| 2003年05月23日(金) |
薔薇は赤、と思っていたけれど… |
はたしてそうかな、と思いはじめました。確かに赤い薔薇は綺麗だけれど、それは切り花としてのほうが際立つ気がするのです。庭に置くとどうも居心地が悪い。 プリンセス・ドゥ・モナコがあまりにも美しくて、赤よりも縁がピンクで中がクリームの方がとても映えるのです。だけど、切り花にすればどうでしょう、とても静かな風情にはなるでしょうけれど、赤ほどの存在感はないでしょう。もっと極端なのは白い薔薇。これは切り花にするより外で光を浴びている方がずっと美しい。
さらにいうと大輪であればいい、というわけではないと言う事。ミニバラのよさがわかってきたんです。大輪は肥料も食うし、虫にも病気も脆いのです。発想が西洋的というか「20世紀的」。燃費の悪い大排気量の車のように見えてきました。 今日、フロリバンダ種のオクタヴィア・ヒルが咲いたんですが、この種は中輪で病気に強いのです。これぐらいの大きさの方がなんだか落ち着くんですよ。
なんだろう、この心境の変化。薔薇という植物の全体像がじんわりと見えてきたのかもしれません。 オクタヴィア・ヒルは「モナコ」と絡むように植えているので後ろにクリームのモナコ、前面に「オクタヴィア」のピンクが咲きます。「オクタヴィア」は花の数が多いのでこれから楽しみです。
朝の光の中でゆっくりと開いてくる薔薇。ほんとに美しいです。 鈴木省三さんが創った薔薇たちも、たぶん写真で見るよりも植えたほうが美しいと思います。鈴木さんの感性、「日本の薔薇」にいよいよ踏み出していこうと思います。とてもリリカルなんですよ。
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