犬を飼っている人の中には、自分のつれている犬の種類に惚れこんですっぽりはまってしまう方が結構いらっしゃいます。「XXこそ最高」というわけです。 他の犬種を排除したり、邪険に扱う人は論外として、どの犬も良いけれど、この犬種が一番だと思っている人たちです。
それこそ犬の種類ほどおられると思いますが、ぼくの見てきた中では、レトリバーがいちばん多いです。そして、それと同じぐらいなのが柴犬です。 確かに柴犬は可愛いです。小さい頃はほんとに「いぬころ」という感じだし。 元気はつらつで、どんな大きな相手でも立ち向かっていくし、いつも胸を張ってる、とてもやんちゃなやつですね。
以前、この散歩主義に書いたことのあるウィルさんが用務員をしている高校の校長先生にして神父さんが、柴犬が大好きだという方なんです。 いつも一言、二言言葉を交わす程度なんですが、今朝の散歩ではもう少しお話ができました。
「私が日本に来ていちばんうれしかったことは柴犬に会えたこと」とおっしゃる。 犬が大好きなんですね。 「パリで柴犬が大人気だとか」 「そうです。最初はニューヨークでした」
治安の悪いニューヨークでは犬を飼う人が多いのですが、飼いやすく病気に強く勇敢な柴犬が増えています。ひるまない、というのも大きな理由ですが、あのサイズががいちばん飼いやすいというのは、どこでも一緒みたいですね。
「確か最初は秋田犬がブームになりましたよね」 「うん、アキタは大きいからね。…。」
修道院の柴犬はKIKIという名前。神父さん、ハワイの出身?とは聞いてませんがね。雰囲気はイタリアかフランスのかたのようです。 KIKIは6歳。元気いっぱいで、遠くからでもハナを見つけると、神父さんをぐいぐいと引っ張ってあいに来ます。
「あー、キキは貴方が好きですね―」 そのたびにこの会話。 「あのセンバナドはげんきですか?」といつも聞いてこられる。 最初は「ピレニアン・マウンテン・ドッグ」といってたけれど、いつあっても「センバナド」とおっしゃる。だからもういいんですけどね。 あ!そういえばそれは英語読みだな。
英語圏の方かもしれませんね。 近所の人の話だと、昔から柴犬一筋だとか。 筋金入りの柴犬主義者の神父さんなのでした。
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