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2004年11月11日(木) ココセコムをバイクに隠す

ココセコムをバイクに取り付けることにした。
ココセコムとは、GPSと携帯電話サービスを活用した位置情報・現場急行サービスである。

バイクのひみつの場所にココセコムを隠す。
で、携帯電話でココセコムのサイトにアクセスする。
するとっ!
バイクの場所が携帯電話に地図表示されるのであるっ!
誤差が10メートルもないぞっ!
すんごい正確。

ココセコムは携帯電話よりも小さい。
こっそりと女の子のカバンの中にでも放り込んでおけばストーカー的に使う事もできる。
スパイグッズっぽくもある。

僕の自宅は比較的治安の良い場所なのだけれど、先日巡回に来た「お巡りさん」(「ポリ公」でも「お巡り」でもなくいかにも「お巡りさん」)が言うには、「この辺りでバイクの盗難が続発しているので気をつけてください」との事だった。
最近は輸入バイクの盗難が増えているらしい。
平成15年度の年間バイク盗難件数は約15万台。
バイクの登録台数は約300万台。
約5%の確率で盗まれる事になる。
恐ろしい確率である。
しかも、僕のような輸入大型バイク盗難はプロの窃盗団。
そこいらのアホが盗んでいくのではない。
キチンとした窃盗組織が役割分担をして犯罪を行っている。
相手はプロなので狙われたら最後、狙われた時点で確実にアウト。
最近のバイク用セキュリティーグッズは「盗難『防止』装置」ではなく「盗難『抑止』装置」という名称になっているほどである。
人が言うにはバイク盗難抑止の決定打は存在せず、いかに「盗難を面倒にさせるか」、しか対応策がないのが現状なのだそうだ。
最近では盗難バイクは、大型バイクが解禁になった台湾へと輸出される事が多いらしい。

先日、僕のバイクには「盗難ロックオン」とも言える「バイク買い取りチラシ」が輪ゴムで括り付けられていた。
このバイク買い取りチラシはさっさと取り外さないと、しばらく使用していないバイク、と見なされ、盗難ロックオンなのである。
幸い僕は早めにバイク買い取りチラシを発見したのだけれど、家を空けることも多いので「キケンがあぶない」。

僕のバイクには既にイモビライザー、傾斜センサー、振動センサーが備え付けられ、そのうえ極太の地球ロック(地面の固定物にワイヤーで繋ぐこと)。
盗難保険にも加入している。
盗めなくはないが、窃盗団にとっては相当面倒くさいバイクになっている。

でも僕のバイクは超レアモノ。
Ducati 998 Matrix。
日本国内に10台も存在しないと言われている。
なので、盗まれたら最後、買い換えは不可能なのである。
美術品を戸外に置いているようなものだ。
なので、異常とも言えるセキュリティーを施している。

バイクが盗まれるのはもちろん嫌だけど、無意味にバイクの位置確認を行う僕なのであった。

■ココセコム[位置情報・現場急行サービス]
http://www.855756.com/




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