ぐっどくりふ旅行会社-Good Cliff Tours-
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2003年07月28日(月) 広告に騙されてはいけません。

 散々書いた「キェシロフスキ・コレクション」、上映していた映画館では
映画を1本観るとカードに1個スタンプを押してくれて、それが7個たまると
1本無料で観られるというサービスをしています。10作品観た社長は、
以前観に行った分と合わせて、2本無料で観られるだけスタンプがたまって
しまいましたw。

 というわけで副業がお休みだった今日、その特典を使い、先日公開された
ばかりの「トークトゥハー」を観てきたわけなのですが…題名の通りです。
アカデミー脚本賞を取っただけあって(というより取ったから?)前評判も
高く、各誌映画評も最高。加えてあの「おすぎです!!100年分の涙を云々」
のCMもあって、社長も期待して観に行きました。あぁ思えばこの期待が
まずかった。『期待していたものとは全く違う』、その違和感が最後まで
ぬぐいきれず、面白いとは思えませんでした。

 バレリーナと女闘牛士の、二人の女性が昏睡状態に陥る。その二人を
見つめる二人の男性…。予告編を観た方、普通はこの女性二人を軸に
話が進むと思うでしょ?いや実際そうなんですけど、それほど中心には
ならないんですわ、これが。(少なくとも社長はこう感じました)
 じゃあ、なぜあれだけ宣伝で「昏睡に陥った二人の女性」をアピールした
のか?あくまで社長の推測ですが、そのほうがセンセーショナルだから
です。この映画の宣伝コピーは「深い眠りの底でも、女は女であり続ける」
なのですが、はっきり言いましょう。このコピーは本編と何の関係も
ありませんw。これほど間違った宣伝広告も珍しいと思います。まぁ先入観を
持たずに観ていたとしても、社長が心底楽しめたとは思えないのですがね。

 これだけではあまりに酷い言いようなので、ちょっとフォロー。本編自体
は大して良いとは思えませんが、途中に挿入されたサイレント映画、
カエターノ・ヴェローソが歌う「ククルクク・パロマ」、ピナ・バウシュの
舞台など、見所はあります。…って、フォローになってないかもw。
 正直言って無料で観られてヨカッタ。

【第16日目(金曜日)ロンドン その1】

 朝7時起床。私が一番早起きだ。ごそごそやっていると、昨日最後に入って
きたおばさんを起こしてしまった。「Sorry」と謝ると「It's OK!!」と
返ってきた。ありがたい。朝食へ。今日はフルで食べる。出ているものを
全種類お皿に盛ってもらった。フライドトーストも食べた。揚げパンで
ある。うまい。
 しっかり食べて部屋に戻ると、みんな起きていた。おばさんと明るい
女の子がおしゃべりしている。おぉネイティブだー。おばさんはハンダゴテ
みたいなやつで髪をカールさせながらおしゃべり。出かけるときに
「Have a nice day!!」と声をかけたら「Thank you!!」と明るく返って
きた。いい国だ、イギリスはw。朝食のときもそうだけど、とにかく挨拶の
国だという気がする。ハイ!!サンキュー!!グッドモーニング!!やたらに
挨拶されるし、する。気持ちがいい。

 今日はジェーン・オースティン博物館がある街まで小旅行だ。まずは
ユーストン駅からウォータールー駅まで地下鉄で移動。すごいラッシュで
最初に来た電車には乗れなかった。次ので向かう。
 ウォータールー駅で、まずはサウスイーストパスをバリデート*1。窓口の
おじさんが、パスの有効期限を書き込むのに指折り数えていたのが
かわいらしかった。出発時刻までしばらくある。郵便局を探すが無さそう
なので、その辺をぶらぶら。売店がたくさんあるので駅は楽しい。
 駅によって出発・到着案内の表示が違うらしいが、ウォータールーは
出発時刻順に、列車の案内(発車時刻、行き先、停まる駅)が表示される
のでわかりやすい。出発10分ほど前にプラットホームへ。改札はないが
係りの人がいて切符をチェックする。これが改札かw。
 列車へ。最初の車両に「1」(1等車)の表示があったので、ずんずん奥へ
行ってみるが「2」の車両が無い。あれ?っと思ってよく見ると、ひとつの
車両の一部が1等車になっているのだった。適当な車両に乗り込む。
(「1」と表示されているあたりは、ちょっと他と席の感じが違った)
お客さんは少ない。大丈夫か、イギリス国鉄。

