寂しい。新自転車のその乗り心地たるや、微妙に違和感があったのも寂しい。タイヤの構造が違うせいなんだろうなあ。
 まあ、いろんな寂しさを抱えて生きていこうと決めた、自転車購入なのであった。

短歌です
・自転車のライトのような寂しさで蟻は陳列されていました
(05.05.15記 里都 潤弥)


2005年05月08日(日) GWの思い出

 すっかりゴールデンウィークが終わってしまった。黄金週間を締めくくる今日の晩餐は、かまぼことチキンラーメン(生)、ビール・・・。
 てなことはさておき、休日の思い出話でも。前半戦は母方の実家へ。山あいの村で、なかなか緑がきれい。タクシーで実家へ向かったのだが、山一つトンネルで越えると携帯がつながらないのにはまいった。いかに携帯に依存していたかを実感した瞬間。それにしても、ゆったり、のんびりとした空間で数日をすごせてよかったなあ。4月のくたくたが少し解消されたか。結構、考え事もはかどった。
 後半戦の5月7日はトリプの朗読会。あおばさん、岡部淳太郎さん、西岡健太郎さん、トリプメンバー(春野さん、汐見さん)と6人で詩を読みあった。会場は大倉山記念館の会議室。歴史的な建築物の中の、クラシカルな洋間に差し込む5月のやわらかな日差しを浴びての朗読会であった。ゴージャスだよ、ゴージャス。すげえでかい絵も飾ってあったし。
 まず、最初はそれぞれ読みたい詩を持ち時間10分で読みあった。(あおばさんに「短歌学習帳」、西岡さんに「夜中、スーパーにて」を読んでもらって嬉しい私。)ひととおり皆が読みあってからは、読み足りない人が追加で朗読。その場で他の人の詩をお借りして読んだり(私はあおばさんと汐見さんの詩を読んだ)、と気楽に楽しんだ。
 トリプの朗読会はこれで2回目なのだが、これからもお気楽朗読会を続けていきたいと思うので、良かったらぜひお越しいただけると幸い。


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