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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」

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2005年05月23日(月) 自宅でお仕事

朝、起きたら身体が異様に重い。
何だか腰のあたりが「ぼよ〜ん」としている。
熱はない。
腰のあたりを中心として、全身に倦怠感。
「う〜む」。
そういえば、先週、同僚が同じ症状を訴えて休んでいた。
うつされたか?

僕はサイボーグなので、痛みという感覚がない。
頭痛、腹痛、歯痛、腰痛、といった一般的な痛みを生まれてから一度も経験したことがない。
痛覚が切れてるのか?
外傷的な痛みは感じるし、ダルかったりもするのだけれど、内部的な痛覚は切れているらしい。
頭痛って何?胃が痛いって何?
加えて、睡眠薬を飲まなければ、眠くもならないし、疲れすらも感じない。
これは、さすがにヤバいので現在薬物治療中。
今日は、全身がダルい。
ダルさが全身に回っているので、今日は、急遽会社をお休みすることにした。

午前8時、今日はお休みします旨のメールを書き、僕のチームに本日の仕事の割り振りを指示。
睡眠薬を飲んで、もう一度寝る。
昼過ぎに起きて、メールを開くと、早速何件もメールが届いている。
返事を書いて、必要な処理を行なう。
で、また寝る。
夕方に起きてメールを開くと、メールが溜まっている。
返事を書いて、処理。
お腹が空いたので、夕食を買いに出かける。
帰ってくると、またメールが届いている。
また返事を書いて処理。
社内のシステムにアクセスし、いくつかの作業も行なう。
寝たり起きたりしつつも、いつもとあまり変わらない。
オフィスではなく、自宅にいるだけ。

僕は、どこでも会社のネットワークに接続できるような環境を構築している。
メールだけではなく、社内システムにも自宅からアクセスできる。
自宅はもちろん、移動中だろうが、海外からだろうが、どこでも仕事ができる。
自宅のPCは電源を入れっぱなしのものだけで3台。
常時オフィスに繋がっている。
メールが届けば、ペインが開き、メールの到着を告げる。

最近、一緒に仕事をしているチームの人たちは朝が早い。
朝6時頃からメールが飛び交う。
自宅から出勤前にメールを書いているのだろう。
僕は、朝7時起床なので、朝起きると既に何らかのメールが届いている。
起床してすぐにメールを確認して、いくつかの返事を書く。
シャワーを浴びたりして出勤の準備をしているうちに、またメールが来る。
朝8時くらいになると、出勤している人もちらほら出てくるので、メールがいくつも届き始める。
返事を書いていると、あっという間に9時頃になる。
メール書いているので、自宅から出られない。
あわわわわ、遅刻だ!
仕事をしているので、自宅から出られない、というワケのわからなさ。
電車のなかでもメールは打てるのだけれど、僕の出勤ルートは地下部分が大半だし、満員電車のなかで、立ったままメールを書くのは難しい。
自宅で、ひととおり仕事を済ませるので、僕の出社時間は遅くなる。

寝坊じゃないぞ。
自宅で一仕事終えてからの出社だ。
僕の出社時間は遅い、と思っている皆さん、それは誤解です。

仕事を終えて帰宅すると、まずはメールを確認。
何かあれば、その場で処理。
寝る直前にもメールを確認。
夜中に目が覚めたら、メールを確認。
どこにいようが、もはや仕事上、ほとんど関係なし。

毎日、満員電車に揺られて出勤する意味がないなあ、と思う。
もちろん仕事は、顔を直接合わせなくてはならないシーンがたくさんあるので、完全な在宅勤務に対して、僕は反対だ。
でも、朝、きちんと出勤したり、無意味に深夜までオフィスに残って仕事をしていても意味がないなあ、と思う。

と、いうことで僕は、最近は比較的早く帰宅することにしている。
早めに帰宅しても結局は、仕事をしているので、早く帰宅する意味はないのだけれど。
仕事のスタイルは、時間的にはフレキシブルになりつつあるのだけれど、どこまでも仕事は追いかけてくる。
携帯電話、メール、メッセンジャー。
逃げ場はない。

そのせいか、休暇中はメールを見ません、と宣言する人も増えてきた。
でも、僕はメールを見ないと却って不安になるタチなので、常時メールをチェックしている。
ゆったりと出社できるようになったり、早く帰宅できるようにはなったのだけれど、結局は、24時間体制で仕事をしている事には変わりない。
便利になったのかなあ、それとも逃げ道がなくなったのかなあ?どっちなんだろう。

仕事とプライベートをきちんと分けられるケジメをつけられる人がうらやましい。




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孤独に歩め 悪をなさず 求めるところは少なく 林の中の象のように

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