*1:決められた範囲・期間で列車が乗り放題のパスの一種。バリデートとは
  有効期限を書き込んでもらい、そのパスを使えるようにする手続き。

続く。


2003年07月24日(木) 指定席。

 この7月の中心行事であった「キェシロフスキ・コレクション」が終了
いたしました。社長は無事、全10作品を観ることができました。1日に4本
などという無茶もしましたが、とにかく充実した日々でした。何と秋には、
今回のコレクションで上映された作品がDVDで発売されるとのこと。
うーん、冬のボーナスの行き先があっさり決まってしまった感がありますw
(全部は買いませんけどね)

 都合5回、映画館に行きましたが、毎回同じ席で見ました。ちなみに社長、
座席指定のチケットで無い限り、どの映画館に行っても同じような席に
座ります。前のほう(小さい映画館では前から2列目くらい)で、真ん中より
やや左。ちょうど自分の視界いっぱいにスクリーンが入る位置です。
以前の社長は、できるだけ後ろの席に座るようにしていました。しかし
もう10年近く前でしょうか、中学時代の友人と久しぶりに会ったとき、
「私は視界一杯にスクリーンが入るようにしている」という話を聞き、
なるほどなぁと思ってからは、ずっとこの席です。椅子にぐっと体重を
かけて、背もたれの一番上にどんと頭を乗っけて観ます。慣れると
観やすく、何と言うか映画をフルに楽しめる席です。

 で、5回目に映画館に行ったときのことです。お昼からの上映で、
その日は3本観る予定の社長が、手におにぎりとお茶の包みを下げて
いそいそといつもの席に座ろうとするとですね、なんとその椅子の
背もたれにヘコミが、(たぶん)私の頭の痕がついていたのですわw。
他の椅子と少し違うのです。あー、ずいぶん通ったなぁとしみじみ
しました。私の指定席ができたようで、嬉しいような気分でした。それと
同時に「あぁ今日でコレクションも終わりか」という寂しい気分にも。
 映画は、それぞれとても良かったです。観客の入りがイマイチだったのが
ちょっと残念。折角、こんなにいい映画をやっていたのになぁ。
 
【第15日目(木曜日)ロンドン その3】

 大英博物館を出て、ユースに戻る。途中、本屋に寄り「高慢と偏見」の
本*1を探すが無かった。ユーストン駅に寄り、またスープを買う。今日は
スパイシーコーンチャウダー。スモールサイズにした。売店でウォーカーズ
のチップスとオレンジジュース、ノートも買う。そういえば、大英博物館の
入り口で焼き栗を買って食べたんだっけ。食べ過ぎかも。

 ユースの部屋に戻ると、部屋のドアに「受付まで来てください」と
私宛てのメモが。やっぱりw。チェックインしたときに、間違って隣の部屋の
鍵を渡してしまったとのこと。荷物をまとめて、部屋を移動する。
 今度の部屋はもちろん女性だけ。上のベッドに女の子がひとりいたが、
私がシャワーから戻ると、疲れていたのかもう眠っていた。洗濯を終え、
スープを食べて(パッケージを見たらSouper Douperって店だった)から
1階のロビーに降りる。日記を書きまとめる。ネットの端末を使って
友人にメールの返事を書く。書くのに夢中になっていたら、あちゃー
コインが足りなくなって接続が切れてしまった。もったいない。結局
4ポンドも費やしてしまう。

