日々の泡

1998年08月12日(水) 皆川博子 たまご猫

ミステリー小説
作者:現代 JAPAN
出版社・値段:

題名に惹かれてこの作家を初めて読んでみました。一見平凡な日常の背後に隠された人間の狂気や情念が浄瑠璃の世界を織り交ぜることにより表現されていて面白く読みました。 猫は可愛い反面、少々不気味で得体のしれない部分を持っていますが、人間の一番身近にいるだけに本当に不思議な存在で有るとも言えるように思います。そこが魅力ですが。 話は別ですが、浄瑠璃の山椒太夫が出てきましたが、ラストシーンの息子が親の刑に立ち会うだけでなく、そのクビを自ら鋸で挽くという残酷なシーンを久々に読みました。日本の物語でもっとも残虐な部類に入る話だと以前に思ったことを思い出したので書き添えます。1998/8/13


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