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2002年12月21日(土) アナーキー・イン・ジャパン

政府関係のコンサルティングをしている人と話す機会があった。
バーチャルリアリティーの研究施設を作っているんだそうだ。
せっかく施設を作ったものの、できてくる技術に実用性がなく、お金がかかり過ぎて困っているらしい。
もうね、アホかと、バカかと。
そんなもの民間に任せとけよ、政治主導でやるべきことじゃないでしょ。
e-Japanだって。
放っておいてください。
政府が黙っていても、需要があるものは進化するし、需要のないのものは淘汰されます。

僕は国家とかお役所といったモノが大嫌いである。
以前から日本の社会主義体制を批判しまくっているのだけれど、そもそもの元凶はお役所の存在。
日本株式会社とか言ってんじゃねー、と思う。
日本株式会社なんて不良債権、有利子負債満載のゾンビ企業。
税金を余計な事ばかりに使いやがって。
産業再生法を適用してやるから、経営責任をとって全員退陣せよ。

僕らの支払った税金は官僚のカネでも国会議員のカネでもない。
お前らは公僕だという意識がほんの少しでもあるのか、と問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
お前らは公僕なんだよ、サービス業。
僕らに奉仕しなきゃいけないんだよ。
税金をたくさん払っている僕の要望を満たせ。

地方の空港なんていらない。
羽田をさっさと拡張して国際空港化しろ。
家から近いしな。
ついでに24時間発着可能にしろ。

田舎の高速道路なんていらない。
環八の地下にさっさと高速道路を作れ。
第三京浜から首都高用賀、関越、中央道に一般道を経由せずに入れるようにしろ。
環八と休日の第三京浜の玉川出口の渋滞がウザいんだよ。

一時間に一本でいいから、営団地下鉄を24時間動かせ。
とうとう僕の会社でもタクシーの利用制限が始まったんだよ。
地下鉄が24時間動いてりゃ、深夜まで安心して飲める。
経済波及効果も大きいぞ。

土建国家に対してもいろいろ言いたい事はあるが、本当に言いたいことは「お前ら余計なことはするな」である。
小さな政府。
マーケットに対して時代遅れの行政には余計な介入をして欲しくない。
放っておいて欲しい。
市場原理に任せて欲しい。
バカ官僚やアホ議員に余計な事はして欲しくない。

日本が発展途上国だったときは、社会主義体制は有効に機能したんだろう。
でも、今となっては社会主義体制はガンでしかない。
ワケのわからない規制ばっかり作りやがって。
行政指導って何だよ。
市場介入って何だよ。

民間に、マーケットに全てを任せて欲しい。
日本の行政は肥大化しすぎている。
しかも今となってはマイナス面ばかりが目立つ。
市場原理から乖離した政策ばかり。
行政は民間やマーケットに全くついていけていない。

保護行政って何?
票田を守るための行政か?
政治献金を得るためのしくみか?

市場原理に全てを任せろ。
もちろん痛みは伴う。
大出血も避けられない。
もしかすると日本は破滅するかもしれない。
でも、じりじりとゆっくり生き腐れになるよりマシだ。
僕らの国は生き腐れ社会主義国家。
日本が資本主義国家になれる日は来るのだろうか。

セックス・ピストルズの「アナーキー・イン・ザ・UK」を思い出す。




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