 ユースのあちらこちらにインフォメーションのポスターが貼ってある。
部屋に戻る途中で眺めていると、アイルランドのユースのInfoもあった。
どうしよう、アイルランドではB&B*2に泊まるつもりだったが、ユースにも
泊まろうか。このユースで予約することもできるらしい。予算的には
要検討だな。歯を磨いて部屋に戻ると、新顔さんが。明るい女の子だ。

*1:社長が大好きなジェーン・オースティン作の「高慢と偏見」を
  これまた社長が大好きなコリン・ファース主演でイギリスのTV局BBCが
  ドラマ化した際のメイキング本。ちなみに日本でも購入可能w
*2:ベッド&ブレックファースト。朝食つきの民宿みたいな宿。

 <本日の出費>

 ・大英博物館で紅茶  2ポンド
 ・クローク  1ポンド
 ・ガイドブック 2.50ポンド
 ・お昼  5.40ポンド
 ・葉書  1ポンド
 ・葉書と本 3.25ポンド
 ・焼き栗  1ポンド
 ・ノート・ジュース・チップス 3.10ポンド
 ・スープ(小)  1.55ポンド
 ・ネット接続  4ポンド

続く     


2003年07月13日(日) もしも…。

 もしも今とは違う、他の時代・他の国に生まれていたら、どんな人生を
おくっていたのだろうと考えることがあります。自分がキャメロン・
ディアスだったら、さぞかし人生楽しいんだろうなとか考えたりしますw。
 まぁそういうアホな妄想はいいとして、ドイツ好きの社長は、ついこの間
まで確かに存在していた、東ドイツをはじめとする共産圏に生まれていたら
いったいどんな人生をおくってだろうと考えることがあるのです。何事にも
アンチ体質の社長ですから、自由を求めて反体制側になっていただろうか。
それとも気の小さいところが出て、体制に流されていただろうか・・・なんて
ね。考えても仕方がないことですが、時々ふと思ってしまいます。
 昨日、待望のキェシロフスキ・コレクションに行ってきました。観たのは
彼の作品ではなく、彼を追ったドキュメンタリー「I'm so-so」。
観終わった後に、ふと「もし、キェシロフスキと同じ時代、同じポーランド
に生まれていたら、どんな人生をおくっていただろうか?」と考えてしまい
ました。答えはほとんど出ませんでしたが、ただひとつ想像できたのは
キェシロフスキに惚れていただろうなということですわw。

【第15日目(木曜日)ロンドン その2】

 10時開館。クロークに荷物を預けてレッツゴー。ところどころ閉まって
いる部屋もある。ルーブルとは違って、1日のうち何時間か閉めるようだ。
後で行ったら開いていたり、さっき見たところが閉まっていたり。
 途中、中庭?にあるカフェテリアでサンドイッチ、スコーン、紅茶の
昼食。美味い。さすがにお茶は美味しい。そしてさすがに疲れた。ここも
学生がたくさん来ている。スケッチしている人も多い。入館料は無料だが
その分、館内での食事やグッズに上乗せさせられているという感じがする。
また館内でいくつか特別展をやっているが、そこの入場料が高い。
7ポンド!!アガサ・クリスティ(夫が考古学者だからかな)にひっかけた
展示をやっていたのだが、入場料が高いのであきらめる。
 閉まっていたところ以外は大体見終わった。外はいい天気のようだ。
彫刻棟が3時開館だというので、それまでReadingRoomでひと休み。葉書と
日記を書いてしまう。売店にも寄り、子供向けのエジプト本をお土産に
買う。あと青いヒポポン(カバ)の葉書も買った。
 今まで見た中では、アッシリアの「王のライオン狩り」のレリーフが
一番良かったかな。さて3時、閉まっていたところを見に行こう。まだ
ところどころ閉まっていたが、ローマの彫刻を見る。円盤を投げる男の
彫刻。修理の際に頭の部分を付け間違えてしまい、元々とは違う方向を
向いているそうだ。ありゃー。
 3時半頃、大英博物館を出る。入り口でオリエント急行の車両が展示
されていた。すごい、せまいが豪華だった。

