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2003年07月18日(金) 崩れ落ちる本

僕の保有する音楽コンテンツのMP3化と、PC管理への切り替えが完了した。
LPレコード500枚、カセットテープ700本、MD150枚、CD500枚は既にクローゼットの中。
MP3化したのはCDだけなので、その他のLP、カセット、MDでしか持っていない曲はTSUTAYAで借りてきてMP3ファイルを作っている。
原盤は捨てるのには忍びないので、捨ててはいないが、たぶんもう聴く事はないだろう。

MP3ファイルは無線LAN接続されたNASとiPodに保存されている。
20GBほどのMP3ファイル。
僕の自宅は無線LAN化されているので、PC経由でどの部屋からでもMP3ファイルにアクセスできる。
僕のPCはサラウンド機能、サブウーハつきなので、音楽を聴くのにはPCでもじゅうぶん。
PCで音楽を管理するようになって、逆に音楽を良く聴くようになった。
僕はRealJulebocを使用しているが、CDをケースから取り出したり、しまったりする手間を考えると、ずっと便利である。

音楽の問題は解決されたが、次は本である。
僕の自宅は3部屋あるが、そのうちの一部屋は本だけで埋まっている。

数年前、本の数を数えてみた事がある。
その時点で約4,000冊あった。
雑誌は読んだら即、捨てているので書籍だけの冊数である。

本で埋まっている部屋の壁は全て本棚になっている。
壁一面の本棚でも入りきらないので、本棚の隙間に本を詰め込んでいた。
今となっては本棚だけでは本は収まりきらず、本棚の前に本がうず高く積み上げられ、本棚にすら近づけない。

数年前に4,000冊だったので、今は5,000冊程度はあるだろう。
僕が購入する本は毎月、書籍20冊、雑誌15冊程度。
雑誌は定期購読モノに加えて、勝手に出版社から送られてくるものも多いので、読みきれない。

その5,000冊の本を読み返す事があるのか?と問われると答えは決まっている。
98.7%程度の本は読み返す事はない。

場所を取るので本もPDFファイルで保存できれば良いのに、と思う。
紙の本のほうが読みやすいのは確かだが、保存しておくのには向かない。
ほとんどの本は、読み返さないのだから、データとして保存されているほうが便利だ。
あとで調べ物をするときにも、デジタルデータであれば検索も容易だ。

本もデジタル化することができれば便利なのにな、と思う。
CD−ROMつきの本とかで、紙の部分にかかれているものがそのままPDFファイルになっている、とか。
もしくは本を買えば、PDFファイルがダウンロードできるようになるとか。

最初に読むのは紙、保存して後で参照するときはPDF、という使い分けをしたい。
理想的には視認性高いペーパーディスプレイが開発され、全てデジタル化されることだけれど。

CDや本といったパッケージに思い入れがないわけではないけれど、現実的にはもはやパッケージなどなくても何の支障もない。
きっと、これからパッケージメディアは変化していくのだろう。
それにともなって、レコード会社やCD屋、出版社や本屋も業務形態が大きく変わっていくのだろう。




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