| 2012年08月08日(水) |
李承雨著「生の裏面」 |
「ある本で、この世での生は人間が脱け出そうとしてあがいている悪夢であるという比喩を用いている文章を読んだことがある。ジェイムズジョイスだったか。もしかして違っているかもしれない。」こんなふうにして、欧米の小説家の文章が引用されている。「文章は「私の言葉」の代弁である時だけ、本当の意味を持つ。その他の文章はゴミか案山子だ。ごみは使い道がなくなって捨てられたもので、案山子にはだれも話しかけない。生、すなわち悪夢、眼を開けて見る、だからよけいぞっとする。」生と真摯に向かい合っている作家。
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