梅雨の走りだそうだ。これを名詞にすると「はしりづゆ」という。 おかげで風が強くて、バラの茎が折れそうに揺れてる。
「バラ」とかいたり「薔薇」とかいたり。京都のある短歌結社では、植物の表記は全てカタカナ、という規則がある。普通に暮らしていてもまずお目にかからない、読めない字があるからだろうか。漢字にしてしまうと植物がイメージできなくなるからだろうか。字面よりも音、という意味だろうか。
「桜」という漢字はほとんど知られているけれど「躑躅」という漢字はあまり知られていない。「見た目」が「蝋燭」(ろうそく)みたいだ。「髑髏」(どくろ)にも似ている。こんな漢字は実際の「ツツジ」の花のイメージからはかけ離れた字面に思える。
去年、ぼくはカツラの木に夢中になった。あの小さな緑の心臓のような葉を透かした陽光があまりに気持ちよかったから。で、御所の東側の梨木神社に「愛の木」としてある古木が終着点になった気がする。
今年は桐(きり)の木を見に行きたいと思っている。 ほんとは今行かないと、とあせっている。場所は上賀茂神社。ちょうど花が咲いているはずなのだ。薄い紫の房になっている花。 桐の木はとても高くなる。上賀茂神社のその木も確か20mを超える巨木だったと思う。20mというと凄いですよ。
杉やヒノキのようなスマートな木肌ではなかったと思う。桐の製品は軽くて白いんだけど、まったく逆のイメージの木だったような記憶が…。
長い木といえば、厳島神社の鳥居の木。あれは1本のクスノキなんですね。あれも30mちかくあるのでは。しかも2本。あんな立派な木はたぶん中国四国地方にはないでしょう。日本中探してもないでしょうね。 だけど海水に浸かっている木だからいつか替えないと。木を接ぐのかな。そもそも原生林を潰したからダメなんだ。といって四万十川の奥あたりにはあるかも。山の中にそれがある、と想像するだけで凄いと思ってしまいます。
それにしてもクスノキ。強いな。
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