99745..チェリー
ちょっと真面目な話?
2005年08月10日(水)
今日は、真面目な話?
訪問看護師さんと、いろいろなことを話していた。
在宅生活をされている、ある神経難病の患者さんが、入院を希望されているとのことで。
50代の方で、介護者は80代のお母さま。
日中はヘルパーも入っているが、時間数は多くなく、主な介護は母のみで、高齢でもあり、本人さんの体重が80キロの方で、介護も大変な状態らしい。
だけど、今日まで、在宅で頑張って来られたのだけど、本人の在宅生活の疲れと、母親の介護の疲れが、かなり見えはじめ、本人→「治療を受けて今の状態より回復したい」、家族→「介護にもかなり疲れたので休みたい」という思いとで、主治医に話すと、そういう目的では、急性期病院では入院適応にはならないので、受け入れてもらえる病院を、自ら探し、検査・治療目的で入院することになったそうだ。

訪問看護師さん的には、「入院すれば、帰って来なくなるんじゃないか…」と、不安を抱いているみたい。
本人さんの、入院することによる、環境の変化やストレス、病状の悪化を心配だったり、介護されてる方の、退院を受け入れられるか?という不安もあると…。

確かに、私達、在宅患者は、入院は、様々な問題を絡んで来る。
理想的なのは、今の病院に短期間でも、そのまま入院出来ればいいのだけど、急性期病院だからと、そうはいかない。
また、自分で病院に行けない重度な患者さんは、気軽にセカンドオピニオンにも行けない。
その目的での、入院でもあるというわけで、私は1つの方法ではないかな?と、思った。

在宅だからと、ずっと何がなんでも在宅生活を続けなければならないわけではなく、その時々に合わせ、生活状況はチョイスできればよいと思う。
もちろん、患者や家族の意思は、尊重されるべきだと思う。
私は今はあまり入院はしたくない。
在宅で、できる限りの治療をしてもらえればと思う。
だけど、状態や治療内容により、入院が必要になれば、だからって家でしかできる治療しかしない!ってわけではなく、入院を選ぶかもしれない。

患者や家族の気持ちは、その時々の状態や状況により、変化はするもので、『こうあるべき』という指標はないんだと思う。
だからじっくり話を聞いて、決して、一人の人間の人生観や看護観で見て欲しくはないし、患者と家族の意思に寄り添い、そっと見守りサポートして欲しいと思う。

人間は様々な考えや感じ方がある。
私も時々、自分と全く違った人生観を持った人と出会うと、いろいろ考えさせられたり、学んだり、教えられたりする。
同じように、在宅生活を選んでいても、生き方は様々なだもの。
画一したものは、ないんだよなぁ〜。

だけど、入院したら、心配そうな顔になる、訪問看護師さんの気持ちもわかるな…。
患者さんを、愛してるもんねo(^-^)o


明日は、とある番組について、書くよ♪

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