我が家で「ムカシ」という歌が掃除や食事の前に、勢いをつけるために、よく流れるようになりました。 歌っている人は「都はるみ」。でだしは新内流しのようで、そこから一転ブギウギです。歌は「ムカシ」という名前の怪物と付き合うのをやめろ、という歌。そうしないと明日を捨ててしまうぞ、と。 作詞・作曲は阿久悠と宇崎竜童のコンビ。なるほどブギがきまってるわけですね。
ラジオで聴いた友人が「聴け!」と持ってきて、家のものが気に入ってかけてます。中高年への応援歌でしょう。たしかに友人達は応援されてますわ…。
気持ちいいぐらいのオーソドックスなブギにのせて、過去を振り返るなと歌うんですが、たとえばこんな歌詞。 ”あの日あなたは強かった” ”あの日あなたは偉かった” ”あの日あなたは華だった” あの日 あの日で うっとりさせ 駄目にする 気をつけなよ ムカシって奴だよ
「昔」を「ムカシ」という怪物に擬人化してるのが、みょうに生々しい。だけど、ぼくには全然、応援歌にはならへんね。何故かというとそんな「いいムカシ」なんて持ち合わせてないから。いつも、今がベスト。強くも偉くも華にもなったことない。そうだなぁ、今ならとにかく詩のことや動物や植物の事に思いをめぐらしていることでいっぱいだからなぁ。シアワセものです。ほんとに。明日を捨てるどころか明日こそ、だもの。
流行歌としてはおもしろい。カラオケでも歌う人多いだろうな。今年の1月発売。中高年のオンタイムの歌。テレビじゃないな。ラジオ・パチンコ・カラオケでかかる歌。またそんなところで歌を覚えるし。
中高年の人は歌詞にうるさい。そのぶん作詞家のかたも腕が奮えるのでは。 この人たちは、ロックもフォークもジャズも演歌も、知らず知らずのうちに浴びるほど聴いてきた世代だから。「うるさい」はずだわ。 で、応援歌…か。うーーーーーーん。あんまり考えないでおこう。
今だよ、今。ってことですね。
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