日々の泡

2012年07月25日(水) 庄野潤三著「野菜讃歌」

短編集である。表題の一編をまず読む。(随筆というらしい)80代の作品であるから、このところ凝っている洒落た野菜料理とはかなり違い、昔から馴染んだ献立が列挙されている。ホウレンソウ、小松菜。チリメンジャコと合わせたものが特に好みだと書かれている。しかも妻に料理名を確認したりしている。自分では調理などをしたことのない世代であろう。ポパイにもちりめんじゃことをからませたものを一度食べさせたいなどと書いてあるのは精一杯のユーモアだろうか。老夫婦の昼食はトーストと温野菜の皿らしい。この温野菜には必ず玉葱がはいる。他にニンジンとグリンピース、玉蜀黍をスープで煮たもので、一年を通してトーストに添えられるとのことでこのあたりはおしゃれだ。白菜と薄揚げを似たのも美味しいとある。同感である。


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