続く。


2003年07月06日(日) その存在の意味を。

 本の整理をしています。札幌に社屋移転をした際にもかなりの数を処分
したのですが、処分しきれずに持ってきたものがありました。それらを
ちょこちょこ片付けています。できれば本は捨てたくない社長、少しずつ
古本屋に持ち込んでいます。
 今日は副業のほうが休みだったので、少し遠い古本屋まで行って
きました。以前訪れて、洋書も置いていて、品揃えもなかなか良いなと
思っていた店です。処分したい洋書があったので、安くてもいいから
引き取ってもらおうと、えっちらおっちら自転車で向かいました。
 で、結果ですが、1冊も引き取ってもらえませんでした。本の状態がどうの
ではなく「洋書は引き取らない」「古い本は引き取らない」というのです。
ハァ?洋書については、取り扱いをやめたいということかもしれません。
しかし「古い本」を引き取らないというのはどういう意味でしょう?
 新しい本なら、普通の本屋で買います。客としての社長が「古本屋」に
求めるものは「古い本」です。いわば中古品だから、新本より安いという
のも理由にありますが、常に新しい本、売れている本を置く普通の本屋には
ない物を求めて、私は古本屋に行くのです。こういう客は少ないんで
しょうかね?
 結局、持って行った本は某古本チェーン店で引き取ってもらいました。
誰かに買ってもらえるといいのですが。

【第15日目(木曜日)ロンドン その1】

 夜遅く、同室の人が帰ってきた。男の子らしいw。*1まぁ放っておこう。
どうせ私のほうが長く滞在するだろうし。朝7時に起床。洗濯物はよく
乾いていた。身支度して朝食へ。おぉ〜!!シリアルにジュース、ヨーグルト
チーズ、ハム、そしてホットミールたち!!目玉焼きにベーコン、ソーセージ
ビーンズ、ハッシュドポテト、トースト!!係りのおばさんが、好きなものを
お皿に盛ってくれる。きゃー、久しぶりの暖かい朝食。さすがイギリスだ。
しっかり食べる。コーヒーを飲もうと見ると、自動販売機のような機械が
置いてある。50ペンスと書いてあったので小銭を探していると、
おじいさんが「朝食の時間は無料ですよ」と教えてくれた。ありがたい。
 
 再び部屋に戻り、歯磨き。同室の子達(やはり男の子だった)も朝食に
出かけるようだ。どうしてこんな風になったのかわからんが、まっいいかと
平気な私。あっちのほうが嫌そうw。ロビーに下りて、本日の行程を再確認。
そして出発。
 まずはアメックスへ向かう。外はそんなに寒くない。ラッシュアワーで
たくさんの人が歩いている。ユーストン駅前の通りをまっすぐ進み、
アメックスの事務所へ。9時、開店と同時にトラベラーズチェックを両替。
50ポンド、もちろんノーコミッションだ(涙)

 そのまま歩いて大英博物館へ向かう。まだ開館時間ではないが、すでに
一部は見られるようだ。木曜日は夜8時30分まで開いているとのこと。
とりあえず、すぐ裏のロンドン大学セネトハウスの建物を眺めに行って、
裏口から入る。入ったところの小さなホールで、青森のねぶたの組み立てを
やっていた。凧なども一緒に展示するらしい。びっくりだ。製作過程を
展示しているのだ。日本人のおじさんとおばさんが作業している。このため
に来ているのだろう。ねぶたの前でちょっと休憩しつつ日記を書いていたら
博物館のお姉さんがパンフをくれた。ねぶたを作っているところを見るのは
初めてだ。まさかロンドンで見るとはw。
 そうそう、入り口の募金箱に昨日整理したフランスフランの小銭を
入れた。「できれば3ポンド以上入れてくれ」と書いてある。もちろん
大英博物館の入場料は無料だが、こういう募金箱があちこちに置いてある。
後で足すかな。

*1:ユースの部屋は普通、男女別。

続く。


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