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2005年05月21日(土) 有事に備えた射撃訓練

注文しておいたガスガンが届いた。
「イングラムM11」というサブマシンガンである。
限定モデルだかなんだかで、専用のハードケース入りで、オプションもいくつかついている。
専用のハードケースには、オプションまで一緒に収納できる。
持ち歩け、ということか?

僕は、以前から「グロック26」という小さめのハンドガンを持っていた。
僕はガンマニアではないのだけれど、男の子として武器系のものに興味がないわけではない。
グロック26は、プラスティック製のちょっと小さめのガスガン。
映画にもよく登場する。
いろいろ妄想した結果、グロック26がハンドガンとしては、最も有効である、と思い自宅内でバシュバシュ撃って遊んでいた。
だが、ハンドガンだけでは心許ない。
戦闘に巻き込まれたら、サブマシンガンもないとヤバい。
と、いう事でオプションをつけまくったイングラムM11を入手。

僕は海外で何度か実銃を撃ったことがある。
44マグナムも撃った。
実銃を撃ってみると、オートマチックよりも、リボルバーの44マグナムのほうが、反動も大きいけれど、命中性能も高くて面白い。
でも、実戦を考えるとリボルバーよりもオートマチックのほうが有効だ。
オートマチックには弾詰まりのリスクはあるけれど、リボルバーの弾交換の不便さ、装弾数の少なさを考えると、オートマチックのほうが実用的である。
実用な場面が日本国内であるのか、という疑問はさておく。

僕は日本在住なので、実銃を保有することはできない。
海外だと、サブマシンガンでも簡単に買えたりするのだけれど、日本ではさすがに無理。
なので、プラスティックのBB弾のガスガンでガマンせざるを得ない。
まあ、BB弾でもむにゃむにゃなものを手に入れたり、ガスガンといってもむにゃむにゃすれば、むにゃむにゃなシロモノになったりするのだけれど、それはむにゃむにゃ。

僕はグロック26をリビングの手の届くところに置き、シューティングターゲットを10メートルくらい先の廊下の端に置いて、気が向いたときに、バシュッ、バシュッと撃っていた。
最近のガス式のハンドガンの威力は強い。
弾がプラスティック製のBB弾なので、殺傷力はないのだけれど、撃った際にきちんと反動もある。
音もブシュッ、ブシュッとする。
それなりに、銃を撃っているぞ、という感覚がある。
10メートル程度のターゲットであれば、ど真ん中に命中する。

実銃とトイガンの大きな違いは、撃ったときの反動である。
小さなオートマチックだと、たいした反動はないのだけれど、44マグナムなどは、片手では撃てない。
両手できちんと構えて撃たなくては、射撃時の反動で手許が狂う。
最近のトイガンは実銃まではいかないもものの、それなりの反動もあり、撃った際の爽快感がある。
気晴らしに、バシュッ、バシュッ。

僕の人生において、実際の戦闘に巻き込まれる可能性は限りなくゼロなのだけれど、妄想としては、訓練を積んで置かなくてはならない。
今の日本の情勢を考えると、いつ日本が戦争に巻き込まれるかわかったものじゃない。
ジャングルでの戦闘は想定しづらいけれど、都心のビルのなかでテロリストと戦闘に巻き込まれる可能性は否定できない。
サバイバルゲームのようにフィールドでの戦闘よりも、ビル内での戦闘に巻き込まれる可能性が高い。
僕の勤務するオフィスは都内でも有数のセキュリティーが厳しいエリアにある。
オフィスの周囲は警官だらけ。
夜になると、オフィス前の道路は閉鎖される。
オフィスの窓から見渡すと、ビルの屋上にまで警官が配備されている。
スナイパーか?
日本国としては、相当に警戒レベルを高くしているようだ。
僕もいつ戦闘に巻き込まれるかわかったものじゃない。

最近は、映画や小説以上の事件が、実際に起こる時代なので、何が起こるかわからない。
戦争が起きて、僕が徴兵されることは考えにくいけれど、テロリストがオフィスを占拠し、僕が人質にされるくらいの事態は、じゅうぶんに考えられる。
ヤバいからこその異常な警備体制だ。
そのときに備えて、銃器の扱いには慣れておかなくては。
映画でよくあるような、テロリストに向かって銃を向けた人質が、「銃には、安全装置があるんだよっ。そのままでは撃てない」などと言われるようなマヌケであってはならない。

僕としては、ハンドガンの射撃訓練は、日々、積んできていたのだけれど、サブマシンガンの使い方はよく分からない。
民間人である僕にサブマシンガンが与えられるということはない。
僕が人質になったとして、倒された敵、味方の銃をこっそり頂戴する、というシーンが現実的だろう。
そこで手に入れられる銃は特殊部隊用のサブマシンガンだろう。
特殊部隊に配備されている銃の取り扱いに慣れておかなくてはならんっ。
なにせ、特殊装備の警官に囲まれたオフィスで仕事をしているので、あながちただのも妄想とも言えない。

妄想としては、特殊部隊仕様のサブマシンガンなので、イングラムM11に、ワルサー製のフラッシュライトとレーザースコープを装着した。
フラッシュライトは、索敵する際の必須アイテム。
銃本体にリモコンをつけ、手で触れるだけで、フラッシュライトが点灯するようにした。
オフィスがテロリストに占拠されたら、ビルの電源はカットされるだろう。
暗闇になる。
フラッシュライトは必須。

そして、レーザースコープ。
映画では、目標にレーザーの赤いドットが当たるシーンがよく出てくるけれど、あれは、実戦向きではなく、現在では主流ではないらしい。
レーザーの赤いポイントが敵に当たると、敵に自分が狙われていることを察知されてしまう。
それに遠距離のドットは視認しづらい。
なので、実戦用のレーザースコープは、標的には映らないものが主流らしい。
最新型のワルサー製の実戦用のレーザースコープをイングラムM11に装着。
銃にとりつけられたスコープ内に赤、緑のレーザーポイントは映るが、標的には映らない。
赤いレーザーと緑のレーザーが標的を捉える。
実戦に近いレーザースコープを装備。
フル装備のサブマシンガンは、重い。

僕は、実戦用の装備を整えた。
レーザースコープとフラッシュライトを備えたイングラムM11サブマシンガン。
航空機に持ち込む際、X線で映らないプラスチック製のグロック26ハンドガン。
有事に備えて日々、射撃訓練。
弾はプラスチックのBB弾。
海外に行ったら、実銃で射撃訓練。

自宅内で、フルオートにして、イングラムM11サブマシンガンをぶっぱなす。
バラバラバラバラッ。
一瞬にして弾装内の弾を撃ち尽くす。
イングラムM11を撃ち尽くしたら、すかざす、グロック26を構える。
ビル内がテロリストが占拠した場合を想定(妄想)しつつ、バラララッ、バラララッ、バシュッ、バシュ。
俺はジャック・バウアーだっ。

「家で銃を撃ちまくってるんだよっ、楽しいよっ」
と、言ったら、女の子に思いっきり引かれた。
女の子のほうから、飲みに連れて行ってください、と誘われたのだけれど、僕はそこで銃について語りまくった。
その後、その女の子からの連絡は一切ない。




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